JP2015004440A - ラジアル・スラスト組み合わせ型ニードル軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第一ラジアル軌道輪4aと第一スラスト軌道輪8aとを一体とする。このうちの第一スラスト軌道輪8aと第二スラスト軌道輪10aとを、スラスト保持器12aを介して非分離に組み合わせる。又、第二ラジアル軌道輪5aの一部を、前記第一ラジアル軌道輪4aに形成したスラスト鍔部17と、前記第一スラスト軌道輪8aに添設したバックアップレース15aとの間で挟持して、前記両ラジアル軌道輪4a、5aの軸方向変位を阻止する。この構成により、前記課題を解決する。
【選択図】図1
Description
又、前記各ラジアルニードル6、6は、それぞれの中心軸を前記両ラジアル軌道輪4、5の中心軸と平行にした状態で前記ラジアル保持器7に保持し、前記外輪軌道13と前記内輪軌道14との間に、転動自在に設けている。
又、前記第一スラスト軌道輪8は、前記第一ラジアル軌道輪4の軸方向一端部から径方向外方に直角に折れ曲がった状態で、この第一ラジアル軌道輪4と一体に設けられている。そして、前記スラスト軌道輪8の外周縁部を軸方向一端側に折り曲げる事で、前記筒状フランジ9を形成している。
又、前記第二スラスト軌道輪10は、円輪状で、前記第一スラスト軌道輪8に軸方向に対向する状態で配置している。
更に、前記各スラストニードル11、11は、それぞれの中心軸を前記両スラスト軌道輪8、10の径方向(放射方向)に配置した状態で前記スラスト保持器12に保持し、これら両スラスト軌道輪8、10の互いに対向する軸方向片側面同士の間に転動自在に設けている。図16に示した構造の場合には、前記第一スラスト軌道輪8と前記各スラストニードル11、11との間にバックアップレース15を配置している。
このうちの第一、第二両ラジアル軌道輪は、それぞれが円筒状に形成されて互いに同心に配置している。
又、前記各ラジアルニードルは、それぞれの中心軸をこれら両ラジアル軌道輪の中心軸と平行にした状態で、これら両ラジアル軌道輪の互いに対向する周面同士の間に転動自在に設けている。
又、前記第一スラスト軌道輪は、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向一端部から径方向外側に直角に折れ曲がっている。
又、前記筒状フランジは、前記第一スラスト軌道輪の外周縁から軸方向一端側に折れ曲がっている。
又、前記第二スラスト軌道輪は、円輪状で、前記第一スラスト軌道輪に軸方向に対向する状態で配置している。
又、前記各スラストニードルは、それぞれの中心軸をこれら両スラスト軌道輪の径方向に(放射状に)配置した状態で、これら両スラスト軌道輪の互いに対向する軸方向片側面同士の間に転動自在に設けている。
又、前記スラスト保持器は、全体を円輪状に造られて前記両スラスト軌道輪同士の間に、これら両スラスト軌道輪に対する相対回転を自在に配置した状態で、前記各スラストニードルを保持している。
先ず、前記第一スラスト軌道輪と前記各スラストニードルとの間に、硬質金属製で円輪状のバックアップレースを設けている。このバックアップレースは、前記第二ラジアル軌道輪の外径よりも小さな内径を有しており、前記第一スラスト軌道輪の軸方向片側面に隙間なく重ね合わせられるものである。
又、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向他端部に、この軸方向他端部から径方向内側に折れ曲がったスラスト鍔部を設けている。そして、このスラスト鍔部と、この第二ラジアル軌道輪の軸方向片端面とを軸方向に対向させる事により、前記第一ラジアル軌道輪がこの第二ラジアル軌道輪に対して軸方向一端側に変位する事を阻止している。
又、この第二ラジアル軌道輪の外周面のうち、前記各ラジアルニードルを配置した軌道面部分から外れた軸方向一端寄り部分を、この軌道面部分よりも径方向に凹ませる事により、これら軌道面部分と一端寄り部分との間に段差面を設けている。そして、この段差面に前記バックアップレースの径方向内端部の軸方向片側面を対向させる事により、前記第二ラジアル軌道輪が前記第一ラジアル軌道輪に対し軸方向一端側に相対変位する事を阻止している。
又、前記筒状フランジの先端縁に、この先端縁から径方向内側に折れ曲がった第一係止部を設けている。そして、この第一係止部と、このスラスト保持器の外周縁とを係合させる事により、このスラスト保持器が前記第一スラスト軌道輪から分離する事を阻止している。
又、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に第二筒状フランジを、前記第二スラスト軌道輪の本体部分に対し折れ曲がった状態で設けている。又、前記第二筒状フランジの先端縁から第二係止部を、径方向外側に折れ曲がった状態で形成している。そして、前記第二係止部とこのスラスト保持器の内周縁との係合により、前記第二スラスト軌道輪がこのスラスト保持器から分離する事を阻止している。
先ず、前記第一スラスト軌道輪と前記各スラストニードルとの間に、硬質金属製で円輪状のバックアップレースを設けている。このバックアップレースは、前記第二ラジアル軌道輪と一体に構成され、前記第一スラスト軌道輪の軸方向片側面に隙間なく重ね合わせられるものである。
