JP2015012624A - 駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の増加を抑えるとともに回路構成を簡単化しつつ、ノイズによる誤動作の発生を防止する。
【解決手段】ゲート駆動回路6A、6Bは、半導体素子M1、M2をオンするためのオン電圧およびオフするためのオフ電圧をゲートに与える。オフ電圧生成回路7A、7Bは、オフ電圧を生成するものであって、半導体素子M1、M2のうち、順方向に電流を流すMOS動作を行うMOS動作側素子がターンオンする際に、逆方向に電流を流すDi動作を行うDi動作側素子のゲートに与えるオフ電圧を、通常の電圧よりも負方向に変化させる。オフ電圧生成回路7A、7Bは、MOS動作側素子を順方向に介して流れる電流が増加している期間に、オフ電圧の負方向への変化を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハーフブリッジ回路を構成する一対の半導体素子を駆動する駆動回路に関する。
近年、ハーフブリッジ回路などに用いられる半導体素子として、従来のパワーデバイスに比べて大幅にオン抵抗を小さくすることができる次世代パワーデバイス(例えばGaN−HEMTなど)の開発が進められている。ただし、上記次世代パワーデバイスは、ノーマリーオフのデバイスを作ることが難しく、ノーマリーオフを実現した場合でも、その閾値電圧が非常に小さくなる(例えば0〜3V程度)。
半導体素子において、閾値電圧が低下すると、例えばスイッチング時などにノイズによる誤動作(誤オン)が発生し易くなる。上記誤動作については、オフ期間におけるゲート電圧(オフ保持電圧)を負に引っ張っておく、つまりオフ時にゲートに対して常に負電圧を印加することにより、その発生を回避することができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第4916964号公報
上述したように、オフ期間の全てにわたってゲートに対して負電圧を印加する場合、その分だけ消費電力が増加する。また、例えば、正負両方の電源を用いたり、多くのスイッチを用いるとともに静電容量が比較的大きいコンデンサを用いたりする必要がある。つまり、従来の構成では、消費電力が増加するとともに回路構成が複雑化するという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力の増加を抑えるとともに回路構成を簡単化しつつ、ノイズによる誤動作の発生を防止することができる駆動回路を提供することにある。
請求項1に記載した駆動回路は、ハーフブリッジ回路を構成する一対の半導体素子を駆動するものであり、ゲート駆動回路およびオフ電圧生成回路を備える。ゲート駆動回路は、半導体素子をオンするためのオン電圧およびオフするためのオフ電圧を、半導体素子のゲートに与える。オフ電圧生成回路は、上記オフ電圧を生成する。また、オフ電圧生成回路は、一対の半導体素子のうち第1動作側素子がターンオンする際に、第2動作側素子のゲートに与えるオフ電圧を、通常の電圧よりも負方向に変化させる。
なお、第1動作側素子は、順方向に電流を流す第1動作を行う半導体素子である。また、第2動作側素子は、逆方向に電流を流す第2動作を行う半導体素子である。例えば、ハーフブリッジ回路が、一対の半導体素子の相互接続ノードから負荷に向けて電流を出力する用途(同期整流型の降圧型スイッチング電源回路、インバータなど)に適用される場合であれば、上アーム側の半導体素子が第1動作側素子に相当し、下アーム側の半導体素子が第2動作側素子に相当する。また、ハーフブリッジ回路が、負荷から上記相互接続ノードに向けて電流を入力する用途(同期整流型の昇圧型スイッチング電源回路、インバータなど)に適用される場合であれば、下アーム側の半導体素子が第1動作側素子に相当し、上アーム側の半導体素子が第2動作側素子に相当する。
ハーフブリッジ回路において、第2動作側素子がオンする期間から、第1動作側素子および第2動作側素子の双方がオフする期間(いわゆるデッドタイム)を経て、第1動作側素子がオンする期間へと移行する際、第2動作側素子が誤オンする誤動作が発生するおそれがある。上記誤オンは、次のような理由により生じる。すなわち、第1動作側素子がターンオンする際、その素子の主端子間(例えばドレイン・ソース間)の電圧が急激に変化する。これにより、第2動作側素子の主端子(第1動作側素子および第2動作側素子の相互接続ノード)の電圧も同様に急激に変化する。その急激な電圧の変化により、第2動作側素子のゲート寄生容量が充電されてゲート電圧が上昇する。このとき、ゲート電圧が閾値電圧を超えて上昇すると、第2動作側素子が誤オンする。そうすると、第1動作側素子および第2動作側素子がいずれもオンした状態となって、大きな貫通電流(短絡電流)が流れてしまう。
