JP2007154908A - 等速自在継手用ブーツ - Google Patents

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Abstract

【目的】 蛇腹部の最終谷部の変形状態を安定させることにより外輪への挟み込みを防止すると共にコンパクト化を実現容易にする。
【構成】 等速自在継手21の外輪22の開口端部29に装着される大径部31と、等速自在継手21の内輪23に連結したシャフト28に装着される小径部32と、大径部31と小径部32との間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部33および谷部34を有する蛇腹部35とを備えた等速自在継手用ブーツであって、蛇腹部35における大径部31とそれに隣接する谷部34aとを繋ぐ部位は三つの斜面部で構成され、第一の斜面部43は大径部31と所定の傾斜角でもって接合し、第二の斜面部44は大径部31と隣接する谷部34aと所定の傾斜角でもって接合し、第一の斜面部43と第二の斜面部44は、第一の斜面部43および第二の斜面部44の両傾斜角と異なる傾斜角を持つ第三の斜面部45により接合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、等速自在継手用ブーツに関し、詳しくは、自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用され、例えば自動車のドライブシャフトやプロペラシャフトに組み込まれる等速自在継手において、等速自在継手内部からのグリース漏洩や等速自在継手外部からの異物侵入を防止するブーツに関する。
自動車のドライブシャフトやプロペラシャフトに組み込まれる等速自在継手には、作動角を取りながら回転したり、軸方向に摺動しながら回転する機能が備わっているものがあり、例えば、軸方向に摺動しないが大きな作動角を取ることができる固定式等速自在継手がある。
この固定式等速自在継手1は、図3に示すように球状内面に複数の曲線状のトラック溝2を有する外方部材としての外輪3と、球状外面に複数の曲線状のトラック溝4を有する内方部材としての内輪5と、外輪3のトラック溝2と内輪5のトラック溝4間に組み込まれたボール6と、ボール6を保持するケージ7とで構成される。
この等速自在継手1では、駆動側と従動側で連結すべき二軸のうち、一方の軸部材であるシャフト8が内輪5に連結され、他方の軸部材(図示せず)が外輪3に連結されて前述の二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を具備する。
この種の等速自在継手1では、潤滑剤としてグリースが内部に封入されており、そのグリースが外部へ漏洩したり、あるいは、外部から継手内部へ水やダスト等の異物が侵入したりすることを防止する目的から、等速自在継手1の外輪3と内輪5に連結されたシャフト8との間に密封用ブーツ10を装着するのが一般的である。
このブーツ10、特に、自動車のドライブシャフトに組み込まれる等速自在継手用では、図3に示すように等速自在継手1の外輪3の開口端部9に装着される大径部11と、等速自在継手1の内輪5にスプライン嵌合などにより連結したシャフト8に装着される小径部12と、それら大径部11と小径部12の間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部13と谷部14を有する蛇腹部15とで構成されている(図4参照)。
等速自在継手1の挙動に追従できるようにブーツ10の柔軟性が必要である。従来のブーツ10では、この柔軟性を確保するため、前述したような蛇腹形状を採用している。
特開平9−96318号公報
ところで、前述したように等速自在継手1は、作動角をとりながら回転することから、ブーツ10はその挙動に追従するために変形する。特に、等速自在継手1が大きな作動角をとる際には、角度をとる方向の位相(以下、圧縮側と称す)では、ブーツ10の蛇腹部15が縮む方向に変形させられて押し付け合い、角度をとる方向と180°反対側の位相(以下、引張側と称す)では、蛇腹部15が引っ張られて伸びた変形状態となる。
