JP2007155002A - 等速自在継手用ブーツ - Google Patents

等速自在継手用ブーツ Download PDF

Info

Publication number
JP2007155002A
JP2007155002A JP2005350957A JP2005350957A JP2007155002A JP 2007155002 A JP2007155002 A JP 2007155002A JP 2005350957 A JP2005350957 A JP 2005350957A JP 2005350957 A JP2005350957 A JP 2005350957A JP 2007155002 A JP2007155002 A JP 2007155002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slope
velocity universal
constant velocity
universal joint
boot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005350957A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Takabe
真一 高部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2005350957A priority Critical patent/JP2007155002A/ja
Publication of JP2007155002A publication Critical patent/JP2007155002A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【目的】 蛇腹部における谷部への応力集中を回避した上で山部の耐摩耗性を向上させ得ると共にコンパクト化を実現する。
【構成】 等速自在継手21の外輪22の開口端部29に装着される大径部31と、等速自在継手21の内輪23に連結したシャフト28に装着される小径部32と、大径部31と小径部32との間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部33および谷部34を有する蛇腹部35とを備えた等速自在継手用ブーツであって、蛇腹部35における山部33aと谷部34aを繋ぐ斜面部位42は、山部33a側に位置する第一の斜面部43と、谷部34a側に位置する第二の斜面部44と、第一の斜面部43と第二の斜面部44との間に位置する第三の斜面部45とからなる三つの斜面部で構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、等速自在継手用ブーツに関し、詳しくは、自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用され、例えば自動車のドライブシャフトやプロペラシャフトに組み込まれる等速自在継手において、等速自在継手内部からのグリース漏洩や等速自在継手外部からの異物侵入を防止するブーツに関する。
自動車のドライブシャフトやプロペラシャフトに組み込まれる等速自在継手には、作動角を取りながら回転したり、軸方向に摺動しながら回転する機能が備わっているものがあり、例えば、軸方向に摺動しないが大きな作動角を取ることができる固定式等速自在継手がある。
この固定式等速自在継手1は、図5に示すように球状内面に複数の曲線状のトラック溝2を有する外方部材としての外輪3と、球状外面に複数の曲線状のトラック溝4を有する内方部材としての内輪5と、外輪3のトラック溝2と内輪5のトラック溝4間に組み込まれたボール6と、ボール6を保持するケージ7とで構成される。
この等速自在継手1では、駆動側と従動側で連結すべき二軸のうち、一方の軸部材であるシャフト8が内輪5に連結され、他方の軸部材(図示せず)が外輪3に連結されて前述の二軸が作動角をとっても等速で回転トルクを伝達し得る構造を具備する。
この種の等速自在継手1では、潤滑剤としてグリースが内部に封入されており、そのグリースが外部へ漏洩したり、あるいは、外部から継手内部へ水やダスト等の異物が侵入したりすることを防止する目的から、等速自在継手1の外輪3と内輪5に連結されたシャフト8との間に密封用ブーツ10を装着するのが一般的である。
このブーツ10は、図5に示すように等速自在継手1の外輪3の開口端部9に装着される大径部11と、等速自在継手1の内輪5にスプライン嵌合などにより連結したシャフト8に装着される小径部12と、それら大径部11と小径部12の間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部13と谷部14を有する蛇腹部15とで構成されている(図6参照)。
等速自在継手1の挙動に追従できるようにブーツ10の柔軟性が必要である。従来のブーツ10では、この柔軟性を確保するため、前述したような蛇腹形状を採用している。
実公平8−5418号公報 特開平11−118035号公報 特開平8−109966号公報 特開2003−254449号公報
