JP2015019469A - 電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着する電気部品を端子接続具を介して電源装置及び電気負荷等へ接続し、小型化することができる電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱は、リレー71等の電気部品をケーシング1に下方から装着し、電源装置及び電気負荷等の外部装置に接続される電線に通電用端子71a等を電気的に接続するための端子接続具5a等をケーシング1内に設けてある。端子接続具5aは、導電性の筒体、係止片、電線を接続する接続片を有する。筒体は、通電用端子71aの突出方向と軸方向が同一方向としてある。筒体の一端部から挿入される通電用端子71aが第1係止部に係止し、他端部から接続片55の一端部を挿入して第2係止部に係止し、接続片55の他端部に電線を接続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車輌に搭載されたリレー等の電気部品を電源装置及び電気負荷に電気的に接続する電気接続箱に関する。
従来、車輌等においては、種々の電気部品を装着し、該電気部品を電気回路に接続する電気接続箱が用いられている。例えば電気接続箱は、電気部品としてリレーを装着し、該リレーを電源装置及び電気負荷間の電気回路に接続する。電源装置は、鉛バッテリ、リチウムイオン電池などであり、電気負荷は、車輌等に搭載された照明装置、電動式の窓開閉装置、空調装置、電気車輌における走行駆動系のモータなどである。近年では、車輌等が有する機能の多様化によって電気負荷の数が増加しており、これに伴ってリレーの数も増加する傾向にある。
特許文献1に記載の電気接続箱は、リレーを装着する複数のリレーハウジング、リレー制御用のコネクタハウジング、外部接続端子及び各種のバスバー等を有する。複数のリレーハウジングは夫々リレーを挿入する筒状の側壁部を有し、複数のリレー間の隔壁を該側壁部の一部として共用する。コネクタハウジングは、リレーハウジングの外周面上に設け、リレーハウジングと一体的に形成されている。リレーを制御するための接続路は、リレーハウジングとコネクタハウジングとに跨る制御用のバスバーによって形成されている。外部接続端子は、リレーハウジングの側方に離間配置されている。外部接続端子とリレーハウジング内のリレーとを接続するための接続路は、リレーハウジングから側方に延設された外部接続用のバスバーによって形成されている。この電気接続箱によれば、複数のリレーハウジング及びコネクタハウジングを一体的に設けることでスペース効率が向上するというものである。
特開2012−065404号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電気接続箱は、外部接続端子がリレーハウジングの側方に配置されているため、外部接続端子とリレーハウジング内のリレーとを接続する外部接続用のバスバーが必要になる。外部接続用のバスバーをリレーハウジングの側方へ延設するため、外形寸法が大きくなってしまうという問題点があった。
外部接続用のバスバーには高電圧が印加されるので、外部に露出させることができない。このため、電気接続箱には、外部接続用のバスバーを収容する収容室が設けられており、収容室を形成するための板材の分だけ重量が増してしまうという問題点があった。
特に電気自動車やハイブリッド自動車等の車輌では、電源装置から数百アンペアの大電流が流れるため、バスバーを幅広にするとともに、数百ボルトの高電圧が印加されるため、絶縁を確保すべくバスバー間の間隔を広くしなければならず、電気接続箱の大型化、重量の増大が顕著になってしまうという問題点があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、装着する電気部品を端子接続具を介して電源装置及び電気負荷等へ接続し、小型化することができる電気接続箱を提供することにある。
本発明に係る電気接続箱は、表面から突出した端子を有する電気部品を装着するケーシングと、該ケーシング内に設けられており、外部装置に接続される電線に前記端子を電気的に接続するための端子接続具とを備える電気接続箱において、前記端子接続具は、前記端子の突出方向と軸方向が同一方向をなす導電性の筒体、該筒体の一端側から挿入される前記端子が係止する第1係止部、前記筒体の他端側から一端部を挿入し、他端部に前記電線を接続する接続片、及び前記一端部が係止する第2係止部を有することを特徴とする。