等速自在継手1が大きな作動角をとった状態では、蛇腹部15が圧縮側にて折り畳まれると同時に、蛇腹部15の谷部14がシャフト8と干渉してその蛇腹部15を径方向外側に押し広げる方向の力が作用し、その時、外輪3の開口端部9に最も近くに位置する谷部14、すなわち、蛇腹部15における大径部11と隣接する谷部14aの変形状態が安定せずにシャフト8と外輪3の間に挟み込まれる場合がある。
これを回避するために、従来のブーツ10では、大径部11と隣接する谷部14aの径を大きく設計したり、その谷部14aを外輪3の開口端部9から離隔させた設計とする必要があった。
そのため、従来のブーツ10では、大径部11と隣接する谷部14aが蛇腹部15としての機能を十分に発揮することができない場合が発生し、その影響が他の山部13や谷部14の設計に波及し、十分なブーツ10の耐久性を確保するためには、ブーツ10の外径寸法や軸方向寸法が大きくなってしまい、ブーツ10のコンパクト化が困難になるという問題があった。
一方、特許文献1では、蛇腹部の大径部からそれに隣接する谷部に向かう肩部の形状を、外輪の開口端面と係合する位置まで直立部を形成すると共に、その直立部と隣接する谷部との間を傾斜部とし、さらに、肩部のフラット斜面の面取り部を形成したブーツが開示されている(特許文献1における図5参照)。
しかしながら、この特許文献1に開示されたブーツは、外輪へのブーツ装着性や、大径部から肩部、隣接する谷部にかけてのブーツ成形性を考慮したものであり、蛇腹部における大径部と隣接する谷部の変形状態を安定させることにより外輪への挟み込みを防止すると共にブーツのコンパクト化を図ろうとするものではない。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、蛇腹部における大径部と隣接する谷部の変形状態を安定させることにより外輪への挟み込みを防止すると共にコンパクト化を実現容易にし得る等速自在継手用ブーツを提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、等速自在継手の外方部材の開口端部に装着される大径部と、等速自在継手の内方部材に連結したシャフトに装着される小径部と、大径部と小径部との間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部および谷部を有する蛇腹部とを備えた等速自在継手用ブーツであって、蛇腹部における大径部とそれに隣接する谷部とを繋ぐ部位は三つの斜面部で構成され、第一の斜面部は大径部に所定の傾斜角でもって接合し、第二の斜面部は大径部と隣接する谷部に所定の傾斜角でもって接合し、第一の斜面部と第二の斜面部は、第一の斜面部および第二の斜面部の両傾斜角と異なる傾斜角を持つ第三の斜面部により接合されていることを特徴とする。ここで、「大径部と隣接する谷部」とは、蛇腹部において大径部に最も近くに位置する谷部を意味する。
本発明に係る等速自在継手用ブーツでは、蛇腹部における大径部とそれに隣接する谷部とを繋ぐ部位を、大径部側に位置する第一の斜面部と、谷部側に位置する第二の斜面部と、第一の斜面部と第二の斜面部間に位置する第三の斜面部とで構成する。このように第一〜第三の斜面部で構成したことにより、大径部と隣接する谷部の径を従来よりも小さく設計することができてブーツ全体のコンパクト化が図れると共に蛇腹部全体の膜長を十分に確保することができる。
特に、第一の斜面部と第二の斜面部を、シャフトと略平行な円筒状をなす第三の斜面部により接合すれば、その第三の斜面部が略円筒形状をなすことから、外方部材の開口端部から大径部と隣接する谷部までの距離を確保することができて、蛇腹部全体の膜長をより十分に確保することができる。
前述の構成における大径部と隣接する谷部および第二の斜面部、第三の斜面部の肉厚を、これらを除いた他の部位の肉厚よりも大きくすることが望ましい。このようにすれば、その谷部、第二の斜面部、第三の斜面部の剛性を他の山谷部よりも高くすることができるので、等速自在継手が大きな作動角をとった際に外方部材の開口端部側に大きく変形することなく、谷部の変形状態を安定させることができる。
