JP2015008353A - 振動素子、振動デバイス、電子機器、移動体、および振動素子の製造方法 - Google Patents

振動素子、振動デバイス、電子機器、移動体、および振動素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外部から加わる衝撃などによる破壊を抑制することが可能な振動素子を提供する。【解決手段】振動素子1は、基部12と、互いに表裏の関係にある第1主面17および第2主面18を有し、基部12から延在されている振動腕21,22と、振動腕21,22の先端において、第1主面17および第2主面18に接続されている側面と、を備え、側面は、第1主面17または第2主面18の垂線に対し傾きを有し、第1主面17から第2主面18に亘って設けられている傾斜面15であり、結晶面であることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、振動素子、その振動素子を用いた振動デバイス、電子機器、移動体、および振動素子の製造方法に関する。
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)、モバイルコンピューター、あるいはICカード等の小型の情報機器や、携帯電話、自動車電話、またはページングシステム等の移動体通信機器等において、薄型の振動子や発振器等の電子デバイスが広く使用されている。例えば、特許文献1に開示されている電子デバイスとしての圧電振動子では、薄い箱型のベース部分と薄板の蓋部分とを含むパッケージ内に、振動素子としての音叉型水晶振動片が振動腕を浮かせてマウント(接続)されている。このような構成の圧電振動子では、外部から衝撃などが加わった場合、この衝撃により音叉型水晶振動片の振動腕が撓み、振動腕の先端とパッケージの内底面が接触し、振動腕が破損する虞がある。
このような、振動腕の破損を抑制するため、例えば、特許文献2に開示されている圧電振動子では、音叉型水晶振動片の振動腕の先端部に切り欠け部を設けることにより耐衝撃性を改善している。特許文献2に開示されている圧電振動子は、外部からの衝撃などにより音叉型水晶振動片の振動腕が撓み、振動腕の先端とパッケージの内底面が接触しても、切り欠け部(C面取り、R面取り、段差部)により衝撃が分散され、音叉型水晶振動片の破壊を防止することが期待できる。
特開2008−22413号公報 特開2009−253622号公報
しかしながら、特許文献2に開示されている圧電振動子の振動腕先端に設けられているC面取りやR面取りは、機械加工による研磨あるいは研削が必要であり、量産的に大量に製造した場合に、傾斜角度や形状に大きな個体間バラツキが生じ、安定してバラツキが小さい所定の面取り加工を行うことが極めて困難であった。さらに、一対の振動腕において、互いの面取り形状にも大きな差が生じてしまう虞もあった。また、圧電振動子の振動腕先端に設けられている段差部、あるいは2段の段差部は、フォトリソ・エッチング工程を新たに追加する必要があり、コスト高となってしまう問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る振動素子は、基部と、互いに表裏の関係にある第1主面および第2主面を有し、前記基部から延在されている振動腕と、前記振動腕の先端において、前記第1主面および前記第2主面に接続されている側面と、を備え、前記側面は、前記第1主面または前記第2主面の垂線に対し傾きを有し、前記第1主面から前記第2主面に亘って設けられている傾斜面であり、結晶面であることを特徴とする。
本適用例によれば、振動腕の先端部の側面を、互いに表裏関係にある第1主面と第2主面とを連結する傾斜面としている。この傾斜面は、振動素子の外形加工時に容易に形成することができる結晶面であるため、傾斜面の形状や角度のバラツキが減少する。これにより、傾斜面の個体間バラツキを容易に減少させることが可能となる。また、外部からの衝撃などにより振動腕が撓み、振動腕の先端と被接続体とが接触しても、接触する側面が傾斜面となっているため、接触する角部が鈍角となり、衝撃が分散されて振動素子の破壊を防止することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載の振動素子において、前記側面は、エッチングのオーバーエッチングによって形成されていることが好ましい。
本適用例によれば、振動腕の先端の傾斜面を、エッチングによる振動素子の外形加工時にオーバーエッチング(エッチング時間を長くする)することにより容易に形成することができる。傾斜面は、結晶面であるため形状や角度にバラツキが生じにくく、個体間バラツキを低減することが可能となる。これにより、個体間バラツキの小さい傾斜面を有する振動素子を安定して提供することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載の振動素子において、前記側面の傾きは、前記傾斜面の延長線と、前記第1主面または前記第2主面とが交差する角度をθとしたとき、84度≦θ≦88度の範囲内にあることが好ましい。
本適用例によれば、第1主面と第2主面の形状が異なることによる振動素子の特性劣化を低減し、電気的特性を維持しつつ小型の振動素子を提供することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載の振動素子において、前記振動腕の先端部には、幅広部が設けられており、前記側面は、前記幅広部の先端に設けられていることが好ましい。
