JP2015008316A - Ptcデバイス - Google Patents

Ptcデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2015008316A
JP2015008316A JP2014167837A JP2014167837A JP2015008316A JP 2015008316 A JP2015008316 A JP 2015008316A JP 2014167837 A JP2014167837 A JP 2014167837A JP 2014167837 A JP2014167837 A JP 2014167837A JP 2015008316 A JP2015008316 A JP 2015008316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
ptc
electrical
metal electrode
ptc device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014167837A
Other languages
English (en)
Inventor
新 田中
Arata Tanaka
新 田中
洋幸 小山
Hiroyuki Koyama
洋幸 小山
治寿 宮城
Haruhisa Miyagi
治寿 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tyco Electronics Japan GK
Original Assignee
Tyco Electronics Japan GK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Electronics Japan GK filed Critical Tyco Electronics Japan GK
Priority to JP2014167837A priority Critical patent/JP2015008316A/ja
Publication of JP2015008316A publication Critical patent/JP2015008316A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/02Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient
    • H01C7/021Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient formed as one or more layers or coatings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/02Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C1/00Details
    • H01C1/14Terminals or tapping points or electrodes specially adapted for resistors; Arrangements of terminals or tapping points or electrodes on resistors
    • H01C1/1406Terminals or electrodes formed on resistive elements having positive temperature coefficient
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C1/00Details
    • H01C1/14Terminals or tapping points or electrodes specially adapted for resistors; Arrangements of terminals or tapping points or electrodes on resistors
    • H01C1/144Terminals or tapping points or electrodes specially adapted for resistors; Arrangements of terminals or tapping points or electrodes on resistors the terminals or tapping points being welded or soldered
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/02Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient
    • H01C7/027Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient consisting of conducting or semi-conducting material dispersed in a non-conductive organic material

