JP2015011294A - エレクトロクロミック表示装置及びその駆動方法 - Google Patents
エレクトロクロミック表示装置及びその駆動方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015011294A JP2015011294A JP2013138587A JP2013138587A JP2015011294A JP 2015011294 A JP2015011294 A JP 2015011294A JP 2013138587 A JP2013138587 A JP 2013138587A JP 2013138587 A JP2013138587 A JP 2013138587A JP 2015011294 A JP2015011294 A JP 2015011294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrochromic
- display
- electrode
- display device
- divided
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】本エレクトロクロミック表示装置は、表示電極と、前記表示電極に対向する対向電極と、前記表示電極の前記対向電極側に設けられたエレクトロクロミック層と、前記表示電極と前記対向電極との間に電圧を印加し、前記エレクトロクロミック層を発消色させる駆動手段と、を有し、発色状態に応じて駆動領域が複数の部位に分割され、分割された前記部位毎に前記駆動手段が順次駆動する。
【選択図】図5
Description
図1は、第1の実施の形態に係るエレクトロクロミック表示装置を例示する断面模式図である。図2は、第1の実施の形態に係るエレクトロクロミック表示装置の表示電極の引き出しパッドの位置を例示する平面模式図である。なお、図2は、エレクトロクロミック表示装置10を表示側支持基板11に垂直な方向から視た場合の表示電極13の引き出しパッドのおおよその位置を模式的に示している。
第2の実施の形態では、複数の表示電極を設ける例を示す。なお、第2の実施において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
まず、ガラス基板を準備し、その上面の領域に、ITO膜をスパッタ法により約20nmの厚さになるように成膜して表示電極を形成した。次に、表示電極が形成されたガラス基板上に、酸化チタンナノ粒子分散液としてSP210(商品名:昭和タイタニウム社製)をスピンコート法により塗布し、120℃で15分間アニール処理を行って、酸化チタン粒子膜を形成した。
実施例2では、実施例1で作製したエレクトロクロミック表示装置を用いて図4に示す画像の表示を行った。但し、駆動手段により、上記とは逆の順番で駆動を行った。すなわち、図5のステップ202(S202)では、駆動手段(図1参照)により、表示電極と対向電極との間に所定電圧を印加し、図9に示す部位104及び105の駆動を行った(書き込み走査を実施した)。次に、ステップ203(S203)では、駆動手段(図1参照)により、表示電極と対向電極との間に所定電圧を印加し、図8に示す部位103及び106の駆動を行った。
比較例1では、実施例1で作製したエレクトロクロミック表示装置を用いて図4に示す画像の表示を行った。但し、図4に示す画像は分割せず、一括で駆動を行った。
比較例2では、実施例1で用いた表示電極の変わりに、ITO膜をスパッタ法により約60nmの厚さになるように成膜することによって形成した表示電極を用い、表示電極以外の作製条件は実施例1と同じとしたエレクトロクロミック表示装置を作製した。
比較例3では、実施例1で作製したエレクトロクロミック表示装置を用いて図14に示す画像の表示を行った。但し、図14に示す画像は分割せず、一括で駆動を行った。
まず、40mm×40mmのガラス基板11Aを準備し、その上面に図16の平面形状になるよう、ITO膜をスパッタ法により成膜することによって表示電極13Aを形成した。表示電極13Aの引き出しパットは図16中の位置P1に示すように左上であり、そこから離れるほど表示電極13Aの抵抗値が上昇する。図16において、表示電極13Aの抵抗値は、左上の引き出しパッド部の位置P1を基準として、左上の引き出しパッド部から下がった位置P2で約3kΩ、引き出しパッド部から最も遠い右下の位置P3では約45kΩであった。
面の全面に、酸化スズよりなる透明導電性薄膜を、4mmライン/1mmスペース(6ライン)で35mm幅の矩形パターンとして成膜して、対向電極15B(図17参照)を形成した。
まず、40mm×40mmのガラス基板を準備し、その上面の39mm×36mm領域に酸化スズよりなる透明導電性薄膜の成膜することによって、1つの対向電極15Aを形成した。対向基板15A以外のエレクトロクロミック表示装置の作製条件は実施例3と同様とした。
実施例1及び2と比較例1〜3の結果、並びに、実施例3と比較例4の結果から、駆動領域を複数の部位に分割し、分割した部位毎に駆動手段により順次駆動することで、駆動領域を複数の部位に分割せずに一括駆動する場合に比べて、部位毎の発色の差(濃淡の差)を低減できることが確認された。
図19に示す画像120は、縦3個×横3個、合計9個の正方形を1セットとした4種類の発色パターンを有する。実施例4では、この発色パターンを、縦3個×横3個、合計9個の正方形を1セットとした部位121、122、123、及び124に分割して駆動する。