本適用例によれば、幅広部の錘効果を極端に減らすことなく、振動腕と被接続体とが接触することによる振動素子の破壊を防止できる。換言すれば、錘効果による振動素子の小型化を維持しつつ、耐衝撃性を確保することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係る振動素子において、前記側面の傾きは、前記傾斜面の延長線と、前記第1主面または前記第2主面とが交差する角度をθとしたとき、84度≦θ≦88度の範囲内にあることが好ましい。
本適用例によれば、錘効果による振動素子の小型化を維持しつつ、第1主面と第2主面の形状が異なることによる振動素子の特性劣化を低減し、電気的特性を維持することが可能な振動素子を提供することが可能となる。
[適用例6]上記適用例に記載の振動素子において、平面視で、前記傾斜面の前記第1主面との接続部と、前記傾斜面の前記第2主面との接続部との距離Lは、0<L≦100(μm)の関係を満たしていることが好ましい。
本適用例によれば、第1主面側と第2主面側の異形状による振動素子の特性劣化を低減することにより電気的特性を維持し、且つ耐衝撃性の優れた小型の振動素子を提供することが可能となる。
[適用例7]上記適用例に記載の振動素子において、前記距離Lは、3<L≦10(μm)の関係を満たしていることが好ましい。
本適用例によれば、さらに小型化を図りつつ、耐衝撃性の優れた振動素子を提供することが可能となる。
[適用例8]本適用例に記載の振動デバイスは、上記適用例のいずれか一例に記載の振動素子と、蓋体とベースとを含む容器とを備え、前記容器に前記振動素子が搭載されていることを特徴とする。
本適用例によれば、第1主面および第2主面と接続されている傾斜面によって、いずれかの主面と側面との接続角度を大きくすることができる振動素子が容器に搭載されているため、外部からの衝撃などにより振動腕が撓み、振動腕の先端と被接続体とが接触しても衝撃が分散され、振動素子の破壊を防止することができ、耐衝撃性の優れた振動デバイスを提供することが可能となる。
[適用例9]上記適用例に記載の振動デバイスにおいて、前記振動素子の傾斜面は、前記振動素子と前記蓋体との間隔、および前記振動素子と前記ベースとの間隔のうち、間隔の狭い方に傾斜していることが好ましい。
本適用例によれば、耐衝撃性を維持しつつ、低背化を実現した電子デバイスを提供することが可能となる。
[適用例10]本適用例に係る振動デバイスは、上記適用例のいずれか一例に記載の振動素子と、回路部と、を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、耐衝撃性が優れるとともに、振動素子と振動素子を駆動する回路部とが備えられていることから小型化に優位な振動デバイスを提供することができる。
[適用例11]本適用例に係る電子機器は、上記適用例のいずれか一例に記載の振動素子が備えられていることを特徴とする。
本適用例によれば、外部からの衝撃などによる破壊が低減された振動素子を用いているため、外部衝撃に対する耐久性が向上した電子機器を提供することが可能となる。
[適用例12]本適用例に係る移動体は、上記適用例のいずれか一例に記載の振動素子が備えられていることを特徴とする。
本適用例によれば、外部からの衝撃などによる破壊が低減された振動素子を用いているため、外部衝撃に対する耐久性が向上した移動体を提供することが可能となる。
[適用例13]本適用例に係る振動素子の製造方法は、基板を準備する工程と、前記基板に振動素子の外形に対応したマスクを形成する工程と、前記マスクから露出している領域の前記基板をエッチングする工程と、を含み、前記エッチングする工程は、エッチングすることにより前記基板を貫通させる時間よりも長い時間のエッチングを行うことを特徴とする。
本適用例によれば、エッチングすることにより前記基板を貫通させる時間よりも長い時間のエッチングを行う、所謂オーバーエッチングによって、結晶面である傾斜面を形成することができるため、工程を増やすなどの加工工数の増加を防ぐことが可能となる。
実施形態に係る振動素子の構造を示した概略図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は傾斜面の変形例を示す側面図。 実施形態に係る振動素子の概略を示す平面図であり、(a)は上面図、(b)は下面図(透視図)。 実施形態に係る振動素子の概略を示し、図2(a)中のB−B線断面図。 振動素子が衝撃を受けた場合の動作を説明する正面図。 実施形態に係る振動素子を製造する工程フロー図。 実施形態に係る振動素子を製造する工程フロー図。 本発明に係る振動子の構造を示した概略図であり、(a)は平面図、(b)はG−G断面図。 本発明に係る発振器の概略構造を示した正断面図。 電子機器の一例としてのモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図。 電子機器の一例としての携帯電話機の構成を示す斜視図。 電子機器の一例としてのデジタルスチールカメラの構成を示す斜視図。 移動体の一例としての自動車の構成を示す斜視図。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<振動素子>
図1〜図6を用いて本発明の実施形態に係る振動素子について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る振動素子の構造を示した概略図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図、図1(c)は傾斜面の変形例を示す側面図である。図2は、本発明の実施形態に係る振動素子の平面図であり、図2(a)は上面図、図2(b)は下面図(透視図)である。図3は、図2(a)中のB−B線断面図である。図4は、振動素子が衝撃を受けた場合の動作を説明する正断面図である。図5および図6は、実施形態に係る振動素子の製造する工程フロー図である。なお、各図では、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸を図示している。また、以下の説明では、説明の便宜上、Z軸方向から見たときの平面視を単に「平面視」とも言う。さらに、説明の便宜上、Z軸方向から見たときの平面視において、+Z軸方向の面を上面、−Z軸方向の面を下面として説明する。
