JP7123482B2 - ヒュージブルリンクユニット - Google Patents

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Description

本発明は、ヒュージブルリンクユニットに関する。
車両等に適用される従来のヒュージブルリンクユニットに関連する技術として、例えば、特許文献1に記載のカバーの取付構造は、ヒュージブルリンクユニットの可溶体を保護すべく、一対のカバー部材が当該可溶体を両側から覆うようにして装着される。
特開2011-070936号公報
ところで、上述の特許文献1に記載のカバーの取付構造において、ヒュージブルリンクユニットは、一対のカバー部材のうちの一方の組み付け忘れ防止等の点で、更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、カバー部材の組み付け忘れを抑制することができるヒュージブルリンクユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るヒュージブルリンクユニットは、過電流により溶断する可溶体を有するユニット本体と、前記可溶体を挟んで対向して位置し当該可溶体を両側から覆った状態で相互に係合することで前記ユニット本体に組み付けられる一対のカバー部材とを備ることを特徴とする。
また、上記ヒュージブルリンクユニットでは、前記一対のカバー部材は、互いに同一形状であるものとすることができる。
また、上記ヒュージブルリンクユニットでは、前記一対のカバー部材の一方は、凹部状に形成された係合凹部を有し、前記一対のカバー部材の他方は、前記係合凹部に係合可能である係合爪部を有するものとすることができる。
また、上記ヒュージブルリンクユニットでは、前記一対のカバー部材の一方は、当該一対のカバー部材の対向方向に沿って貫通する係合孔部を有し、前記一対のカバー部材の他方は、前記対向方向に沿って延在し先端部が前記係合孔部に係合可能である係合アーム部を有するものとすることができる。
本発明に係るヒュージブルリンクユニットは、一対のカバー部材がユニット本体の可溶体を挟んで対向して位置し当該可溶体を両側から覆った状態で相互に係合することでユニット本体に組み付けられる。この結果、ヒュージブルリンクユニットは、カバー部材の組み付け忘れを抑制することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るヒュージブルリンクユニットが組み付けられたバッテリの概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態1に係るヒュージブルリンクユニットが組み付けられたバッテリの概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態1に係るヒュージブルリンクユニットの概略構成を表す斜視図である。 図4は、実施形態1に係るヒュージブルリンクユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図5は、実施形態1に係るヒュージブルリンクユニットの係合機構を含む部分分解斜視図である。 図6は、実施形態1に係るヒュージブルリンクユニットの係合機構を含む部分分解斜視図である。 図7は、関連技術に係るヒュージブルリンクユニットの概略構成を表す斜視図である。 図8は、関連技術に係るヒュージブルリンクユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図9は、関連技術に係るヒュージブルリンクユニットの係合機構を含む部分分解斜視図である。 図10は、関連技術に係るヒュージブルリンクユニットの係合機構を含む部分分解斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態1]
図1、図2、図3、図4に示す本実施形態に係るヒュージブルリンクユニット(以下、「FL(Fusible Link)ユニット」という場合がある。)1は、車両等に搭載されるバッテリ100に組み付けられ、電装回路の過電流保護に用いられるものである。ここで、バッテリ100は、例えば、車両等に蓄電装置として搭載されるものである。バッテリ100は、バッテリ筐体101、バッテリポスト102を含んで構成される。バッテリ筐体101は、筐体本体103及び蓋部材104によって全体として略直方体形状に形成され、内部にバッテリ液や種々の構成部品を収容する。バッテリポスト102は、蓋部材104から突出して設けられる。バッテリポスト102は、導電性を有する鉛等によって略円柱状に形成される。バッテリポスト102は、蓋部材104に一対で設けられ、一方がバッテリ100の陽極、他方がバッテリ100の陰極を構成する。
