JP2014533330A - 防波壁用パイル配列および配列方法 - Google Patents

防波壁用パイル配列および配列方法 Download PDF

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レドンド ロペス,ロベルト
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レドンド ゴメス,ボロニカ
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レドンド ベント,ロベルト
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パイルプロ,エルエルシー
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Abstract

ある水域で波に対する防波壁を建設するためのパイル配列を提供する。前記パイル配列は、汀線から第1の距離をおいた地点で、前記水域の水底に打ち込んだパイルからなる第1のモジュールを少なくとも有し、さらに、前記第1の距離よりも長い、前記汀線から第2の距離をおいた地点で、前記水底に打ち込んだパイルからなる第2のモジュールを少なくとも有する。また、ある水域で波に対する防波壁を建設する方法は、パイルからなる第1のモジュールを前記水域の水底に打ち込む工程と、前記汀線から前記第1の距離よりも長い第2の距離をおいた地点で、パイルからなる第2のモジュールを前記水底に打ち込む工程とを少なくとも有する。【選択図】図3

Description

本出願は、米国以外を指定国とするときの出願人としては米国企業のパイルプロ・エルエルシーの名で、また、米国だけを指定国とするときの出願人としてはスペイン市民であるロベルト・レドンド・ロペス、米国市民であるベロニカ・レドンド・ゴメス、および、スペイン市民であるロバート・レドンド・ウェントの名で、PCT国際特許出願として2012年8月24日付で出願されており、2011年8月25日付で出願された米国特許仮出願第61/527,192号に基づき優先権を主張するものである。この米国特許仮出願の全開示は、ここに引用して本出願に含まれる。
本開示は、パイル配列の改良に係る。具体的には、様々な水域で使用できるシートパイル形状のパイル配列を改良し、ある水域で防波壁を建設することに係る。
海などの水域の中央部で地震が起きた場合、その直接的影響を、海岸線からは認識できない場合がある。
図1は、海など、ある水域12における波11の概略図を示す。海12において、波11の波長は洋上に出るとより一層長くなり、しばしば数百メートルにもなるが、他方で、波高はより一層低くなる。しかし、波11が沿岸に接近して浅瀬の水に当るようになると、エネルギーが集約される結果、波11の波高は高くなり、ひいては巨大な波となって沿岸部13に押し寄せる。
なお、波11が沿岸部13に到来する前に、汀線沿いの水は劇的に後退する。図2に示すように、この現象は引き波と呼ばれる。引き波によって集められた水により、到来する波11は強さを増すとともに、さらに巨大な波になる。
上記のように、波が沿岸部に押し寄せることで生じる様々な問題に対処するため、何らかの解決策が求められている。一例として、津波が沿岸部に押し寄せることで生じる問題に対処するため、何らかの解決策が求められる。
つまり、従来技術を改良するために、種々の解決策が必要である。
本発明の一態様では、パイルを配列して障壁を建設することにより、ある水域で到来してくる波の成長力を弱める。
また、独立して、本発明の一態様では、防波壁を建設することにより、到来してくる津波の成長力を弱める。
また、独立して、本発明の一態様は、ある水域で波に対する防波壁を建設するためのパイル配列である。つまり、第1の波の力が増強されるのを防ぐ障害物を導入することにより、前記第1の波の力を弱める。
また、独立して、本開示の一態様では、パイルで構成した一連のモジュールを最も効果的に配列することで、津波を含む巨大波が襲来する可能性がある、どのような海岸にも対応可能な抗力障壁を提供する。
また、独立して、本開示の別の一態様では、波が海岸まで移動する間、ある割合で波の力を減衰させるために、前記水域において、海底に打ち込んだパイルで構成したモジュールを提供する。つまり、波が海岸に到来するまでに、パイルで構成した前記モジュールによって、かなりの割合で波の力を減衰し、その衝撃力を減少させる。
