JP2015019448A - コンバータ装置およびそれを備えた燃料電池システム、コンバータ装置の制御方法および制御装置 - Google Patents

コンバータ装置およびそれを備えた燃料電池システム、コンバータ装置の制御方法および制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コンバータ装置の制御精度を向上させることができる技術を提供する。【解決手段】制御部50は、燃料電池コンバータ11のスイッチング素子63のデューティ比を制御して、燃料電池コンバータ11の出力電圧を制御する。制御部50は、不連続モード用のデューティ比DDと、連続モード用のデューティ比DCを、フィードフォワード成分とフィードバック成分の和として算出する。制御部50は、DD<DCのときに不連続モードの制御を実行し、DD≧DCのときに連続モードの制御を実行する。制御部50は、不連続モード用のデューティ比DDを算出するときに、不連続モードのデューティ比DDのフィードフォワード成分を、前回の燃料電池コンバータ11の制御において生じていたリアクトル61における目標出力と実際の出力との差が反映された補正値αによって補正する。【選択図】図3

Description

本発明は、コンバータ装置に関する。
コンバータ装置は、入力された直流電圧を目標電圧に変換して出力する。燃料電池システムでは、入力された直流電圧を昇圧して出力する昇圧型コンバータ装置が、燃料電池や二次電池の出力電圧の制御に用いられる(特許文献1等)。昇圧型コンバータ装置は、インダクタンス素子であるリアクトルと、リアクトルに対する電流の流れを制御するスイッチング素子と、を備え、スイッチング素子を開閉するデューティ比を制御することによって出力電圧が制御される。
特開2010−124615号公報
昇圧型コンバータ装置を制御するためのデューティ比は、リアクトルのインダクタンス成分の設計値を反映させた値として設定される場合がある。リアクトルのインダクタンス成分は、リアクトルの製造誤差や経年変化によって設計値からずれてしまう可能性があるため、上記の場合には、リアクトルのインダクタンス成分の誤差が、昇圧型コンバータ装置の制御精度の低下の原因になる。
また、通常、昇圧型コンバータ装置では、不連続モードの制御と連続モードの制御とが切り替えられて実行される。不連続モードはリアクトルが出力する電流が断続的に0になる期間における制御モードであり、連続モードはリアクトルが連続的に電流を出力し続ける期間における制御モードである。不連続モードと連続モードとの切替はデューティ比の値に基づいて設定される場合がある。しかし、上述したように、デューティ比にリアクトルのインダクタンス成分が反映されている場合には、上述したインダクタンス成分の誤差によって、不連続モードと連続モードとの切替が適切なタイミングで実行されなくなってしまう可能性がある。
ここで、特許文献1には、I−V特性の変化に起因する燃料電池の出力の変化をコンバータによる出力電圧の制御によって補償する技術が開示されている。特許文献1の技術によれば、燃料電池のI−V特性を推定することなく、燃料電池の出力制御を実行することができる。しかしながら、特許文献1では、コンバータ装置が備えるリアクトルのインダクタンス成分の誤差や、それに起因するコンバータ装置の制御性の低下については特に考慮されていない。
このように、昇圧型コンバータにおけるリアクトルのインダクタンス成分の誤差に起因する制御精度の低下については依然として改良の余地があった。このような課題は、昇圧型コンバータに限らず、他のコンバータ装置においても共通する課題であった。そのほか、従来から、コンバータ装置においては、制御の簡易化や、制御の容易化、使い勝手の向上、装置構成の小型化、低コスト化、省資源化等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[1]本発明の一形態によれば、入力電圧を目標電圧に変換して出力するコンバータ装置が提供される。このコンバータ装置は、リアクトルと;前記リアクトルに対する電流の流れを制御するスイッチング素子と;前記リアクトルの実際の出力に関する出力情報を取得する出力情報取得部と;前記目標電圧と前記出力情報とに基づいて前記スイッチング素子を開閉するデューティ比を設定し、前記デューティ比を用いて前記リアクトルに前記目標電圧に応じた目標実効電流を出力させるリアクトル電流制御を実行する制御部と;を備える。前記制御部は、前記リアクトル電流制御において、前記リアクトルの目標出力と実際の出力との差の履歴が反映された補正値と、前記リアクトルのインダクタンスと、を用いて前記デューティ比を設定する。この形態のコンバータ装置によれば、デューティ比に含まれるリアクトルのインダクタンス成分の誤差が適切に補正されるため、コンバータ装置の制御精度が向上する。
[2]上記形態のコンバータ装置において、前記制御部は、前記補正値を用いて設定された前記デューティ比を第1のデューティ比として用いる第1の制御モードと、前記第1のデューティ比とは異なる第2のデューティ比を用いる第2の制御モードと、を含む複数の制御モードのうちのいずれかの制御モードによって前記リアクトル電流制御を実行し、少なくとも、前記第1の制御モードと前記第2の制御モードとの切替を、前記第1のデューティ比の値に基づいて実行する構成であっても良い。この形態のコンバータ装置によれば、第1のデューティ比が過去の制御履歴に基づいてより適切な値に補正されているため、第1の制御モードと第2の制御モードとの切替がより適切に実行される。
