JP2015004375A - 等速自在継手用ブーツ構造体 - Google Patents

等速自在継手用ブーツ構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2015004375A
JP2015004375A JP2013128428A JP2013128428A JP2015004375A JP 2015004375 A JP2015004375 A JP 2015004375A JP 2013128428 A JP2013128428 A JP 2013128428A JP 2013128428 A JP2013128428 A JP 2013128428A JP 2015004375 A JP2015004375 A JP 2015004375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boot
constant velocity
joint
velocity universal
universal joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013128428A
Other languages
English (en)
Inventor
康昭 武川
Yasuaki Takegawa
康昭 武川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2013128428A priority Critical patent/JP2015004375A/ja
Publication of JP2015004375A publication Critical patent/JP2015004375A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

【課題】連続高角度・高回転に対応でき、しかも、外的攻撃性(飛び石等)向上を図ることが可能な等速自在継手用ブーツ構造体を提供する。
【解決手段】等速自在継手における開口部を塞ぐ密封部材と、密封部材を保護する保護カバーとを備える。密封部材は、外側継手部材に付設される金属環状体と内側継手部材から突出したシャフトに付設される樹脂製ブーツとを有する。樹脂製ブーツは、内側継手部材から突出したシャフトのブーツ固定部に装着される小径部と、金属環状体に装着される大径部と、小径部と大径部とを連結する連結部とからなる、小径部が大径部よりも継手側に配設される。保護カバーは、ブーツ固定部よりも反継手側に外嵌固定される筒部と、筒部に連設されて前記密封部材を保護する凹状カバー本体(碗状カバー本体)とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、等速自在継手用ブーツ構造体に関し、鉄道車両やトラック等の推進軸等に用いられる等速自在継手の開口部を塞ぐ等速自在継手用ブーツ構造体に関する。
プロペラシャフト用等速自在継手として特許文献1等に示すようなものがある。この特許文献1に記載の等速自在継手は、図12にように、内側継手部材1、外側継手部材2、ボール3およびケージ4を主要な部品として構成されている。内側継手部材1は、その外周面に複数のトラック溝1aが形成される。この内側継手部材1の中心孔にスタブシャフト5の軸部5aをスプライン嵌合により連結することによりトルク伝達を可能にしている。このスタブシャフト5はスナップリング6により内側継手部材1に対して抜け止めされている。
外側継手部材2は内側継手部材1の外周に位置し、内周面に内側継手部材1のトラック溝1aと同数のトラック溝2aが形成される。内側継手部材1のトラック溝1aと外側継手部材2のトラック溝2aは、軸線に対して反対方向に傾斜した角度をなし、対をなす内側継手部材1のトラック溝1aと外側継手部材2のトラック溝2aとの交叉部にボール3が組み込まれる。内側継手部材1と外側継手部材2の間にケージ4が配置され、ボール3はケージ4のポケット4a内に保持される。
この外側継手部材2の軸方向一端側には、継手内部に充填したグリースの漏洩を防ぐと共に継手外部からの異物侵入を防止するためのエンドキャップ7がボルト締めにより固定され、軸方向他端側の外側継手部材2とスタブシャフト5との間には密封装置が装着されている。
この密封装置はブーツ8と金属製のブーツアダプタ9とからなる。ブーツ8は、ゴム材料又は樹脂材料等の可撓性材料にて構成され、大径端部8a、小径端部8b、および大径端部8aと小径端部8bとを連結する断面Uの字状乃至Jの字状の中間部8cを有する。ブーツアダプタ9は円筒形で、一端に外側継手部材2の外周面と嵌合するフランジ9aを有し、エンドキャップ7と共にボルト締めにより外側継手部材2に固定される。ブーツ8の小径端部8bはスタブシャフト5に取り付けてブーツバンド10で締め付けられている。ブーツ8の大径端部8aはブーツアダプタ9の端部9bを加締めて保持されている。
スタブシャフト5の外周面には環状凹部5bが形成され、この環状凹部5bにブーツ8の小径端部8bが外嵌され、ブーツバンド10で締め付けられている。小径端部8bは肉厚の円筒部からなり、自由状態でその内径が環状凹部5bの外径よりもわずかに小さく設定されており、これによって、環状凹部5bに対する嵌着性を担保している。また、小径端部8bの外周面には周方向溝8dが形成され、この周方向溝8dにブーツバンド10が嵌合している。
特開2007−247845号公報
ところで、自動車プロペラシャフト等速自在継手用ブーツは低角度・高速回転の使用条件が多く、一般的に反転タイプのCRブーツ(図12に示すような断面Uの字状乃至Jの字状の中間部8cを有するクロロプレンゴム製ブーツ)を用いている。しかし高速回転により反転ブーツが膨らまなくするため反転ブーツを収めるブーツカバー(ブーツバンド)の外径を絞る必要があり、大きな作動角は取れないデメリットがある。さらに大サイズ等速自在継手では外径が大きくなることから周速が速くなり、高速回転性が厳しくなることから新たなシール構造が必要である。
また、鉄道車両やトラック等の推進軸は本体外径φ250を超える大サイズとなり、且つ高角度・高回転での連続使用のため、従来のCRブーツでの設計は困難である。また鉄道車両推進軸においては風圧による飛び石がブーツにダメージを与え重大事故を引き起こす原因にもなりうる。
本発明は、上記課題に鑑みて、連続高角度・高回転に対応でき、しかも、外的攻撃性(飛び石等)向上を図ることが可能な等速自在継手用ブーツ構造体を提供する。
本発明の等速自在継手用ブーツ構造体は、外側継手部材と、内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材の間に介在されるトルク伝達部材とを備えた等速自在継手における開口部を密封する等速自在継手用シール構造体であって、外側継手部材に付設される金属環状体と、内側継手部材から突出したシャフトに付設される樹脂製ブーツとを有し、樹脂製ブーツは、内側継手部材から突出したシャフトのブーツ固定部に装着される小径部と、金属環状体に装着される大径部と、小径部が大径部よりも継手側に配設されており、前記小径部と前記大径部とを連結して前記開口部を塞ぐ連結部とからなり、ブーツ固定部よりも反継手側に外嵌固定される筒部と、この筒部に連設されて前記大径部を覆う形状の凹状カバー本体とを有する保護カバーとを、備えたものである。なお、樹脂製ブーツとしては、例えば、熱可塑性ポリエステル系エラストマー(TPEE)ブーツを用いることができる。
本発明の等速自在継手用ブーツ構造体では、樹脂製ブーツは、小径部が大径部よりも継手側に配設されて前記開口部を塞ぐものであり、しかも、CRブーツよりも材料が硬く回転膨張性に優れた樹脂製ブーツを用いるものあるので、高速回転性に優れる。また、回転膨張性に優れので、密封部材の金属環状体の外径寸法を絞る必要がなく、等速自在継手の高角度に対応できる。
金属環状体は、外側継手部材の開口端部に固着される金属製基部材と、基端部が金属製基部材の軸方向突出端部に固着される金属製薄肉筒部材とを備え、この金属製薄肉筒部材の開口部に、樹脂製ブーツの大径部が加締構造を介して固着されているものとできる。
金属環状体が金属製基部材と金属製薄肉筒部材とを備えたものであれば、金属環状体の基端側、つまり継手側の剛性を大とすることができる。また、加締構造を形成する部位としては、金属製薄肉筒部材の開口部であるので、加工性に優れる。
金属環状体は、外側継手部材の開口端部に固着される金属製薄肉筒部材のみからなり、この金属製薄肉筒部材の開口部に、樹脂製ブーツの大径部が加締構造を介して固着されているものであってもよい。金属環状体が金属製薄肉筒部材のみからなるものでは、部品点数の減少を図ることができる。
金属製薄肉筒部材としてプレス加工品とすることができる。
密封部材の樹脂製ブーツの連結部は、山部と谷部とが交互に配設される蛇腹構造からなり、等速自在継手が作動角をとらない状態で、継手側から反継手側に向かって拡径するように配設されるものとできる。
密封部材の樹脂製ブーツの蛇腹部の肉厚を、既存の樹脂製ブーツの蛇腹部の1.5倍から2.0倍とするのが好ましい。一般的な樹脂製ブーツでは、その肉厚を1.5mm〜2.0mm程度とされて、回転数として2500rpm前後が限界であった。そこで、ブーツの肉厚(蛇腹部の肉厚)を3.0mm程度とするのが好ましい。このように、樹脂製ブーツの蛇腹部の肉厚を3.0mm程度とすれば、既存の樹脂製ブーツの蛇腹部の1.5倍から2.0倍となる。
金属製薄肉筒部材の開口部の加締部と樹脂製ブーツの大径部との間を密封する密封手段を設けるのが好ましい。密封手段として、リングシール材にて構成したり、液状ガスケット塗布にて構成したりできる。
保護カバーを継手側へ弾性的に押圧する弾性部材を設けるとともに、保護カバーの碗状カバー本体は凹球面内面を有し、等速自在継手の作動角作用時に、この凹球面内面と金属製薄肉筒部材の軸方向端部とが常時接触するように、凹球面内面の曲率半径を設定するようにできる。このように構成することによって、凹球面内面と金属製薄肉筒部材の軸方向端部とが常時接触するので、このシール構造体は、シール性能に優れる。
保護カバーの筒部のシャフト上の軸方向のスライドを規制する規制手段を設けるとともに、保護カバーの碗状カバー本体は凹球面内面を有し、等速自在継手の作動角作用時に、この凹球面内面と金属製薄肉筒部材の軸方向端部との間に一定の隙間が生じるように、凹球面内面の曲率半径を設定してもよい。このように構成することによって、作動角作用時において保護カバーが滑らかに変位する。
