JP2015009180A - 塗布膜形成装置、塗布膜形成方法、記憶媒体 - Google Patents

塗布膜形成装置、塗布膜形成方法、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】基板に塗布膜を形成するにあたり、スループットを高くすると共に基板の面内における塗布膜の膜厚の均一性を高くすること。
【解決手段】基板を水平に保持する基板保持部と、前記基板保持部に保持された基板を回転させる回転機構と、前記基板に塗布膜を形成するために塗布液を供給する塗布液供給機構と、前記基板の回転による塗布液の液膜の乾燥時に基板の周縁部上方の気流を整流するために、基板の周縁部上方を覆うように基板の周方向に沿う環状に設けられた環状部材と、前記環状部材の内周端近傍における気流の真下に向かう成分を低減するために、前記環状部材の内周縁部に周方向に沿って設けられ、上方に突出する突起部と、を備えるように装置を構成して、前記膜厚の均一性を高くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に塗布膜を形成する塗布膜形成装置、塗布膜形成方法及び前記装置に用いられるコンピュータプログラムを含む記憶媒体に関する。
基板への塗布膜の形成処理、例えばレジスト膜の形成処理を行うにあたり、速やかに成膜を行えることからスピンコーティングと呼ばれる手法が広く用いられている。このスピンコーティングでは、基板の裏面をスピンチャックに保持し、基板の表面の中心部にレジストを供給する。そして、基板を回転させて、遠心力によりレジストを基板の周縁部へと広げる。その後も基板の回転を続けて基板表面のレジストを乾燥させて、レジスト膜を形成する。
前記レジストの乾燥を速やかに行うためには基板の回転数を高くして、レジスト中の溶剤の揮発を促進することが考えられる。しかし基板上の気流のレイノルズ数により、この回転数の上限が制限される。具体的に説明すると、基板の回転数を高くするほど前記レイノルズ数が高くなり、レイノルズ数が所定値を超えると基板上の気流が乱流となる。すると、レジスト膜表面に乱流化した気流が転写される。つまり、レジスト膜に気流に沿った凹凸が形成され、基板の面内におけるレジスト膜の面内均一性が低下する。
基板である半導体ウエハ(以下、ウエハと記載する)については大型化が進行しており、例えばその径が450mmであるものを用いることが検討されている。このようにウエハが大きくなると、後述の評価試験で示すように、ウエハの周縁部において前記凹凸の形成を抑制できる回転数の上限が低くなる。即ち、レジスト塗布後の乾燥工程に長い時間を要することになり、スループットの低下が予測される。
特許文献1には、角型の基板の隅部と対向するように当該基板の上方にリング状のプレートを設けて、上記のようにレジストが塗布された基板上の気流を整流する技術について記載されている。しかし実施の形態において詳しく説明するように、このようなプレートを設けると、当該プレートの開口部へ向かう気流が当該プレートの内周端近傍で急激に変化して下方へ向かう。このように下方へ向かう気流に曝されて乾燥が進行することで、基板の面内における前記プレートの内周端近傍の乾燥速度が、他の箇所の乾燥速度と異なる結果、乾燥後のレジスト膜が当該内周端近傍で、局所的に大きくなるという問題がある。
特開2005−235950号公報
本発明はこのような事情においてなされたものであり、その目的は、基板に塗布膜を形成するにあたり、スループットを高くすると共に基板の面内における塗布膜の膜厚の均一性を高くすることである。
本発明の塗布膜形成装置は、基板を水平に保持する基板保持部と、
前記基板保持部に保持された基板を回転させる回転機構と、
前記基板に塗布膜を形成するために塗布液を供給する塗布液供給機構と、
前記基板の回転による塗布液の液膜の乾燥時に基板の周縁部上方の気流を整流するために、基板の周縁部上方を覆うように基板の周方向に沿う環状に設けられた環状部材と、
前記環状部材の内周端近傍における気流の真下に向かう成分を低減するために、前記環状部材の内周縁部に周方向に沿って設けられ、上方に突出する突起部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、基板保持部に保持された基板の周縁部上方を覆い、当該周縁部上の気流を整流させるために環状部材が設けられ、この環状部材の内周縁部において、周方向に沿って上方に突出した突起部が設けられる。前記整流部材によって、基板の回転数を高くしたときに基板の周縁部上に乱流が形成されることが抑えられる。そして、前記突起部によって内周端近傍における気流の真下に向かう成分を低減し、当該内周端近傍において基板の塗布膜の局所的な盛り上がりを抑えることができる。その結果として、スループットを高くすることができ、且つ塗布膜の膜厚の均一性を高くすることができる。
レジスト塗布装置の縦断側面図である。 前記レジスト塗布装置の平面図である。 前記レジスト塗布装置の斜視図である。 前記レジスト塗布装置によるウエハ処理の工程図である。 前記レジスト塗布装置によるウエハ処理の工程図である。 前記レジスト塗布装置によるウエハ処理の工程図である。 前記レジスト塗布装置におけるリングプレートの周囲の気流の模式図である。 比較例における前記レジスト塗布装置におけるリングプレートの周囲の気流の模式図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 図9のリングプレートの周囲における気流の模式図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 図10のリングプレートの周囲における気流の模式図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す平面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 他のリングプレートの構成を示す縦断側面図である。 評価試験の結果を示すグラフ図である。 評価試験の結果を示すグラフ図である。 評価試験の結果を示すグラフ図である。 評価試験の結果を示すグラフ図である。 評価試験の結果を示すグラフ図である。 評価試験の結果を示すグラフ図である。 評価試験の結果を示すグラフ図である。
