JP2015010066A - 貼付剤の製造方法、貼付剤及び包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
支持体層と前記支持体層の少なくとも一方の面上に配置された粘着剤層とを備える貼付剤の製造方法であって、
得られる粘着剤層中における含有量が5〜13.2質量%となる量のロピニロールフリー体を含有する粘着剤層組成物を得る工程Aと、
前記粘着剤層組成物を50〜76℃の範囲内の温度で5分〜24時間加熱する工程Bと、
前記加熱後の粘着剤層組成物を1〜20℃/時間の平均降温速度で常温まで冷却して、ロピニロールフリー体を過飽和濃度かつ溶解型で含有する前記粘着剤層を得る工程Cと、
を含むことを特徴とする貼付剤の製造方法。
【選択図】 なし
Description
支持体層と前記支持体層の少なくとも一方の面上に配置された粘着剤層とを備える貼付剤の製造方法であって、
得られる粘着剤層中における含有量が5〜13.2質量%となる量のロピニロールフリー体を含有する粘着剤層組成物を得る工程Aと、
前記粘着剤層組成物を50〜76℃の範囲内の温度で5分〜24時間加熱する工程Bと、
前記加熱後の粘着剤層組成物を1〜20℃/時間の平均降温速度で常温まで冷却して、前記ロピニロールフリー体を過飽和濃度かつ溶解型で含有する前記粘着剤層を得る工程Cと、
を含むことを特徴とするものである。
前記支持体層と前記支持体層の少なくとも一方の面上に配置された前記粘着剤層とを備えており、
前記粘着剤層が、ロピニロールフリー体を5〜13.2質量%含有しており、かつ、ロピニロールフリー体を過飽和濃度かつ溶解型で含有することを特徴とするものである。
支持体層と前記支持体層の少なくとも一方の面上に配置された粘着剤層とを備える貼付剤の製造方法であって、
得られる粘着剤層中における含有量が5〜13.2質量%となる量のロピニロールフリー体を含有する粘着剤層組成物を得る工程Aと、
前記粘着剤層組成物を50〜76℃の範囲内の温度で5分〜24時間加熱する工程Bと、
前記加熱後の粘着剤層組成物を1〜20℃/時間の平均降温速度で常温まで冷却して、前記ロピニロールフリー体を過飽和濃度かつ溶解型で含有する前記粘着剤層を得る工程Cと、
を含むことを特徴とする。
本発明の貼付剤の製造方法は、工程Aとして、得られる粘着剤層中における含有量が5〜13.2質量%となる量のロピニロールフリー体を含有する粘着剤層組成物を得る工程を含む。
本発明の貼付剤の製造方法は、工程Bとして、前記粘着剤層組成物を50〜76℃の範囲内の温度で5分〜24時間加熱する工程を含む。このような工程Bは前記粘着剤層組成物を塗布する工程の前であっても後であってもよい。また、このような工程Bは前記粘着剤層組成物中にロピニロールフリー体の結晶や結晶化核が存在していない条件下で行ってもよく、前記粘着剤層組成物中にロピニロールフリー体の結晶や結晶化核が残留及び/又は経時的に析出した場合においては、このような析出後に行ってもよい。以下、工程Aの後かつ工程Bの前に前記支持体層の少なくとも一方の面上に工程Aで得られた前記粘着剤層組成物を塗布する工程D1を更に含んでいるもの(工程順:A、D1、B、C)を第1の方法、工程Bの後かつ工程Cの前に前記支持体層の少なくとも一方の面上に工程Bで得られた加熱後の粘着剤層組成物を塗布する工程D2を更に含んでいるもの(工程順:A、B、D2、C)を第2の方法という。
第1の方法においては、工程Aで得られた粘着剤層組成物を工程D1において前記支持体層の少なくとも一方の面上に塗布した後、これを工程Bにおいて50〜76℃の範囲内の温度で5分〜24時間加熱する。
第2の方法においては、先ず工程Bにおいて工程Aで得られた前記粘着剤層組成物を50〜76℃の温度で5分〜24時間加熱した後、工程D2において前記加熱後の粘着剤層組成物を前記支持体層の少なくとも一方の面上に塗布する。
本発明の貼付剤の製造方法は、工程Cとして、前記加熱後の粘着剤層組成物を1〜20℃/時間の平均降温速度で常温まで冷却して、前記薬物を過飽和濃度かつ溶解型で含有する前記粘着剤層を得る工程を含む。前記平均降温速度とは、加熱時の温度をTH、冷却後の温度をTC、冷却にかかった時間をΔtとしたとき、次式:(TH−TC)/Δt により求められる速度をいう。また、冷却後の温度(TC)は、常温であれば特に制限されないが、通常、3〜30℃であることが好ましく、5〜25℃であることがより好ましい。