Abstract

【課題】可及的にコンパクトな接続が可能なPTCデバイスを提供する。
【解決手段】PTCデバイス100は、(1)導電性フィラー及びポリマー材料を含んで成るポリマーPTC要素112、並びにポリマーPTC要素の少なくとも1つの表面に配置された金属電極104を有して成るPTC素子102、(2)少なくとも一部分がPTC素子の金属電極の上方に位置するリード106、(3)PTC素子の露出部を包囲する保護コーティング108を有する。硬化した半田ペーストが、金属電極とリードの少なくとも一部分と電気的に接続する接続部110として存在する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PTC素子を有して成るPTCデバイス、そのようなデバイスと他の電気要素とが接続されている電気または電子デバイス、ならびにそのような電気または電子デバイスの製造方法に関する。
導電性フィラー、及びポリマー材料を含んで成るポリマーPTC要素と、ポリマーPTC要素の少なくとも1つの表面に配置された金属電極とを有して成るポリマーPTC素子が種々の電気デバイスにおいて使用されている。例えば、携帯電話の2次電池を充電する際に用いる回路でそのようなPTC素子が回路保護素子として用いられている。
このようなポリマーPTC素子を電気デバイスに組み込む場合、PTCデバイスとして供給される、金属電極にリードが接続されたPTC素子を、電気デバイスの所定の回路の一部分を構成する電気要素(例えば保護回路を構成する、配線、または電子部品の電極、リード等)に半田付けにより接続することによって、所定の回路にPTCデバイスを組み込んで電気デバイスにおいて所定の機能を付与している(特許文献1参照)。
特開2003−77705号公報
携帯電話のようないわゆるモバイル電気/電子デバイスでは、そのサイズがコンパクトであることが重要であり、そのようなデバイスを構成する部品およびそれに接続する配線のような電気要素も、可及的にコンパクトであるのが望ましく、また、電気要素同士の接続も可及的にコンパクトとなるのが望ましい。
PTCデバイスを組み込んだ電気デバイスを可及的にコンパクトにしようとする場合、PTCデバイスに電気要素を直接接続できる、即ち、PTCデバイスのPTC要素の直ぐ上方に位置するリードの部分に電気的接続部を介して電気要素を接続できるのが望ましいことに到り、そのような直接接続を可能ならしめるための検討を始めた。尚、直接接続する手段としては、加熱下、必要に応じて加圧を併用した半田材料を用いる接続、例えば、PTCデバイスのリードと電気要素との間における、フラックス材料を用いる半田付け接続または導電性ペーストによる接続について、また、リードと電気要素との溶接接続について検討した。
特に、PTC素子の金属電極とリードとの間が半田付けにより形成される半田接続部によって電気的に接続されており、PTC素子の露出部に保護コーティングが酸素バリヤーとして施されているPTCデバイスに、電気要素を直接接続する場合について検討を重ねた結果、直接接続を実施して形成された電気デバイスにおいて、PTCデバイスの抵抗値が増加する場合があることが見出された。
このようにPTCデバイスの抵抗値の増加をもたらす理由について更に検討を重ねた結果、上述のように直接接続を実施する場合、PTCデバイスの外部とPTC素子とを連絡するパスが保護コーティングを通って、および/または保護コーティングとリードとの間に沿って形成され、酸素バリヤーとしての保護コーティングの機能が損なわれ、PTC要素の導電性フィラーが酸化される可能性が増加することが考えられることが分かった。
そして、保護コーティングにそのようなパスが形成される原因について詳細な検討を進めた結果、(1)直接接続時に適用される熱によって、PTCデバイスにおけるリードとPTC素子の金属電極との間に存在する半田接続部が再溶融し、その時、半田接続部に残存するフラックス材料の成分が蒸発して発生する気体によって溶融した半田接続部が保護コーティングを通って外部に排出され、その通路がパスとして残る可能性があること、また、(2)直接接続時に必要に応じて適用される圧力によって、溶融した半田材料が保護コーティングを通過して外部に飛び出し、その通路がパスとして残る可能性がある、との結論に到った。
尚、上述の結論は、直接接続の実施方法および後述の実験結果に基づいて発明者が理論的に演繹したものであって、十分に大きい確率の可能性であると考えられる。しかしながら、このような結論に基づかない原因に起因してPTCデバイスの抵抗値が増加する場合も有り得ると考えられ、上述の結論は、本発明の技術的範囲を何等拘束するものではなく、本発明の請求項に規定される要件を満たし、結果的に、本発明と実質的に同様または類似の効果をもたらすPTCデバイス、電気デバイス等は本発明の技術的範囲に含まれる。
上述の結論を考慮しながら、直接接続を可能ならしめるPTCデバイスの検討を重ねた結果、以下のPTCデバイスによって上記課題を達成できることを見出した:
(1)(A)(a1)導電性フィラー、及び
(a2)ポリマー材料
を含んで成るポリマーPTC要素、
(B)ポリマーPTC要素の少なくとも1つの表面に配置された金属電極
を有して成るPTC素子、ならびに
(2)少なくとも一部分がPTC素子の金属電極の上方に位置するリード、ならびに
(3)PTC素子の露出部を包囲する保護コーティング
を有して成るPTCデバイスであって、
硬化した半田ペーストが金属電極とリードの該少なくとも一部分とを接続していること、即ち、硬化した半田ペーストが、金属電極とリードの該少なくとも一部分とを電気的に接続する接続部として存在することを特徴とする、PTCデバイス。
即ち、電気または電子デバイス、特にコンパクトなものの製造に際して、電気要素をこのようなPTCデバイスに直接接続でき、その結果、PTCデバイスの抵抗値の増加の問題を少なくとも緩和できることを見出した。
本明細書において、半田ペーストとは、硬化性樹脂および半田粉末を含んで成る組成物を意味し、硬化した半田ペーストとは、そのような組成物の硬化性樹脂が、それを硬化させる条件に付された結果、硬化した状態にあるものを意味する。通常、半田ペーストは易流動性である。従って、硬化性樹脂および半田粉末を含んで成る組成物は、上記接続部の前駆体を構成する。
硬化性樹脂は、熱硬化性樹脂であるのが特に好ましい。使用できる熱硬化性樹脂としては、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等を例示できる。特に好ましい熱硬化性樹脂はエポキシ樹脂である。尚、熱硬化性樹脂は、主剤およびそれを硬化させる硬化剤(必要な場合)を含んで成り、更に、必要に応じて、他の成分、例えば硬化促進剤等を含んでもよい。
熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を使用する場合、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂等を使用できる。他の使用可能なエポキシ樹脂としては臭素化エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等も使用できる。