比較例5では、実施例1で作製したエレクトロクロミック表示装置を用いて図19に示す画像の表示を行った。但し、図19に示す画像は分割せず、一括で駆動を行った。
図26に示す画像130は、縦3個×横3個、合計9個の正方形を1セットとした4種類の発色パターンを有する。実施例5では、この4種の発色パターンを、縦3個×横3個、合計9個の正方形を1セットとした部位131、132、133、及び134に分割して駆動する。
比較例6では、実施例1で作製したエレクトロクロミック表示装置を用いて図26に示す画像の表示を行った。但し、図26に示す画像は分割せず、一括で駆動を行った。
実施例4と比較例5、実施例5と比較例6の結果から、駆動領域を複数の部位に分割し、分割した部位毎に駆動手段により順次駆動することで、駆動領域を複数の部位に分割せずに一括駆動する場合に比べて、部位毎の発色の差(濃淡の差)を低減できることが確認された。
11 表示側支持基板(表示基板)
11A ガラス基板
12 駆動側支持基板(対向基板)
13、13A、23、33 表示電極
14、24、34 エレクトロクロミック層
15、15B 対向電極
16 スペーサ
17 電解質
18 駆動手段
21、31 絶縁層
100、110、120、130 画像
101〜108、111〜118、121〜124、131〜134 部位
Claims (11)
- 表示電極と、
前記表示電極に対向する対向電極と、
前記表示電極の前記対向電極側に設けられたエレクトロクロミック層と、
前記表示電極と前記対向電極との間に電圧を印加し、前記エレクトロクロミック層を発消色させる駆動手段と、を有し、
発色状態に応じて駆動領域が複数の部位に分割され、分割された前記部位毎に前記駆動手段が順次駆動するエレクトロクロミック表示装置。 - 前記表示電極と前記対向電極の一方又は双方の抵抗値に基づいて、前記駆動領域が複数の部位に分割される請求項1記載のエレクトロクロミック表示装置。
- 発色パターンに基づいて、前記駆動領域が複数の部位に分割される請求項1記載のエレクトロクロミック表示装置。
- 前記発色パターンの面積に基づいて、前記駆動領域が複数の部位に分割される請求項3記載のエレクトロクロミック表示装置。
- 前記発色パターンの密度に基づいて、前記駆動領域が複数の部位に分割される請求項3記載のエレクトロクロミック表示装置。
- 前記発色パターンの面積及び密度に基づいて、前記駆動領域が複数の部位に分割される請求項3記載のエレクトロクロミック表示装置。
- 前記部位毎に駆動条件を変化させる請求項1乃至6の何れか一項記載のエレクトロクロミック表示装置。
- 前記対向電極と対向する複数の表示電極が互いに隔離して設けられ、
前記複数の表示電極の各々に対応して前記エレクトロクロミック層が設けられ、
前記駆動手段は、各々の前記表示電極と前記対向電極との間に電圧を印加し、電圧を印加した前記表示電極に対応する前記エレクトロクロミック層を発消色させる請求項1乃至7の何れか一項記載のエレクトロクロミック表示装置。 - 前記複数の表示電極の各々に対応する前記エレクトロクロミック層の発色状態に応じて、各々のエレクトロクロミック層毎に駆動領域を分割する請求項8記載のエレクトロクロミック表示装置。
- 情報入力手段を有し、
前記情報入力手段からの情報に基づいて、前記駆動領域が複数の部位に分割される請求項1乃至9の何れか一項記載のエレクトロクロミック表示装置。 - 表示電極と、
前記表示電極に対向する対向電極と、
前記表示電極の前記対向電極側に設けられたエレクトロクロミック層と、
前記表示電極と前記対向電極との間に電圧を印加し、前記エレクトロクロミック層を発消色させる駆動手段と、を有するエレクトロクロミック表示装置の駆動方法であって、
発色状態に応じて駆動領域を複数の部位に分割し、分割した前記部位毎に順次駆動することを特徴とするエレクトロクロミック表示装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013138587A JP6303303B2 (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | エレクトロクロミック表示装置及びその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013138587A JP6303303B2 (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | エレクトロクロミック表示装置及びその駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015011294A true JP2015011294A (ja) | 2015-01-19 |
JP6303303B2 JP6303303B2 (ja) | 2018-04-04 |
Family
ID=52304468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013138587A Active JP6303303B2 (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | エレクトロクロミック表示装置及びその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6303303B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63115139A (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-19 | Asahi Glass Co Ltd | エレクトロクロミツク素子の駆動方式 |
