JP2015016149A - 遊技機 - Google Patents

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直樹 細川
Naoki Hosokawa
直樹 細川
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Abstract

【課題】複数の表示部を設けることで演出のパターンが多様化した遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機1は、演出として画像を表示可能なサブ液晶191及びメイン液晶190と、サブ液晶191とメイン液晶190とがそれぞれ画像を表示することで複数の画像を表示する第1表示状態、及びサブ液晶191の画像とメイン液晶190の画像とを組み合わせて画像を形成する第2表示状態を含む表示状態を実現するようにサブ液晶191及びメイン液晶190を表示制御する表示制御手段と、第1表示状態から第2表示状態に切り換わる際、サブ液晶191の少なくとも一部がメイン液晶190に対して前後方向に並ぶ特別位置、あるいはサブ液晶191がメイン液晶190と隣接する特別位置に向けて、予め定められた基準位置からサブ液晶191を移動させる移動手段と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、期待度を表す各種の演出を実行する遊技機に関する。
従来、遊技場に設置された遊技機は、様々な演出を実行している。遊技機の多くは、液晶表示部を備えており、液晶表示部に画像を表示することで演出を実行する。特許文献1には、複数の液晶表示部を備え、それぞれの液晶表示部にて図柄変動を実行する遊技機が記載されている。この遊技機は、複数の図柄変動を同時に実行することを可能とし、これにより演出のパターンを多様化させようとしている。
特開2005−230272号公報
しかしながら、上記従来の遊技機は、液晶表示部を複数備えているものの、各液晶表示部が独立して画像を表示するのみである。複数の液晶表示部を設けることにより表示領域を広く確保できるという効果は実現されているが、複数の液晶表示部によって演出を多様化するという目的が十分に達成されていないという問題がある。
本発明は、複数の表示部を設けることで演出のパターンが多様化した遊技機を提供しようとする発明である。
本発明は、演出として画像を表示可能な第1表示部と、
前記第1表示部とは異なって設けられ、演出として画像を表示可能な第2表示部と、
前記第1表示部と前記第2表示部とがそれぞれ画像を表示することで複数の画像を表示する第1表示状態、及び前記第1表示部の画像と前記第2表示部の画像とを組み合わせて画像を形成する第2表示状態を含む表示状態を実現するように前記第1表示部及び前記第2表示部を表示制御する表示制御手段と、
前記表示制御手段が前記第1表示状態から前記第2表示状態に表示状態を切り換える際、前記第1表示部の少なくとも一部が前記第2表示部に対して前後方向に並ぶ特別位置、あるいは前記第1表示部が前記第2表示部と隣接する特別位置に向けて、予め定められた基準位置から前記第1表示部を移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする遊技機にある(請求項1)。
本発明の遊技機では、表示部が移動しつつ各表示部が連携した画像を表示するという演出を実行でき、演出のパターンが多様化している。また、表示部が移動した後に複数の表示部を組み合わせて画像を表示するため、複数の表示部が独立して画像を表示する前記第1表示状態と、組み合わせて画像を表示する前記第2表示状態との区別が遊技者側から見て比較的容易になっている。
以上のように本発明の遊技機は、複数の表示部を設けることで演出のパターンが多様化された遊技機である。
本発明の遊技機としては、遊技媒体である玉を使用(発射)して遊技されるパチンコ遊技機や、所定の入賞図柄が停止表示されたときに入賞を発生させるスロットマシン等がある。パチンコ遊技機としては、入賞に応じて玉を払い出すタイプであっても良く、ポイントを使用して玉を発射し入賞に応じてポイントが付与される、いわゆる封入式のパチンコ遊技機であっても良い。スロットマシンとしては、メダルやコイン等の遊技媒体を使用して遊技されるタイプであっても良いが、遊技媒体を使用せずポイントを使用して(賭けて)遊技でき、入賞したときにポイントが付与される、いわゆる完全クレジット式のスロットマシンであっても良い。さらに、玉を遊技媒体として使用するパロット(R)であっても良い。
本発明において、移動前の前記第1表示部が位置する前記基準位置は、どのような位置であっても良く、前記特別位置と異なる位置であれば良い。
本発明における好適な一態様の遊技機が備える表示制御手段は、前記第2表示状態においては、前記第1表示部の表示領域と前記第2表示部の表示領域との境界に跨った絵柄を表示するように各表示部を表示制御する(請求項2)。
前記第2表示状態により、前記第1表示部の画像と前記第2表示部の画像とを組み合わせて特定の絵柄を表示すれば、いずれか一方の表示部のみで絵柄を表示する場合と比べて多彩な演出が可能になる。なお、絵柄の画像としては、アニメや漫画の登場人物や動物などのほか、綱や棒や梯子などの物や道具など様々な画像がある。なお、前記境界としては、表示部の枠(フレーム)や、2つの表示部の間の隙間等のギャップを含んでいても良く、必ずしも各表示部の画像が完全に接している必要はない。前記第2表示状態は、前記絵柄が前記境界を跨いで表示されていると遊技者側から視認される状態であれば良い。
本発明における好適な一態様の遊技機が備える移動手段は、前記表示制御手段が前記表示状態を前記第2表示状態から前記第1表示状態に切り換える場合、前記第1表示部を前記特別位置から前記基準位置に移動させる(請求項3)。
前記第2表示状態を終了する際、前記第1表示部が移動するので、第2表示状態が終了することを遊技者が理解し易くなる。
本発明における好適な一態様の遊技機における第1表示部は、前記第1表示状態及び前記第2表示状態のそれぞれにおいて第1キャラクタを表示するものであり、
前記第2表示部は、前記第1表示状態及び前記第2表示状態のそれぞれにおいて前記第1キャラクタとは異なる第2キャラクタを表示するものであり、
前記表示制御手段は、前記第2表示状態において、前記第1キャラクタの動作が前記第2キャラクタの動作に干渉する演出を表示させる(請求項4)。
第1表示状態であるか第2表示状態であるかによらず表示部毎に同じキャラクタを表示する場合であれば、表示部とキャラクタとの対応関係を遊技者が把握し易くなる。この対応関係を把握していれば、第2表示状態において表示部が移動しても、いずれのキャラクタが表示されているか遊技者が理解し易くなり、遊技内容や演出の内容などの理解が容易になる。演出等を理解していない状態で遊技を開始した遊技者であっても比較的速やかに演出内容等を理解できるようになるので、演出を理解できないために遊技が終了されてしまうおそれが少なくなる。
本発明の遊技機は、予め定められた条件が成立した場合に遊技結果を決定する遊技結果決定手段と、
遊技者に特典を付与することに対応する遊技結果が前記遊技結果決定手段により決定された場合に遊技者に特典を付与する特典付与手段と、
前記遊技結果を報知するための第1図柄変動を表示する第1表示手段(第1表示部)と、
前記第1図柄変動の進行に伴って当該第1図柄変動に対応した第1特別演出を実行する第1特別演出実行手段と、
前記第1表示手段とは異なって設けられ、前記遊技結果を報知するための第2図柄変動を表示する第2表示手段(第2表示部)と、
