JP6641788B2 - 廃棄物保存設備、廃棄物保存施設及び廃棄物保存方法 - Google Patents
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Description
埋戻材20は、廃棄物保存設備10の上面及び側面を覆っている。この埋戻材20は、上記解体コンクリートを、破砕機を用いて破砕したコンクリートガラで構成されている。本実施形態は、コンクリートガラとして、所定値以下の大きさ(例えば40mm以下)の粒度に粉砕する。
本実施形態において、廃棄体W1は、略円柱形状の金属製の容器に廃棄物を封入して構成されている。本実施形態の廃棄物として、放射性物質濃度区分において放射性レベルの極めて低い廃棄物(いわゆるL3放射性廃棄物)が封入される。
セメント系充填材11bは、解体コンクリートの微粉を混在させた充填材である。この微粉には、廃止措置された原子力発電所の解体コンクリートから発生した微粉を用いる。
降雨等により、廃棄物保存場所上に散水された水(液体)は、埋戻材20を浸透し、廃棄物保存設備10に至る。この水は、高透水性の誘導部16を透過するが、ガイド部15から内部に浸透せず、誘導部16内を(ガイド部15の外側表面に沿って)流れる。この場合、誘導部16は、ドレイン13aを介して強制排気が行なわれているため、誘導部16内の水は、ドレイン13aに流れ込む。そして、ドレイン13aから、管18を介して、廃棄物保存施設S1の外部に排出される。
(1)本実施形態の廃棄物保存設備10は、収容物11の外周を覆う低透水性のガイド部15と、高透水性の誘導部16と、水を排出するドレイン13aとを備える。これにより、廃棄物保存設備10に至った水は、誘導部16を介してガイド部15の外側表面に至り、ガイド部15の外側表面に沿って流れてドレイン13aに集まり、ドレイン13aから廃棄物保存施設S1の外部に排出される。従って、廃棄物保存設備10への水の侵入を抑制することができる。
・上記実施形態の廃棄物保存設備10は、廃止措置された原子力発電所において生じた放射性廃棄物を埋設して保存する。廃棄物保存設備10において、埋設保存される放射性廃棄物は、原子力発電所から排出された廃棄物に限られない。例えば、核燃料再処理施設等の放射線施設から排出される廃棄物を埋設保存するようにしてもよい。
・上記実施形態の廃棄物保存設備10においては、ドレイン13aは、底部13のフランジ部に対向する位置で、2箇所に設けた。ドレイン13aの数及び配置箇所は、これに限定されるものではない。ドレイン13aは1箇所であってもよいし、フランジ部において所定間隔で設けてもよい。
(a)放射性廃棄物を埋設して保存する廃棄物保存施設であって、前記放射性廃棄物を収容する収容物を覆い、外側表面において液体を流す低透水材で構成されるガイド部と、前記ガイド部の外周を覆うように設けられ、前記ガイド部の外側表面に前記液体を誘導する高透水材で構成される誘導部と、前記ガイド部の外側表面に沿って流れた液体を排出する排出部とを備えたことを特徴とする廃棄物保存施設。
Claims (7)
- 放射性廃棄物を埋設して保存する廃棄物保存設備であって、
前記放射性廃棄物を収容する収容物を覆い、外側表面において液体を流すガイド部と、
前記ガイド部の外周を覆うように設けられ、前記ガイド部の外側表面に前記液体を誘導する誘導部と、
前記ガイド部の外側表面に沿って流れた液体を排出する排出部とを備え、
前記誘導部を、放射線施設において生じた解体コンクリートを用いて生成した多孔質コンクリートで、前記排出部の近傍の透水率が高くなるように、前記排出部からの距離に応じて透水率を調整して構成したことを特徴とする廃棄物保存設備。 - 請求項1に記載の廃棄物保存設備において、
前記ガイド部は、前記解体コンクリートから生成された微粉を混在させて形成したタイルによって構成したことを特徴とする廃棄物保存設備。 - 請求項1又は2に記載の廃棄物保存設備において、
前記収容物は、前記解体コンクリートから生成された微粉を、前記放射性廃棄物の充填材の少なくとも一部として使用して構成されていることを特徴とする廃棄物保存設備。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載の廃棄物保存設備において、
前記排出部は、前記ガイド部に沿って流れる液体を前記排出部に強制的に排出させるための機構を更に備えたことを特徴とする廃棄物保存設備。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の廃棄物保存設備において、
前記解体コンクリートには、埋設する放射性廃棄物を生じた放射線施設の廃止措置により発生した解体コンクリートを用いることを特徴とする廃棄物保存設備。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載の廃棄物保存設備を、前記解体コンクリートを用いて生成された埋戻材によって埋設したことを特徴とする廃棄物保存施設。
- 放射性廃棄物を埋設して保存する廃棄物保存方法であって、
放射線施設において生じた解体コンクリートから生成された微粉を充填材の少なくとも一部として使用して、前記放射性廃棄物を収容した収容物を生成し、
前記収容物の下方に配置され、前記収容物から水平方向に突出するフランジ部に液体を外部に排出する排出部を形成した底部を、前記収容物と一体化し、
前記解体コンクリートから生成した微粉を用いて、外側表面において液体を流すガイド部を、前記収容物を覆うように形成し、
前記ガイド部の前記外側表面に前記液体を誘導する誘導部を、前記放射線施設において生じた解体コンクリートを用いて生成した多孔質コンクリートを用いて、前記排出部の近傍の透水率が高くなるように、前記排出部からの距離に応じて透水率を調整して、前記ガイド部の外周を覆うように設けることを特徴とする廃棄物保存方法。
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JP2015166121A JP6641788B2 (ja) | 2015-08-25 | 2015-08-25 | 廃棄物保存設備、廃棄物保存施設及び廃棄物保存方法 |
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