JP3178714U - 放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス及びその分離体 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型の運搬車両と大型のクレーンとを使用しなくても、小型の運搬車両と小型のクレーンとで、又はユニック車で運搬・設置できる放射性物質を含む廃棄物の保管ボックスを提供する。
【解決手段】底版部2と周壁部3と天版部5とを含む保管ボックス1aを、上下に分割して形成する。そして、底版部2を含む1個のプレキャストコンクリート製の底版ブロック20と、周壁部3のみを構成する少なくとも1個のプレキャストコンクリート製の周壁ブロック30,30と、天版部5を含む1個のプレキャストコンクリート製の天版ブロック50とを積んで構築する。
【選択図】図1

Description

本考案は、放射性物質を含む廃棄物の保管設備に関する。
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及びそれに伴う津波により、福島第1原子力発電所の原子力発電設備が損傷し、その後に起きた同設備の水素爆発等により、放射性物質が建家外に放出されて各地に飛散した。以来、雨水の流れ込む各地の下水処理施設の汚泥から、相次いで放射性物質が検出されている。
一般に、下水汚泥は、焼却灰を廃棄したり、高温での焼却で生じた溶融スラグをコンクリート骨材として利用したり(特許文献1)、乾燥させた有機物をコンポストや燃料として利用したり(特許文献2,3)して処理されている。しかし、放射性物質を含む下水汚泥は、健康被害の問題があるため、上記のような一般的な処理は困難である。そのため、現状では、放射性物質を含む下水汚泥の処理方法が明確になっておらず、大型土のう袋への収納やシート等の簡易な養生方法のみで一時的に保管されている。しかし、これらの方法では放射線の遮蔽効果をほとんど見込めず、保管時のみならず運搬作業時にも注意が必要である。
また、放射線を遮蔽できるように下水汚泥等の廃棄物を保管する方法としては、50cm以上の厚さの覆土による方法が提案されているが、この方法では長期保管中の覆土の維持管理の手間や、廃棄物からの浸出水の処理、地中などへの放射性物質の流出、住民の外見に対する不安などの問題が生じている。また、廃棄物の最終処理方法や搬出先が決まり、移設させる際の掘り起こし時に、廃棄物が周囲に飛散するおそれがあるなどの課題がある。
特開平6−279084号公報 特開平5−155678号公報 特開平9−248600号公報
そこで、本出願人は、住宅地や、児童公園などの公共用地など、地域のコミュニティ単位の除染で発生する少量の放射性物質を含む下水汚泥、土、雑草、農作物、漁獲物等の廃棄物を、その放射線を遮蔽して安全に保管することができ、また必要に応じて長期に保管することもできる保管ボックスを開発した。
その保管ボックスは、水平方向に延びる底版部と、該底版部の外縁部から起立した四角枠状の周壁部とが一体形成されたコンクリート製の本体ブロックと、該周壁部の上方開口を塞ぐコンクリート製の天版ブロックとからなる。そして、本体ブロックの内空に廃棄物を収納した後、その上に天版ブロックを載置して金具で固定する。 これにより、保管ボックスの内部に収納した廃棄物からの放射線をコンクリートで遮蔽する。
この保管ボックスの質量は、一個あたり約5.9tであり、そのうち本体ブロックの質量は約4.6tである。そのため、本体ブロックの輸送には、大型の運搬車両(10t積車両程度)が必要となる。また、 本体ブロックを所定の位置に設置する設置作業には、最低でも15t以上の吊上げ能力を有する大型のクレーンを使用する必要がある。
しかし、保管ボックスを設置する住宅地や児童公園などの公共用地の中には、進入道路の道幅が狭く、大型の運搬車両や大型のクレーンの進入が出来ない地域や、用地面積が狭いため設置個所の周囲に大型のクレーンの作業エリアを確保できない地域などがある。
また、地域のコミュニティ単位の除染では、廃棄物の発生量は少量であることから、保管ボックスを満杯にするためには、保管ボックスの天版ブロックを複数回開閉して廃棄物を追加投入する必要がある。しかし、保管ボックスの天版ブロックの質量は約1.3tであるため、天版ブロックの開閉を人力で行うことは困難であり、少なくとも小型のクレーンやユニック車を使用する必要がある。
