JP2017098108A - 配線モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】配線モジュールの小型化を図る。【解決手段】単電池11の配列方向に沿って複数配列される単位ユニット30と、複数の単位ユニット30を保持する樹脂プロテクタ21と、を備え、単位ユニット30は、バスバー33と、単電池群12の状態を検出するための電線40と、バスバー33と電線40とを電気的に接続すると共に、電線40に過電流が流れることを抑制するヒューズ37と、ヒューズ37が収容されるヒューズ収容部42Aと、バスバー33の一部が収容されるバスバー収容部41Aと、を有するハウジング31と、を備え、単位ユニット30においては、バスバー33、電線40、及びヒューズ37がそれぞれ少なくとも2つずつ設けられ、ハウジング31は、少なくとも2つのヒューズ収容部42A、及び少なくとも2つのバスバー収容部41Aを有すると共に、樹脂プロテクタ21に取り付けられる係止部32を備えている。【選択図】図2
Description
本発明は、配線モジュールに関する。
従来、電気自動車やハイブリッド車用の電池モジュールとして、正極および負極の電極端子を有する複数の蓄電素子が並んで配置されたものが用いられている。このような電池モジュールとしては、正極の電極端子及び負極の電極端子が、バスバーによって接続されることにより、複数の蓄電素子が電気的に接続されるものが知られている。複数の蓄電素子を電気的に接続するために、例えば特許文献1に記載されているような配線モジュールが用いられる。
上記配線モジュールとしては、ECU等に接続されることで、蓄電素子の状態を検出するための電線や、この電線に過電流が流れることを抑制する過電流保護素子を備える構成が知られている。このような配線モジュールにおいては、設置スペースの制約などから小型化が求められており、この点において改善の余地があった。
本明細書に開示された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、配線モジュールの小型化を図ることを目的とする。
本明細書に開示された技術は、正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子が複数配列されてなる蓄電素子群に組み付けられる配線モジュールであって、前記蓄電素子の配列方向に沿って複数配列される単位ユニットと、複数の前記単位ユニットを保持する保持部材と、を備え、前記単位ユニットは、隣り合う2つの前記蓄電素子の前記電極端子同士を電気的に接続するバスバーと、前記蓄電素子群の状態を検出するために前記蓄電素子に電気的に接続される電線と、前記バスバーと前記電線とを電気的に接続すると共に、前記電線に過電流が流れることを抑制する過電流保護素子と、前記過電流保護素子が収容される保護素子収容部と、前記バスバーの一部が収容されるバスバー収容部と、を有するハウジングと、を備え、前記単位ユニットにおいては、前記バスバー、前記電線、及び前記過電流保護素子がそれぞれ少なくとも2つずつ設けられ、前記ハウジングは、少なくとも2つの前記保護素子収容部、及び少なくとも2つの前記バスバー収容部を有すると共に、前記保持部材に取り付けられる取付部を備えていることに特徴を有する。
上記構成によれば、一つの単位ユニットにおいて、バスバー、電線、及び過電流保護素子がそれぞれ少なくとも2つずつ設けられており、一つのハウジングには、保護素子収容部及びバスバー収容部が少なくとも2つずつ設けられている。このようにすれば、例えば、2つの収容部(保護素子収容部又はバスバー収容部)を隣接して配することで、2つの収容部を構成する壁部を共通化することが可能となる。これにより、一つのハウジングに保護素子収容部及びバスバー収容部が一つずつ設けられている構成と比べて、ハウジングを小型化することができ、配線モジュールの小型化を図ることができる。また、一つのハウジングに保護素子収容部及びバスバー収容部が一つずつだけ設けられている構成と比べて、ハウジング(ひいては被取付部)の総数を減らすことができ、保持部材に対する複数の単位ユニットの取付作業をより容易に行うことができる。
また、2つの前記保護素子収容部のうち一方の保護素子収容部と、2つの前記バスバー収容部のうち一方のバスバー収容部とは、前記ハウジングにおける同じ側の端部に設けられ、前記一方の保護素子収容部及び前記一方のバスバー収容部は、前記蓄電素子の配列方向に沿って隣り合う形で配され、前記一方の保護素子収容部と前記一方のバスバー収容部が共通の壁部を有しているものとすることができる。このような構成とすれば、蓄電素子の配列方向におけるハウジングの長さをより小さくすることができる。
