JP2017097980A - 配線モジュール - Google Patents

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洋樹 下田
Hiroki Shimoda
洋樹 下田
慎一 高瀬
Shinichi Takase
慎一 高瀬
暢之 松村
Nobuyuki Matsumura
暢之 松村
良典 伊藤
Yoshinori Ito
良典 伊藤
秀夫 高橋
Hideo Takahashi
秀夫 高橋
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

【課題】電線をタブに固定する作業の効率を向上させる。【解決手段】複数の蓄電素子11を備えた蓄電素子群12に取り付けられる配線モジュール10であって、蓄電素子11の状態を検知するバスバー16と、バスバー16に接続された電線23と、電線23が配索された配索部70を備えた絶縁プロテクタ15と、配索部70の載置壁71から突出されたタブ73と、を備え、タブ73の側縁には、タブ73の突出端部寄りの位置に、電線23を結束するテープ75が係止される凹部74が形成され、タブ73のうち電線23が載置された載置面76は、弧状に凹んだ形状をなしている。【選択図】図4

Description

本明細書に記載された技術は、配線モジュールに関する。
従来、配線モジュールとして、特開2012−164591号公報に記載のものが知られている。この配線モジュールは、複数の電池を直列接続するバスバーと、バスバーに接続される電圧検出端子に接続される電線と、バスバー及び電線を収容する絶縁プレートと、を有する。
絶縁プレートには、電線が配索される配索路が形成されている。配索路には、絶縁プレートから導出される電線が巻き付けられる舌片が突出されている。舌片は板状をなしている。この舌片に、電線が、テープによって巻き付けられるようになっている。
特開2012−164591号公報
しかしながら上記の構成によると、舌片のうち電線が載置される面は平面で構成されているため、電線を舌片に取り付ける作業をする際に、電線が舌片から外れやすいという問題がある。
本明細書に記載された技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線をタブに固定する作業の効率を向上させる技術を提供することを目的とする。
本明細書に記載された技術は、複数の蓄電素子を備えた蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、前記蓄電素子の状態を検知する検知端子と、前記検知端子に接続された電線と、前記電線が配索された配索部を備えた絶縁プロテクタと、前記配索部の底壁から突出されたタブと、を備え、前記タブの側縁には、前記タブの突出端部寄りの位置に、前記電線を結束する結束部材が係止される凹部が形成され、前記タブのうち前記電線が載置された載置面は、弧状に凹んだ形状をなしている。
上記の構成により、タブの載置面は、弧状に凹んだ形状をなしているので、タブの載置面に電線を載置する際に、電線がタブから外れることが抑制される。これにより、電線をタブに固定する際の作業性が向上する。
本明細書に開示された技術の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記タブは、前記タブが突出する方向と交差する方向であって、且つ、前記載置面側に折れ曲がっていることが好ましい。
上記の構成によれば、載置面が形成されていない側にタブを折り曲げるよりも、容易にタブを折り曲げることができる。これにより、電線をタブに固定する際の作業性を一層向上させることができる。
前記電線は前記結束部材によって前記タブに固定されていることが好ましい。
上記の構成によれば、電線を結束部材によってタブに固定することができるので、電線の配索作業の効率を向上させることができる。
本明細書に記載された技術によれば、電線をタブに固定する作業の効率を向上させることができる。
実施形態1に係る配線モジュールを示す平面図 蓄電素子に取り付ける前の配線モジュールを示す平面図 タブを示す一部拡大平面図 タブを示す一部拡大側面図 タブに電線が固定された状態を示す一部拡大正面図 実施形態2に係る配線モジュールのタブを示す一部拡大側面図 実施形態2に係るタブに電線が固定された状態を示す一部拡大平面図
<実施形態1>
本明細書に記載された技術の実施形態1を、図1から図5を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態に係る配線モジュール10は、複数の蓄電素子11を並べてなる蓄電素子群12に取り付けられて蓄電モジュール13を構成する。蓄電モジュール13は、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両(図示せず)に搭載されて、車両を駆動するための動力源として使用される。
以下の説明においては、X方向を右方とし、Y方向を前方とし、Z方向を上方として説明する。また、以下の説明において、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
(蓄電素子11)
本実施形態に係る蓄電素子11は二次電池である。蓄電素子11の内部には図示しない蓄電要素が収容されている。蓄電素子11は略直方体形状をなしている。蓄電素子11の上面には前後方向の両端部寄りの位置に、一対の電極端子14が形成されている。電極端子14の一方は正極端子14Aであり、他方は負極端子14Bである。蓄電素子11は、隣り合う電極端子14が異なる極性となるように配置されている。複数の蓄電素子11は左右方向に並べられて蓄電素子群12を構成している。