前記第2図柄変動の進行に伴って当該第2図柄変動に対応した第2特別演出を実行する第2特別演出実行手段と、を備え、前記第1図柄変動と前記第2図柄変動とが同時に発生するものであり、
前記第1表示手段は、前記第1図柄変動を表示している状況において、前記第2表示手段における前記第2図柄変動の進行に伴って前記第2特別演出実行手段が前記第2特別演出を実行する場合、その第1図柄変動の進行を中断し、前記第2特別演出が終了する際又は終了した際にその第1図柄変動の進行を再開するものであり、
前記第2表示手段は、前記第2図柄変動を表示している状況において、前記第1表示手段における前記第1図柄変動の進行に伴って前記第1特別演出実行手段が前記第1特別演出を実行する場合、その第2図柄変動の進行を中断し、前記第1特別演出が終了する際又は終了した際にその第2図柄変動の進行を再開する遊技機であっても良い。
この遊技機は、前記遊技結果を報知するための図柄変動を表示する手段として、前記第1表示手段と前記第2表示手段とを備えている。さらに、前記第1図柄変動の進行に伴って前記第1特別演出を実行する第1特別演出実行手段と、前記第2図柄変動の進行に伴って前記第2特別演出を実行する第2特別演出実行手段と、を備えている。この遊技機では、前記第1表示手段による第1図柄変動と、前記第2表示手段による第2図柄変動とが、同時に発生する。
この遊技機における前記第1(第2)表示手段は、前記第1(第2)図柄変動を表示している状況において前記第2(第1)特別演出実行手段が第2(第1)特別演出を実行する場合、第1(第2)図柄変動の進行を中断し、前記第2(第1)特別演出が終了する際又は終了した際に第1(第2)図柄変動の進行を再開する。
この遊技機では、一方の図柄変動の進行に伴って特別演出が発生すると他方の図柄変動の進行が中断する。したがって、他方の図柄変動の進行に伴う特別演出が、前記一方の図柄変動の進行に伴う特別演出と同時に実行されることがない。
このように、前記第1の態様の遊技機では、各図柄変動に対応した特別演出が同時に実行される構成に比べ、遊技者が特別演出を見逃すおそれが少なくなっている。
以上のように、この遊技機は、複数の図柄変動を実行する遊技機でありながら、図柄変動の進行に伴って実行される特別演出を遊技者が見逃してしまうおそれが抑制された遊技機である。
この遊技機において、前記第1(第2)表示手段が、前記第2(第1)特別演出が終了する際又は終了した際に前記第1(第2)図柄変動の進行を再開する態様としては、その特別演出が終了した後に図柄変動の進行を再開する態様のほか、その特別演出が終了するよりも前の時点で図柄変動の進行を再開する態様が含まれる。
この遊技機においては、前記第1表示手段は、前記第1特別演出と前記第2特別演出とが同時に実行されることがないように、前記図柄変動の進行の中断を実行することも良い。
前記第1特別演出と前記第2特別演出とが同時に実行されないように前記図柄変動の進行を中断すれば、特別演出が見逃されるおそれを一層確実性高く抑制できる。
この遊技機においては、前記第1表示手段及び前記第2表示手段は、図柄変動の進行を中断している場合、図柄を停止表示することなく変動させ続けることも良い。
図柄の変動を継続させた状態で、図柄変動の進行を中断すれば、図柄変動による演出の連続性を向上でき、切れ目を感じさせないスムースな演出を実現できる。
この遊技機においては、前記第1表示手段及び前記第2表示手段は、前記遊技結果決定手段が一の遊技結果を決定した際、当該一の遊技結果を報知するための前記第1図柄変動及び前記第2図柄変動をそれぞれ実行することも良い。
この場合には、遊技結果が1回決定される毎に、各表示手段によりそれぞれ図柄変動が実行されるようになる。遊技者側からすれば、チャンスが増えるように感じられるので遊技の興趣が高くなる。
この遊技機は、前記遊技結果決定手段として、第1遊技結果決定手段と当該第1遊技結果決定手段とは異なる第2遊技結果決定手段とを備え、
前記第1表示手段は、前記第1遊技結果決定手段が決定した遊技結果を報知するために前記第1図柄変動を実行すると共に、前記第2表示手段は、前記第2遊技結果決定手段が決定した遊技結果を報知するために前記第2図柄変動を実行することも良い。
この場合には、各表示手段がそれぞれ実行する図柄変動によって、複数種類の遊技結果を報知できるようになる。
本発明の遊技機は、予め定められた条件が成立した場合に遊技結果を決定する遊技結果決定手段と、
遊技者に特典を付与することに対応する遊技結果が前記遊技結果決定手段により決定された場合に遊技者に特典を付与する特典付与手段と、
前記遊技結果を報知するための第1図柄変動を表示する第1表示手段と、
前記第1図柄変動の進行に伴って当該第1図柄変動に対応した第1特別演出を実行する第1特別演出実行手段と、
前記第1表示手段とは異なって設けられ、前記遊技結果を報知するための第2図柄変動を表示する第2表示手段と、
前記第2図柄変動の進行に伴って当該第2図柄変動に対応した第2特別演出を実行する第2特別演出実行手段と、を備え、前記第1図柄変動と前記第2図柄変動とが同時に発生するものであり、
前記第1特別演出実行手段は、前記第1表示手段が1回の前記第1図柄変動を実行する間に複数回の前記第1特別演出を実行することがあり、1回の前記第1図柄変動中に複数回の前記第1特別演出を実行する場合、前記第2特別演出実行手段による前記第2特別演出の実行タイミングとは異なるタイミングとなるように当該第2特別演出の前後でそれぞれ前記第1特別演出を実行する遊技機であっても良い。
この遊技機における第1特別演出実行手段は、前記第1図柄変動が1回実行されるうちに複数回の前記第1特別演出を実行する場合がある。第1特別演出実行手段は、このように1回の前記第1図柄変動中に複数回の前記第1特別演出を実行する際、前記第2特別演出の実行タイミングとは異なるタイミングとなるように第2特別演出の前後で第1特別演出を実行する。
この遊技機では、各図柄変動に対応した特別演出が交互に実行されるため、特別演出が同時に実行される状況の発生が回避されている。したがって、この遊技機の遊技では、各図柄変動に対応した特別演出がそれぞれ同時に実行される構成に比べ、遊技者が特別演出を見逃すおそれが低減されている。
本発明の遊技機は、予め定められた条件が成立した場合に遊技結果を決定する遊技結果決定手段と、
前記遊技結果が、特典を遊技者に付与することに対応した第1遊技結果、又は当該第1遊技結果となった場合よりも遊技者に付与する特典が大きい第2遊技結果に対応している場合に遊技者に特典を付与する特典付与手段と、
前記遊技結果が前記第1遊技結果であるか否かを報知するための図柄変動を表示する第1表示手段と、
前記第1表示手段とは異なって設けられ、前記遊技結果が前記第2遊技結果であるか否かを報知するための図柄変動を表示する第2表示手段と、を備え、
前記遊技結果決定手段が前記遊技結果を決定した場合に、前記第1表示手段及び前記第2表示手段のそれぞれが前記図柄変動を実行するものであり、
前記第2表示手段は、前記遊技結果決定手段が決定した遊技結果に対応した報知を前記第1表示手段が確定させた後に、当該遊技結果に対応した報知を確定させる遊技機であっても良い。
この遊技機では、第1表示手段により遊技結果の表示が確定された後、第2表示手段により遊技結果が確定表示される。そのため、第1表示手段により確定的に表示された遊技結果の如何に関わらず、第2表示手段の図柄変動に対する遊技者の注目度合いを維持できる。この遊技機では、1回の遊技結果に対して複数回、遊技結果を報知することが可能となっており、これにより、図柄変動に対する遊技者の注目度を高くすることができる。
