JP2015010756A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の温度上昇を抑えることができる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器1は、調理器本体2内の天板3の前部下方に、表示部41を有する表示装置4と送風ファン58とが収納されて、調理器本体2の外部に連通する流入口51及び流出口52を有し、表示部41が視認可能な窓孔56Aを上壁部53に有する冷却通路5を備える。冷却通路5内には、上壁部53と表示装置4との間に配置される板状の上部熱交換部61と、表示装置4と冷却通路5の底壁部55との間の空間に配置される板状の下部熱交換部62と、上部熱交換部61の端部と下部熱交換部62の端部とを連結し、表示装置4の側面に対向配置される連結部63とを備える放熱板6を備えている。放熱板6の下部熱交換部62で表示装置4の上部で発生した熱を吸熱し、下部熱交換部62で放熱することより、表示装置4を良好に冷却する。【選択図】図3

Description

本発明は、加熱源を備えた調理器本体の上方開口部を覆う天板と、天板の前部下方に配置される表示部を有する表示装置と、この表示装置及び送風ファンが収納される冷却通路とを備える加熱調理器に関する。
調理モード、調理物の温度、調理時間等を表示する表示部を有する表示装置を備え、表示部の表示内容を天板に形成した表示窓部を介して視認できるようにした加熱調理器が知られている。
例えば、特許文献1に開示されるようなガスコンロでは、ガスコンロの前面に設ける操作部で操作した操作情報を天板の下方に配置させた表示装置の液晶表示部に表示させ、天板の前部に形成する表示窓部を介して液晶表示部に表示された内容を視認できるようにしている。
また、表示装置は、それ自体が発熱するため、過熱による動作不良を防ぐことを目的として、表示装置を送風ファンと共に冷却通路内に収納し、この冷却通路に外部に連通する流入口と流出口とを形成して、送風ファンの駆動により、外部から冷気を取り入れて表示装置を冷却するようにしている。
特開2009−74729号公報
しかしながら、上記表示装置は、液晶表示部を天板の表示窓部から視認し易くするために、冷却通路の上壁部の近くに配置させている。そのため、送風ファンにより外気を冷却通路内に取り入れても、冷却通路の上壁部と表示装置の上面との間の隙間が狭くなることから、表示装置の上面側では冷却用空気が通過しにくく、表示装置の自己発熱によりこの狭い通路に熱がこもりやすくなり、表示装置の誤作動の原因になりかねない。なお、以上の問題は、ガスコンロに限らず、IH式コンロ等も含む加熱調理器においても同様に生じる。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、冷却通路内の表示装置の冷却を十分に行なえる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、加熱源を備えた調理器本体の上方開口部を覆う天板と、
調理器本体内の天板の前部下方に、表示部を有する表示装置と送風ファンとが収納されて、調理器本体の外部に連通する流入口及び流出口を有し、表示部が視認可能な窓孔を上壁部に有する冷却通路とを備える加熱調理器であって、
冷却通路内に、上壁部と表示装置との間の空間から表示装置の下方の空間にまで至る放熱板を有していることを特徴とする。
このような構成によれば、冷却通路内下部は表示装置の配置によって制限を受けることなく比較的大きな空間を形成できるので、この空間に放熱板の一部を配置させることにより、送風ファンの駆動によって冷却通路内に取り込まれた外部からの空気により、放熱板の下部側が十分に冷却されて放熱板の上部側まで良好に冷却することができる。
そして、表示装置を冷却通路の上壁部の近くに配置することによって表示装置と上壁部との間に形成される空気通路の通路面積が狭くなって熱がこもるようなことがあったとしても、表示装置と上壁部との間に形成される空間に配置される放熱板の上部側によって熱を吸収し、吸収した熱を放熱板の下部側まで伝熱させて冷却用空気で良好に冷却して放熱することによって、表示装置の表示部の温度上昇を抑えることができる。
