JP2022148443A - 等速ダブルジョイント - Google Patents

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康昭 武川
Yasuaki Takegawa
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Abstract

Figure 2022148443000001
【課題】長期にわたって使用したときにガタが生じにくく、耐久性に優れた等速ダブルジョイントを提供する。
【解決手段】共通外輪2と、共通外輪2の軸方向一方の端部の径方向内側に配置された第1内輪3aと、共通外輪2の軸方向他方の端部の径方向内側に配置された第2内輪3bと、第1内輪3aに挿入された第1軸7aと、第2内輪3bに挿入された第2軸7bと、第1軸7aと第2軸7bを屈曲可能に連結する関節部8とを有し、関節部8は、球状ヘッド30とソケット31とを有する等速ダブルジョイントにおいて、ソケット31に、球状ヘッド30とソケット31の摺動部分にグリースを保持する可撓性のグリース保持筒36を取り付ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、等速自在継手をダブルに配置した等速ダブルジョイントに関する。
駆動軸と被駆動軸とを交差角をもって配置し、その駆動軸から被駆動軸に常に等しい角速度で回転を伝達するように駆動軸と被駆動軸を連結する継手として、一般に等速自在継手が使用される(例えば、特許文献1)。
特許文献1の等速自在継手は、外輪と、外輪の径方向内側に配置された内輪と、複数のボールとを有する。ここで、外輪の内周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の外側トラック溝が形成され、内輪の外周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の内側トラック溝が形成され、ボールは、外側トラック溝と内側トラック溝とに同時に転がり接触するように外輪と内輪の間に組み込まれている。
この等速自在継手を、例えば、鉄道車両やトラックなどの大型車両の推進軸や、試験機の回転伝達軸など、大きな交差角をもって連結される2つの軸が高速回転する用途で使用すると、等速自在継手のボールが内輪と外輪の間を大きく軸方向移動することにより生じる抵抗で、等速自在継手が発熱する問題がある。
そこで、大きな交差角をもって連結される2つの軸が高速回転する用途で等速自在継手を使用したときの等速自在継手の発熱を抑えるため、等速自在継手をダブルに配置した等速ダブルジョイントが使用されることがある(例えば、特許文献2)。
特許文献2の等速ダブルジョイントは、共通外輪と、共通外輪の軸方向一方の端部の径方向内側に配置された第1内輪と、共通外輪の軸方向他方の端部の径方向内側に配置された第2内輪と、共通外輪と第1内輪の間に組み込まれた複数の第1ボールと、第1内輪に挿入された第1軸と、共通外輪と第2内輪の間に組み込まれた複数の第2ボールと、第2内輪に挿入された第2軸とを有する。
共通外輪の軸方向一方の端部内周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第1外側トラック溝が形成され、共通外輪の軸方向他方の端部内周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第2外側トラック溝が形成されている。また、第1内輪の外周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第1内側トラック溝が形成され、第2内輪の外周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第2内側トラック溝が形成されている。第1ボールは、第1外側トラック溝と第1内側トラック溝とに同時に転がり接触するように共通外輪と第1内輪の間に組み込まれ、第2ボールは、第2外側トラック溝と第2内側トラック溝とに同時に転がり接触するように共通外輪と第2内輪の間に組み込まれている。
ここで、共通外輪の軸方向一方の端部と第1内輪と複数の第1ボールと第1軸は、第1の等速自在継手を構成している。また、共通外輪の軸方向他方の端部と第2内輪と複数の第2ボールと第2軸は、第2の等速自在継手を構成している。
また、特許文献2の等速ダブルジョイントは、第1軸と第2軸を屈曲可能に連結する関節部を有する。関節部は、第1軸の第2軸の側の端部に設けられた球状ヘッドと、第2軸の第1軸の側の端部に設けられたカップ状のソケットとを有する。球状ヘッドはカップ状のソケットで摺動可能に支持されている。
