JP2015019935A - 液体適用装置及び液体適用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェブに適用された低粘度の液体をその厚さ方向に十分に含浸させることのできる液体適用装置及び液体適用方法を提供する。【解決手段】本発明は、吸収性物品の製造に用いられる、連続的に搬送されているウェブ3に対して、0.05〜4Pa・sの範囲の粘度を有する液体を適用する液体適用装置1、100に関する。液体適用装置は、液体を収容するタンク11と、液体をウェブの一方の面3ffに対して適用する液体適用ノズル13と、タンク内の液体を、チューブ15を介して液体適用ノズルに供給するポンプ17と、ウェブの他方の面3fsに対面する表面5f、105fを有する吸引装置5と、ウェブの一方の面の、液体が適用された部分に対して、エアブローを行うエアブローノズル37とを備える。吸引装置の表面は、ウェブを吸引する吸引領域ASを少なくとも含む。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送されているウェブに液体を適用する液体適用装置及び液体適用方法に関する。
特許文献1には、紙オムツや生理用ナプキン等の吸収性物品の肌触り、風合い等を改善するために、ローション、柔軟剤、水溶性抗菌剤などの低粘度の液体を、吸収性物品を構成するシートに適用する方法が開示されている。
また、特許文献2には、搬送されているウェブ(構成シート)に液体(スキンケア剤)が適用された吸収性物品を、連続的に製造する吸収性物品の製造方法が開示されている。特許文献2に開示された発明では、20℃で半固体又は固体になる、ウェブに塗布された液体を、吸引装置や流体噴射ガン等を用いて冷却することにより、液体が搬送設備に付着し難くする。
特開2004−229959号公報 特開2011−143240号公報
シートに液体を適用する場合、液体の作用によっては、その機能を発揮させるために、液体をウェブの厚さ方向に十分に含浸させることが求められる。しかしながら、ウェブに適用した液体が十分にウェブの厚さ方向に十分に含浸しない場合があるものの、特許文献1及び2では、このことについて何ら言及されていない。
したがって、本発明の目的は、ウェブに適用された低粘度の液体をその厚さ方向に十分に含浸させることのできる液体適用装置及び液体適用方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、
吸収性物品の製造に用いられる、連続的に搬送されているウェブに対して、0.05〜4Pa・sの範囲の粘度を有する液体を適用する液体適用装置であって、
前記液体を収容するタンクと、
前記液体を前記ウェブの一方の面に対して適用する液体適用ノズルと、
前記タンク内の液体を、チューブを介して前記液体適用ノズルに供給するポンプと、
前記ウェブの他方の面に対面する表面を有する吸引装置と、
前記ウェブの前記一方の面の、液体が適用された部分に対して、エアブローを行うエアブローノズルと、
を備え、
前記吸引装置の前記表面は、前記ウェブを吸引する吸引領域を少なくとも含む、
液体適用装置が提供される。
さらに、上記課題を解決するために、本発明によれば、
吸収性物品の製造に用いられる、連続的に搬送されているウェブに対して液体を適用する液体適用方法であって、
前記液体を収容するタンクと、
前記液体を前記ウェブの一方の面に対して適用する液体適用ノズルと、
前記タンク内の液体を、チューブを介して前記液体適用ノズルに供給するポンプと、
前記ウェブの他方の面に対面する表面を有する吸引装置と、
前記ウェブの前記一方の面の、前記液体が適用された部分に対して、エアブローを行うエアブローノズルと、
を備え、
前記吸引装置の前記表面は、前記ウェブを吸引する吸引領域を少なくとも含む、
液体適用装置を用意する工程と、
前記吸引装置によって、前記吸引領域において前記ウェブを吸引する工程と、
前記液体適用ノズルによって、前記ウェブに前記液体を適用する工程と、
前記エアブローノズルによって、前記ウェブにエアブローを行う工程と、
を含む、
液体適用方法が提供される。
本発明によれば、ウェブに適用された低粘度の液体をその厚さ方向に十分に含浸させることができる液体適用装置及び液体適用方法が提供される。
本発明の第一の実施形態に係る液体適用装置1の概略図。 サクションドラムの周辺における図1の拡大図。 図2のIII−III線断面図。 本発明の第一の実施形態に係る液体適用装置のサクションドラム、液体適用ノズル及びエアブローノズルの位置関係を示すための線図。 本発明の第一の実施形態に係る液体適用装置のサクションドラム、入口ロール及び出口ロールの外周を示す線図。 図2に類似する、本発明の第一の実施形態の変形例に係る液体適用装置の概略拡大図。 図6のVII矢視図。 本発明の第二の実施形態に係る液体適用装置の部分断面概略図。 図8に類似する、本発明の第二の実施形態の変形例に係る液体適用装置の部分断面概略図。
(第一の実施形態)
これより、図1から図5を参照しつつ、本発明の第一の実施形態の液体適用装置1を説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る液体適用装置1の概略図である。液体適用装置1は、搬送されているウェブ3の一方の面3ffに対して低粘度の液体を適用する。第一の実施形態では、ウェブ3は、使い捨てオムツや生理用ナプキンのトップシートに、その搬送方向MDに一定の間隔をもって吸収体が貼り合わされた結合シートから構成される。別の実施形態では、ウェブ3は、吸収性物品の製品、半製品又は素材である。吸収性物品は、紙オムツや生理用ナプキン等を含む。
図1に示すように、液体適用装置1は、サクションドラム5(吸引装置に相当)を備える。サクションドラム5は、ウェブ3の他方の面3fsに対面する表面5fを有する。第一の実施形態では、ウェブ3は、サクションドラム5の表面5fで吸引され、サクションドラム5の表面5f上において液体が適用される。サクションドラム5の構造及び作用に関しては後に詳述する。
第一の実施形態では、液体適用装置1はさらに、入口ロール7a及び出口ロール7bを備え、これらは、例えば、駆動源を持たないフリーロールである。ウェブ3は、入口ロール7aによってサクションドラム5に、具体的には、サクションドラム5の表面5f上にガイドされ、かつ、出口ロール7bによって後工程にガイドされる。
