JP2009270470A - 多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム - Google Patents

多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】多段式ターボ過給システムにおいて、簡略な構成で低圧段または高圧段ターボ過給機のコンプレッササージをより確実に回避する。
【解決手段】吸気通路13を上流側から低圧段コンプレッサ11C、高圧段コンプレッサ12Cの順で吸気マニホルド101へと接続する。排気通路15を上流側である排気マニホルド102側から、高圧段タービン12T、低圧段タービン11Tの順で接続する。吸気通路13の低圧段コンプレッサ11Cと高圧段コンプレッサ12Cの間を、高圧段コンプレッサ12Cの下流側とバイパスし、吸気バイパスバルブ17を設ける。排気通路15の高圧段タービン12Tの上流側を高圧段タービン12Tと低圧段タービン11Tの間にバイパスし、高圧段排気バイパスバルブ23を設ける。高圧段コンプレッサ12Cのサージが予測されるとき、バルブ17、23を開き、コンプレッサ12Cのサージを回避する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のターボ過給機を直列に接続した多段式ターボ過給システムにおいて、コンプレッササージの発生を回避する制御システムに関する。
低圧段ターボ過給機と高圧段ターボ過給機とを直列に接続した2段式ターボ過給システムにおいて、高圧段ターボ過給機のタービンをバイパスするバイパス通路を設け、これに排気バイパスバルブを設けて、高圧段コンプレッサがサージ領域で運転されていると判断されたときに排気バイパスバルブを開くシステムが知られている(特許文献1)。
また、EGRシステムを備えた、2段式ターボ過給システムとしては、高圧段ターボ過給機のタービン上流側および下流側からEGR通路を高圧段ターボ過給機のコンプレッサ上流側に連通し、低中速回転域において過給効率を低下させることなく所定量のEGRガスを吸気側へ還流する構成が提案されている(特許文献2)。
特開2001−329849号公報 特開2007−100627号公報
しかし、上記何れの特許文献の構成においても、低圧段および高圧段ターボ過給機それぞれで発生するコンプレッササージを効果的に防止することはできない。
本発明は、多段式ターボ過給システムにおいて、簡略な構成で低圧段または高圧段ターボ過給機のコンプレッササージをより確実に回避することを目的としている。
本発明の多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システムは、内燃機関側から高圧段ターボ過給機、低圧段ターボ過給機が直列に接続された多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システムであって、高圧段ターボ過給機のコンプレッササージ、または低圧段ターボ過給機のコンプレッササージの少なくとも一方の発生を予測するサージ予測手段とを備え、サージ予測手段において、高圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測される場合には、高圧段ターボ過給機のコンプレッサをバイパスする吸気バイパス通路に設けられた吸気バイパスバルブまたは高圧段ターボ過給機のタービンをバイパスする高圧段排気バイパス通路に設けられた高圧段排気バイパスバルブを開き、低圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測される場合には、低圧段ターボ過給機のタービンをバイパスする低圧段排気バイパス通路に設けられた低圧段排気バイパスバルブを開くことを特徴としている。
サージ予測手段において高圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測され、吸気バイパスバルブまたは高圧段排気バイパスバルブの一方のバルブが開かれた後、更にサージ予測手段において高圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測される場合に、他方のバルブを更に開くことにより、より確実に高圧段ターボ過給機のコンプレッササージの発生を防止できる。
サージ予測手段において低圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測され、低圧段排気バイパスバルブが開かれた後、更にサージ予測手段において低圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測される場合に、高圧段ターボ過給機のコンプレッサの下流側の吸気通路と高圧段ターボ過給機のタービンの上流側の排気通路とを連絡するEGR通路に設けられたEGRバルブを開くことにより、より確実に低圧段ターボ過給機のコンプレッササージの発生を防止できる。
