JP6111032B2 - コンクリート製ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート製ボックス、より詳しくは、除染作業で出た草木や土等、又は、産業廃棄物等の放射性物質を含有するものを内部に収納して保管するコンクリート製ボックスに関する。
除染作業で出た草木や土等を保管しておくための中間保管用ボックスの開発が期待されている。
この中間保管用ボックスとして、周壁を構成する側板部材と、該側板部材の底部に設けた底板部材とを、コンクリートで一体に打設して形成された本体部と、この本体部の上部開口部を、開閉するための蓋部材とで構成されたものが市販されている。
前記従来の中間保管用ボックスは、側板部材と、該側板部材の底部に設けた底板部材とを、コンクリートで一体に打設して形成されているために、中間保管が終了した後に、解体するのに手間がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、解体・組み立てが容易なコンクリート製ボックスを提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、除染作業で出た草木や土等、又は、産業廃棄物等の放射性物質を含有する物を内部に収納して保管するコンクリート製ボックスであって、
隣接する側板部材相互を取り外し可能に連結して周壁を構成する4枚の側板部材と、該側板部材の上部に取り外し可能に連結される蓋部材と、前記側板部材の底部に取り外し可能に連結される底板部材とで構成され、
前記蓋部材と、側板部材と、底板部材を、プレキャストコンクリートで形成したコンクリート製ボックスにおいて、
前記複数のコンクリート製ボックスを、その側板部材同士が近接するようにして配置した際に、
連結板を、隣り合う蓋部材の上面間に架設して、隣接するコンクリート製ボックス同士を連結することができるようにし、
前記蓋部材の中心部に凹部を形成し、前記底板部材の4隅に凸部を形成し、
前記複数のコンクリート製ボックスを、上下に互い違いとなるように、積み上げる際に、前記蓋部材の凹部と、前記底板部材の凸部とを係合させることができるようにしたことを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、隣接する部材同士の接合部において、一方の部材の接合端部に係合凸部を設け、他方の部材の接合端部に係合凹部を形成し、この係合凸部と係合凹部を係合した際に、接合部において内外方向への貫通空間が存在しないこと特徴とするものである。

請求項記載の発明は、請求項1又は記載の発明において、前記コンクリート製ボックスを上下に積み上げた際に、前記蓋部材の上面と前記底板部材の底面とが相互に係合することにより、相互のずれを抑制するようにしたことを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記コンクリート製ボックスを上下に積み上げた際に、前記蓋部材の上面と前記底板部材の底面との間に、フォークリフトのフォークを挿入することができる空間が形成されるようにしたことを特徴とするものである。
本発明のコンクリート製ボックスは、蓋部材と側板部材と底板部材をプレキャストコンクリートで形成し、この蓋部材と側板部材と底板部材を、隣接する部材相互に取り外し可能に連結できるようにしたことにより、コンクリート製ボックスを、容易に組み立て、分解することができる。そのため、放射性物質を含有する物の保管が終了した後に、そのコンクリート製ボックスを容易に解体することができる。また、保管が終了した後に、そのコンクリート製ボックスを、地中に埋設してその上に道路を敷設したり、波消しブロックとして用いたり、水中に敷設してケーソンや漁礁として用いる等、また、解体した部材を、道路の路板や、護岸の一部として用いたり等して様々に再利用することができる。また、解体した構成部材の保管場所を少なくすることができる。
本発明の実施例1に係るコンクリート製ボックスの上方から見た斜視図。 図1の下方から見た斜視図。 図1の状態から蓋部材を取り外した状態の斜視図。 図1の正面図。 図1の上面図。 図1の底面図。 本発明の実施例1に用いる蓋部材の底面図。 図7のA−A線断面図。 蓋部材と側板部材の連結部を示す拡大断面図。 図3の上面図。 本発明の実施例1に用いる側板部材の連結部の拡大断面図。 図10の部分拡大図。 図1のコンクリート製ボックスを積み上げた状態の正面図。 本発明の実施例2に係るコンクリート製ボックスを横方向に隣接配置した状態で連結した状態の上面図。 本発明の実施例3に係るコンクリート製ボックスの上方から見た斜視図。 本発明の実施例4に係るコンクリート製ボックスの一例の上方から見た斜視図。 図16の下方から見た斜視図。 図16のコンクリート製ボックスを積み上げた状態の斜視図。 図16のコンクリート製ボックスを上下に互い違いとなるように積み上げた状態の斜視図。