本発明にあっては、表面から突出した端子を有する電気部品をケーシングに装着し、外部装置に接続される電線に前記端子を電気的に接続するための端子接続具をケーシング内に設ける。端子接続具は、導電性の筒体、電線を接続する接続片を有する。筒体は、前記端子の突出方向と軸方向が同一方向としてある。筒体の一端側から挿入される前記端子が第1係止部に係止し、筒体の他端側から接続片の一端部を挿入して第2係止部に係止し、接続片の他端部に電線を接続する。これにより、装着する電気部品の端子の突出方向に端子接続具で形成する電気接続経路が設けられるので、ケーシングの外形寸法が小さくなり、電気接続箱の小型化が図られる。
本発明に係る電気接続箱は、前記ケーシング内に前記端子接続具を支持する支持板を備え、該支持板の一面側に前記電気部品を、他面側に前記端子接続具を配してあり、前記支持板に前記端子を挿通する貫通孔を設けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、ケーシング内に端子接続具を支持する支持板を備えており、支持板の一面側に電気部品を、他面側に端子接続具を配し、前記端子は支持板に設けた貫通孔に挿通するようにしてある。これにより、支持板の両側に端子接続具及び電気部品を実装することで、実装密度が高くなるとともに組立性が良好になる。
本発明に係る電気接続箱は、前記ケーシングが開口部、及び該開口部を覆う蓋板を有し、前記支持板は前記他面側が前記開口部に臨むように配してあり、前記蓋板に前記接続片の他端部を挿通する貫通孔を設けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、端子接続具を配してある支持板の他面側がケーシングの開口部に臨み、開口部を蓋板で覆う。端子接続具の接続片は蓋板に設けた貫通孔に挿通させる。これにより、支持板の他面側に配される端子接続具等の部品が外部に露出しない。外部装置に接続される電線は、蓋板に設けた貫通孔に挿通させた接続片に接続される。
本発明に係る電気接続箱は、前記電線の端部に配されるべきコネクタに嵌合する嵌合部が前記蓋板の外面に設けてあることを特徴とする。
本発明にあっては、蓋板の外面に設けた嵌合部に電線端部のコネクタを嵌合させる。これにより、ケーシングの側方にコネクタ接続する場合に必要となる電気接続経路が不要なり、電気接続箱の小型化が図られる。
本発明に係る電気接続箱は、前記端子接続具が、前記筒体の側方へ突出する分岐導体を有することを特徴とする。
本発明にあっては、筒体の側方へ突出する分岐導体によって、端子接続具をケーシング内に配した他の電気回路に電気的に接続できる。
本発明によれば、表面から突出した端子を有する電気部品をケーシングに装着し、外部装置に接続される電線に前記端子を電気的に接続するための端子接続具をケーシング内に設ける。端子接続具は、導電性の筒体、電線を接続する接続片を有する。筒体は、前記端子の突出方向と軸方向が同一方向としてある。筒体の一端側から挿入される前記端子が第1係止部に係止し、筒体の他端側から接続片の一端部を挿入して第2係止部に係止し、接続片の他端部に電線を接続する。このため、装着する電気部品の端子の突出方向に端子接続具で形成する電気接続経路が設けられるので、ケーシングの外形寸法が小さくなり、電気接続箱を小型化することができる。
実施の形態1に係る電気接続箱の外観を示す斜視図である。 実施の形態1に係る電気接続箱の分解斜視図である。 ケーシングを下側から見た外観を示す斜視図である。 ケーシングの平面図である。 端子接続具の外観を示す斜視図である。 端子接続具の縦断側面図である。 別種の端子接続具の外観を示す斜視図である。 上蓋を取り外した電気接続箱の斜視図である。 電子接続箱の回路構成を示す模式図である。 実施の形態2に係る端子接続具の外観を示す斜視図である。 端子接続具の筒体の外観を示す斜視図である。 変形例に係る端子接続具の外観を示す斜視図である。 他の変形例に係る端子接続具の外観を示す斜視図である。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は実施の形態1に係る電気接続箱100の外観を示す斜視図、図2は実施の形態1に係る電気接続箱100の分解斜視図である。電気接続箱100は例えば車輌に搭載されており、鉛バッテリ、リチウムイオン電池等の電源装置と、車輌装備品及び走行駆動系におけるモータ等の電気負荷との間に介装される。