本実施形態のFLユニット1は、陽極側のバッテリポスト102に組み付けられる。FLユニット1は、バッテリ端子105を介して当該バッテリポスト102に電気的に接続される。バッテリ端子105は、導電性を有する金属材料によって形成された中間接続端子であり、バッテリポスト102とFLユニット1との間に介在し相互に電気的に接続する。バッテリ端子105は、締結部105a、スタッドボルト105b、及び、ナット105cを有する。バッテリ端子105は、締結部105aがバッテリポスト102に締結されると共に、スタッドボルト105bにナット105cを介して当該FLユニット1が締結される。
そして、本実施形態のFLユニット1は、可溶体20(可溶体20C)を表裏両側から一対のカバー部材4で覆い保護すると共に、当該一対のカバー部材4同士が相互に係合してユニット本体2に組み付けられることで、カバー部材4の組み付け忘れの抑制を実現したものである。以下、各図を参照してFLユニット1の構成について詳細に説明する。
なお、以下の説明では、バッテリポスト102の中心軸線Cに沿った方向を軸線方向Xという。またここでは、以下の説明を分かり易くするために、便宜的に当該軸線方向Xと直交する2方向のうち一方を第1幅方向Yといい、他方を第2幅方向Zという。軸線方向Xと第1幅方向Yと第2幅方向Zは、互いに直交(交差)する。典型的には、軸線方向Xは、バッテリ100が車両等に搭載された状態で、鉛直方向に沿った方向となる。また、バッテリ筐体101は、第1幅方向Yが長辺方向、第2幅方向Zが短辺方向となる。また、一対のバッテリポスト102は、第1幅方向Yに沿って間隔をあけて設けられる。以下の説明で用いる各方向は、特に断りのない限り、各部が相互に組み付けられた状態での方向を表すものとする。
具体的には、FLユニット1は、ユニット本体2と、複数の第1のカバー部材3と、一対の第2のカバー部材4とを備る。
ユニット本体2は、過電流により溶断する可溶体20を有し、バッテリ端子105と接続され過電流が流れたときに可溶体20が溶断するものである。本実施形態のユニット本体2は、可溶体20が設けられたバスバ回路体21と、バスバ回路体21に連接されたスタッドボルト22、23と、バスバ回路体21、スタッドボルト22、23を保持する樹脂製のハウジング(ブロック)24とを含んで構成される。バスバ回路体21、スタッドボルト22、23は、導電性を有する金属材料によって形成される。ハウジング24は、絶縁性を有する樹脂材料によって形成される。バスバ回路体21、スタッドボルト22、23は、一部が外部に露出した状態でハウジング24の内部に埋設される。ユニット本体2は、例えば、インサート成形等によってハウジング24の内部にバスバ回路体21、スタッドボルト22、23が埋設され一体化される。ユニット本体2は、ベース部2A、及び、垂下部2Bを含んで構成され、全体として第2幅方向Zと軸線方向Xとに延在するように形成される。ユニット本体2は、ベース部2Aと垂下部2Bとが屈曲部を介して交わるようにして形成される。ベース部2Aは、蓋部材104上に設けられ、蓋部材104においてバッテリポスト102が設けられた面(典型的には鉛直方向上面)に沿って位置する。ベース部2Aは、屈曲部から第2幅方向Zに沿って延在する。垂下部2Bは、ベース部2Aから屈曲部を介して軸線方向Xの一方側(典型的には鉛直方向下側)に垂れ下がるように突出して設けられる。垂下部2Bは、屈曲部から軸線方向Xに沿って延在する。ハウジング24は、これらベース部2Aと垂下部2Bとで分割されて構成されてもよい。