JP2012141584A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-26 | Ricoh Co Ltd | イオン伝導体およびエレクトロクロミック表示装置 |
-
2013
- 2013-07-02 JP JP2013138587A patent/JP6303303B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63115139A (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-19 | Asahi Glass Co Ltd | エレクトロクロミツク素子の駆動方式 |
JP2012141584A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-26 | Ricoh Co Ltd | イオン伝導体およびエレクトロクロミック表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6303303B2 (ja) | 2018-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI486697B (zh) | 電致變色顯示元件,顯示裝置及驅動方法 | |
JP6597373B2 (ja) | エレクトロクロミック素子、表示装置及びその駆動方法 | |
JP6046412B2 (ja) | エレクトロクロミック素子及びピクセル構造体並びに電子素子 | |
JP5487709B2 (ja) | エレクトロクロミック表示装置並びにその製造方法及び駆動方法 | |
US8736941B2 (en) | Electrochromic display apparatus and method of manufacturing the same | |
JP5782860B2 (ja) | エレクトロクロミック表示装置並びにその製造方法及び駆動方法 | |
US8743048B2 (en) | Electrochromic display element, display device and information apparatus | |
US8937758B2 (en) | Electrochromic display device | |
JP6610023B2 (ja) | エレクトロクロミック表示装置 | |
JP2012141584A (ja) | イオン伝導体およびエレクトロクロミック表示装置 | |
JP5584957B2 (ja) | エレクトロクロミック表示素子及び画像表示装置 | |
JP2012155017A (ja) | エレクトロクロミック表示装置の駆動方法および表示装置 | |
JP5630248B2 (ja) | エレクトロクロミック表示素子 | |
JP5610144B2 (ja) | エレクトロクロミック表示装置の駆動方法 | |
JP6303303B2 (ja) | エレクトロクロミック表示装置及びその駆動方法 | |
JP2014021398A (ja) | エレクトロクロミック表示装置及びその駆動方法 | |
JP6478041B2 (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法 | |
JP6036025B2 (ja) | エレクトロクロミック表示装置の駆動方法およびエレクトロクロミック表示装置 | |
JP2011227248A (ja) | エレクトロクロミック表示装置およびエレクトロクロミック表示装置の製造方法 | |
JP2016218362A (ja) | エレクトロクロミック素子の駆動方法 | |
JP2018092153A (ja) | マルチカラーエレクトロクロミック素子及びこれを用いた表示方法 | |
JP2015132753A (ja) | エレクトロクロミック表示装置及びその製造方法 | |
KR20050094524A (ko) | 광 셔터를 갖는 양방향 디스플레이 장치 | |
JP2011197033A (ja) | 電気化学表示素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170418 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170425 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170612 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171114 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180219 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6303303 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |