JPH02287198A - 放射性廃棄物処理用のボールト設備及び廃棄物処理方法 - Google Patents

放射性廃棄物処理用のボールト設備及び廃棄物処理方法

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JPH02287198A
JPH02287198A JP2087302A JP8730290A JPH02287198A JP H02287198 A JPH02287198 A JP H02287198A JP 2087302 A JP2087302 A JP 2087302A JP 8730290 A JP8730290 A JP 8730290A JP H02287198 A JPH02287198 A JP H02287198A
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JP2087302A
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Daniel C Meess
ダニエル・クリントン・ミーズ
Bobby J Jones
ボビー・ジーン・ジョーンズ
Raymond M Mello
レイモンド・マニュエル・メッロ
Jr Thomas G Weiss
トーマス・・ジョージ・ヴェイス,ジュニア
James B Wright
ジェームス・ベゼル・ライト
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    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09BDISPOSAL OF SOLID WASTE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B09B1/00Dumping solid waste
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21FPROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
    • G21F9/00Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D31/00Protective arrangements for foundations or foundation structures; Ground foundation measures for protecting the soil or the subsoil water, e.g. preventing or counteracting oil pollution
    • E02D31/002Ground foundation measures for protecting the soil or subsoil water, e.g. preventing or counteracting oil pollution
    • E02D31/004Sealing liners
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21FPROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
    • G21F9/00Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
    • G21F9/28Treating solids
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の分野〉 本発明は、一般に有毒廃棄物を地表レベルよりも下で処
理するボールト設備に関し、より詳細には、放射性廃棄
物の処理のための側部積込み式ボールト設備及び方法に
関する。
〈従来技術及びその問題点〉 放射性廃棄物及び他種類の形式の有毒廃棄物の埋没処理
施設が従来技術において知られている。
これら埋没処理施設のなかには、大きな穴を地中に掘削
し、コンクリート製スラブ及び砂利層で形成された床構
造物をこの大きな穴の中に敷設して構成されるものがあ
る。次に、放射性廃棄物を55ガロン鋼製ドラム内に封
入した状態で埋没処理施設の床構造物の上に積重ねる。
これら埋没処理施設のなかには、ドレン管または排液管
で構成されるモニター装置が床構造物の周りに配設され
、廃棄物が地下水を汚染する恐れが生じる前に55ガロ
ン鋼製ドラムからの放射性廃棄物の漏洩を検出できるよ
うになっているものがある。
埋没処理施設を放射性廃棄物で満杯にした後、プラスチ
ック材料及び突き固めた粘土で形成される不透水性の層
を廃棄物上に設け、その上に盛土又は屋根を施し、この
盛土の上には耐侵蝕性の植物を植える場合が多い。成る
埋没処理型の施設では、廃棄物を突ぎ固めた粘土及び盛
土で覆う前にコンクリートの層が廃棄物の上に注入形成
される。
残念なことに、かかる従来型埋没処理施設に関しては、
有毒廃棄物を安全且つ安価に貯蔵する処理能力を著しく
制限する多くの欠点がある。
かかる埋没処理施設の一つの大きな欠点は、かかる施設
が放射能、漏れを起こしている廃棄物封入容器を回収す
る安価且つ便利な手段を備えていないということにある