[3]上記形態のコンバータ装置において、前記第1の制御モードは、前記目標実効電流が低く、前記リアクトルが出力する電流が断続的に0になる期間に適用される不連続モードであり、前記第2の制御モードは、前記目標実効電流が高く、前記リアクトルが連続的に電流を出力し続けている期間に適用される連続モードであり、前記制御部は、前記不連続モードから前記連続モードへの切替を、前記不連続モード用の前記第1のデューティ比に基づいて決定しても良い。この形態のコンバータ装置によれば、不連続モードにおける制御精度が向上し、不連続モードから連続モードへの切替がより適切に実行される。
[4]上記形態のコンバータ装置において、前記制御部は、前記デューティ比を、前記目標電圧に基づくフィードフォワード項であって、前記リアクトルのインダクタンスが反映されるとともに前記補正値によって補正されているフィードフォワード項と、前記出力情報に基づくフィードバック項と、に基づいて設定し、次回以降の前記リアクトル電流制御に用いる前記補正値を、現在設定されている前記デューティ比の算出に用いた前記フィードフォワード項と、前記フィードバック項と、に基づいて算出して記憶しても良い。この形態のコンバータ装置によれば、デューティ比が、現在の制御状態と過去の制御履歴とが反映された、より適切な値として取得される。
[5]上記形態のコンバータ装置において、前記制御部は、前記フィードフォワード項に前記補正値を乗算して前記フィードフォワード項を補正し、補正後の前記フィードフォワード項と、前記フィードバック項と、を加算して前記デューティ比を取得し、前記デューティ比を補正後の前記フィードフォワード項によって除算して、次回以降の前記リアクトル電流制御に用いる前記補正値を取得して記憶しても良い。この形態のコンバータ装置によれば、デューティ比が、より簡易な方法で取得される。
[6]上記形態のコンバータ装置において、前記制御部は、前記リアクトルが出力する実効電流が0から上昇する期間に前記補正値を算出しても良い。この形態のコンバータ装置によれば、補正値を高い精度で取得することができる。
[7]本発明の他の形態によれば、燃料電池システムが提供される。この形態の燃料電池システムは、上記形態のコンバータ装置と、前記コンバータ装置に接続された燃料電池と、を備え、前記コンバータ装置は、前記燃料電池の出力電圧を目標電圧まで昇圧させて出力する。この形態の燃料電池システムによれば、燃料電池の出力電圧をより高い精度で目標電圧まで昇圧させることができる。
本発明は、コンバータ装置や燃料電池システム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、コンバータ装置の制御装置や制御方法、その制御装置において実行されるコンピュータプログラム、あるいは、その制御方法を実現するためのコンピュータプログラム、それらのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
燃料電池システムの電気的構成を示す概略図。 燃料電池コンバータの構成を示す概略図。 制御部による燃料電池コンバータの制御処理の手順を示す説明図。 燃料電池コンバータにおける不連続モードを説明するための説明図。 燃料電池コンバータにおける連続モードを説明するための説明図。 燃料電池コンバータにおける制御モードの切り替わりを説明するための説明図。 燃料電池コンバータにおけるリアクトルの実効電流とスイッチング素子のデューティ比との関係の一例を示す説明図。 不連続モードのデューティ比のフィードフォワード成分を補正しない場合に生じる不具合を説明するための説明図。 所定の補正値算出期間に該当するか否かの判定方法を説明するための説明図。 所定の補正値算出期間を具体的に示す説明図。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としてのコンバータ装置を備える燃料電池システムの電気的構成を示す概略図である。この燃料電池システム100は燃料電池車両に搭載され、運転者の要求に応じて燃料電池車両の駆動力を発生させる。燃料電池システム100は、燃料電池10と、燃料電池コンバータ11と、二次電池15と、二次電池コンバータ16と、駆動モータ20と、DC/ACインバータ21と、第1と第2の電圧検出部31,32と、制御部50と、を備える。
燃料電池10は、燃料電池システム100の電力源であり、反応ガスとして水素と酸素の供給を受けて発電する固体高分子形燃料電池である。燃料電池10としては、固体高分子形燃料電池に限定されることはなく、種々のタイプの燃料電池を採用することが可能である。例えば、燃料電池10としては、固体高分子形燃料電池に換えて、固体酸化物型燃料電池が採用されても良い。燃料電池10は、第1の直流導線1を介して、燃料電池コンバータ11の入力端子に接続されている。
燃料電池コンバータ11は、本発明の第1実施形態としてのコンバータ装置であり、制御部50の指令に応じて、燃料電池10から入力された電圧を目標電圧まで昇圧して出力する昇圧型コンバータである。燃料電池コンバータ11の出力端子は、第2の直流導線2を介してDC/ACインバータ21の直流端子に接続されている。燃料電池コンバータ11の構成については後述する。燃料電池コンバータ11は、リアクトル電流の計測値ILを信号線を介して制御部50に送信する(詳細は後述する)。
二次電池15は、例えばリチウムイオン電池によって構成され、燃料電池10とともに燃料電池システム100の電力源として機能する。二次電池15は、第3の直流導線3を介して二次電池コンバータ16の入力端子に接続されている。二次電池コンバータ16は燃料電池コンバータ11と同様な構成を有する昇圧型コンバータである。二次電池コンバータ16の出力端子は第4の直流導線4を介して、燃料電池コンバータ11とDC/ACインバータ21とを接続する第2の直流導線2に接続されている。
二次電池コンバータ16は、制御部50の指令に応じて、燃料電池コンバータ11と協働してDC/ACインバータ21の入力電圧(第2の直流導線2における電圧)を調整する。また、二次電池コンバータ16は二次電池15の充・放電を制御する。具体的には、二次電池コンバータ16は、燃料電池10の出力電力が目標出力電力に対して不足する場合には、二次電池15に放電させる。一方、二次電池コンバータ16は、駆動モータ20において回生電力が発生する場合には、当該回生電力を二次電池15に蓄電させる。
