JP2015003638A - 車両用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の車両用ドアでは、金属製のドアサッシュ、パーティションサッシュにてチャンネルを構成しており、車両用ドアの重量を低減し難いという問題があった。
【解決手段】本発明の車両用ドアでは、樹脂パネル7が、車外側からドアサッシュ3a、パーティションサッシュ4に取り付けられ、ウェザーストリップ、ガラスランのチャンネルの一部を構成する。そして、樹脂パネル7には、ウェザーストリップ、ガラスランを係止する複数の係止突起部10、11、13、14が成形されることで、窓部での密閉性を維持しつつ、車両用ドアの重量を低減できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ドアに関し、特に、意匠面として窓枠の一部を構成し、車外側からドアサッシュに取り付けられる樹脂カバーの構造に関する。
従来の車両用ドアのサッシュ(以下、ドアサッシュと呼ぶ。)は、例えば、鉄系材料のロール成形品をロールフォーミング加工することで形成され、そのドアサッシュには、ウェザーストリップやガラスランを係止するための断面略コ字形状の凹部が形成される。そして、ウェザーストリップやガラスランが、その凹部内に嵌め込まれるように装着されることで、窓部周縁部のシール性が確保されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来の車両用ドアのサッシュでは、ドアサッシュの意匠面が、塗装、表面処理、テープ貼付等により黒色にする一般用と、ステンレス材料を含む別部材として光輝モールを装着する高級用とに区別される構造が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−334367号公報 特開2006−213184号公報
しかしながら、従来の車両用ドアでは、ドアサッシュ全体が金属製となることで、金属材料の使用量が多くなり、車両用ドアの重量を低減し難いという問題があった。
また、ドアサッシュの意匠面の外観性を向上させるために、ドアサッシュの意匠面に塗装等行うことで製造工程が増え、また、光輝モールを付加することで部品数が増えるため、生産コストが増大するという問題があった。
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ドアサッシュの意匠面に、窓枠の一部としての樹脂パネルを用いることで、窓部周縁部のシール性を維持しつつ、車両用ドアの重量を低減し、意匠面の外観性を向上させることを目的とする。
本発明の車両用ドアは、ドアパネルと、前記ドアパネルに取り付けられるドアサッシュと、車外側から前記ドアサッシュに取り付けられる樹脂カバーとを備え、前記樹脂カバーは、前記ドアサッシュに沿って延在する基部と、前記基部と一体に前記ドアサッシュに沿って延在し、その一端側が前記ドアサッシュ側へと突出する突出部とを有し、前記基部の一端側にはウェザーストリップを係止する第1の係止突起部が形成され、前記突出部は前記ウェザーストリップの位置を固定する底面として用いられることを特徴とする。
本発明の車両用ドアによれば、樹脂パネルが車外側からドアサッシュに取り付けられ、ウェザーストリップ等を係止するチャンネルの一部として用いられる。この構造により、ドアサッシュとしての金属材料の使用量が低減でき、車両用ドアの重量が低減される。
また、樹脂カバーにウェザーストリップ等を係止する係止突起部を形成することで、ウェザーストリップ等の抜けを防止し、窓部周囲の密閉性が維持される。
また、樹脂カバーとドアサッシュとの間に金属クリップによる締結構造を有することで、樹脂カバーがドアサッシュから抜け落ち難い構造が実現される。
また、樹脂カバーが、ドアサッシュ、パーティションサッシュの意匠面として用いられることで、外観デザイン性が向上される。
本発明の実施の形態の車両用ドアを示す側面図である。 本発明の実施の形態の樹脂カバーを示す(A)側面図、(B)断面図、(C)断面図、(D)断面図、(E)断面図である。 本発明の実施の形態の車両用ドアを示し、(A)は図1のA1−A1線方向の断面図であり、(B)は図1のA2−A2線方向の断面図である。 本発明の実施の形態の車両用ドアを示し、(A)は図1のB1−B1線方向の断面図であり、(B)は図1のB2−B2線方向の断面図である。 本発明の実施の形態の車両用ドアを示し、(A)は図1のC1−C1線方向の断面図であり、(B)は図1のC2−C2線方向の断面図である。