サージ予測手段における低圧段ターボ過給機のコンプレッササージの発生の予測は、吸気バイパスバルブおよび高圧段排気バイパスバルブが開かれた状態において行なわれる。すなわち、低圧段ターボ過給機が主に用いられて過給が行われるシングルターボモードにおいて、低圧段ターボ過給機のコンプレッササージの発生の予測が行われる。
サージ予測手段は、高圧段ターボ過給機および低圧段ターボ過給機それぞれのコンプレッサマップと、高圧段ターボ過給機のコンプレッサと低圧段ターボ過給機のコンプレッサとの間の吸気通路内のコンプレッサ間圧力とに基づいてサージの判定を行なう。
このとき、コンプレッサ間圧力は、高圧段ターボ過給機のコンプレッサ出口圧力、低圧段ターボ過給機のコンプレッサ入口圧力、高圧段ターボ過給機のタービン入口圧力、吸入空気量、および燃料噴射量に基づくモデル演算によって求められるとともに、高圧段ターボ過給機のコンプレッサ出口圧力は吸気マニホルドの圧力から算出され、低圧段ターボ過給機のコンプレッサ入口圧力が、大気圧から算出される。これにより簡略な構成でコンプレッサ間圧力を求め、運転状態を把握することができる。
以上のように、本発明によれば、多段式ターボ過給システムにおいて、簡略な構成で低圧段または高圧段ターボ過給機のコンプレッササージをより確実に回避することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるとともに、多段式ターボ過給システムの一例である2段式ターボ過給システムの構成を示すブロック図である。
ターボ過給システム10は、低圧段ターボ過給機11および高圧段ターボ過給機12を備える。エアクリーナ(図示せず)から導かれた吸気通路13は、低圧段ターボ過給機11の低圧段コンプレッサ11Cを介して、高圧段ターボ過給機12の高圧段コンプレッサ12Cへと接続され、インタークーラ14を介して内燃機関100の吸気マニホルド101へと接続される。また、排気通路15は、内燃機関100の排気マニホルド102から高圧段ターボ過給機12の高圧段タービン12Tを介して、低圧段ターボ過給機11の低圧段タービン11Tへと接続され、排気触媒(図示せず)等を介して外部へと連通される。
排気通路13において、低圧段コンプレッサ11Cと高圧段コンプレッサ12Cとの間と、高圧段コンプレッサ12Cとインタークーラ14との間は、吸気バイパス通路16によって連通される。また、吸気バイパス通路16には吸気バイパスバルブ17が設けられる。
吸気通路13において、インタークーラ14の下流側にはスロットル18が設けられ、スロットル18の下流側は、排気通路15の高圧段タービン12Tの上流側とEGR通路19により連通される。EGR通路19には、EGRバルブ20とEGRクーラ21とが設けられる。
排気通路15において、高圧段タービン12Tの上流側と下流側とは、高圧段排気バイパス通路22により連通され、高圧段排気バイパス通路22には高圧段排気バイパスバルブ23が設けられる。また、高圧段タービン12Tの下流側であって、低圧段タービン11Tの上流側の排気通路15は、低圧段タービン11Tの下流側の排気通路15と低圧段排気バイパス通路24によって連通される。低圧段排気バイパス通路24には低圧段排気バイパスバルブ25が設けられる。
なお、低圧段コンプレッサ11Cの上流側の吸気通路13には、エアロフローメータ26が設けられ、吸気マニホルド101、および排気マニホルド102と高圧段タービン12Tとの間には圧力センサ27、28がそれぞれ設けられる。各センサ26〜28からの信号はECU29に入力される。また、ECU29には、大気圧センサ30が内蔵されるとともに、ECU29は、スロットル18や上記各バルブの開閉、およびインジェクタ(図示せず)からの燃料噴射等の制御を行なう。
図1は、低圧段ターボ過給機11および高圧段ターボ過給機12がともに作動され、高圧段ターボ過給機12が主に過給を担っている場合(ツインターボモード)における各バルブの開閉状態を示すものである。このとき、図1に示されるように、吸気バイパスバルブ17、高圧段排気バイパスバルブ23、低圧段排気バイパスバルブ25はともに略閉じられている。
したがって、排気マニホルド102からの排気は、高圧段タービン12Tおよび低圧段タービン11Tを介して排出され、高圧段コンプレッサ12Cおよび低圧段コンプレッサ11Cはともに作動される。これにより、吸気は低圧段コンプレッサ11Cにおいて加圧された後、更に高圧段コンプレッサ12Cにおいて加圧されて吸気マニホルド101へと過給される。なお、EGRバルブ20は、運転状態に合わせてその開度が調整され、吸気側へと排気の環流が行われる。