図1に示す振動素子1は、基部12と、振動腕21,22と、と、を備えた基板10と、この基板10上に設けられた駆動用の電極30とを有している。なお、振動腕21,22は、基部に接続されている腕部と、該腕部の先端側に設けられ、該腕部の幅よりも幅が広いハンマーヘッド(幅広部、錘部ともいう)24,25とから構成されている。
基板10は、結晶材料であり、例えば、圧電基板として、水晶、特に、Zカット水晶板で構成されている。これにより、振動素子1は、優れた振動特性を発揮することができる。Zカット水晶板とは、水晶の結晶Z軸(光学軸)を厚さ方向とする水晶基板である。Z軸は、基板10の厚さ方向と一致しているのが好ましいが、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点からは、厚さ方向に対してZ軸を若干(例えば、15°未満程度)傾けることになる。基板10は、基部12と、基部12から−Y軸方向へ突出し、且つ、X軸方向に並んで設けられた2つの振動腕21,22と、基部12から−Y軸方向へ突出するとともに、2つの振動腕21,22の間に位置する支持腕23と、を有している。
基部12は、XY平面に広がりを有し、Z軸方向に厚さを有する略板状をなしている。本実施形態の基部12は、振動腕21,22や支持腕23と反対側に、+Y軸方向に向かうにしたがって幅が連続的或いは断続的に漸減する縮幅部16を有している。このような縮幅部16を有することにより、振動漏れを抑制することができる。なお、縮幅部16は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
振動腕21,22は、X軸方向に並んで設けられており、それぞれ、基部12から−Y軸方向に延出(突出)している。また、振動腕21,22の先端部分には、ハンマーヘッド24,25が設けられている。このようなハンマーヘッド24,25を設けることによって、振動素子1の小型化を図ることができたり、振動腕21,22の屈曲振動の周波数を低めたりすることができる。なお、ハンマーヘッド24,25は、必要に応じて複数の幅を有していてもよい。
ハンマーヘッド24,25の先端、即ち振動腕21,22の先端には、表側の第1主面17と裏側の第2主面18とを接続する側面が設けられている。この側面は、第1主面17または第2主面18の垂線Qに対し傾きを有している結晶面である傾斜面15を含んでいる。なお、本形態では、傾斜面15が第1主面17と第2主面18とに亘り設けられている。即ち、傾斜面15は、第1主面17と第2主面18とに接続されている。ウェットエッチングなどの基板を腐食させるエッチング製法を用いることにより、このような傾斜面15を形成することが可能となり、容易に傾斜面15を形成することができる。
なお、本実施形態の振動素子1では、上述のように振動腕21,22の先端部にハンマーヘッド24,25が設けられている構成で説明したが、ハンマーヘッド24,25が設けられていない構成の振動素子であってもよい。
なお、傾斜面15の傾きは、第2主面18と傾斜面15の延長線とのなす角度θ、換言すれば、傾斜面15が傾斜する側に位置する第2主面18と傾斜面15の延長線とのなす角度θが、下記の範囲内にあることが好ましい。
84度≦θ≦88度
このように、傾斜面15の傾きを前述の範囲の内とすることで、ハンマーヘッド24,25の錘効果を極端に減らすことなく、ハンマーヘッド24,25(振動腕21,22)と、例えばパッケージの内面などの被接続体とが接触することによる振動素子1の破壊を防止できる。換言すれば、錘効果による振動腕21,22の短寸化による小型化を維持しつつ、耐衝撃性を確保できる振動素子1を提供することが可能となる。
また、本実施形態の水晶からなる基板10のように、基部12から−Y軸方向へ突出した2つの振動腕21,22を有する構成であれば、水晶が有しているエッチング異方性により、基板10の切り出し角度によって、ウェットエッチングの際のオーバーエッチングで振動腕21,22の先端(ハンマーヘッド24,25の先端)に、上記角度の結晶面である傾斜面15を容易に形成することができる。また、傾斜面15は、振動素子1の外形加工時に容易に形成することができる結晶面であるため、傾斜面15の形状や角度のバラツキが減少する。これにより、傾斜面15の個体間バラツキを減少させることが可能となる。
また、第1主面17側から見た平面視で、傾斜面15の第1主面17との接続部と、傾斜面15の第2主面18との接続部との距離Lが、0<L≦100(μm)の関係を満たしていることが好ましい。距離Lを上記の範囲とすることで、第1主面17側と第2主面18側の異形状による振動素子1の電気的特性の劣化を抑制することが可能となり、電気的特性を維持し、且つ耐衝撃性の優れた小型の振動素子1を提供することが可能となる。
さらに、距離Lが、3<L≦10(μm)の関係を満たしていることが好ましい。このような距離Lとすることにより、上述の効果に加え、ハンマーヘッド24,25の錘効果を減少させることなく、換言すれば小型化を図りつつ耐衝撃性の優れた振動素子1を提供することが可能となる。
また、振動腕21,22には、表側の第1主面17または裏側の第2主面18のそれぞれに開放する有底の溝28,29が設けられている。これら溝28,29は、Y軸方向に沿って延在して設けられており、互いに同じ形状をなしている。そのため、振動腕21,22は、略「H」状の横断面形状をなしている。このような溝28,29を形成することによって、屈曲振動によって発する熱が拡散(熱伝導)し難くなり、屈曲振動周波数(機械的屈曲振動周波数)fが熱緩和周波数f0より大きな領域(f>f0)である断熱的領域では、熱弾性損失を抑制することができる。なお、溝28,29は、必要に応じて設ければよく、省略してもよい。
