JP2016019109A - エッチング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定形状の構造体を精度良く製造するエッチング方法を提供する。【解決手段】エッチング方法は、基板30を準備する工程と、基板上に、マスク15を形成する工程と、基板に、マスクを用いてドライエッチングを行う工程と、を含む。マスクは、基板と反対側に配置されて第1の主面151を有するトップ部154と、基板側に配置されて第1の主面の反対側にある第2の主面152を有するボトム部155と、を備える。トップ部は、基板の平面視で、ボトム部の少なくとも一部を内側に含み、かつ、基板の側面視で、トップ部の側面153の部分の線分401と基板のマスクが形成されている面の部分の線分403とのなす角θ1は、ボトム部の側面の部分の線分402と基板のマスクが形成されている面301の部分の線分とのなす角θ2よりも大きい。【選択図】図7

Description

本発明は、エッチング方法に関するものである。
従来から、水晶を用いた振動素子が知られている。このような振動素子は、種々の電子機器の基準周波数源、発信源、ジャイロセンサー等として広く用いられている。また、このような振動素子は、例えば、エッチングにより、所定形状の構造体を形成し、製造される。
ところで、ドライエッチングで構造体を形成する場合、そのエッチング方法は、基板上にマスクを形成する工程と、前記基板に前記マスクを用いてドライエッチングを行う工程とを含む。この場合、マスクは、通常、側面視で、その側面と基板とのなす角が90°であり、マスクの上面だけでなく、下面の輪郭が振動素子の形状に影響する。
しかしながら、マスクの下面の輪郭は、そのマスクを形成した際のレジスト残り等により形状が安定しない。これにより、振動素子の形状安定性が低いという問題がある。
また、特許文献1には、側面視での側面の形状がテーパー形状をなすマスクを用いてドライエッチングを行うことが記載されている。この特許文献1に記載のエッチング方法を用いて振動素子を製造する場合は、マスクの上面が下面よりも大きいので、マスクの上面形状に対応する形状の構造体が形成される。このため、前記レジスト残り等により形状が安定しないマスクの下面の影響を受けることなく、構造体を形成することができる。
しかしながら、特許文献1に記載のエッチング方法では、マスク全体に亘って、側面視での側面の形状がテーパー形状をなしているので、エッチングの際、マスクの上部の角がエッチングされてしまい(大きなサイドエッチングが生じ)、これにより、マスクは、本来の寸法よりも小さく、かつ、その形状が本来の形状から微妙に異なってしまい、これにより、エッチングで形成される構造体の寸法精度が悪く、振動素子の形状安定性が低いという問題がある。
特開平6−5560号公報
本発明の目的は、所定形状の構造体を精度良く製造することができるエッチング方法を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明のエッチング方法は、基板を準備する工程と、
前記基板上に、マスクを形成する工程と、
前記基板に、前記マスクを用いてドライエッチングを行う工程と、を含み、
前記マスクは、前記基板と反対側に配置されて第1の主面を有するトップ部と、前記基板側に配置されて前記第1の主面の反対側にある前記第2の主面を有するボトム部と、を備え、
前記トップ部は、前記基板の平面視で、前記ボトム部の少なくとも一部を内側に含み、かつ、前記基板の側面視で、前記トップ部の側面の部分の線分と前記基板の前記マスクが形成されている面の部分の線分とのなす角θ1は、前記ボトム部の側面の部分の線分と前記基板の前記マスクが形成されている面の部分の線分とのなす角θ2よりも大きいことを特徴とする。
これにより、所定形状の構造体を精度良く製造することができる。
すなわち、マスクのトップ部は、基板の平面視で、ボトム部を内側に含むので、マスクを形成した際のレジスト残り等により形状が安定しないマスクのボトム部の影響を受けることなくエッチングを行うことができ、また、θ1がθ2よりも大きいので、マスクのトップ部は、エッチングの際、サイドエッチングされ難い。これにより、構造体を精度良く製造することができる。
[適用例2]
本発明のエッチング方法では、前記トップ部は、前記θ1が90°の部位を有することが好ましい。
これにより、マスクのトップ部は、エッチングの際、サイドエッチングがさらにされ難くなり、これによって、所定形状の構造体を精度良く製造することができる。
[適用例3]
本発明のエッチング方法では、前記θ1が90°の部位は、前記第1の主面を有することが好ましい。
これにより、エッチングの際、第1の主面の部分の側面のサイドエッチングがされ難くなり、これによって、所定形状の構造体を精度良く製造することができる。
[適用例4]
本発明のエッチング方法では、前記基板の側面視で、前記第1の主面の長さをL1、前記第2の主面の長さをL2としたとき、L2/L1は、0.98以下であることが好ましい。
これにより、より確実にマスクのボトム部の影響を受けることなくエッチングを行うことができる。
[適用例5]
本発明のエッチング方法では、前記θ1と前記θ2の比θ2/θ1は、0.99以下であることが好ましい。