図1に示すように、液体適用装置1は、液体を収容するタンク11と、液体をシート3に適用する液体適用ノズル13を備える。液体適用装置1はさらに、タンク11に収容されている液体を、液体適用ノズル13にチューブ15を介して供給するポンプ17を具備する。ポンプ17の供給量は変更可能である。タンク11はポンプ17よりも高い位置に配置される。その結果、タンク11内の液体は、液体の自重によってポンプ17に達する。また、タンク11とポンプ17との間のチューブ15には、液体に混入している不純物を除去するためのフィルタ19が配置される。
ポンプ17と液体適用ノズル13との間のチューブ15の部分に液量計21が配置される。液量計21は、チューブ15内を流通する液体の量、すなわちシート3に実際に適用される液体の量を検出する。したがって、シート3に実際に適用された液体の量を容易に検出することができる。
なお、第一の実施形態では、液体適用装置1からシート3に供給される液体量はかなり少なく、10ml/分程度である。このために、第一の実施形態で使用される液量計21はコリオリ式流量計である。コリオリ式流量計は、こうした少ない液体の量を計測するのに適している。しかしながら、別の実施形態では、液量計21は、他の形式である。
コリオリ式流量計は、コリオリの力の原理を利用した流量計である。すなわち、例えばU字形又は直線状のチューブ内に測定対象の液体を流通させつつチューブを振動させると、チューブに歪が生ずる。この歪の大きさはチューブ内を流通する液体流量に依存する。したがって、チューブの歪の大きさを検出すれば、液体流量を検出することができる。
第一の実施形態では、液体適用ノズル13は、液体噴出路(図示しない)と、液体噴出路を開放又は閉鎖する、空気圧駆動式のノズル弁(図示しない)と、空気室(図示しない)とをその内部に備える。すなわち、液体適用ノズル13の空気室に空気圧が印加されると、ノズル弁が開弁され、液体が液体流通路から噴出される。これに対し、空気室への空気圧の印加が停止すると、ノズル弁が閉弁され、液体の噴出が停止される。
液体適用装置1はさらに第一のコンプレッサ23を備える。液体適用ノズル13の空気室及び第一のコンプレッサ23は、第一のエアチューブ25を介して接続される。この例では、液体適用ノズル13と第一のコンプレッサ23との間の第一のエアチューブ25にノズル弁開閉用電磁弁27が配置される。このノズル弁開閉用電磁弁27が開弁されると、液体適用ノズル13に空気圧が印加されてノズル弁が開弁される。ノズル弁開閉用電磁弁27が閉弁されると、ノズル弁が閉弁される。
また、液体適用ノズル13は、液体流通路に連通して又は隣接して、空気流通路(図示しない)を備える。
液体適用装置1はさらに第二のコンプレッサ29を備える。液体適用ノズル13の空気流通路は第二のエアチューブ31を介して第二のコンプレッサ29に接続される。第二のエアチューブ31には別の電磁弁33と、第二のエアチューブ31内の空気圧を調節するためのレギュレータ35が取り付けられている。電磁弁33が開弁されると、空気流通路から圧縮空気が噴出され、したがって液体流通路から吹出口13oを介して噴出される液体がシート3に微粒化して適用される。電磁弁33が閉弁されると、空気流通路への圧縮空気の供給が停止される。
別の実施形態では、圧縮空気を使用しないで、液体が液体適用ノズル13から噴出される。さらに別の実施例では、例えばハケやローラ等によって液体がウェブ3に塗布される。
第一の実施形態では、液体適用ノズル13には1つの吹出口13oが設けられており、吹出口13oは、サクションドラム5の中心に、ひいてはウェブ3の一方の面3ffに対して垂直に向けられている。吹出口13oから噴出された液体は、例えば吹出口13oを頂点とした円錐形状に拡がり、一定の面積をもってウェブ3の一方の面3ffに適用される。既存の液体適用ノズル13を使用して、ウェブ3への液体の適用範囲、特に搬送方向MDと直行するウェブの幅方向CD(図3)の適用範囲を変更するには、液体適用ノズル13の吹出口13oとウェブ3の一方の面3ffとの間の距離を変更する。また、ウェブ3への液体の搬送方向MDの適用範囲を広くするには、液体の適用時間を長くする。
別の実施形態では、ウェブの幅方向CD(図3)の液体の適用範囲を広くするために、液体適用ノズルには、ウェブ3の幅方向CDに整列した複数の吹出口が設けられている。これにより、液体適用ノズル13のサクションドラム5の表面5fからの距離を変更することなく、ウェブの幅方向CDの液体の適用範囲を変更することができる。
第一の実施形態では、液体は、少なくともシート3に適用される時点において、0.05〜4Pa・sの範囲の粘度を有する。好ましくは、液体は、20〜25℃、1気圧において、0.05〜4Pa・sの範囲の粘度を有する。別の実施形態では、液体はこれよりも高い粘度を有する液体である。さらに別の実施形態では、液体はこれよりも低い粘度を有する液体である。
なお、液体の粘度は以下のように検出される。所望の温度において、JIS K 2283に準じてキャノン−フェンスケ粘度計により動粘度を検出し、さらにJIS K 2249に準じて振動式密度計により密度を検出する。上記結果より、以下の式を用いてその温度における粘度を算出する。
粘度(Pa・s)=動粘度(m/s)×密度(kg/m
第一の実施形態では、液体は、例えば、石油系炭化水素、動植物性油脂、動植物性ロウ、脂肪酸エステル系化合物、アルキルエトキシレート、脂肪酸エステルエトキシレート、脂肪アルコール、ポリシロキサン等である。しかしながら、別の実施例では、液体は、PH調整剤、抗菌剤、芳香剤、香料等である。
第一の実施形態では、液体は、例えば、ウェブは使い捨てオムツのトップシートと吸収体との結合シートであって、使い捨てオムツの長手方向中央部分に対応する部分に、間欠的に適用される。しかしながら、別の実施形態では、液体は使い捨てオムツの別の部分、又は別の吸収性物品の任意の部分に間欠的に適用される。さらに別の実施形態では、液体は液体適用装置1から搬送方向MDに連続的にウェブ3に適用される。
液体適用装置1はさらに、エアブローノズル37を備える。エアブローノズル37は、ウェブ3の液体が適用された部分にエアブローを行う、つまりエアを吹付ける。第一の実施形態では、エアブローノズル37は、ウェブ3の幅方向CDに整列された複数の吹出口37oを有する。別の実施形態では、エアブローノズル37の吹出口37oは1つである。
液体適用装置1はさらに別のコンプレッサ29’を備える。また、エアブローノズル37は、その内部に空気流通路(図示しない)を備える。エアブローノズル37の空気流通路は、別のエアチューブ31’を介して別のコンプレッサ29’に接続される。別のエアチューブ31’にはさらに別の電磁弁33’と、別のエアチューブ31’内の空気圧を調節するための別のレギュレータ35’が取り付けられている。電磁弁33’が開弁されると、空気流通路から吹出口37oを介して連続的にエアが吹出される。電磁弁33’が閉弁されると、エアブローノズル37の空気流通路への圧縮空気の供給が停止される。