エポキシ樹脂を硬化させるための硬化剤としては、ポリアミンまたはカルボン酸無水物を使用することが好ましい。具体的には、硬化温度の高い芳香族アミン、例えば、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン等のアミン系硬化剤を使用できる。また、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、無水トリメリト酸等の無水カルボン酸を硬化剤として使用できる。
半田粉末としては、粒子状または微細な他の形態(例えばフレーク状、箔状)の半田材料を用いることができる。半田材料としては、いずれの適当な材料であってもよく、例えば一般的な錫−鉛半田、いわゆる鉛フリー半田(例えば錫−銀―銅系半田)等を例示できる。
本発明において使用できる半田ペーストの具体例としては、電気・電子分野で常套的に使用されている、硬化性樹脂、特に熱硬化性樹脂および半田粉末を含む、いわゆる半田ペーストを使用できる。半田ペーストは、必要に応じて、上述の硬化性樹脂および半田粉末に加えて、他の成分、例えば溶剤、半田付け用フラックス成分(ロジン、無水カルボン酸のような有機酸)等を含んでいてよい。尚、上述の硬化剤としての無水カルボン酸は、フラックス成分としても作用できる。
半田ペーストにおける硬化性樹脂と半田粉末との重量比は、1:5〜1:15、好ましくは1:8〜1:10の範囲を例示できるが、一般的に市販されている半田ペーストであれば通常問題はない。
尚、本発明のPTCデバイスにおいて、PTC素子を構成する各部材(即ち、導電性フィラー、ポリマー材料、および金属電極)およびリードは常套のPTCデバイスにおいて使用されているものと同じものであってよく、これらについては公知であるので、これらの詳細な説明は省略する。尚、保護コーティングも同様に公知であり、これには、熱硬化性樹脂、例えばエポキシ樹脂が使用され、PTCデバイスの外部からPTC素子への酸素のアクセスを防止し、導電性フィラーの酸化を抑制する。この保護コーティングは、PTC素子の露出部を包囲する(または覆う)だけでなく、硬化した半田ペーストの露出部も包囲して(または覆って)いるのが好ましい。保護コーティングが硬化した半田ペーストの露出部を包囲することによって、硬化した半田ペーストを経由したPTC素子への酸素のアクセスを防止できる。
尚、露出部とは、保護コーティングが存在しないならば、その部分がPTCデバイスの周囲環境にさらされることになる部分を意味する。但し、周囲環境からの酸素のアクセスが防止される限り、保護コーティングと露出部との間に空隙があってもよい。従って、保護コーティングと露出部とが隣接していなくてもよく、これらの間に、周囲環境から隔離された空隙が存在してもよい。
本発明のPTCデバイスの好ましい1つの態様では、PTC素子の導電性フィラーは、ニッケルまたはニッケル合金フィラーであり、特に好ましい合金フィラーとしては、Ni−Co合金フィラーを例示できる。他の好ましい態様では、PTC素子の金属電極は、金属箔、特に銅箔、ニッケル箔、ニッケルメッキ銅箔等である。更に別の好ましい態様では、PTC素子に接続するリードは、ニッケルリード、Ni−Fe合金(例えばいわゆる42アロイ)リード、銅リード、クラッド材(例えばNi−Alクラッド材)リード、ステンレススチールリード等である。
本発明は、上述および後述の本発明のPTCデバイスの製造方法であって、
PTC素子の少なくとも一方の金属電極の上に半田ペーストを供給し、
半田ペーストの上にリードを配置し、
半田ペーストを硬化させて金属電極とリードとの間にこれらを電気的に接続する接続部を形成し、
PTC素子の露出部を保護コーティングによって覆うこと
を含んで成る製造方法を提供する。この方法において、保護コーティングは接続部の露出部を更に覆うのが好ましい。
更に、本発明は、本発明のPTCデバイスと他の電気要素とを接続した電気デバイスを提供し、また、そのような電気デバイスの製造方法をも提供する。即ち、本発明の電気デバイスの製造方法は、本発明のPTCデバイスのリードと他の電気要素との間に接続手段前駆体を配置し、必要に応じて圧力を加えながら、これらを加熱し、その後、冷却することによって、PTCデバイスのリードと他の電気要素との間に接続手段を形成することを含む。必要に応じて、接続手段の露出部を保護コーティングによって覆ってよい。本発明の電気デバイスの製造方法の別の態様では、本発明のPTCデバイスのリードと他の電気要素とを溶接によって接続してよい。
本発明のPTCデバイスでは、金属電極とリードの該少なくとも一部分との間を硬化した半田ペーストによって形成された接続部によって接続している。この硬化した半田ペーストによる接続部では、半田材料が、金属電極とリードの該少なくとも一部分との間の電気的な接続を保持した状態で、硬化した樹脂中で広がっていると考えられ、その結果、PTCデバイスを他の電気要素に接続する際に加えられる熱によって溶融状態となった半田材料は、残存しているフラックス材料が蒸発しても、あるいは/更に、圧力が加えられても、硬化した樹脂が蒸発したフラックス材料および/または溶融した半田材料の移動を制限するため、先に説明したようなパスが形成され難く、PTCデバイスの抵抗が上昇するという問題を少なくとも緩和、好ましくは実質的に解消できると考えられる。
図1は、本発明のPTCデバイスをその構造が分かるように模式的側方断面図にて示す。 図2は、本発明のPTCデバイスを用いて製造される本発明の電気デバイスをその構造が分かるように模式的側方断面図にて示す。
図1に本発明のPTCデバイスを、それを構成する部材が理解できるように、側方断面図にて模式的に示す。図示したPTCデバイス100は、PTC素子102およびその金属電極104に接続された、リード106を有して成り、PTC素子102の露出部が保護コーティング108によって覆われている。図示した態様から容易に理解できるように、金属電極104とリード106との間にこれらを電気的に接続する接続部110が存在する。この接続部110は、硬化した半田ペーストによって構成されている。
尚、図示した態様では、リード106の実質的に全部と金属電極104の実質的に全部とが接続部110によって接続されている。本発明のPTCデバイスの最も広い概念では、金属電極104とリード106との間に規定される空間の少なくとも一部分に、硬化した半田ペーストによる接続部110が存在すればよい。この場合、接続部110は、金属電極104の上側面の実質的に全部の上に、あるいは金属電極104の上側面の一部分の上に位置し、リード106は、金属電極104の実質的に全部を覆うようなサイズ(場合によっては、金属電極104の周縁部の少なくとも一部分から外側にはみ出てもよい)であっても、金属電極104の一部分を覆うようなサイズ(場合によっては、金属電極104の周縁部の一部分から外側にはみ出てもよい)であってもよい。