これにより、より確実にマスクのボトム部の影響を受けることなくエッチングを行うことができる。
[適用例6]
本発明のエッチング方法では、前記マスクを形成する工程では、
前記基板上に、前記マスクに対応する形状の開口を有するレジスト層を形成する段階と、
前記レジスト層を加熱する段階と、
前記レジスト層を用いて前記開口内に前記マスクを形成する段階と、
を含むことが好ましい。
これにより、容易に、前記マスクを形成することができる。
[適用例7]
本発明のエッチング方法では、前記マスクを形成する工程では、
前記基板上に、金属膜を形成する段階と、
前記金属膜上に、前記マスクに対応する形状のレジスト層を形成する段階と、
前記レジスト層の開口に位置する前記金属膜をエッチングして前記マスクを形成する段階と、
を含むことが好ましい。
これにより、容易に、前記マスクを形成することができる。
[適用例8]
本発明のエッチング方法では、前記マスクは、Ni、Cr、Si、窒化物、フッ化物、酸化物および樹脂材料のうちの少なくとも1つを含む材料で構成されていることが好ましい。
これにより、良好なマスクが得られる。
本発明のエッチング方法の第1実施形態を適用して製造された振動子の構成例を示す平面図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1に示す振動子の振動素子の断面図(図1中のB−B線断面図)である。 図1に示す振動子の振動素子の製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す振動子の振動素子の製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す振動子の振動素子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明のエッチング方法の第1実施形態において用いるマスクを示す側面図である。 本発明のエッチング方法の第1実施形態を説明するための断面図である。 本発明のエッチング方法の第1実施形態を説明するための断面図である。 マスクの他の構成例を示す側面図である。 マスクの他の構成例を示す側面図である。 マスクの他の構成例を示す側面図である。 本発明のエッチング方法の第2実施形態を説明するための断面図である。 本発明のエッチング方法の第2実施形態を説明するための断面図である。 本発明のエッチング方法の第2実施形態を説明するための断面図である。 本発明のエッチング方法の第2実施形態を説明するための断面図である。 発振器の実施形態を示す断面図である。 電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。
以下、本発明のエッチング方法を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
なお、本発明のエッチング方法は、各種の構造体の製造に適用することができるが、以下の実施形態では、代表的に、本発明のエッチング方法を振動素子(振動子)の製造に適用した場合について説明する。
1.振動子
まず、本発明のエッチング方法を適用して製造された振動子について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のエッチング方法の第1実施形態を適用して製造された振動子の構成例を示す平面図である。図2は、図1中のA−A線断面図である。図3は、図1に示す振動子の振動素子の断面図(図1中のB−B線断面図)である。図4〜図6は、それぞれ、図1に示す振動子の振動素子の製造方法を説明するための断面図である。図7は、本発明のエッチング方法の第1実施形態において用いるマスクを示す側面図である。図8および図9は、それぞれ、本発明のエッチング方法の第1実施形態を説明するための断面図である。図10〜図12は、それぞれ、マスクの他の構成例を示す側面図である。
図1および図2に示す振動子1は、振動素子2と、振動素子2を収納するパッケージ9とを有している。以下、振動素子2およびパッケージ9について、順次詳細に説明する。
(振動素子)
図1、図2および図3に示すように、本実施形態の振動素子2は、振動基板(構造体)3と、振動基板3上に形成された第1、第2駆動用電極84、85とを有している。なお、図1および図2では、説明の便宜上、第1、第2駆動用電極84、85の図示を省略している。
振動基板3は、Zカット水晶板で構成されている。Zカット水晶板とは、Z軸をほぼ厚さ方向とする水晶基板である。なお、振動基板3は、その厚さ方向とZ軸とが一致していてもよいが、常温近傍における周波数温度変化を小さくする観点から、厚さ方向に対してZ軸が若干傾いている。すなわち、傾ける角度をθ度(−5°≦θ≦15°)とした場合、前記水晶の電気軸としてのX軸、機械軸としてのY軸、光学軸としてのZ軸からなる直交座標系の前記X軸を回転軸として、前記Z軸を前記Y軸の−Y方向へ+Z側が回転するようにθ度傾けた軸をZ’軸、前記Y軸を前記Z軸の+Z方向へ+Y側が回転するようにθ度傾けた軸をY’軸としたとき、Z’軸に沿った方向を厚さとし、X軸とY’軸を含む面を主面とする振動基板3となる。なお、各図では、これらX軸、Y’軸およびZ’軸を図示している。