液体適用装置1はさらに制御器39を備える。制御器39は例えば、CPU(マイクロプロセッサ)、メモリ、入力ポート、及び出力ポートを備えたコンピュータから構成される。制御器39の入力ポートには、液量計21等が接続される。制御器39の出力ポートには、ポンプ17及びノズル弁開閉用電磁弁27等が接続される。ポンプ17や電磁弁27等は、制御器39からの信号に基づいて制御される。また、ウェブ3の搬送動作は、制御器37によって制御されており、かつ、ノズル13による間欠的な液体の噴射と、具体的にはノズル弁開閉用電磁弁27の開弁及び閉弁のタイミングと同期されている。その結果、ウェブ3の一方の面3ffの所望の箇所に液体を適用することができる。
図2は、サクションドラム5の周辺における図1の拡大図であり、図3は、図2のIII−III線断面図である。サクションドラム5は、そのドラムシャフト5dsと共に回転する回転部5rと、サクションドラム5の内部に位置する、回転しない非回転部5sとを含み、これらは、金属等の硬質な材料から作成される。これら回転部5r及び非回転部5sはそれぞれ、サクションドラム5の回転方向に連続的に延在している。ドラムシャフト5dsは、その一端(図示しない)において、例えばモータである回転駆動装置(図示しない)と接続されており、その駆動力によって、サクションドラム5の回転部5rを回転駆動させることができる。なお、第一の実施形態では、サクションドラム5に関して、径方向RDとは、ドラムシャフト5dsの延在方向に直行する方向をいう。
図3に示すように、回転部5rは、側面部5rs、外周基部5rc及びメッシュ部5rmを含む。サクションドラム5の一方の側面を構成する側面部5rsは、ドラムシャフト5dsの他端5dseにおいて、例えばボルトである連結手段によって連結されている。そして、サクションドラム5の外周部分をメッシュ部5rmと共に構成する外周基部5rcは、側面部5rsの径方向最外側部分と、例えばボルトである連結手段によって連結されている。第一の実施形態では、メッシュ部5rmは、例えば金属や樹脂材料等から構成された網であるメッシュ状のシートを複数重ねることによって形成される。
図3に示すように、非回転部5sは、中空シャフト5ss及び側壁5swを含む。中空シャフト5ssは、その中空部分に略同軸にドラムシャフト5dsが挿入されている。ドラムシャフト5dsの外周面と中空シャフト5ssの内周面との間にベアリング5brが設けられている。中空シャフト5ssは、回転しないように、かつ、サクションドラム5全体の荷重を支持するために、例えば設備の壁(図示しない)に固定されている。
中空シャフト5ssは、その外周面において、中空シャフト5ssの外表面と外周基部5rcの内表面との間でサクションドラム5の径方向RDに拡がる側壁5swと、例えばボルトである連結手段によって連結されている。側壁5swの径方向最外側部分には、外周基部5rcの内周面に当接する、例えばフェルトから構成されるリング状体5srが取り付けられている。リング状体5srは、サクションドラム5の回転方向に連続的に延在していることから、輪形状をしている。リング状体5srにより、回転する外周基部5rcと、回転しない側壁5swとの間において一定の気密性を確保しつつ、これらの間の摺動抵抗が低減される。リング状体5srの材料は、上記機能を発揮するものであれば、フェルトに限らず、別の材料であってもよい。
上記構成により、サクションドラム5の内部には、中空シャフト5ss、側壁5sw、リング状体5sr及び外周基部5rcによって範囲が定められる中空部分5hが画定される。
図3に示すように、サクションドラム5の側壁5swには排気孔5swvが設けられており、排気孔5swvにおいて、ダクト41の一端が、サクションドラム5と接続されている。それにより、ダクト41内部が、中空部分5hと連通している。また、ダクト41の他端は、中空部分5h内部の空気を方向Fに向かって排出する排気ポンプ(図示しない)と接続している。なお、第一の実施形態では、使用するダクト41及び排気ポンプはそれぞれ1つである。しかしながら、1つの排気ポンプでは空気の吸引量が所望の吸引量に達しない場合は、複数の排気孔5swvを側壁5swに設けて、複数の排気ポンプを、それぞれダクト41を介してサクションドラム5と接続することにより、吸引量を増加させることができる。
その一方で、第一の実施形態では、外周基部5rcには、外周基部5rc外周面から内周面に対して貫通している多数の貫通孔5rcpが設けられている。貫通孔5rcpは、外周基部5rcの表面において、略均一に分布するように設けられている。なお、図3では、外周基部5rcの内表面に設けられた貫通孔5rcpが示されているが、図の見易さの観点から、同図ではこれらの一部のみを示している。そして、上述のように複数のメッシュ状のシートから構成されているメッシュ部5rmは、空気を通過させることができる。したがって、中空部分5hは、サクションドラム5の外部と連通している。
以上の構成により、排気ポンプ(図示しない)が中空部分5hの空気を排出する一方で、中空部分5hには、サクションドラム5の外部から、メッシュ部5rm上に位置するウェブ3と、メッシュ部5rmと、外周基部5rcの貫通孔5rcpとを介して、空気が導入される。
なお、第一の実施形態では、上述のサクションドラム5の構成により、ウェブ3の他方の面3fsに対面するサクションドラム5の表面5fは、メッシュ部5rmの外表面である。
また、図2及び図3に示すように、第一の実施形態では、サクションドラム5には、中空部分5h内部に、外周基部5rcの内表面の一部と当接する衝立43が設けられており、衝立43は、治具(図示しない)によって中空シャフト5ss又は側壁5swに取り付けられている。衝立43と外周基部5rcの内表面との当接部分は、リング状体5srと同様の趣旨から、例えばフェルトから構成されている。衝立43は、上記当接部分において、外周基部5rcの貫通孔5rcpを介した、サクションドラム5の外部からの吸気を妨げる。
衝立43が設けられていることにより、図2に示すように、サクションドラム5の表面5fは、サクションドラム5の外周に沿った長さ領域である、ウェブ3を吸引する吸引領域ASと、ウェブ3を吸引しない非吸引領域ANとを含む。別の実施形態では、サクションドラム5には、衝立43は設けられず、サクションドラム5の表面5fは、その全周がウェブ3を吸引する吸引領域ASであり、ひいては非吸引領域ANを含まない。