また、本発明の加熱調理器の放熱板は、上壁部と表示装置との間に配置される板状の上部熱交換部と、表示装置と冷却通路の底壁部との間の空間に配置される板状の下部熱交換部と、上部熱交換部の端部と下部熱交換部の端部とを連結する連結部とを備える構成とすることが好ましい。
このような構成によれば、冷却通路内下部の比較的大きな空間に放熱板の下部熱交換部を配置されることにより、下部熱交換部は送風ファンの駆動によって冷却通路内に取り込まれた外部からの空気によって良好に冷却することができる。
そして放熱板の上部熱交換部によって表示装置と上壁部との間に形成される空間にこもった熱を吸収し、上部熱交換部で吸収した熱を連結部を介して下部熱交換部に伝熱させて、この下部熱交換部を冷却用空気で良好に冷却して放熱することによって、表示装置の表示部の温度上昇を抑えることができる。
また、本発明の加熱調理器は、放熱板の下部熱交換部は、波状に曲げて形成することが好ましい。
このように放熱板の下部熱交換部を波状に曲げて形成することにより、下部熱交換部の表面積をできるだけ大きくすることができる。その結果、下部熱交換部での放熱をさらに良好に行なえ、表示装置の冷却もさらに良好に行なえる。
また、本発明の加熱調理器は、放熱板の上部熱交換部は、冷却通路の窓孔周辺の上壁部の裏面に接触させることが好ましい。上部熱交換部を冷却通路の上壁部に接触させることにより、冷却通路の上壁部の熱も上部熱交換部により吸熱できるので、冷却通路の上方に配置される天板と共に上壁部を良好に冷却することができる。
また、本発明の加熱調理器に係る放熱板の連結部は、表示装置の加熱源側である後部の側面に対向して配置させることが好ましい。このように連結部を加熱源による熱影響を受け得る表示装置の後部に配置させることで、冷却通路の後部側面の熱を連結部により良好に吸熱して下部熱交換部から放熱させることができるので、表示装置の加熱源による熱影響をできるだけ少なくすることができる。
以上のように、本発明の加熱調理器によれば、表示装置の上面が冷却通路の上壁部に近いために冷却用空気が通過する通路面積が狭くなって熱がこもっても、放熱板の上部側によって表示装置の上部の熱を吸収し、吸収した熱を放熱板の下部側まで伝熱させて、冷却用空気で良好に冷却して放熱することできる。その結果、表示装置の表示部を良好に冷却することができ、表示装置の異常な温度上昇を阻止することができる。
本実施形態に係るガスコンロの全体平面図である。 本実施形態に係るガスコンロの全体斜視図である。 本実施形態に係るガスコンロの前部における表示装置が配置された部分の断面斜視図である。 本実施形態に係るガスコンロの天板を取り除いた状態での冷却通路と後側放熱板との位置関係を示す斜視図である。 図4に示す状態から後側放熱板を取り除いた状態を示す斜視図である。 図5に示す状態から上部区画壁を取り除いた状態を示す斜視図である。 図6に示す状態から冷却通路の下流側を除く上壁及び側壁、そして、正面上部構成壁を取り除いた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係るガスコンロに用いる放熱板の斜視図である。 本発明の係るガスコンロに用いる放熱板の他の実施形態であって、放熱板の下部熱交換部の平面図である。 本発明の係るガスコンロに用いる放熱板の他の実施形態であって、放熱板の下部熱交換部の断面図である。 本発明の係るガスコンロに用いる放熱板の他の実施形態であって、放熱板の全体概略図である。
以下に、本発明の加熱調理器における一実施形態に係るガスコンロについて添付図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すガスコンロ1は、加熱源となる3つ(複数)のガスバーナ11及びグリル装置12が組み込まれたコンロ本体(調理器本体)2がカウンタトップ10の開口に落とし込まれるように設置されるビルトインタイプと称されるものである。
ガスコンロ1は、コンロ本体2の上方開放部を覆うように矩形状の天板3が配設され、天板3の上面に、ガスバーナ11が露出されると共に、鍋やフライパン等の調理器具を支持する五徳13が各ガスバーナ11の周囲に載置されている。
