JP2015014548A - 放射線遮蔽容器、放射線遮蔽函体、及び放射性廃棄物の収容方法 - Google Patents
放射線遮蔽容器、放射線遮蔽函体、及び放射性廃棄物の収容方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015014548A JP2015014548A JP2013142203A JP2013142203A JP2015014548A JP 2015014548 A JP2015014548 A JP 2015014548A JP 2013142203 A JP2013142203 A JP 2013142203A JP 2013142203 A JP2013142203 A JP 2013142203A JP 2015014548 A JP2015014548 A JP 2015014548A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiation shielding
- shielding box
- radioactive waste
- bottom plate
- radiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
Abstract
Description
(1)放射線遮蔽函体が中空のため軽量であり、運搬や設置が極めて容易である。特に設置の際に揚重機を必要としないので、狭い暫定的仮置き場でも難なく放射線遮蔽函体を設置することができ、様々な場所で幅広く採用することができる。
(2)従来のコンクリート製品に比べ軽量であり、つまり製作費や運搬・設置に係る費用が著しく低減される。
(3)充填空間に入れる充填材には土砂等を利用することができるので、この点でも容易かつ低コストで実施することができる。
(4)充填空間には一対の壁板を連結する補強材が設けられているので、充填材によって放射線遮蔽函体の一部が膨らむ、いわゆる「はらみ出し」を防止することができる。
(5)放射線遮蔽函体が、他の放射線遮蔽函体と接合するための係止部を具備することによって、他の放射線遮蔽函体との接合が強固になるうえ、より確実に放射線を遮蔽することができる。
(6)放射線遮蔽函体の底板を脱着可能に取り付けることによって、放射線遮蔽容器を撤去する際、放射線遮蔽函体を引き上げるだけで容易に充填材を取り除くことができる。
図1は、本願発明の放射線遮蔽函体100を示す斜視図である。この図に示すように放射線遮蔽函体100は、他の支えなく佇立姿勢を維持する(以下、「自立する」という。)ことが可能な形状であり、板状の部材で構成された中空構造となっている。
図1を参照して、放射線遮蔽函体100を詳細に説明する。放射線遮蔽函体100は、既述のとおり複数の板状部材で構成され、この図では壁板101と、底板102、側板103によって構成されている。また、壁板101や底板102で囲まれた内部には、中空である充填空間104が形成されている。そして、この充填空間104には複数の補強材105が設けられ、外壁板101aと内壁板101bとを連結している。
本願発明の放射線遮蔽函体100は、自立することのできる形状を呈している。図1に示す放射線遮蔽函体100は平面視でL字の形状となっており、他の支えがなくとも転倒することがない。もちろん放射線遮蔽函体100は、平面視がL字の形状であるのものに限らず、自立可能な形状であれば種々の形状を採用することができる。
放射線遮蔽函体100を構成する壁板101や底板102、側板103は、軽量な部材とすることが望ましい。放射線遮蔽函体100の軽量化を図り、これに係る運搬や設置を容易にするためである。ただし壁板101には、充填空間104内の充填材400による側圧に耐える程度の強度が求められる。壁板101や底板102、側板103としては、薄肉の鋼板、合成樹脂製板、木製板や合板などが例示できる。また、プラパール(登録商標)という製品を、壁板101や底板102、側板103に用いることもできる。
壁板101や底板102、側板103によって囲まれた内部は、充填材400を詰めることのできる充填空間104が形成されている。この充填空間104の寸法は適宜設計することができ、例えば充填材400として土砂を採用した場合、充填空間104の幅を30cm程度とすることができる。環境省が示す30cmの覆土によれば放射線は1/40に低減されることから、30cm幅で充填された土砂(充填材400)も、同等の効果を発揮すると考えられる。なお、土砂を充填材400とする場合は、放射線を受けていない土砂を採用することが望ましい。また、充填材400としては土砂のほか種々の材料を用いることができるが、放射線の遮蔽効果を考えると相当の単位体積重量を有する材料を選ぶことが望ましい。