本発明に係る等速自在継手用ブーツの材料としては、エステル系、オレフィン系、ウレタン系から選択される熱可塑性エラストマーを使用することが望ましい。このようにブーツ材料に熱可塑性エラストマーを使用すれば、強度的に優れ、耐久性の向上が図れる。
本発明によれば、蛇腹部における大径部とそれに隣接する谷部とを繋ぐ部位を、大径部側に位置する第一の斜面部と、谷部側に位置する第二の斜面部と、第一の斜面部と第二の斜面部間に位置する第三の斜面部とで構成したことにより、大径部と隣接する谷部の径を従来よりも小さく設計することができると共に蛇腹部全体の膜長を十分に確保することができ、耐久性を向上させることができる。その結果、大径部と隣接する谷部の変形状態を安定させて外方部材への挟み込みを防止すると共にブーツ全体のコンパクト化を容易に実現することができる。
本発明に係る等速自在継手用ブーツの実施形態を詳述する。図1に示す実施形態は、例えば自動車のドライブシャフトに組み込まれる固定式等速自在継手の一種であるバーフィールド型等速自在継手(BJ)に適用した場合を例示する。
図1に示す実施形態の等速自在継手21は、外方部材である外輪22と、内方部材である内輪23と、トルクを伝達する複数のボール24と、ボール24を回転自在に支持するケージ25とを主要な構成要素としている。
外輪22は、一端にて開口したカップ状で、その球状内面の円周方向等配位置に、軸方向に延びるトラック溝26が形成されている。また、内輪23は、その球状外面の円周方向等配位置に、軸方向に延びるトラック溝27が形成され、その内周にシャフト28がスプライン嵌合などにより結合されてトルク伝達可能となっている。外輪22のトラック溝26と内輪23のトラック溝27とは対をなしてボールトラックを形成し、各ボールトラックに一個のボール24がそれぞれ組み込んである。ケージ25は外輪22の球状内面と内輪23の球状外面との間に摺動自在に介在し、各ボール24はケージ25のポケットに収容されて円周方向で等間隔に保持されている。
ケージ25の外周面は外輪22の球状内面と球面接触し、ケージ25の内周面は内輪23の球状外面と球面接触している。また、外輪22のトラック溝26の中心と内輪23のトラック溝27の中心は、軸方向で、互いに逆方向に等距離だけオフセットしている。このため、一対のトラック溝26,27により形成されるボールトラックは、外輪22の奥部側から開口側に向かって拡がる楔状を呈している。
この種の等速自在継手21では、潤滑剤としてグリースが封入されており、そのグリースが外部へ漏洩したり、あるいは、外部から継手内部へ水やダスト等の異物が侵入したりすることを防止する目的から、等速自在継手21の外輪22と、内輪23から延びるシャフト28との間に密封用ブーツ30を装着する。
このブーツ30は、継手内部のグリースの漏洩や外部からの異物の侵入を防止し、作動角をとった状態での回転をスムーズに行うために、エステル系、オレフィン系、ウレタン系から選択される熱可塑性エラストマーからなる柔軟性を有する材質のものを使用する。このようにブーツ材料に熱可塑性エラストマーを使用することにより、強度的に優れ、耐久性の向上が図れる。
図1に示す実施形態のブーツ30は、等速自在継手21の外輪22の開口端部29に装着される大径部31と、等速自在継手21の内輪23に連結したシャフト28に装着される小径部32と、大径部31と小径部32との間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部33および谷部34を有する蛇腹部35とを備え、可撓性と軸方向の伸縮性を具備した筒状体である。
外輪22の開口端部29の外周面には、環状の係合溝36が円周方向に沿って形成され、この係合溝36にブーツ30の大径部31が外嵌され、その大径部31の外周面に形成された嵌合溝37にブーツバンド38を締着することによって、大径部31が外輪22に固定されている。また、シャフト28には、外輪22の開口端部29から所定量離隔した位置に環状の係合溝39が円周方向に沿って形成され、この係合溝39にブーツ30の小径部32が外嵌され、その小径部32の外周面に形成された嵌合溝40にブーツバンド41を締着することによって、小径部32がシャフト28に固定されている。