駆動モータ20は、燃料電池車両の車輪を駆動する動力源であり、例えば、三相交流モータによって構成される。駆動モータ20は、交流導線を介してDC/ACインバータ21の交流端子に接続されている。DC/ACインバータ21は、制御部50からの指令に応じて、燃料電池10および二次電池15から第2の直流導線2を介して供給される直流電力を三相交流の電力に変換して駆動モータ20に供給する。また、DC/ACインバータ21は、駆動モータ20において発生する回生電力を直流電力に変換して第2の直流導線2に出力する。
第1の電圧検出部31は第1の直流導線1に接続されており、燃料電池コンバータ11の入力電圧を計測する。第2の電圧検出部32は第2の直流導線2に接続されており、燃料電池コンバータ11の出力電圧を計測する。第1と第2の電圧検出部31,32はそれぞれ、燃料電池コンバータ11の入力電圧および出力電圧の計測値VL,VHを制御部50に出力する。
ここで、燃料電池コンバータ11の入力電圧および出力電圧はそれぞれ、燃料電池コンバータ11のリアクトル(後述)の入力電圧および出力電圧に相当する。即ち、第1と第2の電圧検出部31,32は、燃料電池コンバータ11のリアクトルの出力に関する出力情報を取得する出力情報取得部として機能する。
制御部50は、中央処理装置と、主記憶装置と、不揮発性記憶部と、を備えるマイクロコンピュータによって構成される。制御部50は、燃料電池コンバータ11と、二次電池コンバータ16と、インバータ21とを制御することによって、燃料電池10および二次電池15の出力を制御し、駆動モータ20に外部からの出力要求に応じた駆動力を発生させる。制御部50は、信号線を介して、燃料電池コンバータ11と、二次電池コンバータ16と、DC/ACインバータ21と、に接続されている。
ここで、制御部50は、外部からの出力要求に応じた制御信号S(後述)を生成し、燃料電池コンバータ11の動作を制御する。制御部50は、燃料電池コンバータ11から受信したリアクトル電流の計測値ILと、第1と第2の電圧検出部31,32から受信した燃料電池コンバータ11の入力電圧および出力電圧の計測値VL,VHと、を燃料電池コンバータ11の制御に用いる。制御部50による燃料電池コンバータ11の制御手順の詳細については後述する。
図2は、燃料電池コンバータ11の構成を示す概略図である。なお、図2では、第2の直流導線2に接続されている第4の直流導線4の図示は便宜上省略されている。燃料電池コンバータ11は、U相回路部11Uと、V相回路部11Vと、W相回路部11Wと、を備える三相ブリッジコンバータである。各相回路部11U〜11Wは、第1と第2の電源ライン5a,5bと、アースライン6とに接続されている。
第1の電源ライン5aは燃料電池10の電源ラインであり、第2の電源ライン5bはDC/ACインバータ21の電源ラインである。アースライン6は、燃料電池10とDC/ACインバータ21に共通のアースラインである。なお、各相回路部11U,11V,11Wの後段には、平滑コンデンサ66が第2の電源ライン5bとアースライン6との間に介挿されている。平滑コンデンサ66は、第2の電源ライン5bとアースライン6との間の電圧変動を低減する。
各相回路部11U〜11Wは、リアクトル61と、出力用のダイオード62と、スイッチング素子63と、を備える。各相回路部11U〜11Wのリアクトル61は、第1の電源ライン5aに電流計測部67U〜67Wを介して接続されている。各電流計測部67U,67V,67Wは、各相回路部11U,11V,11Wのリアクトル61に流れる電流であるリアクトル電流を計測し、その測定値ILU,ILV,ILWを制御部50に送信する。
本明細書では、各相のリアクトル電流の測定値ILU,ILV,ILWを総称して、「リアクトル電流の測定値IL」とも呼ぶ。このように、電流計測部67U,67V,67Wは、上述した第1と第2の電圧検出部31,32とともに、リアクトル61の出力情報を取得する出力情報取得部として機能する。
各相回路部11U〜11Wのダイオード62は、リアクトル61の出力側と第2の電源ライン5bとの間に順方向に介装されている。スイッチング素子63は、リアクトル61の出力側とアースライン6との間に介装されている。各スイッチング素子63は、トランジスタ64と、保護用ダイオード65と、によって構成されている。
トランジスタ64は、npnタイプのトランジスタであり、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)や、電力用MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ、電力用バイポーラトランジスタなどによって構成される。トランジスタ64は、リアクトル61側をコレクタとし、アースライン6側をエミッタとして接続されている。保護用ダイオード65は、トランジスタ64のコレクタ−エミッタ間に、コレクタ電流の流れる方向とは逆方向に接続されている。
各相回路部11U,11V,11Wのトランジスタ64のベース端子には制御部50から、制御部50が設定するデューティ比(後述)に基づいて生成された制御信号SU,SV,SWが入力される。なお、本明細書では、便宜上、各相回路部11U,11V,11Wごとの制御信号SU,SV,SWを区別することなく、総称して「制御信号S」とも呼ぶ。各相回路部11U,11V,11Wのスイッチング素子63は、制御信号Sに応じてターンオンとターンオフとを繰り返す。