本発明を実施するための形態を図に基づいて説明する。
[実施例1]
図1乃至図13は本発明の実施例1を示す。
図1は、コンクリート製ボックス(以下、ボックスともいう)1の上方から見た斜視図、図2は図1の下方から見た斜視図である。該ボックス1は、蓋部材2と、4枚の側板部材3と、底板部材4を有し、この蓋部材2と側板部材3と底板部材4は、プレキャストコンクリートで形成されている。
前記蓋部材2の本体部2aは、図1,5に示すように、板状に形成され、その中央部には、横断面が略正方形の投入穴7が形成されている。該投入穴7は、図8に示すように、上方(外側)に設けた大径部7aと、該大径部7aの下方(内側)に設けた小径部7bで構成されている。前記大径部7aの周壁は、その内径が外側から内側にかけて略同じとなるように形成されている。前記小径部7bの周壁は、その内径が、内側ほど縮径するテーパ状に形成されている。
また、投入穴7の周縁7cは、本体部2aより上方(外側)に突出するように形成されている。この投入穴7の周縁7cは、図1,5に示すように、横断面形状が略正方形に形成され、また、図8に示すように、その外側面は、外側ほど縮径するテーパ状に形成されている。
前記蓋部材2における本体部2aの4辺の各辺には、図1,5に示すように、夫々2個の凸部9,9が設けられ、各凸部9の外側面と本体部2aの側面は、面一となるように形成されている。各凸部9の高さは、図4,8に示すように、投入穴7の周縁7cの高さより低く設定されている。凸部9の幅L1は、図13に示すように、フォークリフトのフォーク30の幅よりも大きく設定されている。また、各辺における2つの凸部9と9の間で形成される嵌合空間22の横幅は、後述する底板部材4の第2凸部24の横幅よりも若干大きく設定されている。
前記各凸部9には、取付穴9aが上下方向に貫通形成されている。
前記蓋部材2の裏面10の外周部には、図7,8に示すように、その周方向の全周に亘って係合凹部10aが、ロ字状に形成されている。
前記4枚の側板部材3は、図3,10に示すように、2枚の第1側板部材3aと、この第1側板部材3aよりも横幅が短い、2枚の第2側板部材3bで構成されている。そして、前記2枚の第1側板部材3aを対向するように配置し、両第1側板部材3a,3aの一方の端部間と、他方の端部間に第2側板部材3b,3bが設けられている。
前記第1側板部材3aの両側端部には、図3,11に示すように、夫々、上下に2箇所、外側に開口する座彫り12が形成されている。該座彫り12の底部には、取付穴13が表裏方向に貫通形成されている。また、座彫り12の底部には、図11に示すように、プレート14が埋設されている。
前記第2側板部材3bの長手方向の両側端面には、前記第1側板部材3aの取付穴13に対応した位置に、外側に開口するようにナット11が埋設されている。前記第1側板部材3aの座彫り12から、プレート14を通じて取付け穴13内に、ボルト15を挿通し、前記第2側板部材3bのナット11に螺合することにより、第1側板部材3aと第2側板部材3bとを取り外し可能に連結することができる。
前記側板部材3a,3bの上端部には、図3,10に示すように、前記蓋部材2の取付穴9aに対応した位置に、上側が開口するナット16が埋設されている。蓋部材2の取付穴9a内にボルト(図示せず)を挿通し、前記側板部材3a,3bのナット16に螺合することにより、蓋部材2を、側板部材3a,3bに対して取り外し可能に取付けることができるようになっている。
前記側板部材3a,3bの各下端部には、前記ナット16と略同軸上に位置して、下側が開口するナット(図示せず)が埋設されている。
前記側板部材3b,3bの各上端面と各下端面には、図9に示すように、上方に突出する係合凸部20が、各側板部材3b,3bの長手方向全体に亘って設けられている。より詳しくは、側板部材3b側の係合凸部20の両端は、側板部材3bの両端側に達するが、側板部材3a側の係合凸部20の両端は、側板部材3aの両端側には達せず、側板部材3bにおける係合凸部20の両側端と対向する位置まで形成されている。この係合凸部20は、前記蓋部材2の係合凹部10a又は後述する底板部材4の係合凹部に係合する形状に形成されている。
