JP3177030U - 汚染廃棄物格納庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート部材の接合部からの放射線の漏洩抑えることができる汚染廃棄物格納庫を提供する。
【解決手段】汚染廃棄物格納庫10は、複数のボックスカルバート12を順次に接合し、ボックスカルバート12群の両端開口部の上下に接合される妻壁スラブ19.20で閉塞されている。この各ボックスカルバート12同士の接合部および妻壁スラブ19.20の接合部は、汚染廃棄物に含まれる放射性物質の放射線を遮蔽する遮蔽構造となっている。この遮蔽構造は、接合対象間で互いに接合可能な段差形状に形成されている。
【選択図】図3

Description

本考案は、放射性物質を含む下水道汚泥、除染のために削ぎ取った土壌、間伐材、除草、焼却灰などの汚染廃棄物を格納して保管するコンクリート製の汚染廃棄物格納庫に関する。
福島第一原子力発電所の事故により、東北地方・関東地方の下水処理場の下水汚泥や同地方で除染のために削ぎ取った土壌、間伐材、除草、焼却灰などからセシウム137やストロンチュウム90などの放射性物質が検出されている。この放射性物質を含む汚染廃棄物はリサイクルができず、通常の産廃処理施設では処理もできない。
そこで、現在のところ汚染廃棄物は、コンクリート製の汚染廃棄物格納庫に仮置きして保管されている。図10および図11に基づき非特許文献1の汚染廃棄物格納庫1の概略を説明すれば、分割製造された複数のL型擁壁2・遮水シート3・妻壁スラブ4・複数のコンクリート蓋パネル5を用いて施工現場で構築されている。
すなわち、基礎6上に各L型擁壁2を対向させて幅方向Hに沿って順次接合させ、汚染廃棄物を詰め込んだ大型土嚢7を内部に搬入し、遮水シート3を巻いて両サイドの開口部を妻壁スラブ4で閉塞する。その後にコンクリート蓋パネル5群を上端開口部に設置して閉塞することにより、コンクリート擁壁内に汚染廃棄物が仮置きされている。
"タイプI U型保管施設"、[online]、汚染廃棄物仮置施設研究会、[平成23年3月2日検索]、インターネット<URL:http://isrw.biz/pg37.html>
しかしながら、コンクリート製品は放射線の遮蔽効果が高いものの、従来の汚染廃棄物格納庫1は、幅方向Hに沿ってL型擁壁2を接合しているため、L型擁壁2の接合部から放射線が大量に漏れ出すおそれがある。これでは仮置きによる放射線量の減衰効果が期待できず、汚染廃棄物を安全に保管することができなくなってしまう。
本考案は、上述のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、汚染廃棄物格納庫を構成するコンクリート部材の接合部からの放射線の漏洩抑えることを解決課題としている。
そこで、本考案は、複数のコンクリート部材の接合により構築されて放射性物質を含む汚染廃棄物を内部に格納する汚染廃棄物格納庫において、コンクリート部材の接合部を、汚染廃棄部に含まれる放射性物質の放射線を遮蔽する遮蔽構造に形成した。
この考案の一態様としては、複数の暗渠ブロックを順次に接合した暗渠ブロック群と、暗渠ブロック群の両端開口部を閉塞する上下に接合される複数の妻壁ブロックとを備え、内部に放射性物質を含む汚染廃棄物を格納する汚染廃棄物格納庫において、前記各ブロックの接合部を、汚染廃棄物に含まれる放射性物質の放射線を遮蔽する遮蔽構造に形成したものが挙げられる。
また、他の態様としては、複数の開渠ブロックを順次に接合した開渠ブロック群と、開渠ブロック群の両端開口部に接合される妻壁ブロックと、暗渠ブロック群の上端開口部を閉塞する複数の天板ブロックとを備え、内部に放射性物質を含む汚染廃棄物を格納する汚染廃棄物格納庫において、前記各ブロックの接合部を、汚染廃棄物に含まれる放射性物質の放射線を遮蔽する遮蔽構造に形成したものが挙げられる。
なお、前記遮蔽構造の一態様としては、接合対象のブロック間で互いに接合可能な段差形状が挙げられる。
本考案によれば、汚染廃棄物格納庫を構成するコンクリート部材の接合部からの放射線の漏洩を抑えることができる。