支持部としての支持腕23は、基部12から−Y軸方向に延出しており、且つ、振動腕21,22の間に位置している。また、支持腕23は、長手形状をなしており、長手方向の全域に亘って幅(X軸方向の長さ)がほぼ一定となっている。さらに、支持腕23は、支持腕23の下面(裏側の第2主面18)に、第1、第2導電パッド37,38が設けられている。支持腕23の形状(特に平面視形状)としては、特に限定されず、長手方向の途中に、幅が変化する部分を有していてもよい。
以上、振動素子1の構成について簡単に説明した。次に、この基板10上に設けられた電極30について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る振動素子の電極構成を示した平面図であり、図2(a)は上面図であり、図2(b)は図2(a)の下面図(透視図)である。また、図3は、図2(a)中のB−B線断面図である。
図2および図3に示すように、電極30は、複数の第1駆動用電極31と、第1導電パッド37と、これら複数の第1駆動用電極31と第1導電パッド37とを接続する配線35a,35b,35c,35d,35e,35fと、複数の第2駆動用電極32と、第2導電パッド38と、これら複数の第2駆動用電極32と第2導電パッド38とを接続する配線36a,36b,36c,36d,36e,36fと、を有している。
第1駆動用電極31は、振動腕21の各溝28a,28bの内面と、振動腕22の各側面34a,34bとに設けられている。溝28aの第1駆動用電極31は、基部12の上面(第1主面17)と側面とに跨って設けられた配線35cを介して側面34bの第1駆動用電極31に接続され、溝28bの第1駆動用電極31は、基部12の下面(第2主面18)と側面とに跨って設けられた配線35eを介して側面34bの第1駆動用電極31に接続されている。なお、配線35c,35eは、基部12の側面にて接続されている。次に、側面34bの第1駆動用電極31は、ハンマーヘッド25に設けられた配線35fを介して側面34aの第1駆動用電極31に接続されている。また、側面34aの第1駆動用電極31は、基部12の上面と下面に設けられた配線35bと配線35dを介して支持腕23の側面に設けられた配線35aに接続されている。さらに、配線35aは支持腕23の下面に設けられた第1導電パッド37と電気的に接続されている。
一方、第2駆動用電極32は、振動腕22の各溝29a,29bの内面と、振動腕21の各側面33a,33bとに設けられている。溝29aの第2駆動用電極32は、基部12の上面に設けられた配線36bを介して側面33bの第2駆動用電極32に接続され、溝29bの第2駆動用電極32は、基部12の下面に設けられた配線36cを介して側面33bの第2駆動用電極32に接続されている。次に、側面33bに設けられた第2駆動用電極32は、ハンマーヘッド24に設けられた配線36dを介して側面33aに設けられた第2駆動用電極32に接続されている。また、基部12の上面の配線36bは、基部12の上面に設けられた配線36eを介して、基部12の下面の配線36cは、基部12の下面に設けられた配線36fを介して、それぞれ支持腕23の側面に設けられた配線36aに接続されている。さらに、配線36aは支持腕23の下面に設けられた第2導電パッド38と電気的に接続されている。
これにより、第1、第2導電パッド37,38から、各配線を通じて、第1、第2駆動用電極31,32に駆動電圧が印加されることで、振動素子の振動腕内で電界が適切に発生し、2つの振動腕21,22が互いに接近、離間を繰り返すように略面内方向(XY平面方向)に所定の周波数で振動する。電極30の構成材料としては、特に限定されず、例えば、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電材料を用いることができる。
(傾斜面の変形例)
ここで、傾斜面の変形例について、図1(c)を参照しながら説明する。図1(c)は傾斜面の変形例を示す側面図である。図1(c)に示すように、変形例の振動素子1aは、前述した実施形態の振動素子1と比し、第1主面17および第2主面18が逆方向に位置している。換言すれば、傾斜面15bが、第1主面17側に傾斜して設けられている。
変形例の傾斜面15bは、表側の第1主面17と裏側の第2主面18とを接続しており、第1主面17または第2主面18の垂線Qに対し傾きを有している。そして、傾斜面15bは、第1主面17と第2主面18とに亘り設けられている。即ち、傾斜面15bは、第1主面17と第2主面18とに接続されている。このような傾斜面15bとしても、ウェットエッチングなどの製法を用いることが可能となり、容易に傾斜面15bを形成することができる。
なお、傾斜面15bの傾きは、前述の実施形態と同様に、第1主面17と傾斜面15bの延長線とのなす角度θ、換言すれば、傾斜面15bが傾斜する側に位置する第1主面17と傾斜面15bの延長線とのなす角度θが、下記の範囲内にあることが好ましい。
84度≦θ≦88度
このように、傾斜面15bの傾きを前述の範囲の内とすることで、実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、傾斜面15bの第1主面17との接続部と、傾斜面15の第2主面18との接続部との距離Lは、前述の実施形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
(振動素子の製造方法)