。かくして、これらの施設に組み込まれたモニタ装置に
よりもし、施設内に収納された容器から重大な放射能漏
れが生じているらしいことが分かフだ場合、廃棄物封入
容器の上に位置した盛土、突固め粘土、不透水性のプラ
スチック及びコンクリートの大部分を除去し、そして廃
棄物封入容器を1つずつ埋蔵用中空部から吊り出して放
射能漏れを起こしている容器を苦心して探し出す必要が
ある。放射能漏れを起こしている1又は2以上の容器を
最終的に探し出した後、埋没処理施設の解体部分を当然
のことながら完全に再構築する必要がある。かかる従来
型埋没処理施設と関連のあるさらにもう1つの欠点は、
埋蔵用中空部が開放状態にあるため廃棄物が積込み作業
中、降雨及び他の周囲気象条件にさらされるということ
である。公共会社がかかる埋没処理施設を廃棄物で満杯
にするには4〜6力月という長い期間がかかるので、相
当多量の雨水が埋没処理施設の床スラブ上に溜まる場合
がある。
この雨水を定期的に汲み出すことは可能ではあるが、か
かる作業に関連した費用は著しく高い額になる。さらに
、水が成る期間に亘って埋没処理施設内に溜まった状態
で存在すると、かかる水と接触状態にある廃棄物封入容
器の壁の腐蝕及び壁からの溶脱の発生が促進される。か
かる従来型埋没処理施設と関連のあるさらにもう1つの
欠点は、埋没処理施設に積込みを行なう際の作業者の受
ける放射線の量にある。上部積込み式埋没処理施設は、
その縁の近くに立つ作業者がほとんど全ての廃棄物封入
容器から放出される放射線を浴びるような寸法形状にな
っている。かかる埋没処理施設内に収納された廃棄物が
低レベルの放射性廃棄物であったとしても、不幸なこと
にかかる放射線の被曝の影響は累積する。放射線の危険
性に加え、クレーンを用いて廃棄物封入パッケージを上
部積込み式埋没処理施設内に装入する際に、廃棄物の落
下事故の生じる恐れがあるが、もしこのような事態にな
ると埋没処理施設内で廃棄物封入容器のうち1又は2以
上が破壊したり損傷する場合がある。最後に、かかる埋
没処理施設の天井は、構造的な支持体として廃棄物それ
自体を利用しているので、オペレータは、廃棄物を埋没
処理施設内に積込む前に、かかる埋没処理施設の天井を
構造欠陥の有無につき高信頼度で検査する方法がない。
かかる放射性廃棄物を貯蔵するボールト型施設が従来技
術において知られている。かかるボールト型の施設を利
用すると、埋没処理型の施設と関連のある欠点のうちい
くつか、例えば廃棄物が周囲の気象条件にさらされると
いう問題を解決できるが、本発明者の知る限りオペレー
タに、モニタ装置により有害な放射能漏れ状態が生じて
いるらしいことが分かった場合に、放射能漏れを起こし
ている廃棄物封入容器を回収する便利且つ迅速な方法を
オペレータに提供するような施設は存在しない。さらに
、脆弱な構造材料例えばコンクリートで形成された大型
の一体ボールト設備は地盤沈下または地震の場合に亀裂
を生じ易い。
あきらかに、放射線モニタ装置が危険な放射能漏れ状態
の発生を指示した場合に、ボールトの内容物に楽に且つ
迅速に接近できるよう構成された放射性廃棄物処理用ボ
ールト型施設及び方法に対する要望がある。かかるボー
ルト設備は積込み作業中廃棄物を周囲気象条件から防護
すると共にオペレータの受ける放射線の量を最小限に抑
えることが理想的な要件である。また、ボールト設備は
、大量の放射性廃棄物を貯蔵する容量を持つこと、しか
も地盤沈下または地震が起きた場合に亀裂を生じにくい
ものであることが要件である。
最後に、ボールト設備はその中に廃棄物封入パッケージ
を積込む前に点検し易いことが必要であり、また積込み
作業中廃棄物封入容器を破裂させたり或いは損傷させる
恐れのある落下事故の発生を招く作業段階を要しないよ
うにすべきである。
〈発明の概要〉 本発明は従来技術と関連のある欠点を解決する放射性廃
棄物の地中、処理のための側部積込み式ボールト設備及
び方法に関する。有毒廃棄物の処理のための本発明の方
法は、地中に床スラブを形成し、前壁と後壁を各端に有
する細長い壁組立体を床スラブ上に構築し、出入り口を
前壁に形成し、少なくとも一部が壁組立体により支持さ
れた天井スラブを壁組立体上に形成してボールト・セル
を構成し、ボールト・セルを構造欠陥の有無につき検査
し、有毒廃棄物を前壁の出入り口を通って導入し、後壁
から前壁に向かってボールト・セル内に積み込むことを
特徴とする。放射性廃棄物処理用ボールト設備は少なく
とも1つのボールト・セルで形成され、該ボールト・セ
ルは、通常地中の凹みの中に形成された床スラブと、床
スラブ上に配置された天井スラブと、天井スラブ上に施
された盛土と、床スラブの周囲に構築されていて、天井
スラブを支持する細長い壁組立体とを有する。壁組立体
は、ボールト・セル内に放射性廃棄物を積込むための出
入り口を有する前壁と、後壁とを有し、壁組立体の形状
が細長いことにより、廃棄物をボールト・セルの後壁か
ら前壁まで次々に列状に積込むと、ボールト・セル内に
収納された廃棄物と前壁の出入り口との間のボールト・
セルの領域内に存在する放射線の量が減少する。ボール
ト・セルは好ましくは、これを放射性廃棄物で満杯にし
た後に壁組立体の出入り口を密閉する撤去可能な壁構造
物を有する。撤去可能な壁構造物を構築するには、1字
用のコンクリート製ブロックと類似した複数個の互いに
嵌合する壁要素を結合するのが良い。この壁構造物が撤