この等速ダブルジョイントは、2つの等速自在継手(第1の等速自在継手と第2の等速自在継手)を用いて交差角を形成するので、1つあたりの等速自在継手のなす角度を小さく抑えることが可能である。また、この等速ダブルジョイントは、第1軸と第2軸を屈曲可能に連結する関節部を有するので、第1軸が共通外輪の軸方向に対して傾斜すると、その第1軸の傾斜に応じて第2軸も共通外輪の軸方向に対して傾斜し、その結果、第1の等速自在継手のなす角度と第2の等速自在継手のなす角度とを均等に保つことが可能となっている。
特開2019-158034号公報 特開2008-175362号公報
ところで、特許文献2のような等速ダブルジョイントを長期にわたり使用した場合、等速ダブルジョイントの関節部(第1軸の端部の球状ヘッドと、第2軸の端部のカップ状のソケット)が、等速ダブルジョイントの他の部分よりも早く摩耗し、その摩耗によって生じる関節部のガタによって等速ダブルジョイントに振れ回りが生じ、振動が発生するおそれがあることが分かった。
そこで、本願の発明者が、等速ダブルジョイントの関節部が摩耗する原因を調査したところ、等速ダブルジョイントの使用初期においては、共通外輪の内部にグリースが充填されているので、そのグリースによって関節部が潤滑され、関節部が摩耗しにくい状態となっているが、等速ダブルジョイントを継続的に使用すると、グリースが遠心力によって徐々に飛散して径方向外側に移動するため、共通外輪の径方向中心に位置する関節部に潤滑不良が生じ、その結果、関節部が摩耗しやすい状態になることが分かった。
関節部の潤滑不良を防止する方法として、等速ダブルジョイントの内部に充填するグリース量を増やすという対策が考えられる。しかしながら、等速ダブルジョイントの内部に充填するグリース量を増やした場合、そのグリースを密封するために共通外輪に取り付けられたゴム製のブーツが、グリース過多により破損しやすくなるなど、他の問題が生じやすくなる。
この発明が解決しようとする課題は、長期にわたって使用したときにガタが生じにくく、耐久性に優れた等速ダブルジョイントを提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明では、以下の構成の等速ダブルジョイントを提供する。
軸方向一方の端部内周に周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第1外側トラック溝が形成され、軸方向他方の端部内周に周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第2外側トラック溝が形成された共通外輪と、
前記共通外輪の前記軸方向一方の端部の径方向内側に配置され、外周に周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第1内側トラック溝が形成された第1内輪と、
前記共通外輪の前記軸方向他方の端部の径方向内側に配置され、外周に周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第2内側トラック溝が形成された第2内輪と、
前記第1外側トラック溝と前記第1内側トラック溝とに同時に転がり接触するように前記共通外輪と前記第1内輪の間に組み込まれた複数の第1ボールと、
前記第1内輪に挿入された第1軸と、
前記第2外側トラック溝と前記第2内側トラック溝とに同時に転がり接触するように前記共通外輪と前記第2内輪の間に組み込まれた複数の第2ボールと、
前記第2内輪に挿入された第2軸と、
前記第1軸と前記第2軸を屈曲可能に連結する関節部とを有し、
前記関節部は、前記第1軸の前記第2軸の側の端部に設けられた球状ヘッドと、前記第2軸の前記第1軸の側の端部に設けられ、前記球状ヘッドを摺動可能に支持するカップ状のソケットとを有する等速ダブルジョイントにおいて、
前記ソケットに、前記球状ヘッドと前記ソケットの摺動部分にグリースを保持する可撓性のグリース保持筒を取り付けたことを特徴とする等速ダブルジョイント。
このようにすると、関節部のソケットに取り付けた可撓性のグリース保持筒によって、球状ヘッドとソケットの摺動部分にグリースを保持することができるので、等速ダブルジョイントを継続的に使用し、共通外輪の内部に充填されたグリースが遠心力によって徐々に飛散して径方向外側に移動したときにも、共通外輪の径方向中心に位置する関節部の潤滑不良が防止され、関節部が摩耗しにくい。そのため、この等速ダブルジョイントは、長期にわたって使用したときにもガタが生じにくく、耐久性に優れている。
前記グリース保持筒は、前記ソケットの外周に嵌合して固定されるゴム製のラバースリーブと、前記ラバースリーブから径方向内方に延び出して形成され、前記球状ヘッドの前記ソケットからはみ出た部分の外周に摺接するゴム製のラバーフランジとを有する構成のものを採用することができる。
