JP2015001892A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015001892A
JP2015001892A JP2013126848A JP2013126848A JP2015001892A JP 2015001892 A JP2015001892 A JP 2015001892A JP 2013126848 A JP2013126848 A JP 2013126848A JP 2013126848 A JP2013126848 A JP 2013126848A JP 2015001892 A JP2015001892 A JP 2015001892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
power supply
microcomputer
stop
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013126848A
Other languages
English (en)
Inventor
英二 杉立
Eiji Sugitachi
英二 杉立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013126848A priority Critical patent/JP2015001892A/ja
Priority to PCT/JP2014/003129 priority patent/WO2014203501A1/ja
Publication of JP2015001892A publication Critical patent/JP2015001892A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/24Resetting means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/30Monitoring
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/28Supervision thereof, e.g. detecting power-supply failure by out of limits supervision
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0706Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment
    • G06F11/0721Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation the processing taking place on a specific hardware platform or in a specific software environment within a central processing unit [CPU]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0751Error or fault detection not based on redundancy

Abstract

【課題】制御部における端子数の増加を抑えつつ、制御部が自ら自身への電源供給を停止できる電子制御装置を提供すること。【解決手段】電子制御装置1は、マイコン6と、マイコン6への電源供給及び電源供給の停止を行うレギュレータ51と、マイコン6の動作を監視するものであり、マイコン6からクリア信号が出力されると時間の計測を開始し、計測した時間が予め設定された値に達するとマイコン6をリセットする監視部(55)と、を備えている。マイコン6は、自身の電源供給の停止条件が成立していない場合はクリア信号を監視部55に出力し、自身への電源供給の停止条件が成立した場合はクリア信号の態様を変更して停止信号として監視部55に出力する。監視部55は、クリア信号が出力された場合は計測した時間をクリアすると共に新たに時間の計測を開始し、停止信号が出力された場合はレギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させる。【選択図】図1

Description

本発明は、制御部と、制御部に対して電源供給を行う電源供給部とを備えた電子制御装置に関する。
従来、制御部と、制御部に対して電源供給を行う電源供給部とを備えた電子制御装の一例として、引用文献1に開示された自動車用電子制御装置がある。
自動車用電子制御装置は、電源ICとマイコン(制御部)を備えて構成されている。電源ICは、制御部を動作させる電圧を生成するレギュレータ(電源供給部)、制御部へのリセット信号を生成するリセット信号生成回路、制御部で実行中のプログラムの暴走を防止するウォッチドッグタイマなどを備えて構成されている。一方、制御部は、ウォッチドッグタイマをクリアするWDT信号や、PC信号を出力する。
電源ICのリセット信号生成回路は、制御部で実行しているプログラムが暴走して、制御部からWDT信号が供給されずに、ウォッチドッグタイマのタイマがオーバーフローした場合、制御部にリセット信号を出力する。
また、制御部は、自動車の運転終了に伴いイグニッションスイッチがオフになった後、シャットダウン処理を行う。制御部は、SPI通信により、電源ICにラッチをリセットするコマンドを送信する。更に、制御部は、RAMへのデータバックアップなど全てのシャットダウン処理が終了した後、自らPC信号をLowにして、電源ICの電源供給部の動作を停止させる。これにより自動車用電子制御装置はシャットダウンする。なお、WDTは、watchdog timerの略である。PCは、Power Controlの略である。SPIは、Serial Peripheral Interfaceの略である。
特許第4032955号公報
上述のように、自動車用電子制御装置は、制御部が自らPC信号をLowにすることで、電源供給部の動作を停止させることができる。しかしながら、自動車用電子制御装置の制御部は、WDT信号を出力するための端子(ポート)に加えて、PC信号を出力するための端子が必要となる。つまり、自動車用電子制御装置は、制御部が自ら電源供給部の動作を停止させるために、専用の端子が必要となる。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、制御部における端子数の増加を抑えつつ、制御部が自ら自身への電源供給を停止できる電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