又、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向他端部に、この軸方向他端部から径方向内側に折れ曲がったスラスト鍔部を設けている。そして、このスラスト鍔部と、前記第二ラジアル軌道輪の軸方向片端面とを軸方向に対向させる事により、前記第一ラジアル軌道輪がこの第二ラジアル軌道輪に対して軸方向一端側に変位する事を阻止している。
又、この第二ラジアル軌道輪と前記バックアップレースとを一体に設ける事により、この第二ラジアル軌道輪が前記第一ラジアル軌道輪に対し軸方向一端側に相対変位する事を阻止している。
又、前記筒状フランジの先端縁に、この先端縁から径方向内側に折れ曲がった第一係止部を設けている。そして、この第一係止部と、前記スラスト保持器の外周縁とを係合させる事により、このスラスト保持器が前記第一スラスト軌道輪から分離する事を阻止している。
又、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に第二筒状フランジを、この第二スラスト軌道輪の本体部分に対し折れ曲がった状態で設けている。又、前記第二筒状フランジの先端縁から第二係止部を、径方向外側に折れ曲がった状態で形成している。そして、前記第二係止部と前記スラスト保持器の内周縁との係合により、前記第二スラスト軌道輪がこのスラスト保持器から分離する事を阻止している。
先ず、本発明の場合には、上述した請求項1、2に記載した発明とは異なり、バックアップレースを省略しており、前記両スラスト軌道輪の互いに対向する軸方向片側面同士の間に直接複数本のスラストニードルを転動自在に設けている。
又、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向他端部に、この軸方向他端部から径方向内側に折れ曲がったスラスト鍔部を設けている。そして、このスラスト鍔部と、前記第二ラジアル軌道輪の軸方向片端面とを軸方向に対向させる事により、前記第一ラジアル軌道輪がこの第二ラジアル軌道輪に対して軸方向一端側に変位する事を阻止している。
又、この第二ラジアル軌道輪の外周面のうち、前記各ラジアルニードルを配置した軌道面部分から外れた軸方向一端寄り部分を、この軌道面部分よりも径方向に凹ませる事により、これら軌道面部分と一端寄り部分との間に段差面を設けている。そして、この段差面に、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に折れ曲がった第二筒状フランジの先端縁を対向させる事により、前記第二ラジアル軌道輪が前記第一ラジアル軌道輪に対し軸方向一端側に相対変位する事を阻止している。
又、前記筒状フランジの先端縁に、この先端縁から径方向内側に折れ曲がった第一係止部を設けている。そして、この第一係止部と、このスラスト保持器の外周縁とを係合させる事により、このスラスト保持器が前記第一スラスト軌道輪から分離する事を阻止している。
又、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に第二筒状フランジを、この第二スラスト軌道輪の本体部分に対し折れ曲がった状態で設けている。又、前記第二筒状フランジの先端縁から第二係止部を、径方向外側に折れ曲がった状態で形成している。そして、この第二係止部とこのスラスト保持器の内周縁との係合により、前記第二スラスト軌道輪がこのスラスト保持器から分離する事を阻止している。
又、請求項1に記載した発明の様に、スラスト鍔部と前記バックアップレースの径方向内端部とで前記第一、第二両ラジアル軌道輪の軸方向に関する相対変位を抑えれば、より簡単な構成で、この相対変位を確実に抑えられる。
図1〜2は、請求項1に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1aは、それぞれがニードル軸受であるラジアル軸受2aとスラスト軸受3aとを一体に組み合わせて成る。この為に前記組み合わせニードル軸受1aは、第一、第二両ラジアル軌道輪4a、5aと、複数本のラジアルニードル6、6と、ラジアル保持器7aと、第一スラスト軌道輪8aと、バックアップレース15aと、第二スラスト軌道輪10aと、複数本のスラストニードル11、11と、スラスト保持器12aとを備える。そして、これら各構成部材4a、5a、6、7a、8a、15a、10a、11、12aを、必要箇所を相対的回転を可能に、且つ、非分離に組み合わせている。即ち、前記組み合わせニードル軸受1aとして回転支持部に組み込む以前の状態でも、前記各構成部材4a、5a、6、7a、8a、15a、10a、11、12aが、それぞれが隣接する部材から分離する事を防止している。
以上の組立作業により、前記歯車22と前記回転伝達軸23とを、互いに同心に、且つ、相対回転を可能に組み合わせられる。この組み合わせ作業の前後で、組み合わせニードル軸受1aの構成各部材4a、5a、6、7a、8a、15a、10a、11、12aが互いに分離する事はないので、前記組み合わせニードル軸受1aに関する、部品管理並びに組み合わせ作業を容易に行える。