このようにすると、等速ダブルジョイントを組み立てる際、グリース保持筒のラバースリーブの部分をソケットに固定し、次に、そのグリース保持筒のラバーフランジの部分を弾性変形させながら、そのラバーフランジの中央開口に球状ヘッドを通過させることで、球状ヘッドをソケットに支持させることができる。すなわち、等速ダブルジョイントを組み立てる際、球状ヘッドとソケットのうち、ソケットの側のみにグリース保持筒を固定すればよく、球状ヘッドの側にはグリース保持筒を固定する必要がない。そのため、等速ダブルジョイントの組立作業性に優れる。
前記ラバーフランジに、ラバーフランジの内周から径方向外方に延びる複数のスリットを形成すると好ましい。
このようにすると、ラバーフランジを比較的小さい力で弾性変形させることが可能となるので、等速ダブルジョイントを組み立てる際に、容易にラバーフランジの中央開口に球状ヘッドを通過させることができ、等速ダブルジョイントの組立作業性を高めることができる。
前記ラバースリーブは、前記ソケットの外周に隙間なく嵌合する小内径部と、前記小内径部に連続して形成され、前記ソケットの外周を円環状の隙間をおいて取り囲む大内径部とを有し、前記大内径部に前記ラバーフランジが接続した構成のものを採用すると好ましい。
このようにすると、ラバースリーブの大内径部とソケットの外周との間に円環状の隙間があるので、ラバースリーブが径方向に変形しやすくなる。そのため、第1軸と第2軸とが交差角をなす状態で等速ダブルジョイントを使用したときに、ラバースリーブおよびラバーフランジを構成するゴムが伸縮疲労するのを軽減することが可能となる。
前記球状ヘッドは、球状の外面をもつヘッド本体と、前記ヘッド本体と前記第1軸を接続する前記ヘッド本体よりも小径のくびれ部とを有する場合、前記くびれ部に前記ラバーフランジを摺接させると好ましい。
このようにすると、ラバーフランジが、球状ヘッドのくびれ部、すなわち、球状ヘッドの外径が小さい箇所に摺接するので、第1軸と第2軸とが交差角をなす状態で等速ダブルジョイントを使用したときにも、ラバーフランジと球状ヘッドの間に径方向の隙間が生じず、効果的にグリースを保持することが可能となる。
前記共通外輪は、前記関節部の径方向外側を囲むように配置された中間スリーブと、前記中間スリーブの軸方向一方の端部に着脱可能に固定され、前記第1外側トラック溝が形成された第1外輪と、前記中間スリーブの軸方向他方の端部に着脱可能に固定され、前記第2外側トラック溝が形成された第2外輪とを有するものを採用することができる。
このようにすると、第1外輪または第2外輪を中間スリーブから取り外すことができるので、等速ダブルジョイントを補修する際などに、グリース保持筒の交換を容易に行なうことができる。
前記グリース保持筒の材質としては、クロロプレンゴム、シリコンゴム、ニトリルゴムのいずれかを採用することができる。
この発明の等速ダブルジョイントは、関節部のソケットに取り付けた可撓性のグリース保持筒によって、球状ヘッドとソケットの摺動部分にグリースを保持することができるので、等速ダブルジョイントを継続的に使用し、共通外輪の内部に充填されたグリースが遠心力によって徐々に飛散して径方向外側に移動したときにも、共通外輪の径方向中心に位置する関節部の潤滑不良が防止され、関節部が摩耗しにくい。そのため、この等速ダブルジョイントは、長期にわたって使用したときにもガタが生じにくく、耐久性に優れている。
この発明の実施形態の等速ダブルジョイントを示す断面図 図1の関節部の近傍を拡大して示す図 図1の等速ダブルジョイントで交差角を形成した状態を示す図 図3の関節部の近傍を拡大して示す図 図1に示す等速ダブルジョイントを組み立てるに際し、図2に示すソケットに球状ヘッドを挿入する前の状態を示す球状ヘッドとソケットの近傍の断面図 図2に示すグリース保持筒の変形例を示す図 図2に示すグリース保持筒の他の変形例を示す図 図7のVIII-VIII線に沿った断面図 図2に示すグリース保持筒のさらに他の変形例を示す図 図1の等速ダブルジョイントを使用したトラックの推進軸を示す断面図
図1に、この発明の実施形態の等速ダブルジョイント1を示す。この等速ダブルジョイント1は、共通外輪2と、共通外輪2の軸方向一方の端部の径方向内側に配置された第1内輪3aと、共通外輪2の軸方向他方の端部の径方向内側に配置された第2内輪3bと、共通外輪2と第1内輪3aの間に組み込まれた複数の第1ボール4aと、その複数の第1ボール4aをそれぞれ収容する複数のポケット5(図2参照)をもつ第1ケージ6aと、第1内輪3aに挿入された第1軸7aと、共通外輪2と第2内輪3bの間に組み込まれた複数の第2ボール4bと、その複数の第2ボール4bをそれぞれ収容する複数のポケット5(図2参照)をもつ第2ケージ6bと、第2内輪3bに挿入された第2軸7bと、第1軸7aと第2軸7bを屈曲可能に連結する関節部8とを有する。