振動基板3は、Y’軸方向を長さ方向に持ち、X軸方向を幅方向に持ち、Z’軸方向を厚さ方向に持っている。また、振動基板3は、そのほぼ全域(後述する溝55、56、65,66が形成されている領域を除く)にわたって、ほぼ同じ厚さを有している。振動基板3の厚さ(Z’軸方向の長さ)Tとしては、特に限定されないが、110μm以上、150μm以下であることが好ましく、120μm以上、130μm以下であることがより好ましい。これにより、十分な機械的強度が得られ、また、Q値を高く、CI値を低くしつつ、ドライエッチングにより、微細形状を容易に作成することができる。すなわち、振動基板3の厚さTが前記下限値未満であると、他の条件によっては、Q値が低く、CI値が高くなり、また、機械的強度が不足し、振動基板3が破損するおそれがある。また、振動基板3の厚さTが前記上限値を超えると、振動素子2の過度な大型化に繋がってしまうおそれがある。
このような振動基板3は、基部4と、基部4から延出する一対の振動腕5、6と、基部4から延出する支持部7とを有している。
基部4は、XY’平面に広がりを有し、Z’軸方向に厚さを有する板状をなしている。また、支持部7は、基部4の下端から延出し、X軸方向に分岐する分岐部71と、分岐部からX軸方向両側に延出する連結腕72、73と、連結腕72、73の先端部から−Y’軸方向に延出する支持腕74、75とを有している。
振動腕5、6は、X軸方向(第2方向)に沿って並び、かつ、互いに平行となるように基部4の−Y’軸側の端から−Y’軸方向(第1方向)に延出している。これら振動腕5、6は、それぞれ、長手形状をなし、その基端(+Y’軸側の端)が固定端となり、先端(−Y’軸側の端)が自由端となる。また、振動腕5、6は、それぞれ、基部4から延びている腕部58、68と、腕部58、68の先端部に設けられ、腕部58、68よりも幅が広い錘部としてのハンマーヘッド(広幅部)59、69とを有している。このように、振動腕5、6の先端部にハンマーヘッド59、69を設けることで、振動腕5、6を短くすることができ、振動素子2の小型化を図ることができる。また、振動腕5、6を短くすることができる分、同じ周波数で振動腕5、6を振動させたときの振動腕5、6の振動速度を従来よりも低くすることができるため、振動腕5、6が振動する際の空気抵抗を低減することができ、その分、Q値が高まり、振動特性を向上させることができる。なお、このような振動腕5、6は、互いに同様の構成(形状、大きさ)をなしている。
図3に示すように、振動腕5は、XY’平面で構成された互いに表裏の関係にある一対の主面51、52と、Y’Z’平面で構成され、一対の主面51、52を接続する一対の側面53、54とを有している。また、振動腕5は、主面51に開口する有底の溝55と、主面52に開口する有底の溝56とを有している。溝55、56は、それぞれ、Y’軸方向に延在している。また、溝55、56は、それぞれ、振動腕5の腕部58の基端部を含むように腕部58の先端部まで延在している。このような振動腕5は、溝55、56が形成されている部分では、略H型の横断面形状をなしている。
溝55、56は、振動腕5の厚さ方向の長さを二等分する線分Lに対して対称的に形成されているのが好ましい。これにより、振動腕5の不要な振動(具体的には、面外方向成分を有する斜め振動)を低減でき、振動腕5を効率的に振動基板3の面内方向に振動させることができる。
振動腕5と同様に、振動腕6は、XY’平面で構成された互いに表裏の関係にある一対の主面61、62と、Y’Z’平面で構成され、一対の主面61、62を接続する一対の側面63、64とを有している。また、振動腕6は、主面61に開口する有底の溝65と、主面62に開口する有底の溝66とを有している。溝65、66は、それぞれ、Y’軸方向に延在している。また、溝65、66は、それぞれ、振動腕6の腕部68の基端部を含むように腕部68の先端部まで延在している。このような振動腕6は、溝65、66が形成されている部分では、略H型の横断面形状をなしている。
溝65、66は、振動腕6の厚さ方向の長さを二等分する線分Lに対して対称的に形成されているのが好ましい。これにより、振動腕6の不要な振動を低減でき、振動腕6を効率的に振動基板3の面内方向に振動させることができる。
振動素子2は、各振動腕5、6に溝55、56、65、66を形成することにより、熱弾性損失の低減を図ることができ、Q値の劣化を低減した優れた振動特性を発揮することができる。
振動腕5には、一対の第1駆動用電極84と一対の第2駆動用電極85とが形成されている。具体的には、第1駆動用電極84の一方は、溝55の内面に形成されており、他方は、溝56の内面に形成されている。また、第2駆動用電極85の一方は、側面53に形成されており、他方は、側面54に形成されている。同様に、振動腕6にも、一対の第1駆動用電極84と一対の第2駆動用電極85とが形成されている。具体的には、第1駆動用電極84の一方は、側面63に形成されており、他方は、側面64に形成されている。また、第2駆動用電極85の一方は、溝65の内面に形成されており、他方は、溝66の内面に形成されている。これら第1、第2駆動用電極84、85間に交番電圧を印加すると、振動腕5、6が互いに接近、離間を繰り返すように面内方向(XY’平面方向)に所定の周波数で振動する。