スイッチング素子63がターンオンすると、燃料電池10からリアクトル61を介してスイッチング素子63に電流が流れ始め、リアクトル61に直流励磁による磁気エネルギーが蓄積される。スイッチング素子63がターンオフすると、ターンオンしていた期間にリアクトル61に蓄積された磁気エネルギーは、ダイオード62および第2の電源ライン5bを介して、DC/ACインバータ21に出力される。
このように、リアクトル61には、スイッチング素子63がターンオンしてリアクトル61に電流が流れている間に磁気エネルギーが蓄積され、スイッチング素子63がターンオフしている間に、蓄積された磁気エネルギーが放出される。従って、スイッチング素子63を開閉するデューティ比を制御することによって、リアクトル61に蓄積されるエネルギー(時間平均)を制御することができ、各相回路部11U〜11Wのリアクトル61に平均的に流れる電流(実効電流)を制御することができる。
ここで、スイッチング素子63がターンオフされたときにリアクトル61に蓄積された磁気エネルギーによって生じる誘導電圧は、燃料電池10の出力電圧に重ね合わされる。そのため、各相回路部11U〜11Wの出力電圧(第2の電源ライン5bの電圧)は、燃料電池10の出力電圧(第1の電源ライン5aの電圧)よりも高くなる。
各相回路部11U〜11Wには、各相回路部11U〜11Wのスイッチング素子63が順次繰り返しターンオンされるように、制御信号Sが送信される。そのため、各相回路部11U〜11Wの出力電圧が順次、燃料電池10の出力電圧より高くなり、DC/ACインバータ21に入力される電圧は、燃料電池10の出力電圧より高く維持される。以上の動作によって、燃料電池コンバータ11は、燃料電池10から入力された電圧を目標電圧まで昇圧してDC/ACインバータ21に入力する。
図3は、制御部50による燃料電池コンバータ11の制御処理の手順を示すフローチャートである。この燃料電池コンバータ11の制御処理は、燃料電池コンバータ11の駆動が開始されるたびに制御部50によって実行される。なお、燃料電池コンバータ11の駆動が開始されるのは、燃料電池10の運転が開始されるときであるとしても良いし、燃料電池コンバータ11に対して燃料電池10からの電流の出力が開始されるときであるとしても良い。
ステップS10では、制御部50は、前回の制御処理において記憶された補正値αPを読み出し、今回の制御処理において補正値αとして用いる。補正値αp,αについては後述する。なお、製品出荷時における補正値αpの初期値は1であっても良い。
ステップS20では、制御部50は、運転者からの出力要求を取得する。また、制御部50は、その出力要求に応じて駆動モータ20に供給する電力を決定し、燃料電池コンバータ11の出力電圧を決定する。なお、燃料電池コンバータ11の出力電圧の決定の際には、現在の燃料電池10の出力特性(I−V特性)や、二次電池15の充電状態(SOC)などが考慮されることが好ましい。
ここで、本実施形態では、制御部50は、燃料電池コンバータ11の各相回路部11U,11V,11Wごとにスイッチング素子63のデューティ比を設定することによって、燃料電池10の出力電圧を目標電圧まで昇圧させる。なお、本実施形態では、各相回路部11U,11V,11Wごとのデューティ比の設定方法は同じであるため、以下では、便宜上、各相回路部11U,11V,11Wの区別をすることなく、燃料電池コンバータ11におけるデューティ比の制御として説明する。
制御部50は、燃料電池コンバータ11のデューティ比の制御として、不連続モードの制御と、連続モードの制御とを適宜切り替えて実行する。不連続モードと連続モードとではそれぞれ異なる基準でデューティ比が設定される。以下では、不連続モードと連続モードについて説明し、各制御モードで異なる基準によってデューティ比が設定される理由を説明した上で、制御部50による具体的な燃料電池コンバータ11のデューティ比の制御を説明する。
図4,図5はそれぞれ、燃料電池コンバータ11の不連続モードと連続モードとを説明するための説明図である。図4,図5にはそれぞれ、不連続モードおよび連続モードについて、リアクトル61における電流の時間変化を示すグラフと、スイッチング素子63のON/OFFタイミングを示すタイミングチャートと、を時間軸を対応させて図示してある。リアクトル61における電流の時間変化を示すグラフでは、リアクトル61における実効電流Ieの時間変化を実線で示し、リアクトル電流ILの時間変化を一点鎖線で示してある。なお、図4,図5にはそれぞれ、リアクトル61における実効電流Ieがほぼ一定であるときの例を図示してある。
不連続モードは、リアクトル61における実効電流Ieが比較的低い期間における制御モードであり、リアクトル電流ILが断続的に0になる期間における制御モードである(図4)。不連続モードでは、スイッチング素子63がONされるとリアクトル電流ILは0から直線的に上昇し、スイッチング素子63がOFFされるとリアクトル電流ILは直線的に0まで低下する。即ち、不連続モードでは、リアクトル電流ILの0からの直線的な上昇と、リアクトル電流ILの0までの直線的な低下と、が繰り返される。
連続モードは、リアクトル61における実効電流Ieが比較的高い期間における制御モードであり、リアクトル61に連続的に電流が流れ続ける期間(リアクトル電流ILが常に0より大きい期間)における制御モードである(図5)。連続モードでは、スイッチング素子63がONされるとリアクトル電流ILは直線的に増加し始め、スイッチング素子63がOFFされるとリアクトル電流ILはその時点での電流値から直線的に低下し始める。連続モードでは、リアクトル電流ILが0まで低下する前にスイッチング素子63はONされ、リアクトル電流ILが0になることはない。このように、連続モードでは、リアクトル電流ILの0より大きい電流値からの直線的な上昇と、リアクトル電流ILの0まで到達しない直線的な低下と、が繰り返される。