電気接続箱100は例えば直方体等の箱状をなし、側方を囲むケーシング1、上蓋3、内部に取り付けられる端子接続具5等を備える。電気接続箱100はリレー71〜73及び抵抗器74を下方から差し込んで装着する。上蓋3にはコネクタ部31が設けてあり、電源装置及び電気負荷に接続される電線の端部に配したコネクタ(図示略)をコネクタ部31に装着する。また、上蓋3には更にコネクタ部32及び33が設けてあり、リレー71及び72を制御するための制御信号線の端部に配したコネクタ(図示略)をコネクタ部32に、リレー73を制御するための制御信号線の端部に配したコネクタ(図示略)をコネクタ部33に装着するようにしてある。
上蓋3は、蓋板30、コネクタ部31〜33を備える。蓋板30はケーシング1の上側の開口部を覆う。コネクタ部31は、蓋板30の外面に配してあり、断面が略矩形をなす有底筒状のコネクタハウジング31a〜31dを有する。コネクタハウジング31a〜31dは、電源装置及び電気負荷に接続される電線の端部に配したコネクタに嵌合する形状としてある。コネクタハウジング31a〜31dは、底面が蓋板30の外面と略面一であり、該底面に蓋板30を貫通する貫通孔41a〜41dが設けられている。貫通孔41a〜41dには後述する端子接続具5の各接続片が挿通されている。コネクタ部32及び33も同様に、制御信号線の端部に配したコネクタに嵌合する形状のコネクタハウジングを備え、底面に制御信号線に接続するための各接続片を挿通するための貫通孔が設けてある。
リレー71は外表面から突出する通電用端子71a及び71b、制御用端子71c及び71dを有する。通電用端子71aは電源装置の+極側に接続され、通電用端子71bは電気負荷の+端子側に接続される。リレー71は、制御用端子71c及び71dに接続する制御信号線を通じてオン/オフ制御を行い、通電用端子71a及び71b間が通電/遮断状態となることによって、電源装置の+極及び電気負荷の+端子間が通電/遮断状態となる。同様にリレー72は外表面から突出する通電用端子72a及び72b、制御用端子72c及び72dを有する。通電用端子72aは電源装置の−極側に接続され、通電用端子72bは電気負荷の−端子側に接続される。リレー72は、制御用端子72c及び72dに接続する制御信号線を通じてオン/オフ制御を行い、通電用端子72a及び72b間が通電/遮断状態となることによって、電源装置の−極及び電気負荷の−端子間が通電/遮断状態となる。
ケーシング1は、側壁部10、支持板11、接続具収容部12〜16等を有する。支持板11は矩形状をなし、側壁部10の上下方向の中途部に配置されており、端子接続具5を支持する。側壁部10は、支持板11の4辺を囲む側壁10a〜10dを有する。図3はケーシング1を下側から見た外観を示す斜視図である。ケーシング1は支持板11に立設された仕切壁10e,10f,10g,10h,10jを有する。リレー71は側壁10a、10b、及び仕切壁10e,10fで囲まれる収容室に収容される。同様に、リレー72は側壁10b,10c、及び仕切壁10f,10gで囲まれる収容室に、リレー73は側壁10a、及び仕切壁10e,10h,10jで囲まれる収容室に収容される。抵抗器74は、側壁10d及び仕切壁10j間に収容し、係止片10k及び10mにより下面を係止して抜け止めとする。
図4はケーシング1の平面図である。ケーシング1の接続具収容部12は、4つのハウジング12a〜12dを有する。ハウジング12a〜12dは夫々、断面が矩形の有底筒状をなし、底面が支持板11と略面一としてある。ハウジング12a〜12dの底面には夫々貫通孔22a〜22dが設けてある。貫通孔22a〜22dはリレー71及び72の各通電用端子を挿通すべく長孔状である。リレー71の通電用端子71aは貫通孔22aに挿通され、通電用端子71bは貫通孔22bに挿通される。同様にリレー72の通電用端子72aは貫通孔22cに挿通され、通電用端子72bは貫通孔22dに挿通される。
