JP2015017643A - エンジンの防振システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンの振動エネルギーを電気エネルギーに変換することが可能なエンジンの防振システムを提供する。【解決手段】防振システムは、主液室46と副液室37とに区画された液室を備えた液体封入式のエンジンマウント20と、主液室46と副液室37とに連通する連絡通路51と、連絡通路51を流動する液体によって回転する回転体52と、回転体52の回転により発電する発電装置54と、を備える。これにより、エンジンの振動エネルギーが電気エネルギーに変換される。【選択図】図1

Description

本開示の技術は、液体封入式の防振装置を備えるエンジンの防振システムに関する。
従来から、車体に対するエンジンの振動を抑える防振装置として、液体封入式の防振装置が知られている。液体封入式の防振装置では、例えば特許文献1のように、液体が封入された液室が主液室と副液室とに仕切られており、これら主液室と副液室とがオリフィスを有する連絡通路を通じて互いに連通している。主液室の壁部の一部は、エンジンに固定される第1弾性体によって形成されている。また、副液室の壁部の一部は、第1弾性体とは別の第2弾性体によって形成されている。そして、エンジンの振動によって上記第1弾性体が変形して主液室の容積が変化すると、連絡通路を通じた液体の流動により副液室内の圧力が変化して第2弾性体が変形する。このように、液体封入式の防振装置では、エンジンの振動エネルギーの一部を弾性体の弾性エネルギー、液体の運動エネルギーや熱エネルギーに変換することでエンジンの振動エネルギーを吸収している。
特開2005−249013号公報
ところで、近年では、燃費の向上を1つの目的として、エンジンの振動エネルギーを電気エネルギーへ変換する技術が望まれている。
本開示の技術は、エンジンの振動エネルギーを電気エネルギーに変換することが可能なエンジンの防振システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するエンジンの防振システムは、2つ以上の液体封入室を備える液体封入式の防振装置と、互いに異なる前記液体封入室の間を連通する1つ以上の通路からなる連絡通路と、を備え、前記連絡通路では、前記連絡通路に接続される前記液体封入室間の差圧によって前記液体が流動し、前記連絡通路は、前記液体の流動を発電用の動力に変換する変換部を備える。
上記構成のエンジンの防振システムによれば、エンジンが振動するときに、液体封入室間を液体が流動する。そして、連絡通路に備えられる変換部では、液体の流動が発電用の動力に変換される、すなわち、エンジンの振動エネルギーが電気エネルギーに変換される。
上記エンジンの防振システムにおいて、前記2つ以上の液体封入室は、第1封入室と第2封入室とから構成され、前記変換部は、第1変換部と第2変換部とから構成され、前記連絡通路は、前記第1変換部を備える第1通路と、前記第2変換部を備える第2通路とから構成され、前記第1通路では、前記第1封入室から前記第2封入室へ前記液体が流れ、前記第2通路では、前記第2封入室から前記第1封入室へ前記液体が流れることが好ましい。
上記構成によれば、第1封入室から第2封入室への液体の流動と、第2封入室から第1封入室への液体の流動とが、各別に発電用の動力に変換される。そのため、第1封入室から第2封入室への液体の流動のみ、あるいは、第2封入室から第1封入室への液体の流動のみが発電用の動力に変換される構成に比べて、エンジンの振動エネルギーのうちで電気エネルギーに変換可能なエネルギーを増やすことができる。
上記エンジンの防振システムにおいて、前記第1通路には、前記第1封入室から前記第2封入室への前記液体の流通を許可し、かつ、前記第2封入室から前記第1封入室への前記液体の流通を抑止する第1抑止弁が配設され、前記第2通路には、前記第2封入室から前記第1封入室への前記液体の流通を許可し、かつ、前記第2封入室から前記第1封入室への前記液体の流通を抑止する第2抑止弁が配設され、前記第1抑止弁は、前記第1変換部よりも前記第1通路における前記第2封入室側に配設され、前記第2抑止弁は、前記第2変換部よりも前記第2通路における前記第1封入室側に配設されることが好ましい。