本発明の塗布膜形成装置の一実施形態であり、ウエハWにレジストを供給してレジスト膜を形成するレジスト塗布装置1について、図1の縦断側面図と、図2の平面図とを参照して説明する。レジスト塗布装置1は、ウエハWの裏面中央部を真空吸着することにより、当該ウエハWを水平に保持する基板保持部であるスピンチャック11を備えている。このスピンチャック11は、下方より軸部12を介して回転機構である回転駆動部13に接続されており、当該回転駆動部13により鉛直軸回りに回転することができる。
スピンチャック11の下方側には、軸部12を取り囲んで円形板14が設けられる。円形板14に設けられる孔を介して3本の昇降ピン15が昇降する(図1では昇降ピン15は、2つのみ表示している)。レジスト塗布装置1の外部の搬送機構とスピンチャック11との間で、ウエハWを受け渡すことができる。図中16は、昇降ピン15を昇降させるピン昇降機構である。
前記スピンチャック11を取り囲むようにしてカップ体2が設けられている。カップ体2は、回転するウエハWより飛散したり、こぼれ落ちた廃液を受け止めると共に、当該廃液をレジスト塗布装置1外に排出するためにガイドする。カップ体2は、前記円形板14の周囲にリング状に設けられた山型ガイド部21を備えている。山型ガイド部21は、ウエハWよりこぼれ落ちた液を、ウエハWの外側下方へとガイドする役割を有し、その断面形状が山型に形成されている。山型ガイド部21の外周端から下方に伸びるように環状の垂直壁22が設けられている。
また、山型ガイド部21の外側を取り囲むように垂直な筒状部23と、この筒状部23の上縁から内側上方へ向けて斜めに伸びる上側ガイド部24とが設けられている。上側ガイド部24には、周方向に複数の開口部25が設けられている。また、筒状部23の下方側は凹部状に形成され、山型ガイド部21の下方に環状の液受け部26を形成する。この液受け部26においては、排液路27が接続されると共に、排気管28が下方から突入する形で設けられている。
上側ガイド部24の基端から垂直な筒状部31が上方へ伸びるように設けられ、この筒状部31の上縁から内側上方へ伸び出すように傾斜壁32が設けられる。傾斜壁32、上側ガイド部24及び筒状部23、31により、ウエハWから当該ウエハWの回転により飛散した液が受け止められ、受け止められた液がウエハWの外側下方へガイドされて排液路27に導入される。カップ体2の上方にはファンフィルタユニット16が設けられている。ウエハWの処理中は、このファンフィルタユニット16から、下方のカップ体2に向けて清浄な気体が供給されると共に、前記排気管28によりカップ体2内の排気が行われている。
このレジスト塗布装置1には、レジストノズル33が設けられている。レジストノズル33はレジスト供給源34に接続される。図2に示すように、レジストノズル33はアーム35の先端に設けられている。アーム35の基端は、当該アーム35を昇降させ、且つガイド36に沿って水平方向に移動自在な移動機構37に接続されている。移動機構37によりレジストノズル33は、ウエハWの上方の所定位置とカップ体2の外側における待機領域38との間で移動することができる。
レジスト塗布装置1は、整流部材であるリングプレート41を備えている。図3にリングプレート41の斜視図を示している。このリングプレート41は円形で平板である環状部材として形成され、スピンチャック11に保持されたウエハWの周縁部を覆うように当該周縁部に沿って形成されている。リングプレート41は、支持部材42によって水平に支持される。支持部材42は昇降部材43に接続されており、この昇降部材43はリングプレート41を、図1に鎖線で示す上昇位置と実線で示す下降位置との間で昇降させる。ウエハWに塗布したレジストを乾燥させるときには、リングプレート41は前記下降位置に位置する。この下降位置におけるリングプレート41の下面とウエハW表面との距離d1(図1参照)は、例えば0.5mm〜50mmである。ウエハWの搬送機構とスピンチャック11との間でウエハWを受け渡すときには、前記搬送機構及びウエハWに干渉しないように、リングプレート41は上昇位置に位置する。
リングプレート41の内側に設けられる開口部を44とする。この開口部44は円形に形成されている。ウエハWが回転し、その周囲が負圧雰囲気になるときに、開口部44を介して開口部44の上方からウエハWの周囲へ気体が流れ込む。この気体の流入によって、前記負圧雰囲気が形成されることによるウエハWの周囲の気流の乱れが防がれる。
この開口部44の中心とリングプレート41の中心とは、スピンチャック11の回転軸上に位置している。ウエハWの直径は、例えば450mmであり、この場合、開口部44の直径は例えば150mm〜300mmであり、この装置1では200mmとされている。リングプレート41の内周縁部には、上方に突出する突起部45が設けられている。この突起部45は、前記内周縁部に沿って平面視リング状に形成されている。また、この例では突起部45は、リングプレート41の縦断側面で見て矩形とされている。突起部45の役割については後に詳述する。