ケーシング1の接続具収容部13は、4つのハウジング13a〜13dを有する。ハウジング13a〜13dは夫々、断面が矩形の有底筒状をなし、底面が支持板11と略面一としてある。ハウジング13a〜13dの底面には夫々貫通孔23a〜23dが設けてある。貫通孔23a〜23dはリレー71及び72の各制御用端子を挿通すべく長孔状である。リレー71の制御用端子71cは貫通孔23aに挿通され、制御用端子71dは貫通孔23bに挿通される。同様にリレー72の制御用端子72cは貫通孔23cに挿通され、制御用端子72dは貫通孔23dに挿通される。
ケーシング1の接続具収容部14は、2つのハウジング14a及び14bを有する。ハウジング14a及び14bは夫々、断面が矩形の有底筒状をなし、底面が支持板11と略面一としてある。ハウジング14a及び14bの底面には夫々貫通孔24a及び24bが設けてある。貫通孔24a及び24bはリレー73の各通電用端子を挿通すべく長孔状である。リレー73の2つの通電用端子73a及び73b(後述する図9参照)は夫々貫通孔24a及び24bに挿通される。
ケーシング1の接続具収容部15は、2つのハウジング15a及び15bを有する。ハウジング15a及び15bは夫々、断面が矩形の有底筒状をなし、底面が支持板11と略面一としてある。ハウジング15a及び15bの底面には夫々貫通孔25a及び25bが設けてある。貫通孔25a及び25bはリレー73の各制御用端子を挿通すべく長孔状である。リレー73の2つの制御用端子73c及び73d(後述する図9参照)は夫々貫通孔25a及び25bに挿通される。
ケーシング1の接続具収容部16は、2つのハウジング16a及び16bを有する。ハウジング16a及び16bは夫々、断面が矩形の有底筒状をなし、底面が支持板11と略面一としてある。ハウジング16a及び16bの底面には夫々貫通孔26a及び26bが設けてある。貫通孔26a及び26bは抵抗器74両端の端子を挿通すべく長孔状である。抵抗器74の2つの端子(図示略)は夫々貫通孔26a及び26bに挿通される。
端子接続具5は、端子接続具5a〜5dのバリエーションがある。図5は端子接続具5aの外観を示す斜視図であり、図6は端子接続具5aの縦断側面図である。端子接続具5aは、筒体51、係止片52、分岐導体54、接続片55を有し、各部品は導電性の材質でなる。筒体51は断面が矩形の角筒状であり、リレー71の端子71aがリレー71の表面から突出する方向と同じ方向を軸方向とする。リレー71の端子71aは、筒体51の内部へ筒体51の一端部51a側から挿入され、他端部51b側からは接続片55の一端部が挿入される。
係止片52は、筒体51の一側壁51cの一端部51a側に連続する短冊状の板部材を、一側壁51cに対向する対向側壁51dへ接近するように屈曲し、更に一側壁51c側に向かうように屈曲してなる。このように屈曲させることで、係止片52は、対向側壁51dとの間に僅かの隙間を有して接近した中途部分に第1係止部52aを、一側壁51cとの間に僅かの隙間を有して接近した先端部分に第2係止部52bを形成する。
分岐導体54はC字状に屈曲した導電性の板材でなり、筒体51の一側壁51cの外面に溶着又は半田付け等によって固着され、筒体51の側方へ突出するように設けられている。分岐導体54は、基部54a、延伸部54b、及び先端接続部54cを有する。基部54aは、筒体51の一側壁51cに添って設けられ、一側壁51cの外面に溶着又は半田付けによって固着することで、機械的かつ電気的に筒体51に接続される。延伸部54bは、基部54aの端部に連続しており、基部54aに対して直交して筒体51の側方へ延伸している。先端接続部54cは、延伸部54bの端部に連続しており、延伸部54bに対して直交している。
図5に示す先端接続部54cは、並設された他の端子接続具に接続するべく、先端接続部54cの幅が基部54a及び延伸部54bの幅よりも狭く、かつ、基部54aに対向するように設けられている。他の端子接続具の配置によっては、先端接続部54cを延伸部54bの端部で図5に示す場合と逆側に屈曲させることで、分岐導体54が全体としてZ字状をなすようにしてもよい。
接続片55は矩形状をなす導電性の板であり、一端部が筒体51の他端部51b側から筒体51の内部に挿入され、第2係止部52bと一側壁51cとの隙間に係止される。接続片55は、筒体51に係止した状態で、筒体51の他端部51bから上方へ突出しており、上蓋3の蓋板30を貫通し、蓋板30の外面に設けたコネクタハウジング31a内に突出する。
