以下に、本発明に係るヒューズモジュールの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、下記の実施形態における構成要素は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態1]
まず、実施形態1に係るヒューズモジュールについて説明する。図1は、実施形態1に係るヒューズモジュールの斜視図である。図2は、実施形態1に係るヒューズモジュールの分解斜視図である。図3は、実施形態1に係るヒューズモジュールのリレーブロックの斜視図である。図4は、実施形態1に係るヒューズモジュールのリレーブロックの斜視図である。図5は、実施形態1に係るヒューズモジュールの断面図である。ここで、図3は保持部材により一体成形されたリレーブロックを示す図であり、図4は保持部材を省略したリレーブロックを示す図であり、図5は図1のA−A断面図である。また、各図(図6〜図9を含む)のX方向は、本実施形態におけるヒューズモジュールの幅方向である。X1方向はヒューズの取り出し方向であり、X2方向はヒューズ挿入方向である。Y方向は、本実施形態におけるヒューズモジュールの奥行き方向であり、幅方向と直交する方向である。Y1方向は反コネクタ方向であり、Y2方向はコネクタ方向である。Z方向は、本実施形態におけるヒューズモジュールの上下方向であり、幅方向と奥行き方向と直交する方向である。Z1方向は上方向であり、Z2方向は下方向である。
本実施形態におけるヒューズモジュール1Aは、図1〜図5に示すように、電源100から供給された電力を車両内の各種電子機器に分配する電力分配回路の一部を構成するものであり、電源モジュールともいう。ヒューズモジュール1Aは、ヒューズブロック2と、リレーブロック3と、電源バスバー4と、複数のリレー5と、複数の第一ヒューズ端子6と、保持部材7と、複数の第二ヒューズ端子8と、ヒューズ9と、基板10とを備え、さらに、複数のコイル端子11と、第三ヒューズ端子12と、第四ヒューズ端子13と、第五ヒューズ端子14と、第六ヒューズ端子15とを備える。
ヒューズブロック2は、図1、図2、図5に示すように、電源バスバー4、各リレー5、各ヒューズ端子6,8,12〜15、複数のヒューズ9、複数のコイル端子11が取り付けられるものである。ヒューズブロック2は、絶縁性を有する材料、例えば合成樹脂材などで形成されており、本体部21と、第一コネクタ部22と、第二コネクタ部23とを有する。
本体部21は、上下方向から見た場合に、奥行き方向を長手方向とする箱状に形成されている。本体部21は、底板21aと、底板21aの奥行き方向における両端部から上方側および下方側に突出する側板21b,21cと、底板21aの幅方向における中央部から上方側に突出する中央板21dとにより形成されている。本体部21は、幅方向において中央板21dを挟んで、挿入方向側にリレーブロック収容空間部21eが形成され、取り出し方向側にヒューズ端子収容空間部21fが形成されている。ここで、底板21aは、側板21b,21cの下方側端部よりも上方側において、側板21b,21cと連結されている。従って、底板21aの下方側には、底板21aおよび側板21b,21cにより、基板間空間部21gが形成されている。リレーブロック収容空間部21eは、リレーブロック3を収容するものであり、上下方向のうち上方側および幅方向のうちヒューズ挿入方向側が外部と連通して形成されている。ヒューズ端子収容空間部21fは、各ヒューズ端子6,8,12〜15を収容するものであり、上下方向のうち上方側および幅方向のうち取り出し方向側が外部と連通して形成されている。なお、ヒューズブロック2は、本体部21のヒューズ端子収容空間部21fをヒューズケース16により取り出し方向側が閉塞される。ヒューズケース16は、一対の側板21b,21cが挿入されることで、ヒューズブロック2に取り付けられるものである。ヒューズケース16は、各ヒューズ9が着脱自在に取り付けられるヒューズ取付穴161が幅方向において貫通して形成されている。
第一コネクタ部22および第二コネクタ部23は、図示しない電源100と接続されている電線の先端に設けられたコネクタと嵌合するものである。第一コネクタ部22は、側板21cからコネクタ方向側に突出して形成されており、コネクタ収容空間部22aが形成されている。第一コネクタ部22は、電源バスバー4の入力側端子部42が側板21cに形成された図示しない端子穴を介してコネクタ収容空間部22aに露出して配置される。第一コネクタ部22は、上方側端部に入力側端子部42を第一コネクタ部22の外部から挿入するための切欠き22bが形成されている。第二コネクタ部23は、第一コネクタ部22よりも下方側で、かつ側板21cからコネクタ方向側に突出して形成されており、コネクタ収容空間部23aが形成されている。第二コネクタ部23は、第三ヒューズ端子12の入力側端子部122が側板21cに形成された図示しない端子穴を介してコネクタ収容空間部23aに露出して配置されるものである。第二コネクタ部23は、上方側端部に入力側端子部122を第二コネクタ部23の外部から挿入するための切欠き23bが形成されている。切欠き部23bは、上下方向から見た場合に、切欠き部22bに重なって形成されている。