また、独立して、別の一態様では、ある水域で波に対する防波壁を建設するためのパイル配列は、汀線から第1の距離をおいた地点で海底に打ち込んだパイルで構成した第1のモジュールを少なくとも有する。さらに、前記第1の距離よりも長い距離となる、汀線から第2の距離をおいた地点で海底に打ち込んだパイルで構成した第2のモジュールを少なくとも有する。
なお、前記第1のモジュールを設置する距離である前記第1の距離は変更可能である。非限定的な一例では、前記第1の距離となる地点は、前記水域において水面から海底までの深さが少なくとも10メートルとなる場所である。
また、独立して、本開示の他の一態様は、少なくともパイル長の半分が海底から突き出るように打ち込んだ前記第1のモジュールおよび前記第2のモジュールに含まれる、各パイルによって構成される。
また、独立して、他の一態様では、パイルで構成した前記第2のモジュールを、前記第1のモジュールから少なくとも5メートルの距離をおいた地点に設置する。
また、独立して、別の一態様では、前記汀線から第3の距離をおいた地点で、海底に打ち込んだパイルで構成した第3のモジュールを少なくとも有する。なお、前記第3の距離は、前記第1の距離や前記第2の距離よりも長い。
さらに、独立して、別の一態様では、前記第2のモジュールから少なくとも10メートルの距離をおいた地点で、パイルで構成した前記第3のモジュールを設置する。
また、独立して、他の一態様では、前記第1の距離をおいた地点に設置し、パイルで構成した第1のモジュールが複数個存在する。なお、前記第1の複数のモジュール中の各モジュールは、第2の隣り合うモジュールから外側に離して設置する。また、それぞれが、パイルで構成される複数の第2のモジュールを、前記第2の距離をおいた地点に設置する。さらに、前記第2の距離をおいた地点に設置した、パイルで構成した第2のモジュールが複数個存在する。前記第2の複数のモジュール中の各モジュールは、次に隣り合うモジュールから横に離して設置する。
また、独立して、別の一態様では、前記第2の複数のモジュールを、前記第1の複数のモジュール中で隣り合うモジュールどうしの間、外側の位置に設置する。
また、独立して、別の一態様では、直線状の列、V字形の列、または少なくとも1部分がV字形になった列の、いずれか1種類の列となるように各モジュールを配列する。
また、独立して、他の一態様では、各モジュール中の前記パイルはシートパイルである。
また、独立して、他の一態様では、各モジュール中の前記パイルはパイルチューブである。
さらに、独立して、別の一態様では、各モジュールは少なくとも5本のパイルチューブを有する。
また、独立して、他の一態様では、前記パイルチューブを、互いに連続して連結する。
また、独立して、他の一態様では、前記パイルチューブを溶接接続によって互いに連結する。
また、独立して、他の一態様では、各モジュール中の全てのパイルを、互いに連続して連結する。
さらに、独立して、他の一態様では、各モジュール中の全てのパイルを溶接接続によって互いに連結する。
また、独立して、別の一態様では、ある水域で、波に対する防波壁を建設する方法を提供する。前記水域は、水底および汀線で画定される。前記建設方法は、前記汀線から第1の距離をおいた地点で、パイルで構成した少なくとも第1のモジュールを、前記水底へ打ち込む工程からなる。さらに、前記建設方法は、前記第1の距離よりも長い第2の距離だけ前記汀線から距離をおいた地点で、パイルで構成した少なくとも第2のモジュールを前記水底へ打ち込む工程からなる。
また、独立して、別の一態様では、前記建設方法は、前記第1の距離を置いた地点で、パイルで構成した少なくとも前記第1のモジュールを打ち込む工程からなる。なお、前記水域の水面から水底までの深さは、少なくとも10メートルである。
また、独立して、別の一態様では、パイルで構成した複数のモジュールを、前記汀線からの距離が5メートルの倍数として増加するように、前記水底へ打ち込む工程からなる。
また、独立して、別の一態様では、パイルで構成した少なくとも第1のモジュールを前記水底へ打ち込む工程は、第1の複数のモジュールを前記第1の距離をおいた地点で海底に打ち込む工程であって、前記第1の複数のモジュール中の各モジュールを、次の隣り合うモジュールから横に離して配置する。また、パイルで構成した少なくとも第2のモジュールを、第2の距離をおいた地点で水底に打ち込む工程は、複数の第2のモジュールを第2の距離をおいた地点で、前記水底に打ち込む工程であって、前記複数の第2のモジュール中の各モジュールを、次に隣り合うモジュールから横に離して配置する。