レジスト塗布装置1には、コンピュータである制御部10が設けられている。制御部10には、例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、ハードディスク、MO(光磁気ディスク)及びメモリーカードなどの記憶媒体に格納されたプログラムがインストールされる。インストールされたプログラムは、レジスト塗布装置1の各部に制御信号を送信してその動作を制御するように命令(各ステップ)が組み込まれている。具体的には、回転駆動部13によるウエハWの回転数の変更、レジストノズル33の移動、及びレジスト供給源34からレジストノズル33へのレジストの給断及びリングプレート41の昇降などの動作が、プログラムにより制御される。
次に上述のレジスト塗布装置1を用いた処理について、図4〜図6の工程図を用いて説明する。リングプレート41が上昇位置に位置する状態で、図示しない搬送機構によりウエハWがレジスト塗布装置1に搬送される。昇降ピン15により、ウエハWはスピンチャック11に受け渡され、その裏面の中央部がスピンチャック11に吸着されて保持される(図4)。ウエハWが例えば3000rpmで回転すると共に、待機領域38からウエハWの中心部上に移動したレジストノズル33により当該ウエハWの中心部にレジストが吐出される。吐出されたレジストは、遠心力によりウエハWの周縁部へ展伸されてレジスト膜30を形成し、余剰のレジストはウエハWの周縁部から振り切られる(図5)。このレジストの吐出及び振り切りを行う際に、ウエハWから飛散したレジストがリングプレート41へ付着することを防ぐために、リングプレート41は上昇位置に位置したままとされる。
レジストの吐出が停止し、ウエハWの回転数が低下して例えば100rpmとされ、ウエハW面内のレジスト30の膜厚が調整される。然る後、レジスト30を乾燥させるために回転数が上昇すると共に、リングプレート41が下降位置へ移動する(図6)。ウエハWの回転数が例えば1500rpmに達し、この1500rpmで回転が続けられる。レジストノズル33は待機領域38に退避する。
図7は、この乾燥工程が行われているときのリングプレート41の周囲における気流の向きを矢印で模式的に示したものである。上記のようにファンフィルタユニット16から下方のウエハWに向けて気体が供給されている。また、ウエハWが高速で回転しているため、ウエハWの周囲は負圧雰囲気になる。それによって前記ユニット16から供給された気体は、リングプレート41の開口部44を介してウエハW表面の中央部に供給され、ウエハWの周縁部へ向けて流れる気流を形成する。ウエハWの下方の排気管28により排気が行われていることから、ウエハWの周縁部へ流れた前記気流は、ウエハWの下方へと向かい、当該排気管28により排気される。
リングプレート41の下面により、ウエハWの中央部から周縁部へ向かう気流の流路の高さが制限される。これによって、リングプレート41の下面を通過する気流のレイノズル数は小さく抑えられる。従って、前記ウエハWの中央部から周縁部へ向かう気流は、乱流となることなく層流として流れ、上記のように排気管28に排気される。このように層流に曝されることにより、リングプレート41の下面では均一性高くレジスト膜30の乾燥が進行する。
また、ウエハWの周囲が負圧になることにより、ファンフィルタユニット16からリングプレート41上に供給された気体は、リングプレート41表面をその外側から開口部44へ向かって流れる気流を形成する。この気流は、図7に示すように突起部45の外側面に衝突することで、この外側面に沿って上方へ向かう気流と、突起部45を乗り越えて開口部44内の縁部に流入し、ウエハWへ向かう気流とに分かれる。そして、突起部45を乗り越えた気流は、ウエハWに供給されるまでの間に、ウエハWの遠心力及び排気管28からの排気の作用を受け、ウエハWの周縁部側へと曲げられ、当該周縁部へ向かって流れる。上記のように気流が分散されることで、開口部24へ流れ込む気流の量が抑えられるので、流入した気流は、前記遠心力及び排気の作用を比較的強く受けて、上記のようにウエハWの周縁部へと曲げられる。つまり突起部45により、リングプレート41の内周端近傍にて、気流の真下のウエハWに向かう成分が低減される。
図8も参照して説明する。この図8ではリングプレート41に代えて、リングプレート100を用いてウエハWを乾燥させる場合に、当該リングプレート100の周囲に形成される気流を図7と同様に模式的に示している。リングプレート100は、リングプレート41の比較例であり、突起部45が設けられないことを除いて、リングプレート41と同様に構成されている。
リングプレート100を用いた場合、リングプレート100上をその外側から開口部44へ向かって流れる気流は、突起部45により分散されずに開口部44の縁部から下方に引き込まれる。つまり、リングプレート41を用いる場合よりも、多くの気流が開口部44内に流入するので、上記の遠心力や排気による作用を受けても、引き込まれた気流はウエハWに達するまでにウエハWの周縁部に向けて曲がり切らず、ウエハWに衝突し、その後にウエハWの周縁部に向けて流れる。即ち、リングプレート41の内周端近傍のウエハW表面に対して、真下に向かう成分を多く有する気流が作用する。気流に真下に向かう成分が多く含まれると、レジスト膜30に対する乾燥作用が大きくなる。そのため、前記プレート100の内周端近傍のレジスト膜30は乾燥しやすく、結果として、後述の評価試験でも示すように、乾燥工程終了後に比較的大きな膜厚を有することになる。