図2は、図1の状態において、高圧段コンプレッサ12Cでのコンプレッササージが予測され、サージ回避制御による回避動作が行なわれたときの各バルブの状態を示すブロック図である。後述するサージ予測処理において、高圧段コンプレッサ12Cにおいてサージの発生が予測されると、吸気バイパスバルブ17が開かれる。これにより、高圧段コンプレッサ12Cの下流側の吸気が吸気バイパス通路16を通して高圧段コンプレッサ12Cの上流側へと還流される。これにより、高圧段コンプレッサ12Cの出口圧力P3が低下するとともに高圧段コンプレッサ12Cと低圧段コンプレッサ11Cとの間のコンプレッサ間圧力Pcが上昇し、高圧段コンプレッサ12Cの出口/入口圧力比(P3/Pc)が下がり、サージが回避される。
また、吸気バイパスバルブ17の開放によってもなおサージの発生が予測される場合には、高圧段排気バイパスバルブ23が開かれ、排気の一部が高圧段タービン12Tを迂回するため、高圧段タービン12Tの回転が低下する。これにより、高圧段コンプレッサ12Cの出力が低下し、サージの発生が更に回避される。
図3は、図2を参照して説明されたサージ回避制御処理のフローチャートである。この処理動作は、ツインターボモードにおいて、例えばECU29において所定の時間間隔毎に実行される。
ステップS100では、吸入空気量GAが減少したか否かが判定される。吸入空気量GAが減少していないと判定された場合には、このサージ回避制御処理は終了し、減少していると判定された場合にはステップS102において、後述するように現在の運転状態が算出される。
ステップS104では、後述するように算出された現在の運転状態および吸入空気量GAの減少率などからサージ発生の可能性が判定される。サージ発生の可能性がないと判定された場合には、このサージ回避制御処理は終了し、サージ発生の可能性があると判定された場合には、ステップS106において、吸気バイパスバルブ17が開かれる。
その後ステップS108において、再び現在の運転状態が算出されるとともに、ステップS110において、ステップS104と同様にサージ発生の可能性が判定される。サージ発生の可能性がない場合には、この処理は終了し、サージ発生の可能性がある場合には、ステップS112において高圧段排気バイパスバルブ23が開かれ、このサージ回避制御処理は終了する。
次に図4、図5を参照してステップS102、ステップS108における現在の運転状態の算出方法およびサージ発生の予測判定(サージ予測処理)について説明する。なお図4は、現在の運転状態が算出されるまでの流れを表すブロック図であり、図5は高圧段コンプレッサ12Cおよび低圧段コンプレッサ11Cのコンプレッサマップを表す。
本実施形態では、吸気マニホルド圧Pb、大気圧Pa、高圧段タービン入口圧力P4、吸入空気量GAが各センサにより検出される。吸気マニホルド圧Pb、大気圧Paからは、圧力損失等を考慮して、それぞれ高圧段コンプレッサ出口圧力P3および低圧段コンプレッサ入口圧力P1が算出される。次に算出された高圧段コンプレッサ出口圧力P3、低圧段コンプレッサ入口圧力P1、および検出された高圧段タービン入口圧力P4、吸入空気量GA、また設定された燃料噴射量に基づいてモデル演算が行なわれ、コンプレッサ間圧力Pcが算出される。これにより、高圧段コンプレッサ出口圧力P3、コンプレッサ間圧力Pc、および吸入空気量GAが求まるので、現在のコンプレッサマップ上での運転状態が算出される。
例えば、算出された現在の運転状態が図5のコンプレッサマップにおいて運転点S0にあるとき、吸入空気量GAの減少率から、運転状態がサージ領域内にある運転点S1へと移る可能性がある場合には、サージが発生すると判定され、上述のサージ回避制御処理が実行される。これにより、運転状態は例えば図5の運転点S2へと移り、サージの発生が回避される。なお、図5において曲線Sはサージ曲線である。
次に、図6〜図8を参照して、低圧段ターボ過給機を主に用いて過給を行なうシングルターボモードにおけるサージ回避制御について説明する。図6は、シングルターボモードにおける各バルブの状態を示すブロック図であり、図7は、サージ回避制御による回避動作が実行されたときの各バルブの状態を示すブロック図である。また、図8はシングルターボモードにおけるサージ回避制御処理のフローチャートである。
図6に示されるように、シングルターボモードにおいては、吸気バイパスバルブ17および高圧段排気バイパスバルブ23は略全開状態とされ、低圧段排気バイパスバルブ25は全閉状態とされる。したがって、吸気の略全ては高圧段コンプレッサ12Cをバイパスするとともに排気の略全ては高圧段タービン12Tをバイパスし、低圧段ターボ過給機11のみが主に作動する。なお、EGRバルブ20は、運転状態によってその開度が調整され吸気側へと排気が環流される。