そこで、大型の運搬車両と大型のクレーンとを使用しなくても、小型の運搬車両と小型のクレーンとで、又はユニック車で保管ボックスを運搬・設置できるようにすることを第一の目的とし、小型のクレーンやユニック車を使用しなくても、人力で保管ボックスを開閉できるようにすることを第二の目的とする。
上記第一の目的を達成するため、本考案の[i]の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックスは、底版部と周壁部と天版部とを含む保管ボックスであって、保管ボックスは、上下に分割して形成された少なくとも2個のプレキャストコンクリート製のブロックを積んで構築され、相対的に低質量のブロックに対する相対的に高質量のブロックの質量比が1〜2である2個のブロックを含むことを特徴とする。
また、同第一の目的を達成するため、本考案の[ii]の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックスは、底版部と周壁部と天版部とを含む保管ボックスであって、保管ボックスは、上下に分割して形成された、底版部を含む1個のプレキャストコンクリート製の底版ブロックと、周壁部のみを構成する少なくとも1個のプレキャストコンクリート製の周壁ブロックと、天版部を含む1個のプレキャストコンクリート製の天版ブロックとを積んで構築されることを特徴とする。
このような保管ボックスの製造方法としては、既存の型枠に仕切り板を入れることによって上記のように分割形成してもよいし、新たに分割形成用の型枠を製作してもよい。
底版ブロックの態様は、特に限定されないが、次の[1][2]の態様を例示する。
[1]底版ブロックは、底版部のみを構成するものである態様。
[2]底版ブロックは、底版部と周壁部の下部とを構成するものである態様。
天版ブロックの態様は、特に限定されないが、次の[1][2]の態様を例示する。
[1]天版ブロックは、天版部のみを構成するものである態様
[2]天版ブロックは、天版部と周壁部の上部とを構成するものである態様。
各ブロックの質量比は、特に限定されないが、底版ブロックと周壁ブロックと天版ブロックとは、相対的に低質量のブロックに対する相対的に高質量のブロックの質量比が1〜2である2個のブロックを含むことが好ましい。この範囲内だと一つのブロックに質量が偏りすぎず、質量が各ブロックに分散するからである。より好ましくは、相対的に低質量のブロックに対する相対的に高質量のブロックの質量比が1〜1.8であることであり、更に好ましくは、該質量比が1〜1.6であることである。
また、更に、底版ブロックと周壁ブロックと天版ブロックとは、最低質量のブロックに対する最高質量のブロックの質量比が1〜2であることが好ましい。この範囲内だと最高質量のブロックに質量が偏りすぎず、質量が各ブロックに分散するからである。より好ましくは、最低質量のブロックに対する最高質量のブロックの質量比が1〜1.8であることであり、更に好ましくは、該質量比が1〜1.6であることである。
各ブロックの具体的な質量は、特に限定されないが、1〜2tであることが好ましい。1t以下だとブロックの分割が細かくなり過ぎる一方、2t以上だと、小型の運搬車両や小型のクレーンで保管ボックスを運搬・設置できないおそれがあるからである。
保管ボックスの内空のサイズは、特に限定されないが、保管量と運搬・設置するのに適したブロック質量とのバランスからすると、内空の幅、長さ及び高さの各サイズは800〜2000mmとすることが好ましい。
各ブロックのコンクリート厚さ(以下、単に「部材厚」)は、放射線量の減衰性能と運搬・設置するのに適したブロック質量とのバランスからすると、10〜50cmとすることが好ましい。10cm未満では放射線量の減衰性能が低くなる一方、50cmを超えると放射線量の減衰性能はそれ以上あまり高くならないのに重くなるからである。具体的には、例えば、厚さ12cmの場合には放射線量を75%程度減衰させることができ、厚さ15cmの場合には放射線量を80%程度減衰させることができ、厚さ20cmの場合には放射線量を90%程度減衰させることができ、厚さ40cmの場合には放射線量を99%程度減衰させることができる。