本手段によれば、上述した問題の発生が次のようにして抑制される。すなわち、一対の半導体素子のうち第1動作側素子がターンオンする際には、オフ電圧生成回路が、第2動作側素子のゲートに与えるオフ電圧を、通常の電圧よりも負方向に変化させる。そのため、第2動作側素子のオフ時のゲート電圧が閾値電圧から大きく離れた値となり、上記誤オンの発生が防止される。しかも、オフ電圧生成回路は、オフ電圧を常に負電圧にすることはなく、適切なタイミングで負方向に変化させるようになっている。以下、その点について説明する。
一般に、ハーフブリッジ回路を構成する半導体素子は、ターンオンする際、素子を流れる電流(例えばドレイン電流)が増加してから、素子の主端子間の電圧が変化するようになっている。このような点に着目し、オフ電圧生成回路は、第1動作側素子を順方向に介して流れる電流が増加している期間に、オフ電圧の負方向への変化を開始する。このようにすれば、第1動作側素子の主端子間の電圧が変化し始める時点において、第2動作側素子のゲートには、必ず負のオフ電圧が印加されることになる。このように、オフ電圧生成回路は、オフ期間の全てにわたってオフ電圧を負電圧にすることなく、誤オンの発生を確実に防止することができる適切なタイミングでもって、オフ電圧を負方向に変化させるようになっている。従って、本手段によれば、消費電力の増加を抑えるとともに回路構成を簡単化しつつ、ノイズによる誤動作の発生を防止することができる。
本発明の第1の実施形態を示すもので、ハーフブリッジ回路を駆動する駆動回路の概略的な構成図 ハーフブリッジ回路が負荷に電流を出力する場合における半導体素子の駆動動作を示すタイミングチャート ハーフブリッジ回路が負荷から電流を入力する場合における図2相当図 駆動回路の詳細な構成例を示す図 ハーフブリッジ回路が負荷に電流を出力する場合の各部動作波形を示す図 ハーフブリッジ回路が負荷に電流を出力する場合のシミュレーション結果を示す図 比較例を示す図6相当図 第2の実施形態を示す図4相当図 第3の実施形態を示す図4相当図 図5相当図
以下、駆動回路の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
図1に示す駆動回路1、2は、一対の電源線3、4の間に接続されたハーフブリッジ回路5を構成する半導体素子M1、M2をそれぞれ駆動する。半導体素子M1、M2は、電源線3、4間に直列接続されている。半導体素子M1、M2の相互接続ノードN1には、図示しない負荷(誘導性負荷)が接続される。
半導体素子M1、M2は、GaN−HEMT(窒化ガリウム−高電子移動度トランジスタ)によるパワーMOSFETである。GaN−HEMTによるパワー半導体素子は、高耐圧および低オン抵抗であり、且つ、高速スイッチングを特徴とする素子である。そのため、上記パワー半導体素子は、回路の小型化および高効率化に大きく寄与する技術であると広く期待されている。しかし、一般に、上記パワー半導体素子は、IGBTやSi−MOSFETに比べて閾値電圧が低い。そのため、スイッチング時のノイズに対する誤動作が発生し易いという問題を有している。
駆動回路1は、ゲート駆動回路6Aおよびオフ電圧生成回路7Aを備えている。ゲート駆動回路6Aは、半導体素子M1を駆動するための駆動電圧を半導体素子M1のゲートに与える。ゲート駆動回路6Aは、駆動電源8Aから供給される電圧Vddを、半導体素子M1をオン駆動するオン電圧として出力する。オン電圧は、半導体素子M1の閾値電圧よりも高い電圧であり、例えば+5Vである。
また、ゲート駆動回路6Aは、オフ電圧生成回路7Aから供給される電圧を、半導体素子M1をオフ駆動するオフ電圧として出力する。オフ電圧生成回路7Aは、上記オフ電圧を生成する。オフ電圧生成回路7Aにより生成されるオフ電圧は、通常、駆動電源8Aの低電位側電位に相当する電圧(0V)である。ただし、オフ電圧生成回路7Aは、後述するタイミングにおいて、オフ電圧を、通常の電圧(0V)よりも負方向に変化させるようになっている。
駆動回路2は、ゲート駆動回路6Bおよびオフ電圧生成回路7Bを備えている。ゲート駆動回路6Bは、ゲート駆動回路6Aと同様の構成であり、オフ電圧生成回路7Bは、オフ電圧生成回路7Aと同様の構成である。そのため、ここでは、ゲート駆動回路6Bおよびオフ電圧生成回路7Bについての説明は省略する。
続いて、上記構成の駆動回路1、2による半導体素子M1、M2の駆動動作について、図2および図3を参照して説明する。なお、ここでは、半導体素子M1、M2が順方向に電流を流す動作(第1動作)のことをMOS動作と呼び、逆方向に電流を流す動作(第2動作)のことをDi動作(ダイオード動作)と呼ぶ。また、半導体素子M1、M2のうち、MOS動作を行う素子をMOS動作側素子(第1動作側素子)と呼び、Di動作を行う素子をDi動作側素子と呼ぶ。この場合、MOS動作側素子は、負荷に流れる電流(負荷電流)を開閉するスイッチとして機能する。また、Di動作側素子は、負荷電流を還流する還流手段として機能する。
「1」ノードN1から負荷に向けて電流が出力される場合
ハーフブリッジ回路5がノードN1から負荷に向けて電流(負荷電流)を出力する用途(同期整流型の降圧型スイッチング電源回路、インバータなど)に適用される場合、ハイサイド側(上アーム側)の半導体素子M1がMOS動作側素子に相当し、ロウサイド側(下アーム側)の半導体素子M2がDi動作側素子に相当する。
この場合、図2に示すように、半導体素子M1、M2のゲートに電圧を印加する1周期には、半導体素子M1がオンするとともに半導体素子M2がオフする期間Aと、半導体素子M1がオフするとともに半導体素子M2がオンする期間Bと、半導体素子M1、M2の双方がオフする期間C、D(デッドタイム)とが存在する。
期間Aでは、半導体素子M1のゲートにオン電圧が印加されるとともに、半導体素子M2のゲートにオフ電圧が印加される。期間Bでは、半導体素子M1のゲートにオフ電圧が印加されるとともに、半導体素子M2のゲートにオン電圧が印加される。期間C、Dでは、半導体素子M1、M2の各ゲートにオフ電圧が印加される。
ただし、期間Dの後半から期間Aの前半において、半導体素子M2のゲートに与えられるオフ電圧は、0Vよりも負方向に変化した負電圧(例えば−5V)となっている。つまり、MOS動作側素子である半導体素子M1がオフからオンに転じるとき(オンする瞬間)、Di動作側素子である半導体素子M2のゲートに与えられるオフ電圧が負に引っ張られるようになっている。そのため、半導体素子M2のオフ時のゲート電圧が閾値電圧から大きく離れた値となり、半導体素子M1のターンオン時に生じるノイズに起因した誤オンの発生が防止される。
「2」負荷からノードN1に向けて電流が入力される場合
ハーフブリッジ回路5が負荷からノードN1に向けて電流を入力する用途(同期整流型の昇圧型スイッチング電源回路、インバータなど)に適用される場合、ハイサイド側の半導体素子M1がDi動作側素子に相当し、ロウサイド側の半導体素子M2がMOS動作側素子に相当する。
図3に示すように、この場合も、ノードN1から負荷へ向けて電流が出力される場合と同様に、半導体素子M1、M2のゲートに電圧を印加する1周期には、期間A〜Dが存在する。ただし、この場合、期間Cの後半から期間Bの前半において、半導体素子M1のゲートに与えられるオフ電圧は、0Vよりも負方向に変化した負電圧となっている。つまり、MOS動作側素子である半導体素子M2がオフからオンに転じるとき(オンする瞬間)、Di動作側素子である半導体素子M1のゲートに与えられるオフ電圧が負に引っ張られるようになっている。そのため、半導体素子M1のオフ時のゲート電圧が閾値電圧から大きく離れた値となり、半導体素子M2のターンオン時に生じるノイズに起因した誤オンの発生が防止される。
続いて、上述した機能を実現する駆動回路の具体的な構成例について、図4を参照して説明する。
駆動回路1が備えるゲート駆動回路6Aは、PNP形バイポーラトランジスタであるトランジスタ11AおよびNPN形バイポーラトランジスタであるトランジスタ12Aを備えている。トランジスタ11Aのエミッタは、駆動電源8Aの高電位側出力端子に接続されている。トランジスタ12Aのエミッタは、電源線13Aに接続されている。トランジスタ11A、12Aの各コレクタは、共通接続されるとともに、半導体素子M1のゲートに接続されている。
駆動回路2が備えるゲート駆動回路6Bは、トランジスタ11B、12Bを備えている。トランジスタ11B、12Bは、それぞれトランジスタ11A、12Aと同様のものである。トランジスタ11Bのエミッタは、駆動電源8Bの高電位側出力端子に接続されている。トランジスタ12Bのエミッタは、電源線13Bに接続されている。トランジスタ11B、12Bの各コレクタは、共通接続されるとともに、半導体素子M2のゲートに接続されている。
トランジスタ11A、11B、12A、12Bの各ベースには、図示しない制御回路から出力される駆動信号が与えられる。上記制御回路は、半導体素子M1をオン駆動する際、Lレベル(例えば0V)の駆動信号を出力してトランジスタ11Aをオンするとともにトランジスタ12Aをオフする。また、上記制御回路は、半導体素子M1をオフ駆動する際、Hレベル(例えば5V)の駆動信号を出力してトランジスタ11Aをオフするとともにトランジスタ12Aをオンする。また、上記制御回路は、半導体素子M2をオン駆動する際、Lレベルの駆動信号を出力してトランジスタ11Bをオンするとともにトランジスタ12Bをオフする。また、上記制御回路は、半導体素子M2をオフ駆動する際、Hレベルの駆動信号を出力してトランジスタ11Bをオフするとともにトランジスタ12Bをオンする。
