JP2015005598A - 半導体ウエハ表面保護用粘着テープ - Google Patents

半導体ウエハ表面保護用粘着テープ Download PDF

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Abstract

【課題】レーザーを用いて半導体ウエハ内部に集光させて半導体ウエハの内部に改質層を形成した後に半導体ウエハの裏面を研削しても、半導体ウエハやチップの破損を低減することができ、半導体ウエハを高い厚み精度(TTV)で研削することができる半導体ウエハ表面保護用粘着テープを提供する。
【解決手段】本発明の半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、内部に集光点が合わされレーザーが照射されることにより内部に改質領域が形成された半導体ウエハの裏面を研磨する際に、前記半導体ウエハの回路パターンが形成された表面に貼合され前記半導体ウエハの表面を保護するために用いる半導体ウエハ表面保護用粘着テープであって、基材フィルムの少なくとも片面側に粘着剤層を有し、弾性率が75MPa以上であり応力緩和率が10〜18%以下であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ表面保護用粘着テープに関する。さらに詳しくは、レーザーを用いて半導体ウエハ内部に集光させて内部に改質層を形成した後に半導体ウエハの表面に貼合され半導体ウエハの裏面を研削する際に使用される半導体ウエハ表面保護用粘着テープに関する。
半導体パッケージは、高純度シリコン単結晶等をスライスして半導体ウエハとした後、イオン注入、エッチング等により該ウエハ表面に集積回路を形成して製造される。集積回路が形成された半導体ウエハの裏面を研削等することにより、半導体ウエハは所望の厚さにされる。この際、半導体ウエハ表面に形成された集積回路を保護するために、半導体ウエハ表面保護用粘着テープが用いられる。裏面研削された半導体ウエハは、裏面研削が終了した後にウエハカセットへ収納され、ダイシング工程へ運搬され、半導体チップに加工される。半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、一般的に、基材フィルムに粘着剤層が積層されてなり、半導体ウエハの裏面に粘着剤層を貼付して用いるようになっており、半導体ウエハの裏面研削が完了した後、ウエハ表面から剥離される。
従来、半導体ウエハ表面保護用粘着テープに求められる重要な性能として、研削後の半導体ウエハ仕上げ厚の精度(TTV)が挙げられる。半導体ウエハ仕上げ厚の精度(TTV)は加工品質性の向上につながり、半導体チップの歩留まりや動作信頼性の観点から求められるものである。通常、半導体ウエハ表面には組み込まれた集積回路デバイスや集積回路上に形成された保護膜に起因する凹凸が存在する。裏面を研削する際の研削応力を緩和して研削する際のウエハの破損を防止し、TTV向上のため半導体ウエハ表面保護用粘着テープの凹凸に対する追従性を良くしたものがある。
上述のように、半導体ウエハの裏面を研削した後に、半導体ウエハをチップ単位にダイシングする場合には、従来の半導体ウエハ表面保護用粘着テープでも半導体ウエハの表面を切削水の浸入やダスト(スラリー)の浸入から保護することは可能であり、半導体ウエハを破損が防止でき、TTVの精度にも問題は無かった。
ところが、近年では、ICカードの普及が進み、チップの薄型化が望まれている。このため、従来は厚さが350μm程度であった半導体チップを、厚さ50〜100μmあるいはそれ以下まで薄くする必要が生じている。このようなチップの薄型化を達成するため、新たな半導体ウエハの切断方法が提案されている。まず半導体ウエハの表面側からブレードを用いて所定深さの溝を形成した後、半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いてこれを裏面側から研削することでチップを製造する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような半導体ウエハの切断方法を用いた場合、従来から汎用されている半導体ウエハ表面保護用粘着テープでは、比較的軟らかい粘着剤層が使用されていたため、チップの位置ずれが大きく、チップが破損しやすいことがあった。その問題を解消するため、半導体ウエハ表面保護用粘着テープの圧縮ひずみおよび粘着層の弾性率を特定することで、裏面研削時に発生するチップの割れを低減することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、上述のブレードによる溝の形成に替えて、レーザーをウエハ内部に集光することで内部に改質層を形成し、その後、半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いてこれを半導体ウエハを裏面側から研削して半導体ウエハを薄くし、その後、ダイシングテープを貼り、引き伸ばすことによってチップへと分割するダイシング方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。このダイシング方法を用いることで、ブレードによるダイシングよりも溝の幅が細くなるため、1枚の半導体ウエハ当たりから製造されるチップの個数が向上するようになった。
特開平5−335411公報 特許第3410371号公報 特開2012−124300公報
しかしながら、上記レーザのダイシング方法による半導体ウエハの裏面研削に、上記特許文献2に記載の半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いた場合、ウエハ表面の凹凸に対し追従していないため、チップが破損することがあった。また、上記レーザによるダイシング方法ではブレードによるダイシング方法よりも、チップとチップとの間が極めて狭い状態にあるためチップ上のデバイス段差への追従性がより必要となる。上記レーザによるダイシング方法による半導体ウエハの裏面研削に、特許文献2に記載の半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いた場合、デバイス段差への追従性が十分ではなく、半導体ウエハ表面保護用粘着テープと半導体ウエハとの間に隙間が生じる部分があるため、裏面研削時にレーザー改質領域をきっかけとして個片化されたチップ間から半導体ウエハ表面保護用粘着テープと半導体ウエハとの間に隙間に切削水やダストが浸入し、TTVが悪化するという問題があった。
一方、半導体ウエハ表面保護用粘着テープの半導体ウエハ表面(回路面)の凹凸に対する追従性を良くするために粘着剤層あるいは基材フィルムを軟らかくした場合、裏面研磨装置により押圧されているチップが沈み込み、押圧していないチップとの間で段差が生じるため、、裏面研磨装置により押圧されていないチップと半導体ウエハ表面保護用粘着テープとの間に隙間が生じ、切削水が入り込みチップ剥がれやTTV悪化が生じる。また、粘着剤層あるいは基材フィルムを軟らかいと、裏面研磨装置により押圧されている部分のチップも、研削の回転方向の圧力により移動し、チップと半導体ウエハ表面保護用粘着テープとの間に隙間が生じ、切削水が入り込みチップ剥がれやTTV悪化が生じる。
また、半導体ウエハの裏面を研削してチップ単位に分断する際に、研削にかかる力に対して半導体ウエハ表面保護用粘着テープの応力が弱く、半導体チップの半導体ウエハ表面保護用粘着テープへの減り込みが生じ、TTVが悪化するという問題があった。
そこで、本発明は、レーザーを用いて半導体ウエハ内部に集光させて半導体ウエハの内部に改質層を形成した後に半導体ウエハの裏面を研削しても、半導体ウエハやチップの破損を低減することができ、半導体ウエハを高い厚み精度(TTV)で研削することができる半導体ウエハ表面保護用粘着テープを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明による半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、内部に集光点が合わされレーザーが照射されることにより内部に改質領域が形成された半導体ウエハの裏面を研磨する際に、前記半導体ウエハの回路パターンが形成された表面に貼合され前記半導体ウエハの表面を保護するために用いる半導体ウエハ表面保護用粘着テープであって、基材フィルムの少なくとも片面側に粘着剤層を有し、弾性率が75MPa以上であり応力緩和率が10〜18%以下であることを特徴とする。
上記半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、前記粘着剤層が、放射線を照射することにより硬化する放射線硬化型の粘着剤層であり、ステンレス鋼に対する放射線照射前の25°における粘着力が、3.0N/25mm〜20.0N/25mmであり、照射量500mJの放射線を照射後の25℃における粘着力が0.01N/25mm 〜2.0N/25mmであることが好ましい。
また、上記半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、粘着剤層は、前記粘着剤層面の純水に対する接触角が85°以上であることが好ましい。
また、上記半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、前記粘着剤を構成する主成分のポリマーが、(メタ)アクリル系ポリマーであることが好ましい。
また、上記半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、前記粘着剤層の放射線照射前の25℃における貯蔵弾性率が7×104Pa以上であり、損失正接は0.20以下であることが好ましい。
また、上記半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、前記粘着剤層が、照射量500mJの放射線を照射する前後で、下記式(1)で求められるタック力の変化率が30%以上であることを特徴とする半導体ウエハ表面保護用粘着テープ。
[Tα−Tβ(空気)]÷[Tα−Tβ(N2)]×100(%) (1)
(式中、Tαは放射線照射前のタック力の測定値を表し、Tβ(空気)は酸素存在下照射量500mJで放射線照射した後のタック力の測定値を表し、Tβ(N2)は窒素雰囲気下照射量500mJで放射線照射した後のタック力の測定値を表す。)
本発明によれば、密着性と適度な応力緩和のため、半導体ウエハやチップの破損を低減することができる。また、本発明によれば、半導体ウエハ表面(回路面)の凹凸に対する追従性が良いため、ダストや研削水の浸入を防止することができる。さらに、必要以上に応力緩和をしないので、半導体ウエハの裏面を研削する際にかかる力により半導体ウエハが半導体ウエハ表面保護用粘着テープに過度に減り込むことがないため、半導体ウエハを高い厚み精度(TTV)で研削することができる。
本発明の実施形態に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープの構造を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いたバックグラインド工程を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いたバックグラインド工程を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いたバックグラインド工程の後のダイシング工程を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いたバックグラインド工程の後のダイシング工程を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いたバックグラインド工程の後のエキスパンド工程を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを用いたバックグラインド工程の後のピックアップ工程を模式的に示す断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る半導体表面保護用粘着剤層1は、図1に示すように、基材フィルム2の少なくとも片面に、少なくとも1種類の粘着剤が塗布され、粘着剤層3が形成されている。以下、本実施形態の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の各構成要素について詳細に説明する。
(基材フィルム2)
基材フィルム2は、半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1全体の弾性率が75MPa以上で、応力緩和率が10〜18%以下となっていれば、特に限定されることなく公知のものを使用することができるが、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリブテンのようなポリオレフィン;エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体およびエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体のようなエチレン共重合体;軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、半硬質ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、天然ゴムならびに合成ゴムなどの高分子材料、またはこれらの群から選ばれる2種以上が混合されたものもしくは複層化されたものが好ましい。特に、本発明においては、酢酸ビニルの含有量を変更することによって任意に弾性率をコントロールすることができるため、エチレン−酢酸ビニル共重合体が好ましい。 基材フィルムの厚さは10〜500μmが好ましく、50〜200μmがより好ましい。
(粘着剤層3)
粘着剤層3は、放射線を照射することにより硬化する放射線硬化型であることが好ましい。粘着剤層を構成する粘着剤組成物は、半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の弾性率が75MPa以上、かつ、半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の応力緩和率が10〜18%となるものであれば、特に限定されるものではない。
この放射線硬化型の粘着剤層3を構成する粘着剤組成物としては、粘着剤ポリマーと放射線重合性化合物を併用するか、または粘着剤を構成するポリマー中に、放射線で重合する官能基(好ましくはエチレン性不飽和基)を組み込んだポリマーを使用することができる。放射線での重合を促進するため、光重合開始剤を含むことが好ましい。また、架橋剤を含有することも好ましい。粘着剤を構成するポリマーに架橋剤と反応しうる官能基をもったモノマーを組み込むことで、膜硬度やゲル分率を調整することができる。さらに、必要に応じて、上記以外の添加剤や添加物を含有させることもできる。
粘着剤を構成する主成分のポリマー(粘着剤のポリマーでベースポリマーとも称す)は、(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、天然ゴム系の樹脂、合成ゴム系の樹脂等の様々な種類のポリマーの中から適宜選択して用いることができるが、これらの中でも(メタ)アクリル樹脂であることが好ましい。(メタ)アクリル樹脂は粘着力の制御が容易である。
本発明において、粘着剤層の主成分は(メタ)アクリル共重合樹脂であることが好ましい。(メタ)アクリル樹脂とすることによって粘着力の制御が容易になり、ゲル分率等をコントロールできるため、粘着剤の残渣が半導体ウエハの表面に残ってしまう、いわゆる糊残りや有機物による汚染を少なくすることができる。ポリマーが(メタ)アクリル樹脂である場合、ポリマーを構成する主モノマーとしては、(メタ)アクリル酸アルキルエステルまたは2種以上の異なる(メタ)アクリル酸アルキルエステルのモノマー混合物が好ましい。