各ブロックどうしの接合部は、特に限定されないが、上下のブロック間にできる隙間は、全て、ボックスの内面から外面まで一直線とならないようにその途中で曲がっていることが好ましい。廃棄物から放射される放射線は、直進する性質があり、該空隙が内面から外面まで一直線となっていると、該空隙を通って外部に漏出するおそれがあるが、該空隙が内面から外面まで一直線とならないように曲がっていると、必ずコンクリート部分を通過して減衰するからである。
各ブロックどうしの連結は、特に限定されないが、積まれた少なくとも上下に隣接する2つのブロックが連結金具により連結されることが好ましい。2つのブロックを安定に連結することができるからである。また、更に、積まれた全てのブロックが連結金具により連結されることがより好ましい。全てのブロックを安定に連結することができるからである。
保管ボックスは、設置現場までは各ブロックに分離した状態(すなわち、保管ボックスを、各ブロックに分離した保管ボックスの分離体の状態)で運搬し、設置現場で各ブロックを積んで構築することが好ましい。簡単に、運搬・設置できるからである。
保管ボックスの内空は、特に限定されないが、保管ボックスの内面に沿って遮水シートが敷設されていることが好ましい。放射性廃棄物に汚染された浸出水の流出を防止することができるからである。
遮水シートとしては、特に限定されないが、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル等の樹脂よりなるシート、ポリエチレン系エラストマー等のエラストマーよりなるシートを例示できる。また、遮水シートとして、防水性能及び吸着性能を持つ粘土鉱物(ベントナイト)をシート状に形成したものを用いることもできる。
遮水シートの敷設は、特に限定されないが、ボックス状ブロックの内壁に、表面に熱溶着材を備えたシート固定具を取り付け、遮水シートを、該熱溶着材に溶着固定して敷設することが好ましい。遮水シートのずれや剥離が防止されるからである。
上記第二の目的を達成するため、次の[1]又は[2]の態様を採用することが好ましい。
[1]周壁部に、放射性物質を含む廃棄物を投入するための投入用開口部と、該投入用開口部を開閉する開閉蓋とが設けられた態様。
[2]天版部に、放射性物質を含む廃棄物を投入するための投入用開口部と、該投入用開口部を開閉する開閉蓋とが設けられた態様。
開閉蓋の材質や厚さは、特に限定されず、例えば廃棄物の放射線量に応じてそれを十分に遮蔽できる程度に決定することができる。例えば、放射線量が低い場合には鋼板製とし、放射線量が高い場合には、プレキャストコンクリート製、厚鋼板製、鋼板とコンクリート板との組み合わせ、鋼板と鉛板との組み合わせ等とする、等である。開閉蓋の具体的な遮蔽性能は、特に限定されないが、各ブロックの遮蔽性能の10〜100%の遮蔽性能であることが好ましい。
天版部に投入用開口部及び開閉蓋が設けられた保管ボックスは、特に限定されないが、保管ボックスの内空が満杯になった後に前記天版部に代わって付け替えるための、投入用開口部及び開閉蓋のないプレキャストコンクリート製の天版ブロックを備えていることが好ましい。付け替えることにより、満杯になった後は、投入用開口部及び開閉蓋の部分から放射線が漏れ易くなるのを防止することができるからである。
放射性物質を含む廃棄物としては、特に限定されないが、下水汚泥、土、雑草、農作物、漁獲物等を例示できる。このうち下水汚泥の状態は、特に限定されず、脱水した下水汚泥、焼却した下水汚泥の焼却灰、焼却した下水汚泥の溶融スラグのいずれでもよい。また、廃棄物は、裸の状態でもよいが、移設の容易性の点からは、袋、箱等の容器に入れられたものであることが好ましい。
[i][ii]の本考案によれば、保管ボックスは、上下に分割して形成されているため、各ブロックに質量が分散されて各ブロックが小型、軽量になる。そのため、大型の運搬車両を使用しなくても小型の運搬車両で運搬できるようになるとともに、大型のクレーンを使用しなくても小型のクレーンで設置できるようになる。