(配線モジュール10)
蓄電素子群12の上面には配線モジュール10が取り付けられている。配線モジュール10は、左右方向に細長い形状をなしている。
図1に示すように、配線モジュール10は、絶縁プロテクタ15と、絶縁プロテクタ15に収容された複数のバスバー16(検知端子の一例)と、バスバー16に接続された複数の電線23と、を備える。
(絶縁プロテクタ15)
絶縁プロテクタ15は、絶縁性の合成樹脂からなる。絶縁プロテクタ15には、複数のバスバー16をそれぞれ収容する複数の収容部24が形成されている。
図1に示すように、収容部24は上方から見て左右方向に細長い概ね長方形状をなしており、バスバー16よりもやや大きな形状とされている。複数の収容部24は、左右方向に間隔を空けて並んで配されている。
それぞれの収容部24にはバスバー16の周囲を囲う周壁29が形成されている。周壁29の上端は上方に開口する開口部28が形成されており、この開口部28内にバスバー16が収容されるようになっている。
収容部24の周壁29のうち、1対の長辺の一方に、前後方向に延びるスリット25が形成されている。
(バスバー16)
バスバー16は、金属板材を所定形状にプレス加工してなる。金属板材としては、銅、銅合金、鉄、鉄合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、必要に応じて任意の金属を適宜に選択できる。バスバー16は上方から見て左右方向に細長く延びた略長方形状をなしている。バスバー16には、電極端子14が挿通される貫通孔19がバスバー16を貫通して形成されている。貫通孔19内に電極端子14が貫通された状態で、電極端子14に図示しないナットが螺合されることにより、電極端子14とバスバー16とが電気的に接続される。
本実施形態においては、バスバー16は、隣り合う電極端子14を電気的に接続すると共に、電極端子14に電気的に接続されることにより、蓄電素子11の電圧を検知する検知端子としても機能するようになっている。
バスバー16の長辺のうち、一方の長辺には、電線23の芯線42に圧着されたワイヤーバレル40と、芯線42の外周に被覆された絶縁被覆43に圧着されたインシュレーションバレル41と、が設けられている。
電線23の他方の端部は、例えばECU(Electric Control Unit)のような外部接続機器(図示せず)に接続されている。なお、ECUは、マイクロコンピュータ、素子等が搭載されたものであって、蓄電素子11の電圧・電流・温度等の検知、各蓄電素子11の充放電コントロール等を行うための機能を備えた周知の構成のものである。
ワイヤーバレル40と、インシュレーションバレル41とは、収容部24のスリット25内に収容されている。これにより、ワイヤーバレル40と、インシュレーションバレル41は、収容部24の外部に導出されている。
(配索部70)
図1に示すように、絶縁プロテクタ15には、複数の電線23が配索される配索部70が形成されている。配索部70は、絶縁プロテクタ15の延びる方向(左右方向)に沿って細長く延びて形成されている。
配索部70は、複数の電線23が載置される載置壁71(底壁の一例)と、載置壁71の側縁から上方に立ち上がって形成されて、電線23を配索部70内に保持する側方保持部72と、を備える。
(タブ73)
図2及び図3に示すように、載置壁71の右端部には、右方に突出する板状のタブ73が形成されている。タブ73は上方から見て、左右方向に細長く延びた略長方形状をなしている。タブ73の先端部寄り(右端部寄り)の両側縁には、タブ73の幅方向の内側に凹んだ1対の凹部74が形成されている。この凹部74には、後述するテープ75(結束部材の一例)が巻回されるようになっている。
タブ73の上面は、電線23が載置される載置面76とされる。図4に示すように、タブ73の載置面76は、電線23が延びる方向(左右方向)から見て、弧状に凹んだ形状をなしている。詳細には、タブ73の載置面76は、前端部と後端部の上下方向の高さ位置が高く、前後方向の中央付近において、上下方向の高さ位置が低く設定されている。
タブ73の下面77(載置面76の反対側の面の一例)は、図4に示すように、電線23が延びる方向(左右方向)から見て、弧状に膨出した形状をなしている。詳細には、タブ73の下面77は、前端部と後端部の上下方向の高さ位置が高く、前後方向の中央付近において、上下方向の高さ位置が低く設定されている。
図1及び図5に示すように、蓄電素子群12に配線モジュール10が取り付けられた状態において、タブ73は上方に略直角に折れ曲がっている。換言すると、タブ73は、タブ73が突出する方向と交差する方向で、且つ、載置面76側に折れ曲がっている。これにより、タブ73の載置面76は、タブ73の折り曲げ方向について内側に位置し、タブ73の下面77は、タブ73の折り曲げ方向について外側に位置するようになっている。
タブ73の凹部74には、テープ75(結束部材の一例)が巻き付けられており、このテープ75によって、複数の電線23がタブ73に固定(結束)されている。
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態に係る配線モジュール10は、複数の蓄電素子11を備えた蓄電素子群12に取り付けられる配線モジュール10であって、蓄電素子11の状態を検知するバスバー16と、バスバー16に接続された電線23と、電線23が配索された配索部70を備えた絶縁プロテクタ15と、配索部70の載置壁71から突出されたタブ73と、を備え、タブ73の側縁には、タブ73の突出端部寄りの位置に、電線23を結束するテープ75が係止される凹部74が形成され、タブ73のうち電線23が載置された載置面76は、弧状に凹んだ形状をなしている。
