JP2015000750A - 流体用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部材の構成を簡素化した流体用容器を提供する。【解決手段】この流体用容器は、包装袋本体に注出口が接合されている注出口付き包装袋と、開口部と該開口部を封止する封止手段とを備え、注出口付き包装袋の注出口を開口部で支持して包装袋本体を内部に収容可能な外側容器と、所定径のチューブとその末端が拡径した拡径部とを備え、注出口で拡径部を支持して注出口付き包装体の内部にチューブを挿入可能な液出しチューブとを備え、注出口には、その口部から鉛直上方に向かって筒状に延出される円筒部が一体形成されており、円筒部は液出しチューブのチューブを貫通可能にするとともに、拡径部を円筒部内で支持可能なように、円筒内壁が鉛直下方に向かって順次縮径している。【選択図】図1

Description

本発明は、薬品などの流体を貯蔵し、運搬し、かつ分配する容器に関する。特に、流体を排出するための継手を備える流体用容器に関する。
例えば、レジスト液などの薬品は、運搬用の薬品容器に貯蔵されて製造工場に納入される。このような薬品容器は、同じ容器を繰返し使用するリンク方式と、毎回新しい容器を使用するワンウェイ方式がある。特に、高純度薬品の純度に影響を与えぬためには、ワンウェイ方式の容器を使用することが好ましいが、経済的ではないという欠点がある。近年では、前記両方式を複合した複式格納型の容器が普及している。
一般に、複式格納型の容器は、内側容器として、ポリオレフィン等の可撓性フィルムからなり、これに流体出入のための注出口が接合された注出口付き包装体(袋体)を有している。この注出口付き包装体は外側容器の中に設けられて二重容器となり、注出口付き包装体から薬品を排出した後に、この注出口付き包装体は廃棄され、新たな注出口付き包装体に薬品が充填される。そして、流体を出し入れするための継手などの部材や、金属製などの外側容器は繰返し使用される(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−260585号公報
図13に示すように、特許文献1の流体用容器1は、流体出入り口である注出口11を包装袋体本13に接合した注出口付き包装体12(図17参照)を、注出口11を外側容器716の口部716aに支持することで外側容器716内部に収容している。更に、注出口11を介して注出口付き包装体12内から流体を取り出すための液出しチューブ722を挿入可能となっており、このために、保持部材14が液出しチューブ722を貫通してその内部で液出しチューブ722を支持するとともに、保持部材14のフランジ部14bが注出口11と嵌合している(図15参照)。保持部材14はアタッチメントの役割をなし、形状や大きさが微妙に異なる注出口に併せて作成することで、種々の袋体と注出口とが一体になった注出口付包装袋を利用でき、注出口付き包装体の汎用性が高まるものである。
図14に示すように、保持部材14は、その内周に第1縮径部14fを挟んで同径部と縮径部とが形成されている。図13に示すように液出しチューブ722は一端側のカップリング724と、その周囲を覆い他端側に延出するチューブ794とからなり、通常は両者が一体接合されている。チューブ794のカップリング724を覆う部分は他端側に比べて拡径している。このため、保持部材14の第1縮径部14fによって液出しチューブ722が係止されて注出口付き包装体12の内部に落ち込むのを防止する構造となっている。
図15、図16に示すように、液出し時には、キャップ728を外してディスペンサ8を装着する。流体用容器1は、破断可能なシール727を備えており図15の状態ではシール727は未破断でシール密封されている。しかし、図16のようにディスペンサ8に設けられ流体通路844が形成されているプローブ846が、シール727を突き破ることにより、プローブ846は空所790の中に挿入することができる。この状態で液出しが可能となる。
しかしながら、特許文献1のような流体用容器1においては、保持部材14と注出口11とが別部材となっているので組み付けや取り外しの操作が煩雑になる。また、部品点数が増えるのでコストも増加する。