コンロ本体2は、上方が開放した矩形箱状に形成されており、図2に示すように、上方開放部の正面側を構成する正面上部構成壁21には、後述する冷却通路5の流入口51及び流出口52に対向する外側流入口22と外側流出口23とが開設されている。コンロ本体2の正面には、グリル装置12のグリル扉14が取付けられると共に、各ガスバーナ11及びグリル装置12内のガスバーナの点火及び火力調節、各モード設定などを行なうための操作部15が設けられている。
天板3は、例えば、ガラス板により形成されており、図1の点線で示すように、3つの円形のバーナ用開口31が貫通形成されている。なお、天板3は、ホーローの板を用いて構成することもできる。各バーナ用開口31は、コンロ本体2の内部に配置される各ガスバーナ11に対応して前側に2つ、後側に1つ形成されている。さらに、天板3の前部中央には、2つの第1表示窓部32と第2表示窓部33とが形成されている。
図3の部分断面斜視図に示すように、第1表示窓部32は、コンロ本体2内部の前部に配置する表示装置4の液晶表示部41に対向して設けられ、第2表示窓部33は、表示装置4の複数のLEDチップ43に対向して設けられている。第1表示窓部32によって、液晶表示部41に表示された内容を視認でき、第2表示窓部33によってLEDチップ43の点灯状態を視認できるようになっている。なお、表示装置4は、タッチパネル等の操作機能を有するものでもよい。
また、天板3の後端部にはグリル装置12のグリル庫に連通する排気口34が形成されている。
天板3の前部下方に設けられる表示装置4は、図3に示すように、天板3の第1表示窓部32に対向する液晶表示部41を有する液晶モジュール42と、第2表示窓部33に対向する複数のLEDチップ43と、液晶モジュール42及びLEDチップ43や集積回路(図示せず)が搭載される制御基板44と、制御基板44を完全に収納し、液晶表示部41及びLEDチップ43を外部から視認可能に収納するケース45とを備える。
制御基板44に搭載した集積回路には、コンロ本体2の正面に設けた各操作部15で操作した内容が入力され、集積回路は、入力されたデータに基づいて液晶表示部41に各ガスバーナ11の加熱状況を表示させたり、各ガスバーナ11の点火状態をLEDチップ43による点灯で表示させたりするように制御する。
さらに、コンロ本体2内部の前部には、図3、図6及び図7に示すように、表示装置4を冷却するための冷却通路5が形成されている。冷却通路5は、ガスコンロ1の左右方向に延びる横長形状をしており、コンロ本体2の正面上部構成壁21に開設された外側流入口22に対向する流入口51と、正面上部構成壁21に開設された外側流出口23に対向する流出口52とを備える。冷却通路5の流入口51及び流出口52と、コンロ本体2の正面上部構成壁21に形成された外側流入口22及び外側流出口23とは、コンロ本体2の左右方向両端部に離れて開設されている。
冷却通路5は、コンロ本体2の正面上部構成壁21に開設された外側流入口22を通過させて流入口51から外部の空気を取り入れ、流出口52から外側流出口23を通過させて外部に排出するようになっている。
冷却通路5は、上壁部53と、上壁部53に連続する側壁部54と、側壁部54の下部開口を閉鎖する底壁部55を有し、上壁部53に天板3の第1表示窓部32に対向し、表示装置4の液晶表示部41が臨む窓孔56Aと、天板3の第2表示窓部に対向し、表示装置4のLEDチップ43が臨む複数の窓孔56Bが開口されている。さらに、上壁部53に形成した全ての窓孔56A,56Bを塞ぐように透明保護板57が上壁部53に取付けられている。
冷却通路5内の流入口51の近くには、図7に示すように、送風ファン58が設けられており、この送風ファン58を駆動することにより、流入口51から冷却通路5内に外部の空気を積極的に導入し、表示装置4を冷却した空気を流出口52から排出するようになっている。なお、送風ファン58は、流出口52の近くに設けるようにしてもよい。
また、冷却通路5内には、図3及び図7に示すように、表示装置4の上部を良好に冷却するための表示部冷却用放熱板6が設けられている。
本実施形態では、表示装置4は、液晶表示部41が冷却通路5の上壁部53に形成した窓孔56A,56Bに近接させて冷却通路5内に配置されており、冷却通路5の上壁部53の下面と、表示装置4のケース45の上面との間に形成される空気流路は狭い。この狭い流路には表示装置4で発生した熱がこもり易い。
そこで、本実施形態では、冷却通路5内に、アルミニウム板からなる表示部冷却用放熱板6を設けている。この表示部冷却用放熱板6は、図3、図7及び図8に示すように、上壁部53と表示装置4との間の狭い空気流路内に配置される板状の上部熱交換部61と、表示装置4と冷却通路5の底壁部55との間の空間に配置される板状の下部熱交換部62と、上部熱交換部61のガスバーナ側の端部と下部熱交換部62のガスバーナ側の端部とを連結し、表示装置4の側面に対向配置される連結部63とを備える。
表示部冷却用放熱板6の上部熱交換部61は、表示装置4のケース45上面におけるLEDが臨む部分を除いた略全体を覆うようにケース45の上面と同じような形状をしており、表示装置4の液晶表示部41に対応してケース45に形成された開口に嵌め合わされる開口部64を有している。また、図示していないが、表示装置4のケース45上面の周縁に複数の突起を形成して、この突起に上部熱交換部61を接触させて支持することにより、上部熱交換部61が冷却通路5における上壁部53の窓孔56Aの周辺の裏面に接触するように配置されるようになっている。
また、表示部冷却用放熱板6の下部熱交換部62は、図3及び図8に示すように、先端部が尖った山形と谷形を繰返した蛇腹状に折り曲げて形成されている。このように下部熱交換部62は、蛇腹状に屈曲させることにより、下部熱交換部62の表面積を大きくして熱交換率を上げている。
そして、表示部冷却用放熱板6の連結部63は、上部熱交換部61のガスバーナ側の端部と下部熱交換部62のガスバーナ側の端部とを連結する板状部分により構成されており、表示装置4のガスバーナ側である後部の側面に対向させると共に、図3に示すように、冷却通路5の側壁部54の内面に接触させるように配置させる。
なお、本実施形態では、表示部冷却用放熱板6は1枚のアルミニウム板により形成されており、上部熱交換部61、連結部63及び下部熱交換部62が一体に成形されているが、上部熱交換部61、連結部63及び下部熱交換部62を別々に形成して接合することもできる。さらに、表示部冷却用放熱板6は、熱伝導性の良い材料であれば、アルミニウムに限らない。
冷却通路5の底壁部55は側壁部54の開口面積よりも左右外側及び後方に延設して大きく形成されている。底壁部55には、図3及び図6にも示すように、左右及び後部の側壁部54と所定の隙間を介して対向するように後部区画壁71が取付けられている。また、図5に示すように、後部区画壁71の上端部には、冷却通路5を覆うように上部区画壁72が取付けられている。後部区画壁71及び上部区画壁72は、ガスバーナ11からの熱を表示装置4に対して遮断するために設けられている。
上部区画壁72は、図3に示すように、天板3の下面との間に所定の隙間を介して配置されている。さらに、上部区画壁72には、冷却通路5の全ての窓孔56A,56Bが臨む大きさの開口部73が形成されており、この開口部73の周囲には上部区画壁72と天板3との間をシールするゴム製のパッキン74が設けられている。このパッキン74により、コンロ本体2内のガスバーナ設置空間で発生した熱気が冷却通路5の窓孔56A,56Bから冷却通路5内に流れないようになっている。このパッキン74により、ガスバーナ11からの熱気に影響されずに、冷却通路5内において表示装置4を十分に冷却することができる。
このように、後部区画壁71及び上部区画壁72によってコンロ本体2内のガスバーナ11の配設部と冷却通路5とが区画される。そのため、表示装置4を冷却するために冷却通路5を流れる空気がガスバーナ11の燃焼部(炎形成部)に流れ込んで燃焼状態を乱すこともない。