シャフトのブーツ固定部にスリーブ部材が装着され、このスリーブ部材に樹脂ブーツの小径部が外嵌固着される等速自在継手用シール構造体であって、小径部はこの小径部に外嵌されるブーツバンドの締め付けにて縮径した状態でスリーブ部材に固定されるとともに、スリーブ部材のシャフト軸方向のスライドが規制部材にて規制され、スリーブ部材のシャフトとの間にはシール部材が介在されるのが好ましい。
このように構成することによって、スリーブ部材は、規制部材にてシャフト軸方向のスライドが規制され、このスリーブ部材に固定される小径部の位置決めが安定する。また、スリーブ部材のシャフトとの間にはシール部材が介在され、スリーブ部材のシャフトとの間において安定したシール機能を発揮することができる。
本発明のシール構造体によれば、連続高角度・高回転に対応でき、しかも、保護カバーによって、外的攻撃性(飛び石等)向上を図ることが可能なる。これによって、このシール構造体は長期に渡って安定して高精度のシール効果を発揮することができる。すなわち、本発明のシール構造体を用いることにより、常用角度及び最大回転数が高く、等速自在継手の採用が困難であった鉄道車両やトラック等の推進軸に大サイズ等速自在継手の適合が可能となる。
金属環状体が金属製基部材を備えたものであれば、金属環状体の継手側の剛性を大とでき、作動角をとる際においても金属環状体が安定して追従でき、高角度使用にも安定する。金属環状体が金属製薄肉筒部材のみからなるものでは、部品点数の減少を図ることができて、組立性の向上及びコスト低減を図ることができる。
樹脂製ブーツの大径部が加締構造をして固着される部材が金属製薄肉筒部材であれば、加工性に優れ、樹脂製ブーツの大径部と金属製薄肉筒部材の開口部に安定して固着(固定)でき、長期に渡って安定してシール機能を発揮する。
金属製薄肉筒部材としてプレス加工品にて構成でき、生産性に優れる。樹脂製ブーツの連結部は蛇腹構造であり、しかも、継手側から反継手側に向かって拡径するものであれば、高作動角に安定して対応することができる。樹脂製ブーツの蛇腹部(連結部)を既存の樹脂製ブーツの蛇腹部よりも肉厚とすることによって、高速回転の追従性に優れる。
凹球面内面と金属製薄肉筒部材の軸方向端部とが常時接触するものでは、シール性能に優れ、等速自在継手を長期に渡ってその機能を安定して発揮させることができる。また、凹球面内面と金属製薄肉筒部材の軸方向端部とが一定の隙間が形成されるものでは、保護カバーが滑らかに変位することになり、凹球面内面や金属製薄肉筒部材の軸方向端部との摺動によってこれらを痛めることがなくなる。
スリーブ部材を有するものでは、小径部の位置決めが安定するとともに、スリーブ部材のシャフトとの間において安定したシール機能を発揮することができるので、長期に渡って安定してシール機能を発揮する。
本発明のシール構造体の第1の実施形態を示す断面図である。 前記図1に示すシール構造体の要部拡大断面図である。 前記図1に示すシール構造体が装着される固定式等速自在継手の断面図である。 前記図1に示すシール構造体の変形例を示し、(a)は密封手段にシールリングを用いた場合に要部拡大断面図であり、(b)は密封手段に液状ガスケットを用いた場合に要部拡大断面図である。 本発明のシール構造体の第2の実施形態を示す断面図である。 本発明のシール構造体の第3の実施形態を示す断面図である。 本発明のシール構造体の第4の実施形態を示す断面図である。 前記図7に示すシール構造体が装着される摺動式等速自在継手の断面図である。 本発明のシール構造体の第5の実施形態を示す断面図である。 本発明のシール構造体の第6の実施形態を示す断面図である。 参考例を示す断面図である。 従来のシール構造体が装着される摺動式等速自在継手の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の第1の実施形態のシール構造体を示している。このシール構造体が装着される等速自在継手は、図3に示すような固定式等速自在継手20である。この固定式等速自在継手20は、内径面21にトラック溝22が形成された外側継手部材23と、外径面24にトラック溝25が形成された内側継手部材26と、外側継手部材23のトラック溝22と内側継手部材26のトラック溝25との間に介在してトルクを伝達する複数のトルク伝達部材であるボール27と、外側継手部材23の内径面21と内側継手部材26の外径面24との間に介在してポケット28に収容されたボール27を保持するケージ29とを主要な構成要素としている。なお、ボール個数は任意に設定できる。
そして、内側継手部材26の軸孔にシャフト30をスプライン嵌合により連結している。すなわち、内側継手部材26の軸孔の内径面には雌スプライン32が形成され、シャフト30の端部には雄スプライン33が形成されている。そして、シャフト30の雄スプライン13が内側継手部材26の軸孔に嵌入され、雌スプライン32に雄スプライン33が嵌合する。また、雄スプライン33の端部に止め輪34が装着される。なお、外側継手部材23には、図1に示すように、図示省略の回転軸に連結固定するためにフランジ35が設けられている。
そして、図1に示すように、この等速自在継手20の開口部(外側継手部材23と内側継手部材26との間の開口部)を密封する等速自在継手用シール構造体Mが付設される。このシール構造体Mは、この開口部を塞ぐ密封部材36と、密封部材36を保護する保護カバー37とを備える。
密封部材36は、外側継手部材23に付設される金属環状体40と、この金属環状体40に固着される樹脂製ブーツ41とを有する。金属環状体40は、外側継手部材23の開口端部に固着される金属製基部材42と、基端部が金属製基部材42の軸方向突出端部に固着される金属製薄肉筒部材43とを備える。