本発明によれば、配線モジュールの小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図12によって説明する。本実施形態に係る配線モジュール20は、図1に示すように、電池モジュール10の一部を構成するものとされる。電池モジュール10は、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両に搭載されて、車両を駆動するための電源として使用されるものである。電池モジュール10は、単電池11が複数個配列されてなる単電池群12(蓄電素子群の一例)を備えている。配線モジュール20は、単電池群12に対して組み付けられ、隣り合う単電池11同士を電気的に接続するものである。
(単電池11)
単電池11(蓄電素子)は、扁平な略直方体形状をなしている。単電池11の上面において、前後方向(図のY軸方向)の両端部には、電極端子13(図7参照)がそれぞれ形成されている。一対の電極端子13のうち、一方は正極端子であり、他方は負極端子である。単電池群12においては、隣り合う電極端子13が異なる極性となるように単電池11が配列されている。
単電池11(蓄電素子)は、扁平な略直方体形状をなしている。単電池11の上面において、前後方向(図のY軸方向)の両端部には、電極端子13(図7参照)がそれぞれ形成されている。一対の電極端子13のうち、一方は正極端子であり、他方は負極端子である。単電池群12においては、隣り合う電極端子13が異なる極性となるように単電池11が配列されている。
(配線モジュール20)
配線モジュール20は、図2に示すように、樹脂プロテクタ21と、樹脂プロテクタ21上に載置される複数の単位ユニット30と、複数の単位ユニット30のハウジング31(後述)を一括して覆うカバー23と、を備える。
配線モジュール20は、図2に示すように、樹脂プロテクタ21と、樹脂プロテクタ21上に載置される複数の単位ユニット30と、複数の単位ユニット30のハウジング31(後述)を一括して覆うカバー23と、を備える。
(樹脂プロテクタ21)
樹脂プロテクタ21(保持部材)は、図2に示すように、上下方向(図のZ軸方向)について薄い直方体状をなしており、単電池群12を上方から覆う形で配されている。樹脂プロテクタ21には、複数の単位ユニット30が取り付けられる。これにより、樹脂プロテクタ21は、複数の単位ユニット30を一体的に保持する機能を担っている。また、樹脂プロテクタ21は、単位ユニット30が備えるバスバー33の一端部が収容されるバスバー収容部22を有している。
樹脂プロテクタ21(保持部材)は、図2に示すように、上下方向(図のZ軸方向)について薄い直方体状をなしており、単電池群12を上方から覆う形で配されている。樹脂プロテクタ21には、複数の単位ユニット30が取り付けられる。これにより、樹脂プロテクタ21は、複数の単位ユニット30を一体的に保持する機能を担っている。また、樹脂プロテクタ21は、単位ユニット30が備えるバスバー33の一端部が収容されるバスバー収容部22を有している。
本実施形態では、単電池11の配列方向に沿って並ぶ複数のハウジング31を基準として、単電池11の前後方向(Y軸方向)の両側にそれぞれ複数のバスバー33が配列されている(詳しくは後述)。バスバー33は、図9に示すように、電極端子13と接続されるバスバー本体部33Dと、バスバー本体部33Dに対して直交する形で屈曲された屈曲部33Aと、を備えている。
バスバー収容部22は、図3に示すように、複数のバスバー33に対応して複数設けられている。バスバー収容部22は、上方に開口された略箱状をなしている。図7に示すように、バスバー33のバスバー本体部33Dは、バスバー収容部22の底壁22Aに載置されている。バスバー収容部22を構成する側壁部22Bと底壁22Aとの間には、上下方向に貫通された長方形状の貫通孔24Aが形成されており、貫通孔24Aには、電極端子13が下方から挿通されている。
具体的には、単電池11の電極端子13は、バスバー33の延設方向に沿って延びると共に断面視L字状をなしている。電極端子13の基端部は上下方向に沿って延びており、貫通孔24Aに挿通されている。一方、電極端子13の先端部は、バスバー本体部33Dの上面を覆う形で電極端子13の基端部に対して屈曲されており、バスバー本体部33Dに対して電気的に接続されている。本実施形態では、一つのバスバー33に対して、隣り合う2つの単電池11,11の電極端子13,13が積層されている。これにより、バスバー33を介して、隣り合う2つの単電池11の電極端子13,13(正極端子及び負極端子)同士が電気的に接続される。