図7に戻って、リングプレート41を用いた場合は、上記のように前記内周端近傍の気流の真下に向かう成分が低減される。そのため、この内周端近傍と、他の箇所とで乾燥具合がばらつくことが抑えられる。さらに、上記のようにリングプレート41により、ウエハWの周縁部上では乱流の発生が抑制されているので、ウエハW表面全体が層流に曝されて、ウエハWの面内で均一性高くレジスト膜の乾燥が進行する。そして、レジストの吐出を終えてから所定の時間経過後に、ウエハWの回転が停止する。然る後、リングプレート41が上昇位置に移動し、ウエハWがスピンチャック11から図示しない搬送機構に受け渡され、装置1の外部へ搬送される。
このレジスト塗布装置1によれば、ウエハWの周縁部上に当該周縁部に沿って形成されたリングプレート41が設けられ、このリングプレート41の内周縁部に沿って、上方に向かう突起部45が設けられている。このように構成されることで、レジスト膜を乾燥させるためにウエハWを比較的高い回転数で回転させても、ウエハWの周縁部上の気流が整流され、乱流となることが抑制される。そしてこの回転時に、リングプレート41の内周端近傍に真下に向かう成分を有する気流が集まることが抑えられるので、ウエハWの面内において、前記リングプレート41の前記内周端近傍におけるレジスト膜の膜厚が局所的に大きくなることを防ぐことができる。従って、乾燥工程に要する時間を抑えてスループットの向上を図ることができると共に、レジスト膜の膜厚の面内均一性が低下することを防ぐことができる。
リングプレートの他の例を説明する。図9に示すリングプレート51は、その縦断面の形状について、リングプレート41と異なっている。説明のためにリングプレートの上面を52とすると、この上面52はリングプレート51の外周縁部側から内周縁部側に向かうにつれて、水平面に対する高さが次第に大きくなるように構成されている。
このように上面52を構成する理由を図10も参照して説明する。図10では、リングプレート41の代わりにリングプレート51を用いて上記の乾燥工程を行ったときに、リングプレート51の周囲に形成される気流を矢印で示している。上記のようにレジスト膜の乾燥工程中、リングプレート51の外周縁部側から内周縁部側(突起部側)に向かう気流が形成される。前記上面52を既述のように形成することで、前記気流が上方へ向けてガイドされ、開口部44への当該気流の流入をより確実に抑えることができる。従って、プレート51の内周端近傍で上記のウエハWに対して真下に向かう気流の成分をより低減させて、膜厚の均一性を高くすることができる。この例では上面52は、プレート51の縦断面で見て曲線状に形成されているが、直線状に構成してもよい。そのように直線状に構成する場合、リングプレート51の外周端から、突起部に至るまでを一直線状に構成してもよいし、折れ線状に構成してもよい。
リングプレート51には、前記突起部45の代わりに突起部53が設けられている。この突起部53は、前記縦断面で見て概ね円形に構成されている。以降、説明の便宜のため、突起部についての外側面を54、内側面を55として説明する。上記のように突起部53の縦断面が円形であるため、その外側面54は、リングプレート51の内側(中央部側)へ向かって下る傾斜面を有するように構成される。なお、前記上面52の開口部44側の端部も突起部を構成するものと見ると、この突起部53の外側面54は、内側に窪んだ部分を有し、この窪みによって前記傾斜面が形成されている。
上記の内側へ向かって下るように形成された傾斜面により、リングプレート51の外周縁部側から突起部53に向かって流れた気流が、前記外周縁部に向けて還流されるようにガイドされる(図10参照)。それによって、より確実に開口部44へ流入する気流の量を抑えることができる。このように気流を還流させるためには、前記傾斜面を曲面とする代わりに平面としてもよい。また、前記図1の突起部45の外側面のように、垂直面を備えるように外側面54を構成してもよい。この垂直面によって気流を上方へガイドできるので、前記傾斜面を備える場合と同様に開口部44への気流の流入を抑えることができる。
上記のように突起部53は、前記縦断面で見て概ね円形であるため、その内側面55は、リングプレート51の内側に突出するように構成され、その下部側は、外側に向かって下がる傾斜面を構成する。開口部44に流入した気流は、当該傾斜面によってウエハWの周縁部側へ向けてガイドされる。従って、レジスト膜が気流から真下に強い作用を受けることを、より確実に抑えることができる。この内側面55の傾斜面は、この例では曲面であるが、平面として構成してもよい。
ところで、リングプレート51に設けられる突起部としては、リングプレート51の外側から内側に向かう気流を遮る目的から、リングプレート51の内周縁部にて急峻に突出していることが好ましい。突起部が急峻であることを、図9により具体的に説明する。リングプレート51の内周端(この例では、突起部53の内周端)の点をP1とし、この点P1からリングプレート51の30mm外側に至るまでの領域をL1とする。この領域L1において頂部をP2、この頂部P2よりも外方側領域における最も低い部位P3との差H1が30mm以上であることを、ここでは突起部が急峻であるものとする。
図11には、リングプレート61を示している。このリングプレート61は、突起部62を備えており、リングプレート61の上面52と、突起部62の外側面54とが互いに連続する曲面として構成されている。突起部62の内側面は垂直面として構成され、突起部62の頂部は水平面として構成されている。リングプレート51と異なり、リングプレート61では、前記高さの差H1は30mmより小さいものとする。つまり、この突起部62は急峻に構成されていない。