制御部(6)と、
制御部への電源供給及び電源供給の停止を行う電源供給部(51)と、
制御部の動作を監視するものであり、制御部からクリア信号が出力されると時間の計測を開始し、計測した時間が予め設定された値に達すると制御部をリセットする監視部(55)と、を備えた電子制御装置であって、
制御部は、自身の電源供給の停止条件が成立していない場合はクリア信号を監視部に出力し、自身への電源供給の停止条件が成立した場合はクリア信号の態様を変更して停止信号として監視部に出力し、
監視部は、クリア信号が出力された場合は計測した時間をクリアすると共に新たに時間の計測を開始し、停止信号が出力された場合は電源供給部による制御部への電源供給を停止させることを特徴とする。
このように、制御部は、自身の電源供給の停止条件が成立していない場合はクリア信号を出力する。そして、制御部の動作を監視する監視部は、クリア信号が出力された場合は、計測した時間をクリアすると共に新たに時間の計測を開始する。しかしながら、制御部が暴走などによってクリア信号を出力できない場合、監視部は、計測した時間をクリアすることなく、時間の計測を続けることになる。そして、監視部は、計測した時間が予め設定された値に達すると制御部をリセットする。このように、本発明は、制御部が暴走などによってクリア信号を出力できない場合、制御部をリセットすることができる。
また、制御部は、自身への電源供給の停止条件が成立した場合はクリア信号の態様を変更して停止信号として出力する。そして、監視部は、停止信号が出力された場合は電源供給部による制御部への電源供給を停止させる。このように、本発明は、制御部が自ら自身への電源供給を停止できる。
さらに、制御部は、自ら自身への電源供給を停止させる際に、クリア信号の態様を変更した停止信号を出力する。よって、制御部は、クリア信号を出力する端子から停止信号を出力できる。つまり、本発明は、制御部が自ら自身への電源供給を停止させるために、専用の端子を制御部に設ける必要がない。このように、本発明は、制御部の端子数の増加を抑制することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施形態における電子制御装置の処理動作を示すタイムチャートである。 実施形態におけるマイコンの出力処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における監視部の処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における周波数検出部の判定基準を示すイメージを示す図である。 変形例における電子制御装置の処理動作を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。本実施形態では、本発明(電子制御装置)を、通信線に複数のノードが接続されたネットワークに適用した例を採用する。
図1に示すように、電子制御装置1は、主に、BATT端子2、CANH端子3、CANL端子4、電源IC5、マイコン6を備えて構成されている。この電子制御装置1は、通信線(図示省略)に複数のノードが接続されたネットワークにおけるノードの一つである。本実施形態の電子制御装置1は、一例として、車両に搭載され、CAN(controller areanetwork)の通信プロトコルに準拠した車載ネットワークに接続されたものを採用している。このため、以下においては、通信線をCANバスとも称する。
なお、本実施形態では、一例として、ネットワークの通信プロトコルとしてCANを採用している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。ネットワークの通信プロトコルとしては、FlexRay(登録商標)を採用することもできる。また、本実施形態では、電子制御装置1が接続されたネットワークの一例として、車載ネットワークを採用している、しかしながら、本発明は、これに限定されるものではない。つまり、本発明は、車両に搭載された電子制御装置でなくても採用することができる。
ここで、電源IC5の構成に関して説明する。なお、ここでは、電源IC5の構成と共に、電源IC5の動作に関しても一部説明する。
電源IC5は、主に、マイコン電源用レギュレータ(以下、単にレギュレータとも称する)51、通信ドライバ52、コンパレータ53、ラッチ回路54、監視部55、低電圧検出回路56を備えて構成されている。
レギュレータ51は、特許請求の範囲における電源供給部に相当するものであり、マイコン6への電源供給及び電源供給の停止を行う。レギュレータ51は、BATT端子2を介して、車両のバッテリ電源(例えば12V)が与えられている。そして、レギュレータ51は、バッテリ電源を降圧してマイコン6に供給する電源VOM(例えば5V)を生成する。つまり、レギュレータ51は、供給線104を介して電源VOMをマイコン6のVOM端子65に供給する。このように、電源IC5は、マイコン6への電源供給及び電源供給の停止を管理する機能を備えるものである。なお、レギュレータ51によるマイコン6への電源VOMの供給及び電源VOMの供給の停止に関しては、後ほど説明する。また、以下においては、電源VOMの供給を単に電源供給とも称する。
レギュレータ51は、ラッチ回路54の出力信号がハイレベルの場合にマイコン6に電源供給し、ラッチ回路54の出力信号がロウレベルになると電源VOMの電圧を0Vにする(つまり、マイコン6への電源供給を停止する)。言い換えると、レギュレータ51は、ラッチ回路54から出力された起動信号が入力されている場合にマイコン6に電源供給し、起動信号が入力されなくなると電源VOMの電圧を0Vにする。
なお、電源VOMの供給線104には、低電圧検出回路56が接続されている。低電圧検出回路56は、電源VOMの電圧が所定の閾値(例えば4.5V)を下回ると、電圧低下検出信号をリセット発生回路55dに出力する。