本考案の第1実施形態に係る汚染廃棄物格納庫の内視図。 同 A−A断面図。 同 B−B断面図。 (a)は図3中のQ部の接合詳細(接合前)を示す拡大図、(b)は同接合詳細(接合後)を示す拡大図。 (a)は図1中のP部の接合詳細(接合前)を示す拡大図、(b)は同接合の詳細(接合後)を示す拡大図。 本考案の第2実施形態に係る汚染廃棄物格納庫の平面図。 同 C−C断面図。 同 D−D断面図。 (a)は図6中のR部の接合詳細を示す拡大図、(b)は図8中のT部の接合詳細を示す拡大図、(c)は図7中のS部の接合詳細を示す拡大図。 従来の汚染廃棄物格納庫の斜視図。 図10の縦断面図。
≪第1実施形態≫
以下、図1〜図5に基づき本考案の第1実施形態に係る汚染廃棄物格納庫を説明する。この格納庫10内には、セシウム137やストロンチュウム90に代表される放射性物質を含む下水道汚泥や除染のために削ぎ取った土壌・間伐材・除草・焼却灰などの汚染廃棄物を詰め込んだ複数のドラム缶(土嚢でもよい。)11が格納されて保管(仮置きを含む。)されている。
具体的には前記格納庫10は、図1に示すように、分割製造されたプレキャストコンクリート製の複数のボックスカルバート(暗渠ブロック)12を施工現場にて前後方向(図1中のB−F)に順次に接合したボックスカルバート12群と、ボックスカルバート12群の両端開口部にボルト21をもって接続されて該開口部を閉塞する上下の妻壁スラブ(妻壁ブロック)19.20とを有している。ここではボックスカルバート12群内にドラム缶11群を搬入した後に妻壁スラブ19.20によりボックスカルバート12群の両端開口部が閉塞される。
各ボックスカルバート12は、図2に示すように、ボックス状に形成され、上下一対の底版ブロック16・頂版ブロック17と、該両ブロック16.17の側端部間を連結する左右一対の側壁ブロック18とを有している。ここでは各ボックスカルバート12の底壁ブロック16同士・頂版ブロック17同士・側壁ブロック18同士がそれぞれ順次に接合されている。このとき前記各ブロック16〜18の前後端部(B側端部・F側端部)の接合部は、汚染廃棄部に含まれる放射性物質の放射線を遮蔽する遮蔽構造に形成されている。この遮蔽構造は、接合対象の前記ブロック16〜18間で互いに接合可能な段差形状からなり、下側の妻壁スラブ19と上側の妻壁スラブ20との接合部にも形成されている。以下、各接合部の遮蔽構造を説明する。
(1)前記ブロック16.17の接合部
底壁ブロック16および頂版ブロック17の接合部は、それぞれ対称の段差形状の遮蔽構造に形成されている。この段差形状は、前記各ブロック16.17の前後端部でも対称形に形成されている。
図4(a)(b)に基づき前記段差構造を説明する。図4(a)(b)は、図3中のQ部の接合詳細、即ち前後方向に接合される頂版ブロック17の段差形状を示している。図4(a)(b)中、17aは頂版ブロック17の後端部(B側)に形成された接合部(受口)の段差形状の詳細を示し、17bは頂版ブロック17の前端部(F側)に形成された接合部(差口)の段差形状の詳細を示している。
ここでは接合部17aは、図4(a)に示すように、内側に突出部22が形成され、接続面に内外の段差面23.24と両段差面23.24間の傾斜面25とを有している。一方、接合部17bは接合部17aと対称形状、即ち外側に突出部26が形成され、接合部17aと反対の段差面27.28と両段差面27.28間の傾斜面29とを接続面に有している。
そして、接合部17a.17bの接続にあたっては、内外の段差面同士23.28,24.27と、傾斜面25.29同士とを対向させる。この状態のまま、図4(b)に示すように、段差面24.27間にスポンジ系止水シール材S1.目次材S2を充填するとともに、外側のスリットに屋外用耐候性シール材S3を充填し、前後に配置された各頂版ブロック17の接合部17a.17bが接合されている。
なお、底版ブロック16の接合部には、図4(a)(b)と対称の段差形状が形成され、頂版ブロック17と同様に接合されている。この底壁ブロック16に接合される妻壁ブロック19の下端内部と、頂版ブロック17に接合される妻壁ブロック20の上端内部とにも、前記各ブロック16.17の接合部と対称の段差形状が形成されている。