従って、1つの態様では、リード106の一部分が金属電極104の全部と接続されていてよい。例えばリード106が金属電極104より相当広い(従って、金属電極の全体がリードの一部分によって覆われている)場合、あるいは接続部110が図示した態様より狭い(即ち、接続部が図示した状態より小さく、リードの一部分の下方には接続部が存在しない)場合である。別の態様では、金属電極104の一部分が、リード106の全部または一部分と接続されていてもよい。例えばリード106が金属電極104より狭い(即ち、リードが金属電極の一部分を覆う)場合、あるいは接続部110が図示した態様より狭い場合である。
PTC素子102は、ポリマーPTC要素112およびその少なくとも1つの表面、例えば図示するように層状のポリマーPTC要素112の両側の主表面114に配置された金属電極104を有して成る。尚、保護コーティング108は、図示するように、PTC素子102の露出部(即ち、PTC要素112および金属電極104の側面部分)を包囲し、好ましくは、これに加えて、接続部110の露出部(即ち、接続部110の斜めの側面部分)の周囲も包囲している。尚、接続部110が、図示するようにリード106と金属電極104との間で規定される空間部の実質的に全部を占めるのではなく、一部分を占める場合(即ち、接続部110が十分に大きくない場合)、接続部110と保護コーティング108との間に空隙が存在してよい。
尚、本発明のPTCデバイスは、他の電気要素との直接接続に使用できるので、リード106のサイズは、図示するようにPTC素子の金属電極104より大きい必要は必ずしもなく、金属電極104の一部分の上方にリード106の全体が存在してもよい。勿論、リード106の一部分が金属電極104の上方に位置し、残りの部分がはみ出る態様であってもよい。
また、図示した態様では、金属電極104の一方の主表面の全体と、これに対向する、リード106の一方の主表面の全体とが接続部110によって接続されているが、別の態様では、金属電極104およびリード106の主表面の全体が接続されている必要は必ずしもなく、一方の主表面の一部分と他方の主表面の一部または全体が接続されていてもよい。
図1に示した本発明のPTCデバイスを他の電気要素に接続して電気デバイスを製造する様子を、図1と同様の図2に模式的に示す。図2では、PTCデバイス100の上側のリード106’に、接続手段前駆体としての半田材料を配置し、他の電気要素として別のリード120を半田付けすることによって接続手段を形成する様子を示している。この半田付けに際しては、リード106’の上に半田材料122およびフラックス材料(必要な場合)を供給してその上に別のリード120を配置する。尚、接続手段前駆体として半田ペーストまたは導電性ペーストを使用してもよい。
このように上にリード120を配置したPTCデバイス100を例えばリフロー炉に入れて半田材料を溶融させ、その後、冷却することによって、リード120をリード106’に接続手段122によって電気的に接続することによって本発明の電気デバイスを得ることができる。必要に応じて、半田材料が溶融している時に、別のリード120の上方から実線矢印で示すように圧力を加えてよい。
上述のような半田付けに代えて、別のリード120をリード106’に溶接することによって、電気デバイスを製造できる。図2において、半田材料122を供給することなく、リード106’上に直接別のリード120を載せ、抵抗溶接用電極124を別のリード120の上に配置して、これによってリード106’および120を加熱して、これらを一体に溶接する。この場合において、必要に応じて、抵抗溶接用電極124によって、破線矢印で示すように、圧力を加えることができる。尚、溶接による直接的な接続を実施する場合、上述のような抵抗溶接に代えて、レーザー溶接を用いることもできる。
他の電気要素120としては、PTCデバイスを電気的に接続すべきいずれの適当な要素であってもよく、例えば、種々の形態の配線(ワイヤー、リード等)およびその一部分、パッド、ランド、電子部品(半導体素子、抵抗素子、コンデンサ等のチップ)の電極等を他の電気要素として例示できる。
本発明のPTCデバイスは、PTC素子102およびリード106を予め準備し、PTC素子の金属電極104とリード106との間に半田ペーストを供給する。この供給は、使用する半田ペーストの性状に応じていずれの適当な方法で実施してもよい。通常、金属電極上に半田ペーストを配置し、その上に、リードを配置する。例えば、ディスペンサにより供給する方法、ハケ塗り、スプレー法等の方法を半田ペーストの供給に使用することができる。
具体的には、1つの態様では、例えば、半田ペーストが液体に近い状態の場合には、PTC素子の金属電極をペースト内にディッピングしてもよく、別の態様では、PTC素子の金属電極上に滴下してもよく、あるいは適当な方法によって半田ペーストを塗布してもよい。別の態様において、半田ペーストが固体に近い状態の場合には、PTC素子の金属電極上に、所定量のペーストの塊または粉末状物を配置してよい。
上述のように金属電極104とリード106との間に半田ペースト110を供給した後、半田ペーストの硬化性樹脂を硬化させる。硬化性樹脂が熱硬化性である場合には、リード106を配置したPTCデバイスを加熱し、硬化性樹脂を硬化させると共に、半田を溶融させる。必要に応じて、リード106上から圧力を加えてもよい。その後、冷却することによって接続部110を形成する。
次に、PTC素子102および接続部110の周囲に保護コーティング108を施す。この保護コーティングは、PTC要素の露出部および必要な場合には接続部110の露出部を包囲して、PTC要素に含まれる導電性フィラーの酸化を防止する。PTC素子102および接続部110の双方の露出部に保護コーティングを施すのが最も好ましいが、場合により、接続部110の露出部への保護コーティングの供給を省略してよい。保護コーティングは、樹脂、好ましくは硬化性樹脂、特に熱硬化性樹脂であるのが好ましいが、放射線硬化性樹脂であってもよく、例えば紫外線、γ線等の放射線を照射することによって硬化する樹脂であってもよい。好ましい樹脂としては、上述の半田ペーストを構成する硬化性樹脂、例えばエポキシ樹脂等を例示できる。
尚、PTCデバイスの保護コーティングについては、熱硬化性樹脂をスプレーすることによって実施できる。尚、スプレーすべきでない部分は、例えばマスキングしておく。別の態様では、ハケ塗りによってコーティングを施すべき箇所に熱硬化性樹脂を適用してよい。保護コーティングは、例えば米国特許第4,315,237号に酸素バリアとして開示されており、これを引用することによってこの特許に開示されている酸素バリアの技術的内容は、保護コーティングの技術的内容としてこの明細書に組み込まれるものとする。
本発明のPTCデバイスの製造
ポリマーPTC素子(タイコエレクトロニクスレイケム株式会社製、直径:2.8mm、厚さ:0.6mm)の一方の金属電極上に半田ペースト(千住金属株式会社製、製品名:アンダーフィルペースト#2000)をディスペンサによって供給し、その上にNi−リード(直径:3.1mm、厚さ:0.3mm)を載せた。