去可能であることにより、放射能漏洩状態が発生した場
合、壁組立体の天井スラブまたは一体の壁を突き破らな
くても、ボールト・セル内に収納された廃棄物に接近で
きるという利点がある。
最後に、モニタ用通路が廃棄物とボールト・セルの壁の
内面との間に形成されていて、モニタ装置をセルの周り
に移動させることができるようになっている。
ボールト設備は、放射性廃棄物をセル内に積込むのに用
いられ、またボールト・セルから放射性廃棄物を積み出
す際にも用いられる積込み用通路によって分離された2
つの列のボールト・セルを有するのが良い。好ましくは
、ボールト・セルのうち1つを空のままにしておき、他
のボールト・セルは全て放射性廃棄物で満たす。この空
の状態のセルは、漏洩状態が検知された満杯状態のボー
ルト・セルの内容物を一時的に保管する、ボールト設備
内の場所となり、従って保守または修理を漏洩状態を生
じているセル内で楽に行なうことができる。積込み用通
路は、ボールト・セルの床スラブ及び天井スラブとそれ
ぞれ実質的に同一平面上に位置する床スラブ及び天井ス
ラブを有する。
積込み用通路はボールト・セルの全てに廃棄物を積み込
んだ後でも空のままにしておかれるので、セルの修理が
必要な場合、全てのセルに妨害物のない接近通路が得ら
れるようになっている。同一の列に属するボールト・セ
ルは伸縮継手により相互に分離された状態で連結されて
おり、地震または地盤沈下が生じた場合でも個々のセル
は互いに対し相対的に移動できるようになっている。セ
ルのかかる相対的な移動により、セルが互いに剛結され
ている場合に生じる恐れのある、壁に亀裂を生じさせる
応力の発生が回避される。同様に、積込み用通路組立体
がボールト・セルに対し独立に移動できるよう伸縮継手
がボールト・セルの2つの列と積込み用通路組立体の床
スラブ及び天井スラブとの間に設けられている。
本発明の方法では、まず最初にセルの床スラブを地中の
どローグレード(below grade)の凹みの中
に形成し、前壁と後壁を各端に有する細長い壁組立体を
床スラブ上に構築する。好ましい実施例では、壁組立体
を一体形成されたコンクリート製壁の矩形の列で構成し
、この壁組立体の長さは好ましくはその幅の5倍である
。好ましくはコンクリートを流し込むことにより前壁を
壁の形状に形成した時点で、放射性廃棄物を壁組立体の
中に積込む通路を前壁に形成する。次に一体天井スラブ
を壁組立体の上部周囲によって支持される状態で構築す
る。次に盛土を天井スラブ上に施して個々のボールト・
セルの構成を完了する。
ボールト・セルに放射性廃棄物を積込む前に、天井スラ
ブ及び盛土がそれらの重量を壁組立体に及ぼした後で生
じる場合のある構造欠陥の有無につきボールト・セルを
検査する。次に、ボールト・セルにその後端からその前
端に向かって放射性廃棄物を積み込む。本発明の好まし
い実施例では、放射性廃棄物は、積重ね可能なユニット
、例えばウェスチングハウス・エレクトリック・コーポ
レーションによって開発された六角形のシュアバック(
SUREP^に:登録商標) ・モジュール内に封入さ
れている。これらのユニットは後壁と平行な列の状態に
積み重ねられ、かかる列を後壁−から前壁に向かって次
々に形成し、最前列の廃棄物がその背後の廃棄物の列に
より放出される放射線から前壁との間のボールト・セル
の領域を遮蔽するようにする。このような積重ね作業は
、壁組立体の形状が細長いことと相俟って、廃棄物積込
み作業を実施する作業員の放射線被曝量を実質的に減少
させる。
特定のボールト・セルを放射性廃棄物で満杯にした後、
複数個の互いに嵌合する1字状コンクリート製ブロック
を積み上げることにより撤去可能な壁構造物を出入り口
を覆う状態に構築する。
次に、脆弱な部分を有する恒久設置壁を幾分後で撤去可
能な壁構造物上に構築するのが良く、その後は埋没処理
セルへの接近はもはや不要である。
上述のボールト設備及び方法は積込み作業中、雨水がボ
ールト設備内へ効果的に入らないようにする。というの
は、各ボールト・セルは廃棄物の積込み時点でそれ自体
の密封性により密閉されるからである。さらに、出入り
口及び壁組立体の利用による側部積込み方式によって、
落下事故による廃棄物封入容器の破裂の恐れが実質的に
小さくなる。その理由はかかる廃棄物封入容器をボール
ト・セル内へ下降させるクレーンが用いられないからで
ある。各ボールト・セルが放射線を最少量に抑えるよう
な細長い寸法形状のものになっていること及び廃棄物を
ボールト・セルに積込む遮蔽型フォークリフトを用いる
ことによりマンレム被曝も実質的に減少する。天井スラ
ブが廃棄物それ自体ではなく、壁組立体によって支持さ
れているので、ボールト・セルを積込み前に徹底的な検
査が可能になり、それによりオペレータは構築中に生じ
た恐れのある水漏れを生じさせる構造欠陥を是正するに
充分な機会を得る。最後に、ボールト設備の構成要素の
全ての間に伸縮継手が設けられていること及びこれによ
りこれら構成要素の各々が独立に移動できることにより
、地震または地盤沈下によって生じる力により引き起こ
される局部応力に起因する壁の破損の恐れが実質的に減
少する。
(以 下 余 白) く好ましい実施例の詳細な説明〉 いま第1図及び第2図を参照すると(なお、図中、同一
の参照符号は同一の部分を示している)、本発明の点検
可能なボールト設備は全体的に、ボールト・セル5の2
つの平行な列3a。