共通外輪2の軸方向一方の端部内周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第1外側トラック溝9aが形成され、共通外輪2の軸方向他方の端部内周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第2外側トラック溝9bが形成されている。
共通外輪2は、関節部8の径方向外側を囲むように配置された中間スリーブ10と、第1外側トラック溝9aが形成された第1外輪11aと、第2外側トラック溝9bが形成された第2外輪11bとで構成されている。第1外側トラック溝9aは、第1外輪11aの内周を軸方向一端から軸方向他端まで貫通して形成されている。第2外側トラック溝9bも、第2外輪11bの内周を軸方向一端から軸方向他端まで貫通して形成されている。第1外輪11aは、中間スリーブ10の軸方向一方の端部に着脱可能に固定され、第2外輪11bは、中間スリーブ10の軸方向他方の端部に着脱可能に固定されている。
図2に示すように、第1内輪3aの外周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第1内側トラック溝12aが形成され、第2内輪3bの外周には、周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第2内側トラック溝12bが形成されている。第1ボール4aは、第1外側トラック溝9aと第1内側トラック溝12aとに同時に転がり接触するように共通外輪2と第1内輪3aの間に組み込まれ、第2ボール4bは、第2外側トラック溝9bと第2内側トラック溝12bとに同時に転がり接触するように共通外輪2と第2内輪3bの間に組み込まれている。
図1に示すように、共通外輪2の軸方向一方の端部(ここでは第1外輪11a)と第1内輪3aと複数の第1ボール4aと第1ケージ6aと第1軸7aは、第1の等速自在継手13aを構成している。また、共通外輪2の軸方向他方の端部(ここでは第2外輪11b)と第2内輪3bと複数の第2ボール4bと第2ケージ6bと第2軸7bは、第2の等速自在継手13bを構成している。第1の等速自在継手13aは、第1外輪11aに対する第1軸7aの傾動は許容するが、第1外輪11aに対する第1軸7aの軸方向移動は許容しない固定式の等速自在継手である。第2の等速自在継手13bも、固定式の等速自在継手である。
第1の等速自在継手13aと第2の等速自在継手13bは、関節部8を除き左右対称の同一構成である。そのため、第1の等速自在継手13aおよびその周辺の構成を以下説明し、第2の等速自在継手13bおよびその周辺の構成については、第1の等速自在継手13aに対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、第1ケージ6aは、第1外輪11aの内周に形成された凹球面14と、第1内輪3aの外周に形成された凸球面15とで摺動可能に支持されている。第1ケージ6aは、第1外輪11aの内周の凹球面14に摺接する球状の外周面と、第1内輪3aの外周の凸球面15に摺接する球状の内周面とを有する球殻状の部材である。ポケット5は、第1ケージ6aを径方向に貫通して形成された孔であり、そのポケット5の内面で、第1ボール4aの外周が支持されている。この第1ケージ6aは、第1ケージ6aと第1ボール4aが軸方向に一体に移動するように各第1ボール4aを保持している。
図1に示すように、第1外側トラック溝9aは、第1軸7aの軸線を含む断面において溝底が円弧状に湾曲した形状を呈するように形成されている。図2に示すように、第1内側トラック溝12aも、第1軸7aの軸線を含む断面において溝底が円弧状に湾曲した形状を呈するように形成されている。第1外側トラック溝9aの溝底の円弧中心と第1内側トラック溝12aの溝底の円弧中心は、継手中心(凹球面14の中心)から軸方向の逆向きに等距離だけオフセットしている。
図2に示すように、第1軸7aは、第1内輪3aの内周にスプライン嵌合することで、第1内輪3aに回り止めされている。また、第1軸7aの外周には、第1内輪3aを間に挟んで一対の止め輪16,17が装着され、この止め輪16,17によって、第1内輪3aの第1軸7aに対する軸方向移動が阻止されている。その結果、第1内輪3aは、第1軸7aに対して周方向と軸方向のいずれの方向にも相対移動しないように第1軸7aに固定されている。