通信ドライバ52は、CANに対応したものである。通信ドライバ52は、CANH端子3を介してCANバスであるCANHが接続されており、且つ、CANL端子4を介してCANバスであるCANHが接続されている。通信ドライバ52は、これらのCANバスを介して他のノードより送信された差動信号(ドミナント、レセッシブ)を受信すると、この差動信号が示すデータをマイコン6のRX端子62に送信する。また、通信ドライバ52は、マイコン6がTX端子61からデータを出力すると、このデータに応じてCANバスに差動信号を出力する。なお、通信ドライバ52は、レシーバ(図示省略)を含むものである。
コンパレータ53は、特許請求の範囲における判定部に相当するものであり、CANバスにデータが流れているか否かを判定する。言い換えると、コンパレータ53は、CANバスがドミナントであるかレセッシブであるか判定する。このコンパレータ53は、CANH端子3と通信ドライバ52とを繋ぐ信号線、及びCANL端子4と通信ドライバ52とを繋ぐ信号線に接続されている。なお、ここでは、判定部としてコンパレータ53を採用しているが、本発明はこれに限定されるものではない。判定部は、CANバスにデータが流れているか否かを判定できるものであれば採用することができる。
そして、コンパレータ53は、CANバスがドミナントである場合、信号線103を介してラッチ回路54に信号を出力する。このときコンパレータ53が出力する信号は、CANバスを使った通信が開始されたことを示すものであるため通信開始信号とも称することができる。また、コンパレータ53は、CANバスがドミナントである場合、CANバスにデータが流れていると判定して(言い換えると、データが流れているとみなして)、信号線103を介して通信開始信号をラッチ回路54に出力すると言い換えることもできる。また、コンパレータ53は、CANバスがレセッシブである場合、CANバスにデータが流れていないと判定して通信開始信号を出力しない。
なお、コンパレータ53は、例えば、CANバスがレセッシブからドミナントに移行するエッジのタイミングで信号を出力しはじめる。そして、コンパレータ53は、CANバスがドミナントからレセッシブに移行するエッジのタイミングで出力している信号を停止する。
ラッチ回路54は、特許請求の範囲における開始指示部に相当するものである。ラッチ回路54は、レギュレータ51によるマイコン6への電源供給が停止されている場合、コンパレータ53によって、CANバスにデータが流れていると判定されるとレギュレータ51によるマイコン6への電源供給を開始させる。つまり、ラッチ回路54は、通信開始信号が入力されると、出力信号をハイレベルに遷移させる。そして、ラッチ回路54は、監視部55(カウンタ55c)からクリアされるまで、出力信号をハイレベルに遷移させた状態を保持する。よって、ラッチ回路54は、カウンタ55cからクリアされると、出力信号をハイレベルからロウレベルに遷移させる。
言い換えると、ラッチ回路54は、通信開始信号が入力されると、信号線101を介して起動信号をレギュレータ51に出力すると共に、カウンタ55cから信号線102を介して保持信号が入力される。そして、ラッチ回路54は、カウンタ55cからの保持信号が停止されるまで、起動信号を出力し続ける。よって、ラッチ回路54は、カウンタ55cからの保持信号が停止されると、起動信号の出力を停止する。
監視部55は、周波数検出部55a、ウォッチドッグタイマ55b、カウンタ55c、リセット発生回路55dを備えて構成されている。以下、ウォッチドッグタイマをWDTと省略する。監視部55は、マイコン6の動作を監視するものであり、マイコン6のWDC端子63からクリア信号が出力されると時間の計測を開始し、計測した時間が予め設定された値に達するとマイコン6をリセットする。
周波数検出部55aは、マイコン6のWDC端子63から出力されたパルス信号が入力され、入力されたパルス信号の周波数を検出する。このパルス信号は、後ほど説明するクリア信号及び停止信号を示す信号である。また、周波数検出部55aは、マイコン6のWDC端子63から出力されたクリア信号及び停止信号の周波数を検出する、と言い換えることができる。例えば、周波数検出部55aは、パルス信号のダウンエッジを検出して、検出したダウンエッジの時間的間隔を計測することで、パルス信号の周波数を検出する。
この点に関して、図5を用いて説明する。周波数検出部55aは、図5に示すように、検出したダウンエッジの時間的間隔がX1ms(0ms以外)に達していない場合は、クリア信号の態様が変更されていないと判断する。このとき、マイコン6は通常制御中である。また、周波数検出部55aは、図5に示すように、検出したダウンエッジの時間的間隔がX1msからX2msの間であった場合は、クリア信号の態様が変更され、WDC端子63から停止信号が出力されたと判断する。このとき、マイコンは電源遮断待ち受け中である。よって、X1は、態様が変化したか否かを判定するための変化閾値と称することができる。このX1の値は、電源IC5における記憶部(図示省略)に記憶させておく。また、X1の値は、マイコン6によって変更可能とすることもできる。この場合、マイコン6は、SPI等の通信によって、電源IC5に記憶されているX1の値を変更する。このように、マイコン6からX1の値を変更できるようにすることで、汎用性を向上させることができる。
なお、周波数検出部55aは、図5に示すように、ダウンエッジの時間的間隔がX2msを超えた場合は、マイコン6が異常であると判断する。よって、X2は、マイコン6の異常を判定するための異常閾値と称することができる。
周波数検出部55aは、このようにパルス信号の周波数を検出することで、クリア信号が入力されたか、停止信号が入力されたかを判定することができる。なお、周波数検出部55aは、受信している信号がクリア信号から停止信号に切替わったこと、及び受信している信号が停止信号からクリア信号に切替わったことを検出する、と言い換えることもできる。
そして、周波数検出部55aは、WDC端子63から出力されたパルス信号をWDT55bに出力する。また、周波数検出部55aは、停止信号が入力されたと判定した場合、停止信号をカウンタ55cに出力する。
なお、周波数検出部55aは、パルス信号のアップエッジを検出して、検出したアップエッジの時間的間隔を計測することで、パルス信号の周波数を検出してもよい。さらに、周波数検出部55aは、その他の方法で、パルス信号の周波数を検出してもよい。