金属製基部材42は、外側継手部材23の開口端部に嵌合する周方向凹溝38を有するリング部42aと、このリング部42aの内径部から軸方向外方へ突出する薄肉短円筒部42bとからなる。そして、リング部42aの周方向凹溝38を外側継手部材23の開口端部に嵌合させた状態で、周方向に沿って所定ピッチ(例えば、120°ピッチ)で複数個(例えば、3個)配設されるボルト部材44を外側継手部材23の開口端面に螺着している。これによって、金属製基部材42を外側継手部材23の開口端部に取り付けることができる。なお、外側継手部材23の凹溝嵌合部の外径面に周方向溝が形成され、この周方向溝には、Oリング等のシールリングS1が嵌着されている。
また、金属製薄肉筒部材43は、その一端部(基端部)45が金属製基部材42の薄肉短円筒部42bに内嵌された状態で、一端部45の基端縁が加締られて、金属製基部材42と一体化される。なお、薄肉短円筒部42bと金属製薄肉筒部材43の一端部45との間には、Oリング等のシールリングS2が嵌着されている。金属製薄肉筒部材としてはプレス加工品である。
樹脂製ブーツ41は、例えば、エステル系、オレフィン系、ウレタン系、アミド系、スチレン系等の熱可塑性エラストマー又は熱可塑性ポリエステル系エラストマーを含む組成物にて形成される。
樹脂製ブーツ41は、内側継手部材26から突出したシャフト30のブーツ固定部30aに、後述するスリープ部材50を介して装着される小径部41aと、金属環状体40に装着される大径部41bと、小径部41aと大径部41bとを連結する連結部41cとからなり、小径部41aが大径部41bよりも継手側に配設されている。
樹脂製ブーツ41の連結部41cは、山部46と谷部47とが交互に配設される蛇腹部からなり、等速自在継手が作動角をとらない状態で、継手側から反継手側に向かって拡径するように配設されるものである。なお、図1に示す樹脂製ブーツ41の連結部41cでは、山部46が5個で谷部47が5個形成されている。密封部材36の樹脂製ブーツ41の蛇腹部41cの肉厚を、既存の樹脂製ブーツの蛇腹部の1.5倍から2.0倍とするのが好ましい。つまり、一般的な樹脂製ブーツでは、その肉厚を1.5mm〜2.0mm程度とされて、回転数として2500rpm前後が限界であった。そこで、本願では、ブーツ41の肉厚(蛇腹部41cの肉厚)を3.0mm程度としている。このため、既存の樹脂製ブーツの蛇腹部の1.5倍から2.0倍となっている。
また、ブーツ固定部30aには短円筒形状のスリーブ部材50が外嵌固定され、このスリーブ部材50に小径部41aが固定される。この場合、スリーブ部材50は、ブーツ固定部30に設けられる規制部材51にて軸方向のスライドが規制されている。規制部材51はシャフト30のブーツ固定部30aに軸方向に沿って所定間隔に設けられた周方向凹溝に嵌着される一対の止め輪52,52からなる。そして、スリーブ部材50はこの止め輪52,52間に介在されて、軸方向のスライドが規制される。
スリーブ部材50に外嵌される小径部41aは、ブーツバンド53の締め付けにてスリーブ部材50に固定される。ブーツバンド53として、従来から等速自在継手用ブーツの固定に用いられる既存のもの、例えば、Ωタイプバンド、ロープロファイルバンド、円環バンド、ジュビリーバンド等の種々のものを用いることができる。
また、このシャフト30のブーツ固定部30aには、周方向凹溝が形成され、この周方向凹溝にOリング等のシール部材S3が嵌合されている。すなわち、スリーブ部材50とシャフト30との間にシール部材S3が介在されることになる。
樹脂製ブーツ41の大径部41aは、金属製薄肉筒部材43の開口部に加締構造を介して固着されている。すなわち、図2に示すように、金属製薄肉筒部材43の開口端縁部を内径側に折り曲げて、周方向収納部55を形成し、この周方向収納部55に大径部41を収納状として、この収納部55を圧潰状とする加締を行うものである。この際、大径部41aの内径面には膨出部56が設けられ、収納部55の開口端縁55aが外径側へ湾曲して、膨出部56を包みこみように係合している。この加締構造によって、樹脂製ブーツ41の大径部41が金属製薄肉筒部材43の開口部に連結される。
次に、図1に示すように、保護カバー37は、ブーツ固定部30aよりも反継手側に外嵌固定される筒部60と、この筒部60の継手側の端部に連設されて前記密封部材36を保護する凹状カバー本体(碗状カバー本体)61とを有する。すなわち、碗状カバー本体61は、凹球面内面65と凸球面内面66を有するもので、図例では、その肉厚が筒部60側から先端(開口端)に向かって順次薄くなっている。
保護カバー37の筒部60はシャフト30に設けられる規制手段62にて、軸方向のスライドが規制されている。すなわち、この場合の規制手段62は、シャフト30に軸方向に沿って所定間隔に設けられた周方向凹溝に嵌着される一対の止め輪63,63からなる。そして、筒部60はこの止め輪63,63間に介在されて、軸方向のスライドが規制される。