よって、第一の実施形態では、サクションドラム5は、液体を適用する一方の面3ffと反対側の他方の面3fsに対向する表面5fが含む吸引領域ASにおいて、ウェブ3を吸引する。上述のように、貫通孔5rcpは、外周基部5rcの表面において、略均一に分布するように設けられている。そして、サクションドラム5の外表面には、上述のような構成のメッシュ部5rmが設けられているので、サクションドラム5の外部から各貫通孔5rcpまでの吸気の経路が多岐になる。したがって、表面5fにおいて、吸引領域ASに位置するウェブ3の部分を、その位置に関わらず、略均一の吸引力をもって吸引することができる。
以上のサクションドラム5の構成により、ウェブ3は、サクションドラム5に吸引されることによって、表面5fに吸着され保持される。その結果、ウェブ3は、サクションドラム5の回転と共に搬送され、第一の実施形態の液体適用装置1では、サクションドラム5によって搬送される。
第一の実施形態の液体適用装置1によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)液体適用ノズル13によって液体がウェブ3の一方の面3ffに適用された後に、エアブローノズル37によってエアをウェブ3に向かって吹付けることにより、液体をウェブ3内部に十分に含浸させることができる。なお、この作用効果を十分に発揮させるために、ウェブ3の通気性が高いことが好ましい。第一の実施形態のウェブ3は上述のようにトップシートと吸収体の結合シートであって、一般的に吸収性物品のバックシート等に含まれるプラスチックフィルム等の通気性の低い材料を含まないので、ウェブ3の通気性が高く好ましい。
また、エアブローノズル37は、ウェブ3に対して吹付けるエアの圧力が局所的に高くなるので、例えば、いけうち社製のTAIFUJet(登録商標)等の、吹出口から吹出されたエアが極力拡がらない、直進性の高いものであると好ましい。高圧のエアをウェブ3の一方の面3ffに吹付けることによって、ウェブ3に適用された液体を、その厚さ方向にさらに含浸させることができるからである。さらに、同様の趣旨から、第一の実施形態では、エアブローノズル37の吹出口37oからのエアを吹出す方向は、液体適用ノズル13の吹出口13oと同様に、ウェブ3の一方の面3ffに対して垂直に向けられている。しかしながら、エアブローノズル37のエアの吹出し方向は、ウェブ3に液体を含浸させることに貢献する方向であれば、どのような方向でもよい。
例えば、別の実施形態では、エアブローノズル37の吹出口37oからエアを吹出す方向は、ウェブ3の一方の面3ffに対して垂直な方向よりも、ウェブ3の搬送方向MD側を向いている(α>0(図2参照))。このようにエアブローノズル37のエアを吹出す方向を設定すると、ウェブ3の搬送方向MDに逆行しないので、このエアを吹出す方向がウェブ3の搬送方向MDとは逆側を向いている(α<0(図2参照))のに対して、ウェブ3に皺が寄り難い。その結果、ウェブ3の安定した搬送が可能になる。さらに、ウェブ3の一方の面3ffの表面に適用された液体がエアによって搬送方向MDに付勢されることにより、液体の適用範囲を拡大させることができる。
(2)第一の実施形態では、サクションドラム5の表面5fの吸引領域ASに位置するウェブ3の部分が、全体的に略均一の吸引力をもって吸引されることによって、表面5fに保持されつつ搬送される。その結果、ウェブ3の搬送時において、ウェブ3の皺やたるみの発生が減少され、ひいてはウェブ3の蛇行を抑制することができる。
(3)ウェブ3の一方の面3ffに適用された液体を、ウェブ3の他方の面3fsから吸引することによって、液体をウェブ3内部において一方の面3ff側から他方の面3fs側に移動させることができる。その結果、ウェブ3に適用した液体をウェブ3内部に十分に含浸させることができる。
(4)ウェブ3をその厚さ方向から吸引することによって、サクションドラム5の表面5fの吸引領域ASに位置するウェブ3の厚さを薄くすることができる。その結果、ウェブ3の一方の面3ffから適用された液体が、ウェブ3の厚さ方向に含浸し易い。
(5)液体適用ノズル13を用いてウェブ3に接触することなく、液体をウェブ3に適用するので、ウェブ3に、ウェブ3の表面に凹凸がある場合でも、液体適用ノズル13の適用範囲内であれば、そのような凹凸に関係なく液体を適用することができる。
また、図2に示すように、サクションドラム5の表面5fの吸引領域ASは少なくとも、ウェブ3への液体適用ノズル13による液体の適用範囲に対応する、サクションドラム5の外周に沿った長さ領域である、液体適用領域AAを含むと好ましい。サクションドラム5の表面5fの吸引領域ASでは、ウェブ3に皺やたるみが発生し難いので、液体をウェブ3の一方の面3ffの所望の範囲に適切に適用することができるからである。なお、別の実施形態では、吸引領域ASは液体適用領域AAを含まない。
図4は、本発明の第一の実施形態に係る液体適用装置1のサクションドラム5、液体適用ノズル13及びエアブローノズル37の位置関係を示すための線図である。なお、図4は、サクションドラム5、液体適用ノズル13及びエアブローノズル37を、サクションドラム5のドラムシャフト5dsの延在方向で見たときの図である。
図4に示すように、液体適用ノズル13の吹出口13oからサクションドラム5の表面5fまでの距離をLlaとし、エアブローノズル37の吹出口37oからサクションドラム5の表面5fまでの距離をLafとする。このとき、上記2つの距離Lla、Lafが、
Lla>Laf
の関係を満たすと、すなわち、エアブローノズル37の吹出口37oが、液体適用ノズル13の吹出口13oよりも、サクションドラム5の表面5fの近くに位置決めされていると好ましい。エアブローノズル37が液体適用ノズル13よりもサクションドラム5の表面5fの近く、ひいてはウェブ3の一方の面3ffの近くに位置決めされることにより、エアブローの気流の乱れを減少させて、より高圧のエアをウェブ3に吹付けることができ、ひいてはウェブ3に適用された液体をその厚さ方向により含浸させることができるからである。別の実施形態では、エアブローノズル37の吹出口37oが、液体適用ノズル13の吹出口13oよりも、サクションドラム5の表面5fの遠くに、又は、これら13o、37oが、サクションドラム5の表面5fから同じ距離で位置決めされている(Lla≦Laf)。