ウォッチドッグタイマ55bは、周波数検出部55aを介して、マイコン6のWDC63から出力されたクリア信号又は停止信号が入力される。WDT55bは、マイコン6からクリア信号又は停止信号が出力されると時間の計測を開始する。また、WDT55bは、時間の計測を行っている際に、マイコン6からクリア信号又は停止信号が出力されると、計測した時間をクリアすると共に新たに時間の計測を開始する。さらに、WDT55bは、計測した時間が予め設定された値に達するとマイコン6をリセットさせる。なお、ここでの予め設定された値とは、図2におけるリセット発生閾値である。以下、リセット発生閾値をリセット閾値とも称する。
例えば、WDT55bは、図示しない発振回路から出力しれたクロック信号のカウント動作を行うことで時間の計測を行う。よって、WDT55bは、マイコン6からクリア信号又は停止信号が出力されると、カウント値をクリアしたり、カウント動作を開始したりする。言い換えると、WDT55bは、周波数検出部55aから出力されたパルス信号(クリア信号及び停止信号)のダウンエッジを検出すると、カウント値をクリアしたり、カウント動作を開始したりする。そして、WDT55bは、マイコン6からのクリア信号及び停止信号が与えられない期間が所定の期間を超えて、カウント値がリセット閾値に達すると、オーバーフロー信号をリセット発生回路55dに出力することで、マイコン6をリセットさせる。
このように、WDT55bは、クリア信号が出力された場合、停止信号が出力された場合のいずれでもカウント値をクリアしたり、カウント動作を開始したりする。よって、本願発明の特許請求の範囲におけるクリア信号を通常クリア信号と称すると共に、停止信号を停止用クリア信号と称することもできる。
なお、上記周波数検出部55aは、WDC端子63からパルス信号が出力されたパルス信号が入力されると、WDC端子63からパルス信号が出力されたことを示す信号をWDT55bに出力してもよい。この場合、WDT55bは、この信号が入力されると、カウント値をクリアしたり、カウント動作を開始したりする。
カウンタ55cは、周波数検出部55aを介して、マイコン6のWDC63から出力された停止信号が入力される。そして、カウンタ55cは、停止信号が入力された回数、言い換えると、マイコン6から停止信号が出力された回数をカウントする。例えば、カウンタ55cは、周波数検出部55aから出力されたパルス信号(停止信号)のダウンエッジを検出するとカウントアップ(カウント値をインクリメント)する。よって、カウンタ55cは、停止信号を検出できた回数をカウントする、と言い換えることができる。
なお、上記周波数検出部55aは、停止信号が入力されたと判定した場合、停止信号が入力されたこと、すなわち、マイコン6から停止信号が出力されたことを示す信号をカウンタ55cに出力してもよい。この場合、カウンタ55cは、この信号が入力されるとカウントアップする。
また、カウンタ55cは、停止信号が予め設定された複数回出力されると、レギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させる。例えば、カウンタ55cは、ラッチ回路54が起動信号の出力を開始すると、起動信号の出力を保持させるため、信号線102を介してラッチ回路54に対して保持信号を出力する。そして、カウンタ55cは、カウント値が予め設定された複数回に達すると、ラッチ回路54に出力していた保持信号の出力を停止する。このように、カウンタ55cは、保持信号の出力を停止することで、レギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させる。なお、ここでの予め設定された複数回とは、図2における電源遮断発生閾値である。以下、電源遮断発生閾値を遮断閾値とも称する。
リセット発生回路55dは、WDT55bから出力されたオーバーフロー信号を受けてマイコン6のリセット端子64にリセット信号(ロウアクティブ)を出力する。同様に、リセット発生回路55dは、低電圧検出回路56から出力された電圧低下検出信号を受けてマイコン6のリセット端子64にリセット信号(ロウアクティブ)を出力する。
ここで、マイコン6に関して説明する。なお、ここでは、マイコン6の構成と共に、マイコン6の動作に関しても一部説明する。
マイコン6は、特許請求の範囲における制御部に相当するものであり、上述の端子61〜65の他に、処理部、記憶部(共に図示省略)などを含む。また、マイコン6は、発振子66が接続されており、発振子66から出力されたクロック信号に同期して動作する。マイコン6は、VOM端子65に電源VOMが供給されると動作を開始するものであり、電源VOMが供給されている間、処理部が所定の処理を実行する。
例えば、マイコン6は、電源VOMが供給されている間、通信線を介して送信するデータをTX端子61から出力すると共に、通信線を介して送信されたデータをRX端子62から受信する。また、マイコン6は、リセット信号がリセット端子64に入力されると、自ら自身のリセットをかける。
さらに、マイコン6は、WDC端子63からパルス状のクリア信号及び停止信号を出力する。クリア信号及び停止信号は、互いに態様が異なるが、マイコン6における同じ端子(一つの端子)から出力されることになる。なお、クリア信号は、WDT55bにおけるカウント値のクリアを指示するための信号である。一方、停止信号は、レギュレータ51から供給されている電源VOMの停止を指示するための信号である。
なお、マイコン6は、クリア信号及び停止信号を間接的に監視部55に出力してもよい。つまり、マイコン6から出力されたクリア信号及び停止信号を取得して、取得したクリア信号及び停止信号を監視部55に出力する中間装置(バッファや信号変換回路など)が設けられていてもよい。また、中間装置は、マイコン6から出力されたクリア信号及び停止信号を取得して、マイコン6からクリア信号が出力されたことを示す信号、及びマイコン6から停止信号が出力されたことを示す信号を監視部55に出力するものであってもよい。
ここで、図2〜図6を用いて、電子制御装置1の処理動作に関して説明する。まず、図2のタイミングt0で示すように、マイコン6への電源供給が停止されている状況で、CANバスがレセッシブからドミナントになった場合、コンパレータ53が通信開始信号を出力する。ラッチ回路54は、通信開始信号が入力されると、起動信号をレギュレータ51に出力する。そして、レギュレータ51は、起動信号が入力されると、マイコン6への電源供給を開始する。また、カウンタ55cは、信号線102を介して保持信号を出力する。