また、この等速自在継手が作動角をとる際等に、シャフト30が継手軸心に対して所定角をなすように、揺動した際に、図2に示すように、凹球面内面65と金属製薄肉筒部材43の軸方向端部、つまり、加締部Kとが所定寸(例えば、1mm程度)の隙間Sが形成されるように、凹球面内面65の曲率半径Rを設定する。つまり、作動角をとならい状態(図1の実線で示す状態)から最大作動角θをとる状態間におけるシャフト30の揺動に対して、金属製薄肉筒部材43の加締部Kに保護カバー37の凹球面内面65が摺接しないように設定される。
本発明では、樹脂製ブーツ41は、小径部41aが大径部41bよりも継手側に配設されて継手開口部を塞ぐものであり、しかも、CRブーツよりも材料が硬く回転膨張性に優れた樹脂製ブーツ41を用いるものあるので、高速回転性に優れる。また、回転膨張性に優れので、密封部材36の金属環状体40の外径寸法を絞る必要がなく、等速自在継手の高角度に対応できる。このように、本シール構造体では、連続高角度・高回転に対応できる。ところで、推進軸のように進行方向に等速自在継手を配置する構造では、路面からの飛び石等の攻撃を受け易く、ブーツ等のシール部材が破損するおそれがある。このようにブーツ等が破損すれば、グリース流出による内部部品損傷から中間軸脱落のする場合もある。しかも、保護カバー37によって、本発明では、外的攻撃性(飛び石等)向上を図ることが可能なる。これによって、このシール構造体は長期に渡って安定して高精度のシール効果を発揮することができる。すなわち、本発明のシール構造体を用いることにより、常用角度及び最大回転数が高く、等速自在継手の採用が困難であった鉄道車両やトラック等の推進軸に大サイズ等速自在継手の適合が可能となる。
金属環状体40が金属製基部材42を備えたものであれば、金属環状体40の継手側の剛性を大とでき、作動角をとる際においても金属環状体40が安定して追従でき、高角度使用にも安定する。また、加締構造を形成する部位としては、金属製薄肉筒部材43の開口部であるので、加工性に優れ、樹脂製ブーツ41の大径部41bと金属製薄肉筒部材43の開口部に安定して固着(固定)でき、長期に渡って安定してシール機能を発揮する。
金属製薄肉筒部材43としてプレス加工品にて構成でき、生産性に優れる。樹脂製ブーツ41の連結部41cは蛇腹構造であり、しかも、継手側から反継手側に向かって拡径するものであり、高作動角に安定して対応することができる。樹脂製ブーツ41の蛇腹部(連結部)41cを既存の樹脂製ブーツの蛇腹部よりも肉厚とする(既存の樹脂製ブーツの蛇腹部の1.5倍から2.0倍とした)ことによって、高速回転の追従性に優れる。
凹球面内面65と金属製薄肉筒部材43の軸方向端部(加締部K)とが一定の隙間が形成されるので、保護カバー37が滑らかに変位することになり、凹球面内面65や金属製薄肉筒部材43の軸方向端部(加締部K)との摺動によってこれらを痛めることがなくなる。
スリーブ部材50を有するので、小径部41aの位置決めが安定するとともに、スリーブ部材50のシャフト30との間において安定したシール機能を発揮することができるので、長期に渡って安定してシール機能を発揮する。
ところで、図4に示すように、金属製薄肉筒部材43の開口部の加締部Kと樹脂製ブーツ41の大径部41bとの間を密封する密封手段70を設けるのが好ましい。図4(a)では、Oリング等のシールリング70aが用いられ、図(b)では、液状ガスケットが用いられている。
すなわち、図4(a)では、樹脂製ブーツ41の大径部41bの外周面に周方向凹溝を形成し、この周方向凹溝にシールリング70aを嵌合させている。また、図4(b)では、樹脂製ブーツ41の大径部41bに液状ガスケットを塗布している。液状ガスケットとは、一般に常温で流動性のある物質で、接合面等に塗布することで、一定時間の後に乾燥し、弾性皮膜あるいは粘性の薄層を形成し、接合部の油密・水密・気密性を高めるものである。また、液状ガスケットには、有機溶剤タイプ、無溶剤タイプ等があり、使用する樹脂製ブーツ41の材質や使用する環境等に応じて種々選択できる。
密封手段70を設けることによって、加締部におけるシール機能の向上を図ることができ、これによって、等速自在継手の密封性向上を達成できる。
図5は、樹脂製ブーツ41の蛇腹部41cの山部46を2つとするとともに、谷部47を2つとしている。他の構造は、前記図1と同様である。このシール構造体では、等速自在継手が作動角をとらない状態で、継手側から反継手側に向かって拡径するように配設されるので、角度作用時において蛇腹部41cの伸縮が少なくて済む。このため、図5に示すように、山谷が少ない蛇腹部41cであっても図1に示す樹脂製ブーツ41と同様の機能を発揮する。しかも、樹脂製ブーツ41自体のコンパクト化を図ることができ、低コストを達成できる。
図6においては、金属環状体40として金属製薄肉筒部材71のみから構成される。この場合、金属製薄肉筒部材71は、円筒状の本体部72と、樹脂製ブーツ41の大径部41bを固定する加締部Kと、外側継手部材23に嵌合する嵌合部73とからなる。嵌合部73は、本体部72の基端部から外径方向に延びる扁平リング部73aと、この扁平リング部73aから継手側に軸方向に延びる短円筒部73bとからなる、
そして、嵌合部73を等速自在継手の外側継手部材23の開口端部に嵌合された状態で、嵌合部73の短円筒部73bの開口端を内径側へ縮径させる加締を行って加締部を形成する。これによって、金属環状体40を構成する金属製薄肉筒部材71を、外側継手部材23の開口端部に固着することができる。なお、外側継手部材23の開口端部の外周面と嵌合部73の短円筒部73bの内周面との間に、Oリング等からなるシールリングS1が配設されている。
