JP2015021443A - 内燃機関の配管装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パイプ材の一端にフランジ板が固定された配管装置において、パイプ材の倒れを阻止する補強部材をフランジ板にロウ付けすることを、割れや美感の悪化をもたらすことなく実現する。
【解決手段】ジョイント管(パイプ材)21の終端21aにフランジ板22が固定されており、フランジ板22はシリンダヘッド2の前面2aにボルトで固定されている。シリンダヘッド2の前面2aは少し後傾しており、ジョイント管21には上向きに押し曲げるようなプリテンションが掛かっている。ジョイント管21の終端部21bは門型の補強部材23で上から支持されており、補強部材23の脚部33,34に設けた重合片33a,34aは、フランジ板22に形成した段落ち状の凹所36にロウ付けされている。
【選択図】図4

Description

本願発明は、内燃機関において、例えばEGR装置の一部を構成するEGRガス導入管路のような配管装置に関するものである。
車両用内燃機関において、燃費向上等のために排気ガスを吸気系に還流させることは広く行われており、EGRガスが流れるEGRガス導入管路にEGRクーラを設けることも広く行われている。
EGRガス導入管路の始端は排気系部材に接続されて、EGRガス導入管路の終端はシリンダヘッドのような吸気側部材に接続されており、その配管構造として特許文献1では、EGRガス導入管路の始端を排気マニホールドの集合部に接続して、終端をシリンダヘッドに接続することが記載されており、特許文献2には、EGRガス導入管路の始端を触媒ケースの先窄まり状終端部に接続し、終端を排気マニホールドのフランジに固定することが開示されている。
特開平10−122061号公報 特開2004−278342号公報
さて、EGRガス導入管路には排気系部材の熱膨張による外力等の負荷等が作用するものであり、このため、例えばシリンダヘッドに固定されている終端部が一定方向に倒れる傾向を呈することがある。触媒ケース7等の排気管は高温になって大きく熱膨張することから、EGR導入管路も大きく引っ張られるため、EGR導入管路の下流部には大きな曲げ力が作用している。しかるに、特許文献1,2はこのような倒れに対する配慮は成されておらず、このため、EGRガス導入管路とフランジとの接合強度箇所に大きな応力が集中して、接合部又はその周辺部が破断するおそれもある。
この点については、EGRガス導入管路の倒れを阻止する補強部材をフランジにロウ付け又は溶接したらよいと云える。しかし、ロウ付け又は溶接するとフランジ板に反りが発生することがあるため、ボルトでフランジを例えばシリンダヘッドに締結すると、フランジ板がシリンダヘッドに密着しなくなったり、ボルト締結に伴う応力がロウ付け箇所又は溶接箇所に発生して、ロウ付け箇所や溶接箇所の縁部に割れが発生するおそれも懸念される。
また、ロウ付けは、一般に、ロウを所定箇所に配置してから加熱炉で溶融することで行われるが、フランジ板の僅かな傾き等により、ロウが接合箇所の外に流れ出て接合不良を発生させるおそれもある。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、フランジ板に補強部材を設けた配管装置において、ロウ付けや溶接に伴う不具合を防止せんとするものである。
本願発明の配管装置は、金属製のパイプ材とその一端に固定されたフランジ板、及び、前記パイプ材の倒れを抑制する補強部材とを有しており、前記フランジ板にはボルトで締結するための取り付け穴が空いている一方、前記補強部材は前記フランジ板にロウ付け又は溶接している構成において、前記フランジ板のうち前記補強部材が重なる部分を段落ちして薄肉化した凹所に形成し、前記凹所に補強部材をロウ付け又は溶接している。
凹所の形態は補強部材の形状や大きさによって規定される。従って、実施形態のように凹所がフランジ板の外周まで及んでいる場合もあるし、凹所がフランジ板の外周の内側に位置していて、凹所の内周がループ形状になっている場合もある。凹所の数は複数の場合もあるし、1か箇所だけの場合も有り得る。