なお、液出しチューブ722は、流体出入作業の観点から、基本的には保持部材14の貫通穴を介して挿入や挿出が可能になっているとともに、挿入時には液出しチューブ722の外周に装着されるOリングを介して保持部材14と完全に密着して液漏れを防止する必要がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、可撓性フィルムからなる注出口付き包装体を外側容器の内部に設けている複式格納型の流体用容器であって、継手の部品点数を減らし、また、挿入時の液出しチューブと保持部材との密着性を確実にする流体用容器を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意検討した結果、注出口とアタッチメント(保持部材)とを一体化し、また、この際の貫通穴の径を所定の2段階に縮径することで、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、包装袋本体に貫通穴を有する注出口が接合されている注出口付き包装袋と、
開口部と該開口部を封止する封止手段とを備え、前記注出口付き包装袋の前記注出口を前記開口部で支持して、前記包装袋本体を内部に収容可能な外側容器と、
所定径のチューブとその末端が拡径した拡径部とを備え、前記注出口で前記拡径部を支持して前記注出口付き包装体の内部に前記チューブを挿入可能な液出しチューブと、を備え、
前記注出口には、その口部から鉛直上方に向かって筒状に延出される円筒部が一体形成されており、前記円筒部は前記貫通穴の一部を構成し、前記液出しチューブの前記チューブを貫通可能にするとともに、前記拡径部を前記円筒部内で支持可能なように、円筒内壁が鉛直下方に向かって順次縮径している流体用容器、である。
本発明によれば、上記の保持部材を一体化した注出口とすることで、組み付けや取り外しの操作が容易になり、部品点数を減らしてコストも低下できる。また、挿入時の液出しチューブとの密着性を確実にするとともに、液出しチューブが注出口付き包装体の内部に落ち込むことを防止できる。
本発明の注出口の一実施形態を示す斜視図である。 図1の注出口の正面図である。 図1の注出口を上方から見た平面図である。 図1の注出口を下方から見た底面図である。 図1の注出口のA−A断面図拡大図である。 液出しチューブの平面図である。 本発明における注出口付き包装袋の一実施形態を示す平面図である。 本発明の流体用容器の頂端部の断面図であり、キャップが装着された状態図である。 本発明の流体用容器の頂端部の断面図であり、キャップが外されてディスペンサが装着された状態図である。 液出しチューブのOリングが注出口の第1縮径部まで挿入された状態を示す断面図である。 液出しチューブのOリングが注出口の第2縮径部途中まで挿入された状態を示す断面図である。 液出しチューブのOリングが注出口の第2縮径部下端まで挿入された状態を示す断面図である。 従来の流体用容器の一実施形態を示す頂端部の断面分解組立図である。 従来の流体用容器における(a)保持部材の平面図であり、(b)保持部材のA−A断面図である。 従来の流体用容器の頂端部の断面図であり、キャップが装着された状態図である。 従来の流体用容器の頂端部の断面図であり、キャップが外されてディスペンサが装着された状態図である。 従来の注出口付き包装袋の一実施形態を示す平面図である。
<全体構成>
以下、本発明の好ましい一実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明の部材の説明に関しては、図13から図17における部材と同一の部材については、同一番号で記載することで本発明の説明として援用して説明を省略する。ずなわち、図13から図17における部材の一部も本発明の部材であり、これらも併せて参酌しながら本発明の説明を行う。
最初に、本発明の流体用容器100(以下、単に容器100ともいう)の構成を説明する。図8において、容器100は、注出口付き包装体120と外側容器716とを備えている。注出口付き包装体120は、液体を注入可能に開口する注出口110を有している。注出口110は可撓性の包装袋本体125に接合されて本発明における注出口付き包装体を構成している。外側容器716は注出口付き包装体120を内部に収容することができる。
