JP2015010034A - カッティングホイールの自動クリーニング機構およびその方法 - Google Patents

カッティングホイールの自動クリーニング機構およびその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カッティングホイール自動クリーニング機構及びその方法を提供する。【解決手段】該機構は、少なくとも一層のクリーニング用媒質を有するクリーニングローラと、クリーニングローラをカッティングホイールに接触またはカッティングホイールから離れるように駆動する昇降装置と、クリーニングローラを回転駆動するモーターと、クリーニングローラの上方に設置され、一定のタイミングごとにクリーニングローラへクリーニング液を滴下するクリーニング液ドロッパーとを備える。該機構によれば、自動ローラ機構によりカッティングホイールの溝部を定期的にクリーニングすることができる。該機構は、人工のクリーニング作業に代えて、定期的且つ定量的にクリーニング作業を行うことにより、ホイールをクリーニングに保持すると共に、クリーニング用の人力と作業時間を節約することができるので、上流の供給ラインへの影響を顕著に減少させ、生産力を向上することができる。【選択図】図3

Description

本発明はカッティングホイールのクリーニング機構に関し、特にガラスを切断するためのカッティングホイールを自動的にクリーニングする機構およびその方法に関する。
ガラスを切断するプロセスは表示パネルの生産において不可欠のものである。通常、原材料であるガラスが切断線に応じてガラスパネルに必要なサイズに切断される。
図1は従来技術のカッティングカッターの構造を示す模式図である。図1に示すものは、従来技術のカッティングカッター1であり、カッティングカッター1のガラスパネルに接触する端部には高速度で回転可能なカッティングホイール11が設置される。通常、このカッティングホイール11の直径はかなり小さく、0.3cm以下である。
図2は従来技術のカッティングカッターのカッティングホイールの表面を示す模式図である。図2に示すように、カッティングホイール11は切断方向に沿って複数の歯部が設けられ、隣り合う歯部の間に溝部111が形成される。切断の過程では、カッティングホイール11が長期に亘ってガラスを切断するので、溝部111にはガラス屑や異物が蓄積され易い。したがって、ガラス屑や異物の溝部111への蓄積によって、カッティングホイール11の切断品質に影響を与えて、ガラスに逃げ、ハマ欠けや割れなどの不良が発生してしまうおそれがある。従来の生産過程では,人によりカッティングホイールをクリーニングする必要がある。
従って、従来技術のカッティングホイールのクリーニング方法によれば、上流の供給ラインを一旦に停止させる必要がある。そして、設備が停止した後、メンテナンスを行う人員がアルコールに濡れたきれいな布で、カッティングホイールの表面をクリーニングしてガラス屑や異物を除去する。よって、設備の生産量を影響すると共に、人の介入が必要である。
上記のような従来技術の問題点を解決するために、本発明は、従来技術の困難を克服して、自動ローラ機構によりカッティングホイールの溝部を定期的にクリーニングすることができるカッティングホイールの自動クリーニング機構を提供する。本発明のカッティングホイールの自動クリーニング機構は、人工のクリーニング作業に代えて、定期的且つ定量的にクリーニング作業を行うことにより、ホイールをクリーニングに保持すると共に、クリーニング用の人力と作業時間を節約することができるので、上流の供給ラインへの影響を顕著に減少させ、生産力を向上することができる。
本発明の一局面によれば、
少なくとも一層のクリーニング用媒質を有するクリーニングローラと、前記クリーニングローラをカッティングホイールに接触またはカッティングホイールから離れるように駆動する昇降装置と、前記クリーニングローラを回転駆動するモーターと、前記クリーニングローラの上方に設置され一定のタイミングごとに前記クリーニングローラへクリーニング液を滴下するクリーニング液ドロッパーとを少なくとも備えることを特徴とするカッティングホイールの自動クリーニング機構を提供する。
また、前記カッティングホイールは前記クリーニングローラの回転に伴い逆方向に回転するように形成され、前記クリーニング用媒質が前記カッティングホイールの溝部を擦り拭くように形成されることが好ましい。
さらに、前記クリーニングローラが前記カッティングホイールに接触した場合、前記カッティングホイールが前記クリーニングローラのクリーニング用媒質中に入り込まれることが好ましい。
さらに、前記クリーニング用媒質が全方位から前記カッティングホイールの表面を擦り拭くように形成されたことが好ましい。
さらに、前記クリーニング用媒質の厚さが0.3cm以上であることが好ましい。