このように、電子制御装置1は、電源IC5からマイコン6への電源供給が停止している場合、CANバスにデータが流れると、電源IC5からマイコン6への電源供給がなされる。つまり、電子制御装置1は、CANバスにデータが流れることによって、マイコン6を起動させることができる。言い換えると、電子制御装置1は、CANバスでの通信開始によるウェイクアップ機能を備えている。
マイコン6は、このようにして電源VOMが供給されると、電源VOMが供給されている間、図3のフローチャートで示す処理を実行する。言い換えると、マイコン6は、図2のタイミングt0以降に、図3に示すフローチャートの処理を実行する。
まず、テップS10では、停止条件が成立したか否かを判定する。この停止条件とは、マイコン6自身に対する電源供給の停止を示す条件である。マイコン6は、停止条件が成立していないと判定した場合はステップS20へ進み、停止条件が成立していると判定した場合はステップS30へ進む。
この停止条件の一例としては、マイコン6がシャットダウン処理を終了していることを採用できる。よって、マイコン6は、自身でのシャットダウン処理が終了していない場合に停止条件が成立していないと判定する。一方、マイコン6は、自身でのシャットダウン処理が終了した場合に停止条件が成立したと判定する。
なお、シャットダウン処理とは、マイコン6の処理部が実行する処理に必要なデータを記憶部にバックアップする処理である。また、シャットダウン処理は、ダイアグ処理を含むものであってもよい。この場合、処理部は、シャットダウン処理としてダイアグ処理を実行し、このダイアグ処理で得られたダイアグデータを記憶部にバックアップする。
また、シャットダウン処理を行うための条件としては、例えば、CANバスを介してイグニッションオフを示すデータを受信したこと、又は、CANバスを介して他のノードからシャットダウンの指示を示すデータを受信したことを採用することができる。更に、マイコン6自身がシャットダウンしてもいいと判定したことを、シャットダウン処理を行うための条件として採用することもできる。
ステップS20では、クリア信号を出力する。マイコン6は、自身における電源供給の停止条件が成立していない場合、WDC端子63からクリア信号を出力する。これによって、マイコン6は、図2のt0からt1の期間のように、所定時間毎にWDC端子63からクリア信号を出力する。言い換えると、マイコン6は、クリア信号として所定周期のパルス信号を出力する。また、マイコン6は、H(ハイ)及びL(ロウ)を定期的にWDC端子63から出力する、と言い換えることもできる。なお、本実施形態では、クリア信号の周期として2msを採用している。
このように、マイコン6は、停止条件が成立していない場合、リセット端子64にリセット信号が入力されないようにするために、所定時間毎にクリア信号をWDC端子63から出力する。なお、クリア信号の周期は、ウォッチドッグタイマ55bのカウント値がリセット閾値に達しない程度とする。このようにすることで、マイコン6は、停止条件が成立していない場合、リセット端子64にリセット信号が入力されて、自らをリセットすることを防止できる。
なお、マイコン6は、停止条件が成立していない場合、上述のようにクリア信号を出力しつつ、通信ドライバ52を介してCANバスに接続されている他のノードと通信するなどの通常制御を行う。よって、図2のt0からt1の期間のように、マイコン6がクリア信号を出力している期間は、通常制御期間と称することができる。
ステップS30では、停止信号を出力する。マイコン6は、自身における電源供給の停止条件が成立している場合、WDC端子63から停止信号を出力する。つまり、マイコン6は、自身における電源供給の停止条件が成立している場合、クリア信号の態様を変更して停止信号として出力する。なお、マイコン6は、停止条件が成立している場合、自身に対する電源供給を停止させるために、停止信号をWDC端子63から出力する。
本実施形態では、マイコン6が変更する態様として周期を採用している。つまり、マイコン6は、停止信号を出力する場合、クリア信号の周期を変化させてWDC端子63から出力する。上述のように、マイコン6は、WDC端子63から、クリア信号としてのパルス信号を出力する。そして、マイコン6は、WDC端子63から出力しているクリア信号の周期を変化させ、この周期を変化させた信号を停止信号として出力する。このように周期を変更することで、監視部55は、パルス信号のダウンエッジ間隔、又はアップエッジ間隔のいずれかを計測することで、クリア信号と停止信号とを区別することができる。
これによって、マイコン6は、図2のt1からt2の期間のように、所定時間毎にWDC端子63から停止信号を出力する。言い換えると、マイコン6は、停止信号として所定周期のパルス信号を出力する。なお、本実施形態では、停止信号の周期として20msを採用している。なお、停止信号の周期は、クリア信号の周期よりも長く、且つ、ウォッチドッグタイマ55bのカウント値がリセット発生に達しない程度とする。
なお、マイコン6は、停止条件が成立している場合、上述のように停止信号を出力しつつ、電源VOMの停止を待っている状態である。よって、図2のt1からt2の期間のように、マイコン6が停止信号を出力している期間は、電源遮断待ち受け期間と称することができる。
一方、電源IC5は、電源IC5への電源VOMが停止されている状況で、CANバスがレセッシブからドミナントになった場合、図4に示すフローチャートの処理を所定時間毎に実行する。つまり、電源IC5は、図2のタイミングt0以降に、図4に示すフローチャートの処理を実行する。なお、図4に示すフローチャートは、電源IC5の処理の一例である。よって、電源IC5の処理は、これに限定されない。
ステップS100では、リセット閾値に達しているか否かを判定する。電源IC5は、WDT55bが自身でカウントしたカウント値がリセット閾値に達した場合はステップS190に進み、リセット閾値に達していない場合はステップS120に進む。
ステップS90では、マイコン6をリセットする。電源IC5は、WDT55bがオーバーフロー信号をリセット発生回路55dに出力することで、マイコン6をリセットさせる。マイコン6が暴走などによってクリア信号を出力できない場合、WDT55bは、カウントしたカウント値をクリアすることなく、カウント動作を続けることになる。そして、WDT55bは、カウント値がリセット閾値に達するとマイコン6をリセットする。このように、本発明は、マイコン6が暴走などによってクリア信号を出力できない場合、マイコン6をリセットすることができる。
ステップS120では、パルス信号を受信したか否かを判定する。このとき、電源IC5は、周波数検出部55aがWDC端子63から出力されたパルス信号を受信したか否かを判定する。そして、電源IC5は、周波数検出部55aがパルス信号を受信していない場合、図4に示すフローチャートの処理を終了する。一方、電源IC5は、周波数検出部55aがパルス信号を受信した場合、ステップS130に進む。
ステップS130では、態様が変化しているか否かを判定する。このとき、電源IC5は、周波数検出部55aが受信したパルス信号の周波数を検出することで、クリア信号が入力されたか、停止信号が入力されたかを判定する。電源IC5は、クリア信号が入力されたと判定した場合、つまり、態様が変化していないと判定した場合はステップS140へ進む。一方、電源IC5は、停止信号が入力されたと判定した場合、つまり、態様が変化したと判定した場合はステップS150へ進む。
ステップS140では、カウント値をクリアする。電源IC5は、クリア信号を受信すると、図2のタイミングt0からt1に示すように、WDT55cが自身でカウントしたカウント値をクリアする。なお、WDT55cは、カウント値をクリアすると、新たにカウント動作を開始する。
ステップS150では、カウント値をクリアする。電源IC5は、停止信号を受信すると、図2のタイミングt1からt2に示すように、WDT55cが自身でカウントしたカウント値をクリアする。なお、WDT55cは、カウント値をクリアすると、新たにカウント動作を開始する。
このように、WDT55cは、図2のタイミングt0からt2に示すように、WDC端子63から出力されたパルス信号のダウンエッジのタイミングで、カウント値をクリアすると共に、新たにカウント動作を開始する。
ステップS160では、カウンタ55cがカウントアップする。そして、ステップS170では、遮断閾値に達したか否かを判定する。カウンタ55cは、自身でカウントしたカウント値が遮断閾値に達した場合はステップS170へ進み、カウント値が遮断閾値に達していない場合は図4に示すフローチャートの処理を終了する。
ステップS180では、マイコン6への電源供給を停止する。上述のように、カウンタ55cは、カウント値が遮断閾値に達すると、ラッチ回路54に出力していた保持信号の出力を停止することで、レギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させる。
このようにすることで、マイコン6が停止信号を出力してから、監視部55がレギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させるまでにマージンを持たせることができる。つまり、電源遮断待ち受け状態の時間を、リセット閾値(言い換えると、リセット閾値に対応する時間)よりも長くすることができる。
また、停止信号が複数回出力されたことで、マイコン6への電源供給を停止すると、マイコン6の誤動作によってクリア信号の出力タイミングが遅れた場合に、レギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させることを抑制できる。つまり、停止条件が成立していないにもかからず、レギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させてしまうことを抑制できる。
なお、ステップS130で態様が変化していないと判定された場合は、図4に示すフローチャートの処理を終了するまで、ステップS15〜S180は実行されない。よって、電源IC5は、単にWDT55bにおけるカウント値のクリアを指示するためのクリア信号が入力されただけでは、レギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止しない。
ここまで説明したように、マイコン6は、停止条件が成立した場合はクリア信号の態様を変更して停止信号として出力する。そして、マイコン6は、停止信号が出力された場合はレギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させる。このように、本発明は、マイコン6が自ら自身への電源供給を停止できる。
さらに、マイコン6は、自ら自身への電源供給を停止させる際に、クリア信号の態様を変更した停止信号を出力する。よって、マイコン6は、クリア信号を出力する端子であるWDC端子63から停止信号を出力できる。つまり、本発明は、マイコン6が自ら自身への電源供給を停止させるために、専用の端子をマイコン6に設ける必要がない。このように、本発明は、マイコン6の端子数の増加を抑制することができる。
また、マイコン6は、発振子66から出力されたクロック信号に同期して動作するものである。この発振子66は、マイコン6がリセットする場合、自身への電源供給は継続される。しかしながら、発振子66は、マイコン6に対する電源供給が停止された場合、自身への電源供給も停止されることになる。また、発振子66は、自身への電源供給が停止されている状態から電源供給がなされると、発振を開始するものの、発振を開始してから発振振幅電圧が安定するまでに時間がかかる。
つまり、マイコン6は、自身に対する電源供給が停止されてから電源供給が再開された場合、発振子66の発振振幅電圧が安定するまでに時間がかかる分、自身がリセットする場合よりも、通常動作(安定して動作可能な状態)に戻るのに時間を要することになる。言い換えると、マイコン6は、自身がリセットする場合よりも、起動に時間を要することになる。
マイコン6は、自身の電源VOM供給の停止条件が成立していない場合はクリア信号を出力し、自身への電源VOM供給の停止条件が成立した場合はクリア信号の態様を変更して停止信号として出力する。よって、電子制御装置1は、マイコン6の停止条件が成立していない場合に、マイコン6への電源供給を停止することを抑制できる。つまり、電子制御装置1は、マイコン6が暴走などによってクリア信号を出力できない場合に、マイコン6への電源供給を停止することを抑制できる。言い換えると、電子制御装置1は、マイコン6が暴走などによってクリア信号を出力できない場合に、マイコン6を単にリセットするのではなく、マイコン6に対する電源供給を停止することを抑制できる。従って、電子制御装置1は、マイコン6が暴走などによってクリア信号を出力できない場合に、マイコン6に対する電源供給が停止されることで、必要以上に通常動作に戻るのに時間がかかってしまうことを抑制できる。