以上、振動素子1の構成について説明した。このような振動素子1は、次のようにして製造することができる。以下に、図5(a)〜(e)および図6(f)〜(j)に示す工程フロー図に沿って振動素子1の製造方法を説明する。なお、図5および図6は、外形エッチング工程を示している。また、以下に説明する製造方法は、1つの例であって、他の製造方法によって振動素子1を製造してもよい。
図5および図6は、振動素子1の製造方法の一例を説明するための工程図であり、図5および図6の各工程は、図2(a)のB−B切断線における振動腕21,22の切断面に対応した領域について工程順に示されている。また、同図では、支持腕23については省略している。
(基板の準備工程)
図5(a)において、振動素子1を複数もしくは多数分離することができる大きさの圧電材料でなる基板71を用意する。このとき基板71は、工程の進行により音叉型の振動素子1とした際には、図1に示す結晶X軸が電気軸、結晶Y軸が機械軸、および結晶Z軸が光学軸となるように、圧電材料、例えば水晶の単結晶から切り出されることになる。また、水晶の単結晶から切り出す際、上述の結晶X軸、結晶Y軸、および結晶Z軸からなる直交座標系において、X軸回りに、X軸とY軸とからなるXY平面を約マイナス6度ないしプラス6度傾けて形成される。
(耐蝕膜の形成工程)
図5(a)に示すように、基板71の表面(表裏面)に、スパッタリングもしくは蒸着等の手法により、耐蝕膜72を形成する。図示されているように、水晶でなる基板71の表裏両面に耐蝕膜72が形成され、耐蝕膜72は、例えば、下地層としてのクロム層と、その上に被覆される金の被覆層で構成される。
なお、以下の工程では、基板71の上下両面に同一の加工が行われるので、煩雑さを避けるため、上面についてだけ説明する。
(外形のパターニング工程)
次いで、図5(b)に示すように、外形パターニングのために、基板71の表裏の耐蝕膜72の全面にレジスト73を塗布する(レジストの塗布工程)。レジスト73としては、例えば、ECA系、PGMEA系のポジ型レジストが好適に使用できる。なお、上述の耐蝕膜の形成工程と外形のパターニング工程とが、マスクを形成する工程に相当する。
(ウェットエッチング工程)
そして、図5(c)に示すように、外形パターニングのために所定のパターン幅のマスク(図示せず)を配置し、露光後、感光したレジスト73を除去して、除去したレジスト部分に対応して、Au,Crの順に耐蝕膜72も除去する。
次に、図5(d)に示すように、耐蝕膜72上のレジスト73を除去し、耐蝕膜72覆われている領域以外である振動素子1の外形から外側の部分を露出させて、図5(e)に示すように、全面にレジスト74を塗布する。
次いで、図6(f)に示すように、振動素子1の外形から外側の部分と、各振動腕の溝部の部分のレジスト74を除去する。
そして、図7(g)に示すように、振動素子1の外形から外側の部分として露出した基板71に関して、例えば、フッ酸溶液をエッチング液として、圧電振動片の外形のエッチングを行う(以下、エッチング工程ともいう)。このエッチング工程は、2時間ないし3時間で終了するが、フッ酸溶液の濃度や種類、温度等により変化する。この実施形態では、エッチング液として、フッ酸、フッ化アンモニウムを用いて、その濃度として容量比1:1、温度65度±1度(摂氏)の条件によりエッチングを行う。この条件でエッチングを行うことにより、30分程度で基板71が貫通し、引き続き2時間程度のオーバーエッチングを行うことにより、+X軸方向に生じるエッチング残りの縮小と、−Y軸方向に伸びる振動腕21,22先端の傾斜面15の結晶面の露出を行うことができる。つまり、2時間半程度でエッチング工程が完了する。
(ハーフエッチング工程)
次に図7(h)に示すように、振動腕の溝部の耐蝕膜72を除去する。
耐蝕膜72を除去して露出した基板71について、さらに、図7(i)に示すように、フッ酸溶液等を用いて、振動腕21,22の溝部のハーフエッチングを行う。
この実施形態では、エッチング液として、フッ酸、フッ化アンモニウムを用いて、その濃度として容量比1:1、温度65度±1度(摂氏)の条件により、30分ないし60分程度でエッチング工程が完了する。
これにより、振動腕21,22の第1溝部28A,29Aと第2溝部28B,29Bが形成される。
次に、図7(j)に示すように、耐蝕膜72からレジスト74を除去し、耐蝕膜72も除去する。この状態は図1に示す振動素子1の電極が形成されていない状態である。
続いて、図示しない電極形成工程では、全面に電極を形成するための金属膜を蒸着またはスパッタリング等の手法により形成する。この金属膜は、励振電極であり、耐蝕膜と同じ下地層としてのクロム層と、その上に被覆される電極層(金被覆層)で構成する。
その後、電極形成におけるレジストの塗布工程を行い、電極が形成されるべき領域(図2参照)とそうでない領域とを分けるマスキング(図示せず)がなされて、露光され、不要なレジストを除去して、取り除くべき金属膜を露出させる。次いで、露出した金属膜を、例えば、ヨウ化カリウム等のエッチング液を用いて、ウェットエッチングにより除去する。これにより、取り除くべき金属膜がエッチングにより全て除去される。最後に、不要となったレジストを全て剥離する。
以上により、図1〜図3に示した構造の振動素子1が完成する。
上述の製造方法を用いれば、ウェットエッチングによって基板71を貫通させる時間よりも長い時間のエッチングを行う、所謂オーバーエッチングを行うことによって、結晶面である傾斜面15を形成することができる。したがって、工程を増やすことなく、容易に傾斜面15を形成することができる。
前述したような振動素子1によれば、第1主面17および第2主面18と接続されている傾斜面15によって、第2主面18と側面とが接続する角度θを小さくすることができる。換言すれば、傾斜面15と第2主面18の接続する角部の接続角度である内角θ1を大きくすることができる。