さらに、前記クリーニングローラが前記カッティングホイールの上方に設置されることが好ましい。
さらに、前記昇降装置がエアシリンダーまたはロボットアームであり、鉛直方向に沿って前記クリーニングローラを昇降させることが好ましい。
さらに、前記クリーニング用媒質が前記クリーニングローラの外面を覆うことが好ましい。
さらに、前記クリーニング用媒質の材料が多孔質吸水体であることが好ましい。
さらに、前記クリーニング用媒質の材料がスポンジであることが好ましい。
さらに、前記クリーニング液が揮発しやすい液体であることが好ましい。
さらに、前記クリーニング液がアルコールであることが好ましい。
本発明のもう一つの局面によれば、前記カッティングホイールの自動クリーニング機構を用いて行うカッティングホイールの自動クリーニング方法において、
クリーニングローラを降下させてカッティングホイールに接触させると共に、クリーニングローラを回転させることにより、クリーニング用媒質によってカッティングホイールの表面をクリーニングするステップと、
クリーニングローラを上昇させてリセットするステップと、
を含むことを特徴とするカッティングホイールの自動クリーニング方法を提供する。
また、前記カッティングホイールは、前記クリーニングローラの回転に伴い逆方向に回転させられ、前記クリーニング用媒質は、前記カッティングホイールの溝部を擦り拭くことが好ましい。
さらに、前記クリーニングローラが前記カッティングホイールに接触した場合、前記カッティングホイールが前記クリーニングローラのクリーニング用媒質中に入り込むことが好ましい。
さらに、前記クリーニング用媒質が全方位から前記カッティングホイールの表面を擦り拭くことが好ましい。
さらに、前記クリーニングローラと前記カッティングホイールの接触時間は3秒、5秒、10秒、20秒、30秒、60秒のうちの少なくとも一つであることが好ましい。
さらに、前記クリーニングローラを上昇させてリセットした後、クリーニング液を前記クリーニングローラに滴下することが好ましい。
本発明のもう一つの局面によれば、少なくとも一つのカッティングホイールと、ガラスを搬送する少なくとも一つの搬送装置とを備えるガラス切断装置において、少なくとも一つの前記カッティングホイールの自動クリーニング機構をさらに備えることを特徴とするガラス切断装置を提供する。
本発明のもう一つの局面によれば、前記ガラス切断装置を用いて行うガラス切断方法において、
前記カッティングホイールが若干のガラス板を切断した後、前記カッティングホイールをリセットさせるステップと、
搬送装置を停止させた後、クリーニングローラを降下させてカッティングホイールに接触させると共に、クリーニングローラを回転させることにより、クリーニング用媒質によってカッティングホイールの表面をクリーニングするステップと、
クリーニングローラを上昇させてリセットした後、搬送装置およびカッティングホイールを引き続き動作させるステップと、
を含むことを特徴とするガラス切断方法を提供する。
また、前記カッティングホイールは、前記クリーニングローラの回転に伴い逆方向に回転させられ、前記クリーニング用媒質は、前記カッティングホイールの溝部を擦り拭くことが好ましい。
さらに、前記クリーニングローラが前記カッティングホイールに接触した場合、前記カッティングホイールは前記クリーニングローラのクリーニング用媒質中に入り込むことが好ましい。
さらに、前記クリーニング用媒質が全方位から前記カッティングホイールの表面を擦り拭くことが好ましい。
さらに、前記クリーニングローラと前記カッティングホイールの接触時間は、3秒、5秒、10秒、20秒、30秒、60秒のうちの少なくとも一つであることが好ましい。
さらに、前記クリーニングローラは、前記カッティングホイールが1枚、3枚、5枚、または10枚のガラス板を切断する度に、カッティングホイールを一回クリーニングすることが好ましい。
さらに、前記クリーニングローラを上昇させてリセットした後、クリーニング液を前記クリーニングローラに滴下することが好ましい。
従来技術と比較すると、前記技術を利用した本発明のカッティングホイール自動クリーニング機構およびその方法において、自動ローラ機構により、カッティングホイールの溝部を定期的にクリーニングすることができる。本発明のカッティングホイール自動クリーニング機構は、人工のクリーニングに代えて、定期的且つ定量的にクリーニング作業を行うことにより、ホイールをクリーニングに保持すると共に、クリーニング用の人力と作業時間を節約することができるので、上流の供給ラインへの影響を顕著に減少させ、生産力を向上することができる。
上記の目的および他の目的、特徴及び利点は、添付した図面を参照して以下に行うこの発明の詳細な説明により明らかにされる。