(単位ユニット30)
単位ユニット30は、図8及び図9に示すように、ハウジング31と、バスバー33と、中継端子35と、ヒューズ37(過電流保護素子)と、電線端子39と、電線40(図10参照)と、を備えている。本実施形態では、ハウジング31に対して、互いに逆方向に延びる一対(2本)のバスバー33,33が取り付けられている。また、一対のバスバー33,33の各々に対応して、中継端子35、ヒューズ37、電線端子39、電線40も一対(2つずつ)設けられている。
単位ユニット30は、図8及び図9に示すように、ハウジング31と、バスバー33と、中継端子35と、ヒューズ37(過電流保護素子)と、電線端子39と、電線40(図10参照)と、を備えている。本実施形態では、ハウジング31に対して、互いに逆方向に延びる一対(2本)のバスバー33,33が取り付けられている。また、一対のバスバー33,33の各々に対応して、中継端子35、ヒューズ37、電線端子39、電線40も一対(2つずつ)設けられている。
ハウジング31は、Y軸方向に沿って長い長手状をなしている。ハウジング31は、図10に示すように、バスバー33の一端部(屈曲部33A)が収容されるバスバー収容部41Aと、中継端子35が収容される中継端子収容空間46を有する中継端子収容部46Aと、ヒューズ37が収容されるヒューズ収容部42A(保護素子収容部)と、電線端子39が収容される電線端子収容部43Aと、を備えている。
バスバー収容部41Aは、屈曲部33Aが挿入されるバスバー用開口部41を有しており、ヒューズ収容部42Aは、ヒューズ37が挿入されるヒューズ用開口部42(保護素子用開口部)を有している。また、電線端子収容部43Aは、電線端子39が挿入される電線端子用開口部43を有している。電線端子収容部43Aは、バスバー収容部41Aの上方に配されている。
ヒューズ収容部42Aの内部空間は、その下部において中継端子収容空間46と連通され、その上部において電線端子収容部43Aの内部空間と連通されている。また、ハウジング31の上面における電線端子用開口部43と反対側の端部には、L字状をなす片持ち状の電線保持片45(後述)がハウジング31と一体的に設けられている。図6に示すように、ハウジング31の下部には、樹脂プロテクタ21に設けられた一対の係止突起25,25にそれぞれ係止する一対の係止部32,32(取付部)が設けられている。これにより、ハウジング31が樹脂プロテクタ21に対して取り付けられる構成となっている。また、図6に示すように、樹脂プロテクタ21は、隣り合う単位ユニット30,30の間に配される仕切壁部21Aを有している。
バスバー33は、例えば純銅製又は銅合金製の板材を所定の形状に打ち抜き加工することにより形成されている。バスバー33はアルミニウム製又はアルミニウム合金製でもよく、表面にスズ、ニッケル等の金属がメッキされていてもよい。
中継端子35は、図10に示すように、Y軸方向に長い長手状をなしており、筒状をなす一端部35A及び他端部35Bを備えている。バスバー33とヒューズ37とは、中継端子35を介して、電気的に接続される構成となっている。バスバー33の屈曲部33Aは、図11に示すように、その先端部の幅が基端側に比べて小さく設定されており、先端部は中継端子35の一端部35Aに挿入されている。一端部35A内には、弾性接触片(図示せず)が設けられ、挿入されたバスバー33に対して弾性接触片が弾性的に接触することで、バスバー33が保持されている。また、屈曲部33Aの上面には、位置決め用の突部33Bが形成されている。図11に示すように、突部33Bが一端部35Aに対して当接することで、それ以上のバスバー33の挿入が規制される。
ヒューズ37は、図11に示すように、平面視T字型の樹脂ホルダ37Aと、一対のヒューズ側端子37B,37Cと、を備えている。一対のヒューズ側端子37B,37Cのうち、一方のヒューズ側端子37Bは、中継端子35の他端部35Bに対して挿入されている。他端部35B内には、図示しない弾性接触片が設けられ、挿入されたヒューズ側端子37Bに対して弾性接触片が弾性的に接触することで、ヒューズ側端子37Bが保持されている。
電線40は、単電池群12の状態(例えば電極電圧)を検出するために単電池11に電気的に接続されるもので、複数の金属細線を撚り合わせてなる芯線40Aと、芯線の外周を被覆する合成樹脂製の絶縁被覆40Bと、を備えている。芯線40Aは、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属から構成される。電線40の端末においては、絶縁被覆40Bが剥離されることにより、芯線40Aが露出している。なお、芯線40Aは単芯線であってもよい。