リレーブロック3は、図2〜図4に示すように、電源バスバー4、複数のリレー5、複数の第一ヒューズ端子6および複数のコイル端子11が保持部材7に対して一体に形成されて構成されるものであり、リレーブロック収容空間部21eに収容されるものである。リレーブロック3は、電源バスバー4と、複数のリレー5と、複数の第一ヒューズ端子6と、保持部材7と、複数のコイル端子11とを有する。本実施形態におけるリレーブロック3は、上下方向において、電源バスバー4と、複数の第一ヒューズ端子6との間に複数のリレー5を挟み込んだ状態で、保持部材7により一体に形成されている。
電源バスバー4は、図1〜図5に示すように、電源100からの電力が入力されるものである。電源バスバー4は、複数のリレー5と電気的に接続されており、電源100からの電力を複数のリレー5に供給するものである。電源バスバー4は、導電性を有する材料、例えば金属材などで板材として形成されている。電源バスバー4は、本体部41と、入力側端子部42と、出力側端子部43とを有する。本体部41は、奥行き方向を長手方向とする平板形状であり、複数のリレー5の下方側に配置される。入力側端子部42は、電線を介して電源100と電気的に接続されるものであり、本体部41のコネクタ方向側端部に形成されている。本実施形態における入力側端子部42は、本体部41の上方側に屈曲しているコネクタ方向側端部からコネクタ方向側に突出して形成されている。入力側端子部42は、上下方向から見た場合に、リレーブロック3の外周からコネクタ方向側に突出して形成されている。出力側端子部43は、リレー5と電気的に接続されるものであり、電源100からの電力をリレー5に供給するものである。出力側端子部43は、各リレー5にそれぞれ対応して複数形成されており、本実施形態では、本体部41に対して奥行き方向に等間隔に一列に形成されている。本実施形態における出力側端子部43は、本体部41の挿入方向側端部から挿入方向側に突出し、先端部が上方側に屈曲して形成されている。出力側端子部43は、先端部に接続穴43aがリレー5の入力側端子部51の数に対応して形成されている。
リレー5は、図2〜図5に示すように、電源バスバー4と電気的に接続され、電源100からの電力が入力されるものである。リレー5は、リレー5の下流側において、リレー5と電気的に接続されている図示しない1以上の負荷に対して電源100からの電力の供給/遮断を行うものである。本実施形態におけるリレー5は、図示しないコイル部により図示しない接点部のON状態とOFF状態とを制御するメカニカルリレーである。リレー5は、底面5a、本実施形における挿入方向側端面に、一対の入力側端子部51,51と、出力側端子部52と、一対のコイル端子部53,53とを有する。一対の入力側端子部51,51は、電源バスバー4を介して電源100からの電力をリレー5に入力するものであり、底面5aの下方側端部に奥行き方向に一列に、挿入方向側に突出して形成されている。各入力側端子部51,51は、接点部の入力側と接続されており、電源バスバー4の接続穴43aにそれぞれ挿入される。出力側端子部52は、リレー5がON状態において、電源100からの電力を第一ヒューズ端子6に供給するものであり、底面5aの上方側端部に、挿入方向側に突出して形成されている。出力側端子部52は、接点部の出力側と接続されており、幅方向において対向する第一ヒューズ端子6の接続穴63に挿入される。一対のコイル端子部53,53は、コイル部への電力の供給を行うものであり、底面5aの下方側端部に一対の入力側端子部51,51を奥行き方向において挟んで、挿入方向側に突出して形成されている。一対のコイル端子部53,53は、コイル部の入力側および出力側にそれぞれ接続されており、幅方向において対向するコイル端子11の接続穴112にそれぞれ挿入される。
第一ヒューズ端子6は、図2〜図5に示すように、リレー5と電気的に接続され、電源100からの電力がリレー5を介して入力されるものである。第一ヒューズ端子6は、導電性を有する材料、例えば金属材などで板材として形成されている(各ヒューズ端子8,12〜15およびコイル端子11も同様)。第一ヒューズ端子6は、リレー5の数に対応して、複数形成されている。第一ヒューズ端子6は、本体部61と、ヒューズ端子部62と、接続穴63とを有する。本体部61は、幅方向を長手方向とする平板形状であり、複数のリレー5の上方側に配置される。ヒューズ端子部62は、ヒューズ9と電気的に接続されるものであり、本体部61の取り出し方向側端部に形成されている。ここで、各第一ヒューズ端子6におけるヒューズ端子部62の数は、1つのリレー5により、ON/OFF制御を行う負荷の数に応じて変化するものであり、1以上である。ヒューズ端子部62は、上下方向から見た場合に、リレーブロック3の外周から取り出し方向側に突出して形成されている。接続穴63は、リレー5の出力側端子部52が挿入されるものである。本実施形態における接続穴63は、本体部61の下方側に屈曲している挿入方向側端部に形成されている。