3bで構成され、ボールト・セル列はそれぞれ好ましく
は25個のセルを含む。ボールト・セル5の2つの列3
a、3bは、各セル5内に存在する側部開口又は出入り
口に接近できるようにする積込み用通路7で分離されて
いる。ボールト・セル5の列3bは空の状態の一つのセ
ル8を含むが、残りのボールト・セル5は廃棄物で満杯
にしておく。後で詳細峠説明するように、空のセル8は
、積込みの終ったセル5のうち1つに発生した漏洩状態
に対する修理が必要な時に他のボールト・セル5のうち
の1つの中に積み重ねられた廃棄物封入容器を一時に保
管する大切な場所となる。
セル5の列3a、3bは共に地中に位置しているが、地
表レベル以下に自然にできた特徴的な地形部分、或いは
掘削により形成された地中の凹み9の中に配置されてい
る。セル5の2つの列3a。
3bは一部が、撥水性の突き固め粘土及びジオメンブラ
ン(geomemdrane)材料で形成された盛土又
は屋根11で覆われている。ボールト設備1内に捕集さ
れた水及び他の液体を取り出すための排液又はドレン系
統13がボールト・セル5の2つの列3a、3bの周り
に配備されている。排液系統13は一般に、オペレータ
がボールト・セル5のそれぞれと連通ずる液体マニホル
ドに接近できるようにする接近用トンネル15を有する
。オペレータがトンネル15内へ地下に降りて行くこと
ができるようにするマンホール16(第3図参照)が接
近用トンネル15の両端に設けられている。
次に、第3図、第4図及び第5A図を参照すると、ボー
ルト設備1の各ボールト・セル5は、好ましくは厚さ約
1mの床スラブ18を有する。
第4図で最もよく分かるように、各セル5の床スラブ1
8は水平線Hに対して傾斜しているので、セル内に集ま
る水または他の液体は排液系統13に向かう排出が促進
される。かかる排液のためには約1対3の割合の比較的
僅かな勾配をつけるだけで充分である。各床スラブ18
は、第4図に明確に示されている「ダウンヒル(dow
n hill) J勾配に対して横方向に傾斜しており
、従ってセル5内に集められた液体はセル5の特定のコ
ーナーに向かって流れることになる。当然のことながら
、床スラブ18は、液体不浸透性が比較的高い物質、例
えば硬化コンクリートで形成する必要がある。
第5A図及び第5B図を参照すると最もよく分かるよう
に、個々のボールト・セル5の床スラブ18は砂利排液
層19の頂部上に載置され、この砂利排液層19はポリ
塩化ビニルまたは他の適当な疎水性の材料で形成された
不透水性のジオメンブラン20の上に位置している。ジ
オメンブラン20は、好ましくは少なくとも厚さ約1m
の突固め粘土層21の上に位置している。床スラブの下
に位置した層19.20,21は全て当然のことながら
、特定のセ゛ル5の床スラブ18を通って滲み出た液体
が排液系統13に流入するのを促進することを目的とす
る。
次に特に第5C図を参照すると、各ボールト・セル5は
、床スラブ18の縁の周りに配置されていて好ましくは
これと一体に形成された壁組立体22を有する。壁組立
体22は、後壁24、前壁26及び一対の側壁28a、
28bから成る。
ボールト・セル内への廃棄物封入容器の積込みを容易に
するため、通路又は出入り口30が前壁26の両側縁部
を除く全ての部分と同じ広がりで形成されている。前壁
26の残部は、互いに嵌合するコンクリート製のブロッ
ク34(第5B図参照)で形成される撤去可能な壁構造
物32と、セル5を廃棄物封入容器で満杯にした後で撤
去可能な壁構造物32を覆う柱壁コンクリートの恒久設
置壁36とで形成されている。好ましい実施例では、床
スラブ18と壁組立体22を構成する全ての要素は共に
鉄筋コンクリートで形成されている。さらに、撤去可能
な壁構造物32及び恒久設置壁36の据付は後、ボール
ト・セル5の内部への接近を容易にするため、恒久設置
壁36は、図示のようにその上部コーナー(第5B図参
照)内に位置した約1m四方の脆弱な部分38を有して
いる。後でより詳細に説明するように、この脆弱な部分
38により、オペレータはセル5内に可動式のビデオカ
メラを設置したい場合に恒久設置壁36のコーナーを巧
みに取り壊すことができる。
再び第5B図を参照すると、各ボールト・セル5は、壁
組立体22の上縁部で完全に支持された鉄筋コンクリー
ト製の一体部分で形成された天井スラブ40を備えてい
る。天井スラブ40の前縁部は、積込み用通路7の天井
スラブ64を支持する支持段部42を有するが、これに
ついては以下に詳細に説明する。
次に第5A図、第5B図及び第5C図を参照すると、隣
り合うボールト・セル5の側壁28a、28bの間には
、個々のボールト・セル5がその隣りに位置するセルに
必ずしも大きな応力を及ぼさないで地盤の沈下現象また
は地震に応答して移動できるよう伸縮継手44が設けら
れている。壁の寸法形状及びボールト・セル5の広さは
相当なばらつきがあってもよく、またかかるばらつきは
本発明の範囲に属するが、床スラブ18、壁組立体22
の後壁24及び前壁26、及び天井スラブ40はそれぞ
れ好ましくは厚さが1mであり、隣り合うセル5の側壁
28a、28bはそれぞれ厚さが約0.5mである。好
ましい実施例では、セル5のそれぞれの長さは好ましく
はセルの幅の約5倍であるが、これには2つの理由があ
る。第1に、オペレータが放射性廃棄物を後壁24から
前壁26に向って積み重ねてボールト・セル5を放射性