(2)側壁ブロック18の接合部
側壁ブロック18の接合部は、左右の側壁ブロック18で対称に形成された段差形状の遮蔽構造からなる。図5(a)(b)に基づき側壁ブロック18の段差形状を説明する。
図5(a)(b)は、図1中のP部の接合詳細、即ち前後方向に接合される各側壁ブロック18の段差形状を示している。図5中、18aは側壁ブロック18の後端部(B側)に形成された接合部(受口)の段差形状の詳細を示し、18bは側壁ブロック18の前端部(F側)に形成された接合部(差口)の段差形状の詳細を示している。ここでは接合部18aは、図5(a)に示すように、内側に突出部30が形成され、接続面に内外の段差面31.32と両段差面31.32間の傾斜面33とを有している。一方、接合部18bは接合部18aと対称形状、即ち突出部34が外側に形成され、接合部18aと反対の段差面35.36と両段差面35.36間の傾斜面37とを接続面に有している。
そして、接合部18a.18bの接合にあたっては、内外の段差面同士31.36,32.35と傾斜面33.37同士とを対向させる。この状態のまま、図5(b)に示すように、段差面31.36間にスポンジ系止水シール材S1.目次材S2を充填するとともに、外側のスリットに屋外用耐候性シール材S3を充填し、前後に配置された各側壁ブロック18の接合部18a.18bが接合される。なお、前記P部と反対側の側壁ブロック18の接合部18a.18bには図5(a)(b)と対称の段差形状が形成され、同様に接続されているものとする。
(3)妻壁スラブ19.20の接合部
下側の妻壁スラブ19の上端部と上側の妻壁スラブ20の下端部との接合部における段差形状を説明する。ここでは妻壁スラブ19の上端部は、図3に示すように、外側に突出部38が形成され、接続面に内外の段差面39.40と両段差面39.40間の傾斜面41とを有している。
一方、妻壁スラブ20の下端部は、内側に突出部42が形成され、接続面に内外の段差面43.44と両段差面43.44間の傾斜面45とを有している。この内外の段差面39.44,40.43同士と傾斜面41.45とを対向させて、妻壁スラブ19の上端部に妻壁スラブ20の下端部を接続させる。
このように前記格納庫10によれば、各コンクリートブロック16〜20の接合部が段差形状の遮蔽構造に形成されているため、内部に保管されるドラム缶11内の汚染廃棄物からの放射線の外部漏れを抑えることができる。すなわち、コンクリートブロック16〜20は放射線の遮蔽効果が高く、ドラム缶11内の汚染廃棄物からの放射線は、通常、コンクリートブロック16〜20に遮蔽される。ところが、この種の汚染廃棄物格納庫は、分割製造されたコンクリート製品を接合して構築されているため、その接合部から放射線が漏れるおそれがある。
このとき前記格納庫10の遮蔽構造によれば、各ブロック16〜20の段差面23.28,31.36,40.43間に侵入した放射線は、それぞれの傾斜面29.37.41により外部への漏洩が防止される。特に、放射線のうち最も危険なガンマ線は直線状に進む性質を有しているものの、各傾斜面29.37.41は各段差面23.28,31.36,40.43と略直交しているため、各傾斜面29.37.41で効果的に遮蔽することができる。この意味で各傾斜面29.37.41は、内部に格納された汚染廃棄物の放射線を遮蔽する遮蔽面として機能している。
その結果、前記格納庫10に汚染廃棄物を安全に保管でき、放射線量の大幅な減衰効果が期待できる。したがって、前記格納庫10の周囲(例えば民家、道路、田畑など)への放射線の影響が抑制される。
≪第2実施形態≫
図6〜図9に基づき本考案の第2実施形態に係る汚染廃棄物格納庫を説明する。この格納庫60内には、汚染廃棄物を詰め込んだ複数のフレコンバッグ61(ドラム缶や土嚢などでもよい。)が格納されて保管(仮置きを含む。)されている。