海など、ある水域を示す概略図であり、波が汀線に近づくにつれて、波長および波高がどのように変化するのかを示す。 津波が移動する間に生じる、引き波を例示した概略図である。 本開示の原理に従って建設したパイル配列の一実施形態を示す斜視図であり、引き波が発生している間の波力を示す。 図3のパイル配列の斜視図であり、到来する波の力を示す。 本開示の原理に従って海底に打ち込んだパイル配列を示す概略側面図である。 本開示の原理に従って1つのモジュール中、パイルチューブを配列して構成した、あるパイル配列の一実施形態を示す平面図である。 本開示の原理に従ってパイルを配列したモジュールの概略図である。 本開示の原理に従ってパイルを配列したモジュールの概略図である。 本開示の原理に従ってパイルを配列したモジュールの概略図である。 本開示の原理に従ってパイルを配列したモジュールの概略図である 本開示の原理に従って防波壁を建設するための、あるパイル配列に係る1実施形態を示す概略図である。 本開示の原理に従って防波壁を建設するための、あるパイル配列に係る第2の実施形態を示す概略図である。
一般に、従来技術の改良として、防波壁を建設するために様々なパイル配列が提供されておる。こうしたパイル配列を用いて、到来波、例えば、到来する津波の成長力を弱めることができる。
図3〜図5の実施形態では、本開示の原理に従って建設したパイル配列を、通常、参照符号10として示す。また、図3〜図5では、参照符号12によって、海など、ある水域を模式的に示す。前記水域12は、水底14と汀線13で画定され、前記水域12の端部は陸地と接する。
図3〜図5において、パイル配列10は、汀線13から第1の距離A(図5)をおいた地点で、水底14へ打ち込んだパイル18で構成する少なくとも第1のモジュール16を有する。さらに、前記パイル配列10は、汀線から第2の距離をおいた地点で水底14に打ち込んだパイル18で構成する少なくとも第2のモジュール20を有する。
なお、前記第2の距離は前記第1の距離Aよりも長い。すなわち、第1のモジュール16よりも汀線13から長い間隔をあけて、前記第2のモジュール20を遠くに設置する。図5中、前記第2の距離は、距離Bと距離Aとの和として示されている。
ここで、「パイル」の用語は、基礎または壁の構造体要素として用いる、地中に打ち込むように形成した深礎杭(deep foundation)を意味する。例えば、チューブ(または、管状)パイル、Z型パイル、U型パイル、または、H型パイルのような種々のシートパイルを含む任意の形のパイルを使うことができる。また、「モジュール」の用語は、1構成単位を形成する1群のパイルを意味し、パイルからなる別の群どうしと組み合わせて使用できる。
独立して、限定されることのない一例では、汀線から第1の距離Aをおいて、前記第1のモジュール16を設置する地点は、水域12の水面から水底14までの深さG(図5)が少なくとも10メートルである場所に略対応する。なお、幾つかの例では、前記第1のモジュール16は、直線状の配列(図7A)またはV字形などの他の形状の配列(図7Bおよび7C)、あるいは、少なくともその1部分がV字形である配列(図7D))からなる、種々の形状において配置可能である。
また、図7B、図7C、および、図7Dに示す変形例では、単一モジュール中のパイル18どうしの間で、水底14が傾斜しているときもある。このとき、単一モジュール中のパイル18どうしの間で、前記深さGも変化する。このような場合には、前記第1の距離Aの範囲では、水面から水底14までの深さGは、ある概算値であって、単一モジュールの個々のパイルどうしの間においてさえ変化する。
また、独立して、他の態様では、前記第1のモジュール16中の各パイル18を、少なくともその長さの半分が水底16から突き出るように、つまり、延出するように水底14の中に打ち込む。すなわち、図5に示すように、パイル18は、水底14より上の部分22と、打ち込まれて水底14の中に埋められている部分23とからなる。
また、独立して、他の態様では、前記第2のモジュール20中の各パイル18を、少なくともその長さの半分が水底16から突き出るように、つまり、延出するように水底14の中に打ち込む。すなわち、図5に示すように、部分25は水底14より上にあるが、他方、部分26は打ち込まれて水底14の中に埋め込まれている。