図7は別種の端子接続具5bの外観を示す斜視図である。端子接続具5aと5bとは分岐導体54の形状が異なっている以外、筒体51、係止片52、接続片55は同等である。端子接続具5bは、他の端子接続具に接続するための先端接続部54cを分岐導体54に設けていない。端子接続具5bは、分岐導体54の延伸部54bに他のバスバー、電線等を接続して用いる。延伸部54bへの他のバスバー、電線等の接続は、半田付けであってもよいし、延伸部54bにナット等を取付けて螺子孔を設け、螺子締結するものでもよい。
また、別種の端子接続具5c(図2参照)は、筒体51、係止片52及び接続片55cを有し、分岐導体54を有していない。接続片55cの形状は、接続片55の形状と異なるZ字状としている。端子接続具5cは、接続片55cの一端部を筒体51に上方から挿入して接続する。接続片55cの他端部は、上蓋3の蓋板30を面内方向に筒体51からオフセットした位置で貫通させ、蓋板30の外面に設けたコネクタハウジング31c内に突出するようにしてある。また、別種の端子接続具5dは、筒体51、係止片52及び接続片55を有し、分岐導体54を有しない構成にしたものである。
図8は、上蓋3を取り外した電気接続箱100の斜視図である。端子接続具5a〜5dは、夫々ケーシング1内の支持板11に設けた接続具収容部12のハウジング12a〜12dに挿入してケーシング1内に装着され、支持板11によって支持されている。また、他の接続具収容部13〜16の夫々のハウジングにも同様に、筒体51及び係止片52で構成される端子接続具(図示略)を挿入して装着してある。尚、接続具収容部13〜16に装着される端子接続具には、配索経路に応じた形状の接続片を上方から挿入して係止させる。
図9は電子接続箱100の回路構成を示す模式図である。リレー71の通電用端子71aは、端子接続具5aの分岐導体54により、リレー73の通電用端子73bに接続される。リレー73の通電用端子73aは、導電性の接続片81を用いて、抵抗器74の一端側の端子74aに接続する。抵抗器74の他端側の端子74bは、バスバー82を用いて、リレー71の通電用端子71bに接続される。尚、バスバー82は端子接続具5bにおける分岐導体54の延伸部54bに半田付け等によって電気的に接続される。リレー73及び抵抗器74を直列接続した回路は、プリチャージ用回路として機能する。
リレー71の制御用端子71c及び71d、並びにリレー72の制御用端子72c及び72dには、配索経路に応じて適宜屈曲させた板状の接続片の一端部を接続する。該接続片の他端部は、コネクタ部32のコネクタハウジングの底面に設けた貫通孔に挿通させ、コネクタハウジング内に突出させる。同様にリレー73の制御用端子73c及び73dにも、配索経路に応じて適宜屈曲させた板状の接続片の一端部を接続し、接続片の他端部をコネクタ部33のコネクタハウジング内に突出させる。
リレー71は、ケーシング1に下方から差し込んで装着することにより、通電用端子71aが貫通孔22aに挿通されてハウジング12a内に突出し、通電用端子71bが貫通孔22bに挿通されてハウジング12b内に突出する。ハウジング12a内に突出した通電用端子71aの先端部は、ハウジング12aに装着された端子接続具5aの一端部51aから筒体51の内部に挿入され、第1係止部52aと対向側壁51dとの隙間に係止され、端子接続具5aに電気的に接続される。同様に、ハウジング12b内に突出した通電用端子71bの先端部は、ハウジング12bに装着された端子接続具5bの一端部51aから筒体51の内部に挿入され、第1係止部52aと対向側壁51dとの隙間に係止され、端子接続具5bに電気的に接続される。
端子接続具5a及び5bにおける筒体51の他端部51bに挿入された接続片55の一端部は、第2係止部52bと一側壁51cとの隙間に係止して電気的に筒体51に接続される。接続片55の他端部は、貫通孔41a及び41bに挿通され、上蓋3に設けたコネクタ部31におけるコネクタハウジング31a及び31b内に突出する。電源装置及び電気負荷に接続される電線の端部に配したコネクタをコネクタハウジング31a及び31bに挿入して取り付けることで、接続片55の他端部が電源装置及び電気負荷に接続される電線に電気的に接続され、リレー71の通電用端子71a及び71bが電源装置及び電気負荷に接続される電線に接続される。
同様に、リレー72の通電用端子72a及び72bは夫々端子接続具5c及び5dを介して電源装置及び電気負荷に接続される電線に接続される。リレー73の通電用端子73a及び73bは、電気接続箱100の内部の回路に接続される。
