JP2015092138A - 放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設およびそれらの管理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】放射性廃棄物を地中に埋設処分する地中埋設施設、あるいは、放射性廃棄物を地上に貯蔵する地上貯蔵施設であって、床板構造体20と、床板構造体20上の所定の位置に定置され、放射性廃棄物を格納する格納躯体あるいは貯蔵容器10とを備え、格納躯体あるいは貯蔵容器10を、床板構造体20の上面において間隔をあけて並行に設けた2列の台座22の上に定置し、移動手段によって定置位置から別の場所へ移動可能とした。
【選択図】図2
Description
図1に示すように、本発明に係る放射性廃棄物の地中埋設施設に用いられる格納躯体10は、廃棄体が上下左右に配列された複数の廃棄体群12(放射性廃棄物)と、廃棄体群12のすき間に充てんされた充てん材14と、これらを格納する格納躯体部材16と、格納躯体部材16の外面を被覆する被覆材18とからなる。ここで、廃棄体群12は放射性廃棄物を格納躯体10内の格納空間に直接収容したものとして構成してもよい。また、充てん材14は例えばモルタルあるいは粒状体で構成することができる。格納躯体部材16は例えば鉄筋コンクリートで構成することができる。被覆材18はなくても構わないが、例えば金属板で構成することができる。格納躯体10の寸法・形状・重量については特段の制限はないが、例えば六角柱状、四角柱状、あるいは円柱状の形態で構成することができる。
次に、本発明の実施の形態1について説明する。
図2に示すように、本実施の形態1の放射性廃棄物の地中埋設施設100は、放射性廃棄物を地中に埋設処分する地中埋設施設であって、地中の岩盤1上に設けられた床板構造体20と、床板構造体20上の所定の位置に定置され、放射性廃棄物を格納する格納躯体10とを備え、格納躯体10を、床板構造体20の上面において間隔をあけて並行に設けた2列の台座22の上に定置し、移動手段によって定置位置から別の場所へ移動可能としたものである。移動手段としては、格納躯体10を吊り上げて移動するクレーンなどの揚重装置や、格納躯体10を積載して移動する台車などを使用することができる。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図3−1に示すように、本実施の形態2の放射性廃棄物の地中埋設施設200は、上記の実施の形態1において、台座22が延長方向に連続するものであり、台座22の上面に延長方向に連続する堰堤状の突起物24を設け、この台座22の上に格納躯体10の底面の両隅部を定置したものである。こうすることで、格納躯体10の側面を伝って下方に流れ落ちる水を、堰堤状の突起物24によって2列の台座22に挟まれる側に導水可能としている。
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図4に示すように、本実施の形態3の放射性廃棄物の地中埋設施設300は、上記の実施の形態1または2において、格納躯体10が、床板構造体20上の所定の位置に複数個並べて定置され、隣接する2つの格納躯体10の底面の隣り合う隅部どうしを、共に同じ1列の台座22の上に定置したものである。
本発明に係る放射性廃棄物の地中埋設施設の管理方法は、地中埋設施設における放射性廃棄物の格納躯体の搬送、定置、定置後の監視、不具合が発見された格納躯体の再取り出しに関するものである。
次に、本発明の実施の形態4について説明する。
図5−1に示すように、本実施の形態4の放射性廃棄物の地中埋設施設の管理方法は、上記の実施の形態1〜3のいずれか一つの放射性廃棄物の地中埋設施設を管理する方法であって、床板構造体20の上面と格納躯体10の底面と2列の台座22とによって形成される空間Sに沿って、格納躯体10を搬送するための台車Vが走行可能であり、台車Vに格納躯体10を積載して搬送し、定置位置において台車Vの積載面の高さを下降させることによって、格納躯体10を台座22の上に定置するものである。
次に、本発明の実施の形態5について説明する。
図7に示すように、本実施の形態5の放射性廃棄物の地中埋設施設の管理方法は、上記の実施の形態1〜3のいずれか一つの放射性廃棄物の地中埋設施設を管理する方法であって、床板構造体20の上面20aと格納躯体10の底面10cと2列の台座22とによって形成される空間Sを検査用空間として利用し、検査用空間において、格納躯体10の底部もしくは側面部の健全性を点検するとともに、必要に応じて格納躯体10の底部もしくは側面部の不具合箇所を修復し、あるいは/および、検査用空間において、格納躯体10からの漏水をサンプリングすることによって、格納躯体10からの漏出を監視するものである。
次に、本発明の実施の形態6について説明する。