本願発明では、補強部材はフランジ板のうち強度が部分的に弱くなっている薄肉の凹所にロウ付け又は溶接されているため、補強部材の接合部に反り等が発生していても、ボルトでフランジ板を相手部材に締結すると、凹所が変形することで反り等が吸収され、フランジ板を全体にわたって相手材に密着させることができる。従って、補強部材を設けたことに起因してフランジ板の密着性が低下することを防止できる。
また、上記のとおり、フランジ板の凹所に反りが発生しても、ボルトによるフランジ板の締結に伴って凹所が全体的に変形するため、変形に伴う応力がロウ付け箇所や溶接箇所に集中することはなくて、割れや剥離の発生を防止できる。
更に、ロウ付けに際しては、凹所の内周が壁又は堰の役割を果たすため、ロウが接合部の外側に流れる出ることを防止して不良品の発生を防止できると共に、肉盛されたロウは凹所の内部に収まっているため、見栄えもよい。
(A)は実施形態の正面図、(B)はステーを表示した状態での(A)のB−B視断面図である。 側面図である。 (A)は平面図、(B)は部分的な側面図、(C)は図2のIIIC-IIIC 視断面図である。 (A)は要部の正面図、(B)は要部の破断正面図、(C)と(B)のC−C視断面図、(D)は(B)の矢印Dの方向から見た補強部材の図、(E)は分離斜視図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は車両用内燃機関に適用している。以下の説明では方向を特定するため上下・左右・前後の文言を使用するが、上下は鉛直線の方向であり、前後はクランク軸及びシリンダボアに対して直交した方向であり、左右はクランク軸の長手方向である。前後・左右は、運転者を基準にした方向でもある。
(1).概要
本実施形態の内燃機関は、シリンダブロック1とその上面に固定されたシリンダヘッド2とを有する機関本体を備えており、機関本体は、クランク軸(図示せず)を左右長手の姿勢にした横向きで車両に搭載されている。本実施形態の内燃機関は3気筒であり、シリンダヘッド2の前面2aに、3つの排気ポート3が左右に並んで開口していると共に、排気ポート3に連通した排気マニホールド4が固定されている。敢えて述べる必要はないが、シリンダヘッド2の後面には、吸気ポートが開口していると共に吸気マニホールドが固定されている。
内燃機関は3気筒であるので、排気マニホールド4は3つの枝管5とこれらに連通した集合管6とを有している。集合管6は下向きに開口しており、これに触媒ケース7が溶接されている。また、排気マニホールド4は各枝管5の入口部に繋がったフランジ8を備えており、フランジ8がボルト(図示せず)でシリンダヘッド1に固定されている。図1に示す符号9は、ボルトが挿通される取り付け穴である。集合管6は図1において排気マニホールド4の左右中間位置から右側にずらして配置しているが、左側にずらしてもよいし、左右中間部に設けてもよい。
触媒ケース7は排気系の一部を構成するものであり、その内部には三元触媒が配置されている。また、触媒ケース7は、上端部を段付き状縮径部7aと成して下端部を下窄まりの下テーパ部7bと成した円筒形態であり、下テーパ部7bに下向きの継手管10を溶接し、継手管10の上下中途部に金属板製の支持ブラケット11を溶接で固定している。継手管10には排気管12が下方から接続されている。排気管12も排気系を構成している。排気マニホールド4の集合管6には、センサ取り付け座13を設けている。
支持ブラケット11は継手管10を横切る形態で水平に近い状態で広がっており、その一端(図1で左側の端)に、正面視では触媒ケース7と反対側に傾斜して側面視では後傾した立ち上がり部11aを曲げ形成している。立ち上がり部11aは、シリンダブロック1にボルトで固定されたステー14に固定されている。
従って、触媒ケース7は支持ブラケット11及びステー14を介してシリンダブロック1で支持されている。支持ブラケット11の固定手段としては、ステー14に前向き突設したスタッドボルト15にナット16をねじ込んでいるが、頭付きボルトとナットとを使用したり、ボルトをステー14にねじ込むなどしてもよい。