駆動回路1が備えるオフ電圧生成回路7Aは、トランス14A、コンデンサ15A、抵抗16Aおよびダイオード17Aを備えている。トランス14Aは、例えばプリント配線板などに形成することが可能な平面コイルを用いて構成されている。トランス14Aの一次側の巻線18Aは、半導体素子M2のソースおよび電源線4の間に直列に介在するように設けられている。巻線18Aは、半導体素子M2のソース側が巻き始めとなっている。トランス14Aの二次側の巻線19Aは、ダイオード17Aのアノードおよび電源線13Aの間に接続されている。巻線19Aは、ダイオード17Aのアノード側が巻き始めとなっている。
コンデンサ15Aは、半導体素子M1のソースおよび電源線13Aの間に接続されている。コンデンサ15Aの静電容量は、半導体素子M1のゲート・ソース間の寄生容量に比べて大きい容量(例えば10倍程度)になっている。抵抗16Aは、コンデンサ15Aに蓄えられた電荷を放電するためのものであり、コンデンサ15Aの端子間に接続されている。ダイオード17Aのカソードは、半導体素子M1のソースに接続されている。
駆動回路2が備えるオフ電圧生成回路7Bは、トランス14B、コンデンサ15B、抵抗16Bおよびダイオード17Bを備えている。なお、トランス14B、コンデンサ15B、抵抗16Bおよびダイオード17Bは、それぞれトランス14A、コンデンサ15A、抵抗16Aおよびダイオード17Aと同様のものである。
トランス14Bの一次側の巻線18Bは、半導体素子M1のソースおよびノードN1の間に直列に介在するように設けられている。巻線18Bは、半導体素子M1のソース側が巻き始めとなっている。トランス14Bの二次側の巻線19Bは、ダイオード17Bのアノードおよび電源線13Bの間に接続されている。巻線19Bは、ダイオード17Bのアノード側が巻き始めとなっている。コンデンサ15Bは、半導体素子M2のソースおよび電源線13Bの間に接続されている。抵抗16Bは、コンデンサ15Bの端子間に接続されている。ダイオード17Bのカソードは、半導体素子M2のソースに接続されている。
なお、本実施形態では、トランス14Aおよびダイオード17Aにより、半導体素子M2を順方向に介して流れる電流に応じてコンデンサ15Aを充電する充電手段21Aが構成される。また、トランス14Bおよびダイオード17Bにより、半導体素子M1を順方向に介して流れる電流に応じてコンデンサ15Bを充電する充電手段21Bが構成される。また、抵抗16Aがコンデンサ15Aを放電する放電手段に相当するとともに、抵抗16Bがコンデンサ15Bを放電する放電手段に相当する。
上記構成によれば、図5に示すようなタイミングでもって、Di動作側素子となる半導体素子のゲートに与えられるオフ電圧が負方向に変化する。
図5は、Di動作側素子がオンした状態からデッドタイムを経てMOS動作側素子がオンした状態へと遷移する期間における各部の波形を示している。以下の説明では、ノードN1から負荷へと電流を出力する場合を例に説明する。従って、この場合、ハイサイド側の半導体素子M1がMOS動作側素子であり、ロウサイド側の半導体素子M2がDi動作側素子である。
半導体素子M2がオンした状態からデッドタイムに移行すると、ゲート駆動回路6Bにおいてトランジスタ11Bがオフされるとともにトランジスタ12Bがオンされる。これにより、半導体素子M2のゲート・ソース間は、オン状態のトランジスタ12Bおよび抵抗16Bを介して短絡される。つまり、半導体素子M2のゲート・ソース間電圧Vgsが0Vになる。そのため、半導体素子M2がオフに転じる。
デッドタイムが終了すると、ゲート駆動回路6Aにおいてトランジスタ11Aがオンされるとともにトランジスタ12Aがオフされる。これにより、半導体素子M1のゲート・ソース間電圧Vgsが上昇を開始する。そして、半導体素子M1のゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧に達すると(時刻t1)、半導体素子M1がターンオンする。これにより、半導体素子M1のドレイン電流Idが上昇を開始する。その後、半導体素子M1のドレイン電流Idは、時刻t2の時点まで増加し続ける。