そして、上部区画壁72は、図5及び図6に示すように、冷却通路5の透明保護板57を回避した状態で冷却通路5を覆うように形成されている。上部区画壁72は、左右及び後部の縁部の形状が冷却通路5の底壁部55に取り付けられた後部区画壁71の形状と同形に形成され、液晶表示部41を回避するように透明保護板57が対向して配置される開口部73を有する横長に形成されている。上部区画壁72は、左右及び後部の縁部を後部区画壁71の上端部に重ね合わせると共に、前側の端部をコンロ本体2の正面上部構成壁21の上面に載置させて、後部区画壁71にネジ止めされる。
さらに、底壁部55の左右両端部には、図4及び図5に示すように、コンロ本体2の側壁に固定される固定用フランジ75が形成されている。固定用フランジ75をコンロ本体2の側壁部に図示しない支持部材を介して固定することにより、表示装置4と共に冷却通路5がコンロ本体2に支持された状態となる。
また、図1及び図4に示すように、天板3の下面で表示装置4の液晶表示部41の上方を除いた部分には、熱伝導率の良いアルミニウム板で形成される天板用放熱板8が配設されている。天板用放熱板8は、天板3の3つのバーナ用開口31を包含する広い領域を有する略矩形状をなしており、一部が冷却通路5の上壁部53と重なっている。天板用放熱板8は、主としてガスバーナ11で加熱された天板3の後部の熱を放熱するために用いられる。
天板用放熱板8には、図4に示すように、天板3の各バーナ用開口31に対応して3つのバーナ挿通孔81が貫通形成されている。各バーナ挿通孔81は、バーナ用開口31の内径と略同径の円形に形成されている。また、天板用放熱板8は、天板3の下面に天板用放熱板8の全面を接触させた状態で、天板3のバーナ用開口31の周縁に配設するバーナリング16と、バーナリング16を天板3に固定するための固定部材とによって挟持して天板3に固定されている。従って、加熱調理時にガスバーナ11により加熱された天板3の熱を、天板3の下面に接触させた天板用放熱板8によって良好にガスコンロ1の後方に放熱させることができる。
以上のように、本実施形態に係るガスコンロ1によれば、冷却通路5内の下部に形成された大きな空間に配置される表示部冷却用放熱板6の下部熱交換部62は、送風ファン58の駆動によって冷却通路5内に取り込まれた外部からの冷却用空気によって良好に冷却される。そして、表示装置4のケース45上面と冷却通路5の上壁部53との間の隙間が狭く、冷却用空気の通路面積が狭くなって熱がこもったとしても、表示部冷却用放熱板6の上部熱交換部61によって狭い通路内にこもった熱を吸収し、上部熱交換部61で吸収した熱を連結部63を介して下部熱交換部62に伝熱させて、この下部熱交換部62を冷却用空気で良好に冷却して放熱することにより、表示装置4の液晶表示部41を良好に冷却して、表示装置4の異常な温度上昇を阻止することができる。
さらに、表示部冷却用放熱板6の下部熱交換部62を蛇腹状に屈曲させて形成することにより、下部熱交換部62の表面積をできるだけ大きくして下部熱交換部62の熱交換率を向上させて表示装置4の冷却を良好に行うことができる。
また、表示部冷却用放熱板6の上部熱交換部61は、冷却通路5の上壁部53の裏面に接触させているので、冷却通路5の上壁部53の熱も上部熱交換部61により吸熱されて冷却通路5の上方に配置される天板3も良好に冷却することができる。
また、表示部冷却用放熱板6の連結部63は、表示装置4のガスバーナ側である後部の側面に対向して配置させると共に、冷却通路5の側壁部54の内面に接触させて、連結部63をガスバーナ11による熱影響の大きい表示装置4の後部に配置させているので、冷却通路5の後部側面の熱を連結部63により良好に吸熱して下部熱交換部62から放熱させることができ、表示装置4のガスバーナ11による熱影響をできるだけ少なくすることができる。
また、天板3の前部下方であって、冷却通路5の上壁部53の下面に、表示部冷却用放熱板6の上部熱交換部61を接触させているので、天板3の前部がガスバーナ11の影響を受けても、表示装置4の液晶表示部41は、表示部冷却用放熱板6によって天板3からの熱の影響を殆ど受けないようにすることができる。