以下に、本発明の一実施の形態である車両用ドアについて説明する。
図1は、車両(自動車)用のドアを車外側から見た側面図である。以下の説明では、FRONTは車両の前方を示し、REARは車両の後方を示す。
図示の如く、ドア1は、主に、ドアパネル2と、ドアサッシュ3と、パーティションサッシュ4と、パーティションガラス5と、昇降用の窓ガラス6と、樹脂カバー7と、を備えている。
ドアパネル2は、所定形状に成形されたインナパネル(図示せず)及びアウタパネル(図示せず)を組み合わせて構成される。そして、各々のパネルの前端縁、後端縁及び下端縁をヘミング加工及び構造用接着剤または溶接等により接合することで、ドアパネル2は上方に開口を有する中空構造体として形成される。
ドアサッシュ3は、パーティションガラス5の周囲(前端から上端縁部)から窓ガラス6の上端縁部まで連続して一体に成形されるドアサッシュ3aと、窓ガラス6の後端縁部に沿った支柱となり窓ガラス6の昇降運動をガイドするドアサッシュ3bと、から構成される。ドアサッシュ3aとドアサッシュ3bとは、溶接等により接合される。
そして、ドアサッシュ3は金属製部品であり、例えば、ロールフォーミング加工により所定形状に成形され、ドアパネル2に溶接等により固定される。
パーティションサッシュ4は、パーティションガラス5の周囲(後方縁部)及び窓ガラス6の前方縁部に沿って主柱となり、窓ガラス6の昇降運動をガイドすると共に、パーティションガラス5を保持する。
そして、パーティションサッシュ4は金属製部品であり、例えば、ロールフォーミング加工等により所定形状に成形される。そして、パーティションサッシュ4の下部はドアパネル2にネジ等により固定され、パーティションサッシュ4の上端部は、ドアサッシュ3にネジ等によって固定される。
パーティションガラス5は、例えば、透明な合成樹脂製(ポリカーボネート、アクリル樹脂等)から成形され、該周囲の車内側の面が樹脂パネル7に接着固定される。
窓ガラス6は、例えば、透明な合成樹脂製から成形され、ドアサッシュ3a、3b及びパーティションサッシュ4に昇降自在に配設される。
樹脂カバー7は、ドアサッシュ3a及びパーティションサッシュ4を車外側から覆うカバーである。詳細は後述するが、樹脂カバー7は、窓枠の一部として用いられ、ドアサッシュ3a及びパーティションサッシュ4に取り付けられ、ウェザーストリップ、ガラスラン及び窓ガラス6等を係止する。
図2(A)は樹脂カバー7を車外側から見た側面図であり、図2(B)は図2(A)に示すW−W線方向の断面図であり、図2(C)は図2(A)に示すX−X線方向の断面図であり、図2(D)は図2(A)に示すY−Y線方向の断面図であり、図2(E)は図2(A)に示すZ−Z線方向の断面図である。以下の説明では、UPは車両の上方を示し、DOWNは車両の下方を示す。また、OUTは車外方向を示し、INは車内方向を示す。
尚、図2(A)のW−W線方向の断面は図1のA1−A1線方向の断面に対応し、図2(A)のX−X線方向の断面は図1のB1−B1線方向の断面に対応し、図2(A)のY−Y線方向の断面は図1のC1−C1線方向の断面に対応する。
図2(A)に示す如く、樹脂カバー7は、ドアサッシュ3a(図1参照)及びパーティションサッシュ4(図1参照)の延在方向に沿って一体に成形される。具体的には、樹脂カバー7は、窓ガラス6(図1参照)の上端縁部に沿って成形される第1領域7aと、パーティションガラス5(図1参照)の前端から上端縁部に沿って成形される第2領域7bと、パーティションサッシュ4に沿って成形される第3領域7cと、パーティションガラス5の下端縁部に沿って成形される第4領域7dとが、一体に成形される。
図2(B)に示す如く、樹脂カバー7の第1領域7aの断面では、樹脂カバー7は、主に、ドアサッシュ3aの延在方向に沿って成形され、意匠面となる基部8と、基部8から車内側へと突出する突出部9とを有し、略T字形状の断面として成形される。そして、突出部9よりも車両の上方側の基部8には、ウェザーストリップを係止する第1の係止突起部10が成形され、突出部9よりも車両の下方側の基部8には、ガラスランを係止する第2の係止突起部11が成形される。
尚、突出部9及び第1及び第2の係止突起部10、11は、ドアサッシュ3aの延在方向に沿って基部8と一体に連続して成形される。
図2(C)に示す如く、樹脂カバー7の第2領域7bの断面では、上述した第1領域7aから連続して、基部8、突出部9及び第1の係止突起部10が成形され、略T字形状の断面として成形される。
そして、突出部9よりも車両の下方側の基部8には、丸印にて示す凹部12が成形され、凹部12はパーティションガラス5の接着領域として用いられる。また、パーティションガラス5の接着領域の反対面の基部8には、室内カバーを係止する第3の係止突起部13が成形される。
図2(D)に示す如く、樹脂カバー7の第3領域7cの断面では、上述した第1及び第2領域7a、7bから連続して、基部8が成形され、略一字形状の断面として成形される。そして、丸印にて示すように、基部8には凹部12が成形され、凹部12はパーティションガラス5の接着領域として用いられ、第3の係止突起部13は室内カバーを係止する。
また、車両後方側の基部8の端部は車室内側へと曲がり、ガラスランを係止する第4の係止突起部14が成形される。
尚、基部8、第3及び第4の係止突起部13、14は、パーティションサッシュ4の延在方向に沿って一体に連続して成形される。
図2(E)に示す如く、樹脂カバー7の第4領域7dの断面では、上述した第2及び第3領域7b、7cから連続して、基部8が成形され、略一字形状の断面として成形される。丸印にて示すように、基部8には凹部12が成形され、凹部12はパーティションガラス5の接着領域として用いられ、第3の係止突起部13は室内カバーを係止する。
また、この領域7dの基部8は、他の領域7a、7b、7cの基部8よりも厚く成形される。図示しないが、この基部8の領域が、インナパネルとアウタパネルとの間に窓肩ブラケット、ネジ等を介して締結固定される。
上述したように、パーティションガラス5の周囲の基部8には、パーティションガラス5を位置決め固定するための凹部12が、その形状に合わせて環状に配置され、パーティションガラス5の組み立て作業の際の位置決めが容易に行われる。
また、樹脂カバー7の基部8が、ドアサッシュ3a及びパーティションサッシュ4を車外側から一体に覆い、ドアサッシュ3aとパーティションサッシュ4の接続領域の隙間を隠すことができる。また、樹脂カバー7の基部8の車外側の面は意匠面として用いられ、樹脂の色や樹脂表面の光沢感等を設計することで、外観デザイン性が向上される。
図3(A)は、図1に示すドア1のA1−A1線方向の断面図であり、図3(B)は、図1に示すドア2のA2−A2線方向の断面図である。
図3(A)に示す断面では、板金クリップ22がドアサッシュ3aに取り付けられ、樹脂カバー7とドアサッシュ3aとの間にて機械的な締結が成されている。そして、ドアサッシュ3aの一部には、板金クリップ22を係合するための開口部21が成形される。
板金クリップ22は、金属製のバネ鋼の板材を打ち抜いた後に、プレス加工して成形される。そして、板金クリップ22には、その一部が切り起こし加工により斜め内側(車外側)へ突出した係合突出部22aが成形される。
板金クリップ22は、車外側からドアサッシュ3aに取り付けられる。そして、係合突起部22aが開口部21へと挿入されることで両部材22、3aは係合し、板金クリップ22がドアサッシュ3aから抜け落ちることが防止される。
樹脂カバー7は、車外側からドアサッシュ3aを覆うように取り付けられる。樹脂カバー7の突出部9はドアサッシュ3aの上面側へ配置される。そして、板金クリップ22が、板金レール23の一端側に接着剤(図示せず)により接着固定される。
板金レール23は、ロールフォーミング加工された金属製部品であり、その他端側は車外側へと折り曲げられ係止曲げ部24として用いられる。図示したように、板金レール23と樹脂カバー7とによりウェザーストリップ25を係止する略コ字形状のチャンネルが構成される。
つまり、樹脂カバー7の突出部9がウェザーストリップ25用のチャンネルの底面となり、板金レール23及び樹脂カバー7の基部8がウェザーストリップ25用のチャンネルの側面となる。そして、板金レール23の係止曲げ部24及び樹脂カバー7の第1の係止突起部10が、ウェザーストリップ25の抜け防止用の一対の係止部として用いられる。
一方、図示したように、樹脂カバー7の基部8とドアサッシュ3aにより、ガラスラン26を係止する略コ字形状のチャンネルが構成される。そして、ドアサッシュ3aの凸部27及び樹脂カバー7の第2の係止突起部11が、ガラスラン26の抜け防止用の一対の係止部として用いられる。
図3(B)に示す断面では、板金クリップ22は使用されず、樹脂カバー7は、両面粘着テープ28を介してドアサッシュ3aに固定され、この構造が図3(A)に示す構造と異なる部分である。そして、図3(A)に示す構成部材と同じ構成部材には同一の符番を付し、その説明及び構造の説明を参照する。尚、板金クリップ22が配置されない領域では、ドアサッシュ3aには開口部21は形成されない。
樹脂カバー7の突出部9はドアサッシュ3aの上面側へ配置され、突出部9と板金レール23の一端側とが、例えば、両面粘着テープ28により接着固定される。そして、板金クリップ22が、板金レール23に接着剤(図示せず)により接着固定されることで、樹脂カバー7は、ドアサッシュ3aに対して接着固定される。
尚、図1に示す複数の点線の四角領域が、板金クリップ22を用いる領域であり、その四角領域の間等、それ以外の領域が、板金クリップ22を用いず、両面粘着テープ28を用いる領域である。
図4(A)は図1に示すB1−B1線方向の断面図であり、図4(B)は図1に示すB2−B2線方向の断面図である。尚、図3(A)及び(B)に示す構成部材と同じ構成部材には同一の符番を付し、その説明及び構造の説明を参照する。
図4(A)に示す断面では、図3(A)に示す断面と同様に、係合突起部22aと開口部21とが係合し、板金クリップ22がドアサッシュ3aに対して機械的に締結している。そして、板金クリップ22が、板金レール23の一端側に接着剤(図示せず)により接着され、板金レール23と樹脂カバー7とによりウェザーストリップ25を係止する略コ字形状のチャンネルが構成される。
一方、図示したように、ドアサッシュ3aの凸部27及び樹脂カバー7の第3の係止突起部13が、車内に配置される車室カバー29の抜け防止用の一対の係止部として用いられる。尚、車室カバー29は、ドアサッシュ3aと樹脂カバー7との間の隙間を車内側から隠すためのカバーである。
また、樹脂カバー7の基部8の凹部12には、パーティションサッシュ5が接着固定される。凹部12は、基部8の車外側面(意匠面)から略パーティションサッシュ5の厚み分窪むことで、意匠面となる基部8とパーティションガラス5とが略同一面を構成し、車両の空力特性や外観デザイン性が向上される。更に、パーティションサッシュ5は、凹部12の端面12aに当接するように接着固定されることで、パーティションガラス5周囲の気密性が向上され、その組み立ても容易となる。
図4(B)に示す断面では、図3(B)に示す断面と同様に、板金クリップ22は使用されず、樹脂カバー7は、両面粘着テープ28を介してドアサッシュ3aに固定される。尚、図4(A)に示す構成部材と同じ構成部材には同一の符番を付し、その説明及び構造の説明を参照する。
樹脂カバー7の突出部9はドアサッシュ3aの上面側へ配置され、突出部9と板金レール23の一端側とが、例えば、両面粘着テープ28により接着固定される。そして、板金クリップ22が、板金レール23に接着剤(図示せず)により接着固定されることで、樹脂カバー7は、ドアサッシュ3aに対して接着固定される。
図5(A)は図1に示すC1−C1線方向の断面図であり、図5(B)は図1に示すC2−C2線方向の断面図である。尚、図3(A)〜図4(B)に示す構成部材と同じ構成部材には同一の符番を付し、その説明及び構造の説明を参照する。
図5(A)に示す断面では、板金クリップ22とは形状の異なる板金クリップ30が用いられ、係合突起部30aと開口部31とが係合し、板金クリップ30がパーティションサッシュ4に対して機械的に締結している。
樹脂カバー7は、車外からパーティションサッシュ4を覆い、基部8が両面粘着テープ28によりパーティションサッシュ4に接着固定される。そして、樹脂カバー7の第4の係止突起部14は車内側へと曲げて成形され、樹脂カバー7とパーティションサッシュ4とによりガラスラン26を係止する略コ字形状のチャンネルが構成される。図示したように、樹脂カバー7の第4の係止突起部14とパーティションサッシュ4の凸部32とが、ガラスラン26の抜け防止用の一対の係止部として用いられる。
一方、パーティションサッシュ4の曲げ加工部33と樹脂カバー7の第3の係止突起部13(または板金クリップ30)が、車室内に配置される車室カバー29の抜け防止用の一対の係止部として用いられる。
図5(B)に示す断面では、板金クリップ30が使用されない構造以外は、図5(A)に示す構造と同じであり、図5(A)の説明を参照する。