図8において、外側容器716は図13の外側容器716と同じであり、底板と、輪帯を有する側壁と、中央が隆起した天板と(いずれも図示せず)で構成されたスチール製のドラム缶が好ましく用いられる。外側容器716には、図13に示すように口部716aに雄ねじ716bが形成される。成形された一対のハンドル(図示せず)を設けることにより運搬を容易としてもよい。
図8に示すように、注出口110は、雌ねじ730を内周面に形成した蓋726が、外側容器716の口部716aに締結されることにより口部716a内に保持される。しかしながら、注出口110の底部に設けられる複数の開口110bによって気体を通気できる(図8、図9参照)。
本発明による容器100は、外側容器716の内部から口部716aに気体を通気可能な通気手段と、口部716aを封止する封止手段と、を備えている。図8において通気手段は、複数の開口110bである。複数の開口110bは、注出口110の底部に設けられ、外側容器716の内部と注出口110の外部とを連通しており、外側容器716と包装袋本体125との間に通気可能となっている。
図8において、封止手段は、上記の従来技術と同じく口部716aに備わり破断可能なシール727が配置される蓋726、及びこれに螺合するキャップ728である。蓋726は流体通路780からの通気を封止するOリングを備えている。このため図8の状態で密封され輸送運搬が可能である。
図9に示すように、液出し時には、キャップ728を外してディスペンサ8を装着する。ディスペンサ8に設けられ、流体通路844が形成されているプローブ846がシール727を突き破ることにより、プローブ846は空所790の中に挿入することができる。この状態で液出しが可能となる。
<注出口付き包装体>
本発明の特徴である注出口付き包装体120は、図7に示すように包装袋本体125の上部中央に注出口110が接合されている。そして、本発明の特徴はこの注出口110にある。
包装体本体125は、例えば特開2008−7154号公報に記載されているものである。図7に示すように、外層フィルム12aと内層フィルム12bとを少なくとも重ね合わせた多重フィルム12cを、内層フィルム12b同士が対向するように再度重ねあわせて合計4枚とし、その四辺をヒートシールしてヒートシール部12dを形成した包装袋本体125と、この包装袋本体125の一辺のヒートシール部12d(図7中の上辺の中央部)の内層フィルム12b間に予め熱融着された注出口110とを備えている。この注出口110が注出口となる。
包装袋本体125は、例えばポリオレフィン等の材料で形成される可撓性フィルムの袋体であり、注出口110は比較的硬質の合成樹脂の成形品からなり、可撓性フィルムの袋体の端部に注出口110が溶着されている。注出口付き包装体120から液体を排出した後に、注出口付き包装体120を廃棄し、新たな注出口付き包装体120が外側容器716に収容される。本発明による流体用容器は、外側容器が繰返し使用され、毎回新しい注出口付き包装体が使用される複式格納型の容器となっている。
<注出口>
次に図1から図5を参照しながら、注出口110について説明する。それぞれ、図1は斜視図、図2は正面図、図3は平面図、図4は底面図、図5はA−A断面図である。注出口110は、下部の取付部111と、該取付部111の上方にネック部112を介して連接する上部の注出口係合部113と、注出口係合部113の中央部から鉛直上方に向かって筒状に延出される円筒部114とが一体成型されている。取付部111から、ネック部112、注出口係合部113、円筒部114にはそれぞれ中央に開口部が形成されており、それらが連通して貫通穴115が形成されている(図5参照)。
注出口110の取付部111は、図1から図5に示すように、断面形状が凸レンズ状で中央部に貫通穴115を有する柱体であって、両先端部に板状リブ111aを備える。この取付部111は、全体として断面形状が凸レンズ状の柱体をなしており、この柱体の両側面が熱融着による接合面となっている。通常、注出口110を取付部111で多重フィルムの内層フィルム間に熱融着する際に、内層フィルム間と取付部111の端部で囲まれる2つの領域に隙間ができて密封不良となり易い。これを防止するために両端に板状リブ111aを設け、熱融着時にこの板状リブ111aを溶融することにより隙間ができないように構成している。
注出口係合部113は、図5に示すように、断面形状が略U字形状の筒状部113aと、その上端周縁にフランジ113cを備えている。筒状部113aの底部には、開口110bが複数個、この実施形態では4個の開口110bが形成されている。これによって、注出口付き包装袋と外装容器内との間に通気を確保することができる。すなわち、使用時に流体を汲み出す際には、この開口110bを通じて注出口付き包装袋と外装容器内との間に気体を封入することで、包装袋本体の外部から圧力をかけて内部の流体の汲み出しをスムースに行うことができる。
図5に示されるように、注出口110の開口側にはフランジ113cが形成され、一方、図13に示すように、口部716aの内壁には段差716cが設けられており、このフランジ113cが段差716cに係止することにより、注出口110が口部716aに支持されている。注出口付き包装体120を外側容器716に収容し、注出口付き包装体120に装着された注出口110を外側容器716の口部716aに支持した後に、注出口付き包装体120は好ましくは窒素又は圧縮空気によって膨張される。その後、注出口付き包装体120は注出口110の開口110bから液体が注入される。
<円筒部>
図5や図8に示すように、注出口110には、注出口係合部113から鉛直上方に向かって筒状に延出される円筒部114が一体成型されており、円筒部114が貫通穴115の一部(最上部)を構成している。この円筒部114が上記の従来技術の図14における保持部材14の機能に相当している。
図5の断面図に示すように、貫通穴115の内周は、液出しチューブ722の挿入方向に沿って順に、同径部115h(内径A、貫通穴方向の幅E)、第1縮径部115f(内径AからBにテーパー状に縮径、貫通穴方向の幅F)、第2縮径部115g(内径BからCにテーパー状に縮径、貫通穴方向の幅G)、第3縮径部115k(内径CからDに縮径、貫通穴方向の幅H)が形成されている。すなわち、液出しチューブ722の挿入方向に沿って段階的に縮径していく構成となっている。なお、本発明における縮径部はテーパー状が好ましいがこれに限られず、一又は複数の段部で構成されていてもよい。
内径Aは後述の外径X以上であり、具体的に21mm以上23mm以下であることが好ましく、内径Bは後述の外径Y以上であり、具体的に19mm以上21mm以下であることが好ましく、内径Cは後述の外径X以下であり、好ましくは外径Y以下であり、18mm以上20mm以下であることが好ましく、18mm以上19.5mm以下であることがより好ましく、内径Dは17mm以上18.5mm以下であることが好ましく、17mm以上18mm以下であることがより好ましい。
この結果、図5、図6における縮径部の内径と液出しチューブの外径との寸法関係は、第1縮径部の最大内径(A)はOリングによる鍔部の外径(X)以上であり(A≧X)、第2縮径部の最大内径(B)は拡径部の最大径(Y)以上であり(B≧Y)、第2縮径部の最小内径(C)はOリングによる鍔部の外径(X)以下であり(C≦X)、第2縮径部における、最大内径(B)−最小内径(C)である内径差が、0.3mm以上1.0mm以下となっている。液出しチューブの挿入状況については後段において図面を用いて更に詳細に説明する。
また、幅Eは、液出しチューブの挿入の容易さの点で、10mm以上13mm以下であることが好ましく、幅Fは、Oリングの配置の点で、2mm以上3mm以下であることが好ましく、幅Gは、液出しチューブの挿入の容易さの点で、5mm以上10.3mm以下であることが好ましく、6mm以上10mm以下であることがより好ましく、幅Hは、液出しチューブの挿入と取り外しの容易さの点で、1mm以上3mm以下であることが好ましい。
このように保持部材を一体形成した注出口110とすることで、部材の形成や組み立て作業が容易になる。また、第3縮径部115kが形成される場合、第3縮径部115kは、注出口110におけるネック部の内部と一体成形されるため、第3縮径部115kの強度が増すので好ましい。ネック部の内部と一体成形される第3縮径部115kは、液出しチューブの取り外しの容易さの点で、テーパー状が好ましいがこれに限られず、一又は複数の段部で構成されていてもよい。