図1に示すように、中間スリーブ10は、両端が開放した中空筒状の部材である。中間スリーブ10の軸方向の端部内周には、第1外輪11aが嵌合する外輪嵌合凹部18が形成されている。また、中間スリーブ10の軸方向の端部外周には、円環板状のフランジ部19が形成されている。フランジ部19には、第1外輪11aを外輪嵌合凹部18に固定する押さえリング20が取り付けられている。
押さえリング20は、フランジ部19にボルト21で締め付けて固定されている。押さえリング20は、第1外側トラック溝9aの軸方向の端部開口を塞いでいる。これにより、第1外輪11aの内部のグリースが、関節部8のある側(図では右側)とは反対側(図では左側)に流出するのを防いでいる。
押さえリング20には、ブーツ装着筒部22が固定して設けられている。ブーツ装着筒部22には、ブーツ23が装着され、そのブーツ23によって等速ダブルジョイント1の内部のグリース(図示せず)が密封されている。グリースは、鉱油や合成油などの油分と、この油分に分散して油分を半固体の状態にする増ちょう剤とを含む潤滑剤である。ブーツ23の一端は、ブーツ装着筒部22の外周にブーツバンド24で締め付けて固定され、ブーツ23の他端は、第1軸7aの外周にブーツバンド25で締め付けて固定されている。ブーツ23は、クロロプレンゴム等のゴムで形成されている。
図2に示すように、関節部8は、第1軸7aの第2軸7bの側の端部に設けられた球状ヘッド30と、第2軸7bの第1軸7aの側の端部に設けられたカップ状のソケット31とを有する。球状ヘッド30はソケット31で摺動可能に支持されている。
球状ヘッド30は、球状の外面をもつヘッド本体32と、ヘッド本体32と第1軸7aを接続するくびれ部33とを有する。ヘッド本体32の先端には、第1軸7aの軸方向に直交する平坦面34が形成されている。くびれ部33は、ヘッド本体32の外周の球面から第1軸7aに向かってくびれた部分であり、第1軸7aの軸線を含む断面において凹曲線を呈するように形成されている。図5に示すように、くびれ部33の外径D1は、ヘッド本体32の外周の球面の直径D2よりも小径である。第1軸7aとくびれ部33と球状ヘッド30は、継ぎ目のない一体に形成されている。
図2に示すように、ソケット31は、第1軸7aの側に開口する中空筒状に形成されている。ソケット31の内周には、軸方向に沿って一定の内径D3(図5参照)をもつ円筒面35が形成されている。ソケット31は、その円筒面35で球状ヘッド30のヘッド本体32を摺動可能に支持している。ソケット31と第2軸7bは、継ぎ目のない一体に形成されている。
ソケット31には、球状ヘッド30とソケット31の摺動部分にグリースを保持する可撓性のグリース保持筒36が取り付けられている。ソケット31の内部に充填するグリースとしては、ちょう度の低いもの(例えば、日本産業規格JIS K2220:2013「グリース」に規定されるちょう度番号が2号のものや、オープンギア用のもの)を用いると好ましい。
グリース保持筒36は、ソケット31の外周に嵌合して固定されるゴム製のラバースリーブ37と、ラバースリーブ37と継ぎ目のない一体に形成されたゴム製のラバーフランジ38とを有する。ラバースリーブ37は筒状に形成され、ソケット31の外周に締め代をもって嵌合している。ラバースリーブ37の内周には、ソケット31の外周に形成された環状溝39に係合する環状突起40が形成され、環状溝39と環状突起40の係合によってラバースリーブ37がソケット31に固定されている。
ラバーフランジ38は、ラバースリーブ37のソケット31の先端から軸方向に突出する部分から径方向内方に延び出して形成された円環板状の部分であり、その中央に円形の環状開口を形成している。ラバーフランジ38の内周は、球状ヘッド30のソケット31からはみ出た部分(ここではくびれ部33)の外周に摺接している。
図5に示すように、球状ヘッド30をソケット31から抜き出した状態において、ラバーフランジ38の内径D4は、くびれ部33の外径D1(くびれ部33の最も外径が小さい部位の直径)よりも小さく、球状ヘッド30をソケット31に挿入したときに、ラバーフランジ38とくびれ部33の間に締め代が設定されるようになっている。また、図4に示すように、第1軸7aと第2軸7bが交差角をなしたときにも、ラバーフランジ38の内周の全周にわたって締め代が保たれ、ラバーフランジ38の内周のシール性を確保することが可能となっている。
図2では、ラバースリーブ37をソケット31の外周に固定するため、環状突起40を環状溝39に係合させた例を示したが、図6に示すように、ラバースリーブ37の外周を締め付ける締め付けバンド41を取り付けることで、ラバースリーブ37をソケット31の外周に固定するようにしてもよい。図6において、ソケット31の外周に環状溝39(図2参照)は形成されておらず、ソケット31の外周は、その軸方向全長にわたって外径が変化せず一定の円筒面とされている。