また、図4に示すように、液体適用ノズル13の吹出口13oは、エアブローノズル37の吹出口37oからエアを吹出す方向に延ばした仮想線Limと、サクションドラム5の外周面5f(吸引装置の表面5fと同じ)との交点Pimにおける前記サクションドラムの外周の接線Ltaよりも、サクションドラム5の外周面5fの近くに位置決めされていると、以下の理由により好ましい。エアブローノズル37から吹出されたエアが、ウェブ3の一方の面3ffに当たり、その結果、衝突したエアは、少なくとも接線Ltaよりもエアブローノズル37側に拡散しつつ反射することになる。このようなエアの反射が、特にその圧力が高い、ウェブ3の一方の面3ffからの直接反射が、液体適用ノズル13から噴射されかつウェブ3に適用される前の液体に直接に当たると、液体の噴射の軌道が意図しないように変化することになる。その結果、液体を適用する予定のないウェブ3の部分に液体を適用するおそれがある。したがって、エアブローノズル37からの直接反射が少なくとも届かないように、上記接線Ltaよりもエアブローノズル37側の領域AFに、液体適用ノズル13の吹出口13oが位置しないように、上記接線Ltaよりもサクションドラムの外周面5fの近くの領域ACに液体適用ノズル13の吹出口13oが配置されると好ましい。
別の実施形態では、液体適用ノズル13の吹出口13oは、エアブローノズル37の吹出口37oからエアを吹出す方向に延ばした仮想線Limと、サクションドラム5の外周面5fとの交点Pimにおける前記サクションドラムの外周の接線Ltaよりも、サクションドラム5の外周面5fの遠くに位置決めされている。
次に、図5は、本発明の第一の実施形態に係る液体適用装置のサクションドラム5、入口ロール7a及び出口ロール7bの外周を示す線図である。なお、図5は、サクションドラム5、入口ロール7a及び出口ロール7bを、サクションドラム5のドラムシャフト5dsの延在方向で見たときの図である。
図5に示すように、サクションドラム5及び入口ロール7aの外周の共通接線L1とサクションドラム5の外周との接点を第一の点P1とし、サクションドラム5及び出口ロール7bの外周の共通接線L2とサクションドラム5の外周との接点を第二の点P2とする。このとき、サクションドラム5の表面5fは、第一の点P1からサクションドラム5の回転方向Rの逆方向に外周に沿った第二の点P2までの、サクションドラム5の表面5fに沿った長さ領域APPに、ウェブ3を吸引しないようにされた非吸引領域AN(図2)を含むと好ましい。サクションドラム5と入口ロール7aとの間において、及び/又はサクションドラム5と出口ロール7bとの間において、ウェブ3がサクションドラム5に吸引されてしまうと、ウェブ3が直線的に搬送されず、ウェブ3の搬送が正常に行われないおそれがあるからである。別の実施形態では、上記領域APPに、非吸引領域ANを含まない。
なお、非吸引領域AN(図2)の範囲は、サクションドラム5の周方向における、衝立43の寸法及び位置によって画定される。
また、図1及び図2に示すように、液体適用装置1はさらに、サクションドラム5及び液体適用ノズル13が内部に収容されるカバー45を備えると好ましい。液体適用ノズル13から噴射された液体が周囲に飛散することを防ぐことができ、さらに、液体適用装置1の外部から飛来する繊維屑等のゴミがウェブ3に付着することを防ぐことができるからである。第一の実施形態では、カバー45は、その四方及び上方が包囲された箱状の形状を有する。別の実施形態では、液体適用装置1は、カバー45を備えない。
また、カバー45は、使用中でもその内部を視認できるように、その少なくとも一面が、透明の材料から構成されていると好ましい。第一の実施形態では、カバー45の前面が透明の材料から構成されている。
そして、図2に示すように、カバー45には、その内部にウェブ3を搬入しかつ搬出するための第一の開口45wfが設けられている。このとき、図2に示すように、カバー45に、第一の開口45wfよりも鉛直方向下側に位置する第二の開口45wsが設けられていると好ましい。第一の開口45wfとは別に、第二の開口45wsを設けることにより、カバー内により多くの空気を導入することができ、サクションドラム5の外部からの吸気効率を向上させることができる。また、第二の開口45wsが第一の開口45wfよりも鉛直方向下側に位置することにより、カバー45周囲で舞い上がっている場合がある繊維屑等のゴミが、カバー45内部に吸引されることを抑制することができる。第二の開口45wsは、第一の開口45wfよりも鉛直方向下側であれば、カバー45の任意の面に複数個設けることもできる。
また、別の実施形態では、第二の開口45wsには、繊維屑等のゴミを吸引しないように、フィルタ(図示しない)が設けられている。さらに別の実施形態では、カバー45には、第二の開口45wsが設けられていない。
(変形例)
これより、図6及び図7を用いて、本発明の第一の実施形態の変形例を説明する。図6は、図2に類似する、本発明の第一の実施形態の変形例に係る液体適用装置1の概略図のサクションドラム5の周辺における拡大図である。本変形例では、液体適用装置1は、複数の、具体的には4つのエアブローノズル37a、37b、37c、37dを備える。なお、特に図示はしないが、各エアブローノズル37a、37b、37c、37dは、別のコンプレッサ29’(図1)から共通して、圧縮空気が供給されている。
1つのエアブローノズル37を用いる場合では、1回のエアブローによって液体を十分に含浸させるために、エア圧を高く設定することにより、エアが当たるウェブ3の部分が、サクションドラム5の表面5f上で変形するおそれがある。その結果、サクションドラム5による安定したウェブ3の搬送が妨げられるおそれがある。このようなことを避けるために、本変形例の液体適用装置1は、比較的低いエア圧で複数回にわたってエアブローを行う複数のエアブローノズル37a、37b、37c、37dを備える。その結果、ウェブ3の安定した搬送を妨げることなく、段階的にエアがウェブ3に吹きつけられ、その結果、液体をウェブ3の厚さ方向に十分に含浸させることができる。
また、吸収性物品の製造現場では、効率的な吸収性物品の製造のために、ウェブ3の搬送速度を高くすることがしばしば要求される。このようなときに、1つのエアブローノズル37を用いる場合では、サクションドラム5の表面5f上において順次搬送されるウェブ3の部分にエアを吹付ける時間が十分でなく、十分に液体を含浸させることができない場合がある。これに対して、第一の実施形態の変形例に係る液体適用装置1は、複数のエアブローノズル37a、37b、37c、37dを備えることにより、サクションドラム5の表面5f上で順次搬送されるウェブ3の部分に対して、エアを吹付ける時間を長くすることができる。その結果、ウェブ3の搬送速度が高い場合においても、ウェブ3に適用された液体をより、ウェブ3の厚さ方向に十分に含浸させることができる。