以上のとおり本実施形態によれば、電気接続箱100は、リレー71及び72等の電気部品をケーシング1に下方から装着する。電気接続箱100は、電源装置及び電気負荷等の外部装置に接続される電線にリレー71の通電用端子71a及び71b、並びにリレー72の通電用端子72a及び72bを電気的に接続するための端子接続具5a〜5dをケーシング内に設ける。端子接続具5aは、導電性の筒体51、係止片52、電線を接続する接続片55を有する。筒体51は、通電用端子71aの突出方向と軸方向が同一方向としてある。筒体51の一端部51aから挿入される通電用端子71aが第1係止部52aに係止し、筒体51の他端部51bから接続片55の一端部を挿入して第2係止部52bに係止し、接続片55の他端部に電線を接続する。端子接続具5b〜5dについても同様である。これにより、装着するリレー71及び72等の電気部品の端子の突出方向に端子接続具5a〜5bで形成する電気接続経路が設けられるので、ケーシング1の外形寸法が小さくなり、電気接続箱100の小型化を図ることができ、小型化することで軽量化することもできる。
また本実施形態によれば、ケーシング1内に端子接続具5a〜5dを装着して支持する支持板11を設けてあり、支持板11の一面(下面)側にリレー71及び72等の電気部品を、他面(上面)側に端子接続具5a〜5dを配し、通電用端子71a、71b、72a及び72bは夫々、支持板11に設けた貫通孔22a、22b、22c及び22dに挿通するようにしてある。これにより、支持板11の両側に端子接続具5a〜5d、並びにリレー71及び72等の電気部品を実装することで、実装密度が高くなるとともに組立性が良好になる。
また本実施形態によれば、端子接続具5a〜5dを配してある支持板11の他面(上面)側がケーシング1の開口部に臨み、開口部を蓋板30で覆っている。端子接続具5a〜5dの各接続片55及び55cは、蓋板30上のコネクタハウジング31a〜31d内に設けた貫通孔41a〜41dに挿通させる。これにより、支持板11の他面(上面)側に配される端子接続具5a〜5d等の部品が外部に露出しない。電源装置及び電気負荷等の外部装置に接続される電線は、蓋板30に設けた貫通孔41a〜41dに挿通させた接続片55及び55cに接続される。
また本実施形態によれば、電源装置及び電気負荷等の外部装置に接続される電線の端部のコネクタをコネクタハウジング31a〜31dに嵌合させる。コネクタハウジング31a〜31dは蓋板30の外面に設けている。これにより、ケーシング1の側方にコネクタ接続する場合に必要となる電気接続経路が不要なり、電気接続箱100の小型化が図られる。
また本実施形態によれば、端子接続部5a及び5bにおける筒体51の側方へ突出する分岐導体54によって、端子接続具5a及び5bをケーシング1内に配した他の電気回路に電気的に接続できる。
(実施の形態2)
図10は実施の形態2に係る端子接続具6の外観を示す斜視図、図11は端子接続具6の筒体61の外観を示す斜視図である。実施の形態2に係る電気接続箱100は、実施の形態1における端子接続具5を図10に示す端子接続具6に置き換え、その他の電子接続箱100の構成は実施の形態1と同様とする。端子接続具6は筒体61、第1係止部62、第2係止部63、分岐導体64及び接続片55を有し、いわゆるファストン型である。筒体61は導電性を有し、側壁61aの側端部から側端部間の略中央部にかけてアーチ状に設けた第1係止部62及び第2係止部63によって形成される。分岐導体64は、実施の形態1における分岐導体54と同等の構成であり、基部64a及び延伸部64bを有している。分岐導体64は、更に延伸部64bに連なる先端接続部を設けるようにしてもよい。
第1係止部62は、筒体61の下端部から中央部にかけて設けてあり、先端部62aが側壁61aと僅かの隙間を有して対向する。第2係止部63は、筒体61の上端部から中央部にかけて設けてあり、先端部63aが側壁61aと僅かの隙間を有して対向する。リレー71の通電用端子71a及び71b、並びにリレー72の通電用端子72a及び72bは、筒体61の下端部から挿入され、側壁61aと第1係止部62の先端部62aとの隙間に係止され、筒体61と電気的に接続される。接続片55は導電性を有し、筒体61の上端部から挿入され、側壁61aと第2係止部63の先端部63aとの隙間に係止され、筒体61と電気的に接続される。