半導体素子M1のドレイン電流Idが増加する期間(t1〜t2の期間)では、半導体素子M1のソース部分と磁気結合されている巻線19Bに電圧が発生する。巻線19Bに発生する電圧は、巻き始め側が高電位となり、巻き終わり側が低電位となる。そのため、「巻線19Bの巻き始め→ダイオード17B→コンデンサ15B→巻線19Bの巻き終わり」という経路で電流(充電電流)が流れ、コンデンサ15Bが充電される。また、コンデンサ15Bには、抵抗16Bを通じて放電電流も流れる。ただし、この場合、充電電流が放電電流よりも大きくなるように、各種の回路定数(抵抗16Bの抵抗値、トランス14Bの巻線のインダクタンス値、巻数など)が設定されている。そのため、時刻t1〜t2の期間において、コンデンサ15Bの端子間電圧は上昇する。
このようにして充電されるコンデンサ15Bの高電位側の端子は、駆動電源8Bの低電位側出力端子(0V)に接続されるとともに半導体素子M2のソースに接続されている。また、コンデンサ15Bの低電位側の端子は、オン状態のトランジスタ12Bを介して半導体素子M2のゲートに接続されている。従って、半導体素子M2のゲートには、コンデンサ15Bの端子間電圧に相当する大きさの負の電圧が印加される。
半導体素子M1のドレイン電流Idが増加する期間(t1〜t2の期間)には、半導体素子M1のドレイン・ソース間電圧Vdsは、未だ変化しない(低下しない)。これは、一般に、ハーフブリッジ回路を構成する半導体素子は、ターンオンする際、素子を流れる電流(ドレイン電流)が増加した後、素子の主端子間の電圧(ドレイン・ソース間電圧)が変化するようになっているからである。
そして、半導体素子M1のドレイン電流Idの増加が収まった時点(時刻t2)において、半導体素子M1のドレイン・ソース間電圧Vdsが低下し始める。その後、ドレイン・ソース間電圧Vdsは、ミラー期間が終了する時点(時刻t3)まで低下し続ける。このように、半導体素子M1のドレイン・ソース間電圧Vdsが急激に低下する期間(t2〜t3の期間)において、半導体素子M2が誤オンする可能性がある。しかし、この場合、時刻t2の時点において、半導体素子M2のゲートには既に負のオフ電圧が印加されているため、上記誤オンの発生が確実に防止される。
なお、ドレイン電流Idの増加が収まった時点(時刻t2)以降は、巻線19Bに電圧は発生しない。そのため、コンデンサ15Bには、充電電流が流れず、放電電流だけが流れることになる。つまり、時刻t2以降は、抵抗16Bを通じてコンデンサ15Bを放電する動作だけが行われ、コンデンサ15Bの端子間電圧は次第に減少する。本実施形態では、少なくとも、次のデッドタイムが開始される時点(半導体素子M1がオフする時点)までに、コンデンサ15Bの電荷がゼロ、つまり半導体素子M2のゲートに印加されるオフ電圧が0Vになるように各種の回路定数(抵抗16Bの抵抗値、コンデンサ15Bの静電容量値など)が設定されている。
なお、上記構成によれば、負荷からノードN1へと電流を入力する場合にも、上記したノードN1から負荷へと電流を出力する場合と同様のタイミングでもって、Di動作側素子となる半導体素子のゲートに与えられるオフ電圧が負方向に変化する。ただし、この場合、ハイサイド側の半導体素子M1がDi動作側素子であり、ロウサイド側の半導体素子M2がMOS動作側素子である。
図6は、本実施形態の駆動回路1、2により駆動されるハーフブリッジ回路5がノードN1から負荷に向けて電流を出力する用途に適用される場合におけるシミュレーション結果を示すものである。また、図7は、比較例を示すものであり、半導体素子のゲートに与えるオフ電圧を負方向に変化させない場合の図6相当図である。
図7に示すように、オフ電圧を常に0Vにした場合、Di動作側素子である半導体素子M2がオンする期間からデッドタイムを経てMOS動作側素子である半導体素子M1がオンする期間へと移行する際、半導体素子M2が誤オンする誤動作が発生するおそれがある。上記誤オンは、次のような理由により生じる。すなわち、半導体素子M1がターンオンする際、その素子のドレイン・ソース間電圧Vdsが急激に変化する(低下する)。これにより、ノードN1の電圧(半導体素子M2のドレイン電圧)も同様に急激に変化する。その急激な電圧の変化により、半導体素子M2のゲート寄生容量が充電されてゲート・ソース間電圧Vgsが上昇する。このとき、ゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧を超えて上昇すると、半導体素子M2が誤オンする。そうすると、半導体素子M1、M2がいずれもオンした状態となって、大きな貫通電流(短絡電流)が流れてしまう。
これに対し、図6に示すように、本実施形態の駆動回路1、2によれば、半導体素子M1がターンオンする際には、半導体素子M2のゲート・ソース間電圧Vgsが0Vよりも負方向に変化するようになっている。そのため、半導体素子M2のオフ時のゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧から大きく離れた値となり、上記誤オンの発生が防止される。