グリース保持筒36の材質(ここではラバースリーブ37およびラバーフランジ38を構成するゴムの材質)としては、クロロプレンゴム、シリコンゴム、ニトリルゴムを採用することができる。また、グリース保持筒36として、金型による成型品を採用すると低コストである。
この等速ダブルジョイント1は、例えば、次のようにして組み立てることができる。まず、図1に示す第1外輪11a、第1内輪3a、複数の第1ボール4a、第1ケージ6a、第1軸7aを組み立てることで第1の等速自在継手13aを形成する。同様に、第2外輪11b、第2内輪3b、複数の第2ボール4b、第2ケージ6b、第2軸7bを組み立てることで第2の等速自在継手13bを形成する。このとき、第2の等速自在継手13bの第2軸7b部の端部のソケット31に、グリース保持筒36を取り付ける。次に、第2の等速自在継手13bの第2外輪11bを中間スリーブ10の外輪嵌合凹部18にはめ込み、その第2外輪11bを押さえリング20とボルト21で固定する。その後、中間スリーブ10の内部にグリースを充填するとともに、図5に示すように、ソケット31の内部にもグリースを充填する。その後、第1の等速自在継手13aの第1外輪11aを、中間スリーブ10のもう一方の外輪嵌合凹部18にはめ込み、その第1外輪11aを押さえリング20とボルト21で固定する。このとき、図5に示す球状ヘッド30が、グリース保持筒36のラバーフランジ38の部分を弾性的に拡径変形させながら、そのラバーフランジ38の中央開口を通過し、ソケット31に挿入される。
この等速ダブルジョイント1は、図3に示すように、第1軸7aと第2軸7bを屈曲可能に連結する関節部8を有するので、第1軸7aが共通外輪2の軸線Lの方向に対して傾斜すると、その第1軸7aの傾斜に応じて第2軸7bも共通外輪2の軸線Lの方向に対して傾斜し、その結果、第1の等速自在継手13aのなす角度と第2の等速自在継手13bのなす角度とを均等に保つことが可能となっている。例えば、図3に示すように、第1軸7aと第2軸7bが交差角θ(図ではθ=20°)をなすように配置すると、第1軸7aが共通外輪2の軸線Lに対してθ/2の角度(図では10°)をなし、第2軸7bも共通外輪2の軸線Lに対してθ/2の角度(図では10°)をなす。このように、この等速ダブルジョイント1は、単一の等速自在継手で2つの軸の交差角を形成する場合と比べて、1つあたりの等速自在継手のなす角度を半減することが可能である。
ここで、図4に示すように、第1軸7aと第2軸7bが交差角をなすとき、ソケット31に対して球状ヘッド30が傾いた状態となり、その球状ヘッド30がラバーフランジ38を押圧することから、ラバーフランジ38の中央開口の位置がソケット31の中心位置に対して偏心するとともにラバースリーブ37の一部が径方向外側に盛り上がった状態となる。このとき、ラバーフランジ38の内周は、球状ヘッド30のヘッド本体32とくびれ部33とに接している。そして、その状態で第1軸7aと第2軸7bが回転すると、ラバースリーブ37は、径方向外側に盛り上がった箇所が周方向に移動する運動を行なう。
ところで、図3において、グリース保持筒36が無い状態を想定した場合、等速ダブルジョイント1を継続的に使用すると、共通外輪2の内部に充填されたグリースが遠心力によって徐々に飛散して径方向外側に移動するため、共通外輪2の径方向中心に位置する関節部8に潤滑不良が生じ、その結果、関節部8が摩耗しやすい状態となる問題がある。
そこで、関節部8の潤滑不良を防止する方法として、等速ダブルジョイント1の内部に充填するグリース量を増やすという対策が考えられる。しかしながら、等速ダブルジョイント1の内部に充填するグリース量を増やした場合、そのグリースを密封するために共通外輪2に取り付けられたゴム製のブーツ23が、グリース過多により破損しやすくなるなど、他の問題が生じやすくなる。
このような問題に対し、この実施形態の等速ダブルジョイント1は、図4に示すように、関節部8のソケット31に取り付けた可撓性のグリース保持筒36によって、関節部8のグリースの飛散を防止し、球状ヘッド30とソケット31の摺動部分にグリースを保持することができるので、等速ダブルジョイント1を継続的に使用し、共通外輪2(図3参照)の内部に充填されたグリースが遠心力によって徐々に飛散して径方向外側に移動したときにも、共通外輪2の径方向中心に位置する関節部8の潤滑不良が防止され、関節部8が摩耗しにくい。そのため、この等速ダブルジョイント1は、長期にわたって使用したときにもガタが生じにくく、耐久性に優れている。
また、この等速ダブルジョイント1は、その組み立ての際、図5に示すように、グリース保持筒36のラバースリーブ37の部分をソケット31に固定し、次に、そのグリース保持筒36のラバーフランジ38の部分を弾性的に拡径変形させながら、そのラバーフランジ38の中央開口に球状ヘッド30を通過させることで、球状ヘッド30をソケット31に支持させることができる。すなわち、等速ダブルジョイント1を組み立てる際、球状ヘッド30とソケット31のうち、ソケット31の側のみにグリース保持筒36を固定すればよく、球状ヘッド30の側にはグリース保持筒36を固定する必要がない。そのため、等速ダブルジョイント1の組立作業性に優れる。
また、この等速ダブルジョイント1は、ラバーフランジ38が、球状ヘッド30のくびれ部33、すなわち、球状ヘッド30の外径が小さい箇所に摺接するので、第1軸7aと第2軸7bとが交差角をなす状態で等速ダブルジョイント1を使用したときにも、ラバーフランジ38と球状ヘッド30の間に径方向の隙間が生じず、効果的にグリースを保持することが可能である。
また、この等速ダブルジョイント1は、第1外輪11aまたは第2外輪11bを中間スリーブ10から取り外すことができるので、等速ダブルジョイント1を補修する際などに、グリース保持筒36の交換を容易に行なうことができる。
図7、図8に、グリース保持筒36の変形例を示す。図7、図8において、ラバーフランジ38には、ラバーフランジ38の内周から径方向外方に延びる複数のスリット42が形成されている。スリット42は、周方向に間隔をおいて6箇所以上(図では6箇所)に設けられている。ラバーフランジ38の内周とくびれ部33の外周と間には、上記実施形態と同様、締め代が設定されている。図8に示すように、スリット42の径方向外端は、ヘッド本体32の外径と同じ径方向位置かそれよりも径方向外側に配置されている。
図7、図8に示すように、ラバーフランジ38の内周から径方向外方に延びる複数のスリット42を設けると、ラバーフランジ38を比較的小さい力で弾性変形させることが可能となるので、等速ダブルジョイント1を組み立てる際に、容易にラバーフランジ38の中央開口に球状ヘッド30を通過させることができ、等速ダブルジョイント1の組立作業性を高めることができる。
図9に、グリース保持筒36の他の変形例を示す。図9において、ラバースリーブ37は、小内径部43と、小内径部43に連続して形成された大内径部44とを有する。小内径部43は、ソケット31の外周に隙間なく嵌合している。小内径部43の内周とソケット31の外周との間には、締め代が設定されている。また、小内径部43には、小内径部43の外周を締め付ける締め付けバンド41が取り付けられている。
大内径部44は、ソケット31の外周よりも大きい内径を有し、ソケット31の外周を円環状の隙間45をおいて取り囲んでいる。大内径部44は、ラバースリーブ37のソケット31の先端から軸方向に突出する部分を有し、その突出部分にラバーフランジ38が接続して設けられている。
図9に示す構成を採用すると、ラバースリーブ37の大内径部44とソケット31の外周との間に円環状の隙間45があるので、ラバースリーブ37が径方向に変形しやすい。また、ラバーフランジ38およびラバースリーブ37を構成するゴムの体積も大きい。そのため、第1軸7aと第2軸7bとが交差角をなす状態で等速ダブルジョイント1を使用したときに、ラバースリーブ37およびラバーフランジ38を構成するゴムが伸縮疲労するのを軽減することが可能となる。
図10に、上記実施形態の等速ダブルジョイント1を使用したトラックの推進軸(プロペラシャフト)を示す。図10において、第1軸7aは、エンジンのトランスミッション(図示せず)の側に接続される。第2軸7bには推進軸46が接続され、推進軸46の第2軸7bから遠い側の端部に摺動式等速自在継手47が取り付けられている。摺動式等速自在継手47は、推進軸46に接続される第3軸48と第3外輪49との間で回転を伝達する等速自在継手であり、第3外輪49に対する第3軸48の傾動を許容し、かつ、第3外輪49に対する第3軸48の軸方向移動を許容する。第3外輪49は、トラックのリアデファレンシャルギヤ(図示せず)に接続される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 等速ダブルジョイント
2 共通外輪
3a 第1内輪
3b 第2内輪
4a 第1ボール
4b 第2ボール
7a 第1軸
7b 第2軸
8 関節部
9a 第1外側トラック溝
9b 第2外側トラック溝
10 中間スリーブ
11a 第1外輪
11b 第2外輪
12a 第1内側トラック溝
12b 第2内側トラック溝
30 球状ヘッド
31 ソケット
32 ヘッド本体
33 くびれ部
36 グリース保持筒
37 ラバースリーブ
38 ラバーフランジ
42 スリット
43 小内径部
44 大内径部
45 隙間

Claims (7)