金属環状体が金属製薄肉筒部材のみからなるものでは、組立性の向上及びコスト低減を図ることができる。図6の他の構成は、図1に示す等速自在継手及びシール構造体と同様の構成であるので、同一部材については、同一符号を付してそれらの説明を省略する。
次に、図7では、前記図1等に使用した規制手段62に代えて、弾性部材76を用いている。すなわち、保護カバー37の筒部60を、シャフト93に対して軸方向にスライド可能とする。そして、シャフト93に外嵌される弾性部材76の付勢力によって、矢印X方向に押圧している。この場合、シャフト93に段付部77が設けられ、この段付部77と保護カバー37の筒部60との間に、コイルスプリングからなり弾性部材76が介装さえている。
等速自在継手の作動角作用時に、保護カバー37の碗状カバー本体61の凹球面内面65と金属製薄肉筒部材71の軸方向端部、つまり加締部Kとが常時接触するように、凹球面内面65の曲率半径Rを設定している。
ところで、この図7に示す等速自在継手は、図8に示すように、ダブルオフセット対応の摺動型等速自在継手である。すなわち、この摺動式等速自在継手は、内径面81にトラック溝82が形成された外側継手部材83と、外径面84にトラック溝85が形成された内側継手部材86と、外側継手部材83のトラック溝82と内側継手部材86のトラック溝85との間に介在されるトルク伝達ボール87と、このボール87を収容するポケット88を有するとともに外側継手部材83と内側継手部材86との間に介装されるケージ89とを備える。なお、図7の仮想線で示すように、この外側継手部材83には図示省略の回転軸に連結固定するためにフランジ35が設けられている。
ケージ89の外周面89aの曲率中心O1と内周面89bの曲率中心O2とが、継手の角度中心Oに対し、軸方向に逆方向にオフセットしている。ケージ89は周方向に沿って所定ピッチ(例えば、60°ピッチ)でポケット88が設けられ、各ポケット88にトルク伝達ボール87が保持される。
内側継手部材86の軸心孔には、雌スプライン92が形成され、内側継手部材86の軸心孔にシャフト93の端部が嵌入される。シャフト93の端部には雄スプライン94が形成され、シャフト93の端部が内側継手部材86の軸心孔に嵌入された際に、雌スプライン92と雄スプライン94とが嵌合する。なお、雄スプライン94の端部には周方向溝36が形成され、この周方向溝96の止め輪97が嵌着されている。これによって、シャフト93の抜け止めが構成される。
図7に示すよな構成とすることによって、凹球面内面65と金属製薄肉筒部材43の軸方向端部とが常時接触するので、シール性能に優れ、等速自在継手を長期に渡ってその機能を安定して発揮させることができる。
図9では、図7に示すシール構造体に対して、図5に示すように、山部46が2つで谷部47が2つの蛇腹部41cを有する樹脂製シール41を用いたものである。図10では、図7に示すシール構造体に対して、図6に示すように、金属環状体40が金属製薄肉筒部材71のみからなるものを用いたものである。
このため、図9に示すシール構造体は、図7に示すシール構造体と同様の作用効果を奏し、しかも、図5に示すシール構造体と同様、等速自在継手が作動角をとらない状態で、継手側から反継手側に向かって拡径するように配設されるので、角度作用時において蛇腹部41cの伸縮が少なくて済む利点がある。
また、図10に示すシール構造体は、図7に示すシール構造体と同様の作用効果を奏し、しかも、図6に示すシール構造体と同様、組立性の向上及びコスト低減を図ることができる。
次に、図11は参考例を示し、この場合の等速自在継手はレブロ型等速自在継手であって、内側継手部材としての内輪101、外側継手部材としての外輪102、複数のボール103およびケージ104を主要な部品として構成されている。
内輪101は、その外周面に複数のトラック溝101aが形成されている。この内輪101の中心孔の内径にスプライン101bを形成すると共にスタブシャフト105の軸部105aの外径にスプライン105bを形成することにより、その内輪101の中心孔にスタブシャフト105の軸部105aを挿入してスプライン嵌合により連結して両者間でのトルク伝達を可能にしている。このスタブシャフト105の軸部105aの先端には輪溝105cが設けられ、この輪溝105cに装着された止め輪106を内輪21の端面にて係止させることにより、スタブシャフト105は内輪101に対して抜け止めされている。
外輪102は、内輪101の外周に配置され、その内周面に内輪101のトラック溝101aと同数のトラック溝102aが形成されている。内輪101のトラック溝101aと外輪102のトラック溝102aは、軸線に対して反対方向に傾斜した角度をなし、対をなす内輪101のトラック溝101aと外輪102のトラック溝102aとの交叉部にボール103が組み込みまれる。内輪101の外周面と外輪102の内周面との間にケージ104が配置され、ボール103はケージ104のポケット104a内で転動自在に保持される。
また、この外輪102には、図示省略の回転軸に連結固定するためのフランジ部材106が付設されている。フランジ部材106は、筒状本体部106aと、この筒状本体部106aの反継手側端部に連設される外鍔部106bとからなる。