第1、第2駆動用電極84、85の構成としては、特に限定されず、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電材料により形成することができる。
(パッケージ)
図1および図2に示すように、パッケージ9は、上面に開放する凹部911を有する箱状のベース91と、凹部911の開口を塞ぐようにベース91に接合されている板状のリッド92とを有している。このようなパッケージ9は、凹部911がリッド92にて塞がれることにより形成された収納空間を有しており、この収納空間に振動素子2が気密的に収納されている。振動素子2は、支持腕74、75の先端部にて、例えば、エポキシ系、アクリル系の樹脂に導電性フィラーを混合した導電性接着剤11、12、13、14を介して凹部911の底面に固定されている。
なお、収納空間内は、減圧(好ましくは真空)状態となっていてもよいし、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。これにより、振動素子2の振動特性が向上する。
ベース91の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスを用いることができる。また、リッド92の構成材料としては、特に限定されないが、ベース91の構成材料と線膨張係数が近似する部材であると良い。例えば、ベース91の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース91とリッド92の接合は、特に限定されず、例えば、接着剤を介して接合してもよいし、シーム溶接等により接合してもよい。
また、ベース91の凹部911の底面には、接続端子951、961が形成されている。図示しないが、振動素子2の第1駆動用電極84は、支持腕74の先端部まで引き出されており、当該部分にて、導電性接着剤11、12を介して接続端子951と電気的に接続されている。同様に、図示しないが、振動素子2の第2駆動用電極85は、支持腕75の先端部まで引き出されており、当該部分にて、導電性接着剤13、14を介して接続端子961と電気的に接続されている。
また、接続端子951は、ベース91を貫通する貫通電極952を介してベース91の底面に形成された外部端子953に電気的に接続されており、接続端子961は、ベース91を貫通する貫通電極962を介してベース91の底面に形成された外部端子963に電気的に接続されている。
接続端子951、961、貫通電極952、962および外部端子953、963の構成としては、それぞれ、導電性を有していれば、特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、W(タングステン)などのメタライズ層(下地層)に、Ni(ニッケル)、Au(金)、Ag(銀)、Cu(銅)などの各被膜を積層した金属被膜で構成することができる。
(振動素子の製造方法)
次に、本発明のエッチング方法を用いる振動素子2(振動子1)の製造方法について、図4〜図6に基づいて説明する。なお、図4〜図6は、それぞれ、図1中のB−B線断面に対応する断面図である。
振動素子2の製造方法は、水晶基板(基板)を用意(準備)する工程と、水晶基板をドライエッチング法によってパターニングすることにより、基部4と、振動腕5、6と、支持部7とを有する振動基板3を形成する工程とを含む。以下、詳細に説明する。
まず、Zカットの水晶基板(基板)30を用意する(図4(a)参照)。水晶基板30は、後述する加工を経て振動基板3となる部材である。次に、図4(a)に示すように、フォトリソグラフィ法などを用いて、水晶基板30上にマスクM1を形成する。マスクM1は、振動基板3の外形形状に対応して形成するマスクである。このマスクM1の形状(構成)およびその形成工程(製造工程)は、後で詳述する(後述するマスクM2およびM3についても同様)。
次に、図4(b)に示すように、マスクM1を介して(用いて)水晶基板30にドライエッチングを行う。このドライエッチングは、振動素子2の振動方向と直交(交差)する方向に対してエッチングを行う。これにより、基部4と、溝55、56、65、66が形成されていない振動腕5、6と、支持部7とが一体的に形成される(ただし、基部4および支持部7については図示しない)。次に、図4(c)に示すように、マスクM1を除去する。
次に、図4(d)に示すように、フォトリソグラフィ法などを用いて、水晶基板30上にマスクM2を形成する。マスクM2は、溝55、65の外形形状に対応して形成するマスクである。なお、ここでは、溝55、65を形成しない部位にマスクM2を形成する。すなわち、マスクM2は、溝55、65の外形形状に対応する開口を有している。
次に、図5(a)に示すように、マスクM2を介して水晶基板30にドライエッチングを行う。これにより、振動腕5に溝55が形成され、振動腕6に溝65が形成され、溝56、66が形成されていない振動腕5、6と、基部4と、支持部7とを有する振動基板3が形成される。なお、この際、溝55、65の最大深さが所定値となるように、ドライエッチングのエッチング時間を制御する。次に、図5(b)に示すように、マスクM2を除去する。