この遊技機において前記遊技結果が前記第2遊技結果に対応している場合、前記第1表示手段は遊技結果が前記第1遊技結果又はハズレであることに対応した前記図柄変動を実行すると共に、前記第2表示手段は前記遊技結果が前記第2遊技結果であることに対応した図柄変動を実行することも良い。
例えば第2遊技結果が決定されたとき、第2遊技結果の報知に先行して第1表示手段によりハズレが報知されたり、第1遊技結果が報知される。そのため、第1表示手段によりハズレや第1遊技結果が報知された場合であってもその後、第2表示手段による報知が完了するまでの間、実際の遊技結果は第2遊技結果であるかも知れないといった遊技者の期待感を持続させることができる。この遊技機によれば、1回の遊技結果に対して複数の図柄変動を行う際、後に遊技結果が確定する図柄変動に対する遊技者の注目度を高揚できる。
実施例1における、パチンコ遊技機を示す正面図。 実施例1における、パチンコ遊技機が備える表示装置を示す正面図。 実施例1における、遊技状態の遷移を示す説明図。 実施例1における、子当たり状態の継続中の演出画面を例示する説明図。 実施例1における、交互リーチ演出の流れを説明する説明図。 実施例1における、交互リーチ演出を例示する説明図。 実施例1における、第1の擬似連演出を例示する説明図。 実施例1における、第2の擬似連演出を例示する説明図。 実施例1における、プッシュボタンゲージ演出による演出画面を例示する説明図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、玉を発射して遊技するパチンコ遊技機1に関する例である。この内容について、図1〜図9を参照して説明する。
図1のパチンコ遊技機1は、パチンコ玉を遊技媒体として遊技される遊技機である。このパチンコ遊技機1は、始動入賞部をなす上始動部11あるいは下始動部12への入賞に応じて大当たり抽選(特別図柄の当否判定)が実行され、大当たりに当選したときに大当たり図柄が表示されて大当たり状態が発生する、いわゆるセブン機である。
パチンコ遊技機1では、図示しない台枠に取り付けられた開閉扉13の内側に略円形状の遊技領域130が形成されている。遊技領域130の下部両側には一対のスピーカ131が配置され、遊技領域130の下側には上皿135及び下皿137が設けられている。上皿135の右下には、パチンコ玉を発射させるために遊技者が操作する操作ハンドル15が配置されている。
開閉扉13は、パチンコ遊技機1に対面して左側のヒンジ133を介して回動可能な状態で台枠に固定されている。開閉扉13には、遊技領域130に対応する略円形状の透明窓139と、透明窓139の上部両側に配置された装飾ランプ部136と、が設けられている。
上皿135は、入賞に応じて払い出された賞球や、貸玉等を受け入れるための受け皿である。上皿135は、遊技者側に向けて張り出すように形成されている。上皿135の玉は、図示しない供給通路を経由して発射装置341に供給される。上皿135を取り囲む縁部の上面には、遊技演出中に遊技者が操作するためのプッシュボタン155が配置されている。
下皿137は、上皿135の玉が一杯になったときに賞球を払い出したり、遊技者の操作に応じて上皿135の玉を回収するための受け皿である。
遊技領域130は、遊技媒体であるパチンコ玉が流下する領域である。遊技領域130は、液晶表示部190を含む表示装置19を中心として形成され、入賞することなく流下した玉を回収するためのアウト孔138が最下部に設けられている。表示装置19の下側領域には、上始動部11及び下始動部12が上下に配置され、さらにその下側に大入賞装置16が配置されている。
遊技者側から見て表示装置19の左側領域には、通過ゲート14が配置されている。さらに、遊技領域130の左縁に沿って普図表示部181、普図保留表示部182が配置されている。
通過ゲート14は、通過玉を検知するためのゲートである。玉を通過させるのみの通過ゲート14には、賞球の払い出しが設定されていない。通過ゲート14の通過玉が検知されると、普通図柄の当否判定(以下、普図判定という。)用の抽選用乱数が抽出され、普図判定が実行される。なお、普図の当選確率は、通常状態では1/30、確変状態では1/1となっている。
普図表示部181は、普図判定の当否の表示部である。普図表示部181は、LEDを点灯させることにより当選を表示し、消灯に応じてハズレを表示する。
普図保留表示部182は、普図の変動表示中に抽出された普図判定用の抽選用乱数の保留数の表示部である。
大入賞装置16は、大入賞口160を開口する、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置である。このアタッカー16は、下始動部12の下側に配置されている。アタッカー16は、横長略矩形状を呈する大入賞口160と、手前側に回動する蓋部材161と、を有している。アタッカー16では、遊技領域130をなす盤面と略面一をなすように蓋部材161が位置したときに大入賞口160が閉鎖状態となる。一方、蓋部材161が手前に回動したときに大入賞口160が開放状態となる。なお、図示しない一般入賞口の払出玉数10玉に対して、大入賞口160に入賞したときの払出玉数は12玉となっている。
上始動部11及び下始動部12は、大当たり抽選(特図判定)の契機となる入賞口である。上始動部11又は下始動部12に玉が入賞すると、特図判定用の抽選用乱数が抽出され大当たり抽選が実行される。なお、上始動部11及び下始動部12への始動入賞に対する払出玉数は3玉となっている。
下始動部12は、開口部120に一対の可動羽根121を設けた電チュー(電動チューリップ)により構成されている。通常時の一対の可動羽根121は、隙間を空けて相互に対面するように起立する状態(図1中、点線で示す状態。)にある。この状態では、一対の可動羽根121の隙間がなす開口が上始動部11により閉塞され、玉が入賞する可能性がない。一対の可動羽根121は、普図判定で当選したときに相互に離隔するように回動し(同図中、実線で示す状態。)、開口部120への玉の流入をガイドする受け皿のように作用する。このような開放状態では、下始動部12への入賞が容易に発生する。なお、下始動部12の開放時間は、通常状態では0.2秒、確変状態では1.5秒×3回となっている。
表示装置19(図2)は、枠体19Fの内側に液晶表示部190、191が配置された装置である。表示画面(メイン画面、表示領域)190Aのサイズが大きい液晶表示部190がメイン液晶である。表示画面(サブ画面、表示領域)191Aのサイズが小さい液晶表示部191はサブ液晶をなし可動式となっている。
サブ液晶191は、枠体19F側に回動可能に軸支された回動アーム191Kによって支持されている。回動アーム191Kは、駆動モータ(移動手段)191Mの駆動力によって回動し、この回動動作によってサブ液晶191を移動させる。サブ液晶191の基準位置は、遊技者側から見たときにメイン画面190Aを全く遮蔽しないメイン液晶190の上側に当たる位置である。サブ液晶191は、遊技者側から見たときにメイン画面190Aに対してサブ画面191Aが重なる特別位置(前後方向(奥行き方向)にメイン画面190Aとサブ画面191Aが重なる位置。図7参照。)に移動可能である。
メイン液晶(第2表示手段、第2特別演出実行手段、第2表示部)190、サブ液晶(第1表示手段、第1特別演出実行手段、第1表示部)191は、遊技を演出するための各種の演出画像を表示する機能のほか、大当たり抽選の当否(特図判定の当否、遊技結果)を報知するための図柄変動を実行する図柄変動手段としての機能を備えている。