実施例1の保管ボックスを示す斜視図である。 実施例1の保管ボックスを示す分解斜視図である。 (a)は、実施例1の保管ボックスを示す平面図、(b)は、正面図である。 (a)は、実施例1の保管ボックスを示す平面断面図、(b)は、正面断面図である。 実施例1の保管ボックスを設置する手順を(a)〜(f)に示す斜視図である。 実施例1の保管ボックスを設置する続きの手順を(g)(h)に示す正面断面図である。 実施例1の保管ボックスを段数を変えて設置した際を(a)〜(d)に示す斜視図である。 実施例2の保管ボックスを示す斜視図である。 (a)は、実施例2の保管ボックスを示す平面図、(b)は、正面図である。 (a)は、実施例2の保管ボックスを示す平面断面図、(b)は、正面断面図である。 (a)は、実施例3の保管ボックスを示す正面断面図、(b)は、実施例4の保管ボックスを示す正面断面図である。 (a)は、実施例5の保管ボックスに廃棄物が満杯になる前の廃棄物投入時を示す正面断面図、(b)は、満杯になった後の廃棄物保管時を示す正面断面図である。 (a)は、実施例6の保管ボックスに廃棄物が満杯になる前の廃棄物投入時を示す正面断面図、(b)は、満杯になった後の廃棄物保管時を示す正面断面図である。
図1〜図7に示す実施例1の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス1aは、水平方向に延びる底版部2と、該底版部2の外縁部から起立した四角枠状の周壁部3と、該周壁部3の上方開口を塞ぐ天版部5とからなり、次に示す底版ブロック20と、複数個の周壁ブロック30,30と、天版ブロック50とに分割形成されている。そして、各ブロックには、補強鉄筋(図示略)が埋設されている。また、この保管ボックス1aの内空には、遮水シート40が設けられている。
底版ブロック20は、プレキャストコンクリート製の四角板状のブロックであって、その上面には、外縁部から起立した四角枠状の周壁下部23が設けられている。その周壁下部23の四隅には、連結金具11の先端を螺着させるための連結金具螺着穴21が設けられている。この底版ブロック20の質量は、1.6t程度である。
そして、周壁下部23の上面は、最下段の周壁ブロック30の下面に次のようにして接合している。すなわち、周壁下部23の上面と最下段の周壁ブロック30の下面との互いに近接(当接を含む。部材精度の限界上、当接であっても空隙はできる。)した近接面の間にできる空隙が全て周壁部3の内面から外面まで一直線とならないように、周壁下部23の内縁に沿って上方に突設された内縁突起部pが、最下段の周壁ブロック30の下面の外縁に沿って下方へ突設された外縁突起部qの内側に嵌まるようにして接合している。この接合により、底版ブロック20と周壁ブロック30との間の空隙に放射線がかかっても必ずコンクリート部を通過して減衰するようになっている。また、底版ブロック20の周壁下部23の内縁突起部pがその外周側よりも上方へ突出していることから、周壁部3の外部から空隙に入った水は内縁突起部pを越えられず内縁突起部pの手前で止められる。そのため、雨水等の水が空隙から保管ボックス1aの内空に入り難くなっている。また、底版ブロック20と周壁ブロック30との間にはパッキン(図示略)が介装されている。そして、これらのことは、上下に並ぶ周壁ブロック30,30どうしの接合部、及び最上段の周壁ブロック30と天版ブロック50との接合部においても同様である。
各周壁ブロック30は、プレキャストコンクリート製の四角筒状のブロックであって、その四隅には、連結金具11を挿通させるための連結金具挿通孔31が設けられている。また、各周壁ブロック30の下端部には、外縁に沿って前述の外縁突起部qが突設され、上端部には、底版ブロック20の周壁下部23と同様、内縁に沿って内縁突起部pが形成されている。また、最上段の周壁ブロック30の辺方向中間部には、別の連結金具12の先端部を螺着させるための連結金具螺着穴32が設けられている。各周壁ブロック30の質量は、1.4t程度である。
遮水シート40は、保管ボックス1aの内空の内周面に沿って敷設されるシートであって、その内部には、角型フレキシブルコンテナバッグ45が入れられている。遮水シート40の材質は、特に限定されないが、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル等の樹脂や、ポリエチレン系エラストマー等のエラストマーを例示できる。また、遮水シート40として、防水性能及び吸着性能を持つ粘土鉱物(ベントナイト)をシート状に形成したものを用いることもできる。