なお、このような注出口110は、好ましくは射出成形法にて製造される。これに用いる樹脂としては射出成形可能な樹脂であれば特に限定するものではないが、多重フィルムの内層フィルムの内面を構成する樹脂と熱接着により接合されて注出口付き包装袋となるために、内層フィルムの内面を構成する樹脂により適宜選択する必要があるが、通常は高温時でも剛性があり、低温時において脆化し難い高密度ポリエチレン(HDPE)が好適である。
<液出しチューブ>
図6と図13を併せて参照して説明すると、液出しチューブ722は、例えば特開平6−100087号公報に記載されているものと同様のものである。図6に示すように、一端側のカップリング724と、その周囲を覆い他端側に延出するチューブ794とからなり、図6においてはチューブ794のカップリング724を覆う部分は他端側に比べて拡径しており、ここにカップリング724の他端側724aが挿入されて両者が一体接合されている。カップリング724の一端側の拡径部724bは、他端側724aから略テーパー状に拡径している。このときの最大拡径箇所は図6における724cであり外径Yである。この外径Yは19mm以上20mm以下であることが好ましい。
液出しチューブ722の他端側は、注出口110の貫通穴115に挿入される。液出しチューブ722は、一端から他端まで延びる流体通路780(図13参照)を有し、注出口付き包装体120内の液体が流体通路780を通って排出される。カップリング724の拡径部724b一端側の空所776付近の外周の縁部787付近の外周にはOリング800が配置される。このとき、Oリング800の外周はカップリング724の拡径部724bの最大拡径箇所724cよりも大きく、これによりOリング800の外周が鍔部を形成しており、鍔部の外径がXであり、X>Yの関係になっている。この外径Xは19.3mm以上20.3mm以下であることが好ましく、19.1mm以上20.1mm以下であることがより好ましい。
<液出しチューブの保持部材への挿入状況>
次に、図10から図12を参照しながら液出しチューブの注出口への挿入状況について説明する。本発明においては、注出口110の第1縮径部115fの内径(AからBにテーパー状に縮径)は、カップリング724の最大拡径箇所724cの外径Y以上である。前記Bは、Oリング800による鍔部の外径X以下であることが好ましいが、外径Xより大きな値であっても第2縮径部において(B→Cへ液出しチューブ722が挿入される過程で)Oリング800による鍔部が係止されればよいので差し支えない。
これにより、前記Bが、Oリング800による鍔部の外径X以下の場合、図10に示すように、注出口110の第1縮径部115fが段部となってOリング800の鍔部が段部に係止され、これによって液出しチューブ722を支持するとともに、注出口110と液出しチューブ722とが密接する。そして、このとき、カップリング724の拡径部724bと第2縮径部115g、カップリング724の拡径部724bと第3縮径部115kとの間には共に隙間900が形成されていることで、Oリング800の鍔部のみが係止部となり、係止支持を確実にしている。
第1縮径部115fの内径がOリング800による鍔部の外径Xを超える場合、Oリング800の鍔部で係止支持することができないので後述の液出しチューブ722の押し込み時の位置(第2縮径部115gの位置)で係止する状態になる。なお、カップリング724の最大拡径箇所724cの外径Y未満であると、最大拡径箇所724cで引っ掛ってしまうので液出しチューブ722が挿入できない。
次に、ここから液出しチューブ722を更に押し込むと、図11に示すように、Oリング800の鍔部が第1縮径部115fから下降して第2縮径部115gに位置する。このとき、Oリング800は潰れた状態となって第2縮径部115gと間で適度な摩擦を生じ、液出しチューブ722の挿入抵抗として適度な感触を与える。
そして、最終的に液出しチューブ722の押し込みを完了すると、図12に示すように更に縮径する第3縮径部115kが、液体出入口11の開口側と密接する位置に形成されているので、これによってOリング800の鍔部が最終的に係止され、これ以上下がって容器内部に液出しチューブ722が落ち込みことを防止できる。