リードを載せたPTC素子をリフロー炉(220℃以上にて30〜60秒、設定ピーク温度260℃)に入れて加熱し、半田ペースト中の熱硬化性樹脂を硬化させると共に半田粉末を溶融させて金属電極とリードとの間に接続部を形成した。その後、金属電極に挟まれた、PTC素子の露出部、および接続部の露出部をエポキシ樹脂(PPG社製、商品名:ベアロケード)によって包囲して熱硬化させて保護コーティングを形成し、本発明のPTCデバイスを製造した。
使用したPTC素子の詳細は次の通りである:
・導電性フィラー(ニッケルフィラー、平均粒径:2〜3μm):約83重量%
・ポリマー(高密度ポリエチレン):約17重量%
・金属電極:ニッケル箔(直径2.8mm、厚さ:25μm)
使用した半田ペーストの組成の詳細は次の通りである:
・半田粉末(錫−銀−銅、融点:約219℃):約79重量%
・熱硬化性樹脂(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、硬化条件:約220℃以上にて35秒):約9重量%
・溶剤(ポリオキシアルキレンエーテル):約5重量%
・半田付けフラックス(有機酸):約7重量%
本発明の電気デバイスの製造
上述のようにして製造したPTCデバイスのリード上に、他の電気要素としての別リード(ニッケル製、サイズ:2.5mm×15.5mm、厚さ0.1mm)を載せ、抵抗溶接機(日本アビオニクス製、設定出力:15W)にて押圧しながらリード同士を溶接して電気的に接続して本発明の電気デバイスを得た。
電気デバイスの抵抗値変化の評価
得られた電気デバイスを40気圧(空気)の容器内で保存して、酸化加速試験に付した。試験前、試験開始から168時間が経過した後の抵抗値(図2の別のリード120と、別のリードを設けていない側のPTC素子のリード106(下方のリード)との間の抵抗値)を、それぞれ試験前抵抗値および試験後抵抗値として測定した。更に、試験後、PTC素子をトリップ(条件:6V/50A/5分)させ、その後の抵抗値も、トリップ後抵抗値として、測定した。また、PTCデバイスを製造する前のPTC素子自体の初期抵抗値も予め測定しておいた。抵抗値の測定結果を表1に示す。
Figure 2015008316
矩形チップ形態のPTC素子(タイコエレクトロニクスレイケム株式会社製、サイズ:2.6mm×4.3mm、厚さ:0.6mm、)を用い、PTC素子の金属電極に接続するNi−リードとしてサイズ3mm×4.7mm、厚さ0.2mmのものを用いた以外は、実施例1と同様にして、PTCデバイスを製造し、それを用いて電気デバイスを製造した。そして、先と同様にして、抵抗値を測定した。その結果を表2に示す。
Figure 2015008316
比較例1
実施例1と同様のPTC素子の金属電極にNi−リード(直径:3.1mm、厚さ:0.3mm)を半田付けしてPTCデバイスを得た。半田付けには、実施例1の半田ペーストの半田粉末と実質的に同じ鉛フリー半田材料とロジンの混合物を用い、リフロー炉にて金属電極とリードとの間の接続部を形成してPTCデバイスを得た。リフロー炉の温度条件は、上述の実施例1と同様にした。
次に、実施例1と同様にして、得られたPTCデバイスのリードに別のリードを半田付けした。尚、抵抗溶接機の設定出力は7Wであった。先と同様に抵抗値を測定した。その結果を表3に示す。
Figure 2015008316
比較例2
電気デバイスを製造するに際して、抵抗溶接機の設定出力を10Wとした以外は、比較例1を繰り返した。先と同様に抵抗値を測定した。その結果を表4に示す。
Figure 2015008316
比較例3
実施例2と同様のPTC素子の金属電極にNi−リード(厚さ:0.2mm)を半田付けしてPTCデバイスを得た。半田付けは、比較例1と同様に実施した。次に、実施例2と同様にして、得られたPTCデバイスのリードに別のリードを半田付けした。尚、抵抗溶接機の設定出力は7Wであった。先と同様に抵抗値を測定した。その結果を表5に示す。尚、試験後抵抗値およびトリップ後抵抗値のみを測定した。
Figure 2015008316
比較例4
電気デバイスを製造するに際して、抵抗溶接機の設定出力を10Wとした以外は、比較例3を繰り返した。先と同様に抵抗値を測定した。その結果を表6に示す。
Figure 2015008316
上述の実施例および比較例の測定結果から明らかなように、実施例1のPTCデバイスでは、試験後の抵抗値およびトリップ後の抵抗値の最大値は、同じ厚さ(0.3mm)のリードを使用した比較例1および2のそれよりも相当小さい。即ち、本発明のPTCデバイスを用いる場合、先に説明したように保護コーティングにパスが形成される確率は大きく減少していると推定される。
しかも、実施例1において電気デバイスを製造する際に用いた抵抗溶接機の設定出力は15Wであり、この設定出力は比較例1および2の設定出力(それぞれ7Wおよび10W)より相当大きい。即ち、実施例1における溶接は、比較例1および2における溶接と比べて、PTCデバイスの金属電極とリードとの間の接続部に与える熱的な影響が相当大きく、この点では、実施例1のPTCデバイスでは、保護コーティングにパスが形成され易いと考えられる。それにもかかわらず、実施例1の抵抗値の測定結果が低いということは、本発明に基づけば、PTCデバイスに保護コーティングにパスが形成されにくいということを例証している。
実施例2と比較例3および4の測定結果についても、上述の実施例1と比較例1および2の結果と同様の傾向が認められる。
本発明のPTCデバイスは、直接接続によって電気デバイスに組み込むことができ、その結果、電気デバイスをコンパクトできる一方、PTC素子の抵抗値が増加する可能性が大幅に減少するので、PTC素子が組み込まれた回路の信頼性が向上する。
尚、PTCデバイスを製造するに当たり、半田ペーストを用いるという上述の本発明は、導電性フィラーとしてカーボンブラックを使用し、保護コーティングを有さないPTC素子に対しても有用である。即ち、半田ペーストを用いると上述のような効果があるので、PTC素子の金属電極とリードとが半田材料の接続部で接続されているPTCデバイスに別のリードを加熱して接続する際に、特に圧力を加えながら接続する際に、PTC素子の金属電極とリードとの間の半田材料が接続部から飛び出す可能性があるという問題点(その結果、接続部の導電性が不十分になる可能性があるという問題点)を解決できる。
そのようなPTCデバイスは、上述の本発明のPTCデバイスにおいて、導電性フィラーがカーボンブラックによって構成され、保護コーティングが省略されていることを特徴とする。このようなPTCデバイスを用いて、上述の電気デバイスの製造方法にて同様に電気デバイスを製造できる。但し、保護コーティングを施す必要はない。
100 PTCデバイス
102 PTC素子
104 金属電極
106,106’ リード
108 コーティング
110 接続部
112 PTC要素
114 PTC要素の主表面
120 別のリード(他の電気要素)
122 半田材料
124 抵抗溶接機電極。