上記構成によれば、液体の流れを止める逆止弁が変換部の下流に配置されるため、変換部の上流に逆止弁が配置される構成と比べて、多くの液体の流動が発電用の動力に変換される。
上記エンジンの防振システムにおいて、前記2つ以上の液体封入室は、第1封入室と第2封入室とから構成され、前記変換部は、前記液体の流動を受けて回転する回転体であり、前記回転体では、前記第1封入室から前記第2封入室への前記液体の流動によって回転する方向と、前記第2封入室から前記第1封入室への前記液体の流動によって回転する方向とが同じであることが好ましい。
上記構成によれば、回転体が、第1液室から第2液室に向けた液体の流動のみで回転する、あるいは、第2室から第1液室へ向けた液体の流動のみで回転する構成に比べて、1つの回転体から得られる発電用の動力が高められる。
上記エンジンの防振システムにおいて、前記変換部は、前記液体の流動を前記発電用の動力に変換する際の負荷を変更することが好ましい。
上記構成によれば、変換時における負荷が変更されることでエンジンの防振システムに適用可能な発電装置の適用の範囲を拡げることが可能である。
本開示の技術を具体化した第1実施形態におけるエンジンの防振システムの構成を示す構成図。 第1実施形態における連絡通路の概略構成を示す概略構成図。 第1実施形態にてエンジンの接近方向への変位による液体の流れを示す図。 第1実施形態にてエンジンの離間方向への変位による液体の流れを示す図。 第2実施形態における連絡通路の構成を示す構成図。 第3実施形態における連絡通路の構成を示す構成図。
(第1実施形態)
以下、図1〜図4を参照して、本開示におけるエンジンの防振システムを具体化した第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、防振装置であるエンジンマウント20は、エンジン10のブラケット11に取り付けられる第1取付部材21と、車両のシャーシ12に取り付けられる第2取付部材22とを備える。
第1取付部材21は、軸線方向に沿って延びる雌ねじが形成された雌ねじ部39を備える。雌ねじ部39には、ブラケット11を挿通するボルト13が螺合される。これにより、第1取付部材21は、エンジン10に対して固定される。
第2取付部材22は、有底筒状の下側部材23と、下側部材23の上端部に固定される筒状の上側部材24とを備える。下側部材23の底部25には、図示されない通気孔と複数のボルト挿通孔26とが形成されている。各ボルト挿通孔26には、シャーシ12に対してエンジンマウント20を固定するボルト14が下側部材23の内側から挿通される。
第2取付部材22には、下側部材23の段差部27に係合する係合部28を備えた筒状の支持部材29が配設されている。この支持部材29には、底部25側の部位にダイヤフラム30の周壁部31が加硫接着されている。ダイヤフラム30は、周壁部31の下端部に一体的に形成されて、支持部材29の下側開口部を覆うとともに下側部材23の底部25とは反対側に向かって張り出す張り出し部32を備える。
第2取付部材22には、支持部材29の係合部28に鍔部33を係合させた仕切部材34が配設されている。仕切部材34の中央部分には、貫通孔35が形成されている。貫通孔35は、仕切部材34に固定されたゴム製の可動板36によって閉塞されている。第2取付部材22には、液体封入室を構成する第2液室として、これら支持部材29、ダイヤフラム30、仕切部材34、及び可動板36を壁部とする副液室37が形成されている。
また、第2取付部材22には、ゴムブロック38が配設されている。ゴムブロック38は、第1取付部材21に対し、第1取付部材21の雌ねじ部39を露出させるとともに鍔部40や円錐台部41を覆う状態で加硫接着されている。このゴムブロック38の外周側部42には、筒状の筒部材43が加硫接着されている。この筒部材43と支持部材29の周壁との隙間には、当該隙間を埋めるようにシール部材44が配設される。ゴムブロック38には、仕切部材34に臨む凹部45が形成されている。第2取付部材22には、液体封入室を構成する第1液室として、これらゴムブロック38、仕切部材34、及び可動板36を壁部とする主液室46が形成される。
第2取付部材22の上側部材24は、頂部47に形成された挿通孔48に第1取付部材21の雌ねじ部39を挿通させた状態で下側部材23に挿入される。挿通孔48の口径は、第1取付部材21の鍔部40における外径よりも小さい。そして、下側部材23の係止部49が内側に折り曲げられることによって、上側部材24は、下端部の鍔部50が係止部49に係止されて、頂部47でゴムブロック38を仕切部材34に押さえ付けた状態で下側部材23に固定される。