次に、図5(c)に示すように、水晶基板30の上下を逆にし、フォトリソグラフィ法などを用いて、水晶基板30上にマスクM3を形成する。マスクM3は、溝56、66の外形形状に対応して形成するマスクである。なお、ここでは、溝56、66を形成しない部位にマスクM3を形成する。すなわち、マスクM3は、溝56、66の外形形状に対応する開口を有している。
次に、図6(a)に示すように、マスクM3を介して水晶基板30にドライエッチングを行う。これにより、振動腕5に溝56が形成され、振動腕6に溝66が形成され、溝55、56、65、66が形成されている振動腕5、6と、基部4と、支持部7とを有する振動基板3が形成される。なお、この際、溝56、66の最大深さが所定値となるように、ドライエッチングのエッチング時間を制御する。次に、図6(b)に示すように、マスクM3を除去する。れにより、振動基板3が得られる。
次に、例えば、蒸着等によって、振動基板3の表面に図示しない金属膜を形成する。次に、例えば、図示しないマスクを介して前記金属膜をパターニングすることにより、第1、第2駆動用電極84、85を形成する。以上により、振動素子2が得られる。
次に、本発明のエッチング方法について、前記マスクM1〜M3とともに説明する。
本発明のエッチング方法は、水晶基板(基板)30を用意(準備)する工程と、水晶基板30上にマスク(耐食膜)を形成する工程と、水晶基板30に、マスクを介して(用いて)ドライエッチングを行う工程とを含む。また、マスクを形成する工程は、水晶基板30上に、前記マスクに対応する形状の開口を有するレジスト層を形成する段階と、前記レジスト層を加熱する段階と、前記レジスト層を介して(用いて)前記開口内に前記マスクを形成する段階とを含む。そして、本発明のエッチング方法では、前記マスクM1〜M3として、図7に示すマスク15を用いる。
図7に示すように、マスク15は、互いに表裏の関係にある第1の主面151および第2の主面152と、第1の主面151と第2の主面152との間に配置された側面153とを有している。第1の主面151は、マスク15の図4中の上側、すなわち、水晶基板30と反対側に配置された面(表面)、第2の主面152は、マスク15の図1中の下側、すなわち、水晶基板30側に配置されて第1の主面151の反対側にある面(裏面)であり、側面153は、その第1の主面151と第2の主面152との間に配置され、マスク15の外周に沿って1周に亘って形成されている面である。
このマスク15は、水晶基板30と反対側に配置され、前記第1の主面151を有するトップ部154と、水晶基板30側に配置され、前記第2の主面152を有するボトム部155とを備えている。なお、本実施形態では、マスク15は、トップ部154およびボトム部155で構成されているが、これに限らず、例えば、トップ部154とボトム部155との間に、1つまたは複数の部位(層)が設けられていてもよい。
そして、トップ部154は、水晶基板30の平面視、すなわち、水晶基板30の厚さ方向から見たとき、ボトム部155を内側に含む。また、水晶基板30の側面視、すなわち、水晶基板30の厚さ方向に直交する方向から見たとき、トップ部154の側面153の部分の線分(辺)401と水晶基板30のマスク15が形成されている面301の部分の線分(辺)403とのなす角θ1は、ボトム部155の側面153の部分の線分(辺)402と水晶基板30のマスク15が形成されている面301の部分の線分403とのなす角θ2よりも大きい。なお、図7に示す構成では、θ1は、90°に設定されている。
マスク15のトップ部154がボトム部155を内側に含むことにより、マスク15を形成した際のレジスト残り等により形状が安定しないボトム部155の影響を受けることなくエッチングを行うことができる。すなわち、トップ部154のみがマスクとして機能する。また、θ1は、θ2よりも大きく、特に図7に示す構成では90°であるので、トップ部154は、エッチングの際、サイドエッチングされ難い。これにより、ドライエッチングで所定形状の振動基板3を精度良く製造することができる。
また、トップ部154のθ1は、ボトム部155のθ2よりも大きければ、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであり、図7に示すように、90°でもよく、また、図10に示すように、90°未満でもよい。
但し、θ1は、70°以上、90°以下であることが好ましく、80°以上、90°以下であることがより好ましく、90°であることがさらに好ましい。
θ1が前記下限値よりも小さいと、他の条件によっては、サイドエッチングされ易くなる虞がある。また、θ1が前記上限よりも大きいと、トップ部154とボトム部155との境界部がマスクとして機能することとなるが、その境界部は、サイドエッチングされ易い。
なお、θ1を90°に設定する場合、トップ部154は、図7に示すように、その全体においてθ1が90°であることが好ましいが、その一部においてθ1が90°でなくてもよい。