保持部材7は、図2〜図5に示すように、電源バスバー4、複数の第一ヒューズ端子6および複数のコイル端子11を一体化するものである。保持部材7は、絶縁性を有する材料、例えば合成樹脂材などで形成されており、奥行き方向から見た場合に、上下方向における両端部が取り出し方向側に突出して形成されており、取り出し方向側に開口を有するU字形状に形成されている。本実施形における保持部材7は、電源バスバー4の本体部41の各出力側端子部43、各第一ヒューズ端子6の本体部61の挿入方向側端部、各コイル端子11の本体部111の上方側端部を、幅方向および奥行き方向を含む同一平面において位置された状態で、一体化するものである。ここで、電源バスバー4、複数の第一ヒューズ端子6および複数のコイル端子11を保持部材7に一体に形成する方法は、公知の方法で実現されるものであり、例えば、インサート成型などにより行われる。予め保持部材7を成形する成型金型に対して電源バスバー4、複数の第一ヒューズ端子6および複数のコイル端子11を配置し、成型金型に保持部材7を構成する材料を射出することで、保持部材7の成型時に、電源バスバー4、複数の第一ヒューズ端子6および複数のコイル端子11の一部を内部に保持した状態とすることができる。保持部材7は、電源バスバー4の接続穴43a、各第一ヒューズ端子6の接続穴63、および各コイル端子11の接続穴112にそれぞれ対応し、幅方向において貫通する貫通孔71,72,73が形成されている。
第二ヒューズ端子8は、図2、図5に示すように、第一ヒューズ端子6と対向して配置されるものであり、基板10と電気的に接続されるものである。本実施形態における第二ヒューズ端子8は、ヒューズ端子部62の数に対応して複数形成されている。第二ヒューズ端子8は、本体部81と、ヒューズ端子部82と、基板端子部83とを有する。本体部81は、幅方向を長手方向とする平板形状であり、第一ヒューズ端子6の下方側で、かつヒューズ端子収容空間部21fに配置され、ヒューズブロック2に形成された図示しない端子穴に挿入されることで、ヒューズブロック2に保持される。ヒューズ端子部82は、ヒューズ9と電気的に接続されるものであり、本体部81の取り出し方向側端部に形成されている。ここで、各ヒューズ端子部82は、各ヒューズ端子部62と上下方向において離間して対向して配置される。基板端子部83は、基板10と電気的に接続されるものである。本実施形態における基板端子部83は、本体部81の下方側に屈曲している挿入方向側端部に形成され、本体部81の奥行き方向における幅よりも狭い幅で形成されている。
ヒューズ9は、図1、図2、図5に示すように、負荷に対して過電流が流れることを防止するものであり、負荷への電力供給を強制的に遮断するものである。ヒューズ9は、ヒューズケース16に形成された複数のヒューズ取付穴161にそれぞれ挿入されることで、負荷に電力供給を可能とするものである。本実施形態におけるヒューズ9は、各第一ヒューズ端子6および各第二ヒューズ端子8に対して、すなわち複数の一対のヒューズ端子部62および各ヒューズ端子部82に対して、それぞれ着脱自在に電気的に接続されるものと、各第三ヒューズ端子12および第四ヒューズ端子13に対して、すなわち複数の一対のヒューズ端子部123およびヒューズ端子部132に対して、それぞれ着脱自在に電気的に接続されるものと、各第五ヒューズ端子14および各第六ヒューズ端子15に対して、すなわち複数の一対のヒューズ端子部142およびヒューズ端子部152に対して、それぞれ着脱自在に電気的に接続されるものとがある。各ヒューズ9は、図示しない可容体を有しており、ヒューズ9が電気的に接続される負荷の定格電流に応じて電流容量が異なる。
基板10は、図1、図2、図5に示すように、ヒューズブロック2が実装面10aと対向して実装されるものであり、各第二ヒューズ端子8、複数のコイル端子11、各第四ヒューズ端子13、各第五ヒューズ端子14および各第六ヒューズ端子15が電気的に接続されるものである。基板10は、平板形状に形成されており、硬質な材料、例えばベークライト、紙フェノール、ガラスエポキシ樹脂などで形成されており、各ヒューズ端子8,13〜15および各コイル端子11と電気的に接続する図示しないプリント配線が上下方向における両面のうち、実施形態では実装面10aに形成されている。基板10は、各第二ヒューズ端子8の基板端子部83、各コイル端子11の基板端子部113、各第四ヒューズ端子13の基板端子部133、各第五ヒューズ端子14の基板端子部143および各第六ヒューズ端子15の基板端子部153、にそれぞれ対応し、上下方向において貫通する貫通孔10b,10c,10d,10e,10fが形成されている。基板10は、ヒューズブロック2が実装面10aに実装されるとともに、抵抗、コンデンサ、外部の電子機器と電気的に接続するためのコネクタなどの電子部品が実装されている。