図12において、ウエハWの乾燥工程時にリングプレート61の周囲に形成される気流を矢印で示している。上記のように突起部62を設けていることにより、リングプレート61では、既述のリングプレート100に比べて、開口部44へ流入する気流を抑えることができる。しかし、リングプレート51を用いる方が、リングプレートの外周縁部から開口部44へ向けて横方向に流れる気流の当該開口部44への流入を、より確実に突起部53により遮ることで抑えることができるため、より高い膜厚均一性を得ることができる。
図13には、その他のリングプレートの構成例について示している。図13のリングプレート71は、前記図12で説明したリングプレート61と略同様に構成されており、差異点としては、突起部62の内周縁がさらに上方へ突出し、その断面の幅が薄いリング状の突起部72を形成していることである。突起部72の内側面55、外側面54は垂直に形成されている。図13では、図10、図12と同様に、レジスト膜の乾燥工程時に形成される気流を矢印で示している。図13の突起部72の前記幅L2は、例えば0.01mm〜20mmである。
図14のリングプレート73は、突起部の形状を除いて図13のリングプレート71と同様に構成されており、突起部72の代わりに突起部74が設けられている。突起部74は断面視三角形状に構成されており、その外側面54は外側に下がる傾斜面をなし、内側面55は垂直に夫々構成されている。図15のリングプレート75も、突起部の形状を除いて図13のリングプレート71と同様に構成されており、リングプレート75には突起部76が設けられている。突起部76は断面視扇状に構成されており、その外側面54は垂直面をなし、内側面55は曲面を構成している。このように外側面54が垂直なため、既述したように開口部44への気流の流入を抑える効果が大きい。
図16に示すリングプレート77は、突起部62上に、断面視半円状の突起部78が設けられた構成とされ、プレートの上面52、突起部78の外側面54、内側面55が連続した曲面として構成されている。図17のリングプレート81は、断面視三角形状の突起部82が設けられている。プレートの上面52の外周端部が垂直に引き出されて突起部82の外側面54を形成し、突起部82の内側面55は内側に向かって下がる傾斜面を構成している。ただし、図9、図10で説明したように、内側面55はプレートの外側に向かって下がる傾斜面を備えるように構成することがより好ましい。
図18のリングプレート83は突起部84を備え、図13のリングプレート71と略同様に構成される。差異点としてはリングプレートの径方向における突起部84の厚さが、リングプレート71の突起部72の当該厚さよりも大きいことである。図19のリングプレート85は、突起部86を備える。この突起部86の前記図18の突起部84に対する差異点としては、突起部86の外側面54はプレートの内側に向けて下る傾斜面をなすことであり、図10で説明したリングプレート51と同様に、開口部44へと流れる気流をリングプレート85の外周縁部側に還流することができる。
突起部の頂部は、図18、図19に示す突起部84、86のように、リングプレートの径方向についての長さが大きくなるように構成するよりも、当該長さが小さくなるように構成することが好ましい。即ち、図13に示す突起部72のように断面で見た幅が小さい矩形状に構成したり、図14〜図17に示す突起部74、76、78、82のように、断面で見て先細るように構成することが好ましい。これは、前記頂部に供給された気流は、突起部に遮られずに開口部44へと流れ込むことになる。つまり、前記頂部の径方向の長さが大きいと、突起部により規制される気流の量が少なくなるためである。
図20に、更に他のリングプレートの構成例を示す。このリングプレート91の下面について縦断面で見ると、当該リングプレート91の外周縁部側は直線状に構成され、内周縁部側は曲線状に構成されている。そして、このリングプレート91の下面は、外周縁部側に向かうにつれてウエハW表面との距離が小さくなるように構成されている。それによって、ウエハWの周縁部において気流の流路をより小さくして、気流の乱れをより確実に抑えることができる。また、ウエハWの中央部側では、前記下面とウエハWとの距離が大きいため、開口部44へ進入してから下方へ向かう気流がウエハWに到達するまでに、既述の遠心力及び排気によって、ウエハWの周縁部に向かって曲がりやすく、ウエハWに真下に向かう気流成分が供給されることが、より確実に抑えられる。
また、リングプレート91は、突起部92を備えている。突起部92は断面視概ね円形に構成されている。そして、突起部92の内側面55、その下方の前記リングプレート91の内側面、及びリングプレート91の下面が、連続する曲面をなすように形成され、それによって当該突起部92の内側面55からリングプレート91の下面に至るまでに角部が形成されないように構成されている。当該角部によって、気流が乱れることを防いでいる。突起部92の外側面54は垂直面を備えている。
図21には、リングプレート93を示している。このリングプレート93はその下面の形状が異なることを除いて、リングプレート91と同様に構成されている。このリングプレート93の下面は、断面で見てプレートの径方向に沿って互いに離れた複数箇所で屈曲され、折れ線状に構成されている。これら図20、21の例に示したように、リングプレートを径方向に見て、その下面の少なくとも一箇所が屈曲または湾曲し、それによって、ウエハW表面から前記下面までの距離がウエハWの周縁部に向かうに従って小さくなるような構成とすることができる。