上述した主液室46と副液室37は、第2取付部材22の外部に経路の一部を含む連絡通路51を通じて連通している。上述した副液室37と主液室46とを含む液室、及び連絡通路51には、例えばオイル等の液体が封入される。連絡通路51の途中には、連絡通路51を流動する液体によって回転する回転体52が配設されている。回転体52は、回転軸部53を回転軸として時計回り方向あるいは反時計回り方向に回転し、液体の流動を発電用の動力として変換する変換部として機能する。
エンジンマウント20は、回転体52の回転軸部53の回転を利用して発電する発電装置54を備えている。発電装置54は、回転体52の回転によって発電した交流電力を図示されない整流器で所定電圧の直流電力に変換して制御装置55に出力する。制御装置55は、発電装置54で発電された電力をバッテリーやヘッドランプ等の電気機器といった電力供給先56に供給する。
制御装置55は、発電装置54から電力供給先56への電力供給回路を開閉するスイッチング素子を含む図示されない電力調整部を備えている。制御装置55は、電力調整部のスイッチング素子をON/OFF制御することで発電装置54における発電量を制御し、回転体52に対する回転抵抗を制御する。制御装置55は、各種センサー57、例えばエンジンに備え付けられた加速度センサーからの検出信号に基づいてエンジン10の振動状態を把握し、その把握した振動状態に応じて電力調整部を制御する。また、制御装置55は、各種センサー57、例えばエンジン回転速度センサーやアクセル開度センサーからの検出信号に基づいてエンジン10の運転状態を把握し、その把握した運転状態に応じて電力調整部を制御する。
図2に示されるように、連絡通路51は、主液室46に接続される共通通路61と、副液室37に接続される共通通路62とを備えている。共通通路61,62は、互いに異なる通路である第1通路63と第2通路64とで接続されている。また連絡通路51には、第1通路63の途中と第2通路64の途中とに連通する収容部65が形成されている。収容部65には、回転軸部53を軸として回転する平面視円形状をなす回転体52が収容されている。回転体52には、中心部分から放射状に延びる複数のブレード66が形成されており、各ブレード66の先端部は反時計回り方向に湾曲している。第1及び第2通路63,64は、収容部65に対し、回転体52の中心部を挟んで相対向する位置に接続されており、回転体52の接線方向に沿って延びている。第1及び第2通路63,64には、回転体52の外周縁部の一部が配設される。
第1通路63には、回転体52よりも副液室37側に、主液室46から副液室37への液体の流通を許可し、且つ、副液室37から主液室46への液体の流通を抑止する第1抑止弁67が配設されている。また、第2通路64には、回転体52よりも主液室46側に、副液室37から主液室46への液体の流通を許可し、且つ、副液室37から主液室46への液体の流通を抑止する第2抑止弁68が配設されている。これにより、回転体52は、第1通路63を副液室37に向かって流動する液体によって、回転軸部53を軸として時計回り方向に回転する。また、回転体52は、第2通路64を主液室46に向かって流動する液体によって、第1通路63を液体が流動する場合と同様に、回転軸部53を軸として時計回り方向に回転する。そして、回転体52は、主液室46から副液室37への液体の流動を発電用の動力として変換する第1変換部、および、副液室37から主液室46への液体の流動を発電用の動力として変換する第2変換部として機能する。
次に、図3及び図4を参照して、上述した構成のエンジンマウント20の作用について説明する。なお、以下では、エンジン10の振動する方向のうちでエンジン10がシャーシ12に近づく方向のことを接近方向といい、エンジン10がシャーシ12から離れる方向のことを離間方向という。
図3に示されるように、エンジン10が接近方向に変位すると、ゴムブロック38の変形により主液室46の容積が収縮することで主液室46内の液体の一部が共通通路61に流入する。主液室46から共通通路61に液体が流入すると、共通通路61から第2通路64への液体の流入が第2抑止弁68によって抑止されるため、共通通路61、第1通路63、及び共通通路62内の液体が副液室37に向かって流動する。