コイル端子11は、図2〜図5に示すように、リレー5とそれぞれ電気的に接続され、コイル部を駆動するための電力を供給するものである。コイル端子11は、リレー5の数に応じて複数形成されている。コイル端子11は、本体部111と、接続穴112と、基板端子部113と、を有する。本体部111は、幅方向を長手方向とする平板形状である。接続穴112は、リレー5のコイル端子部53が挿入されるものである。本実施形態における接続穴112は、本体部111の上方側端部に形成されている。ここで、各コイル端子11における接続穴112の数は、各コイル端子11の配置によって変化し、2つのリレー5の4つのコイル端子部53に対して、1つの接続穴112が形成された2つのコイル端子11および2つの接続穴112が形成された1つのコイル端子11が対応する。基板端子部113は、基板10と電気的に接続されるものである。本実施形態における基板端子部113は、本体部111の下方側端部に形成され、本体部111の奥行き方向における幅よりも狭い幅で形成されている。
第三ヒューズ端子12は、図2、図5に示すように、電源100からの電力が入力されるものである。第三ヒューズ端子12は、本体部121と、入力側端子部122と、ヒューズ端子部123とを有する。本体部121は、奥行き方向を長手方向とする平板形状であり、各第二ヒューズ端子8の下方側に配置される。入力側端子部122は、電線を介して電源100と電気的に接続されるものであり、本体部121のコネクタ方向側端部に形成されている。本実施形態における入力側端子部122は、本体部121の上方側に屈曲しているコネクタ方向側端部からコネクタ方向側に突出して形成されている。入力側端子部122は、上下方向から見た場合に、リレーブロック3の外周からコネクタ方向側に突出して形成されている。ヒューズ端子部123は、ヒューズ9と電気的に接続されるものであり、ヒューズ9を介して電源100からの電力を負荷に供給するものである。本実施形態におけるヒューズ端子部123は、本体部121の取り出し方向側端部から取り出し方向側に突出し、数が負荷の数に応じて変化するものであり、1以上である。
第四ヒューズ端子13は、図2、図5に示すように、第三ヒューズ端子12と対向して配置されるものであり、基板10と電気的に接続されるものである。本実施形態における第四ヒューズ端子13は、ヒューズ端子部123の数に対応して複数形成されている。第四ヒューズ端子13は、本体部131と、ヒューズ端子部132と、基板端子部133とを有する。本体部131は、幅方向を長手方向とする平板形状であり、第三ヒューズ端子12の下方側で、かつヒューズ端子収容空間部21fに配置され、ヒューズブロック2に形成された図示しない端子穴に挿入されることで、ヒューズブロック2に保持される。ヒューズ端子部132は、ヒューズ9と電気的に接続されるものであり、本体部131の取り出し方向側端部に形成されている。ここで、各ヒューズ端子部132は、各ヒューズ端子部123と上下方向において離間して対向して配置される。基板端子部133は、基板10と電気的に接続されるものである。本実施形態における基板端子部133は、本体部131の下方側に屈曲している挿入方向側端部に形成され、本体部131の奥行き方向における幅よりも狭い幅で形成されている。
第五ヒューズ端子14は、図2、図5に示すように、基板10と接続され、電源100からの電力が基板10を介して入力されるものである。本実施形態における第五ヒューズ端子14は、複数形成されている。第五ヒューズ端子14は、本体部141と、ヒューズ端子部142と、基板端子部143とを有する。本体部141は、幅方向を長手方向とする平板形状であり、第四ヒューズ端子13の下方側で、かつヒューズ端子収容空間部21fに配置され、ヒューズブロック2に形成された図示しない端子穴に挿入されることで、ヒューズブロック2に保持される。ヒューズ端子部142は、ヒューズ9と電気的に接続されるものであり、本体部141の取り出し方向側端部に形成され、数が負荷の数に応じて変化するものであり、1以上である。基板端子部143は、基板10と電気的に接続されるものである。本実施形態における基板端子部143は、本体部141の下方側に屈曲している挿入方向側端部に形成され、本体部141の奥行き方向における幅よりも狭い幅で形成されている。