図1は従来技術のカッティングカッターの構造を示す模式図である。 図2は従来技術のカッティングカッターのカッティングホイールの表面を示す模式図である。 図3は本発明の第一実施例におけるカッティングホイールの自動クリーニング機構の構造を示す模式図である。 図4は本発明の第一実施例におけるカッティングホイールの自動クリーニング方法のフローチャートである。 図5は本発明の第二実施例におけるガラスの切断方法のフローチャートである。 図6aは本発明の第二実施例におけるガラスの切断方法の過程を示す模式図である。 図6bは本発明の第二実施例におけるガラスの切断方法の過程を示す模式図である。 図6cは本発明の第二実施例におけるガラスの切断方法の過程を示す模式図である。 図6dは本発明の第二実施例におけるガラスの切断方法の過程を示す模式図である。 図6eは本発明の第二実施例におけるガラスの切断方法の過程を示す模式図である。
従来技術と本発明の実施例を組み合わせて変形例を実現することが可能であり、このような変形例が本発明が請求する保護範囲に含まれることは、当業者にとって言うまでもない。
[第一実施例]
図3は本発明の第一実施例におけるカッティングホイールの自動クリーニング機構の構造を示す模式図である。図3に示すように、本発明のカッティングホイールの自動クリーニング機構は、カッティングカッター1のカッティングホイール11をクリーニングするためのであり、クリーニングローラ2と、昇降装置(図示せず)と、モーター(図示せず)と、クリーニング液ドロッパー3とを備える。
クリーニングローラ2はカッティングホイール11の上方に設置される。クリーニングローラ2は一層のクリーニング用媒質21を含んでなる。クリーニング用媒質21はクリーニングローラ2の外面を覆うように備えられる。クリーニング用媒質21の材料は多孔質吸水体である。本実施例では、クリーニング用媒質21の材料はスポンジであるが、これに限定されるものではない。
昇降装置は、クリーニングローラ2をカッティングホイール11に接触またはカッティングホイール11から離れるように駆動する。昇降装置はエアシリンダーまたはロボットアームであり、鉛直方向に沿ってクリーニングローラ2を昇降させる。
モーターは、クリーニングローラ2を回転駆動する。
クリーニング液ドロッパー3は、クリーニングローラ2の上方に設置されており、一定のタイミングごとにクリーニングローラ2へクリーニング液5を滴下することにより、クリーニングローラ2のクリーニング用媒質21にクリーニング液を十分に吸い込ませ、クリーニング効果を向上する。クリーニング液5はガラス屑や異物を除去しやすく且つ揮発しやすい液体である。本実施例では、クリーニング液5はアルコールであるが、これに限定されるものではない。
カッティングカッター1のカッティングホイール11をクリーニングする必要がある場合、昇降装置は、クリーニングローラ2を待機位置から降下してカッティングホイール11に接触するように駆動する。それと同時に、モーターはクリーニングローラ2を回転駆動する。摩擦力の作用により、カッティングホイール11は、クリーニングローラ2の回転に伴い逆方向に回転する。この場合、クリーニング用媒質21はカッティングホイール11の溝部(図2の符号111参照)に接触して異物などを拭き取る。
カッティングホイール11の直径がかなり小さく、一般的に、0.3cm以下でる。クリーニング用媒質の厚さが、例えば0.3cm、0.5cm、0.8cm、または1cmであるが、これに限定されるものではない。したがって、クリーニング用媒質21の厚さが0.3cm以上であれば、カッティングホイール11を完全に覆うことができる。そして、クリーニングローラ2がカッティングホイール11に接触した場合、カッティングホイール11は、クリーニングローラ2のクリーニング用媒質21中に入り込まれる。これにより、クリーニングローラ2の回転に伴って、クリーニング用媒質21は全方位からカッティングホイール11の表面を擦り拭くことができる。
図4は本発明の第一実施例におけるカッティングホイールの自動クリーニング方法のフローチャートである。図4に示すように、本発明のカッティングホイールの自動クリーニング方法は、前記のカッティングホイールの自動クリーニング機構を用いて行う方法であり、主に次のようなステップを含む。