天版ブロック50は、最上段の周壁ブロック30の開口を塞ぐプレキャストコンクリート製の四角板状のブロックであって、その四隅には、連結金具11を挿通させるための連結金具挿通孔31が設けられ、辺方向中間部には、別の連結金具12を挿通させるための別の連結金具挿通孔32が設けられている。また、天版ブロック50の略中央には、四角形の投入用開口部56が設けられている。投入用開口部56の一辺の長さは、周壁ブロック30の内縁の一辺の長さ以下であれば特に限定されないが、30〜100cmが好ましい。30cm未満では投入しにくくなり、100cmを超えると必要以上に大きくなるからである。この天版ブロック50の質量は、1.1t程度である。
以上に示した各ブロック20,30,30,50は、底版ブロック20の上に複数個の周壁ブロック30,30が積まれ、最上段の周壁ブロック30の上に天版ブロック50が積まれた状態で、連結金具11が、天版ブロック50の四隅の連結金具挿通孔51と周壁ブロック30,30の連結金具挿通孔31,31・・とに挿通されたのち、底版ブロック20の連結金具螺着穴21に螺着されることにより接続される。また、天版ブロック50と最上段の周壁ブロック30とについては、別の連結金具12が、天版ブロック50の辺方向中間部の別の連結金具挿通孔52に挿通されたのち、最上段の周壁ブロック30の連結金具螺着穴32に螺着させることにより連結強化される。
天版ブロック50の投入用開口部56には、投入用開口部56より一回り大きい防錆メッキ鋼板製の開閉蓋60の下方への突出部65が投入用開口部56に取り外し可能に嵌合しており、これにより、投入用開口部56が開閉可能となっている。その開閉蓋60は、金属板製の本体部61と、該本体部61内のコンクリート製の放射線遮蔽層62を形成するための空間Sと、該空間SにコンクリートCを注入するための注入口63と、取っ手64,64とを含み構成されている。そして、本体部61と投入用開口部56の周辺部との間には、防水パッキン(図示略)が介装されている。また、開閉蓋60は、本体部61の外縁部をボルト66,66・・で天版ブロック50に螺着できるようになっている。そのため、開閉蓋60は、投入用開口部56を閉じた状態で天版ブロック50に固定できる。
本実施例1の保管ボックス1aは、次の手順で設置する。
[1]まず、保管ボックス1aを、各ブロック20,30,30,50に分離した分離体の状態で設置個所の周辺に運んでから、図5(a)に示すように、設置個所に底版ブロック20を置く。
[2]次に、図5(b)に示すように底版ブロック20の周壁下部23の上に周壁ブロック30,30を必要な段数だけ積む。必要な段数は、設置個所の面積や廃棄物の量に応じて算出する。
[3]次に、図5(c)に示すように、底版ブロック20及び周壁ブロック30,30の内側に遮水シート40を設置する。その遮水シート40は、シート固定具34を用いて張る。すなわち、周壁ブロック30の内面の要所に埋設された、例えば雌ネジよりなるアンカー(図示略)には、金属円盤とその表面に付着された熱溶着材とを備えたシート固定具34が、例えばボルトにより固定されている。シート固定具34としては、例えばアーキヤマデ社製の商品名「IHディスク」を用いることができる。そして、遮水シート40を、シート固定具34の熱溶着材に溶着固定する。
[4]次に、図5(d)に示すように、最上段の周壁ブロック30の上に天版ブロック50を重ねてから、図5(e)に示すように、天版ブロック50と周壁ブロック30,30と底版ブロック20との四隅を連結金具11,11・・で連結する。また、それとともに、天版ブロック50と最上段の周壁ブロック30との辺方向中間部を別の連結金具12,12・・で連結する。
[5]次に、図5(f)に示すように、天版ブロック50の投入用開口部56から廃棄物を投入する。このとき、例えば、コミュニティ内又は個人単位で、放射性物質を含む土、雑草、農作物、漁獲物等の廃棄物(持ち運びが楽なように、重量30kg以下が好ましい。)を土嚢等の袋8,8・・に入れて回収し、開閉蓋60を開いて投入用開口部56から袋8,8・・を保管ボックス1a内に投入する。投入後は、開閉蓋60で投入用開口部56を閉じる。
[6]そして、保管ボックス1aの内空が満杯になった際には、図6(g)に示すように、注入口63から開閉蓋60の金属製の本体部61の内部の空間SにコンクリートCを注入する。これによって、図6(h)に示すように、開閉蓋60の金属製の本体部61の内部に、コンクリート製の放射線遮蔽層62が形成される。なお、この[6]の作業の代わりに、天版ブロック50を、投入用開口部56のないプレキャストコンクリート製の天版ブロックに付け替えてもよい。