また、本実施形態では、マイコン6がシャットダウン処理を終了していることを停止条件として採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。本発明は、マイコン6がシャットダウン許可を示す信号を取得したことを停止条件とすることもできる。マイコン6は、上述のようにシャットダウン許可を示す信号を取得可能である。このシャットダウン許可を示す信号とは、例えば、CANバスを介してイグニッションオフを示すデータ、CANバスを介して他のノードから出力されたシャットダウンの指示を示すデータなどである。
そして、マイコン6は、シャットダウン許可を示す信号を取得していない場合に停止条件が成立していないと判定してクリア信号を出力する。また、マイコン6は、シャットダウン許可を示す信号を取得した場合に停止条件が成立したと判定して停止信号を出力する。
また、本実施形態では、マイコン6が変更する態様として周期を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。本発明は、マイコン6が変更する態様としてパルス幅を採用できる。この場合、マイコン6は、停止信号を出力する場合、クリア信号のパルス幅を変化させてWDC端子63から出力する。上述のように、マイコン6は、WDC端子63から、クリア信号としてのパルス信号を出力する。そして、マイコン6は、WDC端子63から出力しているクリア信号のパルス幅を変化させ、このパルス幅を変化させた信号を停止信号として出力する。このようにパルス幅を変更する場合、監視部55は、アップエッジとダウンエッジとの間隔を計測することで、クリア信号と停止信号とを区別することができる。
なお、本実施形態では、停止信号が複数回出力されるとマイコン6への電源供給を停止する例を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。本発明は、図6に示すように、停止信号が出力されてから、予め設定された所定時間が経過すると、レギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させてもよい。この場合、カウンタ55cは、図示しない発振回路から出力しれたクロック信号をカウントすることで、停止信号を検出してからの経過時間を計測する。そして、カウンタ55cは、カウント値がリセット閾値に達するとレギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させる。このようにしても、マイコン6が停止信号を出力してから、監視部55がレギュレータ51によるマイコン6への電源供給を停止させるまでにマージンを持たせることができる。
さらに、本発明は、停止信号が一回出力された場合にマイコン6への電源供給を停止させてもよい。
また、本実施形態では、本発明を、通信線に接続された複数のノードの一つに採用した。しかしながら、本発明は、これに限定されない。よって、本発明は、CANH端子3、CANL端子4、通信ドライバ52などを備えていなくても目的は達成できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
1 電子制御装置、2 BATT端子、3 CANH端子、4 CANL端子、5 電源IC、51 マイコン電源用レギュレータ、52 通信ドライバ、53 コンパレータ、54 ラッチ回路、55 監視部、55a 周波数検出部、55b ウォッチドッグタイマ、55c カウンタ、55d リセット発生回路、56 低電圧検出回路、6 マイコン、61 TX端子、62 RX端子、63 WDC端子、64 リセット端子、65 VOM端子、66 発振子

Claims (9)

  1. 制御部(6)と、
    前記制御部への電源供給及び電源供給の停止を行う電源供給部(51)と、
    前記制御部の動作を監視するものであり、前記制御部からクリア信号が出力されると時間の計測を開始し、計測した時間が予め設定された値に達すると前記制御部をリセットする監視部(55)と、を備えた電子制御装置であって、
    前記制御部は、自身の電源供給の停止条件が成立していない場合は前記クリア信号を前記監視部に出力し、自身への電源供給の停止条件が成立した場合は前記クリア信号の態様を変更して停止信号として前記監視部に出力し、
    前記監視部は、前記クリア信号が出力された場合は計測した時間をクリアすると共に新たに時間の計測を開始し、前記停止信号が出力された場合は前記電源供給部による前記制御部への電源供給を停止させることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記監視部は、前記停止信号が予め設定された複数回出力されると、前記電源供給部による前記制御部への電源供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記監視部は、前記停止信号が出力されてから、予め設定された所定時間が経過すると、前記電源供給部による前記制御部への電源供給を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  4. 通信線に複数のノードが接続されたネットワークに適用されるものであり、
    前記通信線にデータが流れているか否かを判定する判定部(53)と、
    前記電源供給部による前記制御部への電源供給が停止されている場合、前記判定部にてデータが流れていると判定されると前記電源供給部による前記制御部への電源供給を開始させる開始指示部(54)と、を備え、
    前記制御部は、前記電源供給部から電源供給されている間、前記通信線を介して送信するデータを出力すると共に、前記通信線を介して送信されたデータを受信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  5. 前記制御部は、前記停止信号を出力する場合、前記クリア信号の周期を変化させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  6. 前記制御部は、前記停止信号を出力する場合、前記クリア信号のパルス幅を変化させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  7. 前記制御部は、自身でのシャットダウン処理が終了していない場合に停止条件が成立していないと判定して前記クリア信号を出力し、自身でのシャットダウン処理が終了した場合に停止条件が成立したと判定して前記停止信号を出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  8. 前記制御部は、シャットダウン許可を示す信号を取得可能であり、前記シャットダウン許可を示す信号を取得していない場合に停止条件が成立していないと判定して前記クリア信号を出力し、前記シャットダウン許可を示す信号を取得した場合に停止条件が成立したと判定して前記停止信号を出力することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  9. 前記制御部は、発振子(66)から出力されたクロック信号に同期して動作することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子制御装置。