以上説明した本実施形態によれば、ハーフブリッジ回路5を構成する半導体素子M1、M2のうちMOS動作側素子がターンオンする際には、Di動作側素子のゲートに与えられるオフ電圧が0Vよりも負方向に変化するようになっている。そのため、Di動作側素子のオフ時のゲート電圧が閾値電圧から大きく離れた値となり、ターンオン時のノイズに起因する誤オンの発生が防止される。
しかも、本実施形態では、MOS動作側素子のドレイン電流Idが増加している期間に、Di動作側素子のゲートに与えるオフ電圧の負方向への変化を開始するので、MOS動作側素子のドレイン・ソース間電圧Vdsが変化し始める時点において、Di動作側素子のゲートには、必ず負のオフ電圧が印加される。つまり、オフ期間の全てにわたってオフ電圧を負電圧にすることなく、誤オンの発生を確実に防止することができる適切なタイミングでもって、オフ電圧を負方向に変化させるようになっている。従って、本実施形態によれば、消費電力の増加を抑えるとともに回路構成を簡単化しつつ、ノイズによる誤動作の発生を防止することができる。
また、本実施形態では、上述したようにDi動作側素子のゲートに印加するオフ電圧を負方向に変化させる機能を有するオフ電圧生成回路7A(7B)は、コンデンサ15A(15B)、トランス14A(14B)およびダイオード17A(17B)からなる充電手段21A(21B)などから構成されている。充電手段21A(21B)は、MOS動作側素子を順方向に介して流れる電流に応じてコンデンサ15A(15B)を充電するものである。そして、オフ電圧生成回路7A(7B)は、充電されたコンデンサ15A(15B)の高電位側端子の電位を基準とした低電位側端子の電圧をオフ電圧として出力する。このような構成によれば、スイッチなどの複雑なタイミング制御を行うことなく、誤オンの発生を確実に防止することができるタイミングでもってDi動作側素子のゲートに負電圧を印加することができる。
さて、GaN−HEMTである半導体素子M1、M2は、ゲートにオフ電圧が印加されているときであっても、ドレイン電圧がゲート電圧よりも閾値電圧(例えば2V程度)だけ低くなるとチャンネルがオンし、ソースからドレインに向けて電流が流れる(逆方向電流が流れる)。つまり、この場合、チャンネルが導通することによりボディダイオードと同様の働きをする。以下、このような動作のことを逆導通動作と呼ぶ。
このような逆導通動作は、半導体素子M1、M2がDi動作側素子である場合のデッドタイムに行われる。また、上記逆導通動作を行うDi動作側素子のドレイン・ソース間電圧は、ボディダイオードの順方向電圧に相当するものであり、デッドタイム中の損失を少なくするためには極力小さいことが望ましい。そして、上記ドレイン・ソース間電圧は、ゲートに印加される電圧(ゲート・ソース間電圧)に応じて変化する。すなわち、ゲート・ソース間電圧が0Vである場合、ドレイン・ソース間電圧は閾値電圧程度の電圧となる。一方、ゲート・ソース間電圧が負電圧である場合、ドレイン・ソース間電圧は閾値電圧に上記負電圧を加えた電圧になる。
このように、GaN−HEMTである半導体素子M1、M2は、ゲート・ソース間電圧が負方向に引っ張られるほど、ボディダイオードと同様の働きをする動作時におけるドレイン・ソース間電圧が大きくなる特性を有する。すなわち、GaN−HEMTである半導体素子M1、M2は、逆導通動作時においてゲートに印加される負電圧の大きさに応じてドレイン端子およびソース端子間での電圧降下が増加する特性を有している。
このような点に着目し、本実施形態では、Di動作側素子のゲートに与えるオフ電圧を負電圧に変化させた後、少なくとも、次のデッドタイムが開始される時点までに、オフ電圧が0Vになるようにしている。このようにすれば、Di動作側素子がボディダイオードと同様の働きをする逆導通動作時におけるドレイン・ソース間電圧を低く抑えることができ、その結果、デッドタイム中の電力損失が低く抑えられるという効果が得られる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図8を参照して説明する。
第1の実施形態では、負方向に変化させたときのオフ電圧の大きさは、MOS動作側素子を順方向に介して流れる電流(ドレイン電流Id)、各種の回路定数(トランス14A、14B、コンデンサ15A、15B、ダイオード17A、17Bなどの特性)により決定されるようになっていた。そのため、第1の実施形態の構成において、印加する負電圧の大きさを精度良く設定することは難しかった。