  1. 軸方向一方の端部内周に周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第1外側トラック溝(9a)が形成され、軸方向他方の端部内周に周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第2外側トラック溝(9b)が形成された共通外輪(2)と、
    前記共通外輪(2)の前記軸方向一方の端部の径方向内側に配置され、外周に周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第1内側トラック溝(12a)が形成された第1内輪(3a)と、
    前記共通外輪(2)の前記軸方向他方の端部の径方向内側に配置され、外周に周方向に間隔をおいて軸方向に延びる複数の第2内側トラック溝(12b)が形成された第2内輪(3b)と、
    前記第1外側トラック溝(9a)と前記第1内側トラック溝(12a)とに同時に転がり接触するように前記共通外輪(2)と前記第1内輪(3a)の間に組み込まれた複数の第1ボール(4a)と、
    前記第1内輪(3a)に挿入された第1軸(7a)と、
    前記第2外側トラック溝(9b)と前記第2内側トラック溝(12b)とに同時に転がり接触するように前記共通外輪(2)と前記第2内輪(3b)の間に組み込まれた複数の第2ボール(4b)と、
    前記第2内輪(3b)に挿入された第2軸(7b)と、
    前記第1軸(7a)と前記第2軸(7b)を屈曲可能に連結する関節部(8)とを有し、
    前記関節部(8)は、前記第1軸(7a)の前記第2軸(7b)の側の端部に設けられた球状ヘッド(30)と、前記第2軸(7b)の前記第1軸(7a)の側の端部に設けられ、前記球状ヘッド(30)を摺動可能に支持するカップ状のソケット(31)とを有する等速ダブルジョイントにおいて、
    前記ソケット(31)に、前記球状ヘッド(30)と前記ソケット(31)の摺動部分にグリースを保持する可撓性のグリース保持筒(36)を取り付けたことを特徴とする等速ダブルジョイント。
  2. 前記グリース保持筒(36)は、前記ソケット(31)の外周に嵌合して固定されるゴム製のラバースリーブ(37)と、前記ラバースリーブ(37)から径方向内方に延び出して形成され、前記球状ヘッド(30)の前記ソケット(31)からはみ出た部分の外周に摺接するゴム製のラバーフランジ(38)とを有する請求項1に記載の等速ダブルジョイント。
  3. 前記ラバーフランジ(38)に、ラバーフランジ(38)の内周から径方向外方に延びる複数のスリット(42)が形成されている請求項2に記載の等速ダブルジョイント。
  4. 前記ラバースリーブ(37)は、前記ソケット(31)の外周に隙間なく嵌合する小内径部(43)と、前記小内径部(43)に連続して形成され、前記ソケット(31)の外周を円環状の隙間(45)をおいて取り囲む大内径部(44)とを有し、前記大内径部(44)に前記ラバーフランジ(38)が接続している請求項2または3に記載の等速ダブルジョイント。
  5. 前記球状ヘッド(30)は、球状の外面をもつヘッド本体(32)と、前記ヘッド本体(32)と前記第1軸(7a)を接続する前記ヘッド本体(32)よりも小径のくびれ部(33)とを有し、前記くびれ部(33)に前記ラバーフランジ(38)が摺接している請求項2から4のいずれかに記載の等速ダブルジョイント。
  6. 前記共通外輪(2)は、前記関節部(8)の径方向外側を囲むように配置された中間スリーブ(10)と、前記中間スリーブ(10)の軸方向一方の端部に着脱可能に固定され、前記第1外側トラック溝(9a)が形成された第1外輪(11a)と、前記中間スリーブ(10)の軸方向他方の端部に着脱可能に固定され、前記第2外側トラック溝(9b)が形成された第2外輪(11b)とを有する請求項1から5のいずれかに記載の等速ダブルジョイント。
  7. 前記グリース保持筒(36)の材質として、クロロプレンゴム、シリコンゴム、ニトリルゴムのいずれかを採用した請求項1から6のいずれかに記載の等速ダブルジョイント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2793483C1 (ru) * 2022-12-27 2023-04-04 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Кубанский государственный технологический университет" (ФГБОУ ВО "КубГТУ") Шарнир равных угловых скоростей

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