電線端子39は、電線40の一端部に接続されている。電線端子39における電線40と反対側の端部は、筒状の接続部39Aとされる。一対のヒューズ側端子37B,37Cのうち、他方のヒューズ側端子37Cは、接続部39A内に挿入され、電線端子39と接続されている。なお、接続部39A内には、図示しない弾性接触片が設けられ、挿入されたヒューズ側端子37Cに対して弾性接触片が弾性的に接触することで、ヒューズ側端子37Cが保持されている。
図5及び図11に示すように、電線40はハウジング31における長手方向の一端部(又は他端部)から引き出される。電線40の他端側は、図示しないECU等に接続される。このECU等により、電線40を介して単電池11の電極電圧(単電池群の状態)が検出される構成となっている。本実施形態では、ハウジング31内において、バスバー33、中継端子35、ヒューズ37、電線端子39、電線40の順番で接続される構成となっている。これにより、バスバー33と電線40とがヒューズ37を介して電気的に接続され、単電池11から電線40に過電流が流れる事態を抑制することが可能となっている。
本実施形態では、図1に示すように、複数の単位ユニット30が単電池11の配列方向(X軸方向)に沿って配列されている。そして、ヒューズ用開口部42の開口方向、バスバー用開口部41の開口方向、複数の単位ユニット30の配列方向が同一面上に配されている。なお、図4に示すように、単電池11の配列方向における両端に配される単位ユニット30は、バスバー33の代わりとして、バスバー33よりも面積の大きいバスバー34を備えている。このバスバー34には、単電池11の電極端子13が1つだけ接続される構成となっている。また、バスバー34には外部機器に対して接続される電極端子15が電気的に接続されている。なお、図4は、平面視における配線モジュール20を示す図である。ここで言う平面視とは、配線モジュール20を単電池群12とは反対側から視た状態であり、本実施形態では、上側から視た状態のことを言う。なお、平面視は上側から視た状態に限定されず、単電池群12に対する配線モジュール20の組み付け方向によって適宜変更可能である。
本実施形態の単位ユニット30では、上述したように、バスバー33、中継端子35、ヒューズ37、電線端子39及び電線40が一対(2つずつ)設けられており、これに対応して、バスバー収容部41A、中継端子収容部46A、ヒューズ収容部42A、電線端子収容部43Aも一対(2つずつ)設けられている。図12に示すように、ハウジング31の長手方向(Y軸方向)における一端側(及び他端側)においては、ヒューズ収容部42Aと、バスバー収容部41AとがX軸方向において隣り合う形で配されており、ヒューズ収容部42Aと電線端子収容部43AとがX軸方向において隣り合う形で配されている。つまり、2つのヒューズ収容部42Aのうち一方のヒューズ収容部42Aと、2つのバスバー収容部41Aのうち一方のバスバー収容部41Aと、はハウジング31における同じ側の端部に設けられている。
さらに、X軸方向において隣り合うヒューズ収容部42Aとバスバー収容部41Aは、共通の壁部47(一方の保護素子収容部と一方のバスバー収容部の共通の壁部)を有している。また、図6に示すように、ハウジング31の長手方向における中央部では、X軸方向において、2つの電線端子収容部43A,43Aが隣り合う形で配されると共に、2つの中継端子収容部46A,46Aが隣り合う形で配されている。隣り合う2つの中継端子収容部46A,46Aは、共通の壁部48を有している。
図5に示すように、一つの単位ユニット30において、2本の電線40,40は、ハウジング31における一端部及び他端部から、それぞれ引き出されている。ハウジング31には、引き出された電線40の各々と隣接する形で電線保持片45がそれぞれ設けられている。電線40は、ハウジング31から電線端子用開口部43の開口方向(Y軸方向のいずれか一方)に引き出された後、反対側に屈曲され、隣接する電線保持片45によって保持される。具体的には、図11に示すように、電線40(図11の2点鎖線)は、電線保持片45とハウジング31の上面との間に配される構成となっている。