サージ予測処理において、サージ発生の可能性があると判定されると、図7に示されるように、低圧段排気バイパスバルブ25が全開される。これにより、低圧段タービン11Tの上流側の排気の一部は、低圧段タービン11Tを迂回して下流側へとバイパスされ、低圧段タービン11Tの回転が低減される。これにより、低圧段コンプレッサ11Cのサージの発生が抑えられる。
また、低圧段排気バイパスバルブ25が全開されてもなお低圧段コンプレッサ11Cのサージ発生が予想される場合には、更にEGRバルブ20が全開される。すなわち、低圧段排気バイパスバルブ25が全開されると、高圧段タービン12Tの上流側圧力である高圧段タービン入口圧力P4が略低圧段タービン11Tの下流側圧力P6に等しくなるまで低下するので、吸気マニホルド圧Pbの方が高圧段タービン入口圧力P4よりも高くなり、EGR通路19を通して吸気が排気通路15側へとバイパスされる。これにより、吸気系の流量を確保(吸入空気量GAの低下を防止)し、運転状態がサージ領域へと移行するのを防止する。例えば、図5において、運転点S0からサージ領域の運転点S1への移行が予測されるときに、上記サージ回避制御動作を実行することにより運転点S1への移行が防止され、運転点S3へと運転状態は移行される。
図8は、図7を参照して説明されたサージ回避制御処理のフローチャートである。この処理動作は、シングルターボモードにおいて、例えばECU29において所定の時間間隔毎に実行される。
ステップS200では、吸入空気量GAが減少したか否かが判定される。吸入空気量GAが減少していないと判定された場合には、このサージ回避制御処理は終了し、減少していると判定された場合にはステップS202において、図3のステップS102と同様の方法により現在の運転状態が算出される。
ステップS204では、算出された現在の運転状態および吸入空気量GAの減少率などから図3のステップS104と同様の方法でサージ発生の可能性が判定される。サージ発生の可能性がないと判定された場合には、このサージ回避制御処理は終了し、サージ発生の可能性があると判定された場合には、ステップS206において、低圧段排気バイパスバルブ25が開かれる。
その後ステップS208において、再び現在の運転状態が算出されるとともに、ステップS210において、再度サージ発生の可能性が判定される。サージ発生の可能性がない場合には、この処理は終了し、サージ発生の可能性がある場合には、ステップS212においてEGRバルブ20が開かれ、このサージ回避制御処理は終了する。
以上のように、本実施形態によれば、従来の2段式ターボ過給システムの構成において各バルブの開閉を運転状態に合わせて制御することにより、高圧段ターボ過給機および/または低圧段ターボ過給機のコンプレッササージの発生を簡略な構成で回避することが可能となる。また、本実施形態ではツインターボモードでは、吸気バイパスバルブと高圧段排気バイパスバルブの開閉、シングルターボモードでは、低圧段排気バイパスバルブとEGRバルブの開閉と2段階でのサージ回避制御を行っているため、より確実にコンプレッササージの発生を防止できる。
また、本実施形態によれば、サージ回避動作後において、サージ回避のためにスロットルを開いておく必要がなくなるので、例えばDPF(Diesel Particulate Filter)、DPNR(Diesel Particulate-NOxReduction System)などの触媒を搭載した車両の場合、サージ回避動作後、スロットルにより吸入空気量を絞り、触媒保温性、床温性を確保することが可能となる。
なお、本実施形態では、吸気バイパスバルブ、高圧段排気バイパスバルブの順、および低圧段排気バイパスバルブ、EGRバルブの順でそれぞれバルブを開く動作が行われたが、それぞれ逆の順番でバルブを開いてサージ回避を行なうことも可能である。
本発明の一実施形態である2段式ターボ過給システムの構成を示すブロック図であり、ツインターボモードで作動中の状態を示す。 図1の状態においてサージの発生が予測され、サージ回避制御による回避動作が行われた状態を示す。 ツインターボモードにおけるサージ回避制御処理のフローチャートである。 現在の運転状態を求めるための手順を説明するブロック図である。 高圧段コンプレッサ、低圧段コンプレッサのコンプレッサマップである。 シングルターボモードで作動中の2段式ターボ過給システムの状態を示すブロック図である。 図6の状態においてサージの発生が予測され、サージ回避制御による回避動作が行われた状態を示す。 シングルターボモードにおけるサージ回避制御処理のフローチャートである。
符号の説明
10 2段式ターボ過給システム
11 低圧段ターボ過給機
12 高圧段ターボ過給機
11C 低圧段コンプレッサ
11T 低圧段タービン
12C 高圧段コンプレッサ
12T 高圧段タービン
13 吸気通路
15 排気通路