Claims (20)

  1. (1)(A)(a1)導電性フィラー、及び
    (a2)ポリマー材料
    を含んで成るポリマーPTC要素、
    (B)ポリマーPTC要素の少なくとも1つの表面に配置された金属電極
    を有して成るPTC素子、ならびに
    (2)少なくとも一部分がPTC素子の金属電極の上方に位置するリード、ならびに
    (3)PTC素子の露出部を包囲する保護コーティング
    を有して成るPTCデバイスであって、
    熱硬化性樹脂および半田粒子を含んで成る硬化した半田ペーストが、金属電極とリードの該少なくとも一部分とを電気的に接続する接続部として存在する、PTCデバイス。
  2. リードは、その全体が金属電極の上方に配置されている、請求項1に記載のPTCデバイス。
  3. 熱硬化性樹脂はエポキシ樹脂である、請求項1または2に記載のPTCデバイス。
  4. 導電性フィラーは、Ni−フィラーまたはNi合金−フィラーである、請求項1〜3のいずれかに記載のPTCデバイス。
  5. Ni合金は、Ni−Co合金である、請求項4に記載のPTCデバイス。
  6. リードはNi−リードである請求項1〜5のいずれかに記載のPTCデバイス。
  7. 保護コーティングは、硬化した熱硬化性樹脂でできている、請求項1〜6のいずれかに記載のPTCデバイス。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のPTCデバイスと他の電気要素とが電気的に接続されている電気デバイス。
  9. PTCデバイスのリードとその上方に位置する他の電気要素との間に位置する接続手段によって電気的に接続されている、請求項8に記載の電気デバイス。
  10. リードと他の電気要素との間に位置する接続手段は、接続手段前駆体を加熱することによって形成されている、請求項9に記載の電気デバイス。
  11. 接続手段前駆体は、リードと他の電気要素との間に配置される半田材料、半田ペーストまたは導電性ペーストである請求項10に記載の電気デバイス。
  12. リードと他の電気要素との電気的な接続は、他の電気要素をリードに対して押圧しながら、実施されている、請求項8〜11のいずれかに記載の電気デバイス。
  13. 他の電気要素は、種々の形態の配線、パッド、ランドもしくはこれらのいずれかの一部分、または電子部品の電極である、請求項8〜12のいずれかに記載の電気デバイス。
  14. PTCデバイスのリードとその上方に位置する他の電気要素とは、溶接によって直接的に電気的に接続されている、請求項8に記載の電気デバイス。
  15. リードと他の電気要素との電気的な接続は、他の電気要素をリードに対して押圧しながら、実施されている、請求項14に記載の電気デバイス。
  16. 他の電気要素は、種々の形態の配線、パッド、ランドもしくはこれらのいずれかの一部分、または電子部品の電極である、請求項14または15に記載の電気デバイス。
  17. 請求項8〜13のいずれかに記載の電気デバイスの製造方法であって、
    請求項1〜8のいずれかに記載のPTCデバイスのリードと他の電気要素との間に接続手段前駆体を配置し、
    必要に応じて圧力を加えながら、これらを加熱し、その後、冷却することによって、PTCデバイスのリードと他の電気要素との間に接続手段を形成すること
    を含んで成る製造方法。
  18. 請求項14〜16のいずれかに記載の電気デバイスの製造方法であって、
    請求項1〜7のいずれかに記載のPTCデバイスのリードに他の電気要素を、必要に応じて圧力を加えながら、溶接すること
    を含んで成る製造方法。
  19. 請求項1〜7のいずれかに記載のPTCデバイスの製造方法であって、
    PTC素子の少なくとも一方の金属電極の上に半田ペーストを供給し、
    半田ペーストの上にリードを配置し、
    半田ペーストを硬化させて金属電極とリードとの間にこれらを電気的に接続する接続部を形成し、
    PTC素子の露出部を保護コーティングによって覆うこと
    を含んで成る製造方法。
  20. 保護コーティングは、PTC素子の露出部に加えて、接続部の露出部をも覆う請求項19に記載の製造方法。
JP2014167837A 2005-11-07 2014-08-20 Ptcデバイス Pending JP2015008316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014167837A JP2015008316A (ja) 2005-11-07 2014-08-20 Ptcデバイス