上記の各例では、突起部は平面視リング状に形成されているが、このようなリング状に構成することに限られず、リングプレートの内周縁部に沿って形成されていればよい。図22はリングプレート94の平面図である。図中の突起部95は、例えば図1、図2の突起部45と略同様に構成されている。ただし、突起部95は図22に示すようにリング状には形成されておらず、プレート94の周方向に間隔をおいて複数設けられている。
ところで、図17に示したリングプレート81では、突起部82においてリングプレートの外方側に臨む外側面54について、下降する垂直面と、この垂直面に連続するように、前記外方側に向かって下がる傾斜面を備え、この傾斜面はリングプレート81の上面52に連続するように形成されている。前記外方側に向かって下がる傾斜面は曲面であり、断面で見てリングプレート81の内側下方に突き出る弧をなすように構成されているが、そのように構成することに限られない。図23に示すリングプレート96は、前記傾斜面についてリングプレート81と異なっている。このリングプレート96における傾斜面は曲面として構成されるが、図示するように断面で見て、リングプレートの外側上方に突き出る弧をなすように構成されている。また、外側面54において前記外方側に向かって下がる傾斜面は、リングプレート81、96のように曲面とすることには限られず、平面としてもよい。
また、図9に示したリングプレート51では、リングプレート51の中央部側に臨む内側面55が内側に向かって下がる傾斜面を備えるように形成されている。この傾斜面は、断面で見てリングプレート51の前記中央部側上方に突き出る弧をなすように形成されているが、そのように構成することに限られない。図24に示すリングプレート97は突起98を備える。この突起98の内側面55は、前記リングプレート51の内側面55と同様、内側に向かって下がるように形成された曲面である傾斜面を備える。ただしこの傾斜面は、図示するように断面で見て、リングプレート97の外側下方に突き出る弧をなすように構成されている。また、内側面55において、このように内側に向かって下がる傾斜面は平面として構成されてもよい。
リングプレート41を既述の下降位置に移動させるタイミングについては、上記の例に限られず、レジスト吐出時に当該下降位置に移動させてもよい。また、スピンチャック11を昇降自在に構成し、スピンチャック11の昇降によって、ウエハWへのレジスト吐出時と、ウエハW上のレジスト乾燥時とで、ウエハWとリングプレート41の下面との距離が変化するように構成してもよい。
塗布液としてレジストを用いる場合について説明したが、反射防止膜形成用の薬液や絶縁膜形成用の薬液を基板に塗布する場合にも、本発明を適用することができる。また、基板は円形基板に限られず、角型基板を用いてもよい。開口部44についても角型に形成してもよく、その場合、角型の開口部44に沿って突起部を形成する。また、これまで説明したリングプレートの各構成は、互いに組み合わせることができる。
ところで、既述の各突起部は、リングプレートの内周端の真下から、プレートの径方向に沿って内側35mmの位置と、外側35mmの位置との間の領域における膜厚分布が2%以内となるように構成されることが好ましい。前記膜厚分布は、{(前記領域における膜厚の最大値−前記領域における膜厚の最小値)/前記領域で測定された膜厚の平均値}×100である。
(評価試験)
評価試験1
既述のレジスト塗布装置1と略同様の装置を用いて、複数のウエハWにレジスト膜を形成した。ただし、この評価試験1で用いるレジスト塗布装置には、既述のリングプレートは設けられていない。ウエハWとしては直径が300mmのウエハW(以降、300mmウエハWと記載)と、450mmのウエハW(以降、450mmウエハWと記載)とを用い、ウエハWごとに乾燥工程時における回転数を変更して、レジスト膜が乾燥するために要する時間(膜乾燥時間とする)を調べた。また、レジスト膜が形成された各300mmウエハW、450mmウエハWについて、ウエハWの面内における複数箇所の膜厚の3シグマを調べた。
図25のグラフに、この評価試験1の結果を示している。グラフの縦軸は前記膜乾燥時間及び3シグマを示し、グラフの横軸は乾燥工程時のウエハWの回転数を示している。このグラフに示されるように、乾燥工程時のウエハWの回転数を上昇させるほど、前記膜乾燥時間を短縮させることができる。3シグマについて見ると、300mmウエハWに比べて、450mmウエハWは、前記回転数が低くても3シグマが大きい、即ち面内均一性が低くなっていることが分かる。この結果より、ウエハW上に実施の形態で説明した各リングプレートを配置し、ウエハWの周縁部上における気体の流路を小さくすることで、当該気体のレイノルズ数の上昇を抑え、それによって乱流の発生を抑えることが有効であると考えられる。
評価試験2
評価試験1と同様に、複数のウエハWについて乾燥工程時における回転数を変更してレジスト膜の形成を行い、これらの各ウエハWについて、複数箇所の膜厚を測定し、3シグマを算出した。ウエハWとしては、評価試験1と同様に300mmウエハWと、450mmウエハWとを用いた。300mmウエハWについては、評価試験1と同じく、リングプレートを設けないレジスト塗布装置により処理を行った。この300mmウエハWを用いて行う試験を、評価試験2−1とする。450mmウエハWについては、リングプレートを備えたレジスト塗布装置と、リングプレートを備えていない装置とを各々用いて試験を行った。450mmウエハWについて、前記リングプレートを備えていないレジスト塗布装置1を用いて行った試験を評価試験2−2、リングプレートを備えた装置1を用いて行った試験を評価試験2−3とする。