廃棄物で満杯にする場合、比率を上記のようにすると遮
蔽上、好ましい幾何学的形状が得られるからである。こ
のようにする理由は、最前列の廃棄物封入容器が、その
背後に積み重ねられている廃棄物封入容器の他の列によ
り放出される放射線を、たとえ全てではなくてもその大
部分を効果的に遮蔽するからである。第2に、比率を上
記のようにすると、天井スラブを支持する側壁28a、
213b間の相対的距離に起因する天井スラブの垂れ下
がり現象が最小限に抑えられるからである。これは、天
井スラブ4oがその自重だけでなく屋根11の重量も支
持しなければならないことに鑑みると重要な利点である
。好ましい実施例では、各セル5は約16X95mであ
る。
第5B図で最もよくわかるように、天井スラブ40を覆
う屋根11は、天井スラブ4oの上面の土に位置した不
透水性のジオメンブラン・カバー46及びジオメンプラ
ン・カバー46の上に位置した厚さ約0.66mの突固
め粘土層48を有する。
カバー46と粘土層48の主目的は共に、当然のことな
がら水を撥いてボールト・セル5から遠ざけることにあ
る。屋根11はさらに、粘土層48の上面を覆う透水性
の地盤用シート5oと、地盤用シート50の上に位置し
た厚さ約0.66mの、砂と砂利から成る濾過排液層5
2とを有する。
もう1つの透水性地盤用シート層53は濾過排液層52
の上面を覆っており、従って排液層52は地盤用シート
層50.53の間に事実上サンドイッチされるようにな
る。自然のままの土の層56が図示のように地盤用シー
ト層53の上に位置している。濾過排液層52と地盤用
シートの2つの層50,53の目的は、自然の土の層5
6を透過した水または他の液体を迅速に排出して、粘土
層48及びジオメンプラン・カバー46がかかる水を撥
いて迅速に遠ざけることができるようにすることにある
。また、積込み用通路7の構造が第5B図に明確に示さ
れている。上述のボールト・セル5と同様に、積込み用
通路7もまた、上述の砂利排液層19、ジオメンブラン
2o及び突固め粘土層21の上に位置した床スラブ6o
を有する。ドレン62が床スラブ6oの長さ方向軸線に
沿りて中央に配設されている。このドレン62の形態は
、床スラブ60内に形成された深さ約5cm、幅約10
cmの浅いトラフであるのが良い。最後に、積込み用通
路7は、ボールト・セル5の天井スラブ40と木質的に
は異なるものではない天井スラブ64を有する。天井ス
ラブ64は、各ボールト・セルの天井スラブ4oの前縁
の一体部分である上述の段部42によって支持されてい
る。好ましい実施例では、積込み用通路7の幅は約10
〜l1mである。第5A図及び第5C図で最もよくわか
るように、各ボールト・セル5の内部には好ましくは、
モジュール形式の互いに嵌合する廃棄物封入容器69の
積重ねアレー67が積み込まれている。廃棄物封入容器
69は好ましい実施例では、米国ペンシルベニア州ピッ
ツバーグに所在のウェスチングハウス・エレクトリック
・コーポレーションによって開発され、そして特許にな
った六角形のシュアパック(SUREP八に=登録商標
)・モジュールである。廃棄物封入容器69のアレー6
7は、係員またはモニタ装置がセル内に入るのに適した
モニタ用通路71が形成されるよう壁組立体22の内面
から約0.66mの間隔をおいている。さらに、トラッ
クまたは粗動手段73が好ましくは、アレー67の頂部
とほぼ同一の高さ位置で、図示のように側壁28a1後
壁24及び側壁28bの周りに取付けられている。トラ
ック73の目的は、ボールト・セル5の内部でモニタま
たは保守作業が必要になった場合に電動式ビデオカメラ
75をモニタ用通路71の周りに案内することにある。
トラック73上へのかかるビデオカメラ75の好ましい
設置法では、当然のことながら、恒久設置壁36の据付
は前に、撤去可能な壁構造物32を形成する互いに嵌合
するブロック34のうち1つまたは2つ以上を取り外し
、そして壁36の据付は後に脆弱な部分38及び1つま
たは2以上のブロック34を取り外す。
ボールト・セル5に関連してシュアバック・モジュール
を用いると多くの利点があるが、明らかに得られる1つ
の利点は、シュアバック・モジュールが上述のような物
理的な形状を有しているので、幅0.66mのモニタ用
通路フ1が得られ、しかもこの場合廃棄物封入容器69
が地震の影響で通路71内へ落下する恐れがないという
ことである。その理由は、シュアパック・モジュールの
直径(約2m)がモニタ用通路71の幅の3倍以上であ
ることにある。それゆえ、廃棄物封入容器69が図示の
ように相互に接触するアレー67の状態で積み重ねられ
ている場合、どの千ジュール69に関しても通路フ1内
に落下して床スラブ18上で割れる恐れが本質的に無い
。もし。
廃棄物封入容器69がモニタ用通路71の幅に対して比
較的小さく製造されていたならば、かかる容器69のう
ち1または2以上がモニタ用通路71の中に確かに落下
する恐れがあるかどうかの確認は容易である。
次に、第6A図、第6B図及び第6C図を参照すると、
排液系統13は、各ボールト・セル5につき、図示のよ
うに各セル5の床スラブ18の一方の縁部に沿って配設
された中枢の排液溝又は排液チャンネル80を有する。
上述したように、各ボールト・セル5の床スラブ1Bは
、その長さ及び幅に関して少なくとも1%の勾配をもっ
ているので、床スラブ18上に集まった液体はスラブ1