前記係合凸部20の内側面と係合凹部10aの内側面との間には、図3,9,10に示すように、止水材21が設けられている。本実施例では、止水材21として、セシュウムを吸着するベントナイトを主成分とする止水材を用いた。
前記第1側板部材3aの内側面の両端部には、図12に示すように、上下方向全体に亘って、係合凹部25が設けられている。また、前記第2側板部材3bの長手方向の両側端部には、図12に示すように、上下方向全体に亘って、前記係合凹部25と係合する係合凸部26が設けられている。前記係合凸部26の内側面と係合凹部25の内側面との間には、図12に示すように、止水材28が設けられている。本実施例では、止水材28として、セシュウムを吸着するベントナイトを主成分とする止水材を用いた。
前記底板部材4の本体部4aは、図1〜3に示すように、板状に形成され、該本体部4aの4隅には、下方に突出する第1凸部23が設けられている。該第1凸部23の幅L2は、図13に示すように、前記蓋部材2の凸部9の外側面と、蓋部材2の本体部2aの外周面との距離L3と同じか、若干小さく設定されている。
前記隣接する第1凸部23と23の間には、第2凸部24が設けられている。第1凸部23と第2凸部24間で形成される嵌合空間41の幅L4は、前記蓋部材2の凸部9の幅L1と同じか、若干広く設定されている。前記第1凸部23と第2凸部24の下面は、面一となるように設定されている。
前記第1凸部23と第2凸部24の高さL5は、前記蓋部材2の投入穴7の周縁7cの高さよりも高く、かつ、図13に示すようにボックス1、1を積み上げた際に、蓋部材2と底板部材4との間に、フォークリフトのフォーク30が挿入できる空間31が形成される高さに設定されている。空間31は、底板部材4の前後方向に貫通するように2個、左右方向に貫通するように2個設けられている。
各第2凸部24には、図2,6に示すように、外側と下側に開口する切欠33が設けられている。
また、ボックス1、1を積み上げた際に、前記対向する第2凸部24と24の間には、前記蓋部材2の投入穴7の周縁7cが位置できるようになっている。
前記底板部材4の外周部における第1凸部23と第2凸部24との間には、図6に示すように、下側に開口する座彫り35が形成されている。すなわち、各辺に夫々2箇所、座彫り35が設けられている。この座彫り35の上部には、取付穴(図示せず)が貫通形成されている。また、座彫り35の底部には、前記座彫り12と同様に、その上部にはプレート35aが埋設されている。
前記底板部材4の座彫り35内の取付け穴に、ボルト36を挿通し、前記側板部材3a,3bの下部に埋設したナットに螺合することにより、底板部材4と、側板部材3a,3bを取り外し可能に連結することができる。
前記底板部材4の上面には、前記蓋部材2の係合凹部10aと同様の係合凹部(図示せず)が形成されている。
次に、ボックス1の使用方法について説明する。
図3に示すように、側板部材3a,3bと底板部材4を組み立て内部に収納室45を形成した後に、その内部にフレキシブルコンテナバックや防水性のある袋等を収納する。その後、図1に示すように、蓋部材2を側板部材3a,3bの上部に取り付ける。
隣接する部材同士を接合する際に、その接合部の止水材21,28が内側にはみ出していることを確認することで、各接合部において、止水性が確保されていることを視認することができる。
そして、投入穴7より、前記収納されたフレキシブルコンテナバック等に、除染作業で出た草木や土等、又は、産業廃棄物などの放射性物質等を含有する物を投入する。なお、投入穴7より内部に物を投入する作業を行わない際には、投入穴7を鉄板等の蓋により閉塞しておくとよい。
そして、内部に収納物が所定量集まった時点で、投入穴7を鉄板やコンクリート部材等の蓋で閉塞して、収納物を封入し、ボックス1の収納物を保管する。
または、側板部材3a,3bと底板部材4を組み立てた後に、その内部に、除染作業で出た草木や土等、又は、産業廃棄物などの放射性物質等を含有する物を収納したフレキシブルコンテナバックや防水性のある袋等を収め、その後、上記と同様に蓋部材2を取付け、投入穴7を鉄板やコンクリート部材等の蓋により封入して、ボックス1の収納物を保管する。
本実施例のコンクリート製ボックス1は、前記のように構成されていることにより、次のような作用、効果を奏する。