上記の構成によれば、タブ73の載置面76は、弧状に凹んだ形状をなしているので、タブ73の載置面76に電線23を載置する際に、電線23がタブ73から外れることが抑制される。これにより、電線23をタブ73に固定する際の作業性が向上する。
また、本実施形態によれば、タブ73は、タブ73が突出する方向と交差する方向であって、且つ、載置面76側に折れ曲がっている。
上記の構成によれば、載置面76が形成されていない側にタブ73を折り曲げるよりも、容易にタブ73を折り曲げることができる。これにより、電線23をタブ73に固定する際の作業性を一層向上させることができる。
また、本実施形態によれば、タブ73の下面77が、タブ73が突出する方向から見て、弧状に膨出した形状をなしている。
タブ73の下面77が平坦な面を有している場合、タブ73の下面77には、タブ73の突出方向に沿って延びる稜部が形成されることになる。この稜部は、タブ73の突出方向からみて略直角なエッジを形成することになる。この場合、タブ73にテープ75を巻回すると、このエッジ部分においてテープ75に対して力が集中することが懸念される。
これに対して本実施形態においては、タブ73の下面77が、電線23が延びる方向から見て、弧状に膨出した形状をなしているので、タブ73にテープ75を巻回することにより電線23をタブ73に固定する場合に、テープ75に加わる力を分散することができる。
また、本実施形態においては、電線23はテープ75によってタブ73に固定されている。
上記の構成によれば、電線23をテープ75によってタブ73に固定することができるので、電線23の配索作業の効率を向上させることができる。
<実施形態2>
次に、本明細書に記載された技術の実施形態2を、図6から図7を参照しつつ説明する。
図6に示すように、本実施形態においては、タブ83の下面87は、左右方向(タブ83の突出する方向)から見て平坦な形状をなしている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態においては、タブ83の載置面86は、電線23が延びる方向から見て、弧状に凹んだ形状をなしているので、タブ83の載置面86に電線23を載置する際に、電線23がタブ83から外れることが抑制される。これにより、電線23をタブ83に固定する際の作業性が向上する。
また、本実施形態によれば、タブ83は、載置面86が内側になるようにして折り曲げられているので、タブ83を、載置面86を外側にして折り曲げるよりも、容易に折り曲げることができる。これにより、電線23をタブ83に固定する際の作業性を一層向上させることができる。
<他の実施形態>
本明細書に記載された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に記載された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、検知端子は、蓄電素子11の電圧を検知する構成としたが、これに限られず、蓄電素子11の温度を検知する構成としてもよく、必要に応じて蓄電素子11の任意の状態を検知する構成とすることができる。
(2)本実施形態においては、蓄電素子11は二次電池としたが、これに限られず、キャパシタであってもよい。
(3)本実施形態においては、結束部材としてテープ75を用いたが、これに限られず、結束バンドを用いてもよく、必要に応じて任意の結束部材を適宜に使用することができる。
(4)本実施形態においては、バスバー16と検知端子とが一体に形成される構成としたが、これに限られず、隣り合う蓄電素子11の電極端子14を接続するバスバーと、検知端子とは、別体であってもよい。
(5)本実施形態においては、タブ73の両側縁に1対の凹部74が形成される構成としたが、これに限られず、タブ73の一方の側縁に凹部74が形成される構成としてもよい。
10:配線モジュール
11:蓄電素子
12:蓄電素子群
15:絶縁プロテクタ
16:バスバー
23:電線
70:配索部
73,83:タブ
74:凹部
75:テープ
76,86:載置面

Claims (3)

  1. 複数の蓄電素子を備えた蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、
    前記蓄電素子の状態を検知する検知端子と、
    前記検知端子に接続された電線と、
    前記電線が配索された配索部を備えた絶縁プロテクタと、
    前記配索部の底壁から突出されたタブと、を備え、
    前記タブの側縁には、前記タブの突出端部寄りの位置に、前記電線を結束する結束部材が係止される凹部が形成され、
    前記タブのうち前記電線が載置された載置面は、弧状に凹んだ形状をなしている、配線モジュール。
  2. 前記タブは、前記タブが突出する方向と交差する方向であって、且つ、前記載置面側に折れ曲がっている、請求項1に記載の配線モジュール。
  3. 前記電線は前記結束部材によって前記タブに固定されている請求項1または請求項2に記載の配線モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019204596A (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線モジュール
WO2024029298A1 (ja) * 2022-08-01 2024-02-08 住友電装株式会社 電池配線モジュール

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