図7は、図6のVII矢視図である。図7では、説明を容易にするために、2つのエアブローノズル37c、37dの記載を省略している点に留意されたい。
図7に示すように、エアブローノズル37a、37bの吹出口37ao、37boはそれぞれ、搬送方向MDに対して垂直なウェブ3の幅方向CDに整列しており、エアブローノズル37a、37bは、ウェブの搬送方向MDに隣り合うエアブローノズル37a、37bの吹出口37ao、37boがウェブ3の幅方向CDにオフセットするように位置決めされていると、以下の理由により好ましい。
図7に示すように、エアブローノズル37の吹出口37o同士の間には一定の間隔がある。したがって、上述のように、エアブローノズル37が吹出口37oからエアが直線的に吹出す場合、エアブローノズル37a、37bの吹出口37ao、37boをウェブ3の幅方向CDに整列させると、これら吹出口37ao、37boの間の間隔に対応するウェブ3の部分には、エアが直接には吹付けられないことになる。その結果、エアが直接には吹付けられなかったウェブ3の部分では、液体が十分にウェブ3の厚さ方向に含浸しないおそれがある。しかしながら、図7に示すように、隣り合うエアブローノズル37b、37aの吹出口37bo、37aoをオフセットさせると、互いの吹出口37o同士の間の間隔を補完することができ、ひいてはこのようなエアが吹付けられないウェブ3の部分を減少させることができる。
なお、図7では、2つのエアブローノズル37a、37bノズルを用いてこれらの吹出口37ao、37boをオフセットさせる構成が示された。しかしながら、別の実施形態として、エアが吹付けられないウェブ3の部分を減少させるために、例えば3つの隣り合うエアブローノズル37a、37b、37cを、これらの吹出口37oがそれぞれ、ウェブ3の幅方向CDに互いにオフセットするように、言い換えれば、搬送方向MDにいわば千鳥状に、位置決めすることもできる。このように、エアが吹付けられないウェブ3の部分を減少させるように、隣り合うエアブローノズル37a、37b、37c、37dを任意に組み合わせて、これらの吹出口37oの位置をウェブ3の幅方向CDにオフセットさせるように位置決めすることができる。
(第二の実施形態)
これより、図8を用いて、本発明の第二の実施形態の液体適用装置100を説明する。なお、第二の実施形態については、第一の実施形態との差異点が特に説明される。また、第一の実施形態における第二の実施形態との差異点以外の構成要素は、第二の実施形態に適用可能であり、当業者は自明の範囲内でこれら構成要素を任意に組み合わせることができる。
図8は、本発明の第二の実施形態に係る液体適用装置100の部分断面概略図である。なお、図8では、液体適用ノズル13から液体を噴出する機構及びエアブローノズル37からエアを吹出す機構は、図1と同じであるので記載を省略する。
第二の実施形態は、サクションドラム5(図1等)ではなく、サクションボックス105(吸引装置に相当)を用いて、ウェブ3を吸引する点で、主に第一の実施形態と異なる。
図8に示すように、ウェブ3は、サクションボックス105の鉛直方向上側の表面105f上で、搬送装置107a、107bによって搬送方向MDに搬送されている。そして、第一の実施形態と同様に、液体適用ノズル13を用いて、搬送されているウェブ3の一方の面3ffに低粘度の液体を適用し、その後、エアブローノズル37を用いて、液体が適用されたウェブ3の部分に対してエアブローを行う。
第二の実施形態では、サクションボックス105は、その全体が直方体形状であり、サクションボックス105の外郭部分を構成する本体部分105bと、本体部分105bの内側に位置する中空部分105hとを含む。
図8に示すように、サクションボックス105の本体部分105bの下側部分105blには、排気孔105bvが設けられており、排気孔105bvにおいて、ダクト41の一端が、サクションボックス105と接続されている。それにより、ダクト41の内部が、中空部分105hと連通している。また、ダクト41の他端は、中空部分105hの空気を方向Fに向かって排出する排気ポンプ(図示しない)と接続している。第二の実施形態では第一に実施形態と同様に、本体部分105bに複数の排気孔105bvを設け、複数の排気ポンプを、それぞれダクト41を介してサクションボックス105と接続することにより、吸引量を増加させることができる。
その一方で、第二の実施形態では、本体部分105bの上側部分105buには、多数の貫通孔105bpが設けられている。そして、上側部分105buの表面の全体にわたって、貫通孔105bpが略均一に分布するように設けられている。そして、サクションボックス105の鉛直方向上側の表面には、第一の実施形態のメッシュ部5rmと同様のメッシュ部105mが設けられている。そして、複数のメッシュ状のシートから構成されているメッシュ部105mは、空気を通過させることができる。したがって、中空部分105hは、サクションボックス105の外部と連通している。
なお、第二の実施形態では、上述のサクションボックス105の構成により、ウェブ3の他方の面3fsに対面するサクションボックス105の表面105fは、メッシュ部105mの外表面である。
以上の構成により、図8に示すように、サクションボックス105の表面105fは、貫通孔105bpが設けられている範囲において、同表面105fの長さ領域である、ウェブ3を吸引することのできる吸引領域ASを含む。
第二の実施形態では、ウェブ3は、サクションボックス105の表面105f上を摺動する点で第一の実施形態と異なる。しかしながら、サクションボックス105に全体的に略均一の吸引力をもって吸引されつつ搬送される。その結果、ウェブ3の搬送時において、第一の実施形態と同様に、ウェブ3の皺やたるみの発生が減少され、ひいてはウェブ3の蛇行を抑制することができる。
また、第二の実施形態においても第一の実施形態と同様に、吸引領域ASは少なくとも、サクションボックス105の表面105fの長さ領域であって、液体が適用される液体適用領域AAを含む。その結果、サクションドラム5の表面5fの吸引領域ASでは、ウェブ3に皺やたるみが発生し難いので、液体をウェブ3の一方の面3ffの所望の範囲に適切に適用することができる。別の実施形態では、吸引領域ASは液体適用領域AAを含まない。
また、第一の実施形態と同様に、図8に示すように、エアブローノズル37の吹出口37oが、液体適用ノズル13の吹出口13oよりも、サクションドラム5の表面5fの近くに位置決めされていると好ましい。
(変形例)