底板102は、壁板101と側板103に取り付けられるが、脱着可能とすることもできる。図3は、脱着可能な底板102を示す斜視図である。この図に示すように、底板102に折返し部を設け、この折返し部を壁板101や側板103に当て、ボルトやビス、その他の接合材によって底板102を取り付ける。この結果、放射線遮蔽函体100の充填空間104内に充填材400を詰めた状態でも、側方からボルト等を外すことができる。つまり、放射線遮蔽函体100を撤去する際、底板102と壁板101等を分離したうえで壁板101等を引き上げることができ、容易に放射線遮蔽函体100から充填材400を取り除くことができるわけである。もちろん底板102を脱着可能に取り付ける手法は、充填材400を詰めた状態で底板102を取り外すことができれば、図3の手法に限らず他の手法を採用することができる。
2以上の放射線遮蔽函体100を組み立てたものが、放射線遮蔽容器300である。図2に示すように、放射線遮蔽容器300の内部には収容空間が形成され、この収容空間に放射性廃棄物200を収容する。充填材400が充填された放射線遮蔽函体100は相当な重量物となっており、収容した放射性廃棄物200からの放射線を適切に遮蔽することができる。また、図2(d)に示すように、放射性廃棄物200を収容した後、上部に蓋500を設置することもできる。この蓋500は、板状のものでも良いし、シート状のものとすることもできる。なお、蓋500の裏面(放射性廃棄物200に接近する面)に遮蔽シートを貼り付けておくと、放射線の遮蔽効果の面からより好適となる。
図5を参照して、本願発明の放射性廃棄物の収容方法を説明する。図5にも示すように本方法は、「収容ステップ」と、「仮置きステップ」、「撤去ステップ」に大別されるが、本願発明は主に「収容ステップ」を構成する。便宜上、ここでは暫定的仮置き場に放射性廃棄物200を保管する場合で説明する。なお、ここで説明する方法は、「2.放射線遮蔽函体」で説明した放射線遮蔽函体100を用いる方法であり、重複を避けるため既に説明した内容はここでは省略する。
101 (放射線遮蔽函体の)壁板
101a (壁板のうちの)外壁板
101b (壁板のうちの)内壁板
102 (放射線遮蔽函体の)底板
103 (放射線遮蔽函体の)側板
104 (放射線遮蔽函体の)充填空間
105 (放射線遮蔽函体の)補強材
106 (放射線遮蔽函体の)係止部
200 放射性廃棄物
300 放射線遮蔽容器
400 充填材
500 蓋
(1)放射線遮蔽函体が中空のため軽量であり、運搬や設置が極めて容易である。特に設置の際に揚重機を必要としないので、狭い暫定的仮置き場でも難なく放射線遮蔽函体を設置することができ、様々な場所で幅広く採用することができる。
(2)従来のコンクリート製品に比べ軽量であり、つまり製作費や運搬・設置に係る費用が著しく低減される。
(3)充填空間に入れる充填材には土砂等を利用することができるので、この点でも容易かつ低コストで実施することができる。
(4)充填空間には一対の壁板を連結する補強材が設けられているので、充填材によって放射線遮蔽函体の一部が膨らむ、いわゆる「はらみ出し」を防止することができる。
(5)放射線遮蔽函体が、他の放射線遮蔽函体と接合するための係止部を具備することによって、他の放射線遮蔽函体との接合が強固になるうえ、より確実に放射線を遮蔽することができる。
(6)放射線遮蔽函体の底板を脱着可能に取り付けることによって、放射線遮蔽容器を撤去する際、放射線遮蔽函体を引き上げるだけで容易に充填材を取り除くことができる。
図1は、本願発明の放射線遮蔽函体100を示す斜視図である。この図に示すように放射線遮蔽函体100は、他の支えなく佇立姿勢を維持する(以下、「自立する」という。)ことが可能な形状であり、板状の部材で構成された中空構造となっている。
図1を参照して、放射線遮蔽函体100を詳細に説明する。放射線遮蔽函体100は、既述のとおり複数の板状部材で構成され、この図では壁板101と、底板102、側板103によって構成されている。また、壁板101や底板102で囲まれた内部には、中空である充填空間104が形成されている。そして、この充填空間104には複数の補強材105が設けられ、外壁板101aと内壁板101bとを連結している。
本願発明の放射線遮蔽函体100は、自立することのできる形状を呈している。図1に示す放射線遮蔽函体100は平面視でL字の形状となっており、他の支えがなくとも転倒することがない。もちろん放射線遮蔽函体100は、平面視がL字の形状であるのものに限らず、自立可能な形状であれば種々の形状を採用することができる。