なお、ある例では、各パイルにおいて少なくとも長さの半分が、水底14から延び出る場合を示したが、これは条件に応じて変更できる。つまり、パイル18自体の長さは、立地条件と水底までの海の深さに応じて決定される。
また、独立して、別の態様では、前記第1のモジュール16から距離Bをおいた地点で、前記第2のモジュール20を設置する。一例では、前記距離Bは少なくとも5メートルである。つまり、汀線からの前記第2の距離と、汀線からの前記第1の距離Aとの差が前記距離Bである。好適には、距離Bは少なくとも5メートルである。このように配列することによって、到来する波の力を、徐々に減少させることができる。
また、独立して、別の態様では、パイル18からなる少なくとも第3のモジュール28を、汀線から第3の距離をおいた地点で水底14に打ち込む。前記第3の距離は、前記第1および第2の距離よりも長い。
また、限定されない一例では、前記第2のモジュール20から距離Cだけ離して、前記第3のモジュール28を設置する。ある例では、距離Cは、前記第2のモジュール20を起点として少なくとも10メートルである。前記第3のモジュール28もまた、前記第1のモジュール16から少なくとも15メートルの距離をおいた地点に設置する。つまり、前記第3のモジュール28は、前記第1のモジュール16より少なくとも15メートル分汀線から遠くに設置され、かつ、前記第2のモジュール20より少なくとも10メートル分汀線から遠くに設置される。
また、独立して、別の態様では、汀線からの距離が5メートルの倍数ずつ増加する地点で、パイル18で構成した複数のモジュールを水底14の中に打ち込む。この方法によって、到来する波の力を徐々に減少させることができる。図5に、このことを例示する。図5では、第4のモジュールを参照符号30で、第5のモジュールを参照符号32で、および第6のモジュールを参照符号34で示す。なお、図5に示されるよりも多数の、または少数のモジュールを使うことができる。
また、独立して、別の態様では、図5に示すように、5の倍数ずつ距離を増加させながら、モジュールの列を順々に設置する。例えば、前記第1のモジュール16を前記第1の距離Aをおいた地点に配列する。なお、この第1の距離Aは、海12の水面から水底14までの深さによって決定される。また、前記第1のモジュール16と前記第2のモジュール20との間の距離Bは、少なくとも5メートルである。また、前記モジュール28と前記第2のモジュール20との間の距離Cは、5の2番目の倍数、つまり、少なくとも10メートルである。さらに、第4のモジュール30と前記第3のモジュール28との間の距離Dは、次に大きい5の倍数、すなわち、少なくとも15メートルである。第5のモジュール32と前記第4のモジュール30との間の距離Eは、少なくとも次の5の倍数、つまり、少なくとも20メートルである。第6のモジュール34と前記第5のモジュール32との間の距離Fは、少なくとも次の5の倍数、つまり、少なくとも25メートルである。
図6は、パイル18で構成して使用に好適なモジュール40に係る、一実施形態の平面図である。前記パイル18は、Z型パイル、U型パイル、または、H型パイルなどのシートパイルを含む種々の形のパイルであり得るが、図示した例では、パイル18はパイルチューブ42である。
また、前記の各パイルチューブ42は、鋼管であってもよい。
独立して、別の態様では、図6に示す例のように、モジュール20は複数のパイルチューブからなる。この例では、モジュール40において、少なくとも5本のパイルチューブ42が示されている。パイルチューブの数は、状況に応じて変更できる。
また、独立して、別の態様では、前記パイルチューブ42を、互いに連続して連結してもよい。なお、「連続して」とは、各パイルチューブ42が隣り合う次のパイルチューブ42とコネクタ44で接続されていることを意味する。
また、独立して、本開示の別の態様では、各パイルチューブ42は、溶接接続46によって隣り合う次のパイルチューブ42に接続される。例示される実施形態において、溶接接続46は、複数のパイルチューブ42のうちの1本の一面に溶接される雄の接続部材48、および、前記1本のパイルチューブ42の反対側の面に該面の全長にわたって(幾つかの例では、パイルチューブ42の全長にわたって)溶接される雌の接続部材50を有する。なお、前記パイルチューブ42を、一度に一本ずつ水底14に打ち込む。