前記格納庫60は、図6および図7に示すように、分割製造されたプレキャストコンクリート製の複数のU型カルバート65(開渠ブロック)を施工現場にて前後方向(図6中のB−F)に順次に接合したU型カルバート65群と、U型カルバート65群の両端開口部を閉塞する一対の妻壁スラブ(妻壁ブロック)63と、U型カルバート65群の上端開口部を閉塞する複数の天板スラブ(天板ブロック)64群とを有している。ここではU型カルバート65群内にフレコンバッグ61を搬入した後に両妻壁スラブ63でU型カルバート65群の両端開口部を閉塞し、天板スラブ64群によりU型カルバート65群の上端開口部を閉塞する。
U型カルバート65は、図7に示すように、U字状に形成され、底壁ブロック66と底壁ブロック66の両側端部に垂直に立設された左右一対の側壁ブロック67とを有している。そして、図8に示すように、前後に配置されたU型カルバート65の側壁ブロック67が順次接合され、各側壁ブロック67の上端部に天板スラブ64の左右側端部が接合され、前後の天板スラブ64が順次接合されている。また、U型カルバート65群の両端開口部では、天板スラブ64および底壁ブロック66に妻壁スラブ63が接合されている。この各接合部は、第1実施形態と同様な段差形状の遮蔽構造に形成されている。以下、各接合部の遮蔽構造を説明する。
(1)側壁ブロック67の接合部
側壁ブロック67の接合部は、左右の側壁ブロック67で対称に形成された段差形状の遮蔽構造からなる。図9(a)に基づき側壁ブロック67の段差形状を説明する。
図9(a)は、図6中のR部の接合詳細、即ち各側壁ブロック67の前後端部に形成された段差形状を示している。図9(a)中、67aは側壁ブロック67の後端部(B側)に形成された接合部(受口)の段差形状の詳細を示し、67bは側壁ブロック67の前端部(F側)に形成された接合部(差口)の段差形状の詳細を示している。
ここでは接合部67aは、外側に突出部68が形成され、接続面に内外の段差面69.70と両段差面69.70間の傾斜面71とを有している。一方、接合部18bは接合部18aと対称形状、即ち突出部72が内側に形成され、接合部18aと反対の段差面73.74と両段差面73.74間の傾斜面75とを接合面に有している。
この内外の段差面69.73,70.74同士と傾斜面71.75同士とを対向させて、各側壁ブロック67の接合部67a.67bが接合されている。なお、前記R部と反対側の側壁ブロック67の接合部67a.67bには、図9(a)と対称の段差形状が形成され、同様に接合されているものとする。また、接合部67a.67bに接合される妻壁スラブ63の上下端部内側には、接合部67a.67bと対称の段差形状が形成され、同様に接合されているものとする。
(2)天板スラブ64の接合部
まず、図9(b)に基づき各側壁ブロック67の上端部に接合される天板ブロック64の接合部を説明する。図9(b)は、図7中のS部の接続詳細を示し、67cは側壁ブロック67の上端部を示し、64aは天板スラブ64の左側端部を示している。
この左側端部64aの内面には、側壁ブロック上端部67cの肉厚と同等な位置に突出部が形成され、内外の段差面77.78と両段差面77.78と略直交する垂直面80とを有している。この段差面78に側壁ブロック67の上端面79を対向させて両者64a.67cが接合されている。なお、前記S部と反対側の天板スラブ64の右側端部は、図9(b)と対称の段差形状が形成され、同様に側壁ブロック67の上端部が67cに接続されているものとする。
つぎに図9(c)に基づき天板スラブ64の前後端部に形成された接続部の遮蔽構造、即ち段差形状を説明する。この段差形状は天板スラブ64の前後端部で対称に形成されているものとする。
図9(c)は、図8中のT部の詳細を示し、64bは天板スラブ64の後端部(B側)に形成された接合部(受口)を示し、64cは天板スラブ64の前端部(F側)に形成された接合部(差口)を示している。ここで接合部64bは、内側に突出部80が形成され、接続面に内外の段差面81.82と両段差面81.82間の傾斜面83とを有している。一方、接合部64cは、接合部64bと対称形状、即ち外側に突出部84が形成され、接合部64bと反対の段差面85.86と該段差面85.86間の傾斜面87とを有している。