図4の正面図を用いて説明すると、振動素子1を振動腕21,22が中空に位置するように、基部12を含む支持部としての支持腕23でパッケージなどの被接続体8に接続されている。このように片持ち接続された振動素子1に、矢印Fで示す外部からの衝撃が加わると、振動腕21,22が撓み、振動腕21,22(図中一点鎖線で示すハンマーヘッド24a,25a)の先端の角部と被接続体8とが接触することがある。このようにハンマーヘッド24a,25aと被接続体8とが接触しても、傾斜面15と第2主面18の接続する角部の接続角度である内角θ1が大きくなり、鈍角となるために衝撃が分散され、振動素子1の破壊を防止することが可能となる。
また、傾斜面15は、振動素子1の外形加工時に容易に形成することができる結晶面であるため、傾斜面15の形状や角度のバラツキが減少する。これにより、傾斜面15の個体間バラツキを減少させることが可能となる。これにより、第1主面17側と第2主面18側の異形状による振動素子1の特性劣化を抑制し、電気的特性を維持しつつ小型の振動素子1を提供することが可能となる。
前述した振動素子1では、圧電基板としてZカット水晶板から構成された二つの振動腕21,22を備えた、所謂音叉型の振動素子を用いて説明したが、振動素子の構成はこれに限らない。例えば、シリコン基板上に圧電体が設けられた圧電振動素子、あるいは加速度、角速度、圧力などを測定可能なセンサー素子などにも適用することができる。
<振動子>
次に、本発明に係る前述した振動素子1を適用した電子デバイスの一例としての振動子について、図7を用いて説明する。図7は、本発明に係る振動子の構造を示した概略図であり、図7(a)は振動子の平面図、図7(b)は図7(a)のG−G断面図である。なお、図7(a)において、振動子の内部の構成を説明する便宜上、蓋部材を取り外した状態を図示している。
振動子2は、振動素子1と、振動素子1を収容するための矩形の箱状のパッケージ本体50と、ガラス、セラミック、金属などから成る蓋部材56と、で構成されている。なお、振動素子1を収容するキャビティー70内はほぼ真空の減圧空間となっている。ここで、パッケージ本体50がベース部に相当し、キャビティー70が容器に相当する。
パッケージ本体50は、図7(b)に示すように、第1の基板51と、第2の基板52と、実装端子45と、を積層して形成されている。実装端子45は、第1の基板51の外部低面に複数備えられている。また、第1の基板51の上面の所定の位置には、図示しない貫通電極や層間配線を介して、実装端子45と電気的に導通する複数の接続電極47が設けられている。第2の基板52は中央部が除去された環状体であり、振動素子1を収容するキャビティー70が設けられている。
以上、説明したパッケージ本体50の、第1の基板51と第2の基板52は、絶縁性を有する材料で構成されている。このような材料としては、特に限定されず、例えば、酸化物系セラミックス、窒化物系セラミックス、炭化物系セラミックス等の各種セラミックスを用いることができる。また、パッケージ本体50に設けられた各電極、端子、あるいはそれらを電気的に接続する配線パターンや層内配線パターンなどは、一般的に、タングステン(W)、モリブデン(Mo)などの金属配線材料を絶縁材料上にスクリーン印刷して焼成し、その上にニッケル(Ni)、金(Au)などのめっきを施すことにより設けられる。
蓋体としての蓋部材56は、好ましくは、光を通過する材料、例えば、ホウケイ酸ガラスなどにより設けられており、封止材58により接合されることで、パッケージ本体50を気密封止している。これにより、パッケージ本体50の蓋封止後において、外部からレーザー光が蓋部材56を介して振動素子1の先端付近に照射され、ここに設けた電極を一部蒸散させることにより、質量削減方式による周波数調整をすることができるようになっている。なお、このような周波数調整をしない場合には、蓋部材56はコバール合金などの金属材料(リッド)で形成することができる。
パッケージ本体50のキャビティー70内に収納された振動素子1は、支持腕23に設けられた第1、第2導電パッド37,38とパッケージ本体50の第1の基板51の上面に設けられた2つの接続電極47とがそれぞれ対応するように位置合わせされ、接合部材42を介して接合されている。接合部材42は、例えば、金属あるいは半田などからなるバンプや導電性接着剤などの導電性の接合部材を用いることにより、電気的な接続を図るとともに機械的な接合を行うことができる。
振動素子1は、ハンマーヘッド24,25(図1参照)の先端の側面に含まれる傾斜面15が、第1の基板51の上面側に向くように配置され接続されることが好ましい。換言すれば、振動素子1と蓋部材56との間の距離H2が、振動素子1と第1の基板51の上面との間の距離H1よりも大きくなるように振動素子1を第1キャビティー80内に配置することが好ましい。即ち間隔の狭い方に傾斜面が傾斜しているように振動素子1を配置する。このように振動素子1を配置することで、振動素子1と第1の基板51の上面との間隔H1が狭く、外部からの衝撃によって撓みの生じた振動素子1が第1の基板51の上面に接触しても、上記傾斜面15と第1主面17または第2主面18とが接続する角部の内角θ1が鈍角となるために衝撃が分散され、振動素子1の破壊を防止することが可能となる。これにより、耐衝撃性が向上するとともに低背化を実現した電子デバイスとしての振動子2を提供することが可能となる。
<発振器>
次に、本発明に係る前述した振動素子1を適用した電子デバイスの一例としての発振器について、図8を用いて説明する。図8は、本発明に係る発振器の概略構造を示した正断面図である。
発振器3は、振動素子1と、振動素子1を収納するパッケージ本体60と、振動素子1を駆動するためのICチップ(チップ部品)62と、ガラス、セラミック、金属などから成る蓋体としての蓋部材56と、で構成されている。なお、振動素子1を収容する第1キャビティー80内はほぼ真空の減圧空間となっている。ここで、パッケージ本体60がベース部に相当し、キャビティー70が容器に相当する。