このとき、打ち込まれるパイルチューブ42に溶接された雄の接続部材48を、隣り合う次のパイルチューブ42に溶接された雌の接続部材50に挿入し、連結する。しかし上記は、例として示した接続の一形態に過ぎず、様々な別の結合が使用可能であることを理解するべきである。
図6のモジュール40は、直線状の列52として配列される。なお、図7A〜図7Dに関連して説明するように、前記モジュール40は他の形状で配列することができる。
一例では、モジュール40は、両端にあるパイルチューブ42の外側端部どうしの間で、約10メートルの全幅を有する。この幅は、もちろん、別の値でもよい。
図7A〜図7Dは、モジュール40の配列の幾つかの例を示す。図7A〜図7Dでは、波11がモジュール40に衝突したときの波11の全ての力を示している。また、図7A〜図7Dの各図面では、パイルをパイルチューブ42の形状として示すが、他の形状のパイルでもよい。しかしながら、パイルチューブ42には確かな利点があるため好適である。
図7Aでは、モジュール40を直線状の列52として示す。
この直線状の列52は、一般に、汀線と略平行である。図7Aにおいて、波11がどのようにモジュール40に直接衝突するか、そして、どのようにして波11のエネルギーが拡散され、モジュール40の外側に沿った方向に向けられるのかが、示されている。
図7Bは、V字形54をしたモジュール40を例示する。この実施形態では、パイルチューブ42は列56および列57の2本の列を有し、この2列56および57が互いに角度を成して、V字形54を形成する。この例では、V字形54の頂点58は、汀線に近い方向に向いている。到来波は、列56と列57とで挟むV字形54の内側に向かうことが図7Bに示されている。このとき、波11は列56および57に沿って後方に逸らされ、波のエネルギーが拡散することを助長する。
図7Cは、逆V字形60のモジュール40を例示する。逆V字形60のモジュール40は、パイルチューブ42で構成した、第1の列61および第2の列62から構成され、第1の列61および第2の列62は、互いに角度を成して頂点63を有する。逆V字形モジュール60は、汀線に関して、V字形モジュール54とは反対方向に向いている。図7Cは、波11が頂点63を包み込み、列61および列62に沿って拡散することを示す。
図7Dはモジュール40を示すが、少なくともV字形部分68を1つ含む、列66の形状で配列されている。多くの変形が可能であるが、図示した特定の実施形態では、図7Dのモジュール40は、第1および第2の直線状の列部分72および73、そして、該列部分72および73の間にV字型部分68を有する。
V字型の部分は、列75および列76から構成される。列75および列76は互いに角度をなし、その間に頂点77を形成している。前記列75は、前記第1の直線状の列部分72に接続され、該第1の直線状の列部分72に対して角度をなす。前記列76は、前記第2の直線状の列部分73に接続され、該第2の直線状の列部分73に対して角度をなす。波11が前記頂点77に当ったときの波11の力を、図7Dに示す。この波のエネルギーは前記列75および列76と前記第1および第2の部分72および73に沿って拡散する。
他の態様とは独立して、ある態様では、岸13から前記第1の距離Aをおいて設置したモジュール40からなる第1多元体80を、パイル配列10は有することができる。
前記第1多元体80の各モジュール40は、次に隣り合うモジュール40から外側に離して配列される。図8および図9に1例を示す。図8は、前記第1多元体80中の3つのモジュール78、79、81を例示する。図9は、前記第1多元体80中の2つのモジュール98および99を例示する。なお、前記第1多元体80は少なくとも2つのモジュール40を有するが、4個以上有していてもよい。
前記各モジュール40どうしの外側における間隔は、条件に応じて変更できる。幾つかの例では、外側における間隔は、各モジュール40の標準幅と同じ間隔であってもよい。また、ある例では、この間隔は約10メートルでよい。また、外側における上記間隔は、各モジュール40の標準幅より大きくても小さくてもよく、様々な間隔をとることができる。
また、他の態様から独立して、ある態様では、前記第2の距離において、モジュール40からなる第2多元体82を設置する。
前記第2多元体82中の各モジュール40は、次に隣り合うモジュールから外側に離して配列される。図8に示す例では、前記第2多元体82中には、2つのモジュール84および85が存在する。また、図9の例においては、前記第2多元体82中には3つのモジュール101、102、および、103が存在する。前記第2多元体82は、少なくとも2つのモジュール40を含むことができ、モジュール40を4個以上有することができる。なお、これらは単なる例を示したものである。