触媒ケース7は排気系部材の一例であり、この触媒ケース7における下テーパ部7bのうち支持ブラケット11の立ち上がり部11aと反対側の外周面に、EGRメインパイプ18を内蔵したEGRクーラ17が、L形パイプ19及びボス体20を介して接続されている。ボス体20とL形パイプ19とEGRメインパイプ18とは、いずれもEGRガス導入管路を構成している。
EGRメインパイプ18の上端には、シリンダヘッド2の方向に向いておおまかには前後方向に長いジョイント管21が接続されており、ジョイント管21は、フランジ板22を介してシリンダヘッド2の前面2aにボルト(図示せず)で固定されている。
ジョイント管21もEGRガス導入管路の一部であり、ジョイント管21がEGRガス導入管路の下流部を構成している。更に、ジョイント管21は、請求項に記載したパイプ材の一例である。フランジ板22は、EGRガス導入管路の終端の接合部を構成している。フランジ板22は上下方向に長い形態であり、上端部と下端部とがボルト(図示せず)でシリンダヘッド2に固定されている。
ジョイント管21のうちフランジ板22に固定された先端部は、フランジ板22にロウ付けされた補強部材23で上から押え保持されている。図示は省略するが、シリンダヘッド2の右端部にはジョイント管21に連通したEGR通路が形成されており、EGR通路に流入した排気ガスは、EGRバルブ(図示せず)を介して吸気系に還流する。
(2).EGR装置関連要素の全体構成
上記のとおり、EGRクーラ17及びEGRメインパイプ18は、図1の状態で触媒ケース7の右に位置しており、正面視では触媒ケース7と略平行で側面視では少し後傾した姿勢になっている。また、触媒ケース7に対する取り付け位置は、図3に示すように、触媒ケース7の軸心を通ってシリンダヘッド2の前面2aと平行な線Xよりも手前に位置している。すなわち、触媒ケース7の真横の部分よりも少し手前の位置に接合されている。
排気マニホールド4と触媒ケース7とは、インシュレータ(図示せず)で手前側から覆われるようになっている。そこで、排気マニホールド4の上端の2カ所と触媒ケース7の1カ所とEGRクーラ17の後面の2カ所とに、インシュレータを固定するための取り付け片25を溶接で固定している。インシュレータの右端は、触媒ケース7とEGRクーラ17との間の空間に向けて延びている。
EGRメインパイプ18はEGRクーラ17に内蔵されている。従って、形式的にはEGRメインパイプ18はEGRクーラ17の一部のような外観を呈している。図3(C)に示すように、EGRメインパイプ18は、横断面花びら状のフィン管18aを鞘管18bで覆った形態を成しており、鞘管18bとEGRクーラ17との間の空間に冷却水が通る。L形パイプ19とジョイント管21とは、鞘管18bの縮外径18b′に接続されている。
EGRクーラ17は水冷方式であり、そこで、例えば図1のとおり、EGRクーラ17には、冷却水導入管26と冷却水排出管27とが接続されている。本実施形態では、冷却水導入管26はEGRクーラ17の下端部背面に接続して、冷却水排出管27はEGRクーラ17の上端部前面に接続している。
冷却水導入管26及び冷却水排出管27の先端部には、軟質材製チューブ(ホース)28が外から嵌め込まれる。冷却水導入管26はその長さが長いので、先端側の上向き傾斜部26aに固定片29を溶接又はロウ付けで固定し、固定片29を支持ブラケット11の立ち上がり部11aにボルト30で固定している。図2に示すように、冷却水導入管26の付け根部は、EGRクーラ17に溶接で固定した吊支ブラケット31で下方から支持されている。
(3).シリンダヘッドに対する取り付け構造
次に、フランジ板22を使用した接合構造を、主として図4を参照して説明する。フランジ板22は概ね上下長手の形態であり、上端部と下端部とにボルトが嵌まる取り付け穴30が左右にずれた状態で空いており、上下中間部には、ジョイント管21の終端21aが嵌まる支持穴31が空いている。