これより、図9を用いて、本発明の第二の実施形態の変形例を説明する。図9は、図8に類似する、本発明の第二の実施形態の変形例に係る液体適用装置100の部分断面概略図である。本変形例では、液体適用装置100はさらにメッシュベルト109含む。
図9に示すように、メッシュベルト109は、サクションボックス105の周囲において、一対のローラ109a、109bに掛け回されている。本変形例では、メッシュベルト109は、例えば金属又は樹脂等の材料から構成された網である、メッシュ状のシートから形成された、通気性のある無端ベルトである。
メッシュベルト109は、サクションボックス105の表面105fの上において搬送方向MDに移動するように、一対のローラ109a、109bのうちの少なくとも一方が、駆動源、例えばサーボモータ(図示しない)によって回転駆動される。
本変形例のサクションボックス105では、本体部分105bの1つの側方部分105bsに排気孔105bvが設けられており、サクションベルト109とダクト(図示しない)が干渉しないように、ダクトの一端が排気孔105bvに接続されている。そして、ダクトの他端が排気ポンプ(図示しない)と接続されている。
図9に示すように、本変形例の液体適用装置100は、入口ロール7a及び出口ロール7bを備える。ウェブ3は、入口ロール7aによってメッシュベルト109上にガイドされ、かつ、出口ロール7bによって後工程にガイドされる。
メッシュベルト109上に位置するウェブ3は、吸引領域ASにおいてサクションボックス105によって吸引されることによって、メッシュベルト109の外表面に吸着され保持される。その結果、ウェブ3は、メッシュベルト109の移動と共に搬送され、本変形例の液体適用装置100では、メッシュベルト109によって搬送される。
本変形例では、サクションボックス105の表面105fの吸引領域ASの上に位置するウェブ3の部分が、全体的に略均一の吸引力をもって吸引されることによって、メッシュベルト109の外表面に保持されつつ搬送される。その結果、搬送中における皺やたるみの発生が減少され、ひいてはウェブ3の蛇行を抑制することができる。
なお、本明細書、図面及び特許請求の範囲の記載から当業者によって理解できるような全ての特徴は、本明細書において、これらの特徴が特定の他の特徴に関連してのみ組み合わされて説明されたとしても、それらの特徴が明確に除外されない限り、又は技術的な態様が不可能な若しくは意味のない組み合わせにならない限りにおいて、独立して、またさらに、ここで開示された他の1又は複数の特徴と任意に組み合わせて、結合することができるものとする。
一例として、第二の実施形態の液体適用装置100は、第一の実施形態の液体適用装置1が備えるカバー45を備えない。しかしながら、第二の実施形態の液体適用装置100が、液体適用ノズル13及びサクションボックス105を内部に収容するカバー45を備えるような変形実施形態も、本発明の範囲に含むものとする。
また、別の例として、第二の実施形態の液体適用装置100は、1つのエアブローノズル37を備えるが、複数の、例えば第一の実施形態の変形例と同様に4つのエアブローノズル37を備えるような変形実施形態も、本発明の範囲に含むものとする。そして、第一の実施形態の変形例と同様に、図7に示すように、隣り合うエアブローノズル37を、これらの吹出口37oがそれぞれウェブ3の幅方向CDに互いにオフセットするように、位置決めするような変形実施形態も、本発明の範囲に含むものとする。
本発明は、以下のように規定される。
(1) 吸収性物品の製造に用いられる、連続的に搬送されているウェブに対して、0.05〜4Pa・sの範囲の粘度を有する液体を適用する液体適用装置であって、
前記液体を収容するタンクと、
前記液体を前記ウェブの一方の面に対して適用する液体適用ノズルと、
前記タンク内の液体を、チューブを介して前記液体適用ノズルに供給するポンプと、
前記ウェブの他方の面に対面する表面を有する吸引装置と、
前記ウェブの前記一方の面の、液体が適用された部分に対して、エアブローを行うエアブローノズルと、
を備え、
前記吸引装置の前記表面は、前記ウェブを吸引する吸引領域を少なくとも含む、
液体適用装置。
(2) 前記エアブローノズルの吹出口は、前記液体適用ノズルの吹出口よりも、前記吸引装置の前記表面の近くに位置決めされている、
(1)に記載の液体適用装置。
(3) 前記吸引装置は、サクションドラムであり、
前記吸引装置の前記表面は、前記サクションドラムの外周面であり、
前記液体適用ノズルの吹出口は、前記エアブローノズルの吹出口からエアを吹出す方向に延ばした仮想線と、前記サクションドラムの外周面との交点における前記サクションドラムの外周の接線よりも、前記サクションドラムの外周面の近くに位置決めされている、
(1)又は(2)に記載の液体適用装置。
(4) 前記ウェブは、回転駆動される前記サクションドラムで吸引されつつ、前記サクションドラムの回転と共に搬送される、
(3)に記載の液体適用装置。
(5) 前記ウェブを前記サクションドラムにガイドする入口ロールと、前記ウェブを前記サクションドラムから後工程にガイドする出口ロールとをさらに備え、
前記吸引装置の前記表面は、前記サクションドラム及び前記入口ロールの外周の共通接線と前記サクションドラムの外周との接点を第一の点とし、前記サクションドラム及び前記出口ロールの外周の共通接線と前記サクションドラムの外周との接点を第二の点としたときに、前記第一の点から前記サクションドラムの回転方向の逆方向に外周に沿った前記第二の点までの領域に、前記ウェブを吸引しないようにされた非吸引領域を含む、
(4)に記載の液体適用装置。
(6) 前記吸引装置は、サクションボックスであり、
前記吸引装置の前記表面は、前記サクションボックスの鉛直方向上側の表面であり、
前記ウェブは、前記サクションボックスによって吸引されつつ、前記サクションボックスの前記表面の上で搬送される、
(1)又は(2)に記載の液体適用装置。
(7) 前記サクションボックスの周囲に掛け回されたメッシュベルトをさらに備え、
前記ウェブは、前記メッシュベルトの移動と共に搬送される、
(6)に記載の液体適用装置。
(8) 前記エアブローノズルが複数設けられている、
(1)から(7)のいずれか1つに記載の液体適用装置。
(9) 前記エアブローノズルの吹出口は、搬送方向に対して垂直な前記ウェブの幅方向に整列しており、
前記エアブローノズルは、隣り合う前記エアブローノズルの吹出口が前記幅方向にオフセットするように位置決めされている、
(8)に記載の液体適用装置。
(10) 前記エアブローノズルの吹出口からエアを吹出す方向は、前記ウェブの前記一方の面に対して垂直な方向よりも、前記ウェブの搬送方向側を向いている、