8の側縁部の内の1つに向かって流れる傾向を生じる。
当然のことながら、排液チャンネル80はスラブ18の
この最も下方の縁に沿って位置する。排液チャンネル8
0に加えて、排液系統13は、格子状に配列された支流
チャンネル82(換言すると、支流チャンネル82の格
子状ネットワーク)を有し、これら支流チャンネル82
の中のものは全て最終的には主排液チャンネル80内へ
穆される。支流チャンネル82から成るこの格子状ネッ
トワークは床スラブ18の領域を、複数の矩形域(例え
ば、83a、83b)に区分している。これら区域はそ
れぞれ、別々に識別可能な支流チャンネル84a、84
bにより排液される。支流チャンネル82をこのような
構成にすると、支流チャンネル84a、84bのうちど
ちらが水または他の液体を排液チャンネル80に流して
いるかに着目するだけで、漏洩状態がどちらの区域で或
いは両方の区域で生じているかをオペレータが推測でき
るという利点がある。排液チャンネル80及びこれと支
流チャンネル82の相互結合部はモニタ用通路71の中
に組み込まれているので、オペレータは上述の電動式ビ
デオカメラ75を用いると、濡れたコンクリートは乾い
ているコンクリートよりも実質的に黒くなっているので
、支流チャンネル80のうちどれが主排液チャンネル8
0に液体を流しているかが分かる。
変形例として、遠隔地で受信可能な信号を発生する電子
式湿分センサーを、支流チャンネル82と主排液チャン
ネル80との間の結合部に設けてもよい。
次に、第6C図及び第7図を参照すると、各ボールト・
セル5の排液チャンネル80はセルの一次排液導管86
に連結され、この−次排液導管はマニホルド導管90に
連結されている。またマニホルド導管90には、各ボー
ルト・セル5の床スラブ18の下に位置した二次排液導
管88が連結されている。二次排液導管88のそれぞれ
の目的は、各セル゛5の床スラブ18の下に存在してい
る砂利層19及びジオメンブラン20の中に捕集された
水または他の液体を排出することにある。かかる液体は
、床スラブ18に生じた亀裂のため或いは地下水位の大
幅な上昇のため砂利層19の中に捕集される場合がある
湿分検出器94が、−次及び二次排液導管86.88の
端部とマニホルド導管90とを別々に相互連結する2つ
の管セグメントのそれぞれの中に配設されている。湿分
検出器94の形態は種々のものであってよい。本発明の
一実施例では、湿分検出器94は簡単な例としては、透
明なエルボの中に設けられたフロートである。変形例と
して、湿分検出器94は市販の多くの電子装置のうち任
意のものであってもよい。また、試料捕集タップ96が
一次排液導管86と二次排液導管88の両方の端部に配
設されている。これらのタップ96を用いることにより
、オペレータは接近用トンネル15の中を歩ぎながら、
床スラブ18の上または下から漏れ出た液体の試料を得
、液体の組成及び放射能の強さの度合を検査することが
できる。−次排液導管86と二次排液導管88の両方の
端部はまた、沈殿物または他の障害物をこれらの導管か
ら楽に除去できるよう掃出しボート98を有している。
次に第7図を参照すると、各ボールト・セル5の一次排
液導管86及び二次排液導管88を連結したマニホルド
導管90は最終的には液体貯蔵タンク10G内へ排液可
能な状態で連結されている。カップリング104がマニ
ホルド導管90G終端部とタンク100とを互いに連結
している。
タンク100は、この中に捕集されて溜った液体を楽に
且つ定期的に取り出せるよう吸引導管106をさらに備
えている。さらに、捕集タンク100の下方部分には電
子式湿分検出器108a、マニホルド90の終端部には
電子式湿分検出器108 bがそれぞれ設けられている
。これらの湿分検出器108 a、 108 bはそれ
ぞれ、マニホルド90の終端部または捕集タンク100
の底部のいずれかで液体が検出されると電子信号を発生
する。この電子信号を例えばデータ収集システムの無線
受信機によって遠隔地で検出し、オペレータがボールト
・セル5のうちの1または2以上で淵洩状態がいつ生じ
ているかを即座に知ることができるようになるので、こ
の場合には、トンネル15の中に位置した湿分検出器9
4を手動で調べる必要はない。
最後に、液位センサー11Gが捕集タンク100内に設
けられている。この液位センサー110は、タンク10
G内の液体のレベルが所定レベルを越えて上昇すると遠
隔地で受信可能な信号を同様に発生し、かくして捕集タ
ンク100を空にする必要があることをオペレータに警
報する。
本発明の好ましい方法において、点検可能なボールト設
備1の構築にあたり、まず最初に自然に或いは掘削によ
り形成された地中の凹みを準備する。次に、この凹みの
上に突き固めた粘土層21を堆積させ、その次にジオメ
ンブラン20及び砂利排液層19を堆積させる。次に、
少なくとも1つのボールト・セル5の床スラブ18を敷
設する。しかる後、壁組立体22を床スラブ18の縁の
周りに立設する。次に天井スラブを壁組立体22の頂縁
上に形成する。その次に、トラックまたは粗動手段73
を第5C図に示す構成態様で壁組立体22の内部の周り
に取り付ける。4つの処理用セル5の構築後、種々の盛
土Flitを各セルの天井スラブ40上に施す。
この時点において、ボールト・セル5が耐えるであろう
予想静荷重は全て各セル5に及ぼされている。従って、