そして、外輪102に設けられた貫通孔102bを介して嵌入されるボルト部材107が、フランジ部材106の筒状本体部106aに設けられたねじ穴106cに螺合される。これによって、フランジ部材106と外輪102とが一体化される。
この場合も、継手開口部は、密封装置(密封部材)にて密封されている。この密封装置は可撓性のブーツ108と金属製のブーツアダプタ109とからなる。ブーツ108は、大径端部108a、小径端部108b、および大径端部108aと小径端部108bとを連結する断面Vの字状の中間部108cを有する。ブーツアダプタ109は円筒形で、一端に外輪102の外周面と嵌合するフランジ109aを有し、エンドキャップ111と共にボルト締めにより外輪102に固定される。ブーツ108の小径端部108bはスタブシャフト105に取り付けてブーツバンド110で締め付けられている。ブーツ108の大径端部108aはブーツアダプタ109の端部109bを加締めて保持されている。なお、ブーツアダプタ109には、外輪102の端面に当接するリング部109cを有し、このリング部109cが、外輪102の端面とスペーサ112とで挟持される。
ブーツ108は、ゴム材料又は樹脂材料等の可撓性材料にて構成され、例えば、エステル系、オレフィン系、ウレタン系、アミド系、スチレン系等の熱可塑性エラストマー、あるいは熱可塑性エラストマーよりも圧縮永久歪み量が小さいCR、NBR、シリコンあるいはフッ素ゴム、クロロプレン等のゴム材料が好適である。前述した熱可塑性エラストマーは、ブーツ108の素材として、疲労性や摩耗性などの耐久性、耐熱老化性、耐油性、高速回転性(回転時振れ廻り性)に優れ、安定した機能を発揮する。
そして、この等速自在継手の密封装置(密封部材)を保護カバー120にて覆うものである。保護カバー120としては、前記保護カバーと同様、筒部121と、この筒部121の継手側の端部に連設される碗状カバー本体122とを有する。すなわち、碗状カバー本体122は、凹球面内面123と凸球面内面124を有するものである。
この場合、筒部121をシャフト105に圧入することによって、シャフト105にこの保護カバー120を装着するものである。そして、凹球面内面123と、ブーツアダプタ109の端部109bの加締部との間に、基本姿勢においてすきまを設けている。このすきまとしては、等速自在継手の軸方向に摺動する分を考慮して設定される。
このような保護カバー120であれば、既存のプロペラシャフトやリアドライブシャフトに付設することが可能であり、既存の密封装置(密封部材)を保護することができる。しかも、付設される等速自在継手としても、そのまま使用できて、その機能を損なうことがない。また、サイズ的にも小さくでき、このような保護カバー120をプレス加工品とすることができ、軸(シャフト)へは、圧入によってのみ装着でき、この圧入で十分対応できる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、図1や図5等における樹脂製ブーツ41として、蛇腹部541cの山部46と谷部47との数は、図例のものに限るものではない。
また、固定型等速自在継手としては、バーフィールドタイプであっても、アンダーカットフリータイプであってもよく、摺動型等速自在継手としては、ダブルオフセットタイプ、レブロタイプ、トリポートタイプであってもよい。また、本シーツ構造体は、鉄道車両の推進軸等に用いられるが、鉄道車両以外にも建機・農業車両用プロペラシャフト、自動車用プロペラシャフト、自動車用リアドライブシャフト等にも適用できる。このため、本発明のシール構造体は汎用性に優れる。
20 固定式等速自在継手
23 外側継手部材
26 内側継手部材
27 ボール
30 シャフト
30a ブーツ固定部
36 密封部材
37 保護カバー
40 金属環状体
41 樹脂製ブーツ
41a 小径部
41b 大径部
41c 連結部(蛇腹部)
42 金属製基部材
43 金属製薄筒部材
46 山部
47 谷部
50 スリーブ部材
51 規制部材
60 筒部
61 碗状カバー本体
62 規制手段
65 凹球面内面
70 密封手段
70a シールリング
71 金属製薄肉部材
76 弾性部材
80 摺動式等速自在継手
83 外側継手部材
86 内側継手部材
83 外側継手部材
87 ボール

Claims (7)

  1. 外側継手部材と、内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材の間に介在されるトルク伝達部材とを備えた等速自在継手における開口部を密封する等速自在継手用シール構造体であって、
    外側継手部材に付設される金属環状体と、内側継手部材から突出したシャフトに付設される樹脂製ブーツとを有し、樹脂製ブーツは、内側継手部材から突出したシャフトのブーツ固定部に装着される小径部と、金属環状体に装着される大径部と、小径部が大径部よりも継手側に配設されており、前記小径部と前記大径部とを連結して前記開口部を塞ぐ連結部とからなり、
    ブーツ固定部よりも反継手側に外嵌固定される筒部と、この筒部に連設されて前記大径部を覆う形状の凹状カバー本体とを有する保護カバーとを、
    備えたことを特徴とする等速自在継手用シール構造体。
  2. 金属環状体は、外側継手部材の開口端部に固着される金属製基部材と、基端部が金属製基部材の軸方向突出端部に固着される金属製薄肉筒部材とを備え、この金属製薄肉筒部材の開口部に、樹脂製ブーツの大径部が加締構造を介して固着されていることを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手用シール構造体。