これに対し、本実施形態のオフ電圧生成回路31Aは、オフ電圧生成回路7Aが備える構成に加え、さらに、ツェナーダイオード32Aを備えている。ツェナーダイオード32Aは、電源線13A側をアノードとし、コンデンサ15Aの端子間に接続されている。また、オフ電圧生成回路31Bも、オフ電圧生成回路31Aと同様に、ツェナーダイオード32Bが追加された構成となっている。ツェナーダイオード32A、32Bは、コンデンサ15A、15Bの端子間電圧を所定の制限電圧に制限する電圧制限手段として機能する。上記制限電圧は、ツェナーダイオード32A、32Bのツェナー電圧により定まる。
この場合、充電手段21A、21Bによる充電動作に伴いコンデンサ15A、15Bの端子間に所望する負電圧よりも大きい電圧が生じるように、各種の回路定数を設定しておく必要がある。このようにすれば、オフ電圧生成回路31A、31Bが生成する負電圧が所望する大きさ(=制限電圧)となる。従って、本実施形態によれば、第1の実施形態に比べ、損失が若干増加するものの、半導体素子M1、M2のゲートに印加される負電圧の大きさを精度良く設定することができるという効果が得られる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図9および図10を参照して説明する。
上記各実施形態では、Di動作側素子のゲートに与えるオフ電圧を負電圧に変化させた後、その状態が継続する期間は、各種の回路定数(抵抗16A、16Bの抵抗値、コンデンサ15A、15Bの静電容量値など)により決定されるようになっていた。そのため、負電圧が継続する期間を精度よく制御することは難しかった。そこで、上記各実施形態に対し、以下のような変更を加えてもよい。なお、ここでは、第1の実施形態の構成に対して変更を加えた構成を例に説明する。
図9に示すように、本実施形態のオフ電圧生成回路41Aは、オフ電圧生成回路7Aが備える構成に加え、さらに、スイッチング素子42Aを備えている。スイッチング素子42Aは、バイポーラトランジスタ、MOSトランジスタなどにより構成することができる。スイッチング素子42Aは、半導体素子M1のソースおよび電源線13Aの間に、抵抗16Aとともに直列接続されている。また、オフ電圧生成回路41Bも、オフ電圧生成回路41Aと同様に、スイッチング素子42Bが追加された構成となっている。スイッチング素子42A、42Bのオン/オフは、図示しない制御回路により制御される。
上記構成によれば、図10に示すようなタイミングでもって、Di動作側素子となる半導体素子のゲートに与えられるオフ電圧が変化する。
図10は、第1の実施形態における図5に相当するものである。従って、この場合も、ハイサイド側の半導体素子M1がMOS動作側素子であり、ロウサイド側の半導体素子M2がDi動作側素子である。なお、図10には、スイッチング素子42Bのオン/オフ状態も示されている。
半導体素子M2がオンした状態からデッドタイムに移行すると、半導体素子M2のゲート・ソース間電圧Vgsが0Vにされ、半導体素子M2がオフに転じる。そして、デッドタイムが終了した後、半導体素子M1がターンオンすることによりドレイン電流Idが増加する。
半導体素子M1のドレイン電流Idが増加する期間(t1〜t2の期間)、第1の実施形態と同様の経路で充電電流が流れ、コンデンサ15Bが充電される。ただし、上記期間(t1〜t2の期間)において、スイッチング素子42Bはオフ状態に維持されている。そのため、時刻t1〜t2の期間において、コンデンサ15Bに放電電流は流れず、コンデンサ15Bの端子間電圧は上昇する。そして、半導体素子M1のドレイン電流Idの増加が収まった時点(時刻t2)において、コンデンサ15Bの充電が停止され、その端子間電圧の上昇が停止する。その後、コンデンサ15Bの端子間電圧は、時刻t3の時点まで、充電された電圧値に維持される。
その後、例えばミラー期間の終了後であって且つ半導体素子M1のゲート・ソース間電圧Vgsが上昇している期間の任意の時点(時刻t3)において、スイッチング素子42Bがオンに転じる。これにより、コンデンサ15Bに対して抵抗16Bを通じた放電電流が流れ、コンデンサ15Bが放電される。そのため、コンデンサ15Bの端子間電圧が低下し始め、その結果、半導体素子M2のゲートに与えられるオフ電圧も負電圧から0Vに向けて変化し始める。
本実施形態の構成では、時刻t1〜t2の期間において、放電動作が行われない。そのため、抵抗16A、16Bの抵抗値を第1の実施形態に比べ、低い値にすることができる。そのため、図10に示すように、コンデンサ15Bは、時刻t3の時点から急速に放電され、その端子間電圧が直ちにゼロ、つまり半導体素子M2のゲートに与えられるオフ電圧も直ちに0Vとなる。従って、本実施形態によれば、スイッチング素子42A、42Bのオン/オフのタイミングを制御することにより、負電圧が継続する期間を精度よく制御することができるという効果が得られる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