また、ボトム部155のθ2は、90°未満で、かつ、トップ部154のθ1よりも小さければ、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、30°以上、80°以下であることが好ましく、40°以上、70°以下であることがより好ましい。
θ2が前記下限値よりも小さいと、他の条件によっては、ボトム部155の形成が難しくなる。また、θ2が前記上限よりも大きいと、他の条件によっては、エッチングの際、ボトム部155の影響を受ける虞がある。
また、水晶基板30の側面視で、第1の主面151の長さをL1、第2の主面152の長さをL2としたとき、L2/L1は、0.98以下であることが好ましく、0.5以上、0.98以下であることがより好ましく、0.6以上、0.9以下であることがさらに好ましい。
L2/L1が前記上限値よりも大きいと、他の条件によっては、エッチングの際、ボトム部155の影響を受ける虞がある。
また、θ1とθ2の比θ2/θ1は、0.99以下であることが好ましく、0.4以上、0.99以下であることがより好ましく、0.5以上、0.9以下であることがさらに好ましい。
θ2/θ1が前記上限値よりも大きいと、他の条件によっては、エッチングの際、ボトム部155の影響を受ける虞がある。
また、マスク15の構成材料は、特に限定されないが、マスク15は、例えば、Ni、Cr、Si、窒化物、フッ化物、酸化物および樹脂材料等のうちの少なくとも1つを含む材料で構成することが好ましい。なお、前記金属材料は、単独または合金として用いることができる。また、前記窒化物、フッ化物および酸化物は、それぞれ、前記金属や合金の窒化物、フッ化物および酸化物であることが好ましい。
前記マスク15を用いるエッチング方法は、下記の通りである。
まず、Zカットの水晶基板(基板)30を用意する(図8(a)参照)。次に、図8(a)に示すように、水晶基板30上にシード層である下地層16を形成する。下地層16は、例えば、スパッタリングや蒸着等で形成することができる。また、下地層16の構成材料としては、マスク15を形成する際、その形成を促すことが可能なものであれば特に限定されず、例えば、Cr、Cu等が挙げられる。
次に、図8(b)に示すように、フォトリソグラフィ法などを用いて、下地層16上にレジスト層17を形成する。レジスト層17は、マスク15の外形形状に対応して形成するマスクである。なお、ここでは、レジスト層17を形成しない部位にマスク15を形成する。すなわち、レジスト層17は、マスク15の外形形状に対応する開口171を有している。
次に、図8(c)に示すように、レジスト層17を加熱し、変形させる。これにより、レジスト層17の開口171の形状が、図7に示すマスク15の外形形状と同じ形状となる。レジスト層17の加熱条件は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、加熱温度は、90°以上、110°以下の範囲内に設定されることが好ましく、95°以上、105°以下の範囲内に設定されることがより好ましく、また、加熱時間は、3分以上、15分以下の範囲内に設定されることが好ましく、5分以上、10分以下の範囲内に設定されることがより好ましい。
次に、図9(a)に示すように、メッキにより、レジスト層17を介して(用いて)下地層16上にマスク15を形成する。
次に、図9(b)に示すように、レジスト層17を除去する。次に、図9(c)に示すように、マスク15の第2の主面152以外の部位の下地層16を除去する。以上により、水晶基板30上に形成されたマスク15が得られる。
以上説明したように、本発明のエッチング方法によれば、所定形状の振動基板3を精度良く製造することができる。
なお、本実施形態では、マスク15のボトム部155のθ2は、一定であるが、これに限定されず、例えば、図11および図12に示すように、θ2が変化していてもよい。同様に、本実施形態では、マスク15のトップ部154のθ1は、一定であるが、これに限定されず、例えば、θ1が変化していてもよい。
また、本実施形態では、トップ部154は、水晶基板30の平面視で、ボトム部155全体を内側に含んでいるが、これ限定されず、トップ部154は、水晶基板30の平面視で、ボトム部155の少なくとも一部を内側に含んでいればよい。
また、マスク15の形成方法は、メッキに限定されない。
<第2実施形態>
図13〜図16は、それぞれ、本発明のエッチング方法の第2実施形態を説明するための断面図である。
以下、第2実施形態について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態では、エッチング方法におけるマスクを形成する工程は、水晶基板30上に、金属膜を形成する段階と、前記金属膜上に、前記マスクに対応する形状のレジスト層を形成する段階と、前記レジスト層の開口に位置する前記金属膜をエッチングして前記マスクを形成する段階とを含む。以下、詳細に説明する。
まず、Zカットの水晶基板(基板)30を用意する(図13(a)参照)。次に、図13(a)に示すように、水晶基板30上にシード層である下地層16を形成する。
次に、図13(b)に示すように、下地層16上に金属膜18を形成する。金属膜18は、後述する加工を経てマスク15となる部分である。