  3. 金属環状体は、外側継手部材の開口端部に固着される金属製薄肉筒部材のみからなり、この金属製薄肉筒部材の開口部に、樹脂製ブーツの大径部が加締構造を介して固着されていることを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手用シール構造体。
  4. 金属製薄肉筒部材がプレス加工品であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の等速自在継手用シール構造体。
  5. 密封部材の樹脂製ブーツの連結部は、山部と谷部とが交互に配設される蛇腹構造からなり、等速自在継手が作動角をとらない状態で、継手側から反継手側に向かって拡径するように配設されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の等速自在継手用シール構造体。
  6. 密封部材の樹脂製ブーツの蛇腹部の肉厚を、既存の樹脂製ブーツの蛇腹部の1.5倍から2.0倍としたことを特徴とする請求項5に記載の等速自在継手用シール構造体。
  7. 金属製薄肉筒部材の開口部の加締部と樹脂製ブーツの大径部との間を密封する密封手段を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の等速自在継手用シール構造体。
JP2013128428A 2013-06-19 2013-06-19 等速自在継手用ブーツ構造体 Pending JP2015004375A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013128428A JP2015004375A (ja) 2013-06-19 2013-06-19 等速自在継手用ブーツ構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013128428A JP2015004375A (ja) 2013-06-19 2013-06-19 等速自在継手用ブーツ構造体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015004375A true JP2015004375A (ja) 2015-01-08

Family

ID=52300451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013128428A Pending JP2015004375A (ja) 2013-06-19 2013-06-19 等速自在継手用ブーツ構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015004375A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005073583A1 (ja) ステアリング装置用等速自在継手およびステアリング装置
EP2177779B1 (en) Silicone boot for constant velocity universal joint and constant velocity universal joint
JP6517042B2 (ja) 等速自在継手
JP5484665B2 (ja) 等速自在継手用ブーツ取付構造及び等速自在継手用シリコーン製ブーツ
JP6305744B2 (ja) 等速自在継手
JP2015004375A (ja) 等速自在継手用ブーツ構造体
JP2017024522A (ja) プロペラシャフト支持構造
JP2006308075A (ja) 等速自在継手
US8052536B2 (en) Boot for universal joint
JP2013087915A (ja) 等速自在継手
WO2017014006A1 (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP2012031936A (ja) 等速自在継手
JP2009180372A (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP7110143B2 (ja) シール付き等速自在継手
JP2005155886A (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP7117446B1 (ja) 等速ジョイント
JP4975341B2 (ja) 等速自在継手用ブーツの取り付け構造
JP2007154908A (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP4932355B2 (ja) 等速自在継手用ブーツの取り付け構造
JP2019011787A (ja) ブーツ付き等速自在継手
JP2021143729A (ja) シール用弾性ブーツおよびこれを備えるシールアセンブリ
JP2009008144A (ja) 等速自在継手
JP2008025751A (ja) シール構造
JP2023020379A (ja) 等速自在継手
JP4869854B2 (ja) シール構造