16 吸気バイパス通路
17 吸気バイパスバルブ
19 EGR通路
20 EGRバルブ
22 高圧段排気バイパス通路
23 高圧段排気バイパスバルブ
24 低圧段排気バイパス通路
25 低圧段排気バイパスバルブ
26 エアロフローメータ
27、28、30 圧力センサ
29 ECU

Claims (8)

  1. 内燃機関側から高圧段ターボ過給機、低圧段ターボ過給機が直列に接続された多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システムであって、
    前記高圧段ターボ過給機のコンプレッササージ、または前記低圧段ターボ過給機のコンプレッササージの少なくとも一方の発生を予測するサージ予測手段を備え、
    前記サージ予測手段において、前記高圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測される場合には、前記高圧段ターボ過給機のコンプレッサをバイパスする吸気バイパス通路に設けられた吸気バイパスバルブまたは高圧段ターボ過給機のタービンをバイパスする高圧段排気バイパス通路に設けられた高圧段排気バイパスバルブを開き、
    前記低圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測される場合には、前記低圧段ターボ過給機のタービンをバイパスする低圧段排気バイパス通路に設けられた低圧段排気バイパスバルブを開く
    ことを特徴とする多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム。
  2. 前記サージ予測手段において前記高圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測され、前記吸気バイパスバルブまたは前記高圧段排気バイパスバルブの一方のバルブが開かれた後、更に前記サージ予測手段において前記高圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測される場合に、更に他方のバルブを開くことを特徴とする請求項1に記載の多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム。
  3. 前記サージ予測手段において前記低圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測され、前記低圧段排気バイパスバルブが開かれた後、更に前記サージ予測手段において前記低圧段ターボ過給機のコンプレッササージが予測される場合に、前記高圧段ターボ過給機のコンプレッサの下流側の吸気通路と前記高圧段ターボ過給機のタービンの上流側の排気通路とを連絡するEGR通路に設けられたEGRバルブを開くことを特徴とする請求項1に記載の多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム。
  4. 前記吸気バイパスバルブおよび前記高圧段排気バイパスバルブが開かれた状態において、前記サージ予測手段における前記低圧段ターボ過給機のコンプレッササージの発生の予測が行なわれることを特徴とする請求項3に記載の多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム。
  5. 前記サージ予測手段が、前記高圧段ターボ過給機および前記低圧段ターボ過給機それぞれのコンプレッサマップと、前記高圧段ターボ過給機のコンプレッサと前記低圧段ターボ過給機のコンプレッサとの間の吸気通路内のコンプレッサ間圧力とに基づいてサージの判定を行なうことを特徴とする請求項1に記載の多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム。
  6. 前記コンプレッサ間圧力が、前記高圧段ターボ過給機のコンプレッサ出口圧力、前記低圧段ターボ過給機のコンプレッサ入口圧力、前記高圧段ターボ過給機のタービン入口圧力、吸入空気量、および燃料噴射量に基づくモデル演算によって求められることを特徴とする請求項5に記載の多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム。
  7. 前記高圧段ターボ過給機のコンプレッサ出口圧力が吸気マニホルドの圧力から算出されることを特徴とする請求項6に記載の多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム。
  8. 前記低圧段ターボ過給機のコンプレッサ入口圧力が、大気圧から算出されることを特徴とする請求項6に記載の多段式ターボ過給システムのサージ回避制御システム。
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