配線モジュール20全体では、電線保持片45は、X軸方向に沿って複数配列され、電線40は、複数の電線保持片45によって保持されることで、X軸方向に沿って配策されている。複数のハウジング31から引き出された各電線40は、X軸方向における一方(図5では右側)に延びており、図示しないコネクタなどに接続される。なお、図5では、複数の電線40のうち、一部の電線40のみを図示している。また、本実施形態では、X軸方向に沿って配列された複数の電線保持片45の列がハウジング31群の一端部と他端部にそれぞれ設けられ、各単位ユニット30の各電線40は、2列の電線保持片45の間に配される。このため、X軸方向に延びる電線40をハウジング31の上面に確実に配置することができる。
(配線モジュール20及び電池モジュール10の組立方法)
次に、配線モジュール20及び電池モジュール10の組立方法の一例について説明する。なお、配線モジュール20及び電池モジュール10の組立方法は、以下の記載に限定されない。まず、ハウジング31におけるバスバー用開口部41を通じて、中継端子収容空間46に中継端子35をそれぞれ収容し、その後、バスバー33の屈曲部33Aをバスバー用開口部41に挿入し、中継端子35の一端部35Aに接続する。次に、各ハウジング31の電線端子収容部43Aに電線端子39をそれぞれ収容する。
次に、配線モジュール20及び電池モジュール10の組立方法の一例について説明する。なお、配線モジュール20及び電池モジュール10の組立方法は、以下の記載に限定されない。まず、ハウジング31におけるバスバー用開口部41を通じて、中継端子収容空間46に中継端子35をそれぞれ収容し、その後、バスバー33の屈曲部33Aをバスバー用開口部41に挿入し、中継端子35の一端部35Aに接続する。次に、各ハウジング31の電線端子収容部43Aに電線端子39をそれぞれ収容する。
そして、ヒューズ用開口部42を通じてヒューズ収容部42A内にヒューズ37を収容する。なお、上記作業は一対のバスバー33,33に対応してそれぞれ行われる。続いて、各ハウジング31を樹脂プロテクタ21に取り付けると共に、樹脂プロテクタ21のバスバー収容部22にバスバー33を収容する。最後に、各ハウジング31から引き出された各電線40を複数の電線保持片45に引っ掛ける。これにより、配線モジュール20が完成する。
続いて、配線モジュール20を単電池群12に対して上方から取り付ける。この時、単電池11の電極端子13をバスバー収容部22の貫通孔24Aに対して下方から挿通させる。その後、電極端子13の上部をバスバー33側に折り曲げた後、レーザー溶接などによってバスバー33に対して接続する。これにより、電池モジュール10が完成する。なお、バスバー33に対する電極端子13の接続は、レーザー溶接の他、例えばアーク溶接、抵抗溶接、超音波溶接などによって行うことができる。
(実施形態の効果)
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、一つの単位ユニット30について、バスバー33、電線40、及びヒューズ37がそれぞれ2つずつ設けられており、一つのハウジング31には、ヒューズ収容部42A及びバスバー収容部41Aが2つずつ設けられている。このようにすれば、2つの収容部(例えばヒューズ収容部42A及びバスバー収容部41A)を隣接して配することで、2つの収容部を構成する壁部を共通化することが可能となる。これにより、一つのハウジング31にヒューズ収容部42A及びバスバー収容部41Aが一つずつだけ設けられている構成と比べて、ハウジング31を小型化することができ、配線モジュール20の小型化を図ることができる。また、一つのハウジング31にヒューズ収容部42A及びバスバー収容部41Aが一つずつだけ設けられている構成と比べて、ハウジング31(ひいては係止部32)の総数を減らすことができ、樹脂プロテクタ21に対する複数の単位ユニット30の取付作業をより容易に行うことができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、一つの単位ユニット30について、バスバー33、電線40、及びヒューズ37がそれぞれ2つずつ設けられており、一つのハウジング31には、ヒューズ収容部42A及びバスバー収容部41Aが2つずつ設けられている。このようにすれば、2つの収容部(例えばヒューズ収容部42A及びバスバー収容部41A)を隣接して配することで、2つの収容部を構成する壁部を共通化することが可能となる。これにより、一つのハウジング31にヒューズ収容部42A及びバスバー収容部41Aが一つずつだけ設けられている構成と比べて、ハウジング31を小型化することができ、配線モジュール20の小型化を図ることができる。また、一つのハウジング31にヒューズ収容部42A及びバスバー収容部41Aが一つずつだけ設けられている構成と比べて、ハウジング31(ひいては係止部32)の総数を減らすことができ、樹脂プロテクタ21に対する複数の単位ユニット30の取付作業をより容易に行うことができる。