先ず、薬物の結晶の融点を求めた。すなわち、ロピニロールフリー体の結晶について、示差走査熱量計(「Q−2000」、TAインスツルメント社製)を用いて10℃/minの昇温速度で−90℃から80℃まで加熱してDSC測定を行うことにより得られるサーモグラムにおいて観測されるピークから吸熱融点ピーク(融点)を求めたところ、63.58℃であった。ロピニロールフリー体のDSC測定結果を示すグラフを図1に示す。また、塩酸ロピニロールの結晶について、温度範囲を−90℃から260℃までとしたこと以外はロピニロールフリー体と同様にして吸熱融点ピーク(融点)を求めたところ、244℃であった。
〔フリー体結晶評価〕
A:63.58℃付近における吸熱融点ピークが観測されない
B:63.58℃付近における吸熱融点ピークが観測される
〔塩結晶評価〕
A:244℃付近における吸熱融点ピークが観測されない
B:244℃付近における吸熱融点ピークが観測される。
を行った。また、各貼付剤を包装容器ごと温度25℃において静置し、24カ月間放置した後の貼付剤についても、上記と同様にフリー体結晶評価及び塩結晶評価を行った。
各実施例及び比較例で得られた製造直後の各貼付剤、並びに、製造後に包装容器ごと温度25℃において静置し、24カ月間放置した後の貼付剤について、それぞれ以下の外観評価、皮膚透過性試験及び製剤物性評価を行った。
各貼付剤の粘着剤層の表面を目視により観察し、結晶の析出状態を以下の基準:
A:目視により結晶が観察されない
B:目視により結晶が観察される
に基づいて貼付剤の外観を評価した。
先ず、ヘアレスマウスの背部皮膚を剥離し、その真皮側がレセプター層側になるようにして、32℃の温水を外周部に循環させたフランツ型フロースルーセルに装着した。次いで、この皮膚の角質層側に5cm2の大きさに切断して剥離シートを除去した各貼付剤を貼付し、前記フロースルーセルのレセプター層にはpH7.4のリン酸緩衝溶液(PBS)を一定の流量でフローして、レセプター層から2時間毎に24時間まで試料液を採取し、採取したそれぞれの試料液について高速液体クロマトグラフ法により薬物(ロピニロール)の濃度を定量し、各時間毎に皮膚を透過した薬物の量を求め、薬物の最大透過速度(Flux:μg/cm2/hr)を、以下の式:
Flux(μg/cm2/hr)=[薬物濃度(μg/ml)×流量(ml)]/貼付剤面積(cm2)/時間(hr)
により算出した。最大透過速度の値が大きい製剤は、薬物の皮膚透過性に優れるものと認められる。
各貼付剤について、プローブタックテスター及びピール試験機により粘着力を、クリープ測定機により凝集力(保持力)をそれぞれ測定し、以下の基準:
A:粘着力、凝集力共に十分である
B:粘着力、凝集力の少なくとも一方が不十分である
に基づいて製剤物性を評価した。
先ず、混合機を用いて、塩酸ロピニロール15.0質量部(ロピニロールフリー体に換算して13.2質量部)、水酸化ナトリウム1.6質量部(脱塩剤、塩酸ロピニロール1モルに対して0.8モル)、流動パラフィン11.9質量部、トルエン(溶媒)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)(SIS5000、JSR社製)11.4質量部、脂環族炭化水素樹脂42.6質量部、ポリイソブチレン4.5質量部、パルミチン酸イソプロピル10.0質量部、及びオクチルドデカノール3.0質量部を混合し、粘着剤層組成物100質量部(溶媒(トルエン)を除く化合物全量の質量)を調製した。前記粘着剤層組成物の組成(トルエンを除く)を表1に示す。なお、上記の塩酸ロピニロールと水酸化ナトリウムとのモル比では、前記粘着剤層組成物中には塩酸ロピニロールがロピニロールフリー体に換算して2.6質量部及びロピニロールフリー体が10.6質量部それぞれ含有される。また、このときのロピニロールフリー体の量は前記粘着剤層組成物(溶媒を除く)に対して過飽和濃度となる量であった。