次に、図13(c)に示すように、フォトリソグラフィ法などを用いて、金属膜18上にレジスト層19を形成する。レジスト層19は、マスク15の外形形状に対応して形成するマスクである。なお、ここでは、レジスト層19を形成した部位にマスク15を形成する。すなわち、レジスト層19は、マスク15を形成する部位以外に開口191を有している。
次に、図14(a)、(b)に示すように、レジスト層19を介して(用いて)金属膜18にドライエッチングを行う。すなわち、レジスト層19の開口191に位置する金属膜18をエッチングする。これにより、マスク15が形成される。
ここで、前記ドライエッチングの際は、まず、図14(a)に示すように、異方性エッチングを行って、マスク15のトップ部154を形成し、その後、等方性エッチングを行って、マスク15のボトム部155を形成する。ドライエッチングを異方性エッチングから等方性エッチングに変更するには、エッチング条件を変更すればよい。そのエッチング条件としては、例えば、チャンバー内の圧力、温度、ガス種およびバイアスパワー等が挙げられ、これらのうちの少なくとも1種を変更すればよい。
次に、図14(c)に示すように、レジスト層19を除去する。次に、図15に示すように、マスク15の第2の主面152以外の部位の下地層16を除去する。以上により、水晶基板30上に形成されたマスク15が得られる。
なお、本実施形態では、前記レジスト層19を除去する工程を省略し、レジスト層19を除去せずに、そのレジスト層19をマスク15の一部として用いてもよい。
この場合、例えば、図16(a)に示すように、レジスト層19を介して金属膜18にドライエッチングを行う際、異方性エッチングを行わずに、等方性エッチングを行って、マスク15のボトム部155を形成し、レジスト層19をマスク15のトップ部154として用いる。次に、図16(b)に示すように、マスク15の第2の主面152以外の部位の下地層16を除去する。以上により、水晶基板30上に形成されたマスク15が得られる。
この第2実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
2.発振器
次に、本発明のエッチング方法を用いて製造した振動素子を適用した発振器(本発明の発振器)について説明する。
図17は、発振器の実施形態を示す断面図である。
図17に示す発振器10は、振動子1と、振動素子2を駆動するためのICチップ80とを有している。以下、発振器10について、前述した振動子との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図17に示すように、発振器10では、ベース91の凹部911にICチップ80が固定されている。ICチップ80は、凹部911の底面に形成された複数の内部端子120と電気的に接続されている。複数の内部端子120には、接続端子951、961と接続されているものと、外部端子953、963と接続されているものがある。ICチップ80は、振動素子2の駆動を制御するための発振回路(回路)を有している。ICチップ80によって振動素子2を駆動すると、所定の周波数の信号を取り出すことができる。
3.電子機器
次に、本発明のエッチング方法を用いて製造した振動素子を適用した電子機器(本発明の電子機器)について説明する。
図18は、電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動素子2(振動子1)が内蔵されている。
図19は、電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。このような携帯電話機1200には、フィルター、共振器等として機能する振動素子2(振動子1)が内蔵されている。
図20は、電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部100が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部100は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部100に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、フィルター、共振器等として機能する振動素子2(振動子1)が内蔵されている。
なお、本発明の振動素子を備える電子機器は、図18のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図19の携帯電話機、図20のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター等に適用することができる。
4.移動体
次に、本発明のエッチング方法を用いて製造した振動素子を適用した移動体(本発明の移動体)について説明する。
図21は、移動体を適用した自動車の構成を示す斜視図である。自動車1500には、振動素子2(振動子1)が搭載されている。振動素子2は、キーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム、等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