図6は、燃料電池コンバータ11における制御モードの切り替わりを説明するための説明図である。図6には、リアクトル61の実効電流Ieが0から次第に増加していくときのリアクトル電流ILの変化を模式的に示すグラフを図示してある。リアクトル61の実効電流Ieを0から次第に増加させていくと、リアクトル電流ILが断続的に0になる期間が次第に減少していき、燃料電池コンバータ11の制御モードは不連続モードから連続モードへと切り替わることになる。逆に、連続モードのときにリアクトル61の実効電流Ieを次第に低下させていくと、燃料電池コンバータ11の制御モードは連続モードから不連続モードへと切り替わることになる。
図7は、燃料電池コンバータ11におけるリアクトル61の実効電流Ieと、スイッチング素子63のデューティ比Dと、の関係の一例を示す説明図である。燃料電池コンバータ11では、リアクトル電流ILが断続的に0になるデューティ比Dが小さい範囲では、リアクトル61の実効電流Ieはデューティ比Dの増加に対して比較的緩やかに増加する。一方、リアクトル電流ILが連続的に0より大きくなるデューティ比Dが大きい範囲では、リアクトル61の実効電流Ieはデューティ比Dの増加に対して比較的急峻に増加する。そのため、燃料電池コンバータ11では、不連続モードと連続モードとで上記の傾向が反映された異なる基準によってデューティ比Dが設定されることによって、リアクトル61に流れる実効電流Ieが適切に制御される。
制御部50は、ステップS30,S40(図3)のそれぞれにおいて、不連続モード用のデューティ比DDと連続モード用のデューティ比DCとをそれぞれ、燃料電池コンバータ11の目標出力と現在の出力とに基づいて算出する。具体的には、各デューティ比DD,DCを、燃料電池コンバータ11の目標出力が反映されたフィードフォワード成分と、燃料電池コンバータ11の現在の出力が反映されたフィードバック成分と、を加算して取得する。
本実施形態では、不連続モード用のデューティ比DDは以下の式(1)によって算出され、不連続モード用のデューティ比DDの算出に用いられるフィードフォワード項FFDおよびフィードバック項FBDは、下記の式(1a),(1b)によって算出される。
<不連続モード用のデューティ比DD
D=α・FFD+FBD …(1)
α:補正値
FFD=[2・L・{(VHT−VLT)/VH・VL}・It]1/2 …(1a)
FBD=KpD・(VH−VL) …(1b)
L:リアクトル61のインダクタンス
f:燃料電池コンバータ11の周波数
HT:燃料電池コンバータ11の出力電圧VHの目標値
LT:燃料電池コンバータ11の入力電圧VLの目標値
It:リアクトル61の実効電流Ieの目標値
KpD:不連続モード用の比例ゲイン
ここで、上記の式(1)において、不連続モード用のフィードフォワード項FFDに乗算されている補正値αはステップS10において読み出された値である。不連続モード用のデューティ比DDの算出において補正値αが用いられる理由については後述する。
また、本実施形態では、連続モード用のデューティ比DCは以下の式(2)によって算出され、連続モード用のデューティ比DCの算出に用いられるフィードフォワード項FFCおよびフィードバック項FBCは、下記の式(2a),(2b)によって算出される。
<連続モード用のデューティ比DC
C=FFC+FBC …(2)
FFC=1−VLT/VHT …(2a)
FBC=…KpC・(VH−VL) …(2b)
KpC:連続モード用の比例ゲイン
制御部50は、上記の2つのデューティ比DD,DCを取得した後、いずれのデューティ比DD,DCを使用して燃料電池コンバータ11を制御するかを選択するデューティ比判定処理を実行する(ステップS50)。本実施形態のデューティ比判定処理は、2つのデューティ比DD,DCの値に基づいて実行される。制御部50は、DD<DCの場合には、不連続モード用のデューティ比DDを使用する不連続モードの制御を行う(ステップS60)。制御部50は、DD≧DCの場合には、連続モード用のデューティ比DCを使用する連続モードの制御を行う(ステップS70)。
制御部50は、燃料電池コンバータ11の駆動が停止されるまで、ステップS20〜S70の処理を繰り返す(ステップS80)。なお、燃料電池コンバータ11の駆動が停止される場合とは、燃料電池10の運転が停止される場合であるとしても良い。あるいは、燃料電池コンバータ11に対する燃料電池10からの電流出力が、所定の期間(例えば十秒以上の期間)、継続的に停止される場合であるとしても良い。
ここで、不連続モードにおいて所定の補正値算出期間に該当する場合には、制御部50は、不連続モードのフィードフォワード項FFDおよびフィードバック項FBDの今回値を用いて補正値αPを更新する(ステップS65)。「所定の補正値算出期間」については後述する。
補正値αPは、次回の燃料電池コンバータ11の制御の実行が開始されたときに、ステップS10において補正値αとして読み出される値であり、リアクトル61における出力目標と実際の出力との差が反映された値である。本実施形態では、制御部50は、補正値αPを下記の式(3)によって算出して不揮発的に記憶する。
αP=DD/(α・FFD)=(α・FFD+FBD)/(α・FFD) …(3)
このように、補正値αPは、不連続モード用のデューティ比DDのフィードフォワード成分(α・FFD)に対する不連続モード用のデューティ比DDのフィードフォワード成分とフィードバック成分との和(α・FFD+FBD)の割合として算出される。なお、制御部50はαpが算出されるたびに、その移動平均を算出して記憶するものとしても良い。
上述したように、不連続モードのデューティ比DDが算出される際には、フィードフォワード項FFDに補正値αが乗算される(式(1))。即ち、不連続モードのデューティ比DDのフィードフォワード成分は、補正値αによって、前回の燃料電池コンバータ11の制御において生じていたリアクトル61における目標出力と実際の出力との誤差が解消されるように補正される。