バスバ回路体21は、電装回路の一部を構成する。バスバ回路体21は、導電性を有する板状の導体であり、金属バスバによって構成される。バスバ回路体21は、ベース部2Aを構成する部分と垂下部2Bを構成する部分との間に屈曲部を介して曲げ加工が施されて形成される。バスバ回路体21は、ベース部2Aを構成する部分に、軸線方向Xに沿って貫通する締結孔21a、21b、21cを有する。締結孔21aは、バッテリ端子105のスタッドボルト105bが軸線方向Xに沿って挿入される。スタッドボルト105bは、締結孔21aに挿入された状態で上述のようにナット105cによってバスバ回路体21が締結され相互に導通される。締結孔21bは、スタッドボルト22が軸線方向Xに沿って挿入される。スタッドボルト22は、締結孔21bに挿入された状態でナット(不図示)によってバスバ回路体21と共に接続端子(不図示)が共締めされ相互に導通される。スタッドボルト22は、例えば、当該接続端子や電線等を介してオルタネータに電気的に接続される。締結孔21cは、スタッドボルト23が軸線方向Xに沿って挿入される。スタッドボルト23は、締結孔21cに挿入された状態でナット(不図示)によってバスバ回路体21と共に接続端子(不図示)が共締めされ相互に導通される。スタッドボルト23は、例えば、当該接続端子や電線等を介して負荷機器に電気的に接続される。
バスバ回路体21は、例えば、スタッドボルト105bとスタッドボルト22とを接続する回路、スタッドボルト105bとスタッドボルト23とを接続する回路、及び、スタッドボルト22とコネクタ接続タブ(不図示)とを接続する回路等を含んで構成される。コネクタ接続タブは、ハウジング24において垂下部2Bを構成する部分に形成されたコネクタ嵌合部24A内に突出して位置する。コネクタ接続タブは、当該コネクタ嵌合部24Aにコネクタ嵌合されるコネクタと電気的に接続され、例えば、当該コネクタや電線等を介して負荷機器に電気的に接続される。そして、バスバ回路体21は、当該回路中に可溶体20が設けられる。
可溶体20は、過電流が流れたときに溶断する溶断部を構成するものである。可溶体20は、例えば、バスバ回路体21において幅を狭めた帯状の導電部に低融点金属チップを加締めた上で溶着させた構成で、過電流が流れたときに溶断し該当する電流経路を遮断する。ここで、可溶体20の過電流とは、例えば、予め設定された定格以上の電流である。つまり、可溶体20は、予め設定された定格以上の電流が流れたときに溶断する。可溶体20の定格電流は、保護する回路の電流に合わせてそれぞれ決められる。ここでは、可溶体20は、複数設けられる。複数の可溶体20は、第1の可溶体20A、第2の可溶体20B、及び、複数の第3の可溶体20Cを含んで構成される。
可溶体20Aは、スタッドボルト105bとスタッドボルト22とを接続する回路中に設けられる。可溶体20Bは、スタッドボルト105bとスタッドボルト23とを接続する回路中に設けられる。可溶体20A、及び、可溶体20Bは、それぞれハウジング24に形成された収容空間部24a、24b内に位置する。収容空間部24a、24bは、ハウジング24においてベース部2Aを構成する部分に形成され、軸線方向Xの両側が開口した空間部である。収容空間部24aと収容空間部24bとは、第1幅方向Yに対して締結孔21aを挟んで対向する位置に設けられる。可溶体20A、及び、可溶体20Bは、それぞれ、当該収容空間部24a、24bの開口を介して軸線方向Xの両側に対して露出する。そして、可溶体20A、及び、可溶体20Bは、それぞれ、収容空間部24a、24bに、略U字型形状(略コの字型形状)に形成されたカバー部材3が組み付けられることで、軸線方向Xの両側が覆われ、保護される。カバー部材3は、可溶体20A、20Bに異物が付着したり指や他の部材が接触したりすることを防止し、可溶体20A、20Bの変形、損傷を防止する。また、カバー部材3は、可溶体20A、20Bが過電流により溶断した際の飛散を防止する。カバー部材3は、例えば、収容空間部24a、24b内の可溶体20A、20Bを視認可能なように透明/半透明の樹脂材料によって形成される。
複数の可溶体20Cは、それぞれスタッドボルト22とコネクタ接続タブとを接続する回路中に設けられる。ここでは、可溶体20Cは、5つ設けられる。複数の可溶体20Cは、それぞれハウジング24に形成された収容空間部24c内に位置する。収容空間部24cは、ハウジング24において垂下部2Bを構成する部分に形成され、第2幅方向Zの両側が開口した空間部である。収容空間部24cは、軸線方向Xに対してコネクタ嵌合部24Aと屈曲部との間でかつコネクタ嵌合部24Aと隣接する位置に設けられる。複数(5つ)の収容空間部24cは、第1幅方向Yに沿って並んで設けられる。複数の可溶体20Cは、それぞれ、当該各収容空間部24cの開口を介して第2幅方向Zの両側に対して露出する。そして、複数の可溶体20Cは、それぞれ、複数の収容空間部24cの第2幅方向Zの両側に一対のカバー部材4が組み付けられることで、第2幅方向Zの両側が一括で覆われ、保護される。カバー部材4は、可溶体20Cに異物が付着したり指や他の部材が接触したりすることを防止し、可溶体20Cの変形、損傷を防止する。また、カバー部材4は、可溶体20Cが過電流により溶断した際の飛散を防止する。カバー部材4は、例えば、収容空間部24c内の可溶体20Cを視認可能なように透明/半透明の樹脂材料によって形成される。