ところで、前述したように等速自在継手1は、作動角をとりながら回転することから、ブーツ10はその挙動に追従するために変形する。特に、等速自在継手1が大きな作動角をとる際には、角度をとる方向の位相(以下、圧縮側と称す)では、隣接する山部が干渉することで摩耗が生じ、特に、山部先端付近から谷部へ向かう斜面部位での摩耗が激しく、それが進行すると貫通する可能性がある。
また、蛇腹部の谷部に関しては、等速自在継手1が大きな作動角をとる際、角度をとる方向と180°反対側の位相(以下、引張側と称す)では、蛇腹部15が引っ張り方向の変形を伴い、圧縮側では圧縮方向の変形を受ける。この繰り返し応力によって谷部が疲労して亀裂が生じ、これが進行すると貫通する可能性がある。
これらの摩耗性や疲労性などの耐久性を十分に確保するためには、ブーツの外径寸法や軸方向寸法が大きくなってしまい、ブーツのコンパクト化を図ることが困難となる。
一方、特許文献1では、蛇腹部における山部と谷部を繋ぐ斜面部位に、その斜面部位よりも薄肉で局部的に内側へ突出した副谷を設けた構造を具備する。この形状は、谷部にかかる応力の分散と山部の変形量を小さくすることにより、それぞれの部位の耐久性を向上させるようにしている。しかしながら、副谷の変形による山部の耐摩耗性向上は十分であるとは言いがたい。
特許文献2では、二箇所以上の山部に外側へ向かって突出する環状溝を形成することにより、山部の耐久性向上を図るようにしている。しかしながら、山部先端同士の干渉を促進し、その山部の耐摩耗性向上は十分であるとは言いがたい。
特許文献3では、蛇腹部における山部と谷部を繋ぐ連結部が内周側面へ円弧状に張り出した弓形状をなすことにより、等速自在継手の高速回転時にブーツが膨張することを抑制するようにしている。しかしながら、蛇腹部における山部先端同士の干渉は局部的に発生することになり、その山部の耐摩耗性の向上を図ることが困難である。
特許文献4では、蛇腹部における山部と谷部を繋ぐ斜面部位の一方を断面ストレート状の平坦面に形成し、その斜面部位の他方を蛇腹部内側に向けて屈曲させた形状とすることにより、局部的な応力集中を抑制し、耐久性の向上を図るようにしている。しかしながら、蛇腹部における山部先端同士の干渉は局部的に発生することになり、その山部の耐摩耗性の向上を図ることが困難である。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、蛇腹部における谷部への応力集中を回避した上で山部の耐摩耗性を向上させ得ると共にコンパクト化を実現容易にし得る等速自在継手用ブーツを提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、等速自在継手の外方部材の開口端部に装着される大径部と、等速自在継手の内方部材に連結したシャフトに装着される小径部と、大径部と小径部との間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部および谷部を有する蛇腹部とを備えた等速自在継手用ブーツであって、蛇腹部における山部と谷部を繋ぐ斜面部位の一箇所以上を三つの斜面部で構成したことを特徴とする。ここで、「山部と谷部を繋ぐ斜面部位の一箇所以上」としたのは、山部と谷部を繋ぐ斜面部位は、蛇腹部に複数存在することから、少なくとも一箇所を三つの斜面部で構成すればよく、二箇所あるいは三箇所の複数箇所を三つの斜面部で構成するようにしてもよいことを意味する。
本発明に係る等速自在継手用ブーツでは、蛇腹部における山部と谷部を繋ぐ斜面部位の一箇所以上を三つの斜面部で構成したことにより、等速自在継手が作動角をとる時に蛇腹部が変形しても、その蛇腹部における谷部への応力集中を回避すると共に山部同士または斜面部位での干渉による耐摩耗性を向上させることができ、さらにブーツ全体のコンパクト化を図ることも可能となる。
前述の構成における三つの斜面部のうち、中間に位置する斜面部は、シャフトと略平行な円筒状をなすことが望ましい。このようにすれば、隣接する山部同士を離隔させると同時に、山部側に位置する斜面部と中間に位置する斜面部の交点付近に隣接する斜面部位との接触面を効果的に設けられ、干渉圧の分散が十分図られることから、その山部同士または斜面部位での干渉をより一層回避することができるので、耐摩耗性の向上が容易に図れる。
本発明に係る等速自在継手用ブーツの材料としては、エステル系、オレフィン系、ウレタン系から選択される熱可塑性エラストマーを使用することが望ましい。このようにブーツ材料に熱可塑性エラストマーを使用すれば、強度的に優れ、耐久性の向上が図れる。
本発明によれば、蛇腹部における山部と谷部を繋ぐ斜面部位の一箇所以上を三つの斜面部で構成したことにより、等速自在継手が作動角をとる時に蛇腹部が変形しても、その蛇腹部における谷部への応力集中を回避すると共に山部同士または斜面部位での干渉による耐摩耗性を向上させることができ、耐久性の向上が図れて長寿命のブーツを提供できる。また、従来と同等の疲労性や摩耗性などのブーツ耐久性を保持した状態であれば、ブーツ全体のコンパクト化を図ることも可能となる。
本発明に係る等速自在継手用ブーツの実施形態を詳述する。図1に示す実施形態は、例えば自動車のドライブシャフトに組み込まれる固定式等速自在継手の一種であるバーフィールド型等速自在継手(BJ)に適用した場合を例示する。
