JP2011143240A - 吸収性物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の製造方法は、構成シートの一例である表面シート10の一部にスキンケア剤が塗布された吸収性物品を連続的に製造する方法である。スキンケア剤は、20℃で半固体又は固体のものである。本発明の製造方法は、スキンケア剤を溶融させた状態で帯状の構成シートの表面シート100の一面に塗布する塗布工程Dと、帯状の構成シートの表面シート100の一面に塗布されたスキンケア剤が、帯状の構成シートの表面シート100を搬送する搬送設備に接触する前に、塗布されたスキンケア剤を帯状の構成シートの表面シート100の一面側から流体で冷却する冷却工程とを具備している。
【選択図】図3
Description
第1実施態様で製造する一例としての使い捨ておむつ1は、図1に示すように、液透過性の表面シート10、液不透過性又は撥水性の裏面シート11及びこれら両シート間に配置された液保持性の吸収体12を備えている。
また、使い捨ておむつ1は、図1に示すように、その長手方向(図中のY方向)に、着用時に着用者の背中側に配される背側部A、股間部に配される股下部C及び腹側に配される腹側部Bを有している。
図1に示すように、使い捨ておむつ1の長手方向(Y方向)の両側それぞれには、撥水性不織布からなるサイドシート13が、表面シート10の両側部を覆うように配されている。表面シート10及び各サイドシート13は、吸収体12の周縁より外方において、裏面シート11に接合されている。吸収体12の幅方向(図中のX方向)外方のレッグフラップ部には、レッグギャザー形成用の弾性部材14が配されており、上述したサイドシート13のおむつ幅方向(X方向)中央側の側縁には、立体ギャザー形成用の弾性部材15が配されている。
範囲内とすることが好ましく、0.2〜1.0g/m2の範囲内とすることが更に好まし
い。この塗布量は、塗布液を塗布する前と塗布した後の塗布対象物の重量差から求めることができる。また、帯状の表面シート100にスキンケア剤の塗布液を均一に塗布する観点から、塗布装置5のノズル51と、搬送される帯状の表面シート100との間隔は、1mm〜200mmであることが好ましく、10mm〜100mmであることが更に好ましい。
先ず、第2〜第4実施態様により製造される使い捨ておむつについて説明すると、第1実施態様により製造される使い捨ておむつ1と同様である。
また、表面シートだけでなく、セカンドレイヤー、ギャザー材等の吸収性物品の他の構成シートにスキンケア剤を塗布する場合にも用いてもよい。
前述したスキンケア剤付着装置2(図3参照)を用い、凹凸構造の帯状の表面シート(図1参照)にスキンケア剤1.0g/m2の塗布および冷却を行った。スキンケア剤は表面シートの凹凸側に塗布した。スキンケア剤は、ジアミド誘導体(BRS)とステアリルアルコール(St−OH)との質量比5:5の等量混合物を用いた。このスキンケア剤の融点は53℃である。表面シートの搬送速度は50m/minであり、冷却装置6からは温度−10℃(装置の設定値)の空気を圧力0.5MPa、流量200l/minで表面シートに通過させた。また、冷却装置6はエアクーラーを用い、ノズル先端と表面シート(表面シートの凸部の頂部)との間隔は30mmに調整した。所定時間処理後(3分後、30分後)に、ロール44の表面に付着しているスキンケア剤を、金属製の平板を用いて掻き落として重量を測定し、その結果をロールへの付着量として表1に示す。なお、ロール44としてはアルミニウム製のロールを用いた。
前述したスキンケア剤付着装置2(図4参照)を用い、凹凸構造の帯状の表面シート(図1参照)にスキンケア剤(BRS:St−OH=5:5)1.0g/m2の塗布および冷却を行った。実施例1と同様の冷却工程に加えて、スキンケア剤の塗布前に予備冷却を行った。予備冷却の条件は、実施例1の冷却装置6と同様である。所定時間処理後(3分後)のロールへの付着量を同様に測定し、その結果を表1に示す。
比較例1は、実施例1において冷却を行わない以外、実施例1と同様に処理を行った。所定時間処理後(3分後、30分後)のロールへの付着量を同様に測定し、その結果を表1に示す。
比較例2は、実施例2において塗布後の冷却を行わない以外、実施例2と同様に処理を行った。つまり、比較例2においては、冷却工程としては予備冷却のみを行っている。所定時間処理後(3分後)のロールへの付着量を同様に測定し、その結果を表1に示す。
比較例3は、ロール44として表面にフッ素樹脂をコーティングした離型性の良いロールを使用した。それ以外は比較例1と同様に処理を行い、所定時間処理後(3分後)のロールへの付着量を、比較例1と同様に測定し、その結果を表1に示す。
表1に示す結果から明らかなように、スキンケア剤を塗布した表面シートを冷却した実施例1、2は、搬送ロール(ロール44)へのスキンケア剤の付着量が、冷却しない場合(比較例1〜3)に比べて少なく、搬送設備を汚し難い効果を奏することが分かった。一方、塗布後に冷却工程を有していない比較例1〜3はスキンケア剤のロール44への付着が認められた。
2,2B,2C,2D スキンケア剤付着装置
4 搬送ロール
41,42,43,45 搬送ロール
44,41b ロール
400 空気口
5 塗布用ガン
51 ノズル
6 冷却装置
6a,6b 流体噴射ガン
61,61a,61b ノズル
7 予備冷却装置
71 ノズル
10 表面シート
100 帯状の表面シート
101 上層不織布
102 下層不織布
103 接合部
104 凸部
11 裏面シート
12 吸収体
13 サイドシート
14 レッグギャザー形成用の弾性部材
15 立体ギャザー形成用の弾性部材
16 ファスニングテープ
17 ランディングテープ
A 背側部,B 腹側部,C 股下部
D 塗布工程,E,E’ 冷却工程,F 予備冷却工程
Claims (5)
- 構成シートにスキンケア剤が塗布された吸収性物品を連続的に製造する吸収性物品の製造方法であって、
前記スキンケア剤は、20℃で半固体又は固体のものであり、該スキンケア剤を溶融させた状態で帯状の構成シートの一面に塗布する塗布工程と、
前記帯状の構成シートの一面に塗布された前記スキンケア剤が、該帯状の構成シートを搬送する搬送設備に接触する前に、塗布された前記スキンケア剤を前記帯状の構成シートの一面側から流体で冷却する冷却工程とを具備する吸収性物品の製造方法。 - 前記塗布工程においては、前記帯状の構成シートを鉛直方向に搬送し、該帯状の構成シートに前記スキンケア剤を水平方向から塗布する請求項1に記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記塗布工程の前に、前記帯状の構成シートを予め流体で冷却する予備冷却工程を具備する請求項1又は2に記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記冷却工程は、塗布された前記スキンケア剤を前記帯状の構成シートの両面側から前記流体で冷却する請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品の製造方法。
- 前記搬送設備は、前記帯状の構成シートを搬送する搬送ロールを有し、該搬送ロールは、その温度を下げる冷却手段を備えている請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品の製造方法。
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