図8−1に示すように、本実施の形態6の放射性廃棄物の地中埋設施設の管理方法は、上記の実施の形態1〜3のいずれか一つの放射性廃棄物の地中埋設施設を管理する方法であって、床板構造体20の上面20aと格納躯体10の底面10cと2列の台座22とによって形成される空間Sに沿って、格納躯体10を移設するための台車Vが走行可能であり、台車Vの高さは、定置済みの格納躯体10の底面10cよりも低く、定置済みの格納躯体10に遮られることなく移設目的の格納躯体10の直下に行くことができ、当該目的の格納躯体10の直下に位置した台車Vは、格納躯体10の上方から近づく揚重装置の吊り具と連結した後、揚重装置によって台車の水平状態を維持したまま上昇して、当該目的の格納躯体10を積載し、その後、揚重装置は台車Vとともに当該目的の格納躯体10を定置位置から取り出して、所定の場所に移設するものである。
次に、本発明の実施の形態7について説明する。
図9−1に示すように、本実施の形態7の放射性廃棄物の地中埋設施設の管理方法は、上記の実施の形態1〜3のいずれか一つの放射性廃棄物の地中埋設施設を管理する方法であって、床板構造体20の上面20aと格納躯体10の底面10cと2列の台座22とによって形成される空間Sに沿って、格納躯体10を移設するための台車Vが走行可能であり、格納躯体10を積載可能に構成した桁材あるいは板材72を積載した状態の台車Vの高さは、定置済みの格納躯体10の底面10cよりも低く、定置済みの格納躯体10に遮られることなく移設目的の格納躯体10の直下に行くことができ、桁材あるいは板材32を当該目的の格納躯体10の直下に配置することができ、当該目的の格納躯体10の直下に配置された桁材あるいは板材32は、格納躯体10の上方から近づく揚重装置Lの吊り具30と連結した後、揚重装置Lによって桁材あるいは板材32の水平状態を維持したまま上昇して、当該目的の格納躯体10を積載し、その後、揚重装置Lは桁材あるいは板材32とともに格納躯体10を定置位置から取り出して、所定の場所に移設するものである。
本発明に係る放射性廃棄物の地上貯蔵施設に用いられる貯蔵容器は、放射能で汚染された汚染水もしくは汚染土壌もしくは汚染物質を貯蔵する貯蔵容器である。この貯蔵容器としては、図11−1に示すような有蓋有底円筒状の金属製の貯蔵容器50や、図11−2に示すような有蓋有底円筒状の鉄筋コンクリート製の貯蔵容器51を用いることができる。また、図11−3に示すような鉄筋コンクリート製の底板53の上に金属製の貯蔵容器50を据え付けた構造や、図11−4に示すような鉄筋コンクリート製の底板53の上に鉄筋コンクリート製の貯蔵容器51を構築した構造としてもよい。ここで、図11−1〜図11−4の貯蔵容器50,51の例では汚染水Wを貯蔵する貯水タンクの例を示した。貯蔵容器50,51の寸法・形状・重量については特段の制限はないが、形状については、円筒状の代わりに、例えば中空球体状、中空直方体状などで構成してもよい。
次に、本発明の実施の形態8について説明する。
図12に示すように、本実施の形態8の放射性廃棄物の地上貯蔵施設400は、放射性廃棄物を地上に貯蔵する施設であって、地上の岩盤1上に設けられた床板構造体60と、床板構造体60上の所定の位置に定置され、放射性廃棄物を貯蔵する貯蔵容器50とを備え、貯蔵容器50を、床板構造体60の上面において間隔をあけて並行に設けた2列の台座62の上に定置し、移動手段によって定置位置から別の場所へ移動可能としたものである。移動手段としては、貯蔵容器50を吊り上げて移動するクレーンなどの揚重装置や、貯蔵容器50を積載して移動する台車などを使用することができる。
次に、本発明の実施の形態9について説明する。
図13−1に示すように、本実施の形態9の放射性廃棄物の地上貯蔵施設500は、上記の実施の形態8において、台座62が延長方向に連続するものであり、台座62の上面に延長方向に連続する堰堤状の突起物64を設け、この台座62の上に貯蔵容器50の底面の両隅部(円の直径方向両端部)を定置したものである。こうすることで、貯蔵容器50の側面を伝って下方に流れ落ちる水を、堰堤状の突起物64によって2列の台座62に挟まれる側に導水可能としている。
次に、本発明の実施の形態10について説明する。
図14に示すように、本実施の形態10の放射性廃棄物の地上貯蔵施設600は、上記の実施の形態8または9において、貯蔵容器50が、床板構造体60上の所定の位置に複数個並べて定置され、隣接する2つの貯蔵容器50の底面の隣り合う隅部どうしを、共に同じ1列の台座62の上に定置したものである。
本発明に係る放射性廃棄物の地上貯蔵施設の管理方法は、地上貯蔵施設における放射性廃棄物の貯蔵容器の搬送、定置、定置後の監視、不具合が発見された貯蔵容器の再取り出しに関するものである。なお、図15−1〜図19−3において、移設対象の貯蔵容器には汚染水が満たされている状態を図示しているが、汚染水の代わりに汚染土壌等の固体廃棄物が満たされていてもよいし、また、移設の前に貯蔵容器を空にしておいてもよい。
次に、本発明の実施の形態11について説明する。
図15−1に示すように、本実施の形態11の放射性廃棄物の地上貯蔵施設の管理方法は、上記の実施の形態8〜10のいずれか一つの放射性廃棄物の地上貯蔵施設を管理する方法であって、床板構造体60の上面と貯蔵容器50の底面と2列の台座62とによって形成される空間Sに沿って、貯蔵容器50を搬送するための台車Vが走行可能であり、台車Vに貯蔵容器50を積載して搬送し、定置位置において台車Vの積載面の高さを下降させることによって、貯蔵容器50を台座62の上に定置するものである。