特に、本実施形態では、式(1a)に示されているように、不連続モードのデューティ比DDのフィードフォワード項FFDに、リアクトル61のインダクタンスLが定数項として含まれている。本実施形態の燃料電池コンバータ11の制御によれば、リアクトル61の製造誤差やリアクトル61の経年変化によってインダクタンスLが設計値からずれている場合であっても、その誤差が補正値αによって補正される。また、各相回路部11U,11V,11Dの間においてリアクトル61のインダクタンスに差が生じてしまっても、その差は各相回路部11U,11V,11Dごとに実行される不連続モードのデューティ比DDの補正によって低減される。
このように、本実施形態の燃料電池システム100では、不連続モードのデューティ比DDがより適切な値として取得されるため、燃料電池コンバータ11の制御精度が確保される。加えて、本実施形態の燃料電池システム100では、不連続モードと連続モードとの切替が、各モードのデューティ比DD,DCに基づいて実行されているため(図3のステップS50)、以下に説明するような不具合の発生も抑制される。
図8は、本発明の比較例として、不連続モードのデューティ比DDのフィードフォワード成分を補正値αによって補正しない場合に生じる不具合を説明するための説明図である。図8には、燃料電池コンバータ11のリアクトル61における電流の時間変化の一例を示すグラフを図示してある。ここで、リアクトル61の実効電流の目標値を直線的に時間変化させた場合を想定する(実線グラフIt)。この場合において、リアクトル61のインダクタンスLが設計値通りであれば、時刻ttにおいて、不連続モードのデューティ比DDが連続モードのデューティ比DCと等しくなり、不連続モードから連続モードに切り替わる。
ところが、リアクトル61のインダクタンスLが製造誤差によって設計値より小さくなっている場合には、不連続モードのフィードフォワード項FFDは、その誤差の分だけ小さい値となる。従って、不連続モードのフィードフォワード項FFDが補正値αによって補正されないと、不連続モードのデューティ比DDも、インダクタンスLの誤差の分だけ小さい値となる。すると、不連続モードから連続モードに切り替わるタイミングが時刻ttから時刻taに遅延し、本来であれば連続モードのデューティ比DCが適用されるべき時刻tt〜taの間に不連続モードのデューティ比DDが適用され続けることになる。そのため、リアクトル61の実効電流は、時刻tt〜taの間に目標値よりも大きくなってしまうおそれがある(破線グラフIa)。
逆に、リアクトル61のインダクタンスLが設計値より大きくなっている場合には、不連続モードのフィードフォワード項FFDが補正値αによって補正されなければ、不連続モードのデューティ比DDはインダクタンスLの誤差の分だけ大きくなる。この場合には、不連続モードから連続モードに切り替わるタイミングが時刻ttより早まり、時刻tbにおいて不連続モードのデューティ比DDから連続モードのデューティ比DCに切り替えられることになる。すると、不連続モードのデューティ比DDが適用されるべき時刻tb〜ttの間において連続モードのデューティ比DCが適用されることになり、時刻tb〜ttの間においてリアクトル61の実効電流は目標値に到達しなくなってしまうおそれがある(破線グラフIb)。
本実施形態では、上述したように、不連続モードのデューティ比DDのフィードフォワード項FFDに含まれるインダクタンスなどの誤差が補正値αによって補正されている。従って、不連続モードのデューティ比DDが適切な値として取得され、不連続モードにおける燃料電池コンバータ11の出力制御の精度が確保される。また、本実施形態のように、不連続モードのデューティ比DDの値に基づいて連続モードと不連続モードとの切替が行われる場合には、上述したような、連続モードと不連続モードの切り替えタイミングがずれてしまうことが抑制される。
図9は、補正値αPの算出が実行される所定の補正値算出期間に該当するか否かの判定方法を説明するための説明図である。図9には、制御モードの推移と、補正値算出期間の判定に用いられるフラグの状態の推移とを示すタイミングチャートを図示してある。
上述したように、本実施形態では、不連続モードにおいて所定の補正値算出期間である場合に補正値αPが算出される(ステップS65)。本実施形態では、燃料電池コンバータ11の駆動が開始された直後の不連続モードから連続モードに至るまでの期間、即ち、リアクトル61の実効電流Ieが0から立ち上がり連続モードに移行するまで期間に、補正値αPが算出される。制御部50は、所定の補正値算出期間に該当するか否かを、以下に説明するフラグを用いることによって判定する。
制御部50は、補正値算出期間に該当するか否かを判定するためのフラグとして、コンバータ駆動フラグと、連続モード通過フラグと、補正値計算フラグと、を用いる。コンバータ駆動フラグは、燃料電池コンバータ11の駆動状態を示すフラグである。コンバータ駆動フラグは、燃料電池コンバータ11の駆動が開始されるとき(ステップS10)に「ON」に設定され、燃料電池コンバータ11の駆動が停止されるとき(ステップS80)に「OFF」に設定される。
連続モード通過フラグは、今回の燃料電池コンバータ11の制御において連続モードへの移行が一度でも実行されたか否かを示すフラグである。連続モード通過フラグは、燃料電池コンバータ11の駆動が開始された後、最初に連続モードに移行するときに「ON」に設定され、燃料電池コンバータ11の駆動が停止されるときに、コンバータ駆動フラグとともに「OFF」に設定される。
補正値計算フラグは、補正値算出期間中であるか否かを示すフラグである。補正値計算フラグは、コンバータ駆動フラグが「ON」に設定されたときに「ON」に設定され、連続モード通過フラグが「ON」に設定されたときに「OFF」に設定される。制御部50は、ステップS30で算出された不連続モードのデューティ比DDでの制御が選択された後に(ステップS50,S60)、補正値計算フラグが「ON」に設定されている場合には、所定の補正値算出期間に該当するものとして補正値αPの算出を実行する(ステップS65)。
