JP3175669U - コンクリート部材 - Google Patents

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英也 大久保
俊也 升本
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Abstract

【課題】廃棄物保管容器の施工効率の向上を図ることを可能とした、コンクリート部材を提案する。
【解決手段】廃棄物保管容器のコンクリート容器を形成するためのコンクリート部材30であって、底版部31と、底版部31から立設された壁部32と、底版部31の上面および壁部32の内側面に予め設置された遮水シート33とを備え、遮水シート33は、底版部31の側端部および壁部32の側端部以外において、底版部31の上面および壁部32の内側面を覆っている。
【選択図】図2

Description

本考案は、廃棄物保管容器を形成するためのコンクリート部材に関する。
廃棄物保管容器では、廃棄物が含有する有害物質等が浸出して周囲へ拡散することを防止するために、廃棄物保管容器の底面や側面に沿って遮水層を形成するのが一般的である。
例えば、本出願人等は、L型擁壁用のコンクリート部材を組み合わせて形成されたコンクリート容器と、このコンクリート容器の内面に敷設された遮水シートとにより構成された廃棄物保管容器を開発した。
遮水シートは、合成樹脂や合成ゴム等により構成されていて、隣接する他の遮水シートと隙間なく接合されていることにより、遮水層を形成している。
ところが、従来の廃棄物保管容器は、コンクリート容器の施工と、遮水シートの敷き込み作業とを別工程により行うため、施工期間が長くなる場合があった。
また、廃棄物保管容器を増設する場合にも、増設部分の容器の形成と遮水シートの敷き込み作業とを別工程により行うため、施工期間が長くなる場合があった。
本考案は、前記の問題点を解決することを目的とするものであり、廃棄物保管容器の施工効率の向上を図ることを可能とした、コンクリート部材を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本考案は、廃棄物保管容器のコンクリート容器を形成するためのコンクリート部材であって、底版部と、前記底版部から立設された壁部と、前記底版部の上面および前記壁部の内側面に予め設置された遮水シートとを備えることを特徴としている。
かかるコンクリート部材によれば、予め遮水シートが設置されているため、コンクリート容器の施工と、遮水シートの敷き込み作業とを同時に行うことが可能となり、施工期間の短縮化が可能である。
また、廃棄物保管容器を増設する際にも、増設部分の施工が容易である。
前記遮水シートが、前記底版部の側端部および前記壁部の側端部以外において、前記底版部の上面および前記壁部の内側面を覆っていれば、コンクリート部材の配設時に、遮水シートが他のコンクリート部材等と接触することを防止でき、ひいては、遮水シートの破損を防止できる。
また、前記遮水シートの側端部の表面に、接続用の遮水シートを配置するための目印が施されていれば、隣り合うコンクリート部材の遮水シート同士を、接合する際に、接続用の遮水シートの位置決めが容易となり、簡易かつ高品質に施工を行うことができる。
本考案の廃棄物保管容器によれば、遮水層を形成する際の施工効率および品質管理の向上が可能となる。
本考案の実施形態に係る廃棄物保管容器を示す斜視図である。 コンクリート部材を示す斜視図である。 廃棄物保管容器の施工状況を示す斜視図である。
本実施形態に係る廃棄物保管容器1は、図1に示すように、汚染廃棄物2を収容するコンクリート容器3と汚染廃棄物2の外面を覆う遮水層4とを備えている。
汚染廃棄物2は、放射性物質を含有する下水道汚泥、焼却灰、土砂、除草等であって、大型の土のう袋等に袋詰めされている。
なお、汚染廃棄物2は、必ずしも土のう袋に袋詰めされている必要はなく、他の容器(例えば、箱や袋等)に収容されていてもよいし、直接遮水層4により覆われていてもよい。
コンクリート容器3は、複数のコンクリート部材30,30,…を並設して組み合わせることにより箱型に形成されている。コンクリート容器3の上面(開口部)は、蓋35により覆われる(遮蔽される)。
コンクリート部材30は、図2に示すように、底版部31と立設された壁部32とを備えたプレキャスト製のL型擁壁である。なお、本実施形態では、コンクリート部材30として、L型擁壁を採用するが、コンクリート部材30は断面視逆T型やU字状であってもよく、その形状は限定されるものではない。
底版部31および壁部32の部材厚は、汚染廃棄物2から放射される線量や、コンクリート容器3の内部に収容される汚染廃棄物2により作用する側圧等に応じて適宜決定する。
コンクリート部材30の内側面には、予め遮水シート33が設置されている。つまり、コンクリート容器3の内側面となるコンクリート部材30の底版部31の上面および壁部32の内側面には、遮水シート33が設置されている。
遮水シート33は、合成樹脂や合成ゴム等により構成されたシート状または板状の材料により構成されており、コンクリート容器3の内側面に沿って固定されることで遮水層4となる。
本実施形態では、底版部31および壁部32の側端から隙間(本実施形態では5〜10cm程度)をあけて、遮水シート33を設置している。つまり、遮水シート33は、底版部31の側端部および壁部32の側端部以外において、コンクリート部材30(コンクリート容器3)の内側面を覆っている。
図3に示すように、遮水シート33は、隣接する他のコンクリート部材30の遮水シート33と、接続用の遮水シート(以下、「接続遮水シート34」という)により接続される。こうすることで、コンクリート容器3の内側面に、遮水シート33,34により構成された遮水層4を形成する。なお、接続遮水シート34を構成する材料は、遮水シート33と同様のものを使用する。