次に、本発明の地上貯蔵施設の実施の形態12について説明する。
図17に示すように、本実施の形態12の放射性廃棄物の地上貯蔵施設の管理方法は、上記の実施の形態8〜10のいずれか一つの放射性廃棄物の地上貯蔵施設を管理する方法であって、床板構造体60の上面60aと貯蔵容器50の底面50cと2列の台座62とによって形成される空間Sを検査用空間として利用し、検査用空間において、貯蔵容器50の底部もしくは側面部の健全性を点検するとともに、必要に応じて貯蔵容器50の底部もしくは側面部の不具合箇所を修復し、あるいは/および、検査用空間において、貯蔵容器50からの漏水をサンプリングすることによって、貯蔵容器50からの漏出を監視するものである。
次に、本発明の実施の形態13について説明する。
図18−1に示すように、本実施の形態13の放射性廃棄物の地上貯蔵施設の管理方法は、上記の実施の形態8〜10のいずれか一つの放射性廃棄物の地上貯蔵施設を管理する方法であって、床板構造体60の上面60aと貯蔵容器50の底面50cと2列の台座62とによって形成される空間Sに沿って、貯蔵容器50を移設するための台車Vが走行可能であり、台車Vの高さは、定置済みの貯蔵容器50の底面50cよりも低く、定置済みの貯蔵容器50に遮られることなく移設目的の貯蔵容器50の直下に行くことができ、当該目的の貯蔵容器50の直下に位置した台車Vは、貯蔵容器50の上方から近づく揚重装置の吊り具と連結した後、揚重装置によって台車の水平状態を維持したまま上昇して、当該目的の貯蔵容器50を積載し、その後、揚重装置は台車Vとともに当該目的の貯蔵容器50を定置位置から取り出して、所定の場所に移設するものである。
次に、本発明の実施の形態14について説明する。
図19−1に示すように、本実施の形態14の放射性廃棄物の地上貯蔵施設の管理方法は、上記の実施の形態8〜10のいずれか一つの放射性廃棄物の地上貯蔵施設を管理する方法であって、床板構造体60の上面60aと貯蔵容器50の底面50cと2列の台座62とによって形成される空間Sに沿って、貯蔵容器50を移設するための台車Vが走行可能であり、貯蔵容器50を積載可能に構成した桁材あるいは板材72を積載した状態の台車Vの高さは、定置済みの貯蔵容器50の底面50cよりも低く、定置済みの貯蔵容器50に遮られることなく移設目的の貯蔵容器50の直下に行くことができ、桁材あるいは板材72を当該目的の貯蔵容器50の直下に配置することができ、当該目的の貯蔵容器50の直下に配置された桁材あるいは板材72は、貯蔵容器50の上方から近づく揚重装置Lの吊り具70と連結した後、揚重装置Lによって桁材あるいは板材72の水平状態を維持したまま上昇して、当該目的の貯蔵容器50を積載し、その後、揚重装置Lは桁材あるいは板材72とともに貯蔵容器50を定置位置から取り出して、所定の場所に移設するものである。
次に、本発明の実施の形態15について説明する。
図20−1に示すように、本実施の形態15の放射性廃棄物の地上貯蔵施設の管理方法の対象となる地上貯蔵施設700は、地上の岩盤1上に設けられた床板構造体80と、床板構造体80上の所定の位置に定置される複数の貯蔵容器50とを備えている。床板構造体80は、その上面80aに短冊状に配列した線状物82による凹凸84を有しており、貯蔵容器50はこの短冊状の線状物82の上に定置される。このため、貯蔵容器50の底面50cの真下には、凹凸84によって複数の直線溝状の凹部86が形成される。この凹部86は、一箇所もしくは複数箇所に設けてある図外の集水場所へ向かう排水勾配を有している。なお、貯蔵容器50は、移動手段によって定置位置から別の場所へ移動可能としてある。移動手段としては、貯蔵容器50を吊り上げて移動するクレーンなどの揚重装置や、貯蔵容器50を積載して移動する台車などを使用することができる。
10c 格納躯体の底面
12 廃棄体群(放射性廃棄物)
14 充てん材
16 格納躯体部材
18 被覆材
20,60,80 床板構造体
20a,60a,80a 床板構造体の上面
22,62 台座
24,64 突起物
26,66 集水溝
28,68 切り欠き溝
30,70 吊り具
32,72 桁材あるいは板材
50,51 貯蔵容器
50c 貯蔵容器の底面
53 底板
82 線状物
84 凹凸
86 凹部
88 凸部
100,200,300 放射性廃棄物の地中埋設施設
400,500,600,700 放射性廃棄物の地上貯蔵施設
S 空間
V 台車
L 揚重装置
P 監視員
W 汚染水
Claims (10)
- 放射性廃棄物を地中に埋設処分する地中埋設施設、あるいは、放射性廃棄物を地上に貯蔵する地上貯蔵施設であって、
床板構造体と、
前記床板構造体上の所定の位置に定置され、放射性廃棄物を格納する格納躯体あるいは放射性廃棄物を貯蔵する貯蔵容器とを備え、