放射線遮蔽函体100を構成する壁板101や底板102、側板103は、軽量な部材とすることが望ましい。放射線遮蔽函体100の軽量化を図り、これに係る運搬や設置を容易にするためである。ただし壁板101には、充填空間104内の充填材400による側圧に耐える程度の強度が求められる。壁板101や底板102、側板103としては、薄肉の鋼板、合成樹脂製板、木製板や合板などが例示できる。また、プラパール(登録商標)という製品を、壁板101や底板102、側板103に用いることもできる。
壁板101や底板102、側板103によって囲まれた内部は、充填材400を詰めることのできる充填空間104が形成されている。この充填空間104の寸法は適宜設計することができ、例えば充填材400として土砂を採用した場合、充填空間104の幅を30cm程度とすることができる。環境省が示す30cmの覆土によれば放射線は1/40に低減されることから、30cm幅で充填された土砂(充填材400)も、同等の効果を発揮すると考えられる。なお、土砂を充填材400とする場合は、放射線を受けていない土砂を採用することが望ましい。また、充填材400としては土砂のほか種々の材料を用いることができるが、放射線の遮蔽効果を考えると相当の単位体積重量を有する材料を選ぶことが望ましい。
底板102は、壁板101と側板103に取り付けられるが、脱着可能とすることもできる。図3は、脱着可能な底板102を示す斜視図である。この図に示すように、底板102に折返し部を設け、この折返し部を壁板101や側板103に当て、ボルトやビス、その他の接合材によって底板102を取り付ける。この結果、放射線遮蔽函体100の充填空間104内に充填材400を詰めた状態でも、側方からボルト等を外すことができる。つまり、放射線遮蔽函体100を撤去する際、底板102と壁板101等を分離したうえで壁板101等を引き上げることができ、容易に放射線遮蔽函体100から充填材400を取り除くことができるわけである。もちろん底板102を脱着可能に取り付ける手法は、充填材400を詰めた状態で底板102を取り外すことができれば、図3の手法に限らず他の手法を採用することができる。
2以上の放射線遮蔽函体100を組み立てたものが、放射線遮蔽容器300である。図2に示すように、放射線遮蔽容器300の内部には収容空間が形成され、この収容空間に放射性廃棄物200を収容する。充填材400が充填された放射線遮蔽函体100は相当な重量物となっており、収容した放射性廃棄物200からの放射線を適切に遮蔽することができる。また、図2(d)に示すように、放射性廃棄物200を収容した後、上部に蓋500を設置することもできる。この蓋500は、板状のものでも良いし、シート状のものとすることもできる。なお、蓋500の裏面(放射性廃棄物200に接近する面)に遮蔽シートを貼り付けておくと、放射線の遮蔽効果の面からより好適となる。
図5を参照して、本願発明の放射性廃棄物の収容方法を説明する。図5にも示すように本方法は、「収容ステップ」と、「仮置きステップ」、「撤去ステップ」に大別されるが、本願発明は主に「収容ステップ」を構成する。便宜上、ここでは暫定的仮置き場に放射性廃棄物200を保管する場合で説明する。なお、ここで説明する方法は、「2.放射線遮蔽函体」で説明した放射線遮蔽函体100を用いる方法であり、重複を避けるため既に説明した内容はここでは省略する。
101 (放射線遮蔽函体の)壁板
101a (壁板のうちの)外壁板
101b (壁板のうちの)内壁板
102 (放射線遮蔽函体の)底板
103 (放射線遮蔽函体の)側板
104 (放射線遮蔽函体の)充填空間
105 (放射線遮蔽函体の)補強材
106 (放射線遮蔽函体の)係止部
200 放射性廃棄物
300 放射線遮蔽容器
400 充填材
500 蓋
(1)放射線遮蔽函体が中空のため軽量であり、運搬や設置が極めて容易である。特に設置の際に揚重機を必要としないので、狭い暫定的仮置き場でも難なく放射線遮蔽函体を設置することができ、様々な場所で幅広く採用することができる。
(2)従来のコンクリート製品に比べ軽量であり、つまり製作費や運搬・設置に係る費用が著しく低減される。
(3)充填空間に入れる充填材には土砂等を利用することができるので、この点でも容易かつ低コストで実施することができる。
(4)充填空間には一対の壁板を連結する補強材が設けられているので、充填材によって放射線遮蔽函体の一部が膨らむ、いわゆる「はらみ出し」を防止することができる。
(5)放射線遮蔽函体が、他の放射線遮蔽函体と接合するための係止部を具備することによって、他の放射線遮蔽函体との接合が強固になるうえ、より確実に放射線を遮蔽することができる。
(6)放射線遮蔽函体の底板を脱着可能に取り付けることによって、放射線遮蔽容器を撤去する際、放射線遮蔽函体を引き上げるだけで容易に充填材を取り除くことができる。