図柄変動手段としてのメイン液晶190、サブ液晶191では、演出用の図柄(1〜9の数字を含む図柄)を変動表示した後、停止表示された図柄の組合せに応じて特図判定の当否(大当たりかハズレか)を報知する。メイン液晶190には、腹に数字が書かれた親猫等の親図柄が表示され、サブ液晶191には、同様に数字付きの子猫等の子供図柄が表示される。
例えば大当たりに当選した場合、所定の図柄変動時間に渡る図柄の変動表示後、メイン液晶190、サブ液晶191の少なくともいずれか一方でゾロ目の図柄が表示される。なお、メイン液晶190については、大当たり抽選の当否を報知する毎に図柄変動(第2図柄変動)を実行する一方、サブ液晶191については毎回、図柄変動を実行するとは限らない。所定の演出抽選に当選したときにサブ液晶191による図柄変動(第1図柄変動)が実行される。
メイン液晶190は、1箇所の変動状態の親図柄を残して2箇所で同じ親図柄が停止表示されたとき、リーチ演出(第2特別演出)を実行する第2特別演出実行手段としての機能を備えている。サブ液晶191も同様に、1箇所の変動状態の子供図柄を残して2箇所で同じ子供図柄が停止表示されたとき、リーチ演出(第1特別演出)を実行する第1特別演出実行手段としての機能を備えている。
なお、メイン液晶190のメイン画面190Aの最下段には、特図判定用の抽選用乱数の保留数を表示する特図保留表示部195が配置されている。特図保留表示部195は、保留された抽選用乱数に対応する保留マーク195Mを横並びで表示可能である。保留マーク195Mの表示個数は、最大の保留数4個に対応し4個までとなっている。保留マーク195Mは、特図保留の記憶時点(入賞時点)の古いものから順番に左詰めで配置される。
本例のパチンコ遊技機1の遊技状態としては、遊技者にとって不利な通常状態、及び非常に有利な特別遊技状態である大当たり状態のほか、大当たりの期待度が高くなる確変状態、図柄変動時間が短縮される時短状態等がある。大当たり状態以外では、大当たり抽選としての特図判定が実行され、この大当たり抽選に当選したときに大当たり状態が発生する。大当たり抽選結果を報知する際の図柄変動時間は、リーチ演出以外であれば、通常状態で30秒、時短状態で1秒となっている。普図変動時間は、通常状態で30秒、時短状態で1秒となっている。
大当たり状態は、9玉入賞あるいは30秒経過するまでアタッカー16が開放されるラウンド処理が繰り返し実行される有利な特別遊技状態である。大当たりの種類としては、15R通常親当たり、15R確変親当たり、15R確変子当たり、10R通常子当たり、5R通常子当たりがある。各大当たりのRは、対応する大当たり状態で実行されるラウンド処理を意味しており、例えば、15Rは、ラウンド処理が15回実行されることを表している。なお、大当たり状態発生中の出玉(TY)は、ラウンド処理5回(5R)分で約500玉となっている。したがって、5R大当たりの出玉は約500玉、10R大当たりの出玉は約1000玉、15R大当たりの出玉は約1500玉となる。
大当たり抽選に当選したとき、15R通常親当たり、15R確変親当たり、15R確変子当たり、10R通常子当たり、5R通常子当たりのうちのいずれかの大当たりに振り分けられる。親当たり状態のラウンド数が15ラウンドである一方、子当たり状態については、ラウンド数が15ラウンドよりも少なく継続時間が短いものが含まれている。このように子当たり状態は、親当たり状態よりも遊技者側の平均的な有利度合いが低く設定されている。したがって、親当たり状態の契機となる親当たり(第2遊技結果)は、子当たり状態の契機となる子当たり(第1遊技結果)よりも遊技者側に有利な遊技結果となっている。
大当たり抽選の当選確率は、通常状態では1/250.0となっており、確変状態では1/25.0となっている。大当たり抽選の当選が発生したときの各大当たり状態の振分比率は、15R通常親当たりが25%、15R確変親当たりが25%、15R確変子当たりが25%、10R通常子当たりが15%、5R通常子当たりが10%となっている。確変状態が後続して発生する15R確変親当たり、及び15R確変子当たりの振分比率は合計50%となっている。したがって、大当たり状態の終了後に確変状態が発生する確率は50%となる。
パチンコ遊技機1は、CPU(Central Processing Unit)、記憶素子であるROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等が実装された制御基板20を有している。制御基板20は、ROMから読み出したソフトウェアプログラムをCPUに実行させることにより、以下の各機能を実現している。
(1)抽選手段:上始動部11及び下始動部12に玉が入賞したときに抽選用乱数を取得することで大当たり状態を発生させるか否かの大当たり抽選(特図判定)を実行する手段。
(2)保留手段(記憶手段):特図判定用及び普図判定用の抽選用乱数を記憶して保留する手段。なお、抽選用乱数の保留数は最大で4個までとなっている。
(3)読出手段:保留された特図判定用の抽選用乱数、普図判定用の抽選用乱数を読み出す手段。
(4)先読手段:図柄変動の開始に先立って、読み出し前の特図保留の当否を判定する手段。
(5)当否判定手段(遊技結果決定手段):読み出された特図判定用の抽選用乱数、普図判定用の抽選用乱数の当否を判定する手段。
(6)大当たり状態制御手段:アタッカー16を開放するラウンド処理を実行して大当たり状態を発生させる手段。大当たり状態制御手段は、予定ラウンド数を消化したときに大当たり状態を終了させる。
(7)確変状態制御手段:15R確変親当たり状態あるいは15R確変子当たり状態の終了に応じて確変状態を発生させ、100回に渡って図柄変動を実行したときに確変状態を終了させる手段。
(8)特典付与手段:大当たり抽選に当選したときに大当たり状態の発生という特典を遊技者側に付与する手段。
(9)表示制御手段:メイン液晶190のメイン画面190A、サブ液晶191のサブ画面191Aの表示を制御する手段。表示制御手段による制御としては、メイン液晶190及びサブ液晶191がそれぞれ個別の画像を表示する第1表示状態の制御と、それぞれの表示画像を組み合わせて一体的な画像を表示する第2表示状態の制御と、がある。
以上のように構成された本例のパチンコ遊技機1の遊技の概要を説明する。パチンコ遊技機1は、操作ハンドル15が右回転方向に操作されたとき、その操作量に応じた強度で玉を発射する。発射された玉は、上始動部11等が配置された遊技領域130を流下する。上始動部11等に入賞しなかった玉は、遊技領域130の最下部に設けられたアウト孔138から回収される。
制御基板20は、玉が流下する間に通過ゲート14を通過する玉を検出したとき、図示しない乱数発生部が発生する乱数の中から普図判定用の抽選用乱数を抽出する抽選を実行する。制御基板20は、この抽選用乱数を普図判定用の抽選テーブル(図示略)と照合し、普図判定の当否を決定する。普図判定に当選したとき、制御基板20は、普図表示部181を構成するLEDの点滅動作(普図変動)の後、LEDを点灯させる。ハズレの場合には、点滅動作の後、LEDを消灯させる。普図判定に当選すると、制御基板20は、下始動部12を開放する。これにより、下始動部12の入賞確率が高められる。
上始動部11あるいは下始動部12に玉が流入して始動入賞が発生した場合には、制御基板20は、特図判定用の抽選用乱数を抽出することで大当たり抽選(特図判定)を実行する。制御基板20は、抽出した特図判定用の抽選用乱数を特図保留として記憶する。ただし、特図保留数が4個となっている場合には、特図保留として記憶することなく抽選用乱数を消去する。