前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を、前記床板構造体の上面において間隔をあけて並行に設けた2列の台座の上に定置し、移動手段によって定置位置から別の場所へ移動可能としたことを特徴とする放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設。 - 前記台座は延長方向に連続して、その上面に延長方向に連続する堰堤状の突起物を有し、
前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底面の両隅部を前記台座の上に定置し、
前記台座に定置されている前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の側面を伝って下方に流れ落ちる水を、前記堰堤状の突起物によって前記2列の台座に挟まれる側に導水可能としたことを特徴とする請求項1に記載の放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設。 - 前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器は、前記床板構造体上の所定の位置に複数個並べて定置され、
隣接する2つの前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底面の隣り合う隅部どうしを、共に同じ1列の前記台座の上に定置したことを特徴とする請求項1または2に記載の放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設。 - 請求項1〜3のいずれか一つに記載の放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設を管理する方法であって、
前記床板構造体の上面と前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底面と前記2列の台座とによって形成される空間に沿って、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を搬送するための台車が走行可能であり、
前記台車に前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を積載して搬送し、定置位置において前記台車の積載面の高さを下降させることによって、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を前記台座の上に定置することを特徴とする放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設の管理方法。 - 請求項1〜3のいずれか一つに記載の放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設を管理する方法であって、
前記床板構造体の上面と前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底面と前記2列の台座とによって形成される空間を検査用空間として利用し、
前記検査用空間において、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底部もしくは側面部の健全性を点検するとともに、必要に応じて前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底部もしくは側面部の不具合箇所を修復し、
あるいは/および、前記検査用空間において、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器からの漏水をサンプリングすることによって、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器からの漏出を監視することを特徴とする放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設の管理方法。 - 請求項1〜3のいずれか一つに記載の放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設を管理する方法であって、
前記床板構造体の上面と前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底面と前記2列の台座とによって形成される空間に沿って、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を移設するための台車が走行可能であり、
前記台車の高さは、定置済みの前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底面よりも低く、定置済みの前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器に遮られることなく移設目的の前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の直下に行くことができ、