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005321858 2005-11-07
JP2005321858 2005-11-07
JP2014167837A JP2015008316A (ja) 2005-11-07 2014-08-20 Ptcデバイス

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013030441A Division JP2013138235A (ja) 2005-11-07 2013-02-19 Ptcデバイス

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016093204A Division JP2016157981A (ja) 2005-11-07 2016-05-06 Ptcデバイス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015008316A true JP2015008316A (ja) 2015-01-15

Family

ID=38005941

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007542836A Pending JPWO2007052790A1 (ja) 2005-11-07 2006-11-06 Ptcデバイス
JP2013030441A Pending JP2013138235A (ja) 2005-11-07 2013-02-19 Ptcデバイス
JP2014167837A Pending JP2015008316A (ja) 2005-11-07 2014-08-20 Ptcデバイス
JP2016093204A Pending JP2016157981A (ja) 2005-11-07 2016-05-06 Ptcデバイス

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007542836A Pending JPWO2007052790A1 (ja) 2005-11-07 2006-11-06 Ptcデバイス
JP2013030441A Pending JP2013138235A (ja) 2005-11-07 2013-02-19 Ptcデバイス

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016093204A Pending JP2016157981A (ja) 2005-11-07 2016-05-06 Ptcデバイス

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8164415B2 (ja)
EP (1) EP1947656B1 (ja)
JP (4) JPWO2007052790A1 (ja)
KR (1) KR101318507B1 (ja)
CN (2) CN105405546A (ja)
TW (1) TWI471874B (ja)
WO (1) WO2007052790A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019117128A1 (ja) * 2017-12-12 2019-06-20 Koa株式会社 抵抗器の製造方法
WO2019117127A1 (ja) * 2017-12-12 2019-06-20 Koa株式会社 抵抗器の製造方法及び抵抗器
US11011290B2 (en) 2017-12-12 2021-05-18 Koa Corporation Method for manufacturing resistor, and resistor

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105405546A (zh) * 2005-11-07 2016-03-16 泰科电子雷伊化学株式会社 Ptc器件
US8299888B2 (en) 2007-08-14 2012-10-30 Tyco Electronics Japan G.K. PTC device and process for manufacturing the same
CN101685693B (zh) * 2008-09-22 2011-06-08 安阳安科电器股份有限公司 电涌保护器
CN101740189A (zh) 2009-12-31 2010-06-16 上海长园维安电子线路保护股份有限公司 表面贴装型过电流保护元件
JP5816167B2 (ja) * 2010-05-06 2015-11-18 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 Ptcデバイスおよびそれを有する2次電池
JP2012054099A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Fdk Twicell Co Ltd 電池
JP5579544B2 (ja) * 2010-09-01 2014-08-27 Fdkトワイセル株式会社 アルカリ蓄電池
WO2012150708A1 (ja) 2011-05-02 2012-11-08 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 Ptcデバイス
KR101895104B1 (ko) 2011-06-17 2018-09-04 타이코 일렉트로닉스 저팬 지.케이. Ptc 디바이스
CN103531316A (zh) * 2013-10-23 2014-01-22 上海长园维安电子线路保护有限公司 耐候性优良的聚合物ptc元件及其制造方法
JP6274045B2 (ja) * 2014-07-28 2018-02-07 株式会社村田製作所 セラミック電子部品およびその製造方法
CN105976954A (zh) * 2016-07-14 2016-09-28 上海长园维安电子线路保护有限公司 过电流保护元件
CN112951681A (zh) * 2021-01-29 2021-06-11 烟台鑫瑞电子有限公司 一种自恢复保险丝电池假帽及其生产工艺

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55160072A (en) * 1979-05-31 1980-12-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd Electrically conductive adhesive
JPS59205704A (ja) * 1983-05-09 1984-11-21 株式会社村田製作所 正特性サ−ミスタ
JPH02253507A (ja) * 1989-03-27 1990-10-12 Senju Metal Ind Co Ltd 導電ペースト
JPH07169646A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の製造方法
JP2001517153A (ja) * 1995-08-11 2001-10-02 カーストン・ケネス・ジェイ エポキシ樹脂を主成分とするはんだペースト
JP2002353003A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Nec Tokin Corp 高分子ptc素子及びその製造方法
WO2004100186A1 (en) * 2003-05-02 2004-11-18 Tyco Electronics Corporation Circuit protection device
JP2005059028A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Toshiba Corp 熱硬化性フラックス及びはんだペースト

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4315237A (en) 1978-12-01 1982-02-09 Raychem Corporation PTC Devices comprising oxygen barrier layers
JPH0692035B2 (ja) * 1989-12-12 1994-11-16 ユーホーケミカル株式会社 フラックス及びはんだペースト用添加剤
US5174924A (en) * 1990-06-04 1992-12-29 Fujikura Ltd. Ptc conductive polymer composition containing carbon black having large particle size and high dbp absorption
US5089801A (en) * 1990-09-28 1992-02-18 Raychem Corporation Self-regulating ptc devices having shaped laminar conductive terminals
WO1996036057A1 (en) * 1995-05-10 1996-11-14 Littelfuse, Inc. Ptc circuit protection device and manufacturing process for same
US5856773A (en) * 1996-11-04 1999-01-05 Raychem Corporation Circuit protection device
US5841111A (en) * 1996-12-19 1998-11-24 Eaton Corporation Low resistance electrical interface for current limiting polymers by plasma processing
US6358438B1 (en) * 1999-07-30 2002-03-19 Tyco Electronics Corporation Electrically conductive polymer composition
US6362721B1 (en) * 1999-08-31 2002-03-26 Tyco Electronics Corporation Electrical device and assembly
JP2002175903A (ja) * 2000-12-05 2002-06-21 Murata Mfg Co Ltd 有機正特性サーミスタ素子
US20030026053A1 (en) * 2001-08-06 2003-02-06 James Toth Circuit protection device
JP4890694B2 (ja) 2001-08-30 2012-03-07 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 ポリマーptcサーミスタ
CN2593323Y (zh) * 2002-09-03 2003-12-17 聚鼎科技股份有限公司 过电流保护组件
DE60321040D1 (de) * 2002-12-11 2008-06-26 Bourns Inc Bauelement aus leitendem polymer und verfahren zu seiner herstellung
US8058966B2 (en) * 2003-06-23 2011-11-15 Hiroyuki Koyama PTC thermistor and method for protecting circuit
JP4035733B2 (ja) * 2005-01-19 2008-01-23 セイコーエプソン株式会社 半導体装置の製造方法及び電気的接続部の処理方法
CN105405546A (zh) * 2005-11-07 2016-03-16 泰科电子雷伊化学株式会社 Ptc器件
KR101318602B1 (ko) * 2005-12-09 2013-10-15 타이코 일렉트로닉스 레이켐 케이. 케이. Ptc 디바이스의 제조 방법