図1に示す実施形態の等速自在継手21は、外方部材である外輪22と、内方部材である内輪23と、トルクを伝達する複数のボール24と、ボール24を回転自在に支持するケージ25とを主要な構成要素としている。
外輪22は、一端にて開口したカップ状で、その球状内面の円周方向等配位置に、軸方向に延びるトラック溝26が形成されている。また、内輪23は、その球状外面の円周方向等配位置に、軸方向に延びるトラック溝27が形成され、その内周にシャフト28がスプライン嵌合などにより結合されてトルク伝達可能となっている。外輪22のトラック溝26と内輪23のトラック溝27とは対をなしてボールトラックを形成し、各ボールトラックに一個のボール24がそれぞれ組み込んである。ケージ25は外輪22の球状内面と内輪23の球状外面との間に摺動自在に介在し、各ボール24はケージ25のポケットに収容されて円周方向で等間隔に保持されている。
ケージ25の外周面は外輪22の球状内面と球面接触し、ケージ25の内周面は内輪23の球状外面と球面接触している。また、外輪22のトラック溝26の中心と内輪23のトラック溝27の中心は、軸方向で、互いに逆方向に等距離だけオフセットしている。このため、一対のトラック溝26,27により形成されるボールトラックは、外輪22の奥部側から開口側に向かって拡がる楔状を呈している。
この種の等速自在継手21では、潤滑剤としてグリースが封入されており、そのグリースが外部へ漏洩したり、あるいは、外部から継手内部へ水やダスト等の異物が侵入したりすることを防止する目的から、等速自在継手21の外輪22と、内輪23から延びるシャフト28との間に密封用ブーツ30を装着する。
このブーツ30は、継手内部のグリースの漏洩や外部からの異物の侵入を防止し、作動角をとった状態での回転をスムーズに行うために、エステル系、オレフィン系、ウレタン系から選択される熱可塑性エラストマーからなる柔軟性を有する材質のものを使用する。このようにブーツ材料に熱可塑性エラストマーを使用することにより、強度的に優れ、耐久性の向上が図れる。
図1に示す実施形態のブーツ30は、等速自在継手21の外輪22の開口端部29に装着される大径部31と、等速自在継手21の内輪23に連結したシャフト28に装着される小径部32と、大径部31と小径部32との間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部33および谷部34を有する蛇腹部35とを備え、可撓性と軸方向の伸縮性を具備した筒状体である。
外輪22の開口端部29の外周面には、環状の係合溝36が円周方向に沿って形成され、この係合溝36にブーツ30の大径部31が外嵌され、その大径部31の外周面に形成された嵌合溝37にブーツバンド38を締着することによって、大径部31が外輪22に固定されている。また、シャフト28には、外輪22の開口端部29から所定量離隔した位置に環状の係合溝39が円周方向に沿って形成され、この係合溝39にブーツ30の小径部32が外嵌され、その小径部32の外周面に形成された嵌合溝40にブーツバンド41を締着することによって、小径部32がシャフト28に固定されている。
蛇腹部35は、2山から7山程度の山部33とその山部33間に設けられた谷部34とで構成されている。この蛇腹部35における山部33と谷部34を繋ぐ斜面部位の断面形状を図2〜図4に示す。なお、図2〜図4に示す各実施形態では、斜面部位の符号を42とし、後述する三つの斜面部43〜45を設けた斜面部位の両側に位置する山部を33a、谷部を34aとしている。
この蛇腹部35は、同図に示すように山部33aと谷部34aを繋ぐ斜面部位42を有する。その斜面部位42は、山部33a側に位置する第一の斜面部43と、谷部34a側に位置する第二の斜面部44と、第一の斜面部43と第二の斜面部44間に位置する第三の斜面部45とで構成する。
第一の斜面部43の傾斜角度と第二の斜面部44の傾斜角度は、第一の斜面部43の方が大きくても、第二の斜面部44の方が大きくても、あるいは両斜面部43,44が同じ角度であってもよく、任意の組み合わせで構成することが可能である。なお、前述の傾斜角度とは、等速自在継手の作動角0°におけるシャフト28に対する交差角θ(鋭角側)を意味する(図2では、第二の斜面部44の傾斜角度を例示する)。
第一の斜面部43と第二の斜面部44を繋ぐ第三の斜面部45は、第一の斜面部43と第二の斜面部44と異なる傾斜角度を有する。これにより、第一の斜面部43、第三の斜面部45および第二の斜面部44からなり、山部33aと谷部34aを繋ぐ斜面部位42は、三段階の傾斜角度をなして構成される。
第三の斜面部45は、任意の傾斜角度をなすことが可能であるが、第一の斜面部43および第二の斜面部44よりも緩い傾斜角度を有することが望ましい。これにより、等速自在継手が作動角をとった時に、隣接する山部33または斜面部位42と山部33aまたは斜面部43が干渉することによる耐摩耗性を向上させることができる。