ステップS101:クリーニングローラを降下させてカッティングホイールに接触させると共に、クリーニングローラを回転させることにより、クリーニング用媒質によってカッティングホイールの表面をクリーニングする。カッティングカッターのカッティングホイールをクリーニングする必要がある場合、昇降装置はクリーニングローラを待機位置からクリーニング位置まで降下してカッティングホイールに接触するように駆動する。それと同時に、モーターはクリーニングローラを回転駆動する。摩擦力の作用により、カッティングホイールは、クリーニングローラの回転に伴い逆方向に回転する。この場合、クリーニング液を吸い込んだクリーニング用媒質はカッティングホイールの溝部を擦り拭く。カッティングホイールの直径がかなり小さく、一般的に、0.3cm以下である。したがって、クリーニング用媒質の厚さが0.3cm以上であれば、カッティングホイールを完全に覆うことができる。クリーニング用媒質の厚さが、例えば0.3cm、0.5cm、0.8cm、または1cmであるが、これに限定されるものではない。そして、クリーニングローラがカッティングホイールに接触した場合、カッティングホイールはクリーニングローラのクリーニング用媒質に入り込まれることができる。これによりクリーニングローラの回転に伴って、クリーニング用媒質は全方位からカッティングホイールの表面を擦り拭くことができる。クリーニングローラとカッティングホイールの接触時間は3秒、5秒、10秒、20秒、30秒、60秒のうちの少なくとも一つであるが、これに限定されるものではない。ここで、クリーニング時間は、切断するガラスの材質やクリーニング周期の長さによって定められる。
ステップS102:クリーニングローラを上昇させてリセットする。クリーニングが終了した後、昇降装置はクリーニングローラをクリーニング位置から上昇してカッティングホイールから離れて待機位置に戻るように駆動する。また、クリーニングローラを上昇させてリセットした後、クリーニング液ドロッパーからクリーニングローラにクリーニング液を滴下する。
[第二実施例]
本発明のガラス切断装置は、第一実施例のカッティングホイールの自動クリーニング機構とガラス切断ライン設備を組み合わせたもので、少なくとも一つのカッティングホイールと、少なくとも一つのガラス板を搬送する搬送装置と、前記のカッティングホイールの自動クリーニング機構とを備える。このカッティングホイールの自動クリーニング機構は、カッティングカッターのカッティングホイールをクリーニングするもので、クリーニングローラ、昇降装置、モーターおよびクリーニング液ドロッパーを備える。
クリーニングローラはカッティングホイールの上方に設置される。クリーニングローラは一層のクリーニング用媒質を含んでなる。クリーニング用媒質はクリーニングローラの外面を覆うように備えられる。クリーニング用媒質の材料は多孔質吸水体である。本実施例では、クリーニング用媒質の材料はスポンジであるが、これに限定されるものではない。
昇降装置は、クリーニングローラをカッティングホイールに接触またはカッティングホイールから離れるように駆動する。昇降装置はエアシリンダーまたはロボットアームであり、鉛直方向に沿ってクリーニングローラを昇降させる。
モーターは、クリーニングローラを回転駆動する。
クリーニング液ドロッパーは、クリーニングローラの上方に設置されており、一定のタイミングごとにクリーニングローラへクリーニング液を滴下して、クリーニングローラのクリーニング用媒質にクリーニング液を十分に吸い込ませ、クリーニング効果を向上する。クリーニング液はガラス屑や異物を除去しやすく且つ揮発しやすい液体である。本実施例では、クリーニング液はアルコールであるが、これに限定されるものではない。
カッティングカッターのカッティングホイールをクリーニングする必要がある場合、昇降装置はクリーニングローラを待機位置から降下してカッティングホイールに接触するように駆動する。それと同時に、モーターはクリーニングローラを回転駆動する。摩擦力の作用により、カッティングホイールは、クリーニングローラの回転に伴い逆方向に回転する。この場合、クリーニング液を吸い込んだクリーニング用媒質はカッティングホイールの溝部を擦り拭く。
カッティングホイールの直径がかなり小さく、一般的に、0.3cm以下である。クリーニング用媒質の厚さが、例えば0.3cm、0.5cm、0.8cm、または1cmであるが、これに限定されるものではない。したがって、クリーニング用媒質の厚さが0.3cm以上であれば、カッティングホイールを完全に覆うことができる。そして、クリーニングローラがカッティングホイールに接触した場合、カッティングホイールはクリーニングローラのクリーニング用媒質に入り込むことができる。これにより、クリーニング用媒質は全方位からカッティングホイールの表面を擦り拭くことができる。
図5は本発明の第二実施例におけるガラス切断方法のフローチャートである。図5に示すように、本発明のガラス切断方法は、前記のガラス切断装置を用いて行う方法であり、主に次のようなステップを含む。
ステップS201:カッティングホイールが若干のガラス板を切断した後、カッティングホイールをリセットさせる。プロセスの要求に応じて、カッティングホイールが1枚、3枚、5枚、または10枚のガラス板を切断する度に、クリーニングローラがカッティングホイールを一回クリーニングするように設定できる。