蓋部材2と側板部材3a,3bと底板部材4を隣接する部材相互において取り外し可能に連結できるようにしたことにより、ボックス1を容易に組み立て、分解することができる。そのため、放射性物質等を含有する物の保管が終了した後に、ボックス1を容易に解体することができる。また、保管が終了した後に、そのコンクリート製ボックス1を、地中に埋設してその上に道路を敷設したり、波消しブロックとして用いたり、水中に敷設してケーソンや漁礁として用いる等、また、解体した構成部材を、道路の路板や、護岸の一部として用いたり等して様々に再利用することができる。また、解体した構成部材の保管場所を少なくすることができる。
隣接する部材同士において、その接合部の一方の端部に係合凸部を設け、他方の端部に係合凹部を設け、この係合凸部と係合凹部を接合部の全体に亘って設け、相互に係合するようにしたことにより、各接合部において内外方向の貫通空間が存在しない。これにより、ボックス1内に放射性物質等を収納した際に、コンクリート部材である蓋部材2、側板部材3a,3b、底板部材4でガンマ線のエネルギーを遮蔽するとともに、各接合部からガンマ線が外部に漏出することを抑制することができる。
隣接する部材同士の接合部に止水材21,28を設けたことにより、隣接する部材同士を連結した際に、その接合部の止水材21,28が内側にはみ出していることを確認することで、各接合部において、止水性が確保されていることを視認することができる。
収納物をフレキシブルコンテナバック等の防水性のある袋に収納することにより、袋内の水分に溶けた放射性物質等が、袋外に漏出することを抑制できるとともに、袋外の水分が袋内に浸水することを抑制できる。これにより、ボックス1のコンクリートの内面に付着する放射性物質等を減少させ、保管後のコンクリート部材の廃棄・再利用が容易となる。
蓋部材2の本体部2aには凸部9と嵌合空間22を設け、底板部材4の本体部4aには、第1凸部23と第2凸部24と嵌合空間41を設けて、ボックス1を積み上げた際に、図13に示すように、嵌合空間22に第2凸部24が嵌合係止し、嵌合空間41に凸部9が嵌合係止して、蓋部材2と底板部材4とが相互に係合することにより、ボックス1を載置した地盤の沈みこみや、地震等により、積み上げたボックス1,1の相互の位置がずれることを抑制するとともに、上方のボックス1の落下を抑制することができる。
ボックス1,1を、図13に示すように積み上げた際に、その蓋部材2と底板部材4との間に、フォークリフトのフォーク30を挿通できる空間31を、前後方向と左右方向に夫々2箇所設けたことにより、積み上げるボックス1,1間にあて木等をする必要がなく、ボックス1を直接、積み上げることができる。また、前後方向と左右方向に空間31を設けたことにより、ボックス1の何れの面からも、フォークリフトのフォーク30を挿入することができる。
なお、ボックス1内に収納するものの含水率が低い場合には、止水材21は設けなくてもよい。
[実施例2]
図14は本発明の実施例2を示す。
本実施例2は、前記実施例1のボックス1を複数個、側壁同士が近接するようにして、横方向(水平方向)に隣接載置した際に、図14に示すように、隣接するボックス1,1同士を連結するようにしたものである。
蓋部材2における、各辺の前記凸部9と9間にはナット(図示せず)が、上方が開口するように埋設されている。そして、両端部に取付穴41aを設けた連結板41を用い、この取付穴41aを凸部9、9間のナットに合致させて、その連結板41を両ボックス1,1間に架設し、ボルト42を取付穴41aに挿通して、凸部9、9間のナットに螺合することにより、隣接するボックス1,1同士を連結する。
なお、連結板41以外にも、隣接するボックス1,1同士を連結することができれば、ワイヤー等の任意の連結部材を用いることができる。
その他の部材は、前記実施例1と同様であるので、前記と同様の符号を付して説明を省略する。
また、本実施例2においても、前記実施例1と同様の作用、効果を奏する。
本実施例2においては、更に、複数のボックス1を側壁同士が近接するようにして、横方向に配置し、相互を連結することにより、前記実施例1と比較して、ボックス1を積み上げた場合に、地盤の沈みこみや、地震等が起きた際の安定度が増して、ボックス1相互のずれをより抑制することができるため、ボックス1の積み上げる段数をより高くすることができる。
[実施例3]
図15は本発明の実施例3を示す。
前記実施例1,2では、蓋部材2に投入穴7を設けたが、この投入穴7は図15に示すように設けなくてもよい。
その他の部材は、前記実施例1、2と同様であるので、前記と同様の符号を付して説明を省略する。
また、本実施例3においても、前記実施例1、2と同様の作用、効果を奏する。
[実施例4]