蛇腹部35は、2山から7山程度の山部33とその山部33間の谷部34とで構成されている。この蛇腹部35の大径部31からその大径部31と隣接する谷部34a(大径部31に最も近くに位置する谷部)にかけての部位の断面形状を図2に示す。
この蛇腹部35は、同図に示すように大径部31から肩部42を介して谷部34aに繋がる斜面を有する。肩部42は、シャフト28と略平行な円筒状をなす。なお、この部位を山部とすることも可能であるが、その場合、大径部31から山部を介して谷部34aに繋がる斜面を形成することになるため、ブーツ30の最外径が大きくなり、ブーツ30のコンパクト化に反することになることから必ずしも望ましいとはいえない。
この実施形態では、大径部31から肩部42を介してその大径部31と隣接する谷部34aに繋がる斜面を、大径部側に位置する第一の斜面部43と、谷部側に位置する第二の斜面部44と、第一の斜面部43と第二の斜面部44間に位置する第三の斜面部45とで構成する。
第一の斜面部43は、ブーツ30を等速自在継手21の外輪22に装着した状態で、その外輪22の開口端部29に対して−5°以上70°以下の傾斜角度をなし、ブーツ30が必要とする任意の形状を広く選択することができる。但し、この傾斜角度が小さすぎると、所望の効果が得られず、逆に、大きすぎると、ブーツ30のコンパクト化に反する設計となることから、その傾斜角度は、−5°以上45°以下が好ましい。
なお、この第一の斜面部43の終点(最小径部)の径寸法は、外輪22の開口端部29の外径と、外輪22のトラック溝26および内輪23のトラック溝27間に配されたボール24の中心の径寸法(PCD)との間に位置する。この第一の斜面部43の終点(最小径部)の径寸法は、外輪22のトラック溝26の最大径部付近とすることが好ましい。
第二の斜面部44も、第一の斜面部43と同様、ブーツ30を等速自在継手21の外輪22に装着した状態で、その外輪22の開口端部29に対して−5°以上70°以下の傾斜角度をなし、ブーツ30が必要とする任意の形状を広く選択することができる。但し、この傾斜角度が小さすぎると、所望の効果が得られず、逆に、大きすぎると、ブーツ30のコンパクト化に反する設計となることから、その傾斜角度は、−5°以上45°以下が好ましい。
なお、第一の斜面部43の傾斜角度と第二の斜面部44の傾斜角度は、第一の斜面部43の方が大きくても、第二の斜面部44の方が大きくても、あるいは両斜面部43,44が同じ角度であってもよく、任意の組み合わせで構成することが可能である。
第一の斜面部43と第二の斜面部44を繋ぐ第三の斜面部45は、ブーツ30を等速自在継手21の外輪22に装着した状態で、外輪22の開口端部29に対して45°以上95°以下の傾斜角度とする。この傾斜角度が小さすぎると、所望の効果が得られず、逆に、大きすぎると、ブーツ30のコンパクト化に反する設計となることから、好ましくは70°以上90°以下、最も好ましくは80°以上90°以下とする。この第三の斜面部45は、シャフト28と略平行な円筒形状をなすことにより、大径部31と隣接する谷部34aが外輪22の開口端部29から離隔する距離を確保することを目的としている。
この第三の斜面部45の軸方向長さは、短すぎると、大径部31と隣接する谷部34aと外輪22の開口端部29との距離を確保することが困難になることから、1mm以上必要とする。また、長すぎると、ブーツ30のコンパクト化を阻害する原因となるため、10mm以下が好ましい。