ステップS202:搬送装置を停止させた後、クリーニングローラを降下させてカッティングホイールに接触させると共に、クリーニングローラを回転させることにより、クリーニング用媒質によってカッティングホイールの表面をクリーニングする。カッティングカッターのカッティングホイールをクリーニングする必要がある場合、昇降装置はクリーニングローラを待機位置からクリーニング位置まで降下してカッティングホイールに接触するように駆動する。それと同時に、モーターはクリーニングローラを回転駆動する。摩擦力の作用により、カッティングホイールは、クリーニングローラの回転に伴い逆方向に回転する。このとき、クリーニング液を吸い込んだクリーニング用媒質はカッティングホイールの溝部を擦り拭く。カッティングホイールの直径がかなり小さく、一般的に、0.3cm以下である。したがって、クリーニング用媒質の厚さが0.3cmであれば、カッティングホイールを完全に覆うことができる。クリーニング用媒質の厚さが、0.3cm、0.5cm、0.8cm、または1cmであるが、これに限定されるものではない。そして、クリーニングローラがカッティングホイールに接触した場合、カッティングホイールはクリーニングローラのクリーニング用媒質に入り込まれることができる。クリーニングローラ2の回転に伴って、クリーニング用媒質は全方位からカッティングホイールの表面を擦り拭くことができる。クリーニングローラとカッティングホイールの接触時間が3秒、5秒、10秒、20秒、30秒、60秒のうちの少なくとも一つであるが、これに限定されるものではない。ここで、クリーニング時間は、切断するガラスの材質やクリーニング周期の長さによって定められる。
ステップS203:クリーニングローラを上昇させてリセットした後、搬送装置およびカッティングホイールを引き続き動作させる。クリーニングが終了した場合、昇降装置はクリーニングローラをクリーニング位置から上昇してカッティングホイールから離れて待機位置に戻るように駆動する。また、クリーニングローラを上昇させてリセットした後、クリーニング液ドロッパーからクリーニングローラにクリーニング液を滴下する。
図6a〜図6eは本発明の第二実施例におけるガラス切断方法の過程を示す。
図5のステップS201について、図6a〜6cを参照する。カッティングカッター1のカッティングホイール(図3の符号11参照)が1枚のガラスを切断してからリセットする。
図5のステップS202にについて、図6dを参照する。搬送装置(図示せず)を停止させた後、クリーニングローラ2を降下させてカッティングカッター1のカッティングホイール(図3の符号11を参照)に接触させると共に、クリーニングローラ2を回転させることにより、クリーニング用媒質によってカッティングホイールの表面をクリーニングする。
カッティングカッターのカッティングホイールをクリーニングする必要がある場合、昇降装置(図示せず)はクリーニングローラ2を待機位置からクリーニング位置まで降下してカッティングホイールに接触するように駆動する。それと同時に、モーター(図示せず)はクリーニングローラ2を回転駆動する。これにより、摩擦力の作用により、カッティングホイールは、クリーニングローラ2の回転に伴い逆方向に回転する。この場合、クリーニング液を吸い込んだクリーニング用媒質はカッティングホイールの溝部(図2の符号111を参照)を擦り拭く。カッティングホイールの直径が0.3cmと等しい。クリーニング用媒質21は厚さが0.3cm より大きい0.8cmと等しいので、カッティングホイールを完全に覆うことができる。そして、クリーニングローラ2がカッティングホイールに接触した場合、カッティングホイールはクリーニングローラ2のクリーニング用媒質21に入り込むことができる。クリーニングローラ2の回転に伴って、クリーニング用媒質21は全方位からカッティングホイールの表面を擦り拭く。クリーニングローラ2とカッティングホイールの接触時間が5秒である。ここで、クリーニング時間は、切断するガラスの材質やクリーニング周期の長さによって定められる。
図5のステップS203にについて、図6eを参照する。クリーニングローラ2を上昇させてリセットした後、搬送装置およびカッティングホイール(図3の符号11参照)を引き続き動作させる。クリーニングが終了した後、昇降装置はクリーニングローラ2をクリーニング位置から上昇してカッティングカッター1のカッティングホイールから離れて待機位置に戻るように駆動する。また、クリーニングローラ2を上昇させてリセットした後、クリーニングドロッパー3からクリーニングローラ2のクリーニング用媒質21にクリーニング液5を滴下することにより、クリーニングローラ2のクリーニング用媒質21の濡れ状態を保持する。