図3は、本発明に関する参考例の第1例を示している。本参考例の組み合わせニードル軸受1bの場合には、ラジアル軸受2bを構成する第二ラジアル軌道輪5bの径方向に関する厚さ寸法を、上述した実施の形態の第1例の場合よりも小さく(薄く)している。これに伴って、前記第二ラジアル軌道輪5bが第一ラジアル軌道輪4aから抜け出る方向に変位する事を、この第二ラジアル軌道輪5bの端部外周面に突設した係合突部24とラジアルニードル6、6の軸方向一端面との係合により阻止している。これら各ラジアルニードル6、6を保持したラジアル保持器7aが前記第一ラジアル軌道輪4aから抜け出る方向に変位する事は、バックアップレース15aの内径側端部により阻止する。更に、このバックアップレース15aを含む、スラスト軸受3aの構成各部材が第一スラスト軌道輪8aから離れる方向に変位する事は、上述した実施の形態の第1例と同様の構造により阻止している。
図4〜5も、本発明に関する参考例の第2例を示している。本参考例の組み合わせニードル軸受1cの場合には、ラジアル軸受2cを構成する第二ラジアル軌道輪5cを、肌焼鋼等の金属板を曲げ形成する事により構成している。そして、この第二ラジアル軌道輪5cの一端部に、外向フランジ状の鍔部25を、前記金属板を径方向外方に向け直角に折り曲げる事により形成している。そして、この鍔部25を、ラジアル保持器7aの軸方向片端縁に対向させる事により、前記第二ラジアル軌道輪5cが第一ラジアル軌道輪4aから抜け出る方向に変位する事を阻止している。
その他の部分の構成及び作用に就いては、上述の図3に示した参考例の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図6〜8は、請求項1に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1dの場合には、第二ラジアル軌道輪5dの外周面のうち、スラスト軸受3aと反対側端部で、周囲に各ラジアルニードル6、6を配置した内輪軌道14から外れた部分を、この内輪軌道14よりも径方向内方に凹ませている。そして、当該部分を、この内輪軌道14を設けた部分よりも径方向に関する厚さが小さい薄肉部27としている。更に、この薄肉部27を、第一ラジアル軌道輪4aの端部に設けたスラスト鍔部17よりも、前記各ラジアルニードル6、6を配置した内部空間と反対側に突出させている。
その他の部分の構成及び作用に就いては、前述の図1に示した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図9は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本参考例の組み合わせニードル軸受1eの場合には、上述した実施の形態の第2例の構造に対して、第二ラジアル軌道輪5eの形状を異ならせている。具体的には、この第2例の構造から、第二ラジアル軌道輪5dの小径段部19(図6参照)を除去している。
その他の部分の構成及び作用に就いては、上述の図6に示した実施の形態の第2例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図10は、請求項2に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1fの場合には、第二ラジアル軌道輪5aとバックアップレース15aとを一体としている。
その他の部分の構成及び作用に就いては、前述の図1に示した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図11は、請求項2に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1gの場合には、第二ラジアル軌道輪5dとバックアップレース15aとを一体としている。
その他の部分の構成及び作用に就いては、前述の図6に示した実施の形態の第2例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図12は、請求項2に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1hの場合には、第二ラジアル軌道輪5eとバックアップレース15aとを一体としている。
その他の部分の構成及び作用に就いては、前述の図9に示した参考例の第3例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図13〜14は、請求項3に対応する、本発明の実施の形態の第6〜7例を示している。これら両例の組み合わせニードル軸受1i、1jの場合には、バックアップレースを省略し、第一スラスト軌道輪8aの軸方向片側面を、直接スラスト軌道面とすると共に、バックアップレースを省略した代わりに、スラスト保持器12b、12c及び第二スラスト軌道輪10bの内径を小さくしている。そして、この第二スラスト軌道輪10bの内周縁部分に形成した第二筒状フランジ16aを、第二ラジアル軌道輪5aの端部に形成した小径段部19の周囲に進入させている。従って、これら両例の場合には、前記第二筒状フランジ16aの先端縁と、前記小径段部19の奥端部に存在する段差面20との係合により、前記第二ラジアル軌道輪5aが第一ラジアル軌道輪4aの内径側から抜け出る方向に変位する事を阻止する。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図1に示した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図15は、本発明に関する参考例の第4例を示している。先に述べた実施の形態の第1〜7例及び参考例の第1〜3例が、何れも第一ラジアル軌道輪が外輪であり、第二ラジアル軌道輪が内輪であった。これに対して本参考例の組み合わせニードル軸受1kの場合には、第一ラジアル軌道輪4bが内輪であり、第二ラジアル軌道輪5fが外輪である。これに合わせて、第一スラスト軌道輪8bが、前記第一ラジアル軌道輪4bの端部から径方向内方に向け直角に折れ曲がっている等、前述の図1に示した実施の形態の第1例とは、径方向に関する内外が逆転している。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図1に示した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
2、2a、2b、2c、2d ラジアル軸受
3、3a、3b スラスト軸受
4、4a、4b 第一ラジアル軌道輪
5、5a、5b、5c、5d、5e、5f 第二ラジアル軌道輪
6 ラジアルニードル
7、7a ラジアル保持器
8、8a、8b 第一スラスト軌道輪
9、9a、9b 筒状フランジ
10、10a、10b、10c 第二スラスト軌道輪
11 スラストニードル
12、12a、12b、12c、12d スラスト保持器
13 外輪軌道
14 内輪軌道
15、15a、15b バックアップレース
16、16a、16b 第二筒状フランジ
17、17a スラスト鍔部
18、18a 第一係止部
19、19a 小径段部
20、20a 段差面
21、21a 第二係止部
22 歯車
23 動力伝達軸
24 係合突部
25 鍔部
26 支え治具
27 薄肉部
又、前記各ラジアルニードル6、6は、それぞれの中心軸を前記両ラジアル軌道輪4、5の中心軸と平行にした状態で前記ラジアル保持器7に保持し、前記外輪軌道13と前記内輪軌道14との間に、転動自在に設けている。
又、前記第一スラスト軌道輪8は、前記第一ラジアル軌道輪4の軸方向一端部から径方向外方に直角に折れ曲がった状態で、この第一ラジアル軌道輪4と一体に設けられている。そして、前記スラスト軌道輪8の外周縁部を軸方向一端側に折り曲げる事で、前記筒状フランジ9を形成している。
又、前記第二スラスト軌道輪10は、円輪状で、前記第一スラスト軌道輪8に軸方向に対向する状態で配置している。
更に、前記各スラストニードル11、11は、それぞれの中心軸を前記両スラスト軌道輪8、10の径方向(放射方向)に配置した状態で前記スラスト保持器12に保持し、これら両スラスト軌道輪8、10の互いに対向する軸方向片側面同士の間に転動自在に設けている。図16に示した構造の場合には、前記第一スラスト軌道輪8と前記各スラストニードル11、11との間にバックアップレース15を配置している。
このうちの第一、第二両ラジアル軌道輪は、それぞれが円筒状に形成されて互いに同心に配置している。
又、前記各ラジアルニードルは、それぞれの中心軸をこれら両ラジアル軌道輪の中心軸と平行にした状態で、これら両ラジアル軌道輪の互いに対向する周面同士の間に転動自在に設けている。
又、前記第一スラスト軌道輪は、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向一端部から径方向外側に直角に折れ曲がっている。
又、前記筒状フランジは、前記第一スラスト軌道輪の外周縁から軸方向一端側に折れ曲がっている。
又、前記第二スラスト軌道輪は、円輪状で、前記第一スラスト軌道輪に軸方向に対向する状態で配置している。
又、前記各スラストニードルは、それぞれの中心軸をこれら両スラスト軌道輪の径方向に(放射状に)配置した状態で、これら両スラスト軌道輪の互いに対向する軸方向片側面同士の間に転動自在に設けている。
又、前記スラスト保持器は、全体を円輪状に造られて前記両スラスト軌道輪同士の間に、これら両スラスト軌道輪に対する相対回転を自在に配置した状態で、前記各スラストニードルを保持している。
先ず、前記第一スラスト軌道輪と前記各スラストニードルとの間に、硬質金属製で円輪状のバックアップレースを設けている。このバックアップレースは、前記第一スラスト軌道輪の軸方向片側面に隙間なく重ね合わせられるものである。
又、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向他端部に、この軸方向他端部から径方向内側に折れ曲がったスラスト鍔部を設けている。そして、このスラスト鍔部と、前記第二ラジアル軌道輪の軸方向片端面とを軸方向に対向させる事により、前記第一ラジアル軌道輪がこの第二ラジアル軌道輪に対して軸方向一端側に変位する事を阻止している。
又、この第二ラジアル軌道輪とこの第二ラジアル軌道輪に軸方向に対向する部材との係合により、この第二ラジアル軌道輪が前記第一ラジアル軌道輪に対し軸方向一端側に相対変位する事を阻止している。
又、前記筒状フランジの先端縁に、この先端縁から径方向内側に折れ曲がった第一係止部を設けている。そして、この第一係止部と、このスラスト保持器の外周縁とを係合させる事により、このスラスト保持器が前記第一スラスト軌道輪から分離する事を阻止している。
又、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に第二筒状フランジを、前記第二スラスト軌道輪の本体部分に対し折れ曲がった状態で設けている。又、前記第二筒状フランジの先端縁から第二係止部を、径方向外側に折れ曲がった状態で形成している。そして、前記第二係止部とこのスラスト保持器の内周縁との係合により、前記第二スラスト軌道輪がこのスラスト保持器から分離する事を阻止している。
先ず、前記第一スラスト軌道輪と前記各スラストニードルとの間に、硬質金属製で円輪状のバックアップレースを設けている。このバックアップレースは、前記第二ラジアル軌道輪と一体に構成され、前記第一スラスト軌道輪の軸方向片側面に隙間なく重ね合わせられるものである。
又、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向他端部に、この軸方向他端部から径方向内側に折れ曲がったスラスト鍔部を設けている。そして、このスラスト鍔部と、この第二ラジアル軌道輪の軸方向片端面とを軸方向に対向させる事により、前記第一ラジアル軌道輪がこの第二ラジアル軌道輪に対して軸方向一端側に変位する事を阻止している。
又、前記第二ラジアル軌道輪と前記バックアップレースとを一体に設ける事により、前記第二ラジアル軌道輪が前記第一ラジアル軌道輪に対し軸方向一端側に相対変位する事を阻止している。
又、前記筒状フランジの先端縁に、この先端縁から径方向内側に折れ曲がった第一係止部を設けている。そして、この第一係止部と、このスラスト保持器の外周縁とを係合させる事により、このスラスト保持器が前記第一スラスト軌道輪から分離する事を阻止している。
又、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に第二筒状フランジを、前記第二スラスト軌道輪の本体部分に対し折れ曲がった状態で設けている。又、前記第二筒状フランジの先端縁から第二係止部を、径方向外側に折れ曲がった状態で形成している。そして、前記第二係止部とこのスラスト保持器の内周縁との係合により、前記第二スラスト軌道輪がこのスラスト保持器から分離する事を阻止している。
先ず、上述した本発明や上記別発明とは異なり、バックアップレースを省略しており、前記両スラスト軌道輪の互いに対向する軸方向片側面同士の間に直接複数本のスラストニードルを転動自在に設けている。
又、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向他端部に、この軸方向他端部から径方向内側に折れ曲がったスラスト鍔部を設けている。そして、このスラスト鍔部と、この第二ラジアル軌道輪の軸方向片端面とを軸方向に対向させる事により、前記第一ラジアル軌道輪がこの第二ラジアル軌道輪に対して軸方向一端側に変位する事を阻止している。
又、前記第二ラジアル軌道輪の外周面のうち、前記各ラジアルニードルを配置した軌道面部分から外れた軸方向一端寄り部分を、この軌道面部分よりも径方向に凹ませる事により、これら軌道面部分と一端寄り部分との間に段差面を設けている。そして、この段差面に、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に折れ曲がった第二筒状フランジの先端縁を対向させる事により、前記第二ラジアル軌道輪が前記第一ラジアル軌道輪に対し軸方向一端側に相対変位する事を阻止している。
又、前記筒状フランジの先端縁に、この先端縁から径方向内側に折れ曲がった第一係止部を設けている。そして、この第一係止部と、このスラスト保持器の外周縁とを係合させる事により、このスラスト保持器が前記第一スラスト軌道輪から分離する事を阻止している。
又、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に第二筒状フランジを、前記第二スラスト軌道輪の本体部分に対し折れ曲がった状態で設けている。又、前記第二筒状フランジの先端縁から第二係止部を、径方向外側に折れ曲がった状態で形成している。そして、前記第二係止部とこのスラスト保持器の内周縁との係合により、前記第二スラスト軌道輪がこのスラスト保持器から分離する事を阻止している。
図1〜2は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1aは、それぞれがニードル軸受であるラジアル軸受2aとスラスト軸受3aとを一体に組み合わせて成る。この為に前記組み合わせニードル軸受1aは、第一、第二両ラジアル軌道輪4a、5aと、複数本のラジアルニードル6、6と、ラジアル保持器7aと、第一スラスト軌道輪8aと、バックアップレース15aと、第二スラスト軌道輪10aと、複数本のスラストニードル11、11と、スラスト保持器12aとを備える。そして、これら各構成部材4a、5a、6、7a、8a、15a、10a、11、12aを、必要箇所を相対的回転を可能に、且つ、非分離に組み合わせている。即ち、前記組み合わせニードル軸受1aとして回転支持部に組み込む以前の状態でも、前記各構成部材4a、5a、6、7a、8a、15a、10a、11、12aが、それぞれが隣接する部材から分離する事を防止している。
以上の組立作業により、前記歯車22と前記回転伝達軸23とを、互いに同心に、且つ、相対回転を可能に組み合わせられる。この組み合わせ作業の前後で、組み合わせニードル軸受1aの構成各部材4a、5a、6、7a、8a、15a、10a、11、12aが互いに分離する事はないので、前記組み合わせニードル軸受1aに関する、部品管理並びに組み合わせ作業を容易に行える。
図3は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1bの場合には、ラジアル軸受2bを構成する第二ラジアル軌道輪5bの径方向に関する厚さ寸法を、上述した実施の形態の第1例の場合よりも小さく(薄く)している。これに伴って、前記第二ラジアル軌道輪5bが第一ラジアル軌道輪4aから抜け出る方向に変位する事を、この第二ラジアル軌道輪5bの端部外周面に突設した係合突部24とラジアルニードル6、6の軸方向一端面との係合により阻止している。これら各ラジアルニードル6、6を保持したラジアル保持器7aが前記第一ラジアル軌道輪4aから抜け出る方向に変位する事は、バックアップレース15aの内径側端部により阻止する。更に、このバックアップレース15aを含む、スラスト軸受3aの構成各部材が第一スラスト軌道輪8aから離れる方向に変位する事は、上述した実施の形態の第1例と同様の構造により阻止している。
図4〜5は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1cの場合には、ラジアル軸受2cを構成する第二ラジアル軌道輪5cを、肌焼鋼等の金属板を曲げ形成する事により構成している。そして、この第二ラジアル軌道輪5cの一端部に、外向フランジ状の鍔部25を、前記金属板を径方向外方に向け直角に折り曲げる事により形成している。そして、この鍔部25を、ラジアル保持器7aの軸方向片端縁に対向させる事により、前記第二ラジアル軌道輪5cが第一ラジアル軌道輪4aから抜け出る方向に変位する事を阻止している。
その他の部分の構成及び作用に就いては、上述の図3に示した実施の形態の第2例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図6〜8は、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1dの場合には、第二ラジアル軌道輪5dの外周面のうち、スラスト軸受3aと反対側端部で、周囲に各ラジアルニードル6、6を配置した内輪軌道14から外れた部分を、この内輪軌道14よりも径方向内方に凹ませている。そして、当該部分を、この内輪軌道14を設けた部分よりも径方向に関する厚さが小さい薄肉部27としている。更に、この薄肉部27を、第一ラジアル軌道輪4aの端部に設けたスラスト鍔部17よりも、前記各ラジアルニードル6、6を配置した内部空間と反対側に突出させている。
その他の部分の構成及び作用に就いては、前述の図1に示した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図9は、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の組み合わせニードル軸受1eの場合には、上述した実施の形態の第4例の構造に対して、第二ラジアル軌道輪5eの形状を異ならせている。具体的には、この第4例の構造から、第二ラジアル軌道輪5dの小径段部19(図6参照)を除去している。
その他の部分の構成及び作用に就いては、上述の図6に示した実施の形態の第4例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図10は、本発明に関する参考例の第1例を示している。本参考例の組み合わせニードル軸受1fの場合には、第二ラジアル軌道輪5aとバックアップレース15aとを一体としている。
その他の部分の構成及び作用に就いては、前述の図1に示した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図11は、本発明に関する参考例の第2例を示している。本参考例の組み合わせニードル軸受1gの場合には、第二ラジアル軌道輪5dとバックアップレース15aとを一体としている。
その他の部分の構成及び作用に就いては、前述の図6に示した実施の形態の第4例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図12は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本参考例の組み合わせニードル軸受1hの場合には、第二ラジアル軌道輪5eとバックアップレース15aとを一体としている。
その他の部分の構成及び作用に就いては、前述の図9に示した実施の形態の第5例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図13〜14は、本発明に関する参考例の第4〜5例を示している。これら両参考例の組み合わせニードル軸受1i、1jの場合には、バックアップレースを省略し、第一スラスト軌道輪8aの軸方向片側面を、直接スラスト軌道面とすると共に、バックアップレースを省略した代わりに、スラスト保持器12b、12c及び第二スラスト軌道輪10bの内径を小さくしている。そして、この第二スラスト軌道輪10bの内周縁部分に形成した第二筒状フランジ16aを、第二ラジアル軌道輪5aの端部に形成した小径段部19の周囲に進入させている。従って、これら両参考例の場合には、前記第二筒状フランジ16aの先端縁と、前記小径段部19の奥端部に存在する段差面20との係合により、前記第二ラジアル軌道輪5aが第一ラジアル軌道輪4aの内径側から抜け出る方向に変位する事を阻止する。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図1に示した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図15は、本発明に関する参考例の第6例を示している。先に述べた実施の形態の第1〜5例及び参考例の第1〜5例が、何れも第一ラジアル軌道輪が外輪であり、第二ラジアル軌道輪が内輪であった。これに対して本参考例の組み合わせニードル軸受1kの場合には、第一ラジアル軌道輪4bが内輪であり、第二ラジアル軌道輪5fが外輪である。これに合わせて、第一スラスト軌道輪8bが、前記第一ラジアル軌道輪4bの端部から径方向内方に向け直角に折れ曲がっている等、前述の図1に示した実施の形態の第1例とは、径方向に関する内外が逆転している。
その他の部分の構造及び作用は、前述の図1に示した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
2、2a、2b、2c、2d ラジアル軸受
3、3a、3b スラスト軸受
4、4a、4b 第一ラジアル軌道輪
5、5a、5b、5c、5d、5e、5f 第二ラジアル軌道輪
6 ラジアルニードル
7、7a ラジアル保持器
8、8a、8b 第一スラスト軌道輪
9、9a、9b 筒状フランジ
10、10a、10b、10c 第二スラスト軌道輪
11 スラストニードル
12、12a、12b、12c、12d スラスト保持器
13 外輪軌道
14 内輪軌道
15、15a、15b バックアップレース
16、16a、16b 第二筒状フランジ
17、17a スラスト鍔部
18、18a 第一係止部
19、19a 小径段部
20、20a 段差面
21、21a 第二係止部
22 歯車
23 動力伝達軸
24 係合突部
25 鍔部
26 支え治具
27 薄肉部
Claims (3)
- それぞれが円筒状に形成されて互いに同心に配置された、第一、第二両ラジアル軌道輪と、それぞれの中心軸をこれら両ラジアル軌道輪の中心軸と平行にした状態で、これら両ラジアル軌道輪の互いに対向する周面同士の間に転動自在に設けられた、複数本のラジアルニードルと、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向一端部から径方向外側に直角に折れ曲がった第一スラスト軌道輪と、この第一スラスト軌道輪の外周縁から軸方向一端側に折れ曲がった筒状フランジと、前記第一スラスト軌道輪に軸方向に対向する状態で配置された、円輪状の第二スラスト軌道輪と、それぞれの中心軸をこれら両スラスト軌道輪の径方向に配置した状態で、これら両スラスト軌道輪の互いに対向する軸方向片側面同士の間に転動自在に設けられた複数本のスラストニードルと、これら各スラストニードルを保持する為、全体を円輪状に造られて前記両スラスト軌道輪同士の間に、これら両スラスト軌道輪に対する相対回転を自在に配置されたスラスト保持器と、前記第一スラスト軌道輪と前記各スラストニードルとの間に配置された、硬質金属製で円輪状のバックアップレースとを備えたラジアル・スラスト組み合わせ型ニードル軸受に於いて、
前記バックアップレースは、前記第二ラジアル軌道輪の外径よりも小さな内径を有しており、前記第一スラスト軌道輪の軸方向片側面に隙間なく重ね合わせられるものであり、
前記第一ラジアル軌道輪の軸方向他端部から径方向内側に折れ曲がったスラスト鍔部とこの第二ラジアル軌道輪の軸方向片端面とを軸方向に対向させる事により、前記第一ラジアル軌道輪がこの第二ラジアル軌道輪に対して軸方向一端側に変位する事を阻止しており、この第二ラジアル軌道輪の外周面のうち、前記各ラジアルニードルを配置した軌道面部分から外れた軸方向一端寄り部分が、この軌道面部分よりも径方向に凹んでいて、これら軌道面部分と一端寄り部分との間に段差面が存在しており、この段差面に前記バックアップレースの径方向内端部の軸方向片側面を対向させる事により、前記第二ラジアル軌道輪が前記第一ラジアル軌道輪に対し軸方向一端側に相対変位する事を阻止しており、
前記筒状フランジの先端縁から径方向内側に折れ曲がった第一係止部と前記スラスト保持器の外周縁との係合により、このスラスト保持器が前記第一スラスト軌道輪から分離する事を阻止しており、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に折れ曲がった第二筒状フランジの先端縁から径方向外側に折れ曲がった第二係止部と前記スラスト保持器の内周縁との係合により、前記第二スラスト軌道輪がこのスラスト保持器から分離する事を阻止しており、
前記第一、第二両ラジアル軌道輪と、前記各ラジアルニードルと、前記第一スラスト軌道輪と、前記第二スラスト軌道輪と、前記各スラストニードルと、前記スラスト保持器と、前記バックアップレースとが非分離に組み合わせられている事を特徴とするラジアル・スラスト組み合わせ型ニードル軸受。 - それぞれが円筒状に形成されて互いに同心に配置された、第一、第二両ラジアル軌道輪と、それぞれの中心軸をこれら両ラジアル軌道輪の中心軸と平行にした状態で、これら両ラジアル軌道輪の互いに対向する周面同士の間に転動自在に設けられた、複数本のラジアルニードルと、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向一端部から径方向外側に直角に折れ曲がった第一スラスト軌道輪と、この第一スラスト軌道輪の外周縁から軸方向一端側に折れ曲がった筒状フランジと、前記第一スラスト軌道輪に軸方向に対向する状態で配置された、円輪状の第二スラスト軌道輪と、それぞれの中心軸をこれら両スラスト軌道輪の径方向に配置した状態で、これら両スラスト軌道輪の互いに対向する軸方向片側面同士の間に転動自在に設けられた複数本のスラストニードルと、これら各スラストニードルを保持する為、全体を円輪状に造られて前記両スラスト軌道輪同士の間に、これら両スラスト軌道輪に対する相対回転を自在に配置されたスラスト保持器と、前記第一スラスト軌道輪と前記各スラストニードルとの間に配置された、円輪状のバックアップレースとを備えたラジアル・スラスト組み合わせ型ニードル軸受に於いて、
前記バックアップレースが、前記第二ラジアル軌道輪と一体に構成され、前記第一スラスト軌道輪の軸方向片側面に隙間なく重ね合わせられるものであり、
前記第一ラジアル軌道輪の軸方向他端部から径方向内側に折れ曲がったスラスト鍔部とこの第二ラジアル軌道輪の軸方向片端面とを軸方向に対向させる事により、前記第一ラジアル軌道輪がこの第二ラジアル軌道輪に対して軸方向一端側に変位する事を阻止しており、この第二ラジアル軌道輪と前記バックアップレースとを一体に設ける事により、この第二ラジアル軌道輪が前記第一ラジアル軌道輪に対し軸方向一端側に相対変位する事を阻止しており、
前記筒状フランジの先端縁から径方向内側に折れ曲がった第一係止部と前記スラスト保持器の外周縁との係合により、このスラスト保持器が前記第一スラスト軌道輪から分離する事を阻止しており、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に折れ曲がった第二筒状フランジの先端縁から径方向外側に折れ曲がった第二係止部と前記スラスト保持器の内周縁との係合により、前記第二スラスト軌道輪がこのスラスト保持器から分離する事を阻止しており、
前記第一、第二両ラジアル軌道輪と、前記各ラジアルニードルと、前記第一スラスト軌道輪と、前記第二スラスト軌道輪と、前記各スラストニードルと、前記スラスト保持器と、前記バックアップレースとが非分離に組み合わせられている事を特徴とするラジアル・スラスト組み合わせ型ニードル軸受。 - それぞれが円筒状に形成されて互いに同心に配置された、第一、第二両ラジアル軌道輪と、それぞれの中心軸をこれら両ラジアル軌道輪の中心軸と平行にした状態で、これら両ラジアル軌道輪の互いに対向する周面同士の間に転動自在に設けられた、複数本のラジアルニードルと、前記第一ラジアル軌道輪の軸方向一端部から径方向外側に直角に折れ曲がった第一スラスト軌道輪と、この第一スラスト軌道輪の外周縁から軸方向一端側に折れ曲がった筒状フランジと、前記第一スラスト軌道輪に軸方向に対向する状態で配置された、円輪状の第二スラスト軌道輪と、それぞれの中心軸をこれら両スラスト軌道輪の径方向に配置した状態で、これら両スラスト軌道輪の互いに対向する軸方向片側面同士の間に直接転動自在に設けられた複数本のスラストニードルと、これら各スラストニードルを保持する為、全体を円輪状に造られて前記両スラスト軌道輪同士の間に、これら両スラスト軌道輪に対する相対回転を自在に配置されたスラスト保持器とを備えたラジアル・スラスト組み合わせ型ニードル軸受に於いて、
前記第一ラジアル軌道輪の軸方向他端部から径方向内側に折れ曲がったスラスト鍔部とこの第二ラジアル軌道輪の軸方向片端面とを軸方向に対向させる事により、前記第一ラジアル軌道輪がこの第二ラジアル軌道輪に対して軸方向一端側に変位する事を阻止しており、この第二ラジアル軌道輪の外周面のうち、前記各ラジアルニードルを配置した軌道面部分から外れた軸方向一端寄り部分が、この軌道面部分よりも径方向に凹んでいて、これら軌道面部分と一端寄り部分との間に段差面が存在しており、この段差面に、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に折れ曲がった第二筒状フランジの先端縁を対向させる事により、前記第二ラジアル軌道輪が前記第一ラジアル軌道輪に対し軸方向一端側に相対変位する事を阻止しており、
前記筒状フランジの先端縁から径方向内側に折れ曲がった第一係止部と前記スラスト保持器の外周縁との係合により、このスラスト保持器が前記第一スラスト軌道輪から分離する事を阻止しており、前記第二スラスト軌道輪のうち、内周縁から軸方向他端側に折れ曲がった第二筒状フランジの先端縁から径方向外側に折れ曲がった第二係止部と前記スラスト保持器の内周縁との係合により、前記第二スラスト軌道輪がこのスラスト保持器から分離する事を阻止しており、
前記第一、第二両ラジアル軌道輪と、前記各ラジアルニードルと、前記第一スラスト軌道輪と、前記第二スラスト軌道輪と、前記各スラストニードルと、前記スラスト保持器とが非分離に組み合わせられている事を特徴とするラジアル・スラスト組み合わせ型ニードル軸受。
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