加熱処理の条件をそれぞれ表2に示す条件としたこと以外は実施例1と同様にしてそれぞれ貼付剤を得た。製造直後の貼付剤について上記フリー体結晶評価及び塩結晶評価を行ったところ、いずれの貼付剤においてもフリー体結晶評価はAであり、塩結晶評価はBであり、塩酸ロピニロールの結晶は残存しているものの、ロピニロールフリー体が過飽和濃度かつ溶解型で粘着剤層中に含有されていることが確認された。実施例9で得られた貼付剤について製造直後にDSC測定を行った結果を示すグラフを図2に示す。
先ず、表1に示す組成とし、水酸化ナトリウムの添加量が塩酸ロピニロール1モルに対して1.1モルとなるようにしたこと以外は実施例1と同様にして粘着剤層組成物を得た。なお、上記の塩酸ロピニロールと水酸化ナトリウムとのモル比では、前記粘着剤層組成物中には塩酸ロピニロールは含有せず、ロピニロールフリー体が13.2質量部含有される。また、このときのロピニロールフリー体の量は前記粘着剤層組成物(溶媒を除く)に対して過飽和濃度となる量であった。
先ず、表1に示す組成とし、塩酸ロピニロール及び水酸化ナトリウムに代えてロピニロールフリー体13.2質量部を用いたこと以外は実施例1と同様にして粘着剤層組成物を得た。また、このときのロピニロールフリー体の量は前記粘着剤層組成物(溶媒を除く)に対して過飽和濃度となる量であった。次いで、得られた粘着剤層組成物を用い、加熱処理の条件を表2に示す条件としたこと以外は実施例1と同様にして貼付剤を得た。製造直後の貼付剤について上記フリー体結晶評価及び塩結晶評価を行ったところ、フリー体結晶評価及び塩結晶評価はいずれもAであり、得られた貼付剤においてロピニロールフリー体が過飽和濃度かつ溶解型で粘着剤層中に含有されていることが確認された。なお、塩酸ロピニロールの結晶は確認されなかった。
包装後に加熱処理を施さず、乾燥後の粘着剤層組成物をそのまま粘着剤層としたこと以外は実施例1と同様にして貼付剤を包装容器中に得た。製造直後の同貼付剤について上記フリー体結晶評価及び塩結晶評価を行ったところ、フリー体結晶評価及び塩結晶評価はいずれもBであり、塩酸ロピニロールの結晶及びロピニロールフリー体の結晶が粘着剤層中に含有されていることが確認された。比較例1で得られた貼付剤について製造直後にDSC測定を行った結果を示すグラフを図2に示す。
加熱処理の条件をそれぞれ表2に示す条件としたこと以外は実施例1と同様にしてそれぞれ貼付剤を得た。
包装後に加熱処理を施さず、乾燥後の粘着剤層組成物をそのまま粘着剤層としたこと以外は実施例13と同様にして貼付剤得た。製造直後の同貼付剤について上記フリー体結晶評価及び塩結晶評価を行ったところ、フリー体結晶評価はBであり、塩結晶評価はAであり、塩酸ロピニロールの結晶は含有されていないものの、ロピニロールフリー体の結晶が粘着剤層中に含有されていることが確認された。比較例3で得られた貼付剤について製造直後にDSC測定を行った結果を示すグラフを図2に示す。
加熱処理の条件をそれぞれ表2に示す条件としたこと以外は実施例13と同様にしてそれぞれ貼付剤を得た。
加熱処理の条件を表2に示す条件としたこと以外は実施例14と同様にして貼付剤を得た。
また、本発明の製造方法によれば、ロピニロールの薬学的に許容される塩の結晶や結晶化核が粘着剤層中に含有される場合であっても、それらの結晶成長が十分に抑制され、長期間、高水準の皮膚透過性及び高水準の製剤物性を維持することが可能な貼付剤及びその包装体を提供することが可能となる。
支持体層と前記支持体層の少なくとも一方の面上に配置された粘着剤層とを備える貼付剤の製造方法であって、
得られる粘着剤層中における含有量が5〜13.2質量%となる量のロピニロールフリー体を含有し、更に、ベンジルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、及びジメチルイソソルビドからなる群から選択される少なくとも1種の化合物を前記ロピニロールフリー体100質量部に対して5〜50質量部、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ラウリルアルコール、グリセリンモノオレエート、プロピレングリコールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、及びラウリン酸ジエタノールアミドからなる群から選択される少なくとも1種の化合物を前記ロピニロールフリー体100質量部に対して10〜150質量部、並びに、得られる粘着剤層中における含有量が15〜35質量%となる量のゴム系粘着剤を含有する粘着剤層組成物を得る工程Aと、