本実施形態における一対のカバー部材4は、図3、図4に示すように、第2幅方向Zに対して可溶体20Cを挟んで対向して位置し当該可溶体20Cを両側から覆った状態で相互に係合することでユニット本体2の垂下部2Bに組み付けられる。本実施形態の一対のカバー部材4は、互いに同一形状である。
なお、以下の説明では、一対のカバー部材4を区別して説明する場合には便宜的にそれぞれ「カバー部材4A」、「カバー部材4B」といい、一対のカバー部材4を特に区別して説明する必要がない場合には単に「カバー部材4」という場合がある。
具体的には、各カバー部材4は、それぞれ、本体部4a、及び、一対の端部壁部4b、4cを含んで構成される。カバー部材4は、本体部4aと一対の端部壁部4b、4cとが一体で形成され、全体として略U字型形状(略コの字型形状)に形成される。本体部4aは、複数の可溶体20Cを覆い、保護する主たる部分である。本体部4aは、第2幅方向Zが板厚方向となる略矩形板状に形成され、軸線方向X、及び、第1幅方向Yに沿って延在する。本体部4aは、軸線方向Xが短辺方向、第1幅方向Yが長辺方向となる略矩形板状に形成される。一対の端部壁部4b、4cは、本体部4aの第1幅方向Yの端部からそれぞれ第2幅方向Zに沿って同じ側に突出して形成される。端部壁部4bは、本体部4aの第1幅方向Yの一方の端部に設けられる。端部壁部4cは、本体部4aの第1幅方向Yの他方の端部に設けられる。一対の端部壁部4b、4cは、共に第1幅方向Yが板厚方向となる略矩形板状に形成され、軸線方向X、及び、第2幅方向Zに沿って延在する。各端部壁部4b、4cは、軸線方向Xが長辺方向、第2幅方向Zが短辺方向となる略矩形板状に形成される。
そして、本実施形態の一対のカバー部材4の一方は、凹部状に形成された係合凹部5aを有する。一対のカバー部材4の他方は、係合凹部5aに係合可能である係合爪部5bを有する。係合凹部5a、及び、係合爪部5bは、可溶体20Cを第2幅方向Zの両側から覆った状態で一対のカバー部材4同士を係合する係合機構5を構成するものである。ここでは、各カバー部材4は、それぞれ、係合凹部5a、及び、係合爪部5bの双方を有している。すなわち、一対のカバー部材4は、1つの係合凹部5aと1つの係合爪部5bとを一対とし、当該一対の係合凹部5aと係合爪部5bとを2組有している(図5、図6等も参照)。そして、一対のカバー部材4は、一方の係合爪部5bが他方の係合凹部5aに係合される。係合凹部5aは、端部壁部4bに略矩形状の貫通孔として形成される。係合凹部5aは、第1幅方向Yに沿って端部壁部4bを貫通する。係合爪部5bは、端部壁部4cに爪状に形成される。係合爪部5bは、端部壁部4bから第1幅方向Yに沿って外側(端部壁部4b側とは反対側)に突出して形成される。
上記のように構成される一対のカバー部材4は、第2幅方向Zに対して、互いの本体部4aが対向し、かつ、一方の端部壁部4bと他方の端部壁部4cとが対向する位置関係で垂下部2Bに組み付けられる。すなわち、カバー部材4Aは、第2幅方向Zに対して、複数の収容空間部24c、及び、当該複数の収容空間部24c内に位置する複数の可溶体20Cを挟んで一方側に位置する。カバー部材4Bは、第2幅方向Zに対して、複数の収容空間部24c、及び、当該複数の収容空間部24c内に位置する複数の可溶体20Cを挟んで他方側に位置する。そして、一対のカバー部材4A、4Bは、図5、図6に示すように、一方の端部壁部4cが他方の端部壁部4bの内側に入り込むように組み付けられる。一対のカバー部材4A、4Bは、この位置関係でカバー部材4Aの係合爪部5bがカバー部材4Bの係合凹部5aに係合され、カバー部材4Bの係合爪部5bがカバー部材4Aの係合凹部5aに係合される。一対のカバー部材4A、4Bは、係合機構5を介して互いに係合した状態で、垂下部2Bにおいて収容空間部24cが形成された凹部状の部分に嵌った状態となる。この結果、一対のカバー部材4A、4Bは、相互に係合することでユニット本体2の垂下部2Bに組み付けられる。