上述したように、樹脂カバー7が、ウェザーストリップ25を係止するチャンネル、ガラスラン26を係止するチャンネルの一部として用いられる。この構造により、金属製部品であるドアサッシュ3a、パーティションサッシュの一部を樹脂カバー7に置き換えることができ、金属材料の使用量が大幅に低減され、車両用ドアの重量も低減し、材料コストも低減できる。
また、樹脂カバー7が、両面粘着テープ28及び接着剤(図示せず)を介してドアサッシュ3aに接着固定される領域の中に、板金クリップ22による機械的締結の部分を配置することで、樹脂カバー7がドアサッシュ3aから外れ難い構造が実現できる。また、板金クリップ22が部分的に配置されることで、曲面等を有するドアサッシュ3aに対しても樹脂カバー7の取り付けが可能となる。
尚、本実施の形態では、板金クリップと板金レールとが接着剤により固定される場合について説明したが、この場合に限定されるものではない。例えば、板金クリップと板金レールとが一体に形成されたものを用いる場合でも良い。
また、パーティションガラス5が、樹脂カバー7に対して接着固定される場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、二色成形法によりパーティションガラス5と樹脂カバー7とを一体成形する場合でも良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて種々の変更実施が可能である。
1 ドア
2 ドアパネル
3 ドアサッシュ
4 パーティションサッシュ
5 パーティションガラス
6 窓ガラス
7 樹脂カバー
8 基部
9 突出部
10 第1の係止突起部
11 第2の係止突起部
12 凹部
13 第3の係止突起部
14 第4の係止突起部
22 板金クリップ
23 板金レール
24 係止曲げ部
25 ウェザーストリップ
26 ガラスラン
28 両面粘着テープ
29 車室カバー
30 板金クリップ

Claims (6)

  1. ドアパネルと、
    前記ドアパネルに取り付けられるドアサッシュと、
    車外側から前記ドアサッシュに取り付けられる樹脂カバーとを備え、
    前記樹脂カバーは、前記ドアサッシュに沿って延在する基部と、前記基部と一体に前記ドアサッシュに沿って延在し、その一端側が前記ドアサッシュ側へと突出する突出部とを有し、
    前記基部の一端側にはウェザーストリップを係止する第1の係止突起部が形成され、前記突出部は前記ウェザーストリップの位置を固定する底面として用いられることを特徴とする車両用ドア。
  2. 前記基部の他端側には、ガラスランを係止する第2の係止突起部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア。
  3. 前記ドアサッシュの前記突出部と対向する領域には、その延在方向に沿って複数の板金クリップが離間して配置され、
    前記板金クリップ間に位置する前記ドアサッシュと前記突出部とは接着材料を介して固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用ドア。
  4. 前記突出部の一端側には、前記第1の係止突起部と一対となり、前記ウェザーストリップを係止する係止曲げ部を有する板金レールが配置され、前記板金レールは前記ドアサッシュに沿って連続して配置されることを特徴とする請求項3に記載の車両用ドア。
  5. 前記ドアパネル及び前記ドアサッシュに取り付けられ、前記ドアサッシュ内を区画するパーティションサッシュと、
    前記区画された一領域を塞ぐパーティションガラスと、を備え、
    前記樹脂カバーの基部は連続して前記パーティションサッシュに沿って延在し、前記樹脂カバーは車外側から前記パーティションサッシュに取り付けられ、
    前記パーティションサッシュに沿った領域の前記基部の一端側には室内カバーを係止する第3の係止突起部が形成され、前記基部の他端側にはガラスランを係止する第4の係止突起部が形成されることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の車両用ドア。
  6. 前記パーティションガラス周囲の前記基部には、前記パーティションガラスを接着固定する凹部が形成されることを特徴とする請求項5に記載の車両用ドア。
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