本実施例1の保管ボックス1aによれば、次の[A]〜[G]の効果を得ることができる。
[A]底版部と周壁部とが一体形成された本体ブロックを有する従来の保管ボックスでは、その本体ブロックの運搬・設置に大型の運搬車両及び大型のクレーンが必要であったが、本実施例1では、その本体ブロックにあたる部分が底版ブロック20と複数段の周壁ブロック30,30とに分割されているため、各ブロックが小型、軽量になっている。そのため、大型の運搬車両を使用しなくても、分けて運べば小型の運搬車両で保管ボックス1aを運搬することができる。そのため、設置個所の周辺に狭い道しかない場合にも保管ボックス1aを設置できる。また、各ブロックが小型、軽量になっているため、大型のクレーンを使用しなくても、小型のクレーンやユニック車でも保管ボックス1aを設置することができる。そのため、設置個所の周辺に大型のクレーンの作業エリアを確保できない場合にも保管ボックス1aを設置できる。。
[B]図7(a)〜(d)に示すように、周壁ブロック30,30の組み上げ高さ(段数)を変えることにより、コミュニティから排出される汚染廃棄物の量に応じて保管ボックス1aの容量を組み替えることができる。
[C]従来の投入用開口部56のない保管ボックスでは、保管ボックス1aの内空に廃棄物を追加投入する度ごとに小型のクレーンやユニック車で天版ブロック50を開く必要があったが、本実施例1では、天版ブロック50に投入用開口部56及び開閉蓋60があるので、周壁ブロック30の上端に天版ブロック50を連結したままの状態で、人力で開閉蓋60を開いて投入用開口部56から保管ボックス1aの内空に廃棄物(袋8)を投入することができる。そのため、随時発生する少量の廃棄物を作業効率よく回収保管することができる。
[D]保管ボックス1aの内空に廃棄物(袋8)が満杯になった際には、上記[6]に示すように、開閉蓋60の内部の空間SにコンクリートCを注入するか、天版ブロック50を、投入用開口部56のないプレキャストコンクリート製の天版ブロックに付け替えるため、満杯になった後は、投入用開口部56及び開閉蓋60の部分から放射線が漏れ易くなるのを防止することができる。
[E]保管ボックス1aが満杯になった際には、天版ブロック50を開いて保管ボックス1aの内空の廃棄物を回収することも可能であり、回収ごみの要領で、保管ボックス1aを継続して長期間を利用できる。よって、廃棄物がコミュニティ内又は個人単位で取り扱われる場合であって、かつ、放射線量が比較的低い場合に、特に適している。
[F]底版ブロック20、周壁ブロック30,30及び天版ブロック50のコンクリート厚さに応じた減衰性能で放射線量を減衰させることができるため、廃棄物(袋8)を、放射線を遮蔽して安全に保管することができる。また、各ブロックの接合にあたって近接する箇所においても、空隙が曲がっているため、放射線を確実に遮蔽することができる。また、コンクリートの底版ブロック20、周壁ブロック30,30及び天版ブロック50は堅牢であるため、必要に応じて放射性物質を含む廃棄物を長期に保管することもできる。また、内部に保管する廃棄物の放射線量によって遮蔽構造を選択できるため、経済的な仕様となる。
[G]遮水シート40により、外部環境と水密に隔てることができるため、廃棄物からの放射性物質に汚染された浸出水の漏出を防止できる。また、コンクリート製の底版ブロック20、周壁ブロック30,30及び天版ブロック50が遮水シート40を保護するため、地震等があっても遮水シート40に亀裂が入りにくく、遮水性が維持される。また、遮水シート40が、シート固定具34の熱溶着材に溶着固定されるので、地震等があっても遮水シート40のずれや剥離が起こらず、信頼性が高い。
図8〜10に示す本実施例3の保管ボックス1bは、実施例1の保管ボックス1aと比較して、天版ブロック50に投入用開口部56及び開閉蓋60がなく、代わりに、周壁ブロック30,30・・に投入用開口部37及び開閉蓋70がある点で相違し、その他の点で同様である。
詳しくは、上下に並ぶ2つの周壁ブロック30,30の正面の略中央には、双方に跨って四角形の投入用開口部37が設けられている。その投入用開口部37の縁に、防錆メッキ鋼材を四角枠状に接合してなるフレーム77が取り付けられ、フレーム77の対向する二辺に二枚の開閉蓋70,70が蝶番により蝶着され、開閉蓋70,70を観音開きすることにより投入用開口部37が開閉可能となっている。