図1は、本願発明の放射線遮蔽函体100を示す斜視図である。この図に示すように放射線遮蔽函体100は、他の支えなく佇立姿勢を維持する(以下、「自立する」という。)ことが可能な形状であり、板状の部材で構成された中空構造となっている。
図1を参照して、放射線遮蔽函体100を詳細に説明する。放射線遮蔽函体100は、既述のとおり複数の板状部材で構成され、この図では壁板101と、底板102、側板103によって構成されている。また、壁板101や底板102で囲まれた内部には、中空である充填空間104が形成されている。そして、この充填空間104には複数の補強材105が設けられ、外壁板101aと内壁板101bとを連結している。
本願発明の放射線遮蔽函体100は、自立することのできる形状を呈している。図1に示す放射線遮蔽函体100は平面視でL字の形状となっており、他の支えがなくとも転倒することがない。もちろん放射線遮蔽函体100は、平面視がL字の形状であるのものに限らず、自立可能な形状であれば種々の形状を採用することができる。
放射線遮蔽函体100を構成する壁板101や底板102、側板103は、軽量な部材とすることが望ましい。放射線遮蔽函体100の軽量化を図り、これに係る運搬や設置を容易にするためである。ただし壁板101には、充填空間104内の充填材400による側圧に耐える程度の強度が求められる。壁板101や底板102、側板103としては、薄肉の鋼板、合成樹脂製板、木製板や合板などが例示できる。また、プラパール(登録商標)という製品を、壁板101や底板102、側板103に用いることもできる。
壁板101や底板102、側板103によって囲まれた内部は、充填材400を詰めることのできる充填空間104が形成されている。この充填空間104の寸法は適宜設計することができ、例えば充填材400として土砂を採用した場合、充填空間104の幅を30cm程度とすることができる。環境省が示す30cmの覆土によれば放射線は1/40に低減されることから、30cm幅で充填された土砂(充填材400)も、同等の効果を発揮すると考えられる。なお、土砂を充填材400とする場合は、放射線を受けていない土砂を採用することが望ましい。また、充填材400としては土砂のほか種々の材料を用いることができるが、放射線の遮蔽効果を考えると相当の単位体積重量を有する材料を選ぶことが望ましい。
底板102は、壁板101と側板103に取り付けられるが、脱着可能とすることもできる。図3は、脱着可能な底板102を示す斜視図である。この図に示すように、底板102に折返し部を設け、この折返し部を壁板101や側板103に当て、ボルトやビス、その他の接合材によって底板102を取り付ける。この結果、放射線遮蔽函体100の充填空間104内に充填材400を詰めた状態でも、側方からボルト等を外すことができる。つまり、放射線遮蔽函体100を撤去する際、底板102と壁板101等を分離したうえで壁板101等を引き上げることができ、容易に放射線遮蔽函体100から充填材400を取り除くことができるわけである。もちろん底板102を脱着可能に取り付ける手法は、充填材400を詰めた状態で底板102を取り外すことができれば、図3の手法に限らず他の手法を採用することができる。
2以上の放射線遮蔽函体100を組み立てたものが、放射線遮蔽容器300である。図2に示すように、放射線遮蔽容器300の内部には収容空間が形成され、この収容空間に放射性廃棄物200を収容する。充填材400が充填された放射線遮蔽函体100は相当な重量物となっており、収容した放射性廃棄物200からの放射線を適切に遮蔽することができる。また、図2(d)に示すように、放射性廃棄物200を収容した後、上部に蓋500を設置することもできる。この蓋500は、板状のものでも良いし、シート状のものとすることもできる。なお、蓋500の裏面(放射性廃棄物200に接近する面)に遮蔽シートを貼り付けておくと、放射線の遮蔽効果の面からより好適となる。
図5を参照して、本願発明の放射性廃棄物の収容方法を説明する。図5にも示すように本方法は、「収容ステップ」と、「仮置きステップ」、「撤去ステップ」に大別されるが、本願発明は主に「収容ステップ」を構成する。便宜上、ここでは暫定的仮置き場に放射性廃棄物200を保管する場合で説明する。なお、ここで説明する方法は、「2.放射線遮蔽函体」で説明した放射線遮蔽函体100を用いる方法であり、重複を避けるため既に説明した内容はここでは省略する。
101 (放射線遮蔽函体の)壁板
101a (壁板のうちの)外壁板
101b (壁板のうちの)内壁板
102 (放射線遮蔽函体の)底板
103 (放射線遮蔽函体の)側板
104 (放射線遮蔽函体の)充填空間
105 (放射線遮蔽函体の)補強材
106 (放射線遮蔽函体の)係止部
200 放射性廃棄物