以上、振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体について図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のエッチング方法について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、他の任意の工程が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、振動素子としては、例えば、ジャイロセンサー(角速度センサー)のようなものにも適用することができる。
また、振動基板(振動基板の母材である基板)の構成材料は、水晶に限定されず、例えば、Si等が挙げられる。
1……振動子 10……発振器 11、12、13、14……導電性接着剤 2……振動素子 3……振動基板 30……水晶基板 301……面 4……基部 5……振動腕 51、52……主面 53、54……側面 55、56……溝 58、68……腕部 59、69……ハンマーヘッド 6……振動腕 61、62……主面 63、64……側面 65、66……溝 7……支持部 71……分岐部 72、73……連結腕 74、75……支持腕 8……金属膜 80……ICチップ 84……第1駆動用電極 85……第2駆動用電極 9……パッケージ 91……ベース 15……マスク 151……第1の主面 152……第2の主面 153……側面 154……トップ部 155……ボトム部 16……下地層 17……レジスト層 171……開口 18……金属膜 19……レジスト層 191……開口 401、402、403……線分 100……表示部 911……凹部 92……リッド 951、961……接続端子 952、962…貫通電極 953、963……外部端子 120……内部端子 1100……パーソナルコンピューター 1102……キーボード 1104……本体部 1106……表示ユニット 1200……携帯電話機 1202……操作ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース 1304……受光ユニット 1306……シャッターボタン 1308……メモリー 1312……ビデオ信号出力端子 1314……入出力端子 1430……テレビモニター 1440……パーソナルコンピューター 1500……自動車 M1、M2、M3……マスク

Claims (8)

  1. 基板を準備する工程と、
    前記基板上に、マスクを形成する工程と、
    前記基板に、前記マスクを用いてドライエッチングを行う工程と、を含み、
    前記マスクは、前記基板と反対側に配置されて第1の主面を有するトップ部と、前記基板側に配置されて前記第1の主面の反対側にある前記第2の主面を有するボトム部と、を備え、
    前記トップ部は、前記基板の平面視で、前記ボトム部の少なくとも一部を内側に含み、かつ、前記基板の側面視で、前記トップ部の側面の部分の線分と前記基板の前記マスクが形成されている面の部分の線分とのなす角θ1は、前記ボトム部の側面の部分の線分と前記基板の前記マスクが形成されている面の部分の線分とのなす角θ2よりも大きいことを特徴とするエッチング方法。
  2. 前記トップ部は、前記θ1が90°の部位を有する請求項1に記載のエッチング方法。
  3. 前記θ1が90°の部位は、前記第1の主面を有する請求項2に記載のエッチング方法。
  4. 前記基板の側面視で、前記第1の主面の長さをL1、前記第2の主面の長さをL2としたとき、L2/L1は、0.98以下である請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  5. 前記θ1と前記θ2の比θ2/θ1は、0.99以下である請求項1ないし4のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  6. 前記マスクを形成する工程では、
    前記基板上に、前記マスクに対応する形状の開口を有するレジスト層を形成する段階と、
    前記レジスト層を加熱する段階と、
    前記レジスト層を用いて前記開口内に前記マスクを形成する段階と、
    を含む請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  7. 前記マスクを形成する工程では、
    前記基板上に、金属膜を形成する段階と、
    前記金属膜上に、前記マスクに対応する形状のレジスト層を形成する段階と、
    前記レジスト層の開口に位置する前記金属膜をエッチングして前記マスクを形成する段階と、
    を含む請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエッチング方法。
  8. 前記マスクは、Ni、Cr、Si、窒化物、フッ化物、酸化物および樹脂材料のうちの少なくとも1つを含む材料で構成されている請求項1ないし7のいずれか1項に記載のエッチング方法。
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