前記第2多元体82中のモジュール40どうしの、外側における間隔は条件に応じて変更できる。1例では、上記間隔は各モジュール40の標準的な全幅と略同じである。しかし、上記間隔は、条件および目的に応じて変更できる。
他の態様とは独立して、パイル配列10の1例では、前記第1多元体80の中で隣り合うモジュール40どうしの間に、少なくとも前記第2多元体82中の一部のモジュール40を外側に設置する。この配列によって、到来波を分散させ、津波のエネルギーを減らすことができる。図8に示すように、前記第2多元体82中のモジュール84は、前記第2多元体82中のモジュール85から外側に離して配列される。また、モジュール84は、前記第1多元体80のモジュール78とモジュール79の間で、外側に離して設置する。更に、モジュール85を、前記第1多元体80中のモジュール79とモジュール81との間で、外側に離して設置する。
他の態様から独立して、ある態様では、前記第3の距離をおいて、モジュール40からなる第3多元体88を設置する。前記第3多元体88中の各モジュールは、次に隣り合うモジュール40から外側に離して配列する。図8では、前記第3多元体88中には、3つのモジュール89、90、および、91が示されている。一方、図9では、前記第3多元体88中に、4つのモジュール105、106、107、および、108が示されている。前記第3多元体88は、少なくとも2つのモジュール40を含むが、4個以上含むことができる。図8において、モジュール88はモジュール90から外側に離して配列され、モジュール90はモジュール91から外側に離して配列される。
他の態様から独立して、ある態様では、前記第3多元体88中の少なくとも一部のモジュール40を、前記第2多元体82中の隣り合うモジュールどうしの間に配列する。例えば、モジュール90は前記第2多元体82中のモジュール84と85の間、外側に配列する。また、モジュール89を、モジュール84の外側に配列する。さらに、モジュール91を、モジュール85側部の外側に配列する。
また、他の態様から独立して、ある態様では、パイル配列10は、第4の距離において設置したパイルからなるモジュール40で構成した、第4多元体94を有することができる。前記第4多元体94中の各モジュールは、前記第4多元体94中、次に隣り合うモジュールから横に離して配列される。図8は、前記第4多元体が2つのモジュール95および96を含む例を示す。
前記第4多元体94は、3個以上のモジュールを含むことができる。モジュール95および96の間の間隔は少なくとも各モジュール40の標準幅であってもよい。しかし、上記間隔は条件に応じて変更できる。
他の態様から独立して、1つの態様では、前記第4多元体94の一部のモジュール40は、前記第3多元体88中の隣り合うモジュール40どうしの間で、外側に配列される。図8に示す例では、モジュール95を、前記第3多元体88中のモジュール89と90との間で外側に配列している。また、モジュール96を、前記第3多元体88中のモジュール90と91との間で外側に配列している。
図8に示されるパイル配列10の配置では、4つの多元体80、82、88、および、94だけが例示されている。各多元体は、モジュール40からなる1つの群を示し、各特定の群は、汀線13から略同一距離の地点に配列される。なお、モジュール40から構成される多元体(つまり群)は、図8に図示される数よりも、多いか、または、少ない個数で使うことができる。
図8に例示する構成では、全てのモジュール40は、直線状の列モジュール52として示される。モジュール40の形は、V字形54、逆V字形60、または、前記列66およびV字型部分68を含み図7Dに示される形を含むどのような種類の形でも使用できる。図7A〜図7Dで示す形状に加えて、他の形状のモジュール40も使用できる。
図9に、別の配列形状のパイル配列10を示す。この例では、前記第1多元体80は、第1の距離Aの地点で設置され、互いに横に離して配列した2つのモジュール98および99を有している。この例では、モジュール98および99は直線状の列モジュール52である、しかし、他の形状も使用できる。