この際、第1通路63を流動する液体が回転体52のブレード66に衝突することで、回転体52が回転軸部53を軸として時計回り方向に回転する。この回転体52の回転によって発電装置54が発電可能な状態となる。この際、発電装置54での発電量が制御装置55によって制御されることで回転体52の回転抵抗が制御される。そして、共通通路62から液体が流入した副液室37では、圧力の上昇によってダイヤフラム30の張り出し部32が副液室37の容積を拡大させるように弾性変形する。
図4に示されるように、エンジン10の変位方向が接近方向から離間方向に切り替わると、ゴムブロック38の変形により主液室46の容積が拡大する。これにより、主液室46内の圧力が低下するため、共通通路61内の液体の一部が主液室46に流入する。
共通通路61から主液室46に液体が流入すると、共通通路62から第1通路63への液体の流入が第1抑止弁67によって抑止されるため、第2通路64、共通通路62、及び副液室37内の液体が主液室46に向かって流動する。
そして、第2通路64を流動する液体が回転体52のブレード66に衝突することで、回転体52が回転軸部53を軸として時計回り方向に回転する。この回転体52の回転によって発電装置54が発電可能な状態となる。この際、発電装置54での発電量が制御装置55によって制御されることで回転体52の回転抵抗が制御される。そして、共通通路62へ液体の一部が流出した副液室37では、圧力の低下によってダイヤフラム30の張り出し部32が副液室37の容積を収縮させるように弾性変形する。
このようにエンジンマウント20では、エンジン10の振動エネルギーが、ゴムブロック38の弾性エネルギー、液体の運動エネルギー、ダイヤフラム30の弾性エネルギーの他、回転体52の回転エネルギー、発電装置54の発電による電気エネルギーへと変換される。
ここで、エンジン10の変位方向が切り替わると、連絡通路を流動している液体のなかには、流動方向の反転する液体も存在する。特に、主液室46と副液室37とが1つの連絡通路で連通する場合には、当該連絡通路を流動している液体の大部分について流動方向が反転する。こうした流動方向の反転は、その反転に消費されるエネルギーの分だけ、エンジン10の振動エネルギーのうちで電気エネルギーに変換可能なエネルギーが少なくなる。
上述したエンジンマウント20では、共通通路62から第1通路63への液体の流入が第1抑止弁67で抑止されている。そのため、主液室46と副液室37とが第1通路63のみで連通する場合に比べて、第1抑止弁67に向かって第1通路63を流動している液体の分だけ、流動方向の反転する液体が少なくなる。
また、第1抑止弁67が回転体52よりも副液室37側に配設されているため、第1抑止弁67が回転体52よりも主液室46側に配設されている場合に比べて、流動方向の反転する液体がさらに少なくなる。なお、第2通路64及び第2抑止弁68に関しても同様のことがいえる。
また、回転体52は、第1通路63を流動する液体と第2通路64を流動する液体との双方により回転する。これにより、第1通路63及び第2通路64に各別の回転体52が配設される場合に比べて、発電装置54及び制御装置55の共通化が図れることでこれら発電装置54及び制御装置55の構成が簡素化される。また、回転体52は、エンジン10の変位方向に関わらず、回転方向が反転することがなく同じ方向に回転する。そのため、回転体52の回転方向の反転に消費されるエネルギーの分だけ、エンジン10の振動エネルギーのうちで電気エネルギーに変換可能なエネルギーを増やすことができる。
ここで、副液室37に圧電素子を配設することによる発電も可能ではあるが、この場合には圧電素子とダイヤフラム30との材質の関係上、エンジン10の振動エネルギーは、ダイヤフラム30の弾性エネルギーに優先的に変換される。この点、上述した構成では、ダイヤフラム30による副液室37の容積変化が第1及び第2通路63,64を通じた液体の流動により生じるため、エンジン10の振動エネルギーは、ダイヤフラム30の弾性エネルギーよりも回転体52の回転エネルギーに優先的に変換される。
以上説明したように、第1実施形態のエンジンマウント20によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)エンジン10の振動エネルギーが、回転体52の回転エネルギーに変換されたのち、発電装置54の発電による電気エネルギーへとさらに変換される。