蓋部材2の上面形状と、底板部材4の下面形状は、相互に係合するとともに、ボックス1,1を積み上げた際に、その間にフォークリフトのフォーク30を挿通できる空間が形成されていれば、前記実施例1乃至3のものに限定されず、任意の形状とすることができる。
例えば、図16〜19に示すようなボックス51とすることができる。
このボックス51では、その蓋部材2の本体部2aの上面の中央部には、ロ字状の凸部52を設け、その中心部は凹部53が形成されている。凹部53の底面は、本体部2aの上面と略同一面上に位置するように設定されている。
底板部材4の本体部4aの裏面には、図17に示すように、その中央部に前記蓋部材2の凹部53に嵌合係合することができる第1凸部55が形成されている。また、底板部材4の四隅には第2凸部56が形成されている。
この第2凸部56は、基部56aと、該基部56aの下面から突出する係合部56bで構成されている。係合部56bと第1凸部55の下面は、面一となるように形成されている。
図18に示すように、ボックス1を上下に積み上げた際には、底板部材4の第1凸部55が、蓋部材2の凹部53に嵌合係合するとともに、第1凸部55と、第2凸部の係合部56bとの下面が、蓋部材2の本体部2bに当接することにより、ボックス1を安定して積み上げることができる。
また、図19に示すように、ボックス1を上下に互い違いになるように積み上げた際に、第2凸部56の係合部56bが、前記蓋部材2の凹部53と係合するとともに、第2凸部56の基部56aが、蓋部材2の凸部52の上面に載置されるようになっている。また、第1凸部55と、第2凸部の係合部56bとの下面が、蓋部材2の本体部2bに当接することにより、ボックス1を、安定して、互い違いに積み上げることができる。
このように、ボックス51は、図19に示すように、ボックス1を上下に互い違いになるように積み上げた際にも、蓋部材2と底板部材4とが相互に係合し、地盤の沈みこみや、地震等により、積み上げたボックス1,1の相互の位置がずれることを抑制できる。
第1凸部55の外周面と、第2凸部の内側面との間に、フォークリフトのフォークを挿通できる空間が形成されている。
その他の部材は、前記実施例1乃至3と同様であるので、同様の符号を付して説明を省略する。
また、本実施例4においても、前記実施例1乃至3と同様の作用、効果を奏する。
1 コンクリート製ボックス
2 蓋部材
3a,3b 側板部材
4 底板部材
10a,25 係合凹部
20,26 係合凸部
31 空間

Claims (4)

  1. 除染作業で出た草木や土等、又は、産業廃棄物等の放射性物質を含有する物を内部に収納して保管するコンクリート製ボックスであって、
    隣接する側板部材相互を取り外し可能に連結して周壁を構成する4枚の側板部材と、該側板部材の上部に取り外し可能に連結される蓋部材と、前記側板部材の底部に取り外し可能に連結される底板部材とで構成され、
    前記蓋部材と、側板部材と、底板部材を、プレキャストコンクリートで形成したコンクリート製ボックスにおいて、
    前記複数のコンクリート製ボックスを、その側板部材同士が近接するようにして配置した際に、
    連結板を、隣り合う蓋部材の上面間に架設して、隣接するコンクリート製ボックス同士を連結することができるようにし、
    前記蓋部材の中心部に凹部を形成し、前記底板部材の4隅に凸部を形成し、
    前記複数のコンクリート製ボックスを、上下に互い違いとなるように、積み上げる際に、前記蓋部材の凹部と、前記底板部材の凸部とを係合させることができるようにしたことを特徴とするコンクリート製ボックス。
  2. 隣接する部材同士の接合部において、一方の部材の接合端部に係合凸部を設け、他方の部材の接合端部に係合凹部を形成し、この係合凸部と係合凹部を係合した際に、接合部において内外方向への貫通空間が存在しないこと特徴とする請求項記載のコンクリート製ボックス。
  3. 前記コンクリート製ボックスを上下に積み上げた際に、前記蓋部材の上面と前記底板部材の底面とが相互に係合することにより、相互のずれを抑制するようにしたことを特徴とする請求項1又は記載のコンクリート製ボックス。
  4. 前記コンクリート製ボックスを上下に積み上げた際に、前記蓋部材の上面と前記底板部材の底面との間に、フォークリフトのフォークを挿入することができる空間が形成されるようにしたことを特徴とする請求項記載のコンクリート製ボックス。
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