即ち、表示部冷却用放熱板6は、冷却通路5の窓孔56A,56Bの周囲の上壁部53の下面に、即ち、天板3の第1表示窓部32及び第2表示窓部33の近くに上部熱交換部61を接触させているので、第1表示窓部32及び第2表示窓部33の近くの天板3の熱を上部熱交換部61から吸熱して下部熱交換部62から放熱させることができ、表示装置4の液晶表示部41への熱影響をできるだけ少なくすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態のみに限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
例えば、表示部冷却用放熱板6の下部熱交換部62の形状は、本実施形態のように上下の端部が尖った山形と谷形が交互に現れるように形成したが、円弧を描く波型に形成することもできる。このように形成しても下部熱交換部62の表面積を大きくできるので、表示部冷却用放熱板6の冷却効果は期待できる。
また、図9に示すように、図8の表示部冷却用放熱板6の下部熱交換部62に複数の立上がり部65を形成することもできる。この場合、立上がり部65は、上流側を支点として下流側が開放するようにコの字に切り込みを入れて上方に曲げるように形成することが好ましい。さらに、谷部によって対向する面同士、同じ位置に立上がり部65が形成されてないように千鳥状に形成することが好ましい。また、立上がり部65は、上面側と下面側とに交互に曲げるように形成してもよい。
また、図10に示すように、表示部冷却用放熱板6の下部熱交換部62の表面に凹凸を形成するようにしてもよい。この場合、凸部と凹部が交互に形成されるようにすることが好ましい。
さらに、図11に示すように、表示部冷却用放熱板6の下部熱交換部62は、端部が中心側にくるように巻きつけて形成することもできる。
このように、表示部冷却用放熱板6の下部熱交換部62の形状は、表面積を大きくできる形状であればこれらの形状に限らず、種々の形状にすることができる。
なお、本発明は、ガスコンロに限らず、IH式コンロ等の種々の加熱調理器に適用することができる。
1 ガスコンロ(加熱調理器)
2 コンロ本体(調理器本体)
3 天板
4 表示装置
5 冷却通路
6 表示部冷却用放熱板
11 ガスバーナ(加熱源)
21 正面上部構成壁
22 外側流入口
23 外側流出口
31 バーナ用開口
32 第1表示窓部
33 第2表示窓部
41 液晶表示部
45 ケース
51 流入口
52 流出口
53 上壁部
54 側壁部
55 底壁部
56A,56B 窓孔
58 送風ファン
61 上部熱交換部
62 下部熱交換部
63 連結部
64 開口部

Claims (5)

  1. 加熱源を備えた調理器本体の上方開口部を覆う天板と、
    調理器本体内の天板の前部下方に、表示部を有する表示装置と送風ファンとが収納されて、調理器本体の外部に連通する流入口及び流出口を有し、表示部が視認可能な窓孔を上壁部に有する冷却通路とを備える加熱調理器であって、
    冷却通路内に、上壁部と表示装置との間の空間から表示装置の下方の空間にまで至る放熱板を有していることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    放熱板は、上壁部と表示装置との間に配置される板状の上部熱交換部と、表示装置と冷却通路の底壁部との間の空間に配置される板状の下部熱交換部と、上部熱交換部の端部と下部熱交換部の端部とを連結する連結部とを備えている加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    放熱板の下部熱交換部は、波状に曲げて形成されている加熱調理器。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の加熱調理器において、
    放熱板の上部熱交換部は、窓孔周辺の上壁部の裏面に接触させている加熱調理器。
  5. 請求項2から請求項4の何れか1項に記載の加熱調理器において、
    放熱板の連結部は、表示装置の加熱源側である後部の側面に対向して配置させている加熱調理器。
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