図3(A)のとおり、ジョイント管21の上部は、大まかには平面視で排気マニホールド4に向けて凹のく字形に曲がっているが、ジョイント管21のうちフランジ板22に嵌まっている終端21aはシリンダヘッド3の前面2aと直交していることから、補強部材23の近傍に位置した終端部21bは、平面視で排気マニホールド4に向けて凸のく字形に曲がっている。図4(C)のとおり、ジョイント管21のうちフランジ板22に嵌まっている終端21aは拡径されており、フランジ板22にはロウ付けされている。
補強部材23はステンレス板のような金属板製であり、ジョイント管21の終端部21bにほぼ上から重なる当接部32と、当接部32に繋がった左右の脚部33,34とを有しており、門形を成している。正確には、当接部32はその左右中間部がジョイント管21に当たるように左右方向の広がりを持っており、その左右両端に脚部33,34が一体に繋がっている。
接合部32はジョイント管21の終端部21bに数十度の角度範囲で重なっており、従って、左右中間部はジョイント管21に向けて凹の状態の円弧になっている。また、接合部32の左右中間部は、平面視では手前に向けて突出した山形になっている。接合部32を山形に形成しているのは、終端部21bのなるべく手前を支えて上向きの倒れを阻止するためである。接合部32は、その全体がジョイント管21の終端部21bにロウ付けされている。接合部32には上下に貫通した小穴35を空いており、この小穴35の箇所でもロウ付けしている。
脚部33,34は、正面視では、接合部32から離れるに従って互いの間隔が拡がる逆ハ字形を成しており、このため、補強部材23は正面視で略W字形なっている。左右の脚部33,34は、上下の取り付け穴30の中心を結ぶ線35に対しては概ね左右対象に形状になっているが、EGRクーラ17の軸心と平行な線(ほぼ鉛直線)36に対しては、左側の脚部33との角度θ1が右側の脚部34との角度θ2より大きくなっている。θ2は0に近い角度になっている。いずれにしても、左右脚部33,34は単純な板状の形態であるので、上向きの曲がり上向きの曲がりも同じ割合で弾性変形及び塑性変形し得る。
左右脚部33,34の基端には、下側(ジョイント管21の先端21aの側)に延びる重合片33a,34aを設けており、重合片33a,34aがフランジ板22にロウ付けされている。この場合、フランジ板22に、重合片33a,34aが入り込む段落ちした凹所36を形成し、重合片33a,34aを凹所36の底面に重ねてロウ付けしている。このように構成すると、ロウ付けに際して、溶けたロウが重合片33a,34aの外側やフランジ板22の外側に流れ出ることを防止できる。
また、ロウ付け箇所に反りが発生しても、フランジ板22をボルトでシリンダヘッド2に締結すると、凹所36の部分を変形させることにより、フランジ板22の全体をシリンダヘッド2に密着させることができるが、凹所36の部分は全体的に変形するため、変形に伴う応力がロウ付けの箇所に集中することはない。このため、割れの発生を防止できる。
触媒ケース7は最も高温になるため熱膨張の量も大きく、このため、図2や図3(B)等に白抜き矢印F1で示すように、触媒ケース7の熱膨張によってEGRクーラ17が下向きに引っ張られる。そこで、例えば図3(B)に誇張して示すように、シリンダヘッド2の前面の2aのうちフランジ板22が固定されている部分2a′を僅かに前傾させている。
すると、ジョイント管21は下向き動不能の状態で上から押された状態になるため、図4に矢印F2に示すように、ジョイント管21の終端部21bは上向き移動しようとしており、従って、ジョイント管21の終端部21bには上向きに倒そうとする負荷が掛かっている。つまり、ジョイント管21の終端部21bには、終端21aを支点にして上向き回動させられるようなプリテンションがかかっている。
そして、触媒ケース7が熱膨張するとEGRクーラ17も下向きに引っ張られ、これに伴ってジョイント管21には矢印F3で示すように下向きの力が作用するため、ジョイント管21の終端部21bは図4(A)にeで示すストロークだけ下降動するが(厳密には下降量は触媒ケース7の温度に比例する。)、補強部材23が弾性変形して接合部32が下降動するストロークをeより小さい寸法に設定している。つまり、接合部32が補強部材23の弾性変形限度を超えて上下動するように設定している。