より好ましくは、この第三の斜面部45の傾斜角度を、シャフト28に対する交差角が±10°の範囲とする。つまり、この第三の斜面部45は、シャフト28と略平行な円筒形状をなす。このようにすれば、等速自在継手が作動角をとった時に、隣接する山部同士を離隔させると同時に、斜面部45と斜面部44の交点付近に隣接する斜面部位42との接触面を効果的に設けられ、干渉圧の分散が十分図られることから、隣接する山部33または斜面部位42と山部33aまたは斜面部43が干渉することによる耐摩耗性をさらに向上させることが可能となる。
この第三の斜面部45は、山部33aと谷部34aを繋ぐ斜面部位42の任意の位置に設けることが可能であるが、好ましくは、山部33aと谷部34aを結ぶ距離の1/2以上の山部側の位置とすればよい。このようにすれば、等速自在継手が作動角をとった時に、隣接する山部同士を離隔させると同時に、斜面部45と斜面部44の交点付近に隣接する斜面部位42との接触面を効果的に設けられ、干渉圧の分散が十分図られることから、隣接する山部33または斜面部位42と山部33aまたは斜面部43が干渉することによる耐摩耗性をさらに向上させることができる。
また、第三の斜面部45の軸方向長さは、0.2mm以上3mm以下、好ましくは0.5mm以上1mm以下とする。この軸方向長さが短すぎると、隣接する山部33または斜面部位42と山部33aまたは斜面部43が干渉することによる耐摩耗性の向上の効果を発揮することが困難となる。逆に、軸方向長さが長すぎると、ブーツ30のコンパクト化を阻害したり、逆に隣接する山部33または斜面部位42と山部33aまたは斜面部43の干渉状態を悪化させて耐摩耗性を低下させる原因となる。
以上のようにして、蛇腹部35における山部33aと谷部34aを繋ぐ斜面部位42を、山部33a側に位置する第一の斜面部43と、谷部34a側に位置する第二の斜面44と、第一の斜面部43と第二の斜面部44との間に位置する第三の斜面部45とで構成したことにより、等速自在継手が作動角をとる時に、隣接する山部33または斜面部位42と山部33aまたは斜面部43、詳しくは山部頂上付近同士または山部頂上付近と隣接する斜面部位42の山部近傍とが干渉する前、あるいは軽く干渉した段階で、第三の斜面部45または第二の斜面部44が隣接する斜面部位42と干渉し、山部頂上付近の干渉摩耗を軽減することができる。
その結果、等速自在継手が作動角をとる時に、その蛇腹部35における谷部34への応力集中を回避すると共に山部33同士または斜面部位42との干渉による耐摩耗性を向上させることができ、耐久性の向上が図れて長寿命のブーツ30を提供できる。また、従来と同等の疲労性や摩耗性などのブーツ耐久性を保持した状態であれば、ブーツ全体のコンパクト化を図ることもできる。
なお、図2に示す実施形態では、二つの山部33aと一つの谷部34aを繋ぐ両側の斜面部位42を三つの斜面部43〜45で構成した場合について説明したが、三つの斜面部43〜45を構成するのは、山部33と谷部34を繋ぐ任意の斜面部位において一箇所以上であればよい。
例えば、図3および図4に示す各実施形態のように、二つの山部33aと一つの谷部34aを繋ぐ両側の斜面部位42のいずれか一方、つまり、一つの山部33aと一つの谷部34aを繋ぐ斜面部位42を三つの斜面部43〜45で構成するようにしてもよい。あるいは、蛇腹部35の全ての斜面部位42を三つの斜面部43〜45で構成するようにしてもよい。従って、ブーツ30の任意の斜面部位42に、ブーツの変形状態に適した組み合わせで選定すればよい。
また、二つの山部33aと一つの谷部34aを繋ぐ両側の斜面部位42を三つの斜面部43〜45で構成する場合、双方の第三の斜面部45の位置は、径方向で同等の位置でもよいし、あるいは径方向で異なった位置であってもよく、ブーツ30の変形状態に適した位置を選定すればよい。
以上の実施形態では、固定式等速自在継手の一種であるバーフィールド型等速自在継手(BJ)に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、アンダーカットフリー型等速自在継手(UJ)にも適用可能であり、さらに、ダブルオフセット型等速自在継手(DOJ)、トリポード型等速自在継手(TJ)、クロスグルーブ型等速自在継手(LJ)等の摺動式等速自在継手にも適用可能である。あるいは、用途面では、自動車のドライブシャフトのみならず、自動車のプロペラシャフト用等速自在継手にも適用可能である。等速自在継手の作動角が大きいほど、ブーツの蛇腹部の山谷部の変形が大きくなることから、θ=45°以上の大きな作動角をとることができるタイプの等速自在継手に適用することがより効果的である。
本発明の実施形態で、ブーツを等速自在継手に装着した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態で、蛇腹部の上半分を示す要部拡大断面図である。 本発明の他の実施形態で、蛇腹部の上半分を示す要部拡大断面図である。 本発明の他の実施形態で、蛇腹部の上半分を示す要部拡大断面図である。 従来例で、ブーツを等速自在継手に装着した状態を示す断面図である。 従来の等速自在継手用ブーツの全体を示す断面図である。
符号の説明
21 等速自在継手
22 外方部材(外輪)
23 内方部材(内輪)
28 シャフト
29 開口端部
30 ブーツ
31 大径部
32 小径部
33,33a 山部
34.34a 谷部
35 蛇腹部
42 斜面部位
43 第一の斜面部
44 第二の斜面部
45 第三の斜面部