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55160072A (en) * 1979-05-31 1980-12-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd Electrically conductive adhesive
JPS59205704A (ja) * 1983-05-09 1984-11-21 株式会社村田製作所 正特性サ−ミスタ
JPH02253507A (ja) * 1989-03-27 1990-10-12 Senju Metal Ind Co Ltd 導電ペースト
JPH07169646A (ja) * 1993-12-13 1995-07-04 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の製造方法
JP2001517153A (ja) * 1995-08-11 2001-10-02 カーストン・ケネス・ジェイ エポキシ樹脂を主成分とするはんだペースト
JP2002353003A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Nec Tokin Corp 高分子ptc素子及びその製造方法
WO2004100186A1 (en) * 2003-05-02 2004-11-18 Tyco Electronics Corporation Circuit protection device
JP2005059028A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Toshiba Corp 熱硬化性フラックス及びはんだペースト

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019117128A1 (ja) * 2017-12-12 2019-06-20 Koa株式会社 抵抗器の製造方法
WO2019117127A1 (ja) * 2017-12-12 2019-06-20 Koa株式会社 抵抗器の製造方法及び抵抗器
KR20200090867A (ko) * 2017-12-12 2020-07-29 코아가부시끼가이샤 저항기의 제조 방법
US10892074B2 (en) 2017-12-12 2021-01-12 Koa Corporation Method for manufacturing resistor
US11011290B2 (en) 2017-12-12 2021-05-18 Koa Corporation Method for manufacturing resistor, and resistor
KR102296639B1 (ko) * 2017-12-12 2021-09-02 코아가부시끼가이샤 저항기의 제조 방법
US11462343B2 (en) 2017-12-12 2022-10-04 Koa Corporation Resistor manufacturing method and resistor

Also Published As

Publication number Publication date
TWI471874B (zh) 2015-02-01
KR101318507B1 (ko) 2013-10-16
JP2016157981A (ja) 2016-09-01
TW200735135A (en) 2007-09-16
EP1947656A4 (en) 2012-08-22
EP1947656B1 (en) 2017-04-19
CN101305429A (zh) 2008-11-12
US8164415B2 (en) 2012-04-24
JPWO2007052790A1 (ja) 2009-04-30
CN105405546A (zh) 2016-03-16
EP1947656A1 (en) 2008-07-23
JP2013138235A (ja) 2013-07-11
KR20080066863A (ko) 2008-07-16
WO2007052790A1 (ja) 2007-05-10
US20090224865A1 (en) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016157981A (ja) Ptcデバイス
JP5373464B2 (ja) 導電性ペーストおよびこれを用いた実装構造体
JP4207686B2 (ja) ヒューズ、それを用いたパック電池およびヒューズ製造方法
JP4873875B2 (ja) 一体化溶接板を有する表面実装型pptcデバイス
JP2012216678A (ja) 電子部品、電子機器、及びはんだペースト
Li et al. Enhancement of electrical properties of anisotropically conductive adhesive joints via low temperature sintering
WO2014073356A1 (ja) 保護素子用フラックス、保護素子用ヒューズ素子、および回路保護素子
JP3618635B2 (ja) 電池用プロテクタ−
JP2013119089A (ja) 導電性接合材料、並びに電子部品及び電子機器
JP2010126719A (ja) 導電性接着剤
JP2009298951A (ja) 導電性接着剤およびそれを用いた部材の接続方法
KR101399957B1 (ko) 이중층 비전도성 폴리머 접착필름 및 전자패키지
JP2021168272A (ja) 保護素子
JP7010706B2 (ja) ヒューズ素子
JP2007237212A (ja) 半田接着剤および前記半田接着剤を用いた電子部品実装構造
JPWO2004070826A1 (ja) 電極間接続構造体の形成方法および電極間接続構造体
TWI385695B (zh) 保護元件及其製作方法
US9287696B2 (en) PTC device
JP2017152387A (ja) 消散性フラックスおよびそれを用いた保護素子の製造方法
WO2016072253A1 (ja) 回路素子、及び回路素子の製造方法
JP2015196724A (ja) 異方導電性接着剤及びその製造方法
JP2006059905A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2022093169A (ja) 電子部品装置の製造方法及び電子部品装置
JP2014103382A (ja) 半田ボールおよびこれを用いた印刷回路基板、並びに半導体パッケージ
JP2017199751A (ja) 配線基板およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150812

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160506

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20160516

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160615

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20160624