第六ヒューズ端子15は、図2、図5に示すように、第五ヒューズ端子14と対向して配置されるものであり、基板10と電気的に接続されるものである。本実施形態における第六ヒューズ端子15は、ヒューズ端子部142の数に対応して複数形成されている。第六ヒューズ端子15は、本体部151と、ヒューズ端子部152と、基板端子部153とを有する。本体部151は、幅方向を長手方向とする平板形状であり、第五ヒューズ端子14の下方側で、かつヒューズ端子収容空間部21fに配置され、ヒューズブロック2に形成された図示しない端子穴に挿入されることで、ヒューズブロック2に保持される。ヒューズ端子部152は、ヒューズ9と電気的に接続されるものであり、本体部151の取り出し方向側端部に形成されている。ここで、各ヒューズ端子部152は、各ヒューズ端子部142と上下方向において離間して対向して配置される。基板端子部153は、基板10と電気的に接続されるものである。本実施形態における基板端子部153は、本体部151の下方側に屈曲している挿入方向側端部に形成され、本体部151の奥行き方向における幅よりも狭い幅で形成されている。
次に、本実施形態におけるヒューズモジュール1Aの組み立て手順について説明する。まず、作業員は、図2、図5に示すように、ヒューズブロック2に、各ヒューズ端子8,12〜15を取り付ける。ここでは、作業員は、ヒューズ端子収容空間部21fに対して、各第六ヒューズ端子15、各第五ヒューズ端子14、各第四ヒューズ端子13、各第三ヒューズ端子12、各第二ヒューズ端子8の順番で挿入する。これにより、各基板端子部83,133,143,153は、底板21aよりも下方側に配置される。また、各ヒューズ端子部82,123,132,142,152は、上下方向において底板21a側から上方向に向かって、ヒューズ端子部152、ヒューズ端子部142、ヒューズ端子部132、ヒューズ端子部123、ヒューズ端子部82の順で配置される。次に、作業員は、各ヒューズ端子8,12〜15を取り付けられたヒューズブロック2を基板10に実装する。ここでは、作業員は、各基板端子部83,133,143,153を基板10の各貫通孔10b,10d,10e,10fに実装面10aから挿入する。次に、作業員は、側板21b,21cの下方側端部が基板10の実装面10aと接触した状態、すなわちヒューズブロック2を基板10に載置した状態で、基板10の実装面10aと反対側の裏面から突出する各基板端子部83,133,143,153に対して、半田やレーザー溶接などで接続部を形成することで、各ヒューズ端子8,12〜15を基板10と電気的にそれぞれ接続する。このとき、底板21aと基板10との間には、基板間空間部21gが存在し、基板10とヒューズブロック2との間に隙間が形成される。
次に、作業員は、予め保持部材7により一体化された電源バスバー4、複数の第一ヒューズ端子6および複数のコイル端子11と複数のリレー5を電気的に接続して、リレーブロック3を組み立てる。ここでは、作業員は、各リレー5の各入力側端子部51と、出力側端子部52と、各コイル端子部53を、保持部材7の貫通孔71,72,73を介して、接続穴43a,63,112に保持部材7の取り出し方向側端面から挿入する。次に、作業員は、保持部材7の挿入方向側端面の貫通孔71,72,73から突出する各入力側端子部51と、出力側端子部52と、各コイル端子部53に対して、上記接続部を形成することで、各入力側端子部51を電源バスバー4と、出力側端子部52を第一ヒューズ端子6と、各コイル端子部53をコイル端子11と、電気的にそれぞれ接続する。
次に、作業員は、リレーブロック3を基板10に実装されたヒューズブロック2のリレーブロック収容空間部21eに収容する。ここでは、作業員は、リレーブロック3をリレーブロック収容空間部21eに対して上下方向において上方側に対向するように配置し、リレーブロック3をリレーブロック収容空間部21eに向かって移動させ、リレーブロック収容空間部21eに挿入する。このとき、リレーブロック3がリレーブロック収容空間部21eに収容されたリレーブロック収容状態においては、保持部材7の下方側端部が底板21aと接触し、各コイル端子11の基板端子部113は、底板21aよりも下方側に配置され、貫通孔10cに挿入される。次に、作業員は、基板10の実装面10aと反対側の裏面から突出する各基板端子部113に対して、上記接続部を形成することで、各コイル端子11を基板10と電気的にそれぞれ接続する。次に、作業員は、ヒューズブロック2にヒューズケース16を取り付け、各ヒューズ9をヒューズ取付穴161にそれぞれ挿入し、各ヒューズ9を各ヒューズ端子6,8,12〜15と電気的に接続する。これにより、リレーブロック収容状態において、ヒューズブロック2が基板10に実装される。
以上のように、本実施形態に係るヒューズモジュール1Aは、ヒューズブロック2と基板10との間に、隙間、すなわち基板間空間部21gが存在する状態で、ヒューズブロック2が基板10に実装される。従って、基板10に複数のリレー5を実装する場合と比較して、基板10における複数のリレー5分の実装領域を他の目的、例えば電子部品を実装、またはプリント配線を形成するなどに使用することができる。これにより、基板に対して実装領域を確保することができる。