(メタ)アクリル酸のアルキルエステルの具体例としては、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸イソアミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸イソデシルなどが挙げられる。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
本発明では2種以上を混合して用いられることが好ましく、2種以上を混合することで様々な粘着剤としての機能を発揮させることができる。3種以上を混合することが更に好ましく、(メタ)アクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、後述の2−イソシアナトエチル(メタ)アクリレートから選択される3種以上、好ましくは4種以上を少なくとも共重合することが特に好ましい。3種類以上のモノマーを共重合することで段差への密着性および糊残りを含む非汚染性を両立できるようになる。
本発明においては、上記に加え、重合性基を有するモノマー成分、多官能モノマー、架橋剤と反応しうる官能基を有するモノマー成分を使用することが好ましい。
放射線(好ましくは紫外線)に反応するためのモノマーとして、アルコール部にイソシアネート(−N=C=O)基を有する(メタ)アクリル酸エステルが挙げられ、なかでもイソシアネート(−N=C=O)基で置換された(メタ)アクリル酸アルキルエステルが好ましい。このようなモノマーとしては、例えば、2−イソシアナトエチルメタクリレート、2−イソシアナトエチルアクリレート等が挙げられる。これらを適宜、アクリルポリマー共重合体に加えてアクリルポリマー共重合体の側鎖の水酸基と反応することで共重合体に重合性基を組み込むことができ、放射線照射後の粘着力を低下させることができる。
放射線(好ましくは紫外線)に反応するモノマーのポリマー中への含有量はポリマー100質量に対し30〜90質量%が好ましく、40〜80質量%がより好ましい。
また、放射線(好ましくは紫外線)に反応するモノマーのポリマー中へ組み込みは、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基等の官能基を側鎖に有するポリマーを合成した後に、この官能基と反応する官能基を有する放射線(好ましくは紫外線)に反応するモノマーを加えて反応させることによって得ることができる。
粘着剤に含まれるポリマーは、架橋剤と反応し得る官能基を有していてもよく、架橋剤と反応し得る官能基としては、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、アミノ基等が挙げられる。粘着剤ポリマー中にこれらの架橋剤と反応しうる官能基を導入する方法としては、ポリマーを重合する際にこれらの官能基を有するモノマーを共重合させる方法が一般に用いられる。
また、粘着剤層のゲル分率の調整のため、粘着剤に含まれるポリマーを重合する際に多官能モノマー成分を共重合することができる。
これらの多官能モノマー成分の官能基としては、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、アリル基が挙げられる。
多官能モノマーとしては、例えばジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、ジビニルベンゼンなどがげられる。
これらの多官能モノマーは、粘着剤に含まれるポリマー成分として組み込む以外に、粘着剤ポリマーに併用して含有する放射線重合性化合物として使用することも好ましい。
この場合、粘着剤ポリマーは放射線の重合性基を有していても有していなくても構わない。
粘着剤ポリマーに併用して含有する放射線重合性化合物として使用する場合、放射線重合性化合物の配合量は、ベースポリマーの粘着剤ポリマー100質量部に対して、30〜200質量部が好ましく、100〜150質量部がより好ましい。
放射線硬化型の粘着剤層3を構成する粘着剤は、例えば、特公平1−56112号公報、特開平7−135189号公報等に記載のものが好ましく使用されるがこれらに限定されることはない。
粘着剤には、光重合開始剤を含有させることで、放射線照射による硬化反応を効率的に行うことができ、好ましい。
光重合開始剤としては、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ヒロドキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン等が挙げられる。
光重合開始剤の配合量は、ベースポリマー100質量部に対して、1〜10質量部が好ましく、2〜5質量部がより好ましい。
上記ベースポリマーに凝集力を付加するために架橋剤を配合することができる。
特に、ベースポリマーが(メタ)アクリル樹脂の場合、硬化剤を配合することによって粘着力が制御される。硬化剤の配合部数を調整することで所定の粘着力を得ることができる。
このような架橋剤としては、例えばイソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、金属キレート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、アミン樹脂などが挙げられる。
架橋剤の配合量は、ベースポリマー100質量部に対して、1〜10質量部が好ましく、3〜5質量部がより好ましい。
さらに粘着剤には、本発明の目的が損なわれない範囲で、所望により、各種添加成分を含有させることができる。また、粘着剤としてはダイシング・ダインボンディング兼用可能な接着剤であってもよい。
粘着剤層3は、上述のような粘着剤組成物を、基材フィルム2上に塗布し、乾燥させることで形成することができる。粘着剤層3の厚さは、5〜30μmであることが好ましい。
なお、粘着剤層3は複数の層が積層された構成であってもよい。複数の層を有する場合は、少なくとも半導体ウエハと接する層は、上述の放射線硬化型の粘着剤を使用するが、少なくとも半導体ウエハと接する層以外の層に、加熱発泡型の粘着剤も用いることができる。放射線硬化型の粘着剤は、紫外線、電子線等で硬化し、剥離時には剥離しやするものであり、加熱発泡型の粘着剤は、発泡剤や膨張剤により剥離しやすくするものである。また、基材フィルム2と粘着剤層3の間に、必要に応じてプライマー層などの中間層を設けてもよい。
また、必要に応じて、実用に供するまでの間、粘着剤層を保護するため通常セパレータとして用いられる離型フィルム4(図1参照)を粘着剤層3側に貼付しておいても良い。離型フィルム4の構成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂フィルムや紙などが挙げられる。合成樹脂フィルムの表面には、粘着剤層からの剥離性を高めるため、必要に応じてシリコーン処理、長鎖アルキル処理、フッ素処理等の剥離処理が施されていても良い。離型フィルム4の厚みは、通常10〜100μm、好ましくは25〜50μm程度である。
本実施形態の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1は、弾性率が75MPa以上であり、好ましくは90MPa以上、より好ましくは110MPa以上である。ここでいう弾性率とは、引張りの際にかかる力の挙動であり、測定は市販の「ストログラフ」を用いて行うことができる。弾性率が75MPa未満であると、半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1が軟らかいことから、半導体ウエハの裏面を研削する際に半導体ウエハの変動が起こり、半導体ウエハの割れが生じる(すなわち研削性が悪い)か、TTVが悪化してしまうことがある。