制御基板20は、メイン液晶190、サブ液晶191による演出用の図柄が停止しており、かつ、大当たり状態の発生中でもないとき、特図保留として記憶された保留乱数を記憶時点(入賞時点)が古いものから順番に1つずつ読み出し、図示しない特図判定用の抽選テーブルと照合して大当たり抽選の当否を判定する。
制御基板20が大当たり抽選の当否を判定したとき、メイン液晶190による図柄変動(第2図柄変動)が開始される。所定の演出抽選に当選した場合には、メイン液晶190による図柄変動に加えて、サブ液晶191による図柄変動が開始される。メイン液晶190、サブ液晶191は、数字を含む演出用図柄を変動表示させる演出動作を実行した際、停止表示した図柄の組み合わせによって大当たり抽選の当否を表示する。メイン液晶190、サブ液晶191に表示された縦並びの3つの図柄は、上→下→中の順番で停止する。
15R確変親当たり及び15R通常親当たりは、メイン液晶190のメイン画面190Aに停止表示された親図柄のゾロ目の組合せである親当たり図柄によって報知される。15R確変子当たり、10R通常子当たり、5R通常子当たりは、サブ液晶191のサブ画面191Aに停止表示された子供図柄のゾロ目の組合せである子当たり図柄によって報知される。なお、親当たり図柄と子当たり図柄とが同時に停止表示される場合もあり、この場合には親当たりが優先されて対応する親当たり状態が発生する。
制御基板20は、図3のごとく、通常状態等の発生中に親当たり図柄(子当たり図柄)が停止表示されたとき、対応する大当たり状態を発生させる。大当たり状態では、アタッカー16を開放するラウンド処理が所定回数に渡って繰り返し実行される。
制御基板20は、確変大当たり状態(15R確変親当たり状態及び15R確変子当たり状態)が終了したときには、確変状態を発生させる。その後、100回の図柄変動に応じて確変状態を終了させる。また、大当たり状態の種類に関わらず大当たり状態の終了後には、電チューサポート有りの時短状態が図柄変動100回に渡って継続する。なお、確変状態、時短状態の発生中に大当たりが当選したときには、新たな大当たり状態の発生に応じて確変状態等が終了する。
なお、子当たり状態におけるラウンド数は、15回、10回、5回のいずれかとなっている。当選した子当たりの種類に応じてラウンド数が異なってくる。子当たり状態の発生中では、図4のごとく、消化したラウンド数を子猫の成長によって表示する演出が実行される。子当たり状態下で消化したラウンド数が増えるに伴って、子猫がミルクを飲んだり、お座りしたり、立ち上がる等の画像を表示する演出が実行される。子当たり状態の発生中では、このような子猫の成長する様子を表す演出によってラウンドが継続するか否かが報知される。具体的には、子猫が成長した場合にはラウンドが継続する一方、成長に失敗した場合には子当たり状態が終了する。例えば、現在のラウンドが5ラウンド目である場合に、今回の子当たり状態のラウンド数が10回のものであれば子猫が成長する一方、今回の子当たり状態のラウンド数が5回であれば子猫の成長が止まり5ラウンド目の終了に伴い子当たり状態も終了する。
次に、本例のパチンコ遊技機1が実行する各種の図柄変動演出について説明する。図柄変動演出としては、(1)メイン液晶190及びサブ液晶191の両方で図柄変動が実行される交互リーチ演出、(2)メイン液晶190の表示画像とサブ液晶191の表示画像との組合せによる擬似連演出、(3)図柄変動中にプッシュボタン155の操作を促すプッシュボタンゲージ演出、(4)特図保留の期待度を報知する先読み演出等がある。なお、以下の説明では、(1)交互リーチ演出、及び(2)擬似連演出について詳しく説明する一方、(3)プッシュボタンゲージ演出、及び(4)先読み演出については簡単に説明する。
(1)交互リーチ演出
交互リーチ演出は、メイン液晶190及びサブ液晶191により同時に図柄変動が実行される演出である。この交互リーチ演出の流れについて図5に沿って説明する。同図中、上段の演出の流れはサブ液晶191に対応し、下段の演出の流れはメイン液晶190に対応している。
交互リーチ演出では、まず、サブ液晶191において、上下に同じ図柄が停止してリーチラインを形成している状態で、真ん中の図柄が変動し続けるロングリーチ(第1特別演出)がスタートする。このサブ液晶191によるロングリーチの発生中に、メイン液晶190の方でもリーチ(第2特別演出)が発生する。このように交互リーチ演出では、メイン液晶190とサブ液晶191とでリーチ発生タイミングがずれている。
サブ液晶191によるロングリーチは、遊技者の期待度を煽るアオリ演出(第1特別演出)の実行を契機としてロングロングリーチ(第1特別演出)に移行する。一方、メイン液晶190による演出は、このロングロングリーチの継続中に犬猫のバトルモードに発展する。なお、ロングロングリーチは、図柄の状態はロングリーチと同じであるが、メイン液晶190にてバトルモードに発展する演出を実行する分、次のアオリ演出の実行までの時間がロングリーチよりも長くなっている。
その後、ロングロングリーチを実行中のサブ液晶191では、2回目のアオリ演出の実行により遊技者の期待感がさらに高揚される。一方、メイン液晶190では、猫が犬に攻撃を開始するSP(スペシャル)リーチ(第2特別演出)が発生する。その後、サブ液晶191で全ての子供図柄が停止されて子当たりあるいはハズレが報知される。
メイン液晶190では、サブ液晶191による停止図柄の確定後、全ての親図柄が停止されて大当たりあるいはハズレが報知される。このように交互リーチ演出では、サブ液晶191で当たり抽選結果(遊技結果)が報知された後に、メイン液晶190で当たり抽選結果が報知される。
交互リーチ演出では、サブ液晶191、メイン液晶190共にハズレの場合にハズレとなり、サブ液晶191が子当たりでメイン液晶190がハズレの場合に子当たりになるほか、メイン液晶190が大当たりであればサブ液晶191の報知に関わらず大当たりとなる。このように交互リーチ演出では、サブ液晶191がハズレとなってもメイン液晶190の報知を期待でき、1回の抽選結果の報知に対してチャンスが2度発生する遊技性が実現されている。
なお、サブ液晶191では、リーチ発生後1回目のアオリ演出が実行されるまでのロングリーチ、及び1つめのアオリ演出の実行後2回目のアオリ演出が実行されるまでのロングロングリーチについては、演出進行が中断された状態で図柄変動が継続する状態となっている。メイン液晶190では、図柄変動後リーチが発生するまで、リーチが発生してから発展が発生するまで、発展が発生してからSPリーチが発生するまでの各状態は、演出進行が中断された状態で図柄変動が継続する状態となっている。また、交互リーチ演出では、アオリ演出、発展、SPリーチなど、重要な演出の実行タイミングが時間的にずれている。
交互リーチ演出の一例を示す図6を参照し、時間の流れに沿って交互リーチ演出の進行を具体的に説明する。同図中、各表示画面190A、191Aの右上に表示されたアルファベットは時点を表している。以下、時間的な経過に沿って交互リーチ演出の具体例を説明する。同図中、上段はサブ液晶191による演出の流れを示し、下段はメイン液晶190による演出の流れを示している。なお、図6では、判り易く図示するため、図柄を数字のみで示している。
(時点a)メイン液晶190、サブ液晶191による図柄変動が同時にスタートする。