各開閉蓋70は、金属板(防錆メッキ鋼板)製の本体部71と、該本体部71内の空間にコンクリートCが注入されてなる放射線遮蔽層72と、取っ手74,74とを含み構成されている。そして、両開閉蓋70,70は、投入用開口部37を閉じた状態で施錠できるようになっている。また、フレーム77と投入用開口部37の周辺部との間、及びフレーム77と開閉蓋70,70の外縁部との間には、防水パッキン(図示略)が介装されている。
本実施例2によれば、実施例1に記載の[A][B][E][F][G]の効果と、次の[C2][D2]の効果を得ることができる。
[C2]従来の投入用開口部37のない保管ボックスでは、保管ボックス1bの内空に廃棄物を追加投入する度ごとに小型のクレーンやユニック車で天版ブロック50を開く必要があったが、本実施例1では、周壁ブロック30に投入用開口部37及び開閉蓋70,70があるので、周壁ブロック30の上端に天版ブロック50を連結したままの状態で、人力で開閉蓋70,70を開いて投入用開口部37から保管ボックス1bの内空に廃棄物(袋8)を投入することができる。そのため、随時発生する少量の廃棄物を作業効率よく回収保管することができる。
[D2]開閉蓋70,70に放射線遮蔽層72,72があるため、該開閉蓋70,70から放射線が漏れ易くなる心配がない。また、本実施例2では、開閉蓋70,70を上方にではなく前方に開くため、このように開閉蓋70,70の内部にコンクリート製の放射線遮蔽層72,72が形成されて開閉蓋70,70が重くなった場合にも、開閉蓋70,70を人力で開くことができる。
図11(a)に示す本実施例3の保管ボックス1cは、実施例2の保管ボックス1bと比較して、底版ブロック20がその外縁部に周壁下部23を備えない点、すなわち、底版ブロック20が、底版部2のみ含み、周壁部3の下部を含まない点で相違し、その他の点で同様である。本実施例3によっても、実施例2と同様、[A][B][C2][D2][E][F][G]の効果を得ることができる。
図11(b)に示す本実施例4の保管ボックス1dは、実施例2の保管ボックス1bと比較して、天版ブロック50がその外縁部に下方に突出した周壁上部53を備えていない点、すなわち、天版ブロック50が、天版部5と周壁部3の上部とを含み構成されている点で相違し、その他の点で同様である。本実施例4によっても、実施例2と同様、[A][B][C2][D2][E][F][G]の効果を得ることができる。
図12に示す本実施例5の保管ボックス1eは、実施例1の保管ボックス1aと比較して、天版ブロック50がコンクリート製ではなく金属製である点、開閉蓋60が、コンクリート製の放射線遮蔽層62もその層を形成するための空間Sも含まない点、及び保管ボックス1eの内空が満杯になった後には、[6]の作業の代わりに、金属製の天版ブロック50を投入用開口部56及び開閉蓋60のないプレキャストコンクリート製の天版ブロック50’に付け替える点で相違し、その他の点で同様である。本実施例5によっても、実施例1と同様、[A]〜[G]の効果を得ることができる。
図13に示す本実施例6の保管ボックス1fは、実施例1の保管ボックス1aと比較して、天版ブロック50が投入用開口部56及び開閉蓋60を有しない点で相違し、その他の点で同様である。よって、本実施例6では、天版ブロック50を取り付ける前に、保管ボックス1fの内側に廃棄物(袋8)を満杯になるまで投入してから、天版ブロック50を取リ付ける。本実施例6によれば、実施例1に記載の[A][B][E][F][G]の効果を得ることができる。
なお、本考案は前記実施例の構成に限定されず、考案の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
1a 保管ボックス(実施例1)
1b 保管ボックス(実施例2)
1c 保管ボックス(実施例3)
1d 保管ボックス(実施例4)
1e 保管ボックス(実施例5)
1f 保管ボックス(実施例6)
2 底版部
3 周壁部
5 蓋部
8 袋(廃棄物)
11 連結金具
12 連結金具
20 底版ブロック
30 周壁ブロック
37 投入用開口部
40 遮水シート
50 蓋ブロック
56 投入用開口部
60 開閉蓋
61 開閉蓋の本体部
62 開閉蓋の放射線遮蔽層
63 開閉蓋の注入口
70 開閉蓋
71 開閉蓋の本体部
72 開閉蓋の放射線遮蔽層