本実施形態の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の応力緩和率は10〜18%であり、好ましくは12〜15%である。本発明において、半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の応力緩和率とは、初期応力値に対する減少した応力の割合を意味する。具体的にはこの応力緩和率は、圧縮平行板上に幅25mm、長さ65mmの試験片を設置し、曲げ圧子を試験片の厚さに接触させ、速度1.0mm/minにて圧縮して、応力50Nまで負荷を加え、応力50N時の変位を3分間保持したときに得られる応力を測定し、次の式(2)により算出する。式(2)において、F0は初期圧縮応力であり、本発明においては50Nである。F(t)はt時間経過後の圧縮応力であり、本発明においては3分経過後の圧縮応力である。なお、本応力緩和測定は、例えばインストロン社製の引張試験機(ツインコラム卓上モデル 5567)を用いて測定することができる。
Figure 2015005598
半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の応力緩和率が10%未満であると、粘着剤層の半導体ウエハ表面段差に対する追従性が悪化し、半導体ウエハの裏面を研削したときに半導体ウエハの割れや厚み精度(TTV)の悪化を引き起こしてしまう。一方、18%超えると、粘着剤層の半導体ウエハ表面段差に対する追従性は良い反面、研削時に半導体ウエハに掛かる力を逃がしてしまい、半導体ウエハの破損が生じたり、厚み精度(TTV)が悪化してしまうことがある。
半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の弾性率が75MPa以上であって応力緩和率が10〜18%となるようにするには、基材フィルム2はポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムやエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルムを用いる。粘着剤としては、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メタクリル酸、2−イソシアナトエチルメタクリレート、アダクト系イソシアネート系架橋剤、光開始剤4,4’ −ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンなどを添加する。
具体的には、基材フィルム2をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムとした場合、重量部として2−エチルヘキシルアクリレートのように側鎖の長いモノマー100とすると、ヒドロキシル基を持つモノマーは30から50、メタクリル酸を2から3で加え、アダクト系イソシアネート系架橋剤を1〜3の間で材料を適宜配合し、共重合して得られた共重合体100に対して、2‐イソシアナトエチルメタクリレートを40〜80添加することによって得られる。
また、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、メタクリル酸、2−イソシアナトエチルメタクリレートからなる共重合体に対して、アダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL、光開始剤4,4’ −ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを配合した粘着剤を用いた場合、基材フィルム2はエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルムであれば酢酸ビニル含有量を7%以下とすることで得られる。
粘着剤層3は、放射線照射前の25℃における貯蔵弾性率が7×104Pa以上であり、損失正接は0.20以下であることが好ましい。25℃で貯蔵弾性率7×104Pa未満であると、応力緩和しやすくなり、10〜18%の範囲を超える場合がある。また、損失正接も0.20を超えても同様の場合があるため、上記の範囲が好ましい。
粘着剤層3の放射線照射前の25℃における貯蔵弾性率が7×104Pa以上となるようにするには、例えば、質量部として2−エチルヘキシルアクリレートのように側鎖の長いモノマー100とすると、ヒドロキシル基を持つモノマーは30から50、メタクリル酸を2から3で加え、アダクト系イソシアネート系架橋剤を1部以上配合し、共重合して得られた共重合体100に対して、2-イソシアナトエチルメタクリレートを40〜80添加するとよい。また、損失正接が0.20以下となるようにするには、例えば、重量部として2−エチルヘキシルアクリレートのように側鎖の長いモノマー100とすると、ヒドロキシル基を持つモノマーは30から50、メタクリル酸10以下で加え、アダクト系イソシアネート系架橋剤を1部以上配合し、共重合して得られた共重合体100に対して、2‐イソシアナトエチルメタクリレートを40〜80添加するとよい。
本実施形態の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1は、ステンレス鋼(Steel Use Stainless、SUS)に対する25℃における粘着力が、3.0N/25mm〜20.0N/25mmであり、照射量500mJの放射線を照射後の25℃における粘着力が0.01N/25mm 〜2.0N/25mmであることが好ましい。放射線照射前の粘着力は、好ましくは3.0N/25mm〜17.0N/25mmであり、放射線照射後の粘着力は、好ましくは0.01N/25mm〜1.2N/25mmである。
放射線照射前の粘着力が3.0N/25mm未満であると、半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1を貼合して半導体ウエハの裏面を研削する際、半導体ウエハ周辺部との密着性不足により、シーページ等の汚染を引き起こし、半導体ウエハを破損する可能性があり、逆に、20.0N/25mmを超えると、照射量500mJでの放射線照射後の粘着力が2.0N/25mmまで低下しないことがあり、この結果硬化後の剥離が重くなるばかりでなく、粘着剤の残渣が半導体ウエハの表面に残ってしまう、いわゆる糊残りが生じる。また、20.0N/25mmを超える場合に、放射線照射後の粘着力を2.0N/25mm以下にするためには粘着剤に存在する二重結合の量や光重合開始剤を多く必要とするため、放射線照射後の硬化収縮が強く、半導体ウエハ表面の凹凸への噛みこみが起こりやすくなり、やはり剥離不良、糊残りを引き起こす。
放射線照射前の粘着力は、水酸基、酸基の割合、硬化剤量によって調節でき、放射線照射後の粘着力は、粘着剤中の二重結合の量または光重合開始剤量を調節することによって行うことができる。ステンレス鋼(Steel Use Stainless、SUS)に対する25℃における粘着力が、3.0N/25mm〜20.0N/25mmであり、照射量500mJの放射線を照射後の25℃における粘着力が0.01N/25mm 〜2.0N/25mmであるようにするためには、例えば質量部として2−エチルヘキシルアクリレートのように側鎖の長いモノマー100とすると、メタクリル酸を10質量部以下とし、硬化剤を1〜10部、二重結合量は共重合体100質量部に対して30質量部以上で適宜配合するとよい。
ステンレス鋼(SUS♯280)に対する粘着力は、引張試験機を用いて測定できる。
具体的には、粘着テープから幅25mm×長さ150mmの試験片を採取し、その試料を、JIS R 6253に規定する280番の耐水研磨紙で仕上げたJIS G 4305に規定する厚さ1.5mm〜2.0mmのSUS鋼板上に2kgのゴムローラを3往復かけ圧着し、1時間放置後、測定値がその容量の15〜85%の範囲に入るJIS B 7721に適合する引張試験機を用いて引張速度50mm/minで90°引きはがし法により常温(25℃)で測定する。また、放射線照射後の粘着力は、放射線硬化型粘着剤層を有する粘着テープを500mJの紫外線を照射して硬化させた後に上記と同様にして測定する。