前記粘着剤層組成物を50〜76℃の範囲内の温度で5分〜24時間加熱する工程Bと、
前記加熱後の粘着剤層組成物を1〜20℃/時間の平均降温速度で常温まで冷却して、前記ロピニロールフリー体を過飽和濃度かつ溶解型で含有する前記粘着剤層を得る工程Cと、
を含むことを特徴とするものである。
Claims (10)
- 支持体層と前記支持体層の少なくとも一方の面上に配置された粘着剤層とを備える貼付剤の製造方法であって、
得られる粘着剤層中における含有量が5〜13.2質量%となる量のロピニロールフリー体を含有する粘着剤層組成物を得る工程Aと、
前記粘着剤層組成物を50〜76℃の範囲内の温度で5分〜24時間加熱する工程Bと、
前記加熱後の粘着剤層組成物を1〜20℃/時間の平均降温速度で常温まで冷却して、前記ロピニロールフリー体を過飽和濃度かつ溶解型で含有する前記粘着剤層を得る工程Cと、
を含むことを特徴とする貼付剤の製造方法。 - 前記粘着剤層組成物が更に、ベンジルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、ジメチルイソソルビドからなる群から選択される少なくともいずれか1種の化合物を、前記ロピニロールフリー体100質量部に対して5〜50質量部含有することを特徴とする請求項1に記載の貼付剤の製造方法。
- 前記粘着剤層組成物が更に、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ラウリルアルコール、グリセリンモノオレエート、プロピレングリコールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ラウリン酸ジエタノールアミドからなる群から選択される少なくともいずれか1種の化合物を、前記ロピニロールフリー体100質量部に対して10〜150質量部含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の貼付剤の製造方法。
- 前記粘着剤層組成物が更に、得られる前記粘着剤層の全質量に対して15〜35質量%となる量のゴム系粘着剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の貼付剤の製造方法。
- 前記粘着剤層組成物が更にロピニロールの薬学的に許容される塩を含有することを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の貼付剤の製造方法。
- 前記粘着剤層組成物に、前記ロピニロールの薬学的に許容される塩の配合量のロピニロールフリー体換算モル数1モルに対して0.5〜1.2モルの水酸化ナトリウムを更に配合することを特徴とする請求項5に記載の貼付剤の製造方法。
- 工程Aの後かつ工程Bの前に、前記支持体層の少なくとも一方の面上に工程Aで得られた前記粘着剤層組成物を塗布する工程D1を更に含んでいることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の貼付剤の製造方法。
- 工程Bの後かつ工程Cの前に、前記支持体層の少なくとも一方の面上に工程Bで得られた前記加熱後の粘着剤層組成物を塗布する工程D2を更に含んでいることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の貼付剤の製造方法。
- 請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載の貼付剤の製造方法により得られた貼付剤であって、
前記支持体層と前記支持体層の少なくとも一方の面上に配置された前記粘着剤層とを備えており、
前記粘着剤層が、前記ロピニロールフリー体を5〜13.2質量%含有しており、かつ、前記ロピニロールフリー体を過飽和濃度かつ溶解型で含有することを特徴とする貼付剤。 - 請求項9に記載の貼付剤が脱酸素剤と共に包装容器内に密封されていることを特徴とする包装体。
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