また、本実施形態に係るヒューズモジュール1Aは、リレーブロック3をリレーブロック収容空間部21eに収容したリレーブロック収容状態において、ヒューズブロック2が基板10に実装されている。従って、リレーブロック収容状態でないヒューズブロック2を基板10に実装したのち、リレーブロック3を基板10に実装することができる。これにより、複数のリレー5と、電源バスバー4、複数の第一ヒューズ端子6および複数のコイル端子11との接続を、ヒューズブロック2を基板10に実装する前に行うことができるので、ヒューズモジュール1Aの組み立て工程を並行して行ったり、別の場所で行ったりすることができるので、組み立て作業の容易化、組み立て作業時間の短縮化を行うことができる。
[実施形態2]
次に、実施形態2に係るヒューズモジュール1Bについて説明する。図6は、実施形態2に係るヒューズモジュールの斜視図である。図7は、実施形態2に係るヒューズモジュールの分解斜視図である。図8は、実施形態2に係るヒューズモジュールの一部分解斜視図である。図9は、実施形態2に係るヒューズモジュールの断面図である。ここで、図9は図6のB−B断面図である。実施形態2に係るヒューズモジュール1Bが実施形態1に係るヒューズモジュール1Aと異なる点は、複数のリレー5が1つのマルチリレー17である点である。なお、上述した実施形態1と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。
本実施形態におけるヒューズモジュール1Bは、図6〜図9に示すように、ヒューズブロック2と、電源バスバー4と、複数の第一ヒューズ端子6と、複数の第二ヒューズ端子8と、ヒューズ9と、基板10とを備え、さらに、複数のコイル端子11、第三ヒューズ端子12と、第四ヒューズ端子13と、第五ヒューズ端子14と、第六ヒューズ端子15とを備える。
ヒューズブロック2は、電源バスバー4、各ヒューズ端子6,8,12〜15、複数のヒューズ9、複数のコイル端子11、マルチリレー17が取り付けられるものである。ヒューズブロック2は、本体部21と、第一コネクタ部22と、第二コネクタ部23とを有する。本体部21は、底板21aと、側板21b,21cと、底板21aの挿入方向側端部から上方向側に突出する背板21hと、一対のリレー係止部21i,21iとにより形成されている。本体部21は、ヒューズ端子収容空間部21fが形成され、底板21aの下方側に基板間空間部21gが形成されている。ヒューズ端子収容空間部21fは、各ヒューズ端子6,8,12〜15を収容するものである。一対のリレー係止部21i,21iは、マルチリレー17をヒューズブロック2に係止するものである。一対のリレー係止部21i,21iは、背板21hの挿入方向側端面から挿入方向側に突出して、マルチリレー17の奥行き方向における幅に基づいて離間して形成されている。リレー係止部21iは、挿入方向側の先端部が奥行き方向における中央部側、すなわち内側に向かって突出しており、爪形状に形成されている。第一コネクタ部22は、第五ヒューズ端子14の入力側端子部144が側板21cに形成された図示しない端子穴を介してコネクタ収容空間部22aに露出して配置されるものである。第一コネクタ部22は、上方側端部に入力側端子部144を第一コネクタ部22の外部から挿入するための切欠き22bが形成されている。第二コネクタ部23は、電源バスバー4の入力側端子部42が側板21cに形成された図示しない端子穴を介してコネクタ収容空間部23aに露出して配置される。第二コネクタ部23は、挿入方向側端部に入力側端子部42を第二コネクタ部23の外部から挿入するための切欠き23bが形成されている。
電源バスバー4は、図6〜図9に示すように、マルチリレー17と電気的に接続されており、電源100からの電力をマルチリレー17に供給するものである。電源バスバー4は、本体部41と、入力側端子部42と、出力側端子部43と、出力側端子部44とを有する。本体部41は、奥行き方向を長手方向とする平板形状であり、背板21hの挿入方向側端面に、マルチリレー17と幅方向において対向して配置される。入力側端子部42は、本体部41のコネクタ方向側端部に形成されている。出力側端子部43は、マルチリレー17と電気的に接続されるものである。出力側端子部43は、マルチリレー17に内蔵される各リレー機能部にそれぞれ対応して複数形成されており、本実施形態では、本体部41に対して奥行き方向に等間隔に一列に形成されている。本実施形態における出力側端子部43は、マルチリレー17の各入力側端子部171にそれぞれ対応して複数形成されおり、本体部41の下方側端部から下方側に突出し、先端部が挿入方向側に屈曲して形成されている。出力側端子部44は、第三ヒューズ端子12と電気的に接続されるものである。本実施形態における出力側端子部44は、本体部41の上方向側端部のうち、コネクタ方向側端部から上方向側に突出し、先端部が挿入方向側に屈曲して形成されている。