(時点b)メイン液晶190で図柄変動状態が維持され図柄変動の進行が中断されている間に、サブ液晶191でリーチが発生する。このとき、メイン画面190Aの右上には、サブ画面191Aを見るように遊技者を促す上向きの視線誘導矢印Uが表示される。
(時点c)サブ液晶191でリーチ発生状態が維持されリーチ演出の進行が中断されている間に、メイン液晶190においてもリーチが発生する。このとき、サブ画面191Aの右上には、メイン画面190Aを見るように遊技者を促す下向きの視線誘導矢印Dが表示される。
(時点d)メイン液晶190でリーチ発生状態が維持されリーチ演出の進行が中断されている間に、サブ液晶191では、「チャンス」の文字表示によりアオリ演出が実行される。このとき、メイン画面190Aの右上には、サブ画面191Aを見るように遊技者を促す上向きの視線誘導矢印Uが表示される。
(時点e)サブ液晶191においてリーチ発生状態が維持されてロングロングリーチが実行されリーチ演出の進行が中断されている間に、メイン液晶190の演出は、犬と猫が喧嘩するバトルモードに発展する。このとき、サブ画面191Aの右上には、メイン画面190Aを見るように遊技者を促す下向きの視線誘導矢印Dが表示される。
(時点f)メイン液晶190では、バトルモード下の犬猫の喧嘩が進行することなく演出の進行が中断される待機状態となり、メイン画面190Aの右上には、上向きの視線誘導矢印Uが表示される。サブ液晶191では、「大チャンス」の文字表示によりアオリ演出が実行される。
(時点g)サブ液晶191においてリーチ発生状態が維持されてロングロングリーチが実行されリーチ演出の進行が中断されている間に、メイン液晶190では、SPリーチがスタートし猫パンチ等の攻撃が開始される。
(時点h)メイン液晶190では、猫が攻撃を開始したところで待機画面に切り換わって演出の進行が中断され、メイン画面190Aの右上に上向きの視線誘導矢印Uが表示される。サブ液晶191では、中段の子供図柄が停止してゾロ目の子当たり図柄が表示されて子当たり当選が報知される。
(時点i)サブ液晶191では、子当たり図柄により子当たり当選を報知するサブ画面191Aの右上に下向きの視線誘導矢印Dが表示される。メイン液晶190では、猫に負けた犬が逃げ出す画像により猫が喧嘩に勝利した旨が表示される。
(時点j)メイン液晶190では、中段の親図柄が停止してゾロ目の親当たり図柄が表示されて親当たり当選が報知される。
以上のような本例の交互リーチ演出では、例えば、メイン液晶190で図柄変動の進行を中断している場合、サブ液晶191の演出が終了してから図柄変動の進行が再開される。例えば、サブ液晶191で「チャンス」の文字を表示するアオリ演出(第1特別演出)を実行した場合には、「チャンス」の文字の表示が終了した後でメイン液晶190による図柄変動の進行が再開される。
なお、全ての図柄変動で、メイン液晶190及びサブ液晶191の両方による図柄変動が発生する訳ではない。大部分の図柄変動では、メイン液晶190のみで図柄変動が行われ、サブ液晶191で図柄変動以外の各種の演出が実行される。サブ液晶191でも図柄変動を実行するか否かは、所定の演出抽選によって決定される。さらに、メイン液晶190及びサブ液晶191の両方で図柄変動を行う場合であっても、上述の交互リーチ演出とは異なり、一方又は両方の液晶表示部でリーチが発生しないこともある。なお、メイン液晶190による図柄変動パターン、及びサブ液晶191による図柄変動パターンは、互いに対応付けされた状態で予め記憶されている。
(2)擬似連演出
擬似連演出は、1回の大当たり抽選に対して図柄変動が複数回に渡って実行される演出である。この擬似連演出では、図柄が仮停止した後、図柄変動が再開されるという変動動作により複数回の図柄変動が実行される。擬似連演出としては、少なくとも(2−1)メイン画面190Aにサブ液晶191が重なって実行される第1の擬似連演出、(2−2)メイン画面190Aにサブ液晶191が重ならずに実行される第2の擬似連演出がある。
(2−1)第1の擬似連演出
この擬似連演出は、メイン画面190Aに対してサブ液晶191が前後方向(奥行き方向であり、サブ液晶191が手前側)に重なる状態で実行される。メイン液晶190で上下に同じ図柄が半コマズレで停止状態となったとき、サブ液晶191が下側に回動し、メイン画面190Aに対して前後方向(奥行き方向)に重なる演出用の特別位置に移動する。
サブ画面191Aに表示された子猫(第1キャラクタ)が、メイン画面190Aの中央の親猫(第2キャラクタ)の親図柄を綱引きで引っ張る演出(図7上段)が実行される。この綱引き演出は、サブ液晶191に表示された子猫がメイン液晶190に表示された親図柄に干渉する演出となっている。サブ画面191Aの子猫と、メイン画面190Aの中央の親図柄(ゾロ目となる親図柄)との間には、イラスト表示された綱(絵柄)19Rが渡されており、この綱19Rはメイン画面190Aとサブ画面191Aとの境界を跨って表示されている。なお、第1キャラクタである子猫の動作が第2キャラクタである親猫の動作に干渉する場合の表示態様は任意に変更しても良い。例えば、サブ液晶191に表示された第1キャラクタがメイン液晶190に表示された第2キャラクタを攻撃する演出であっても良い。
このように図7の演出は、各画面の表示画像の組み合わせにより一体的な演出画像が形成される表示状態(第2表示状態)下で実行される演出となっている。その後、図7下段のように、綱引きによってメイン画面190Aの中央にゾロ目の親図柄が揃えば擬似連が完成する。下の親図柄の停止位置が他の親図柄と半コマずれている表示状態がチャンス目に対応しており、擬似連がスタートする。なお、サブ液晶191は、この演出が終了した後、メイン液晶190の上側に隣接する元の基準位置(図1及び図2参照。)に復帰する。なお、図7では、サブ液晶191を回動させる回動アーム191Kの図示を省略している。
(2−2)第2の擬似連演出
この擬似連演出は、図8のごとく、サブ液晶191が基準位置に位置する状態で実行される演出である。メイン液晶190で上下に同じ図柄が半コマズレで停止状態となったとき、メイン液晶190の上側に隣接するサブ液晶191で表示された子猫のうちの一匹がメイン画面190A内に移動し、中央の親猫の親図柄を押してゾロ目を停止させようとする演出が実行される(第2表示状態)。メイン液晶190でゾロ目が揃えば擬似連が完成する。
(3)プッシュボタンゲージ演出
プッシュボタンゲージ演出は、図9のごとくプッシュボタンと共に残り時間を表すゲージを表示することで、プッシュボタン155の操作を促す演出である。プッシュボタンを表示した後にゲージを表示すれば、プッシュボタン155を押すように遊技者を動機付けできる。
通常パターンは、通常サイズのプッシュボタンの下側にゲージが表示されるパターンである。この通常パターンでは、水平方向のゲージの左側に小鳥が飛んできてパタパタ飛び跳ねるアニメーションによりゲージの残り時間を減らす演出が実行される。プッシュボタン押下後の大当たり当選の期待度に合わせて小鳥の色が異なる、小鳥の数が異なる等のバリエーションが存在する。その後、プッシュボタン155が操作されることなくゲージの残り時間がなくなると小鳥がフェードアウトする一方、プッシュボタン155が操作された場合にはその操作に応じた演出を実行する。例えば、プッシュボタン155が操作された場合、擬似連演出が発生する期待度を報知すると共に、プッシュボタン155が操作される前の小鳥の数が少ない場合よりも多かった場合の方が擬似連演出となり易いようになっている。