図10は、所定の補正値算出期間を具体的に示す説明図である。図10には、燃料電池コンバータ11のリアクトル61における実効電流Ieの時間変化の一例を示すグラフを図示してある。図示されているように、本実施形態では、燃料電池コンバータ11の駆動が開始された後に1回のみ、リアクトル61の実効電流Ieが0から立ち上がり連続モードに移行するまでの間の期間に補正値αPが算出される。これによって、駆動開始直後における実効電流Ieが0のときを基準として補正値αPが更新されることになるため、補正値αPの算出精度が向上する。
以上のように、本実施形態の燃料電池コンバータ11の制御によれば、不連続モードにおけるデューティ比DDのフィードフォワード成分が、前回の制御において生じていたフィードフォワード成分とフィードバック成分の差が反映された補正値αによって補正される。従って、不連続モードのデューティ比DDがより適切な値として取得され、燃料電池コンバータ11の制御精度が向上するとともに、デューティ比DDに基づく制御モードの切り替えが適切に実行される。
B.変形例:
B1.変形例1:
上記実施形態では、燃料電池システム100が備える燃料電池コンバータ11において本発明が実現されている。これに対して、本発明は燃料電池システム100が備える燃料電池コンバータ11に限らず、種々のコンバータ装置において実現されても良い。例えば、本発明は、燃料電池システムの二次電池の出力電圧を制御する二次電池コンバータとして実現されても良い。また、電気自動車などに搭載されている直流電力供給システムが備える電源装置の出力電圧を制御するコンバータ装置において実現されても良い。加えて、本発明は、昇圧型コンバータ装置以外に、降圧型コンバータ装置や、反転コンバータ装置として実現されても良い。
B2.変形例2:
上記実施形態において、制御部50は、燃料電池コンバータ11を不連続モードと連続モードとを切り替える制御モードの切替を実行している。これに対して、制御部50は、不連続モードや連続モードに換えて他の制御モードを実行する構成であっても良い。制御部50は、不連続モードと連続モードを含む複数の制御モードの中から実行すべき制御モードを選択して実行する構成であっても良いし、不連続モードと連続モード以外の複数の制御モードの中から実行すべき制御モードを選択して実行する構成であっても良い。制御部50は、少なくとも、リアクトルのインダクタンスと、リアクトルの目標出力と実際の出力との差の履歴が反映された補正値と、を用いてデューティ比を設定する制御モードを実行すれば良い。
B3.変形例3:
上記実施形態では、補正値αPは、上記の式(3)によって不連続モード用のデューティ比DDのフィードフォワード成分に対する不連続モード用のデューティ比DDのフィードフォワード成分とフィードバック成分との和の割合として算出されている。これに対して、補正値αPは、上記の式(3)によって算出されなくても良く、他の数式や関数、マップなどによって取得されても良い。補正値αは、不連続モードにおけるリアクトルの目標出力と実際の出力との差の履歴が反映された値として取得されていれば良い。なお、「不連続モードにおけるリアクトルの目標出力と実際の出力との差の履歴が反映された値」には、製品出荷時に設定された補正値が含まれる。
B4.変形例4:
上記実施形態では、燃料電池コンバータ11の駆動が開始された直後の不連続モードから連続モードに至るまでの期間に補正値αPが算出されている。これに対して、補正値αPは、当該期間以外の期間において算出されても良い。例えば、補正値αPは、不連続モードの制御の実行中に常に算出されるものとしても良い。
B5.変形例5:
上記実施形態では、燃料電池コンバータ11は、U相回路部11Uと、V相回路部11Vと、W相回路部11Wと、を備える三相ブリッジコンバータとして構成されている。これに対して、燃料電池コンバータ11は、三相よりも少ない数の相の回路部(例えば一相の回路部)を有していても良いし、さらに、複数の相の回路部(例えば、四相の回路部)を有していても良い。ただし、燃料電池コンバータ11が二以上の相回路部を有している場合には、制御部50は、各相回路部ごとに補正値αPを記憶しておき、各相回路部ごとに補正値αを用いたデューティ比の補正を実行することが好ましい。
B6.変形例6:
上記実施形態では、不連続モード用のデューティ比DDと連続モード用のデューティ比DCとを比較することによって、不連続モードと連続モードの切り替えが判定されている。これに対して、不連続モードと連続モードの切り替えは、不連続モード用のデューティ比DDと連続モード用のデューティ比DCとの比較によって判定されなくても良い。不連続モードと連続モードの切り替えは、例えば、不連続モード用のデューティ比DDが所定の閾値に到達したときに、不連続モードから連続モードに切り替えられても良い。
B7.変形例7:
上記実施形態では、不連続モード用のデューティ比DDと連続モード用のデューティ比DCとが算出された上で、いずれのデューティ比DD,DCを用いるかが選択されていた(図3のステップS30〜S50)。これに対して、不連続モード用のデューティ比DDと連続モード用のデューティ比DCとは常にともに算出されなくても良い。例えば、不連続モード用のデューティ比DDを算出し、不連続モード用のデューティ比DDに基づいて不連続モードの実行の適否を判断し、否判定がなされたときに、連続モード用のデューティ比DCを算出して連続モードの制御が実行される構成であっても良い。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…第1の直流導線
2…第2の直流導線
3…第3の直流導線