本実施形態の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の粘着剤層3は、その表面の純水に対する接触角φが85°以上を示すものが好ましい。接触角φの値が85°未満であると、親水性が高くなるため、裏面研削およびチップ分断の際に使用される多量の切削水がシリコンの研削屑を含んだ研削水が半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1と半導体ウエハの隙間から入り込みやすくなり、ウェハ回路面を汚染する、いわゆるシーページが起こりやすくなることがある。
純水に対する接触角φが85°以上となるようにするためには、ポリマー共重合体の分子量と側鎖の立体構造、水酸基、酸基の割合を調節することによって行うことができる。
本実施形態の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の粘着剤層3は、照射量500mJの放射線を照射する前後で、下記式(1)で求められるタック力の変化率が30%以上であることが好ましい。
[Tα−Tβ(空気)]÷[Tα−Tβ(N2)]×100(%) (1)
式中、Tαは放射線照射前のタック力の測定値を表し、Tβ(空気)は酸素存在下照射量500mJで放射線照射した後のタック力の測定値を表し、Tβ(N2)は窒素雰囲気下照射量500mJで放射線照射した後のタック力の測定値を表す。
式(1)で求められるタック力の変化率が30%未満であると、放射線硬化粘着剤層が、半導体ウェハに接触する面での表面状態が放射線(紫外線)照射前と殆ど変化しておらず、このため、剥離が重く、糊残りも引き起こしてしまう。タック力の変化率を30%以上とすることで剥離が軽減され、糊残りも抑制することができる。
式(1)で求められるタック力の変化率が30%以上となるようにするには、ポリマー共重合体の分子量と側鎖の立体構造、水酸基、酸基の割合、あるいは硬化剤を調節することによって行うことができる。
<使用方法>
次に、本発明の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の使用方法について説明する。
まず、図2に示すように、回路パターンが形成された半導体ウエハ5の表面に、離型フィルム4を剥離した半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の粘着剤層3を貼合し、半導体ウエハ5の裏面側より半導体ウエハ5内部に集光点を合わせてレーザーを照射することにより、半導体ウエハ5内部に改質領域7を形成する。
半導体ウエハ5の表面を保護する際に使用する半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1の粘着剤層3の厚みは、保護する半導体ウエハ5の表面凹凸の高低に合わせて使用するのが好ましく、半導体ウエハ5の表面凹凸高さよりも薄い粘着剤層3の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1を使用するとよい。
次に、図3(A)に示すように、改質領域7を形成した半導体ウエハ5について、研削装置8で裏面を研削するバックグラインド工程により、図3(B)に示すように、改質領域7に到達するまで研削を行う。半導体ウエハ表面保護用粘着テープと保護する半導体ウエハの表面凹凸の関係を考慮して半導体ウエハ表面保護用粘着テープを使用する以外は、通常のバックグラインド工程が適用できる。
バックグラインド工程が終了した後は、図4に示すように、ダイシングテープ6を半導体ウエハ5の裏面に貼り合せるとともに、粘着剤層3の外周部にリングフレーム9を貼り合せる。その後、図5に示すように、半導体ウエハ表面保護用粘着テープ1を剥離する。
その後は、例えば、図6に示すように、半導体ウエハ5及びリングフレーム9が貼り合わされたダイシングテープ6をエキスパンド装置のステージ(図示しない)上に載置し、リングフレーム9を固定した状態で、エキスパンド装置の突き上げ部材10を上昇させ、ダイシングテープ6をエキスパンドする。このようにダイシングテープ6が周方向に引き伸ばされることで、半導体ウエハ5が、改質領域7を起点としてチップ11単位で分断される。
そして、図7に示すように、ダイシングテープ6の裏面側から突き上げピン12でチップ11を突上げてコレット13により吸着してピックアップすることにより、半導体チップ11を得ることができる。
以下、本発明を実施例に基づき、さらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
2−エチルヘキシルアクリレートを70質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを28質量部、メタクリル酸を5質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量90万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを60質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を2質量部、光開始剤4,4'‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例1に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを作製した。
<実施例2>
エチルアクリレートを25質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを35質量部、メタクリル酸を10質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量45万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを40質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を5質量部、光開始剤4,4'‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例2に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを作製した。
<実施例3>
2−エチルヘキシルアクリレートを40質量部、ブチルアクリレートを30質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを25質量部、メタクリル酸を10質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量40万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを70質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を1質量部、光重合開始剤4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのPETフィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例3に係る半導体ウェハ表面保護用粘着テープを作製した。
<実施例4>
2−エチルヘキシルアクリレートを60質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを20質量部、メタクリル酸を2質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量80万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを60質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を4質量部、光開始剤4,4’‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例4に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを作製した。