当該目的の前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の直下に位置した前記台車は、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の上方から近づく揚重装置の吊り具と連結した後、前記揚重装置によって前記台車の水平状態を維持したまま上昇して、当該目的の前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を積載し、
その後、前記揚重装置は前記台車とともに当該目的の前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を定置位置から取り出して、所定の場所に移設することを特徴とする放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設の管理方法。 - 請求項1〜3のいずれか一つに記載の放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設を管理する方法であって、
前記床板構造体の上面と前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底面と前記2列の台座とによって形成される空間に沿って、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を移設するための台車が走行可能であり、
前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を積載可能に構成した桁材あるいは板材を積載した状態の前記台車の高さは、定置済みの前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の底面よりも低く、定置済みの前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器に遮られることなく移設目的の前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の直下に行くことができ、前記桁材あるいは板材を当該目的の前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の直下に配置することができ、
当該目的の前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の直下に配置された前記桁材あるいは板材は、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器の上方から近づく揚重装置の吊り具と連結した後、前記揚重装置によって前記桁材あるいは板材の水平状態を維持したまま上昇して、当該目的の前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を積載し、
その後、前記揚重装置は前記桁材あるいは板材とともに前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を定置位置から取り出して、所定の場所に移設することを特徴とする放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設の管理方法。 - 放射性廃棄物を地中に埋設処分する地中埋設施設、あるいは、放射性廃棄物を地上に貯蔵する地上貯蔵施設であって、
上面に複数の凹凸を有する床板構造体と、
前記床板構造体上の所定の位置に定置され、放射性廃棄物を格納する格納躯体あるいは放射性廃棄物を貯蔵する貯蔵容器とを備え、
前記床板構造体の上面には、一箇所もしくは複数箇所に設けてある集水場所へ向かう排水勾配を有する凹部が前記凹凸によって形成され、
前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器を、移動手段によって定置位置から別の場所へ移動可能としたことを特徴とする放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設。 - 請求項8に記載の放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設を管理する方法であって、
前記床板構造体の上面の前記凹部を流れる水を採取して測定することにより、前記格納躯体あるいは前記貯蔵容器からの漏水を検知することを特徴とする放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設の管理方法。 - 前記貯蔵容器を定置位置から取り出して、所定の場所に移設する場合において、
前記貯蔵容器を空にした後、空にした前記貯蔵容器を定置位置から取り出して、所定の場所に移設することを特徴とする請求項4、6または7に記載の放射性廃棄物の地中埋設施設あるいは地上貯蔵施設の管理方法。
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