(1)から(9)のいずれか1つに記載の液体適用装置。
(11) 前記エアブローノズルのそれぞれには、複数の吹出口が設けられている、
(1)から(10)のいずれか1つに記載の液体適用装置。
(12) 吸収性物品の製造に用いられる、連続的に搬送されているウェブに対して液体を適用する液体適用方法であって、
前記液体を収容するタンクと、
前記液体を前記ウェブの一方の面に対して適用する液体適用ノズルと、
前記タンク内の液体を、チューブを介して前記液体適用ノズルに供給するポンプと、
前記ウェブの他方の面に対面する表面を有する吸引装置と、
前記ウェブの前記一方の面の、前記液体が適用された部分に対して、エアブローを行うエアブローノズルと、
を備え、
前記吸引装置の前記表面は、前記ウェブを吸引する吸引領域を少なくとも含む、
液体適用装置を用意する工程と、
前記吸引装置によって、前記吸引領域において前記ウェブを吸引する工程と、
前記液体適用ノズルによって、前記ウェブに前記液体を適用する工程と、
前記エアブローノズルによって、前記ウェブにエアブローを行う工程と、
を含む、
液体適用方法。
1、100 液体適用装置
3 ウェブ
3ff 一方の面
3fs 他方の面
5 サクションドラム(吸引装置)
5f 表面
11 タンク
13 液体適用ノズル
15 チューブ
17 ポンプ
37、37a、37b、37c、37d エアブローノズル
105 サクションボックス(吸引装置)
105f 表面
AS 吸引領域

Claims (12)

  1. 吸収性物品の製造に用いられる、連続的に搬送されているウェブに対して、0.05〜4Pa・sの範囲の粘度を有する液体を適用する液体適用装置であって、
    前記液体を収容するタンクと、
    前記液体を前記ウェブの一方の面に対して適用する液体適用ノズルと、
    前記タンク内の液体を、チューブを介して前記液体適用ノズルに供給するポンプと、
    前記ウェブの他方の面に対面する表面を有する吸引装置と、
    前記ウェブの前記一方の面の、液体が適用された部分に対して、エアブローを行うエアブローノズルと、
    を備え、
    前記吸引装置の前記表面は、前記ウェブを吸引する吸引領域を少なくとも含む、
    液体適用装置。
  2. 前記エアブローノズルの吹出口は、前記液体適用ノズルの吹出口よりも、前記吸引装置の前記表面の近くに位置決めされている、
    請求項1に記載の液体適用装置。
  3. 前記吸引装置は、サクションドラムであり、
    前記吸引装置の前記表面は、前記サクションドラムの外周面であり、
    前記液体適用ノズルの吹出口は、前記エアブローノズルの吹出口からエアを吹出す方向に延ばした仮想線と、前記サクションドラムの外周面との交点における前記サクションドラムの外周の接線よりも、前記サクションドラムの外周面の近くに位置決めされている、
    請求項1又は2に記載の液体適用装置。
  4. 前記ウェブは、回転駆動される前記サクションドラムで吸引されつつ、前記サクションドラムの回転と共に搬送される、
    請求項3に記載の液体適用装置。
  5. 前記ウェブを前記サクションドラムにガイドする入口ロールと、前記ウェブを前記サクションドラムから後工程にガイドする出口ロールとをさらに備え、
    前記吸引装置の前記表面は、前記サクションドラム及び前記入口ロールの外周の共通接線と前記サクションドラムの外周との接点を第一の点とし、前記サクションドラム及び前記出口ロールの外周の共通接線と前記サクションドラムの外周との接点を第二の点としたときに、前記第一の点から前記サクションドラムの回転方向の逆方向に外周に沿った前記第二の点までの領域に、前記ウェブを吸引しないようにされた非吸引領域を含む、
    請求項4に記載の液体適用装置。
  6. 前記吸引装置は、サクションボックスであり、
    前記吸引装置の前記表面は、前記サクションボックスの鉛直方向上側の表面であり、
    前記ウェブは、前記サクションボックスによって吸引されつつ、前記サクションボックスの前記表面の上で搬送される、
    請求項1又は2に記載の液体適用装置。
  7. 前記サクションボックスの周囲に掛け回されたメッシュベルトをさらに備え、
    前記ウェブは、前記メッシュベルトの移動と共に搬送される、
    請求項6に記載の液体適用装置。
  8. 前記エアブローノズルが複数設けられている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の液体適用装置。
  9. 前記エアブローノズルの吹出口は、搬送方向に対して垂直な前記ウェブの幅方向に整列しており、
    前記エアブローノズルは、隣り合う前記エアブローノズルの吹出口が前記幅方向にオフセットするように位置決めされている、
    請求項8に記載の液体適用装置。
  10. 前記エアブローノズルの吹出口からエアを吹出す方向は、前記ウェブの前記一方の面に対して垂直な方向よりも、前記ウェブの搬送方向側を向いている、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の液体適用装置。
  11. 前記エアブローノズルのそれぞれには、複数の吹出口が設けられている、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の液体適用装置。
  12. 吸収性物品の製造に用いられる、連続的に搬送されているウェブに対して液体を適用する液体適用方法であって、
    前記液体を収容するタンクと、
    前記液体を前記ウェブの一方の面に対して適用する液体適用ノズルと、
    前記タンク内の液体を、チューブを介して前記液体適用ノズルに供給するポンプと、
    前記ウェブの他方の面に対面する表面を有する吸引装置と、
    前記ウェブの前記一方の面の、前記液体が適用された部分に対して、エアブローを行うエアブローノズルと、
    を備え、
    前記吸引装置の前記表面は、前記ウェブを吸引する吸引領域を少なくとも含む、
    液体適用装置を用意する工程と、
    前記吸引装置によって、前記吸引領域において前記ウェブを吸引する工程と、
    前記液体適用ノズルによって、前記ウェブに前記液体を適用する工程と、
    前記エアブローノズルによって、前記ウェブにエアブローを行う工程と、
    を含む、
    液体適用方法。
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