<実施例5>
2−エチルヘキシルアクリレートを10質量部、エチルアクリレートを25質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを40質量部、メタクリル酸を10質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量65万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを50質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を2質量部、光開始剤4,4’‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が40μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのPETフィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例5に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを作製した。
<実施例6>
エチルアクリレートを70質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを20質量部、メタクリル酸を5質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量20万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを30質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を1.5質量部、光重合開始剤4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が40μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例6に係る半導体ウェハ表面保護用粘着テープを作製した。
<実施例7>
エチルアクリレートを30質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを30質量部、メタクリル酸を20質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量35万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを70質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を4質量部、光開始剤4,4’‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が40μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例7に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを作製した。
<実施例8>
2−エチルヘキシルアクリレートを60質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを30質量部、メタクリル酸を5質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量70万の共重合体100質量部に対して、2‐イソシアナトエチルメタクリレートを60質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を1.5質量部、光開始剤4,4’‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのPETフィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例8に係る半導体ウェハ表面保護用粘着テープを作製した。
<実施例9>
ブチルアクリレートを60質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを30質量部、メタクリル酸を10質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量70万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを30質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を1.5質量部、光重合開始剤4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのPETフィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例9に係る半導体ウェハ表面保護用粘着テープを作製した。
<実施例10>
エチルアクリレートを50質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを40質量部、メタクリル酸を10質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量40万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを60質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を8質量部、光開始剤4,4’‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのPETフィルム上に貼り合わせることで積層して、実施例10に係る半導体ウェハ表面保護用粘着テープを作製した。
<比較例1>
2−エチルヘキシルアクリレートを60質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを30質量部、メタクリル酸を5質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量100万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを60質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を2.5質量部、光開始剤4,4’‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム上に貼り合わせることで積層して、比較例1に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを作製した。
<比較例2>
2−エチルヘキシルアクリレートを90質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを30質量部、メタクリル酸を2質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量50万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを50質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を0.5質量部、光開始剤4,4’‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が40μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム上に貼り合わせることで積層して、比較例2に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを作製した。
<比較例3>