本発明のカッティングホイールの自動クリーニング機構およびその方法によれば、カッティングホイールのクリーニングによる設備の停止時間を減少することができるとともに、装置のメンテナンスのための人的コストを低下することができる。また、人による作業の危険性を減らし、ガラスに発生する逃げ、ハマ欠けや割れなどの不良を減少することができる。
上述のように、本発明のカッティングホイールの自動クリーニング機構およびその方法によれば、自動ローラ機構によりカッティングホイールの溝部を定期的にクリーニングすることができる。また、本発明のカッティングホイールの自動クリーニング機構は、人工のクリーニング作業に代えて、定期的且つ定量的にクリーニング作業を行うことにより、ホイールをクリーニングに保持すると共に、クリーニング用の人力と作業時間を節約することができるので、上流の供給ラインへの影響を顕著に減少させ、生産力を向上することができる。
発明を詳細に描写して説明したが、既述の説明は例示的であって限定的なものではない。従って、本発明の範囲を逸脱しない限り、多数の変形や態様が可能であるといえる。
1 カッティングカッター、 11 カッティングホイール、111 溝部、 2 クリーニングローラ、3 クリーニング液ドロッパー、4 ガラス板、5クリーニング液

Claims (6)

  1. 少なくとも一層のクリーニング用媒質(21)を有するクリーニングローラ(2)と、
    前記クリーニングローラ(2)をカッティングホイール(11)に接触またはカッティングホイール(11)から離れるように駆動する昇降装置と、
    前記クリーニングローラ(2)を回転駆動するモーターと、
    前記クリーニングローラ(2)の上方に設置され、一定のタイミングごとに前記クリーニングローラ(2)へクリーニング液(5)を滴下するクリーニング液ドロッパー(3)と
    を少なくとも備え、
    前記クリーニングローラ(2)が前記カッティングホイール(11)に接触した場合、前記カッティングホイール(11)は前記クリーニングローラ(2)のクリーニング用媒質(21)中に入り込まれ、
    前記クリーニング用媒質(21)は全方位から前記カッティングホイール(11)の表面を擦り拭くように形成されたことを特徴とするカッティングホイールの自動クリーニング機構。
  2. 前記カッティングホイール(11)は、前記クリーニングローラ(2)の回転に伴い逆方向に回転するように形成され、
    前記クリーニング用媒質(21)は、前記カッティングホイール(11)の溝部(111)を擦り拭くように形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のカッティングホイールの自動クリーニング機構。
  3. 請求項1又は2に記載の前記カッティングホイールの自動クリーニング機構を用いて行うカッティングホイールの自動クリーニング方法において、
    クリーニングローラを降下させてカッティングホイールに接触させると共に、クリーニングローラを回転させることにより、クリーニング用媒質によってカッティングホイールの表面をクリーニングするステップと、
    クリーニングローラを上昇させてリセットするステップと
    を含み、
    前記クリーニングローラを上昇させてリセットした後、クリーニング液を前記クリーニングローラに滴下することを特徴とするカッティングホイールの自動クリーニング方法。
  4. 少なくとも一つのカッティングホイールと、
    ガラス板を搬送する少なくとも一つの搬送装置と
    を備えるガラス切断装置において、
    少なくとも一つの請求項1又は2に記載のカッティングホイールの自動クリーニング機構をさらに備えることを特徴とするガラス切断装置。
  5. 請求項4に記載のガラス切断装置を用いて行うガラス切断方法であって、
    前記カッティングホイールが若干のガラス板を切断した後、前記カッティングホイールをリセットさせるステップと、
    搬送装置を停止させた後、クリーニングローラを降下させてカッティングホイールに接触させると共に、クリーニングローラを回転させることにより、クリーニング用媒質によってカッティングホイールの表面をクリーニングするステップと、
    クリーニングローラを上昇させてリセットした後、搬送装置およびカッティングホイールを引き続き動作させるステップと、
    を含むことを特徴とするガラス切断方法。
  6. 前記クリーニングローラは、前記カッティングホイールが1枚、3枚、5枚、または10枚のガラス板を切断する度に、カッティングホイールを一回クリーニングすることを特徴とする請求項5に記載のガラス切断方法。
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