ゲート駆動回路の具体的な構成としては、図4などの構成に限らずともよく、半導体素子M1、M2をオンするためのオン電圧およびオフするためのオフ電圧を半導体素子M1、M2のゲートに与える構成であれば適宜変更可能である。例えば、トランジスタ11A、11B、12A、12Bとしては、各種の半導体スイッチング素子を用いることができる。オフ電圧生成回路の具体的な構成としては、図4などの構成に限らずともよく、MOS動作側素子を順方向に介して流れる電流が増加している期間に、Di動作側素子のゲートに与えるオフ電圧の負方向への変化を開始する構成であれば適宜変更可能である。
充電手段の具体的な構成としては、図4などの構成に限らずともよく、MOS動作側素子を順方向に介して流れる電流に応じてコンデンサ15A、15Bを充電する機能を有する構成であれば適宜変更可能である。また、トランス14A、15B、平面コイルを用いた構成に限らずともよく、例えば平行配線を用いた構成など、様々な構成を採用することができる。
電圧制限手段としては、図8に示したツェナーダイオード32A、32Bに限らずともよく、コンデンサ15A、15Bの端子間電圧を所定の制限電圧に制限する機能を有する構成であれば適宜変更可能である。
本発明の駆動回路は、GaN−HEMTによるパワーMOSFETに限らず、IGBTやSi−MOSFETなど、様々なパワー半導体素子を駆動する用途に適用することができる。そして、駆動対象の半導体素子が、ボディダイオードのように動作する逆導通動作時に制御端子に印加される負電圧の大きさに応じて主端子間での電圧降下が増加する特性を有する素子である場合には、上記各実施形態と同様に、デッドタイム中の損失低減の効果も得られる。
図面中、1、2は駆動回路、5はハーフブリッジ回路、6A、6Bはゲート駆動回路、7A、7B、31A、31B、41A、41Bはオフ電圧生成回路、15A、15Bはコンデンサ、16A、16Bは抵抗(放電手段)、21A、21Bは充電手段、32A、32Bはツェナーダイオード(電圧制限手段)、M1、M2は半導体素子を示す。

Claims (6)

  1. ハーフブリッジ回路(5)を構成する一対の半導体素子(M1、M2)を駆動する駆動回路(1、2)であって、
    前記半導体素子をオンするためのオン電圧およびオフするためのオフ電圧を前記半導体素子のゲートに与えるゲート駆動回路(6A、6B)と、
    前記オフ電圧を生成するものであって、前記一対の半導体素子のうち、順方向に電流を流す第1動作を行う半導体素子である第1動作側素子がターンオンする際に、逆方向に電流を流す第2動作を行う半導体素子である第2動作側素子のゲートに与える前記オフ電圧を、通常の電圧よりも負方向に変化させるオフ電圧生成回路(7A、7B、31A、31B、41A、41B)と、
    を備え、
    前記オフ電圧生成回路は、
    前記第1動作側素子を順方向に介して流れる電流が増加している期間に、前記オフ電圧の負方向への変化を開始することを特徴とする駆動回路。
  2. 前記オフ電圧生成回路は、前記第1動作側素子がターンオフする時点より前に、前記オフ電圧を前記通常の電圧に戻すことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記オフ電圧生成回路は、
    コンデンサ(15A、15B)と、
    前記第1動作側素子を順方向に介して流れる電流に応じて前記コンデンサを充電する充電手段(21A、21B)と、
    前記コンデンサを放電する放電手段(16A、16B)と、
    を備え、
    前記コンデンサの高電位側端子の電位を基準とした低電位側端子の電圧を前記オフ電圧として出力することを特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路。
  4. 前記オフ電圧生成回路(31A、31B)は、
    前記コンデンサの端子間電圧を所定の制限電圧に制限する電圧制限手段(32A、32B)を備えていることを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
  5. 前記半導体素子は、ボディダイオードのように動作する逆導通動作時、制御端子に印加される負電圧の大きさに応じて主端子間での電圧降下が増加する特性を有する素子であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の駆動回路。
  6. 前記半導体素子は、GaN−HEMTであることを特徴とする請求項5に記載の駆動回路。
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