300 放射線遮蔽容器
400 充填材
500 蓋
Claims (6)
- 2以上を組み合わせることで、放射性廃棄物を収容する放射線遮蔽容器を形成する、放射線遮蔽函体であって、
底板と複数の壁板によって、自立可能な形状で構成され、
前記底板と前記複数の壁板で囲まれる内部には、充填材を入れるための充填空間が形成され、
前記充填空間を形成する前記複数の壁板のうち対向する一対の壁板の間に、該一対の壁板を連結する補強材が設けられた、ことを特徴とする放射線遮蔽函体。 - 他の放射線遮蔽函体と接合するための係止部を、さらに具備し、
前記係止部を、他の放射線遮蔽函体の係止部と嵌合させることによって、他の放射線遮蔽函体と接合して前記放射線遮蔽容器を形成する、ことを特徴とする請求項1記載の放射線遮蔽函体。 - 前記底板は、前記複数の壁体に脱着可能に取り付けられ、
前記充填空間内に前記充填材が入った状態で、前記底板の取り外しが可能である、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の放射線遮蔽函体。 - 放射性廃棄物を収容する方法であって、
底板と複数の壁板によって自立可能な形状で構成される放射線遮蔽函体を、2以上設置する函体設置工程と、
前記2以上の放射線遮蔽函体を組み合わせるとともに、前記放射線遮蔽函体を構成する前記底板と前記複数の壁板で囲まれた充填空間に充填材を入れて、放射線遮蔽容器を形成する容器形成工程と、
前記放射線遮蔽容器内に、放射性廃棄物を収容する収容工程と、を備え、
前記充填空間を形成する前記複数の壁板のうち対向する一対の壁板の間に補強材が設けられ、前記充填材を充填したときのはらみ出しを防止し得る、ことを特徴とする放射性廃棄物の収容方法。 - 前記放射線遮蔽函体は、他の放射線遮蔽函体と接合するための係止部を具備し、
前記容器形成工程は、前記放射線遮蔽函体の前記係止部を、他の放射線遮蔽函体の係止部に嵌合させることによって、2以上の放射線遮蔽函体を組み合わせる、ことを特徴とする請求項4記載の放射性廃棄物の収容方法。 - 前記放射線遮蔽函体を撤去する撤去工程を、さらに備え、
前記撤去工程は、前記充填空間内に前記充填材が入った状態で、前記底板を取り外すとともに、前記放射線遮蔽函体を引き上げて、前記充填材を前記充填空間から取り除く、ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の放射性廃棄物の収容方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013142203A JP5545788B1 (ja) | 2013-07-07 | 2013-07-07 | 放射線遮蔽容器、放射線遮蔽函体、及び放射性廃棄物の収容方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013142203A JP5545788B1 (ja) | 2013-07-07 | 2013-07-07 | 放射線遮蔽容器、放射線遮蔽函体、及び放射性廃棄物の収容方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5545788B1 JP5545788B1 (ja) | 2014-07-09 |
JP2015014548A true JP2015014548A (ja) | 2015-01-22 |
Family
ID=51409563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013142203A Active JP5545788B1 (ja) | 2013-07-07 | 2013-07-07 | 放射線遮蔽容器、放射線遮蔽函体、及び放射性廃棄物の収容方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5545788B1 (ja) |
Citations (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55105198U (ja) * | 1979-01-19 | 1980-07-22 | ||
JPS58158596A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-20 | 三菱重工業株式会社 | 放射線遮蔽装置 |
JPS62263500A (ja) * | 1986-05-12 | 1987-11-16 | 三菱重工業株式会社 | 放射線遮蔽装置 |
JPS6427695U (ja) * | 1987-08-07 | 1989-02-17 | ||