図26のグラフは、この評価試験2の結果を示している。グラフの縦軸は前記膜厚の3シグマを示し、グラフの横軸は乾燥工程時におけるウエハWの回転数を示している。また、評価試験2−2、2−3については、試験の結果を、黒字に白抜きのプロットと、白抜きしていない黒字のプロットとにより示している。白抜きのプロットは、ウエハWの周縁部のレジスト膜に、気流の転写による風切りと呼ばれるマークが確認されたことを示す。この風切りマークは、ウエハWの中心部側から周縁部側へ向かう筋状のマークである。白抜きをしていないプロットは、前記風切りマークが確認されなかったことを示す。
乾燥工程時の回転数が500rpm〜800rpmの範囲では評価試験2−1、2−2の3シグマは同程度であるが、前記回転数が900rpm以上になると、評価試験2−2の3シグマは、評価試験2−1の3シグマに比べて大きくなっている。また、乾燥工程時における回転数が900rpm以上になると、評価試験2−2では前記風切りマークが確認された。評価試験2−1では乾燥時における回転数が500rpm〜1800rpmの範囲で、風切りマークが確認されなかった。また、前記回転数が800rpm〜1200rpmの範囲において、評価試験2−3の3シグマは、評価試験2−1、2−2の3シグマよりも小さい。そして、評価試験2−3では、前記回転数が800rpm〜1100rpmの範囲において、風切りマークが確認されなかった。
乾燥工程時の回転数を1200rpmとした評価試験2−1のウエハWについて、その径方向の膜厚分布を図27のグラフに示す。乾燥工程時の回転数を1100rpmとした評価試験2−2、2−3のウエハWについて、その径方向の膜厚分布を図28のグラフに示す。つまり、評価試験2−2のうち風切りマークが確認されたウエハWの膜厚分布、評価試験2−3のうち風切りマークが確認されなかったウエハWの膜厚分布を、グラフ中に示している。各図27、28のグラフの横軸は、ウエハWの中心からの距離を示し、縦軸は測定されたレジスト膜の膜厚を示している。これらのグラフに示されるように、評価試験2−3のウエハWは、評価試験2−1のウエハWと同程度に、各部の膜厚のばらつきが抑えられている。特に、評価試験2−2のウエハWに比べて、評価試験2−3のウエハWは、周縁部における膜厚のばらつきが抑えられていることが分かる。
この評価試験2の結果より、リングプレートを設けることで、径が比較的大きいウエハWを用い、乾燥工程時における当該ウエハWの回転数を高くしても、当該ウエハWの周縁部に風切りマークが形成されることを抑制し、ウエハWの面内における膜厚のばらつきを抑えることができることが分かる。
評価試験3
レジスト塗布装置1を用いて、直径が450mmのウエハWにレジスト膜を形成し、ウエハWの径方向に沿ってレジスト膜の膜厚を測定した。乾燥時の回転数は1200rpmとした。このレジスト塗布装置1としては、図11、12に示したものと同様のリングプレートを備えるように構成した。つまり、この評価試験3では、急峻に構成されていない突起部62を備えたリングプレート61を用いた。使用したリングプレート61の開口部44の半径は100mmである。
図29は、評価試験3の結果を示している。グラフの横軸は、ウエハWの中心からの距離を示している。グラフの縦軸はレジスト膜の膜厚と、ウエハWの表面からリングプレート61の下面までの高さと、を示している。グラフに示されるように、リングプレート61の内周縁部下方において、数nmほどではあるが、局所的なレジスト膜の盛り上がりが確認された。
評価試験4
レジスト塗布装置を用いて直径が450mmのウエハWにレジスト膜を形成した。このレジスト塗布装置としては2種類の装置を用いた。一方の装置は、評価試験3で用いた装置と同様に、急峻に形成されていない突起部62を備えたリングプレートを備えている。この一方の装置を用いる試験を評価試験4−1とする。リングプレートの開口部44の半径は100mmである。他方の装置は、図20で示した突起部92を備えたリングプレートを備えており、この突起部92は急峻に構成されている。突起部の構成が異なることを除いて、一方の装置と他方の装置とは同様に構成されており、当該他方の装置を用いる試験を評価試験4−2とする。評価試験4−1、4−2共に、乾燥工程時の回転数をウエハWごとに変更し、複数のウエハWにレジスト膜を形成した。そして、各ウエハWにおいて風切りマークの有無を確認すると共に、径方向に沿った複数箇所における膜厚について測定した。
評価試験4−1、4−2共に、乾燥工程時の回転数を各々800、1000、1100rpmとしたウエハWについて、前記風切りのマークは確認されなかった。このことから突起部が急峻であるか否かに関わらず、いずれのリングプレートもウエハWの周縁部の乱流を抑えることができると考えられる。
評価試験4−1、4−2において、乾燥工程の回転数が1100rpmに設定したウエハWにおける膜厚分布のグラフを図30に示す。グラフの縦軸が膜厚を示し、横軸がウエハWの中心からの距離を示している。このグラフに示すように、評価試験4−2では、評価試験4−1に比べて、ウエハWの径方向における膜厚の変動が小さい。特にリングプレートの内周縁部下方において、局所的に膜厚が大きくなることが防がれている。また、このように前記回転数が1100rpmのウエハWについて、各測定箇所における膜厚の3シグマを計算したところ、評価試験4−1では3.4nm、評価試験4−2では1.1nmであった。従って、突起部を急峻に構成することで、リングプレートの開口縁部下方における膜厚の上昇をより確実に抑え、ウエハWの面内における膜厚の均一性を高くすることができることが示された。