パッケージ本体60は、図8に示すように、第1の基板51と、第2の基板52と、第3の基板53と、第4の基板54と、実装端子46と、を積層して形成されている。また、パッケージ本体60は、上面に開放する第1キャビティー80と、下面に開放する第2キャビティー82とを有している。
パッケージ本体60の第1キャビティー80内に収納された振動素子1は、支持腕23に設けられた第1、第2導電パッド37,38とパッケージ本体60の第1の基板51の上面に設けられた2つの接続電極とがそれぞれ対応するように位置合わせされ、接合部材42を介して接合されている。接合部材42は、例えば、金属あるいは半田などからなるバンプや導電性接着剤などの導電性の接合部材を用いることができる。このような接合部材42を用いることにより、電気的な接続を図るとともに機械的な接合を行うことができる。
振動素子1は、ハンマーヘッド24,25(図1参照)の先端の側面に含まれる傾斜面15が、第1の基板51の上面側に向くように配置され接続されることが好ましい。換言すれば、振動素子1と蓋部材56との間の距離H2が、振動素子1と第1の基板51の上面との間の距離H1よりも大きくなるように振動素子1を第1キャビティー80内に配置することが好ましい。即ち間隔の狭い方に傾斜面が傾斜しているように振動素子1を配置する。このように振動素子1を配置することで、振動素子1と第1の基板51の上面との間隔H1が狭く、外部からの衝撃によって撓みの生じた振動素子1が第1の基板51の上面に接触しても、上記傾斜面と第1主面17または第2主面18とが接続する角部の内角θ1が鈍角となるために衝撃が分散され、振動素子1の破壊を防止することが可能となる。これにより、耐衝撃性が向上するとともに低背化を実現した電子デバイスとしての発振器3を提供することが可能となる。
実装端子46は、第4の基板54の外部低面に複数設けられている。また、実装端子46は、第1の基板51の上面に設けられた接続電極47や第3の基板53の下面に設けられた接続電極48と、図示しない貫通電極や層間配線を介して、電気的に導通されている。
振動素子1が収納されているパッケージ本体60の第1キャビティー80は、例えば、ホウケイ酸ガラスなどの封止材58を介し、蓋部材56と接合されることで、気密封止されている。
一方、パッケージ本体60の第2キャビティー82内には、ICチップ62が収容されており、このICチップ62は、ろう材あるいは接着剤などの接合部材43を介して第1の基板51の下面に固定されている。また、第2キャビティー82内には、少なくとも2つの接続電極48が設けられている。接続電極48は、ボンディングワイヤー44によってICチップ62と電気的に接続されている。また、第2キャビティー82内には樹脂材料64が充填されており、この樹脂材料64によって、ICチップ62が封止されている。
ICチップ62は、振動素子1の駆動を制御するための駆動回路(発振回路)を有しており、このICチップ62によって振動素子1を駆動すると、所定の周波数の信号を取り出すことができる。
<電子機器>
次いで、本発明の一実施形態に係る電子デバイスとして、振動素子1を用いた振動子2、あるいは振動素子1を用いた発振器3のいずれかを適用した電子機器について、図9〜図11に基づき、詳細に説明する。なお、説明では、振動子2を適用した例を示している。
図9は、本発明の一実施形態に係る電子デバイスとしての振動子2を備える電子機器としてのモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成の概略を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、信号処理のタイミング源としての機能を備えた振動子2が内蔵されている。
図10は、本発明の一実施形態に係る電子デバイスとしての振動子2を備える電子機器としての携帯電話機(PHSも含む)の構成の概略を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。このような携帯電話機1200には、信号処理のタイミング源としての機能を備えた振動子2が内蔵されている。
図11は、本発明の一実施形態に係る電子デバイスとしての振動子2を備える電子機器としてのデジタルスチールカメラの構成の概略を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、従来のフィルムカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、デジタルスチールカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
デジタルスチールカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部100が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部100は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCD等を含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部100に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送、格納される。また、このデジタルスチールカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなデジタルスチールカメラ1300には、信号処理のタイミング源としての機能を備えた振動子2が内蔵されている。