JP2013126848A 2013-06-17 2013-06-17 電子制御装置 Pending JP2015001892A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013126848A JP2015001892A (ja) 2013-06-17 2013-06-17 電子制御装置
PCT/JP2014/003129 WO2014203501A1 (ja) 2013-06-17 2014-06-12 電子制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013126848A JP2015001892A (ja) 2013-06-17 2013-06-17 電子制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015001892A true JP2015001892A (ja) 2015-01-05

Family

ID=52104253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013126848A Pending JP2015001892A (ja) 2013-06-17 2013-06-17 電子制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2015001892A (ja)
WO (1) WO2014203501A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7347862B1 (ja) 2022-03-15 2023-09-20 Necプラットフォームズ株式会社 情報処理システム、制御方法およびプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022182780A (ja) 2021-05-28 2022-12-08 株式会社アイシン 制御装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3869871B2 (ja) * 1995-08-10 2007-01-17 キヤノン株式会社 画像処理システム、記録装置、およびオプション装置
EP1849051A2 (en) * 2005-02-16 2007-10-31 Matsusita Electric Industrial Co., Ltd. Power supply control circuit and electronic circuit
JP3993618B2 (ja) * 2005-06-21 2007-10-17 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 電子内視鏡装置
JP2013058159A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Denso Corp 電子制御装置
JP2013109407A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Nec Fielding Ltd 電力制御システム、電力制御方法およびコンピュータプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7347862B1 (ja) 2022-03-15 2023-09-20 Necプラットフォームズ株式会社 情報処理システム、制御方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014203501A1 (ja) 2014-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5601357B2 (ja) 電子制御装置
US9251632B2 (en) Vehicle diagnostic system
JP2015205545A (ja) 制御装置切替システム
JP2013106200A (ja) 車両用通信中継装置、スリープ制御方法
JP6375979B2 (ja) 通信装置
JP6384332B2 (ja) 電子制御装置
WO2014203501A1 (ja) 電子制御装置
JP5831523B2 (ja) 電子制御装置
JP5281448B2 (ja) 電子制御装置、異常監視方法
JP2011044945A (ja) 通信システム
JP2019084942A (ja) 電子制御装置
JP2008131173A (ja) 制御ユニットおよび車載用の多重通信システム
JP2011093389A (ja) 制御システム、電子装置、制御装置及び装置起動方法
JP2015154189A (ja) 通信システム、ゲートウェイ装置及び通信ノード並びに通信制御方法
JP2014146131A (ja) 情報処理装置、監視装置、制御装置
JP6040952B2 (ja) 通信システム、電子制御装置
JP6477438B2 (ja) 通信装置および通信システム
JP2009303457A (ja) 電力供給制御装置
JP6365876B2 (ja) ノード
JP6450094B2 (ja) 定周期信号監視回路及び負荷制御用バックアップ信号発生回路
JP5678843B2 (ja) 集積回路装置
JP2017046053A (ja) マスタノード
JP2009265739A (ja) データ送受信回路
JP2015108969A (ja) 情報処理装置
JP7378445B2 (ja) 電子制御ユニット、情報処理方法、およびプログラム