Claims (16)

  1. 底版部と周壁部と天版部とを含む保管ボックスであって、保管ボックスは、上下に分割して形成された少なくとも2個のプレキャストコンクリート製のブロックを積んで構築され、相対的に低質量のブロックに対する相対的に高質量のブロックの質量比が1〜2である2個のブロックを含むことを特徴とする放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  2. 底版部と周壁部と天版部とを含む保管ボックスであって、保管ボックスは、上下に分割して形成された、底版部を含む1個のプレキャストコンクリート製の底版ブロックと、周壁部のみを構成する少なくとも1個のプレキャストコンクリート製の周壁ブロックと、天版部を含む1個のプレキャストコンクリート製の天版ブロックとを積んで構築されることを特徴とする放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  3. 底版ブロックは、底版部のみを構成するものである請求項2記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  4. 底版ブロックは、底版部と周壁部の下部とを構成するものである請求項2記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  5. 天版ブロックは、天版部のみを構成するものである請求項2、3又は4記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  6. 天版ブロックは、天版部と周壁部の上部とを構成するものである請求項2、3又は4記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  7. 底版ブロックと周壁ブロックと天版ブロックとは、相対的に低質量のブロックに対する相対的に高質量のブロックの質量比が1〜2である2個のブロックを含む請求項2〜6のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  8. 底版ブロックと周壁ブロックと天版ブロックとは、最低質量のブロックと最高質量のブロックとの質量比が1〜2である請求項2〜6のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  9. 上下のブロックの互いに近接した近接面の間にできる空隙は、全て、ボックスの内面から外面まで一直線とならないようにその途中で曲がっている請求項2〜8のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  10. 積まれた少なくとも上下に隣接する2つのブロックが連結金具により連結される請求項2〜9のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  11. 積まれた全てのブロックが連結金具により連結される請求項2〜10のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックスを、各ブロックに分離した保管ボックスの分離体。
  13. 保管ボックスの内面に沿って遮水シートが敷設された請求項1〜11のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  14. 周壁部に、放射性物質を含む廃棄物を投入するための投入用開口部と、該投入用開口部を開閉する開閉蓋とが設けられた請求項1〜11のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  15. 天版部に、放射性物質を含む廃棄物を投入するための投入用開口部と、該投入用開口部を開閉する開閉蓋とが設けられた請求項1〜11のいずれか一項に記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
  16. 保管ボックスの内空が満杯になった後に前記天版部に代わって付け替えるための、投入用開口部及び開閉蓋のないプレキャストコンクリート製の天版ブロックを備えた請求項15記載の放射性物質を含む廃棄物の保管ボックス。
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