なお、本発明の一実施形態に係る電子デバイスとしての振動子2は、図9のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図10の携帯電話機、図11のデジタルスチールカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター等の電子機器に適用することができる。
<移動体>
図12は移動体の一例としての自動車を概略的に示す斜視図である。自動車506には本発明に係る電子デバイスとしての振動子2が搭載されている。例えば、同図に示すように、移動体としての自動車506には、振動子2を内蔵してタイヤ509などを制御する電子制御ユニット508が車体507に搭載されている。また、振動子2は、他にもキーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム、等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
1,1a…振動素子、2…振動子、3…発振器、10…基板、12…基部、15,15a,15b…傾斜面、16…縮幅部、17…第1主面(おもて面)、18…第2主面(裏面)、21,22…振動腕、23…支持腕、24,25…ハンマーヘッド、28,28a,28b,29,29a,29b…溝、30…電極、31…第1駆動用電極、32…第2駆動用電極、33a,33b,34a,34b…側面、35a,35b,35c,35d,35e,35f,36a,36b,36c,36d,36e,36f…配線、37…第1導電パッド、38…第2導電パッド、42,43…接合部材、44…ボンディングワイヤー、45,46…実装端子、47,48…接続電極、50,60…パッケージ本体、51…第1の基板、52…第2の基板、53…第3の基板、54…第4の基板、56…蓋部材、58…封止材、62…ICチップ、64…樹脂材料、70…キャビティー、80…第1キャビティー、82…第2キャビティー、100…表示部、506…移動体としての自動車、1100…電子機器としてのモバイル型のパーソナルコンピューター、1200…電子機器としての携帯電話機、1300…電子機器としてのデジタルスチールカメラ。

Claims (13)

  1. 基部と、
    互いに表裏の関係にある第1主面および第2主面を有し、前記基部から延在されている振動腕と、
    前記振動腕の先端において、前記第1主面および前記第2主面に接続されている側面と、を備え、
    前記側面は、前記第1主面または前記第2主面の垂線に対し傾きを有し、前記第1主面から前記第2主面に亘って設けられている傾斜面であり、結晶面であることを特徴とする振動素子。
  2. 請求項1において、
    前記側面は、エッチングのオーバーエッチングによって形成されていることを特徴とする振動素子。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記側面の傾きは、
    前記傾斜面の延長線と、前記第1主面または前記第2主面とが交差する角度をθとしたとき、
    84度≦θ≦88度の範囲内にあることを特徴とする振動素子。
  4. 請求項1または請求項2において、
    前記振動腕の先端部には、幅広部が設けられており、
    前記側面は、前記幅広部の先端に設けられていることを特徴とする振動素子。
  5. 請求項4において、
    前記側面の傾きは、
    前記傾斜面の延長線と、前記第1主面または前記第2主面とが交差する角度をθとしたとき、
    84度≦θ≦88度の範囲内にあることを特徴とする振動素子。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
    平面視で、前記傾斜面の前記第1主面との接続部と、前記傾斜面の前記第2主面との接続部との距離Lは、
    0<L≦100(μm)
    の関係を満たしていることを特徴とする振動素子。
  7. 請求項6において、
    前記距離Lは、
    3<L≦10(μm)
    の関係を満たしていることを特徴とする振動素子。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の振動素子と、
    蓋体とベースとを含む容器とを備え、
    前記容器に前記振動素子が搭載されていることを特徴とする振動デバイス。
  9. 請求項8において、
    前記振動素子の傾斜面は、前記振動素子と前記蓋体との間隔、および前記振動素子と前記ベースとの間隔のうち、間隔の狭い方に傾斜していることを特徴とする振動デバイス。
  10. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の振動素子と、
    回路と、
    を備えていることを特徴とする振動デバイス。
  11. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の振動素子が備えていることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の振動素子が備えていることを特徴とする移動体。
  13. 基板を準備する工程と、
    前記基板に振動素子の外形に対応したマスクを形成する工程と、
    前記マスクから露出している領域の前記基板をエッチングする工程と、
    を含み、
    前記エッチングする工程は、
    エッチングすることにより前記基板を貫通させる時間よりも長い時間のエッチングを行うことを特徴とする振動素子の製造方法。
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