(2)第1通路63における液体の流動と、第2通路64における液体の流動とが、発電用の動力として各別に変換されため、いずれか一方の流動のみが変換される構成と比べて、エンジン10の振動を電気エネルギーに変換する効率が高められる。
(3)第1通路63に第1抑止弁67、第2通路64に第2抑止弁68が配設されている。これにより、エンジン10の変位方向が切り替わる際に流動方向の反転する液体が少なくなることから、エンジン10の振動エネルギーのうちで電気エネルギーに変換可能なエネルギーを増やすことができる。
(4)第1通路63における回転体52よりも副液室37側に第1抑止弁67が配設されている。また、第2通路64における回転体52よりも主液室46側に第2抑止弁68が配設されている。そのため、エンジン10の変位方向が切り替わる際に流動方向の反転する液体がさらに少なくなる。
(5)第1及び第2通路63,64を流動する液体が共通の回転体52を回転させることから、発電装置54の構成や制御装置55の構成が簡素化される。
(6)エンジン10の変位方向に関わらず回転体52が同じ方向に回転することで、エンジン10の振動エネルギーのうちで電気エネルギーに変換可能なエネルギーを増やすことができる。
(7)制御装置55は、エンジン10の振動状態に応じて発電装置54における発電量を制御することで回転体52の回転抵抗を制御する。これにより、エンジン10の振動エネルギーを電気エネルギーに変換しつつ、エンジン10の振動を効率よく抑えることができる。
(8)制御装置55は、エンジン10の運転状態に応じて発電装置54における発電量を制御することで回転体52の回転抵抗を制御し、エンジン振動を最適に減衰させることで車体への加振を抑制する。これにより、制御装置55は、例えば気筒休止運転等、振動が大きくなりやすい運転状態では、エンジンの加振力が大きい瞬間は発電装置54における発電量を小さく、すなわち回転体52に対する回転抵抗を小さくすることで、車体を加振する力を伝えにくくする。その後、発電装置54における発電量を大きく、すなわち回転体52に対する回転抵抗を大きくすることで、エンジンの振幅を抑えることができる。このことにより、エンジン10の振動エネルギーを電気エネルギーに変換しつつ、エンジン10の振動に対して予防的措置を講じることができる。
(第2実施形態)
次に、本開示におけるエンジンの防振システムを具体化した第2実施形態について図5を参照して説明する。なお、第2実施形態のエンジンの防振システムは、第1実施形態と基本的な構成は同じであるが連絡通路の構成が異なる。そのため、第2実施形態では、連絡通路の構成について詳細に説明するとともに第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付すことによりその詳細な説明は省略する。
図5に示されるように、第2実施形態のエンジンの防振システムにおいて、連絡通路70は、互いに独立した第1通路71と第2通路72とを備えている。すなわち、連絡通路70は、第1実施形態の連絡通路51のような共通通路61,62を備えていない。そのため、エンジン10の変位方向が切り替わる際に流動方向の反転する液体が共通通路61あるいは共通通路62の分だけ少なくなる。
以上説明したように、第2実施形態のように連絡通路70を構成することによって、第1実施形態に記載した(1)〜(8)の効果に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(9)第1実施形態の連絡通路51に比べて、エンジン10の変位方向が切り替わる際に流動方向の反転する液体が少なくなることから、エンジン10の振動エネルギーのうちで電気エネルギーに変換可能なエネルギーをより一層増やすことができる。
(第3実施形態)
次に、本開示におけるエンジンの防振システムを具体化した第3実施形態について図6を参照して説明する。なお、第3実施形態のエンジンの防振システムは、第1実施形態と基本的な構成は同じであるが連絡通路の構成が異なる。そのため、第3実施形態では、連絡通路の構成について詳細に説明するとともに第1実施形態と同様の部分については同様の符号を付すことによりその詳細な説明は省略する。