以上で説明したFLユニット1は、一対のカバー部材4がユニット本体2の可溶体20Cを挟んで対向して位置し当該可溶体20Cを両側から覆った状態で相互に係合することでユニット本体2に組み付けられる。この構成により、FLユニット1は、一対のカバー部材4をユニット本体2に組み付けるためには当該一対のカバー部材4の双方を要する構成とすることができるので、例えば、一対のカバー部材4のうちの一方だけを組み付けて、他方を組み付け忘れることを防止することができる。この結果、FLユニット1は、カバー部材4の組み付け忘れを抑制することができる。
さらに、以上で説明したFLユニット1は、一対のカバー部材4が互いに同一形状であるので、部品の共通化、部品管理の容易化等を図ることができ、製造コストを抑制することができる。
ここでは、以上で説明したFLユニット1は、一対のカバー部材4の一方に設けられた係合凹部5aと、一対のカバー部材4の他方に設けられた係合爪部5bとによって係合機構5を構成することができる。この構成により、FLユニット1は、一対のカバー部材4を相互に係合させることでユニット本体2に組み付ける構成を実現することができる。
関連技術
関連技術に係るヒュージブルリンクユニットは、係合機構の構成が実施形態1とは異なる。以下では、上述した実施形態と同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する。
図7、図8に示す本関連技術のFLユニット(ヒュージブルリンクユニット)201は、一対のカバー部材4にかえて一対のカバー部材204を備える点で上述のFLユニット1と異なる。FLユニット201のその他の構成は、当該FLユニット1と略同様の構成である。
なお、以下の説明では、一対のカバー部材204を区別して説明する場合には便宜的にそれぞれ「カバー部材204A」、「カバー部材204B」といい、一対のカバー部材204を特に区別して説明する必要がない場合には単に「カバー部材204」という場合がある。
一対のカバー部材204は、端部壁部4b、4cを備えないと共に、係合凹部5a、係合爪部5bにかえて、係合孔部205a、係合アーム部205bを備える点で上述の一対のカバー部材4と異なる。一対のカバー部材204のその他の構成は、当該一対のカバー部材4と略同様の構成である。
関連技術の一対のカバー部材204の一方は、当該一対のカバー部材204の対向方向である第2幅方向Zに沿って貫通する係合孔部205aを有する。一対のカバー部材204の他方は、当該対向方向である第2幅方向Zに沿って延在し先端部が係合孔部205aに係合可能である係合アーム部205bを有する。係合孔部205a、及び、係合アーム部205bは、可溶体20Cを第2幅方向Zの両側から覆った状態で一対のカバー部材204同士を係合する係合機構205を構成するものである。ここでは、各カバー部材204は、それぞれ、係合孔部205a、及び、係合アーム部205bの双方を有している。すなわち、一対のカバー部材4は、1つの係合孔部205aと1つの係合アーム部205bとを一対とし、当該一対の係合孔部205aと係合アーム部205bとを2組有している(図9、図10等も参照)。そして、一対のカバー部材204は、一方の係合アーム部205bの先端部が他方の係合爪部5bに挿入され係合される。係合孔部205aは、カバー部材204の本体部4aの第1幅方向Yの一方の端部に設けられる。係合孔部205aは、第2幅方向Zに沿って本体部4aを貫通する略矩形状の貫通孔として形成される。係合アーム部205bは、カバー部材204の本体部4aの第1幅方向Yの他方の端部に設けられる。係合アーム部205bは、本体部4aから第2幅方向Zに沿って二又状に分かれて突出して形成されており、当該二又状の先端部に、軸線方向Xに沿って互いに逆方向を向くように突出して爪部205cが形成されている。係合アーム部205bは、係合孔部205aに挿入された状態で当該爪部205cが係合孔部205aの縁部に係止されることで当該係合孔部205aに係合される。
上記のように構成される一対のカバー部材204は、第2幅方向Zに対して、互いの本体部4aが対向する位置関係で垂下部2Bに組み付けられる。すなわち、カバー部材204Aは、第2幅方向Zに対して、複数の収容空間部24c、及び、当該複数の収容空間部24c内に位置する複数の可溶体20Cを挟んで一方側に位置する。カバー部材204Bは、第2幅方向Zに対して、複数の収容空間部24c、及び、当該複数の収容空間部24c内に位置する複数の可溶体20Cを挟んで他方側に位置する。そして、一対のカバー部材204A、204Bは、図9、図10に示すように、一方の係合アーム部205bを他方の係合孔部205aに挿入するようにして組み付けられる。一対のカバー部材204A、204Bは、この位置関係でカバー部材204Aの係合アーム部205bの爪部205cがカバー部材204Bの係合孔部205aの縁部に係合され、カバー部材204Bの係合アーム部205bの爪部205cがカバー部材204Aの係合孔部205aの縁部に係合される。一対のカバー部材204A、204Bは、係合機構205を介して互いに係合した状態で、垂下部2Bにおいて収容空間部24cが形成された凹部状の部分に嵌った状態となる。この結果、一対のカバー部材204A、204Bは、相互に係合することでユニット本体2の垂下部2Bに組み付けられる。