蓋35は、図1に示すように、複数の板状の蓋部材をコンクリート部材30,30(壁部32,32)の上端に横架させることにより形成されている。蓋35は、一枚の板材を配置することにより形成してもよいし、現場打ちコンクリートにより形成してもよい。
汚染廃棄物2の上面と蓋35との間にも、遮水シート33を配設しておき、遮水層4により汚染廃棄物2の全周囲を覆う。
廃棄物保管容器1の施工は、まず、整地された地盤上に複数のコンクリート部材30をクレーン等を利用して配置する(図3参照)。
次に、図3に示すように、隣り合うコンクリート部材30,30の目地に跨って接続遮水シート34を配設し、コンクリート部材30,30の側端部を接続遮水シート34により覆う。
なお、遮水シート33の側端部の表面には、接続遮水シート34を設置するための目印(図示せず)が施されており、接続遮水シート34は、この目印に沿って配設することで、溶着代を確保した状態で遮水シート33に重ね合わされる。
続いて、遮水シート33,33と接続遮水シート34の両端とを溶着して、遮水シート33,34同士を接続する。
なお、遮水シート33,34の溶着は、コンクリート部材30を配設する毎に実施してもよいし、全てのコンクリート部材30を配設して、コンクリート容器3を形成してからまとめて実施してもよく、そのタイミングは限定されるものではない。
箱型のコンクリート容器3の組立作業および遮水シート33,34の溶着作業が完了したら、コンクリート容器3の内部に土のう袋に袋詰めされた汚染廃棄物2を配置する。
そして、図1に示すように、汚染廃棄物2の上面を遮水シート33により覆い、コンクリート容器3に蓋35をすることで、施工が完了する。
本実施形態では、対向するコンクリート部材30,30のうちの一方のコンクリート部材30に設置された遮水シート33の上端部を壁部32よりも長くしておくことで、当該遮水シート33により汚染廃棄物2の上面を覆う。
なお、汚染廃棄物2の上面に配設される遮水シート33は、コンクリート部材30に設置された遮水シート33と、別部材であってもよい。
本実施形態の廃棄物保管容器1によれば、コンクリート部材30の内側面に遮水シート33が予め一体化されているため、コンクリート容器3の施工とともに、遮水シート33との敷き込み作業が実施されるため、施工期間を短縮することができる。
遮水層4の施工は、接続遮水シート34の両端を溶着する作業のみとなるため、容易である。
遮水シート33は、底端部31および壁部32の側端部から隙間をあけて設置されているため、コンクリート部材3を設置する際に、他のコンクリート部材3と遮水シート33が接触して遮水シート33が破損することを防止できる。
遮水シート33に接続遮水シート34を配設するための目印が施されているため、接続用遮水シート34を、必要な溶着代を確保した状態で配設することができる。そのため、遮水シート33,34同士の溶着を確実に行うことができ、遮水層4の遮水性を確保することができる。
コンクリート容器3は、プレキャスト製のコンクリート部材30,30,…を組み合わせることにより構成されているため、短期間で形成することができる。
そのため緊急性を要する場合であっても、汚染廃棄物2を早期に仮置きすることができる。
遮水シート33,34の溶着箇所の形状は、直線部のみとなるため、高品質施工が可能である。
また、廃棄物保管容器1は、汚染廃棄物2をコンクリート容器3により密閉しているため、放射線を遮蔽した状態で、安全に汚染廃棄物2を保管することができる。
また、汚染廃棄物2は、外周囲が遮水層4により覆われた状態で保管されるため、外部から水分(雨水や地下水等)が浸透することがない。また、遮水層4内から水分が流出することもないため、水分の流出とともに汚染物質が流出することもない。そのため、汚染廃棄物2を安全に保管することができる。
以上、本考案に係る実施の形態について説明した。しかし、本考案は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
前記実施形態では、本発明のコンクリート部材を利用して廃棄物保管容器を新設する場合について説明したが、廃棄物保管容器を増築する場合(例えば、廃棄物保管容器の容量が不足する場合等)に、本発明のコンクリート部材を利用してよい。こうすることで、コンクリート部材を増設するとともに、遮水シートの敷設作業が実施されるため、施工の手間を省略することができる。
そのため、廃棄物保管容器内に汚染廃棄物が保管された状態で作業する場合であっても、施工を短期間で行うことができる。
前記実施形態では、汚染廃棄物と蓋との間に遮水シートを配設する場合について説明したが、汚染廃棄物の上面の遮水シートは省略してもよい。また、コンクリート容器の内部における汚染廃棄物の上面の遮水シートを省略する場合には、蓋の上面に遮水シートを配設してもよい。
遮水シートは、底版部および壁部の側端部を覆っていてもよい。
また、接続遮水シートを配置するための目印は、必要に応じて施せばよく、省略してもよい。
1 汚染廃棄物保管容器
2 汚染廃棄物
3 コンクリート容器
30 コンクリート部材
31 底版部
32 壁部
33 遮水シート
34 接続遮水シート(接続用の遮水シート)
4 遮水層

Claims (2)

  1. 廃棄物保管容器のコンクリート容器を形成するためのコンクリート部材であって、
    底版部と、前記底版部から立設された壁部と、前記底版部の上面および前記壁部の内側面に予め設置された遮水シートと、を備えることを特徴とする、コンクリート部材。
  2. 前記遮水シートは、前記底版部の側端部および前記壁部の側端部以外において、前記底版部の上面および前記壁部の内側面を覆っていることを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート部材。
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