なお、プッシュボタン155が操作される前に遊技者に期待度を報知する方法として、プッシュボタン155が有効になるタイミングでゲージの太さが拡大し、ゲージの左端に動物の群れが登場して右側に移動を開始するという表示による方法等がある。プッシュボタン155を操作できる有効時間は、動物の群れがゲージの右端に到達して走り過ぎたときに終了する。
また、プッシュボタン表示パターンとしては、通常よりも表示サイズが大きいボタンを表示するパターンや、ボタンに手足をつけるパターン、表示するボタン自体を複数とするパターン、複数のボタンが文字を示すように配置されているパターン、サブ液晶191の下方への移動(落下)を示唆する上向き矢印の形状をしたボタンを表示するパターン、擬似連演出を示唆する動物の肉球の形状をしたボタンを表示するパターン等がある。
(4)先読み演出
先読み演出は、特図保留を先読みして大当たり期待度を報知する演出である。先読み演出としては、先読み火山変動、ぐるぐる先読みゾーンがある。
先読み火山変動は、演出ステージのひとつである火山ステージ中に実行される先読み演出である。先読み火山変動では、変動開始時にメイン液晶190に火山が表示される。そして、火山が揺れる表示が行われ、噴火するか揺れが収まるかの演出が実行される。揺れが収まった場合には次の変動開始時に再び火山が揺れる演出が行われ、噴火した場合には図柄が飛び出してリーチとなる。
ぐるぐる先読みゾーンでは、図柄変動開始時に、サブ液晶191が下方に移動しメイン液晶190に対して前後方向に重なるように位置し、サブ液晶191が回転する。その後、サブ液晶191が基準位置に戻るか、中央に停止したまま図柄を表示する。基準位置に戻った場合には、次の図柄変動開始時に再びサブ液晶191が下方に移動する。
つまり、先読み演出は複数の図柄変動に跨って実行されるようになっている。なお、先読み火山変動では、噴火することなく揺れが収まる演出が連続するほど火山が表示された場合の揺れが大きくなると共に、揺れが激しくなるほど大当たり当選の期待度が高くなる。また、ぐるぐる先読み変動では、基準位置に戻り、次の図柄変動で再度サブ液晶191が下方に移動した場合、サブ液晶191の回転速度が速くなっており、回転速度が早い方が大当たり当選の期待度が高くなる。
以上のように、本例のパチンコ遊技機1が実行する交互リーチ演出では、サブ液晶191が図柄変動を表示している状況においてメイン液晶190がリーチ演出等の特別演出を実行する場合、サブ液晶191の図柄変動の進行を中断し、メイン液晶190によるリーチ演出等が終了したときにサブ液晶191の図柄変動の進行を再開する。また、メイン液晶190が図柄変動を表示している状況においてサブ液晶191がリーチ演出等の特別演出を実行する場合、メイン液晶190の図柄変動の進行を中断し、サブ液晶191によるリーチ演出等が終了したときにメイン液晶190の図柄変動の進行を再開する。
このように交互リーチ演出では、メイン液晶190及びサブ液晶191のうちのいずれか一方の図柄変動の進行に伴ってリーチ演出等の特別演出が発生すると、他方の図柄変動の進行が中断する。したがって、サブ液晶191の図柄変動の進行に伴うリーチ演出等と、メイン液晶190の図柄変動の進行に伴うリーチ演出等と、が同時に実行されることがない。交互リーチ演出の継続中では、メイン液晶190の図柄変動に対応するリーチ演出等と、サブ液晶191の図柄変動に対応するリーチ演出等と、が交互に実行される。
したがって、このパチンコ遊技機1は、複数の図柄変動を実行する遊技機でありながら、図柄変動の進行に伴って実行される特別演出を遊技者が見逃してしまうおそれが少ない優れた遊技性を備えた遊技機となっている。
交互リーチ演出におけるメイン液晶190・サブ液晶191による図柄変動の進行の中断は、図柄変動を継続させた状態で実行されるようになっている。これにより、図柄変動による演出の連続性が向上され、切れ目を感じさせないスムースな演出が実現されている。
交互リーチ演出では、サブ液晶191による図柄変動が停止した後、メイン液晶190により大当たり抽選の当否が確定表示される。そのため、サブ液晶191により確定的に表示された遊技結果の如何に関わらず、メイン液晶190の図柄変動に対する遊技者の注目度合いを維持できる。本例のパチンコ遊技機1では、1回の大当たり抽選に対して複数回、大当たり抽選の当否を報知することが可能となっており、これにより、図柄変動に対する遊技者の注目度を高めている。
本例のパチンコ遊技機1は、サブ液晶191が移動しつつメイン液晶190と連携した画像を表示するという演出を実行可能であり、演出のパターンが多様化している。また、図7に例示する第2表示状態では、サブ液晶191が下方に移動した後、メイン液晶190とサブ液晶191の表示画像を組み合わせて画像を表示している。そのため、メイン液晶190とサブ液晶191とが独立して画像を表示する第1表示状態と、メイン液晶190とサブ液晶191とを組み合わせて画像を表示する図7のような第2表示状態との区別が遊技者側から見て比較的容易になっている。
特に、図7に例示する第2表示状態では、サブ液晶191とメイン液晶190との境界を跨いで綱19Rの絵柄を表示することも可能となっており、これにより一層多彩な演出が実現されている。
さらに、本例のパチンコ遊技機1では、サブ液晶191とメイン液晶190とを組み合わせて画像を表示する図7の第2表示状態を終了する際、サブ液晶191が元の位置(図1の基準位置)に向けて移動するため、第2表示状態が終了することを遊技者が理解し易くなっている。
また、パチンコ遊技機1では、第1表示状態であるか第2表示状態であるかによらずメイン液晶190に親図柄を表示すると共に、サブ液晶191に子供図柄を表示している。このような構成を採用すれば、メイン液晶190とキャラクタとの対応関係、及びサブ液晶191とキャラクタとの対応関係を遊技者が把握し易くなる。この対応関係を把握していれば、図7に例示する第2表示状態においてサブ液晶191が移動した場合であっても、遊技内容や演出の内容などの理解が容易になる。演出等を理解していない状態で遊技を開始した遊技者であっても比較的速やかに演出内容等を理解できるようになるので、演出を理解できないために遊技が終了されてしまうおそれが少なくなる。
以上のように本例のパチンコ遊技機1は、多彩な演出を実行可能な遊技機である。
さらにこのパチンコ遊技機では、RTC機能(日付曜日を含む時計機能)を利用した遊技性が実現されている。リーチには、種類毎に月曜から日曜の各曜日が対応付けられている。例えば、月曜日が対応付けられたリーチについては、そのリーチが発生したときの期待度が月曜日に特に高くなる。さらに、リーチを複数回発生させて、月曜から日曜までの全ての曜日のリーチを発生できた場合には、期待度の高いレインボーリーチに発展させることができる。
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
本例では、遊技機としてパチンコ遊技機を例示している。遊技機は、パチンコ遊技機以外の遊技機であっても良い。例えば、スロットマシンに適用しても良い。スロットマシンの場合であれば、報知する遊技結果としては、当選している役や、遊技者に有利な特別遊技状態の発生等が考えられる。報知する遊技結果については任意に変更可能である。
本例の交互リーチ演出では、図柄変動状態を維持することで図柄変動の進行を中断している。図柄変動の進行を中断する方法は、任意に変更可能である。例えば、図柄変動を一時停止することにより中断する方法や、図柄変動の表示を遊技者が視認できない状態を設定することにより図柄変動の進行を中断する方法など様々な方法が考えられる。