以上で説明したFLユニット201は、カバー部材204の組み付け忘れを抑制することができる。ここでは、以上で説明したFLユニット201は、一対のカバー部材204の一方に設けられた係合孔部205aと、一対のカバー部材204の他方に設けられた係合アーム部205bとによって係合機構205を構成することができる。この構成により、FLユニット201は、一対のカバー部材204を相互に係合させることでユニット本体2に組み付ける構成を実現することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係るヒュージブルリンクユニットは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態に係るヒュージブルリンクユニットは、以上で説明した各実施形態、変形例の構成要素を適宜組み合わせることで構成してもよい。
以上の説明では、一対のカバー部材4、204は、それぞれ互いに同一形状であるものとして説明したがこれに限らない。一対のカバー部材は、可溶体20Cを両側から覆った状態で相互に係合することでユニット本体2に組み付けられる構造であれば互いに異なる形状であってもよい。
以上で説明したユニット本体2は、ベース部2A、及び、垂下部2Bを含んで構成されるものとして説明したがこれに限らない。
以上の説明では、FLユニット1、201は、バッテリ100の陽極側のバッテリポスト102に組み付けられるものとして説明したがこれに限らない。FLユニット1、201は、例えば、バッテリ100以外のものに組み付けられてもよい。
以上で説明した係合機構は、上記の構成に限られない。
1、201 ヒュージブルリンクユニット、FLユニット
2 ユニット本体
2A ベース部
2B 垂下部
3、4、4A、4B、204、204A、204B カバー部材
4a 本体部
4b、4c 端部壁部
5、205 係合機構
5a 係合凹部
5b 係合爪部
20、20A、20B、20C 可溶体
21 バスバ回路体
21a、21b、21c 締結孔
22、23 スタッドボルト
24 ハウジング
24A コネクタ嵌合部
24a、24b、24c 収容空間部
205a 係合孔部
205b 係合アーム部
205c 爪部
X 軸線方向
Y 第1幅方向(対向方向)
Z 第2幅方向

Claims (4)

  1. 過電流により溶断する可溶体を有するユニット本体と、
    前記可溶体を挟んで対向して位置し当該可溶体を両側から覆った状態で相互に係合することで前記ユニット本体に組み付けられる一対のカバー部材とを備え、
    各前記カバー部材は、コの字型形状であり、本体部と一対の端部壁部とが一体で形成され、
    前記一対のカバー部材は、前記端部壁部によって前記可溶体を第1幅方向の両側から覆い、かつ、前記本体部によって前記可溶体を前記第1幅方向と交差する第2幅方向の表裏両側から覆うことを特徴とする、
    ヒュージブルリンクユニット。
  2. 前記一対のカバー部材は、互いに同一形状である、
    請求項1に記載のヒュージブルリンクユニット。
  3. 前記一対のカバー部材の一方は、凹部状に形成された係合凹部を有し、
    前記一対のカバー部材の他方は、前記係合凹部に係合可能である係合爪部を有する、
    請求項1又は請求項2に記載のヒュージブルリンクユニット。
  4. 前記一対のカバー部材は、互いに係合した状態で、前記ユニット本体において前記可溶体を収容する収容空間部が形成された凹部状の部分に嵌った状態となり、当該ユニット本体に組み付けられるためには双方を要する構成である、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のヒュージブルリンクユニット。
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