また、ハウジング31は、長手状をなし、2つのヒューズ収容部42Aのうち、一方のヒューズ収容部42Aは、ハウジング31の長手方向における一端側に設けられ、2つのバスバー収容部41Aのうち、一方のバスバー収容部41Aは、ハウジング31の長手方向における一端側に設けられ、一方のヒューズ収容部42A及び一方のバスバー収容部41Aは、単電池11の配列方向に沿って隣り合う形で配され、一方のヒューズ収容部42Aと一方のバスバー収容部41Aが共通の壁部47を有している。このような構成とすれば、単電池11の配列方向におけるハウジング31の長さをより小さくすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、蓄電素子として単電池を例示したが、これに限定されない。蓄電素子として、キャパシタなどを例示することができる。
(2)上記実施形態では、過電流保護素子としてヒューズを例示したが、これに限定されない。過電流保護素子として、PTCサーミスタなどを例示することができる。
(3)上記実施形態では、中継端子35を介してヒューズ37とバスバー33が電気的に接続されるものを例示したが、これに限定されない。ヒューズ37とバスバー33とが直接的に接続されていてもよい。
(4)上記実施形態では、一つの単位ユニット30について、バスバー33、電線40、及びヒューズ37が2つずつ設けられたものを例示したが、これに限定されない。一つの単位ユニット30について、バスバー33、電線40、及びヒューズ37がそれぞれ3つ以上設けられていてもよい。
(5)上記実施形態では、樹脂プロテクタ21(保持部材)に取り付けられる取付部として係止部32を例示したが、これに限定されない。
(6)上記実施形態では、一つのハウジング31において、ヒューズ収容部42Aとバスバー収容部41AとがX軸方向について隣り合う形で配されている構成を例示したが、これに限定されない。例えば、一つのハウジング31において、2つのヒューズ収容部42A(又は2つのバスバー収容部41A)同士がX軸方向について隣り合う形で配されていてもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、蓄電素子として単電池を例示したが、これに限定されない。蓄電素子として、キャパシタなどを例示することができる。
(2)上記実施形態では、過電流保護素子としてヒューズを例示したが、これに限定されない。過電流保護素子として、PTCサーミスタなどを例示することができる。
(3)上記実施形態では、中継端子35を介してヒューズ37とバスバー33が電気的に接続されるものを例示したが、これに限定されない。ヒューズ37とバスバー33とが直接的に接続されていてもよい。
(4)上記実施形態では、一つの単位ユニット30について、バスバー33、電線40、及びヒューズ37が2つずつ設けられたものを例示したが、これに限定されない。一つの単位ユニット30について、バスバー33、電線40、及びヒューズ37がそれぞれ3つ以上設けられていてもよい。
(5)上記実施形態では、樹脂プロテクタ21(保持部材)に取り付けられる取付部として係止部32を例示したが、これに限定されない。
(6)上記実施形態では、一つのハウジング31において、ヒューズ収容部42Aとバスバー収容部41AとがX軸方向について隣り合う形で配されている構成を例示したが、これに限定されない。例えば、一つのハウジング31において、2つのヒューズ収容部42A(又は2つのバスバー収容部41A)同士がX軸方向について隣り合う形で配されていてもよい。
11:単電池(蓄電素子)
12:単電池群(蓄電素子群)
13:電極端子
20:配線モジュール
21:樹脂プロテクタ(保持部材)
41A:バスバー収容部(ハウジングのバスバー収容部)
30:単位ユニット
31:ハウジング
32:係止部(取付部)
33:バスバー
37:ヒューズ(過電流保護素子)
40:電線
42A:ヒューズ収容部(保護素子収容部)
47:壁部(一方の保護素子収容部と一方のバスバー収容部の共通の壁部)
12:単電池群(蓄電素子群)
13:電極端子
20:配線モジュール
21:樹脂プロテクタ(保持部材)
41A:バスバー収容部(ハウジングのバスバー収容部)
30:単位ユニット
31:ハウジング
32:係止部(取付部)
33:バスバー
37:ヒューズ(過電流保護素子)
40:電線