本例の交互リーチ演出では、図柄変動の進行を中断した後で再開するタイミングとして、リーチ演出やアオリ演出等の特別演出が終了したタイミングを設定している。これに代えて、リーチ演出やアオリ演出等の特別演出が終了する場合、つまり特別演出が終了するよりも前のタイミングで図柄変動の進行を再開するように構成することも良い。
また、本例の交互リーチ演出では、リーチ演出やアオリ演出等の特別演出が同時に実行されることがない構成を採用しているが、これに代えて、一方の液晶表示部で一の特別演出を実行している最中に、他方の液晶表示部により特別演出が一部同時に実行されるようにしても良い。一方の液晶表示部が特別演出を開始した後に他方の液晶表示部で開始された特別演出が、前記一方の液晶表示部による特別演出が終了するよりも前に終了することがないように構成されていれば良い。
本例では、いずれの液晶表示部を目視すれば良いかを表す視線誘導矢印(図6参照。)を画面に表示する構成を採用している。いずれの液晶表示部を目視すれば良いかを報知する態様については任意に変更できるほか、報知をしない構成を採用しても良い。
本例では、特別演出を実行する場合、図柄変動の進行を中断している。これに代えて、図柄変動の進行過程において特別演出の実行タイミングが異なるように、各液晶表示部における図柄変動の進行内容を予め決定しておく構成を採用することも良い。
本例では、メイン液晶190とサブ液晶191とを上下に並べる構成を採用している。これに代えて、各液晶表示部190、191の位置については任意に変更可能である。また、本例では、メイン液晶190の画像とサブ液晶191の画像とを組み合わせてひとつの画像を形成する際、メイン液晶190とサブ液晶191とが前後方向(奥行き方向)に重なる構成を採用している。画像を組み合わせる際の各液晶表示部190、191の位置関係については適宜変更できる。
本例では、メイン液晶190の画像とサブ液晶191の画像とを組み合わせた画像として、2つの液晶表示部190、191に跨るように綱19Rを表示する画像を例示している。組み合わせた画像の態様は任意に変更可能である。例えば、メイン液晶190に表示したキャラクタがサブ液晶191のサブ画面191A内に移動する演出を実行するようにしても良い。より具体的には、2つの液晶表示部190、191の画像を組み合わせた画像について、メイン液晶190及びサブ液晶191の両方に移動するキャラクタが表示されている状態が存在するように構成しても良い。
サブ液晶191とメイン液晶190との境界を跨いで表示する絵柄としては、本例で例示した綱19R(図7参照。)のほか、アニメや漫画の登場人物や動物などのほか、綱や棒や梯子などの物や道具など様々な画像がある。
本例では、図柄変動及び図柄変動に伴う特別演出をメイン液晶190、サブ液晶191で表示する構成を採用している。これに代えて、図柄変動及び特別演出のうちのいずれか一方あるいは両方を、液晶表示部以外の機器で実行することも良い。例えば、図柄変動をリールの回転により行うものや、特別演出を役物の動作によって行うもの等が考えられる。
また、特別演出の内容については任意に変更可能である。例えば、図柄変動している図柄の大きさを変化させることで特別演出を実行するようにしても良い。
本例では、メイン液晶190に親図柄を表示し、サブ液晶191に子供図柄を表示する構成を例示している。メイン液晶190とサブ液晶191が異なる図柄を表示することは必須の要件ではなく、各液晶表示部190、191にそれぞれ同様の図柄を表示しても良い。
本例の交互リーチ演出では、一の抽選結果に対して複数の図柄変動を実行している。これに代えて、複数の図柄変動がそれぞれ異なる抽選結果に対応していても良い。つまり、遊技結果決定手段として、第1遊技結果決定手段、及び第2遊技結果決定手段が設けられており、一方の遊技結果決定手段が決定した遊技結果をメイン液晶190が表示し、他方の遊技結果決定手段が決定した遊技結果をサブ液晶191が表示するように構成しても良い。この構成においては、玉が入賞した場合に第1遊技結果決定手段が遊技結果を決定することに対応した始動部と、第2遊技結果決定手段が遊技結果を決定することに対応した始動部と、をそれぞれ設けるようにすれば良い。
さらにこの構成を採用した場合、一方の液晶表示部にて大当たり図柄が停止表示されて大当たり状態が発生した場合に他方の液晶表示部の図柄変動の進行を中断する構成や、一方の液晶表示部で当選を報知した大当たり状態が発生している状態で他方の液晶表示部で当選が報知されることがあり、大入賞口が複数存在し大当たり状態が同時に発生する、又は、先に発生した大当たり状態が終了してから次の大当たり状態が連続して発生する構成等を採用することが可能である。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更、あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。
1 パチンコ遊技機(遊技機)
11 上始動部
12 下始動部
14 通過ゲート
155 プッシュボタン
16 大入賞装置
19 表示装置
190 液晶表示部(メイン液晶)
190A 表示画面(メイン画面)
191 液晶表示部(サブ液晶)
191A 表示画面(サブ画面)
191K 回動アーム
191M 駆動モータ(移動手段)
20 制御基板

Claims (4)

  1. 演出として画像を表示可能な第1表示部と、
    前記第1表示部とは異なって設けられ、演出として画像を表示可能な第2表示部と、
    前記第1表示部と前記第2表示部とがそれぞれ画像を表示することで複数の画像を表示する第1表示状態、及び前記第1表示部の画像と前記第2表示部の画像とを組み合わせて画像を形成する第2表示状態を含む表示状態を実現するように前記第1表示部及び前記第2表示部を表示制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段が前記第1表示状態から前記第2表示状態に表示状態を切り換える際、前記第1表示部の少なくとも一部が前記第2表示部に対して前後方向に並ぶ特別位置、あるいは前記第1表示部が前記第2表示部と隣接する特別位置に向けて、予め定められた基準位置から前記第1表示部を移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示制御手段は、前記第2表示状態においては、前記第1表示部の表示領域と前記第2表示部の表示領域との境界に跨った絵柄を表示するように各表示部を表示制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記移動手段は、前記表示制御手段が前記表示状態を前記第2表示状態から前記第1表示状態に切り換える場合、前記第1表示部を前記特別位置から前記基準位置に移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記第1表示部は、前記第1表示状態及び前記第2表示状態のそれぞれにおいて第1キャラクタを表示するものであり、
    前記第2表示部は、前記第1表示状態及び前記第2表示状態のそれぞれにおいて前記第1キャラクタとは異なる第2キャラクタを表示するものであり、
    前記表示制御手段は、前記第2表示状態において、前記第1キャラクタの動作が前記第2キャラクタの動作に干渉する演出を表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
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