Claims (3)

  1. 等速自在継手の外方部材の開口端部に装着される大径部と、前記等速自在継手の内方部材に連結したシャフトに装着される小径部と、前記大径部と小径部との間に設けられ、軸方向に沿って交互に配された山部および谷部を有する蛇腹部とを備えた等速自在継手用ブーツであって、前記蛇腹部における山部と谷部を繋ぐ斜面部位の一箇所以上を三つの斜面部で構成したことを特徴とする等速自在継手用ブーツ。
  2. 前記三つの斜面部のうち、中間に位置する斜面部は、シャフトと略平行な円筒状をなす請求項1に記載の等速自在継手用ブーツ。
  3. ブーツ材料が、エステル系、オレフィン系、ウレタン系から選択される熱可塑性エラストマーからなる請求項1又は2に記載の等速自在継手用ブーツ。
JP2005350957A 2005-12-05 2005-12-05 等速自在継手用ブーツ Withdrawn JP2007155002A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005350957A JP2007155002A (ja) 2005-12-05 2005-12-05 等速自在継手用ブーツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005350957A JP2007155002A (ja) 2005-12-05 2005-12-05 等速自在継手用ブーツ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007155002A true JP2007155002A (ja) 2007-06-21

Family

ID=38239638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005350957A Withdrawn JP2007155002A (ja) 2005-12-05 2005-12-05 等速自在継手用ブーツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007155002A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8272116B2 (en) 2007-07-31 2012-09-25 Ntn Corporation Method of fixing boot

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8272116B2 (en) 2007-07-31 2012-09-25 Ntn Corporation Method of fixing boot

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8328650B2 (en) Constant velocity universal joint
JP5230977B2 (ja) 等速自在継手用シリコーン製ブーツ及び等速自在継手
WO2010013569A1 (ja) 等速自在継手
US10550894B2 (en) Constant velocity universal joint
JP2009097630A (ja) 等速自在継手用ブーツ取付構造及び等速自在継手用シリコーン製ブーツ
JP2007155002A (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP4794867B2 (ja) ブーツ付き等速自在継手
JP2007154908A (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP6305744B2 (ja) 等速自在継手
JP4527578B2 (ja) 等速自在継手および等速自在継手用ブーツ
JP2015132334A (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP2007146932A (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP5183960B2 (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP2012031936A (ja) 等速自在継手
JP2007064321A (ja) 等速自在継手のブーツにおける水侵入防止構造
WO2012153592A1 (ja) 等速自在継手
JP2006275241A (ja) 等速自在継手
JP2009299905A (ja) 等速自在継手
EP3351808B1 (en) Boot band
JP2013234733A (ja) 等速自在継手
JP2009180372A (ja) 等速自在継手用ブーツ
JP2022148443A (ja) 等速ダブルジョイント
JP2020148302A (ja) シール付き等速自在継手
JP2008025742A (ja) 等速自在継手用ブーツの取り付け構造
JP2008261371A (ja) シール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090303