図6に示されるように、第3実施形態のエンジンの防振システムでは、主液室46と副液室37とが1つの連絡通路75で連通している。連絡通路75は、主液室46に接続される通路76と、副液室37に接続される通路77とを備えている。これら通路76,77は、回転体52を収容する収容部78に接続される。収容部78に対して通路76と通路77は、平面視円形状をなす回転体52の中心部を挟んで相対向する位置に接続されており、当該接続部分における回転体52の接線方向のうちで互いに相反する方向に延びている。これにより、回転体52は、エンジン10が接近方向に変位するときには副液室37に向かって流動する液体によって、また、エンジン10が離間方向に変位するときには主液室46に向かって流動する液体によって時計回り方向に回転する。
また、通路76は、回転体52の回転方向に対する上流側へ湾曲する湾曲部79を備えている。湾曲部79は、収容部78に対する通路76の開口面積を拡大する。また、通路77は、回転体52の回転方向に対する上流側へ湾曲する湾曲部80を備えている。湾曲部80は、収容部78に対する通路77の開口面積を拡大する。こうした湾曲部79,80が形成されることによって、各通路76,77では、収容部78との接続部分付近における液体の流れに関する自由度が高められる。そのため、通路76と通路77との間における液体の流動が円滑に行われる。
以上説明したように、第3実施形態のように連絡通路75を構成することによって、第1実施形態に記載した(1)(2)(7)(8)の効果に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(10)主液室46と副液室37とが1つの連絡通路75で連通していることで防振システムの構成を簡素化することができる。
(11)各通路76,77に湾曲部79,80が形成されていることで、通路76と通路77との間を液体が円滑に流動する。その結果、液体の運動エネルギーのうちで回転体52の回転に消費可能なエネルギーが増えることから、エンジン10の振動エネルギーのうちで電気エネルギーに変換可能なエネルギーを増やすことができる。
なお、上記第1〜第3実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・第1〜第3実施形態の防振システムにおいて、発電装置54における発電量について制御装置55による制御が行われなくともよい。すなわち、発電装置54によって発電された電力が電力供給先56に供給され続けてもよい。
・第1〜第3実施形態において、制御装置55は、エンジン10の振動状態や運転状態に応じて発電装置54における発電量を制御している。これに限らず、制御装置55は、発電装置54における発電量を制御することによって回転体52の回転抵抗を制御すればよく、例えばヘッドランプの点灯等、車両における電気機器の使用状態に応じて発電量を制御してもよい。
・第3実施形態の連絡通路75では、通路76の湾曲部79及び通路77の湾曲部80の少なくとも一方が形成されていなくともよい。
・第3実施形態の連絡通路75では、エンジン10の変位方向に応じて回転体52の回転方向が反対になるように通路76と通路77とが収容部78に接続されていてもよい。
・第1及び第2実施形態の連絡通路は、第1通路及び第2通路に各別の回転体が配設されていてもよい。この際、発電装置と制御装置とが回転体毎に設けられてもよいし、各別の回転体に対する発電装置と制御装置とが共通化されてもよい。
・第1及び第2実施形態において、第1抑止弁67は、回転体52よりも主液室46側に配設されていてもよい。
・第1及び第2実施形態において、第2抑止弁68は、回転体52よりも副液室37側に配設されていてもよい。
・第1及び第2実施形態において、抑止弁67,68は、例えば制御装置55によって開閉が制御される開閉弁であってもよい。
・第1実施形態において、抑止弁67,68は、例えば、制御装置55によって制御されて共通通路61の連通対象が第1通路63あるいは第2通路64に切り替えられる霧家弁であってもよい。
・第1及び第2実施形態において、第1通路63,71は、回転体52に流入する液体の流速が高くなるように収容部65との接続部分に向けての流路断面積が徐々に小さくなるように形成されていてもよい。なお、第2通路64,72についても同様である。
・第1〜第3実施形態において、連絡通路は、回転体も含め、第2取付部材22の内部に配設されていてもよい。すなわち、連絡通路と回転体は、防振装置に内蔵されていてもよい。