端子接続具6は、実施の形態1における端子接続具5a〜5dに比べて、第1係止部62及び第2係止部63を容易に形成することができ、製造コストを低減することができる。尚、本発明の電気接続箱100における端子接続具の構造は、実施の形態1及び実施の形態2において説明した構造に限られるものではない。
(変形例)
図12は変形例に係る端子接続具5aの外観を示す斜視図である。本変形例では、分岐導体54の延伸部54bは、長手方向の中途部から幅を狭くし、中途部から先端に亘る任意の箇所で屈曲して先端接続部54cを形成するようにしてある。電気接続箱100は、車輌等に搭載された電源装置の種類に応じて装着するリレー等の電気部品の構成が異なり、ケーシング内部の電気回路の配置も異なる。
図12に示す端子接続具5aは、延伸部54bの中途部から先端接続部54cの任意の箇所で屈曲させて先端接続部54cを形成することで、分岐導体54を接続する相手側の端子接続具との位置関係が異なる複数種類の電気接続箱100において共通的に用いることができる。従って、本変形例に係る端子接続具5aは、複数種類の端子接続具100毎に別種の端子接続具5aを製造する必要がないため、端子接続具の製造コストを低減することができる。
図13は他の変形例に係る端子接続具5aの外観を示す斜視図である。本変形例に係る端子接続具5aは、延伸部54bが先端にかけて二股に分岐しており、2つの先端接続部54cが形成される。この端子接続具5aによって、分岐導体54を接続する相手側の端子接続具、又は回路中の接続箇所が2つある場合に対応することが可能である。また、延伸部54bの分岐は2つに限られるものではなく、3つ以上に分岐する構成としてもよい。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 ケーシング
11 支持板
22a、22b、22c、22d 貫通孔
30 蓋板
31a、31b、31c、31d コネクタハウジング(嵌合部)
41a、41b、41c、41d 貫通孔
5a、5b、5c、5d 端子接続具
51 筒体
52a 第1係止部
52b 第2係止部
54 分岐導体
55、55c 接続片
6 端子接続具
61 筒体
62 第1係止部
63 第2係止部
64 分岐導体
71、72 リレー(電気部品)
71a、71b、72a、72b 通電用端子(端子)
100 電気接続箱

Claims (5)

  1. 表面から突出した端子を有する電気部品を装着するケーシングと、該ケーシング内に設けられており、外部装置に接続される電線に前記端子を電気的に接続するための端子接続具とを備える電気接続箱において、
    前記端子接続具は、
    前記端子の突出方向と軸方向が同一方向をなす導電性の筒体、
    該筒体の一端側から挿入される前記端子が係止する第1係止部、
    前記筒体の他端側から一端部を挿入し、他端部に前記電線を接続する接続片、及び
    前記一端部が係止する第2係止部
    を有することを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記ケーシング内に前記端子接続具を支持する支持板を備え、
    該支持板の一面側に前記電気部品を、他面側に前記端子接続具を配してあり、
    前記支持板に前記端子を挿通する貫通孔を設けてあることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記ケーシングは開口部、及び該開口部を覆う蓋板を有し、
    前記支持板は前記他面側が前記開口部に臨むように配してあり、
    前記蓋板に前記接続片の他端部を挿通する貫通孔を設けてあることを特徴とする請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記電線の端部に配されるべきコネクタに嵌合する嵌合部が前記蓋板の外面に設けてあることを特徴とする請求項3に記載の電気接続箱。
  5. 前記端子接続具は、前記筒体の側方へ突出する分岐導体を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の電気接続箱。
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