従って、機関の運転開始後は、触媒ケース7の熱膨張により、ジョイント管21の終端部21bは当初は高さは大して変化せずに上向きに押される力F2が徐々に低下して、やがて、F2が0になると、矢印F3のとおり、終端部21bは補強部材23を弾性変形させながら下向き回動に転じていき、補強部材23の弾性限度を超えると、補強部材23(特に脚部33,34)を塑性変形させながら下向き回動していく。
そして、機関の運転停止に伴って触媒ケース7の温度が下がって行くと、触媒ケース7の収縮によってジョイント管21の終端部21bは補強部材23を弾性変形させながら上向きに押されていき、補強部材23が弾性限度を超えると塑性変形させながら更に上向き回動していく。この終端部21bの上向き回動は、ジョイント管21に作用しているプリテンションの力が加算された状態で行われ、触媒ケース7が冷え切ると、触媒ケース7による押し上げ力はゼロになって、プリテンションによる押し上げ力のみが残る。この状態では、補強部材23は、下向き引っ張りに伴う下向きの曲がりによる塑性変形と上向き押し上げに伴う上向きの曲がりによる塑性変形とが相殺されて、元のニュートラル状態に戻っている。
機関を運転・運転停止するたびに上記の作用が生じて、補強部材23は、弾性変形→塑性変形→弾性変形→塑性変形、というサイクルが繰り返される。従って、ジョイント管21の補強機能には経時的な変化はない。また、補強部材23を過度に頑丈な構造にするのではなく、補強部材23自体も塑性変形させるものであるため、応力を補強部材23とジョイント管21とに分散させて、ジョイント管21及び補強部材23の破断を防止できるのである。
実施形態のように補強部材23の脚部33,34を板状の構造にすると、適度の弾性変形と塑性変形とを確保できて好適である。また、ジョイント管21の上側に配置するだけで足りるため、コンパクト化できる利点もある。また、補強部材23には左右脚部33,34の間において負荷F2,F3が作用するため、左右の脚部33,34を均等に変形させて高い耐久性を確保できる。
補強部材23の接合部32はジョイント管21の終端部21bにロウ付けしたが、例えば補強部材23の接合部32を正面U形に形成しておいてから、かしめることでジョイント管21の終端部21bに接合することも可能である。或いは、バンドなどの固定具で一体化することも可能である。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、EGRガス導入管路に適用する場合、EGRガス導入管路の始端の接合対象は触媒ケースである必然性はなく、単なる排気管や排気マニホールドに接続することも可能である。排気ターボ過給機に接続することも可能である。また、本願発明は、排気系や吸気系、冷却系配管などの他の配管装置に適用することも可能である。実施形態のジョイント管にプリテンションを掛けていない場合は、ジョイント管を補強部材で下方から支持することも可能である。
本願発明は、内燃機関におけるEGR装置の導入管路に具体化できる。従って、産業上利用できる。
2 シリンダヘッド
2a ,2a′ シリンダヘッドの前面
4 排気マニホールド
7 排気系部材の一例としての触媒ケース
17 EGRクーラ
18 EGRガス導入管路を構成するEGRメインパイプ
21 EGRガス導入管路の下流部を構成してパイプ材の一例を成すジョイント管
21a ジョイント管の終端
21b ジョイント管の終端部
22 フランジ板
23 補強部材
30 取り付け穴
31 支持穴
32 当接部
33,34 脚部
33a,34a 脚部の重合片
36 段落ちした凹所

Claims (1)

  1. 金属製のパイプ材とその一端に固定されたフランジ板、及び、前記パイプ材の倒れを抑制する補強部材とを有しており、前記フランジ板にはボルトで締結するための取り付け穴が空いている一方、前記補強部材は前記フランジ板にロウ付け又は溶接している構成であって、
    前記フランジ板のうち前記補強部材が重なる部分を段落ちして薄肉化した凹所に形成し、前記凹所に補強部材をロウ付け又は溶接している、
    内燃機関の配管装置。
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