水を漏入させる亀裂または他の構造欠陥がセル内に存在
しているかどうかを確かめるため構築後の各ボールト・
セル5の内部を接近検査するのが好ましい。この作業は
比較的簡単である。その理由は、この時点ではセル5内
には放射性廃棄物が収納されておらず、また各セルの前
壁26の撤去可能な壁11造物32及び恒久設置壁36
がまだ設置されていないからである。
ボールト・セル5の構築と並行して、積込み用通路7の
床スラブ60を敷設して、上述のシュアバック・モジュ
ールをボールト・セル5内に積重ねる遮蔽型フォークリ
フトのための妨害物のない支持面が得られるようにする
ボールト・セルS上への盛土11の施工後、ボールト・
セル5の接近検査が合格すれば、放射性廃棄物をその中
に積み込む。廃棄物封入容器69を、各ボールト・セル
5の後壁24から前壁26に向かって一定の列上に積み
上げて、ついには第5C図に示すような密に積み上げら
れたアレー67が形成されるようにする。廃棄物の積込
み中、ボールト・セル5のそれぞれの形状が細長いこと
により上述の遮蔽作用を発揮する形状が得られているの
でオペレータの放射線被曝量は最少限に抑えられる。さ
らに、廃棄物封入容器69の積込み作業中(この作業は
6力月という長い期間に亘る場合がある)、周囲の気象
条件から防護するのが大事であり、それによりセル5内
に溜まるにわか雨等の予想外の雨水の量が最少限に抑え
られる。
特定のセル5を廃棄物で満杯にした後、複数個の互いに
嵌合するブロック34を第5B図に示す形状に積重ねて
撤去可能な壁構造物32を設置する。ボールト設備1の
セル5を全て完成してこれらの中に放射性廃棄物封入容
器を積み込むと、各セルの恒久設置壁36を、割れ目が
あるかどうかまた脆弱な部分38の縁の周りに補強材が
設けられていないかどうかに注意して鉄筋コンクリート
で形成する。
ボールト・セル5の1つの列3aを完成し、次に他の列
3bを完成させるのではなく、これら両方の列3a、3
bを並行して同時に構築する。
このように並行に構築すると、2つの対向した段部42
が得られるが、これらの上に積込み用通路7の天井スラ
ブ64を載せるのがよく、この手法を用いると、積込み
用通路7の少なくとも一部の上に位置する天井が防水性
を有するという利点がある。
排液系統の1または2以上の湿分検出器を遠隔または手
動操作することにより、恒久設置壁36の組立て前にボ
ールト・セル5のうちの1つの中に漏洩状態が生じてい
るらしいことがわかった場合、オペレータは、撤去可能
な壁構造物32の上部コーナーを形成する互いに嵌合し
たブロック34のうちいくつかを持ち上げて取り外すの
がよい。次に、漏洩が生じている特定の区域83818
3bを発見するため電動式のビデオカメラをトラック7
3上に設置するのが良い。オペレータの決断により漏洩
状態の修復のために特定のボールト・セルからの廃棄物
封入容器69の除去が必要な場合、壁構造物32を完全
撤去し、損傷している問題のセル5の内容物である廃棄
物封入容器を捕集が完了するまで空のセル8内に一時的
に移動させ、その後廃棄物封入容器69を修理の終わっ
たセル内に積み戻し、壁構造物32及び互いに嵌合する
ブロック34を再び構築する。恒久設置壁36の組立て
後に漏洩状態が生じているセルの壁36を撤去する必要
があるという点で面倒さの度合が多少増しても上記の手
順を行なうのがよいことは当然である。かくして、本発
明を用いると、セル5のうちの任意のものの中に廃棄物
を積み込む前に構造欠陥の検知及び是正が可能であり、
また、オペレータが排液系統を介して漏洩状態の発生の
有無及びその存在場所を知ることができるような点検可
能なボールト設備が提供される。
また、本発明は、補修作業を終えるまで、損傷したセル
5の内容物である廃棄物封入容器を空のセル8内に楽に
一時保管できる手段を提供している。本発明の好ましい
実施例では地中に形成されている凹みの中に設置したが
、本発明のボールト設備は地表レベルよりも上であって
も構築及び使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を具体化した点検可能なボールト設備
の斜視図である。 第2図は、第1図に示すボールト設備の平面図であり、
ボールト設備を形成するボールト・セルの2つの列の平
行な配置状態を示す図である。 第3図は、第2図に示すボールト設備の拡大平面図であ
り、ボールト設備の個々のボールト・セルを覆う種々の
盛土層のうちいくつかを示す図である。 第4図は、4−4線に沿う第3図に示すボールト設備の
横断面図である。 第5A図は、ボールト設備の側部拡大横断面図である。 第5B図は、第5A図に示すボールト設備の積込み用通
路の側部拡大横断面図である。 第5C図は、盛土層及び天井スラブを除去した状態で示
すボールト設備の拡大平面図である。 第6A図は、各ボールト・セルの床スラブに設けられた
排液チャンネル及び支流チャンネルの格子状のネットワ
ークが容易に見えるように盛土、天井スラブまたは廃棄
物モジュールを取り外した状態で示すボールト設備の別
の平面図である。 第6B図は、ボールト・セルの床スラブに配設された排
液チャンネルまたは支流チャンネルの1つの側部拡大横
断面図である。 第6C図は、オペレータが、−次及び二次排液導管及び
これらを相互に連結するマニホルドの両方に接近できる
ようにする排液系統の接近用トンネルの側部拡大横断面