第一ヒューズ端子6は、図6〜図9に示すように、マルチリレー17と電気的に接続され、電源100からの電力がリレー5を介して入力されるものである。第一ヒューズ端子6は、マルチリレー17に内蔵される各リレー機能部にそれぞれ対応して、複数形成されている。第一ヒューズ端子6は、本体部61と、ヒューズ端子部62と、リレー端子部64とを有する。本体部61は、ヒューズブロック2の背板2hに形成された端子溝に挿入されることで、ヒューズブロック2に取り付けられている。リレー端子部64は、出力側端子部172と電気的に接続されるものである。リレー端子部64は、背板21hから挿入方向側に突出して配置され、出力側端子部172と上下方向において対向して形成されている。
第二ヒューズ端子8は、図7〜図9に示すように、第一ヒューズ端子6と対向して配置されるものであり、基板10と電気的に接続されるものである。第二ヒューズ端子8は、本体部81と、ヒューズ端子部82と、基板端子部83とを有する。
ヒューズ9は、図6〜図9に示すように、複数の一対のヒューズ端子部62および各ヒューズ端子部82、複数の一対のヒューズ端子部123およびヒューズ端子部132、および複数の一対のヒューズ端子部142およびヒューズ端子部152に対して、それぞれ着脱自在に電気的に接続されるものとがある。
基板10は、図6〜図9に示すように、各ヒューズ端子部82、各基板端子部113、各基板端子部133および各第六ヒューズ端子15の基板端子部153、にそれぞれ対応し、上下方向において貫通する貫通孔10b,10c,10d,10fが形成されている。基板10は、ヒューズブロック2が実装面10aに実装されるとともに、抵抗、コンデンサ、外部の電子機器と電気的に接続するためのコネクタなどの電子部品が実装されている。
コイル端子11は、図7〜図9に示すように、マルチリレー17に内蔵される各リレー機能部にそれぞれ対応して複数形成されおり、本実施形態では1つのリレー機能部に対して2つ形成されている。コイル端子11は、本体部111と、基板端子部113と、コイル端子部114とを有する。本体部111は、幅方向を長手方向とする平板形状であり、ヒューズ端子収容空間部21fに配置され、ヒューズブロック2に形成された図示しない端子穴に挿入されることで、ヒューズブロック2に保持される。コイル端子部114は、マルチリレー17と電気的に接続されるものである。コイル端子部114は、マルチリレー17のコイル端子部173と電気的に接続されるものであり、本体部111の上方側端部において挿入方向側に屈曲して形成されている。
第三ヒューズ端子12は、図7〜図9に示すように、本体部121と、入力側端子部122と、ヒューズ端子部123とを有する。入力側端子部122は、電源バスバー4の出力側端子部44と電気的に接続されることで、電源バスバー4を介して電源100と電気的に接続されるものであり、本体部121のコネクタ方向側端部に形成されている。本実施形態における入力側端子部122は、本体部121の上方側に屈曲しているコネクタ方向側端部から挿入方向側に突出して形成されている。
第四ヒューズ端子13は、図7〜図9に示すように、本体部131と、ヒューズ端子部132と、基板端子部133とを有する。
第五ヒューズ端子14は、図7〜図9に示すように、本体部141と、基板端子部143と、入力側端子部144とを有する。入力側端子部144は、電線を介して電源100と電気的に接続されるものであり、本体部141のコネクタ方向側端部に形成されている。本実施形態における入力側端子部144は、本体部141の上方側に屈曲しているコネクタ方向側端部からコネクタ方向側に突出して形成されている。
第六ヒューズ端子15は、図7〜図9に示すように、本体部151と、ヒューズ端子部152と、基板端子部153とを有する。
マルチリレー17は、図6〜図9に示すように、電源バスバー4と電気的に接続され、電源100からの電力が入力されるものである。マルチリレー17は、マルチリレー17の下流側において、マルチリレー17と電気的に接続されている図示しない1以上の負荷に対して電源100からの電力の供給/遮断を行うものである。マルチリレー17は、一組の接点部とコイル部からなるリレー機能部が奥行き方向に一列に内蔵されており、各リレー機能部に対応して入力側端子部171と、出力側端子部172と、一対のコイル端子部173,173と、一対の係止突起部174,174をそれぞれ有する。入力側端子部171は、マルチリレー17の上下方向における下方側端面において、リレー機能部の数に対応して奥行き方向に等間隔に一列に形成されている。本実施形態における入力側端子部171は、下方側端面のうち取り出し方向側の端部から下方側に突出し、先端部が挿入方向に屈曲して形成されている。各入力側端子部171は、上下方向において対向する電源バスバー4の出力側端子部43とそれぞれ電気的に接続されている。