JPH06230178A (ja) * | 1993-02-01 | 1994-08-19 | Hitachi Ltd | 放射線遮蔽体及び放射線遮蔽装置並びに放射性廃棄物の解体方法 |
JPH11295482A (ja) * | 1998-04-09 | 1999-10-29 | Hitachi Ltd | 伸縮型簡易放射線遮へい容器 |
JP2001508874A (ja) * | 1997-06-19 | 2001-07-03 | ゲーエンベー ゲゼルシヤフト フユール ヌクレアールベハルテル ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 容器の製造方法及び容器それ自体 |
JP2001201593A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-27 | Taisei Corp | 放射線遮蔽用土砂の施工方法 |
JP2005127901A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 自己シールド型粒子加速器システム |
JP2006518446A (ja) * | 2003-01-13 | 2006-08-10 | フォルスター,ヤン | 放射線に対して防御された建築物のための建築構造体 |
JP3174865U (ja) * | 2012-01-30 | 2012-04-12 | 秀一 富田 | 収納容器 |
JP2013040784A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Toshiba Corp | 放射線遮蔽パネル |
JP2013079908A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Atox Co Ltd | 放射線遮蔽材容器及び放射線遮蔽体 |
JP3185018U (ja) * | 2013-05-16 | 2013-07-25 | 株式会社Earth | 放射線遮蔽容器 |
JP2013170888A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Ihi Corp | 放射線遮蔽容器 |
JP2013250170A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Ihi Infrastructure Systems Co Ltd | 放射線遮蔽ユニット及び放射線遮蔽モジュール |
-
2013
- 2013-07-07 JP JP2013142203A patent/JP5545788B1/ja active Active
Patent Citations (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55105198U (ja) * | 1979-01-19 | 1980-07-22 | ||
JPS58158596A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-20 | 三菱重工業株式会社 | 放射線遮蔽装置 |
JPS62263500A (ja) * | 1986-05-12 | 1987-11-16 | 三菱重工業株式会社 | 放射線遮蔽装置 |
JPS6427695U (ja) * | 1987-08-07 | 1989-02-17 | ||
JPH06230178A (ja) * | 1993-02-01 | 1994-08-19 | Hitachi Ltd | 放射線遮蔽体及び放射線遮蔽装置並びに放射性廃棄物の解体方法 |
JP2001508874A (ja) * | 1997-06-19 | 2001-07-03 | ゲーエンベー ゲゼルシヤフト フユール ヌクレアールベハルテル ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 容器の製造方法及び容器それ自体 |
JPH11295482A (ja) * | 1998-04-09 | 1999-10-29 | Hitachi Ltd | 伸縮型簡易放射線遮へい容器 |
JP2001201593A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-27 | Taisei Corp | 放射線遮蔽用土砂の施工方法 |
JP2006518446A (ja) * | 2003-01-13 | 2006-08-10 | フォルスター,ヤン | 放射線に対して防御された建築物のための建築構造体 |