2−エチルヘキシルアクリレートを20質量部、ブチルアクリレートを60質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを20質量部、メタクリル酸を1質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量50万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを70質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を0.5質量部、光重合開始剤4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム上に貼り合わせることで積層して、比較例3に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを作製した。
<比較例4>
2−エチルヘキシルアクリレートを10質量部、エチルアクリレートを40質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを40質量部、メタクリル酸を10質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量60万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを50質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を5質量部、光開始剤4,4’‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が30μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのPETフィルム上に貼り合わせることで積層して、比較例4に係る半導体ウェハ表面保護用粘着テープを作製した。
<比較例5>
2−エチルヘキシルアクリレートを90質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレートを30質量部、メタクリル酸を1質量部、酢酸エチル中で重合を行い、共重合して得られた重量平均分子量90万の共重合体100質量部に対して、2−イソシアナトエチルメタクリレートを40質量部添加し、アクリル系共重合体を得た。重合したアクリル系共重合体にアダクト系イソシアネート系架橋剤コロネートL(商品名、日本ポリウレタン社製)を1.5質量部、光開始剤4,4’‐ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを2質量部配合し、塗工し易い粘度に調整するため酢酸エチルで調整を行い、粘着剤組成物を得た。離型フィルムとしての厚み25μmのポリエチレンテレフタレート(PET)のセパレータ上に、乾燥後の膜厚が40μmとなるように粘着剤組成物を塗布し、乾燥させた後、基材フィルムとしての厚み100μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム上に貼り合わせることで積層して、比較例5に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを作製した。
上記のようにして作製した各実施例および各比較例に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープの応力緩和率、弾性率、粘着力、接触角、貯蔵弾性率、損失正接およびタック力を以下のようにして測定した。その結果を表1及び表2に示す。
(応力緩和率)
上記の実施例及び比較例に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープをそれぞれ、幅25mm、長さ65mmに切断して試験片を作成した。インストロン社製の引張試験機(ツインコラム卓上モデル 5567)を用いて、圧縮平行板上に試験片を設置し、曲げ圧子を試験片の厚さに接触させ、速度1.0mm/minにて圧縮して、応力50Nまで負荷を加え、応力50N時の変位を3分間保持したときに得られる応力を測定した。初期応力の50Nと測定して得られた応力との差から応力緩和により減少した応力を求め、初期応力値に対する減少した応力の割合を算出して応力緩和率を得た。
(弾性率)
粘着フィルムの25mm幅短冊状サンプルを、温度23±2℃(好ましくは23℃)、相対湿度50±5%(好ましくは50%)で、標線間距離およびつかみ間距離が100mm、引張り速度300mm/minで、ストログラフ試験機を用いて測定を行った。なお、測定値は機械加工方向(MD)における値である。測定により得られた応力‐び率曲線から、半導体ウエハ表面保護用粘着テープ弾性率を求めた。3回測定の平均値を実際の値として用いた。
(SUSに対する粘着力)
各実施例および各比較例に係る放射線照射前の半導体表面保護用粘着テープから幅25mm×長さ150mmの試験片をそれぞれ3点採取し、その試料をJIS R 6253に規定する280番の耐水研磨紙で仕上げたJIS G 4305に規定する厚さ1.5mm〜2.0mmのSUS鋼板上に2kgのゴムローラを3往復かけ圧着し、1時間放置後、測定値がその容量の15〜85%の範囲に入るJIS B 7721に適合する引張試験機を用いて、引張速度50mm/minで90°引きはがし法により常温(25℃)で粘着力を測定し、3点の平均値を求めた。上記測定直後、上記各実施例および各比較例に係る半導体表面保護用粘着テープの残り部分を紫外線500mJの照射量で照射して硬化させた後、上記と同様にして、放射線照射後の半導体表面保護用粘着テープの粘着力を測定し、3点の平均値を求めた。また、得られた各粘着力の値から、放射線照射前後の粘着力の低下率〔(放射線照射前の粘着力−放射線照射後の粘着力)/放射線照射前の粘着力〕×100を求めた。
(粘着剤層の表面の純水に対する接触角φ)
各実施例および各比較例に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープの粘着剤層表面の純水に対する接触角φは、接触角計を用いてθ/2法で、温度23℃、湿度50%の条件で測定し、純水2μLの液滴容量で、滴下30秒後に読み取った。
(貯蔵弾性率、損失正接)
貯蔵弾性率、損失正接については、ずり方式の粘弾性装置(レオメトリックス製、ARES)により、周波数1Hz、25℃の条件で測定を行った。試験片は、粘接着剤層を積層して、厚さ約2mm、直径8mmの円筒形にしたものを用いた。
(タック力およびタック力の変化率の測定)
タック力は、タック試験機(株式会社レスカ製、TACII)を用いて、以下のようにして常温(25℃)で測定した。
各実施例および各比較例に係る放射線照射前の半導体ウエハ表面保護用粘着テープから、幅25mm×長さ250mmの試験片を採取し、この試験片を試験機に設置し、圧子をこの試験片に接触させ、試験片の基材フィルム背面側(粘着剤塗工面と反対側)に、3mmφ円柱状プローブを30mm/minの速度で押し込み、停止荷重100gで1sec保持後に600mm/minの速度で引き上げる際の荷重(タック力(Tα))を測定した。また、各実施例および各比較例に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープを酸素雰囲気下で紫外線を500mJの照射量で照射して硬化させた状態のものと、空気中で紫外線を500mJの照射量で照射して硬化させた状態のものから試験片を各々採取し、放射線照射前と同様にして、窒素雰囲気下で放射線照射した後のタック力(Tβ(N2))および空気中で放射線照射した後のタック力(Tβ(空気))を測定した。なお、タック力の単位はkPaである。得られた各タック力の値を用いて、下記式(1)により、タック力の変化率を求めた。
[Tα−Tβ空気)]÷[Tα−Tβ(N2)]×100 (1)
また、上記の実施例及び比較例に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープについて、以下の試験を行い、その性能を評価した。評価結果を表1及び表2に示す。
1.研削性試験
貼り付け機として日東精機株式会社製DR8500II(商品名)を用いて、厚さが725μmの8インチ径のデバイス表面高さ30μm、幅200μm、深さ5μmのスクライブが形成された半導体ウエハの裏面に、実施例および比較例に係る半導体ウェハ表面保護用粘着テープの離型フィルムを剥離して露出した粘着剤層面を貼合した。その後、内部へ最終ウエハ研削厚より50μm上にレーザーが照射し内部に改質領域を形成した。続いて各々25枚の半導体ウエハの裏面を、インライン機構を持つグラインダー(株式会社ディスコ製、DFG8760(商品名))を使用して、それぞれ厚さ200μmまで研磨を行った。また、半導体ウェハの強度向上のため、ドライポリッシュにて最終仕上げを行った。
(研削性評価)
上記方法で研削した半導体ウエハについて、目視にてエッジクラックの有無及び割れを観察した。その結果を表1及び表2に示す。エッジクラックがほとんどなく、25枚すべての半導体ウエハで良好に研削できたものを優良品として◎、エッジクラックが若干見られるものの半導体ウエハに割れはなく研削できたもの、又は25枚の半導体ウエハ中に割れが1枚〜2枚であったものを良品として○、半導体ウエハが3枚以上割れたものを不良品として×で示した。
(TTV測定評価)
上記方法で研削した半導体ウエハについて、それぞれ任意点にて、TTV測定装置Semdex300(ISIS社製、商品名)により厚さを測定した。その結果を表1及び表2に示す。25枚すべての半導体ウエハで厚さのばらつきが4μm未満であったものを優良品として◎、25枚すべての半導体ウエハで厚さのばらつきが4μm以上5μm未満であったものを良品として○、25枚中の半導体ウエハの内3枚以上で厚さのばらつきが5μm以上を示したものを不良品として×で示した。
(ダスト浸入評価)
上記方法で200μm厚まで研削した半導体ウエハについて顕微鏡にてダスト浸入の有無を観察し、以下のランクで評価した。
25枚全ての半導体ウエハでチップ間にダストまたは研削水が浸入していなかったもの:優良品として◎
25枚の半導体ウエハ中1枚〜2枚しかチップ間にダストまたは研削水が浸入していなかったもの:良品として○
25枚の半導体ウエハ中3枚以上でチップ間にダストまたは研削水が浸入していたもの:不良品として×
2.剥離試験
(剥離性評価)
上記方法で半導体ウエハを200μm厚まで研削した後、照射量500mJの紫外線を照射して半導体ウエハ表面保護用粘着テープの粘着剤層を硬化させ、インライン機構を持つマウンターRAD2700(リンテック株式会社製、商品名)を用いて、半導体ウエハの表面から半導体ウエハ表面保護用粘着テープを剥離した。良好に剥離できたか否かを、以下のランクで評価した。
25枚の半導体ウエハ全てについて破損を生じることなく剥離ができたもの:優良品として◎
25枚の半導体ウエハ中に剥離できなかったもの、又は剥離はできたものの半導体ウエハに破損が生じたものが1〜2枚しかなかったもの:良品として○
25枚の半導体ウエハ中で剥離できなかったもの、又は半導体ウエハにダメージが生じたものが3枚以上あったもの:不良品として×
(糊残り評価)
上記剥離実験にて剥離ができた半導体ウエハ表面について糊残りの有無の観察を行い、以下のランクで評価した。
剥離ができた全ての半導体ウエハで糊残りなし:◎
剥離ができた半導体ウエハで糊残りが1枚〜2枚あったもの:○
剥離ができた半導体ウエハで糊残りが3枚以上あったもの:×
Figure 2015005598
Figure 2015005598
表1に示すように、実施例1〜10に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、弾性率が75MPa以上であり、応力緩和率が10%〜18%であるため、研削性、TTV、糊残り、ダスト等の浸入、剥離性の全てにおいて、良好な結果であった。特に実施例1〜5は、粘着剤層のステンレス鋼に対する粘着力が、放射線照射前(常温25℃)が3.0N/25mm〜20.0N/25mmであり、照射量500mJの放射線を照射後の粘着力(常温25℃)が0.01N/25mm 〜2.0N/25mmであり、粘着剤層面の純水の接触角が85°以上、粘着剤層は放射線照射前で23℃の貯蔵弾性率が7×104Pa以上、正接損失は0.20以下、タック力の変化率が30%以上であるため研削性、TTV、糊残り、ダスト等の浸入、剥離性のすべてにおいて、特に優れる結果であった。
一方、表2に示すように、比較例1〜3および5に係る半導体ウエハ表面保護用粘着テープは、弾性率が75MPa未満または応力緩和率が18%を超えるため、研削時に半導体ウエハの変動が起こったり、半導体ウエハに掛かる力を逃がしてしまい、研削性、TTVが悪い結果となった。これに加え、比較例3では放射線照射前(常温25℃)が20.0N/25mmを越え、照射量500mJの放射線を照射後の粘着力(常温25℃)が2.0N/25mmを越えるため、糊残りと剥離性も悪い結果となった。比較例4は、応力緩和率が10%未満であるため、半導体ウエハ表面段差に対する追従性が悪いため、その結果半導体ウエハの破損が発生し、またTTVが悪い結果となった。これに加え、比較例4は、粘着剤層面の純水の接触角が85°未満のため、ダスト浸入も悪い結果となった。
1:半導体ウエハ表面保護用粘着テープ
2:基材フィルム
3:粘着剤層
4:離型フィルム
5:半導体ウエハ
6:ダイシングテープ
7:改質領域
8:研削装置
9:リングフレーム
11:チップ

Claims (6)

  1. 内部に集光点が合わされレーザーが照射されることにより内部に改質領域が形成された半導体ウエハの裏面を研磨する際に、前記半導体ウエハの回路パターンが形成された表面に貼合され前記半導体ウエハの表面を保護するために用いる半導体ウエハ表面保護用粘着テープであって、
    基材フィルムの少なくとも片面側に粘着剤層を有し、
    弾性率が75MPa以上であり応力緩和率が10〜18%以下であることを特徴とする半導体ウエハ表面保護用粘着テープ。
  2. 前記粘着剤層が、放射線を照射することにより硬化する放射線硬化型の粘着剤層であり、
    ステンレス鋼に対する放射線照射前の25°における粘着力が、3.0N/25mm〜20.0N/25mmであり、照射量500mJの放射線を照射後の25℃における粘着力が0.01N/25mm 〜2.0N/25mmであることを特徴とする請求項1に記載の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ。
  3. 前記粘着剤層面の純水に対する接触角が85°以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ。
  4. 前記粘着剤層を構成する主成分のポリマーが、(メタ)アクリル系ポリマーであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ。
  5. 前記粘着剤層は、放射線照射前の25℃における貯蔵弾性率が7×104Pa以上であり、損失正接は0.20以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ。
  6. 前記粘着剤層が、照射量500mJの放射線を照射する前後で、下記式(1)で求められるタック力の変化率が30%以上であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の半導体ウエハ表面保護用粘着テープ。
    [Tα−Tβ(空気)]÷[Tα−Tβ(N2)]×100(%) (1)
    (式中、Tαは放射線照射前のタック力の測定値を表し、Tβ(空気)は酸素存在下照射量500mJで放射線照射した後のタック力の測定値を表し、Tβ(N2)は窒素雰囲気下照射量500mJで放射線照射した後のタック力の測定値を表す。)
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