出力側端子部172は、マルチリレー17の上下方向における上方向側端面において、リレー機能部の数に対応して奥行き方向に等間隔に一列に形成されている。本実施形態における出力側端子部172は、上方側端面のうち取り出し方向側の端部から上方側に突出し、先端部が挿入方向に屈曲して形成されている。各出力側端子部172は、上下方向において対向する第一ヒューズ端子6のリレー端子部64とそれぞれ電気的に接続されている。一対のコイル端子部173,173は、上方側端面に入力側端子部171を奥行き方向において挟んで、上方側に突出し、先端部が挿入方向に屈曲して形成されている。一対のコイル端子部173,173は、上下方向において対向するコイル端子11のコイル端子部114とそれぞれ電気的に接続される。一対の係止突起部174,174は、一対のリレー係止部21i,21iとそれぞれ係止されるものである。一対の係止突起部174,174は、マルチリレー17の奥行き方向両端面にそれぞれ外側に突出して形成されている。本実施形態における一対の係止突起部174,174は、上下方向に離間して複数形成されている。
次に、本実施形態におけるヒューズモジュール1Bの組み立て手順について説明する。まず、作業員は、図7、図9に示すように、ヒューズブロック2に、各ヒューズ端子6,8,12〜15およびコイル端子11を取り付ける。ここでは、作業員は、ヒューズ端子収容空間部21fに対して、第六ヒューズ端子15、第五ヒューズ端子14、第四ヒューズ端子13、第三ヒューズ端子12、第二ヒューズ端子8、第一ヒューズ端子6の順番で挿入する。これにより、各基板端子部83,133,153は、底板21aよりも下方側に配置される。次に、作業員は、ヒューズブロック2に、電源バスバー4および各コイル端子11を取り付ける。ここでは、作業員は、各出力側端子部43,44の先端部が挿入方向側となるように、電源バスバー4を背板21hの挿入方向側端面に接触した状態で固定する。また、作業員は、ヒューズ端子収容空間部21fに対して、各コイル端子11を挿入し、各基板端子部113が底板21aよりも下方側に配置される。
次に、作業員は、ヒューズブロック2に、マルチリレー17を取り付ける。ここでは、作業員は、マルチリレー17をヒューズブロック2の背板21hに対して幅方向において挿入方向側に対向するように配置し、幅方向において、一対のリレー係止部21i,21iに対して、一対の係止突起部174,174をそれぞれ対向させる。次に、作業員は、マルチリレー17をヒューズブロック2に向かって移動させ、一対のリレー係止部21i,21iに係止突起部174,174をそれぞれ係止させる。このとき、マルチリレー17がヒューズブロック2に係止されたマルチリレー係止状態においては、各入力側端子部171が各出力側端子部43とそれぞれ接触し、各出力側端子部172が各リレー端子部64とそれぞれ接触し、各コイル端子部173が各コイル端子部114とそれぞれ接触する。次に、作業員は、各入力側端子部171と、各出力側端子部172と、各コイル端子部173に対して、上記接続部を形成することで、入力側端子部171を電源バスバー4と、出力側端子部172を第一ヒューズ端子6と、各コイル端子部173がコイル端子11と、電気的にそれぞれ接続する。
次に、作業員は、ヒューズブロック2を基板10に実装する。ここでは、作業員は、各基板端子部83,113,133,153を基板10の各貫通孔10b,10c,10d,10fに実装面10aから挿入する。次に、作業員は、側板21b,21cの下方側端部が基板10の実装面10aと接触した状態、すなわちヒューズブロック2を基板10に載置した状態で、基板10の実装面10aと反対側の裏面から突出する各基板端子部83,113,133,153に対して、上記接続部を形成することで、各ヒューズ端子8,13,15および各コイル端子11を基板10と電気的にそれぞれ接続する。このとき、底板21aと基板10との間には、基板間空間部21gが存在し、基板10とヒューズブロック2との間に隙間が形成される。これにより、マルチリレー係止状態において、ヒューズブロック2が基板10に実装される。
以上のように、本実施形態に係るヒューズモジュール1Bは、ヒューズブロック2と基板10との間に、隙間、すなわち基板間空間部21gが存在する状態で、ヒューズブロック2が基板10に実装される。従って、基板10に複数のリレー5を実装する場合と比較して、基板10における複数のリレー5分の実装領域を他の目的、例えば電子部品を実装、またはプリント配線を形成するなどに使用することができる。これにより、基板に対して実装領域を確保することができる。
また、本実施形態に係るヒューズモジュール1Bは、1つのマルチリレー17により複数のリレー5と同一の機能を有するので、複数のリレー5をヒューズブロック2に取り付ける場合と比較して、ヒューズブロック2に対してリレーを取り付けることが容易であり、組み立て作業の容易化、組み立て作業時間の短縮化を行うことができる。