また、大径部31と隣接する谷部34aおよび第二の斜面部44、第三の斜面部45の肉厚は、これらを除いた他の部位の肉厚よりも大きくする。このようにすれば、その谷部34a、第二の斜面部44、第三の斜面部45の剛性を他の山谷部よりも高くすることができる。その結果、等速自在継手21が大きな作動角をとった際に外輪22の開口端部29側に大きく変形することなく、谷部34aの変形状態を安定させることができる。従って、蛇腹部35の設計自由度を広げ、大径部31と隣接する谷部34aの蛇腹としての機能を確保するためには、その谷部34aおよび第二の斜面部44、第三の斜面部45の肉厚は、他の部位の肉厚の1.1倍以上2倍以下の範囲とすることが好ましい。この谷部34aおよび第二の斜面部44、第三の斜面部45の肉厚が他の部位よりも小さすぎると、所望の効果が得られず、逆に、大きすぎると、蛇腹としての機能を発揮することが困難となる。
以上のようにして、蛇腹部35における大径部31とそれに隣接する谷部34aとを繋ぐ部位を、大径部側に位置する第一の斜面部43と、谷部側に位置する第二の斜面部44と、第一の斜面部43と第二の斜面部44間に位置する第三の斜面部45とで構成したことにより、大径部31と隣接する谷部34aの径を従来よりも小さく設計することができると共に蛇腹部全体の膜長を十分に確保することができ、耐久性を向上させることができる。その結果、大径部31と隣接する谷部34aの変形状態を安定させて外輪22への挟み込みを防止すると共にブーツ全体のコンパクト化を容易に実現することができる。
以上の実施形態では、固定式等速自在継手の一種であるバーフィールド型等速自在継手(BJ)に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、アンダーカットフリー型等速自在継手(UJ)にも適用可能であり、さらに、ダブルオフセット型等速自在継手(DOJ)、トリポード型等速自在継手(TJ)、クロスグルーブ型等速自在継手(LJ)等の摺動式等速自在継手にも適用可能である。等速自在継手の作動角が大きいほど、ブーツの蛇腹部の山谷部の変形が大きくなることから、θ=45°以上の大きな作動角をとることができるタイプの等速自在継手に適用することがより効果的である。
本発明の実施形態で、ブーツを等速自在継手に装着した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態で、蛇腹部における大径部とそれに隣接する谷部とを繋ぐ部位を示す要部拡大断面図である。 従来例で、ブーツを等速自在継手に装着した状態を示す断面図である。 従来の等速自在継手用ブーツの全体を示す断面図である。
符号の説明
21 等速自在継手
22 外方部材(外輪)
23 内方部材(内輪)
28 シャフト
29 開口端部
30 ブーツ
31 大径部
32 小径部
33 山部
34 谷部
35 蛇腹部
43 第一の斜面部
44 第二の斜面部
45 第三の斜面部

Claims (4)

  1. 等速自在継手の外方部材の開口端部に装着される大径部と、前記等速自在継手の内方部材に連結したシャフトに装着される小径部と、前記大径部と小径部との間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部および谷部を有する蛇腹部とを備えた等速自在継手用ブーツであって、
    前記蛇腹部における大径部とそれに隣接する谷部とを繋ぐ部位は三つの斜面部で構成され、第一の斜面部は前記大径部に所定の傾斜角でもって接合し、第二の斜面部は大径部と隣接する谷部に所定の傾斜角でもって接合し、第一の斜面部と第二の斜面部は、第一の斜面部および第二の斜面部の両傾斜角と異なる傾斜角を持つ第三の斜面部により接合されていることを特徴とする等速自在継手用ブーツ。
  2. 前記第一の斜面部と第二の斜面部は、シャフトと略平行な円筒状をなす第三の斜面部により接合されている請求項1に記載の等速自在継手用ブーツ。
  3. 前記大径部と隣接する谷部および第二の斜面部、第三の斜面部の肉厚を、これらを除いた他の部位の肉厚よりも大きくした請求項1又は2に記載の等速自在継手用ブーツ。
  4. ブーツ材料が、エステル系、オレフィン系、ウレタン系から選択される熱可塑性エラストマーからなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の等速自在継手用ブーツ。
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