42A:ヒューズ収容部(保護素子収容部)
47:壁部(一方の保護素子収容部と一方のバスバー収容部の共通の壁部)
Claims (2)
- 正極及び負極の電極端子を有する蓄電素子が複数配列されてなる蓄電素子群に組み付けられる配線モジュールであって、
前記蓄電素子の配列方向に沿って複数配列される単位ユニットと、
複数の前記単位ユニットを保持する保持部材と、を備え、
前記単位ユニットは、
隣り合う2つの前記蓄電素子の前記電極端子同士を電気的に接続するバスバーと、
前記蓄電素子群の状態を検出するために前記蓄電素子に電気的に接続される電線と、
前記バスバーと前記電線とを電気的に接続すると共に、前記電線に過電流が流れることを抑制する過電流保護素子と、
前記過電流保護素子が収容される保護素子収容部と、前記バスバーの一部が収容されるバスバー収容部と、を有するハウジングと、を備え、
前記単位ユニットにおいては、前記バスバー、前記電線、及び前記過電流保護素子がそれぞれ少なくとも2つずつ設けられ、
前記ハウジングは、少なくとも2つの前記保護素子収容部、及び少なくとも2つの前記バスバー収容部を有すると共に、前記保持部材に取り付けられる取付部を備えている配線モジュール。 - 2つの前記保護素子収容部のうち一方の保護素子収容部と、2つの前記バスバー収容部のうち一方のバスバー収容部とは、前記ハウジングにおける同じ側の端部に設けられ、
前記一方の保護素子収容部及び前記一方のバスバー収容部は、前記蓄電素子の配列方向に沿って隣り合う形で配され、
前記一方の保護素子収容部と前記一方のバスバー収容部が共通の壁部を有している請求項1に記載の配線モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015229740A JP2017098108A (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 配線モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015229740A JP2017098108A (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 配線モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017098108A true JP2017098108A (ja) | 2017-06-01 |
Family
ID=58805000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015229740A Pending JP2017098108A (ja) | 2015-11-25 | 2015-11-25 | 配線モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017098108A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110622340A (zh) * | 2017-06-27 | 2019-12-27 | 积水化学工业株式会社 | 电池组件以及电池组件的制造方法 |
JP2020009583A (ja) * | 2018-07-05 | 2020-01-16 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 接続モジュールおよび蓄電モジュール |
-
2015
- 2015-11-25 JP JP2015229740A patent/JP2017098108A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110622340A (zh) * | 2017-06-27 | 2019-12-27 | 积水化学工业株式会社 | 电池组件以及电池组件的制造方法 |
JP2020009583A (ja) * | 2018-07-05 | 2020-01-16 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 接続モジュールおよび蓄電モジュール |
JP7042416B2 (ja) | 2018-07-05 | 2022-03-28 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 接続モジュールおよび蓄電モジュール |
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