JP2005127901A (ja) * | 2003-10-24 | 2005-05-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 自己シールド型粒子加速器システム |
JP2013040784A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Toshiba Corp | 放射線遮蔽パネル |
JP2013079908A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Atox Co Ltd | 放射線遮蔽材容器及び放射線遮蔽体 |
JP3174865U (ja) * | 2012-01-30 | 2012-04-12 | 秀一 富田 | 収納容器 |
JP2013170888A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Ihi Corp | 放射線遮蔽容器 |
JP2013250170A (ja) * | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Ihi Infrastructure Systems Co Ltd | 放射線遮蔽ユニット及び放射線遮蔽モジュール |
JP3185018U (ja) * | 2013-05-16 | 2013-07-25 | 株式会社Earth | 放射線遮蔽容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5545788B1 (ja) | 2014-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106575531B (zh) | 用于放射性废物的屏蔽包装系统 | |
KR101277967B1 (ko) | 지하 쉘터 | |
JP6021337B2 (ja) | 放射性物質含有材の保管構造の構築方法 | |
JP3204044U (ja) | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス | |
JP5545788B1 (ja) | 放射線遮蔽容器、放射線遮蔽函体、及び放射性廃棄物の収容方法 | |
JP3178715U (ja) | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス | |
JP5996909B2 (ja) | 放射線遮蔽コンクリート製容器 | |
EP1171888B1 (en) | Container for waste | |
JP6057514B2 (ja) | 放射性廃棄物の保管容器 | |
JP6111032B2 (ja) | コンクリート製ボックス | |
JP3178714U (ja) | 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス及びその分離体 | |
JP6024967B2 (ja) | 放射性廃棄物貯蔵施設、廃棄物ユニット又は廃棄物体を有する構造物及び放射性廃棄物貯蔵方法 | |
JP2014228331A (ja) | 放射性物質からの放射線遮蔽方法および放射線遮蔽用袋状体 | |
KR200479923Y1 (ko) | 소프트백 방사성 폐기물 용기 | |
KR101712006B1 (ko) | 고강도 복합소재를 이용한 방사성 폐기물 처분용기와 그 제조방법 | |
JP2013057557A (ja) | 放射性物質を含む下水汚泥の仮置き施設 | |
KR102164503B1 (ko) | 거푸집 일체형 방사성폐기물 처분 용기용 덮개 | |
JP6021326B2 (ja) | 放射性物質含有材の保管構造 | |
JP5805525B2 (ja) | 放射性汚染物質保管施設 | |
JP6295021B2 (ja) | 放射性汚染物質保管施設とその構築方法 | |
JP2019183404A (ja) | 防災シェルター | |
JP3177030U (ja) | 汚染廃棄物格納庫 | |
JP2015098337A (ja) | 保管容器及びこれを使用した汚染土の保管方法 | |
JP6474171B2 (ja) | 放射性汚染物質保管施設 | |
JP5909012B1 (ja) | 放射能遮蔽構造物の構築方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140508 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5545788 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |