JP5245760B2 - クランク軸装置 - Google Patents
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Description
(1) 近接して隣り合う複数の偏心部位を有するクランク軸と、
複数のころをそれぞれ有し、前記各偏心部位の周囲に組み込まれる複数のラジアル軸受と、
を備えるクランク軸装置であって、
前記クランク軸は、それぞれ別部材である前記複数の偏心部位を連結することで構成されており、
前記隣り合うラジアル軸受間に配置される中間間座とつば部材を備えて、前記ラジアル軸受の姿勢を制御する姿勢制御手段を有し、
前記隣り合うラジアル軸受間に配置される前記中間間座は、前記隣り合う偏心部位によって挟持され、
前記中間間座と前記隣り合う各偏心部位との間には、それぞれ前記つば部材が挟持されており、
前記各つば部材は、前記隣り合う偏心部位の軸方向端部に形成された環状の段差部に配置されることを特徴とするクランク軸装置。
(2) 前記姿勢制御手段は、前記複数のラジアル軸受の両端部に配置される複数のワッシャーと複数の他のつば部材の少なくとも一方を、さらに備えることを特徴とする(1)に記載のクランク軸装置。
(3) 前記ラジアル軸受は、総ころ軸受、または前記複数のころをそれぞれ保持する複数のセパレータを備えたころ軸受であることを特徴とする(1)または(2)に記載のクランク軸装置。
図1に示すように、第1実施形態のクランク軸装置10は、ラジアル軸受であるケージアンドローラ15,16の姿勢を制御する姿勢制御手段として、隣り合うケージアンドローラ15,16間に位置するように、駆動部品17,18間に環状の中間間座40が設けられ、また、各支持部材19,20と2つの偏心部位12,13の各軸方向端面間には、偏心回転が許容できる範囲で拡大/強化されるワッシャー21a,22aがそれぞれ挟持されている。また、本実施形態の各ケージアンドローラ15,16は、従来技術と同様のM型形状保持器32,33を有している。
また、中間間座40の軸方向両内側面40a,40bは、保持器32,33の円環部35や偏心部位12,13との接触を避けるように、円周状に切り欠かれている。
また、ワッシャー21a,22aの寸法を拡大・強化することによって、偏心回転に対するラジアル軸受へのバックアップ度合いをアップさせ、中間間座40と相俟って、軸受偏心回転に対する保持器の挙動を安定化することができる。そして、保持器32,33の偏心回転による不安定な挙動を従来仕様に対して抑制することで、保持器に加わる不要な外力を低減し、保持器破損の危険性を低減できる。
次に、第2実施形態のクランク軸装置10aでは、図2に示すように、クランク軸11aが偏心部位12,13間の位置で分離/組立できるように2つのクランク軸片50,51によって構成され、また、連結部14の周囲には中間間座52が外嵌されて、隣り合う偏心部位12,13によって挟持されている。
なお、第1実施形態と同様、各支持部材19,20と2つの偏心部位12,13の各軸方向端面間には、偏心回転が許容できる範囲で拡大/強化されるワッシャー21a,22aが配置されている。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
次に、第3実施形態のクランク軸装置10aでは、図4及び図5に示すように、偏心部位12,13の外周面と駆動部品17,18との間に配置されるラジアル軸受として、ころ62,63の長さLを図1のころ30,31の長さLaより長くした総ころ軸受60,61が使用されている。
また、中間間座64の軸方向両内側面64a,64bも、ころ62,63や偏心部位12,13との接触を避けるように、円周状に切り欠かれている。
なお、その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
第4実施形態のクランク軸装置10cでは、第2実施形態の拡大・強化されたワッシャー21a,22aの代わりに、図7に示すように、クランク軸12,13の周囲で、各支持部材19,20と2つの偏心部位12,13の各軸方向端面間にワッシャー21,22がそれぞれ挟持されていると共に、偏心部位の12,13の軸方向外端部に形成された環状の段差部12b、13bに、ワッシャー21,22と対向するように他のつば部材であるつば輪70,71が配置されている。
なお、その他の構成及び作用については、第2実施形態と同様である。
第5実施形態のクランク軸装置10dでは、図9に示すように、第3実施形態と同様、ラジアル軸受として、総ころ軸受60,61が使用されている。また、ラジアル軸受の姿勢を制御する姿勢制御手段としては、分離/組立できるクランク軸11aの連結部14の周囲に、中間間座81が外嵌されると共に、隣り合う偏心部位12,13の軸方向内端部に形成された環状の段差部12c、13cに、中間間座81と対向するようにつば部材であるつば輪82,83が配置されている。さらに、第4実施形態と同様、クランク軸12,13の周囲で、各支持部材19,20と2つの偏心部位12,13の各軸方向端面間にはワッシャー21,22がそれぞれ挟持されていると共に、偏心部位の12,13の軸方向外端面に形成された段差部12b、13bには、ワッシャー21,22と対向するようにつば輪70,71が配置されている。
例えば、上述した実施形態では、2列の偏心部位12,13を備えるクランク軸11,11aにラジアル軸受が組み込まれる場合について示しているが、本発明は、2列以上偏心部位を有するクランク軸にも適用可能である。例えば、図10に示すように、4列の偏心部位12,13,90,91を有するクランク軸11bの各連結部14,92,93に中間間座を組み付ける場合、クランク軸11bは、軸方向両側に位置する偏心部位12,91に、雌スプライン部50aと雄スプライン部51aのいずれかを備えたクランク軸片50,51と、軸方向中間部に位置する偏心部位13,90に雌スプライン部94aと雄スプライン部94bとを備えたクランク軸片94と、を用いて組み合わせることで構成される。
また、クランク軸の各偏心部位の位相は、例えば、3列の偏心部位を有する場合には120°位相や180°位相に設定することができ、また、4列の偏心部位を有する場合には90°位相に設定することができる。
11 クランク軸
12,13 偏心部位
14 連結部
15,16 ケージアンドローラ(ラジアル軸受)
17,18 駆動部品
30,31 ころ
60,61 総ころ軸受(ラジアル軸受)
65,66 ころ軸受(ラジアル軸受)
Claims (3)
- 近接して隣り合う複数の偏心部位を有するクランク軸と、
複数のころをそれぞれ有し、前記各偏心部位の周囲に組み込まれる複数のラジアル軸受と、
を備えるクランク軸装置であって、
前記クランク軸は、それぞれ別部材である前記複数の偏心部位を連結することで構成されており、
前記隣り合うラジアル軸受間に配置される中間間座とつば部材を備えて、前記ラジアル軸受の姿勢を制御する姿勢制御手段を有し、
前記隣り合うラジアル軸受間に配置される前記中間間座は、前記隣り合う偏心部位によって挟持され、
前記中間間座と前記隣り合う各偏心部位との間には、それぞれ前記つば部材が挟持されており、
前記各つば部材は、前記隣り合う偏心部位の軸方向端部に形成された環状の段差部に配置されることを特徴とするクランク軸装置。 - 前記姿勢制御手段は、前記複数のラジアル軸受の両端部に配置される複数のワッシャーと複数の他のつば部材の少なくとも一方を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載のクランク軸装置。
- 前記ラジアル軸受は、総ころ軸受、または前記複数のころをそれぞれ保持する複数のセパレータを備えたころ軸受であることを特徴とする請求項1または2に記載のクランク軸装置。
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