図である。 第7図は、排液系統の接近用トンネルの側部部分横断面
図であり、排液系統のマニホルド導管に連結された液体
捕集タンクを示す図である。 く主要な参照符号の説明〉 1は点検可能なボールト設備、5はボールト・セル、1
8は床スラブ、22は壁組立体、32は撤去可能な壁構
造物、34は互いに嵌合するブロック、36は恒久設置
壁、71はモニタ用通路、80はチャンネルである。 特許出願人 : ウエスチンクへウス・エレクトリック
・コーポレーション化 理 人:加藤 紘一部(ほか1
名)FI G、 4 Fj G、 5G

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有毒廃棄物の処理方法であって、地中に床スラブ
    を形成し、前壁と後壁を各端に有する細長い壁組立体を
    床スラブ上に構築し、出入り口を前壁内に形成し、少な
    くとも一部が壁組立体により支持された天井スラブを壁
    組立体上に形成してボールト・セルを構成し、ボールト
    ・セルを構造欠陥の有無につき検査し、有毒廃棄物を前
    壁の出入り口を通って導入し、後壁から前壁に向かって
    ボールト・セル内に積み込むことを特徴とする方法。
  2. (2)有毒廃棄物は放射性であることを特徴とする請求
    項第(1)項記載の方法。
  3. (3)ボールト・セルを構造欠陥の有無につき検査する
    前に、盛土を天井スラブ上に施すことを特徴とする請求
    項第(1)項記載の方法。
  4. (4)撤去可能な壁構造物の構築によりボールト・セル
    の出入り口を閉鎖することを特徴とする請求項第(1)
    項記載の方法。
  5. (5)複数個の互いに嵌合する壁要素を組み立てて撤去
    可能な壁構造物を構築することを特徴とする請求項第(
    4)項記載の方法。
  6. (6)積込み用通路により分離されたボールト・セルの
    2つの互いに平行な列を構築することを特徴とする請求
    項第(1)項記載の方法。
  7. (7)天井スラブを積込み用通路上に形成し、盛土を積
    込み用通路及び天井スラブ上に施すことを特徴とする請
    求項第(6)項記載の方法。
  8. (8)ボールト・セルのうち一つを空のままにし、他の
    ボールト・セルからその内容物を全て取り出すことが望
    ましい場合、廃棄物が積み込まれている前記他のボール
    ト・セルの内容物を保管する空間が得られるようにする
    ことを特徴とする請求項第(6)項記載の方法。
  9. (9)ボールト・セルの内壁と、ボールト・セル内に積
    み込まれた廃棄物との間に空間を形成して、モニタ作業
    のための通路を画定することを特徴とする請求項第(1
    )項記載の方法。
  10. (10)少なくとも一つのボールト・セルで形成された
    放射性廃棄物処理用ボールト設備であって、ボールト・
    セルが、地中の凹みの中に形成された床スラブと、床ス
    ラブ上に配置された天井スラブと、床スラブの周囲に配
    置されていて、天井スラブを支持する細長い壁組立体と
    を有し、該壁組立体は、ボールト・セル内に放射性廃棄
    物を積み込むための出入り口を有する前壁と、後壁とか
    ら成り、壁組立体の形状が細長いことにより、廃棄物を
    ボールト・セルの後壁から前壁に向かって積み込むと、
    ボールト・セル内に収納された廃棄物と前壁の出入り口
    との間のボールト・セルの領域内に存在する放射線の量
    が減少することを特徴とするボールト設備。
  11. (11)ボールト設備は、ボールト・セルに放射性廃棄
    物を積み込んだり、これから積み出す際に用いられる積
    込み用通路により分離されたボールト・セルの2つの列
    を有することを特徴とする請求項第(10)項記載のボ
    ールト設備。
  12. (12)積込み用通路は、ボールト・セルの床スラブ及
    び天井スラブとそれぞれ実質的に同一平面上に位置する
    床スラブ及び天井スラブを有することを特徴とする請求
    項第(11)項記載のボールト設備。
  13. (13)隣合うボールト・セルは、これらの相対的な移
    動により応力を除去できるよう伸縮継手によって互いに
    連結されていることを特徴とする請求項第(11)項記
    載のボールト設備。
  14. (14)積込み用通路の床スラブ及び天井スラブは伸縮
    継手によってボールト・セルの前記列に連結され、これ
    らの相対的な移動により応力を除去できることを特徴と
    する請求項第(12)項記載のボールト設備。
  15. (15)ボールト・セルのうちの一つは、廃棄物が積み
    込まれているボールト・セルの内容物を全て取り出すこ
    とが望ましい場合、廃棄物が積み込まれている前記ボー
    ルト・セルの内容物を保管する空間がボールト設備内に
    得られるよう空になっていることを特徴とする請求項第
    (11)項記載のボールト設備。
JP2087302A 1989-03-31 1990-03-30 放射性廃棄物処理用のボールト設備及び廃棄物処理方法 Pending JPH02287198A (ja)

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