第2縮径部115gにおける係止は確実なものであることが必要である。このため、第2縮径部115gにおける、最大内径B−最小内径Cが0.3mm以上、より好ましくは0.4mm以上、特に好ましくは0.6mm以上であり、1mm以下が好ましい。また、幅Gは5mm以上10mm以下、好ましくは6mm以上7mm以下であることが好ましい。
下記の表1は、種々の内径B、内径C、幅G(内径Aは22mm、内径Dは18.0mm、幅Eは12.5mm、幅Fは2.5mm、幅Hは2.0mm)で、図1から図5の注出口110を作成して、最大外径Yが19.4mm、Oリング外径Xが19.5mmの拡径部724bを備える液出しチューブ722を挿入して試験を行ない、チューブの挿入感や容器内部への落ち込みを評価した結果である。表1より、試験例1から3のように、B−Cが0.3mm以上の場合に優れた効果を発揮することが理解でき、好ましくは幅Gが5mm以上10mm以下の場合に更に優れた効果を発揮することが理解できる。
B−Cが0.3mm未満の試験4では、Oリングと第2縮径部との摩擦が不十分で挿入感に乏しく、また、液出しチューブが容器内部に落ち込みやすくなるので好ましくなかった。なお、表にはないが、B−Cが1mmを超えた場合には、Oリングとの摩擦が大きくなり液出しチューブの挿入が困難になるので好ましくなかった。また、試験4から6のように、幅Gが5mmより短いと、Oリングと第2縮径部との摩擦が不十分で挿入感に乏しく、また、液出しチューブが容器内部に落ち込みやすくなるので好ましくなかった。なお、表にはないが、幅Gが10mmを超えるとOリングとの摩擦が大きくなり液出しチューブの挿入が困難になるので好ましくなかった。
Figure 2015000750
100 容器(流体用容器)
110 注出口
110b 第1開口(通気手段)
120 注出口付き包装体
111 取付部
112 ネック部
113 注出口係合部
114 円筒部
115 貫通穴
115f 第1縮径部
115g 第2縮径部
115k 第3縮径部
716 外側容器
716a 口部
722 液出しチューブ

Claims (5)

  1. 包装袋本体に貫通穴を有する注出口が接合されている注出口付き包装袋と、
    開口部と該開口部を封止する封止手段とを備え、前記注出口付き包装袋の前記注出口を前記開口部で支持して、前記包装袋本体を内部に収容可能な外側容器と、
    所定径のチューブとその末端が拡径した拡径部とを備え、前記注出口で前記拡径部を支持して前記注出口付き包装体の内部に前記チューブを挿入可能な液出しチューブと、を備え、
    前記注出口には、その口部から鉛直上方に向かって筒状に延出される円筒部が一体形成されており、前記円筒部は前記貫通穴の一部を構成し、前記液出しチューブの前記チューブを貫通可能にするとともに、前記拡径部を前記円筒部内で支持可能なように、円筒内壁が鉛直下方に向かって順次縮径している流体用容器。
  2. 前記液出しチューブの前記拡径部の外周にはOリングが配置されて鍔部が形成されており、
    前記注出口の前記円筒内壁は、内径が縮径する第1縮径部と、該第1縮径部から更に縮径する第2縮径部を備えており、
    前記第1縮径部の最大内径は、前記Oリングによる鍔部の外径以上であり、
    前記第2縮径部の最大内径は、前記拡径部の最大径以上であり、
    前記第2縮径部の最小内径は、前記Oリングによる鍔部の外径以下であり、
    前記第2縮径部における、最大内径−最小内径である内径差が、0.3mm以上1.0mm以下である請求項1に記載の流体用容器。
  3. 前記第2縮径部は前記注出口の開口側に向って縮径するテーパー状をなしている請求項1又は2に記載の流体用容器。
  4. 前記第2縮径部の貫通穴方向の長さが5mm以上10mm以下である請求項1から3のいずれかに記載の流体用容器。
  5. 前記第2縮径部から更に縮径する第3縮径部が形成されている請求項1から4のいずれかに記載の流体用容器。
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