・変換部を構成する回転体は、軸流型の回転体であってもよい。また、変換部は、液体の流動方向に応じて揺動して液体の流動を発電用の動力として出力する揺動体であってもよい。
・防振装置は、主液室と副液室とが区画された液室を備えた液体封入式の防振装置であればよく、その構造は図1に示されるエンジンマウント20に限られるものではない。
・防振装置は、3つ以上の液体封入室を備えていてもよい。この際、連絡通路は、全ての液体封入室を連通させていればよく、互いに異なる液体封入室を接続する3つ以上の通路で構成されていてもよい。また、連絡通路は、3以上の液体封入室を直列に接続してもよいし、1つの液体封入室が他の液体封入室の全てに対して接続されていてもよい。
10…エンジン、11…ブラケット、12…シャーシ、13,14…ボルト、20…エンジンマウント、21…第1取付部材、22…第2取付部材、23…下側部材、24…上側部材、25…底部、26…ボルト挿通孔、27…段差部、28…係合部、29…支持部材、30…ダイヤフラム、31…周壁部、32…張り出し部、33…鍔部、34…仕切部材、35…貫通孔、36…可動板、37…副液室、38…ゴムブロック、39…雌ねじ部、40…鍔部、41…円錐台部、42…外周側部、43…筒部材、44…シール部材、45…凹部、46…主液室、47…頂部、48…挿通孔、49…係止部、50…鍔部、51…連絡通路、52…回転体、53…回転軸部、54…発電装置、55…制御装置、56…電力供給先、57…センサー、61…共通通路、62…共通通路、63…第1通路、64…第2通路、65…収容部、66…ブレード、67…第1抑止弁、68…第2抑止弁、70…連絡通路、71…第1通路、72…第2通路、75…連絡通路、76,77…通路、78…収容部、79,80…湾曲部。

Claims (5)

  1. 2つ以上の液体封入室を備える液体封入式の防振装置と、
    互いに異なる前記液体封入室の間を連通する1つ以上の通路からなる連絡通路と、
    を備え、
    前記連絡通路では、
    前記連絡通路に接続される前記液体封入室間の差圧によって前記液体が流動し、
    前記連絡通路は、
    前記液体の流動を発電用の動力に変換する変換部を備える
    エンジンの防振システム。
  2. 前記2つ以上の液体封入室は、第1封入室と第2封入室とから構成され、
    前記変換部は、第1変換部と第2変換部とから構成され、
    前記連絡通路は、前記第1変換部を備える第1通路と、前記第2変換部を備える第2通路とから構成され、
    前記第1通路では、前記第1封入室から前記第2封入室へ前記液体が流れ、
    前記第2通路では、前記第2封入室から前記第1封入室へ前記液体が流れる、
    請求項1に記載のエンジンの防振システム。
  3. 前記第1通路には、
    前記第1封入室から前記第2封入室への前記液体の流通を許可し、かつ、前記第2封入室から前記第1封入室への前記液体の流通を抑止する第1抑止弁が配設され、
    前記第2通路には、
    前記第2封入室から前記第1封入室への前記液体の流通を許可し、かつ、前記第2封入室から前記第1封入室への前記液体の流通を抑止する第2抑止弁が配設され、
    前記第1抑止弁は、
    前記第1変換部よりも前記第1通路における前記第2封入室側に配設され、
    前記第2抑止弁は、
    前記第2変換部よりも前記第2通路における前記第1封入室側に配設される
    請求項2に記載のエンジンの防振システム。
  4. 前記2つ以上の液体封入室は、第1封入室と第2封入室とから構成され、
    前記変換部は、前記液体の流動を受けて回転する回転体であり、
    前記回転体では、前記第1封入室から前記第2封入室への前記液体の流動によって回転する方向と、前記第2封入室から前記第1封入室への前記液体の流動によって回転する方向とが同じである
    請求項3に記載のエンジンの防振システム。
  5. 前記変換部は、
    前記液体の流動を前記発電用の動力に変換する際の負荷を変更する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のエンジンの防振システム。
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