4…第4の直流導線
5a,5b…第1と第2の電源ライン
6…アースライン
10…燃料電池
11…燃料電池コンバータ
11U…U相回路部
11V…V相回路部
11W…W相回路部
15…二次電池
16…二次電池コンバータ
20…駆動モータ
21…DC/ACインバータ
31…第1の電圧検出部
32…第2の電圧検出部
50…制御部
61…リアクトル
62…整流ダイオード
63…スイッチング素子
64…トランジスタ
65…保護用ダイオード
66…平滑コンデンサ
67U,67V,67W…電流計測部
100…燃料電池システム

Claims (9)

  1. 入力電圧を目標電圧に変換して出力するコンバータ装置であって、
    リアクトルと、
    前記リアクトルに対する電流の流れを制御するスイッチング素子と、
    前記リアクトルの実際の出力に関する出力情報を取得する出力情報取得部と、
    前記目標電圧と前記出力情報とに基づいて前記スイッチング素子を開閉するデューティ比を設定し、前記デューティ比を用いて前記リアクトルに前記目標電圧に応じた目標実効電流を出力させるリアクトル電流制御を実行する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記リアクトル電流制御において、前記リアクトルの目標出力と実際の出力との差の履歴が反映された補正値と、前記リアクトルのインダクタンスと、を用いて前記デューティ比を設定する、コンバータ装置。
  2. 請求項1記載のコンバータ装置であって、
    前記制御部は、前記補正値を用いて設定された前記デューティ比を第1のデューティ比として用いる第1の制御モードと、前記第1のデューティ比とは異なる第2のデューティ比を用いる第2の制御モードと、を含む複数の制御モードのうちのいずれかの制御モードによって前記リアクトル電流制御を実行し、
    前記制御部は、少なくとも、前記第1の制御モードと前記第2の制御モードとの切替を、前記第1のデューティ比の値に基づいて実行する、コンバータ装置。
  3. 請求項2記載のコンバータ装置であって、
    前記第1の制御モードは、前記目標実効電流が低く、前記リアクトルが出力する電流が断続的に0になる期間に適用される不連続モードであり、
    前記第2の制御モードは、前記目標実効電流が高く、前記リアクトルが連続的に電流を出力し続けている期間に適用される連続モードであり、
    前記制御部は、前記不連続モードから前記連続モードへの切替を、前記不連続モード用の前記第1のデューティ比に基づいて決定する、コンバータ装置。
  4. 請求項1記載のコンバータ装置であって、
    前記制御部は、前記デューティ比を、前記目標電圧に基づくフィードフォワード項であって、前記リアクトルのインダクタンスが反映されるとともに前記補正値によって補正されているフィードフォワード項と、前記出力情報に基づくフィードバック項と、に基づいて設定し、
    前記制御部は、次回以降の前記リアクトル電流制御に用いる前記補正値を、現在設定されている前記デューティ比の算出に用いた前記フィードフォワード項と、前記フィードバック項と、に基づいて算出して記憶する、コンバータ装置。
  5. 請求項4記載のコンバータ装置であって、
    前記制御部は、
    前記フィードフォワード項に前記補正値を乗算して前記フィードフォワード項を補正し、
    補正後の前記フィードフォワード項と、前記フィードバック項と、を加算して前記デューティ比を取得し、
    前記デューティ比を補正後の前記フィードフォワード項によって除算して、次回以降の前記リアクトル電流制御に用いる前記補正値を取得して記憶する、コンバータ装置。
  6. 請求項4または請求項5記載のコンバータ装置であって、
    前記制御部は、前記リアクトルが出力する実効電流が0から上昇する期間に前記補正値を算出する、コンバータ装置。
  7. 燃料電池システムであって、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコンバータ装置と、
    前記コンバータ装置に接続された燃料電池と、
    を備え、
    前記コンバータ装置は、前記燃料電池の出力電圧を目標電圧まで昇圧させて出力する、燃料電池システム。
  8. リアクトルと、前記リアクトルに対する電流の流れを制御するスイッチング素子と、を備える入力電圧を目標電圧に変換して出力するコンバータ装置の制御方法であって、
    前記リアクトルの実際の出力に関する出力情報を取得する出力情報取得工程と、
    前記目標電圧と前記出力情報とに基づいて前記スイッチング素子を開閉するデューティ比を設定し、前記リアクトルに前記目標電圧に応じた目標実効電流を出力させるリアクトル出力制御工程と、
    を備え、
    前記リアクトル出力制御工程は、前記リアクトルの目標出力と実際の出力との差の履歴が反映された補正値と、前記リアクトルのインダクタンスと、を用いて前記デューティ比を設定する工程を含む、制御方法。
  9. リアクトルと、前記リアクトルに対する電流の流れを制御するスイッチング素子と、を備える入力電圧を目標電圧に変換して出力するコンバータ装置の制御装置であって、
    前記リアクトルの実際の出力に関する出力情報を取得する出力情報取得部と、
    前記目標電圧と前記出力情報とに基づいて前記スイッチング素子を開閉するデューティ比を設定し、前記リアクトルに前記目標電圧に応じた目標実効電流を出力させるリアクトル出力制御部と、
    を備え、
    前記リアクトル出力制御部は、前記リアクトルの目標出力と実際の出力との差の履歴が反映された補正値と、前記リアクトルのインダクタンスと、を用いて前記デューティ比を設定する、制御装置。
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