この内外の段差面80.86,82.85同士と傾斜面83.87同士とを対向させて、各天板スラブ64の接合部64b.64cが接合されている。なお、底壁ブロック66の前後端部の接合部にも、前記G部と対称の段差形状が形成されているものとする。
したがって、前記格納庫60によれば、前記格納庫10と同様に側壁ブロック67の段差面70.72や天板スラブ64の段差面81.86間に侵入した放射線は、各傾斜面71.87により外部への漏洩が防止されている。また、側壁ブロック上端面67dと天板スラブ64の垂直面80との間に侵入した放射線は段差面78により外部への漏洩が防止されている。この意味で各傾斜面71.87および段差面78も、前記格納庫60内に格納された汚染廃棄物の放射線を遮蔽する遮蔽面として機能している。
その結果、前記格納庫60の汚染廃棄物を安全に保管でき、放射線量の大幅な減衰効果が期待できる。したがって、前記格納庫60の周囲(例えば民家、道路、田畑など)への放射線の影響が抑制される。
なお、本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば前記格納庫10.60の外壁に外壁汚れ抑制材を設けることができ、内部に放射性物質付着抑制材や放射性物質吸着シートを設けることもできる。
10.60…汚染廃棄物格納庫
12…ボックスカルバート
19.20.63…妻壁スラブ
17a.17b…頂版ブロックの接合部
18a.18b.67a.67b…側壁ブロックの接合部
23.24.27.28…頂版ブロックの段差面
25.29…頂版ブロックの傾斜面
31.32.35.36.69.70.73.74…側壁ブロックの段差面
33.37.71.75…側壁ブロックの傾斜面
39.40.43.44…妻壁スラブの段差面
41.45…妻壁スラブの傾斜面
64…天板スラブ
64a…天板スラブの両端部の接合部
64b.64c…天板スラブの前後端部の接合部
65…U型カルバート
77.78…天板スラブの両端部の段差面
81.82.85.86…天板スラブの前後端部の段差面
83.87…天板スラブの前端部の傾斜面

Claims (4)

  1. 複数のコンクリート部材の接合により構築されて放射性物質を含む汚染廃棄物を内部に格納する汚染廃棄物格納庫において、
    各コンクリート部材の接合部を、汚染廃棄部に含まれる放射性物質の放射線を遮蔽する遮蔽構造に形成したことを特徴とする汚染廃棄物格納庫。
  2. 複数の暗渠ブロックを順次に接合した暗渠ブロック群と、暗渠ブロック群の両端開口部を閉塞する上下に接合される複数の妻壁ブロックとを備え、内部に放射性物質を含む汚染廃棄物を格納する汚染廃棄物格納庫において、
    前記各ブロックの接合部を、汚染廃棄物に含まれる放射性物質の放射線を遮蔽する遮蔽構造に形成したことを特徴とする汚染廃棄物格納庫。
  3. 複数の開渠ブロックを順次に接合した開渠ブロック群と、開渠ブロック群の両端開口部に接合される妻壁ブロックと、暗渠ブロック群の上端開口部を閉塞する複数の天板ブロックとを備え、内部に放射性物質を含む汚染廃棄物を格納する汚染廃棄物格納庫において、
    前記各ブロックの接合部を、汚染廃棄物に含まれる放射性物質の放射線を遮蔽する遮蔽構造に形成したことを特徴とする汚染廃棄物格納庫。
  4. 前記遮蔽構造は、接合対象のブロック間で互いに接合可能な段差形状からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の汚染廃棄物格納庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014153068A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Takaaki Yokoyama 放射性廃棄物を貯蔵する箱型容器及び箱型構造物及びその製造方法

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