図31は、各回転数におけるウエハWの膜厚の測定結果を示す棒グラフである。グラフの縦軸は、ウエハWの面内で測定された膜厚の最大値−最小値(膜厚差として表示)を示す。乾燥時におけるウエハWの回転数が800rpm、1000rpm、1100rpm、1200rpm、1400rpmであるとき、いずれも膜厚差は、評価試験4−1の方が評価試験4−2よりも大きい。この結果から、突起部を急峻に構成することで、乾燥工程時の回転数を変化させてもウエハWの膜厚の均一性を高くすることができると考えられる。
W ウエハ
1 レジスト塗布装置
10 制御部
11 スピンチャック
13 回転駆動部
16 ファンフィルタユニット
2 カップ体
33 レジストノズル
41 リングプレート
45 突起部

Claims (15)

  1. 基板を水平に保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された基板を回転させる回転機構と、
    前記基板に塗布膜を形成するために塗布液を供給する塗布液供給機構と、
    前記基板の回転による塗布液の液膜の乾燥時に基板の周縁部上方の気流を整流するために、基板の周縁部上方を覆うように基板の周方向に沿う環状に設けられた環状部材と、
    前記環状部材の内周端近傍における気流の真下に向かう成分を低減するために、前記環状部材の内周縁部に周方向に沿って設けられ、上方に突出する突起部と、
    を備えたことを特徴とする塗布膜形成装置。
  2. 前記環状部材の内周端から30mm外側に至るまでの領域において頂部と、頂部よりも外方側領域における最も低い部位との高さの差が30mm以上であることを特徴とする請求項1記載の塗布膜形成装置。
  3. 前記突起部における前記環状部材の外方側に臨む外側面は、垂直面を含むか、あるいは内側及び外側のうちいずれかに向かって下がる傾斜面を含むことを特徴とする請求項1または2記載の塗布膜形成装置。
  4. 前記傾斜面は、曲面であることを特徴とする請求項3記載の塗布膜形成装置。
  5. 前記突起部における前記環状部材の外方側に臨む外側面は、内側に窪んでいる部分を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の塗布膜形成装置。
  6. 前記突起部における前記環状部材の中央部側に臨む内側面は、垂直面または内側に向かって下がる傾斜面を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の塗布膜形成装置。
  7. 前記傾斜面は、曲面であることを特徴とする請求項6記載の塗布膜形成装置。
  8. 前記突起部における前記環状部材の中央部側に臨む内側面は、内側に突出する突出面を含むことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一つに記載の塗布膜形成装置。
  9. 前記突出面は、外方側に向かうに従って下がる傾斜面を含むことを特徴とする請求項8記載の塗布膜形成装置。
  10. 前記環状部材の上面は、当該環状部材の外周縁部側から前記突起部に向かうにつれて高くなることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一つに記載の塗布膜形成装置。
  11. 前記環状部材を前記基板に対して相対的に昇降させる昇降機構が設けられ、
    前記昇降機構は、前記塗布液供給機構により基板に塗布液が供給されるときに、前記環状部材を第1の位置に位置させ、
    塗布液の供給終了後は前記環状部材を、回転する基板に対して前記第1の位置よりも当該基板に近接した第2の位置に位置させることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一つに記載の塗布膜形成装置。
  12. 基板保持部に基板を水平に保持する工程と、
    回転機構により前記基板保持部に保持された基板を回転させる工程と、
    塗布液供給機構により前記基板に塗布膜を形成するための塗布液を供給する工程と、
    前記基板の回転による塗布液の液膜の乾燥時に、基板の周縁部上方を覆うように基板の周方向に沿う環状に設けられた環状部材基板の周縁部上方の気流を整流する工程と、
    前記環状部材の内周縁部に、周方向に沿って上方に突出して設けられる突起部により、前記環状部材の内周端近傍における気流の真下に向かう成分を低減する工程と、
    を備えたことを特徴とする塗布膜形成方法。
  13. 前記環状部材の内周端から30mm外側に至るまでの領域において頂部と、頂部よりも外方側領域における最も低い部位との高さの差が30mm以上であることを特徴とする請求項12記載の塗布膜形成方法。
  14. 前記塗布液供給機構により基板に塗布液が供給されるときに、前記環状部材を第1の位置に位置させる工程と、
    塗布液の供給終了後、昇降機構により前記環状部材を、回転する基板に対して前記第1の位置よりも基板に近接した第2の位置に位置させる工程と、
    を備えることを特徴とする請求項12または13記載の塗布膜形成方法。
  15. 基板に塗布膜を形成する塗布膜形成装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記プログラムは請求項12ないし14のいずれか一つに記載された塗布膜形成方法を実行するためにステップが組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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