更に、図9では、モジュールからなる前記第2多元体82は、モジュール101、102、および、103を有している。モジュール102は、モジュール101と103との間、モジュール101および103から外側に間隔を空けて設置される。また、モジュール102は、前記第1多元体80中のモジュール98と99との間、外側に間隔を空けて設置される。なお、この実施形態は、モジュール102がモジュール98および99と側方で重なる(overlap laterally)部分が、どのように構成されるのかを示している。モジュール102は、モジュール98と99との間の隙間を覆うように配置してある。なお、様々な配列形状が使用できるが、この例では、前記第2多元体82のモジュール101、102、および、103は逆V字形60(図7C参照)である。
図9に、モジュールで構成した前記第3多元体88を示すが、前記第3多元体88は前記第3の距離の地点で設置される。前記第3多元体88は、モジュール105、106、107、および、108を含む。前記第3多元体88の各モジュール40は、互いに間隔を空けて横に配列される。
前記第2多元体82中のモジュール101と102との間の横の間隙は、モジュール106によって塞がれている。また、モジュール107によって、前記第2多元体82のモジュール102と103との間の横の間隙が塞がれている。前記第3多元体88のモジュール105〜108は、V字形モジュール54(図7B参照)として例示される。なお、モジュール40は、どのような形状または配列でも使用できる。
図8および9では、波11がモジュール40を襲来して引き延ばされ、またはモジュール40を廻るように逸らされることが示されている。
これにより、波のエネルギーを減らして、到来波(例えば、到来する津波)の増大する力が弱められる。
再び図3に戻って、到来する津波を増強する引き波による水の吸引力を弱めることに対して、パイル配列10がどのように寄与するかについて見ることができる。
引き波の力は、パイル配列10によって分散される。図3に示される例において、前記第1の複数80のモジュールは少なくとも3つのモジュール40を含み、これらのモジュール40は逆V字型モジュール60の形を有する。前記第2の距離に配列される前記第2の複数82のモジュールは、V字型モジュール54である少なくとも2つのモジュール40を含む。汀線13から前記第3の距離に位置する前記第3の複数88のモジュールは少なくとも3つのモジュール40を含み、これらのモジュール40は逆V字形60を有する。
図4には、図3のパイル配列10に対する波の到来する方向の力が示されている。到来波の力は、パイル配列10によって弱められる。波11は、先ず前記第3の複数88のモジュールを襲うときに、その波力が、ある割合で減じられ、以下同様にして、波11が岸13まで移動する。
1つの水域(例えば、海)における波に対する防波壁を造る方法が提供される。水域は、水底と汀線とを有する。この方法は、少なくとも、複数のパイルからなる第1のモジュールを前記汀線から第1の距離の位置において前記水底へ打ち込む工程を含む。上記の第1のモジュールは、前記第1の距離の位置で水底14へ打ち込まれている前記第1のモジュール16のようなモジュールを含むことができる。
上記の方法は、また、少なくとも、複数のパイルからなる第2のモジュールを、前記汀線から前記第1の距離よりも長い、第2の距離の地点で、前記水底へ打ち込む工程を含む。この工程では、少なくとも、参照符号20で示されるタイプの第2のモジュールを、前記第1の距離よりも長い、第2の距離の地点で水底14に打ち込むことを含むことができる。
前記第1の距離の地点は、水域の水面から水底14への水域の深さが少なくとも10メートルである位置であってもよい。この距離は、条件に応じて変更できる。
前記方法は、複数のモジュールを水域の水底へ打ち込む工程も含んでもよい。これら複数のモジュールは、汀線から5メートルの倍数として増加する距離をおいて、水底へ打ち込まれてもよい。例えば、前記第2の複数のモジュールは、前記第1の複数より5メートル遠い距離だけ汀線から離して配列される。前記第3の複数のモジュールは、5メートルの2番目の倍数(例えば、10メートル)だけ汀線から離して配列される。
1つの例では、少なくとも第1のモジュールを前記水底へ打ち込む前記工程は、複数の第1のモジュールを前記第1の距離の位置で前記水底へ打ち込むことを含み、該複数の第1のモジュールのうちの各モジュールが、次に隣り合うモジュールから横に離して配列される。
1つの例では、少なくとも第2のモジュールを前記汀線から第2の距離の位置で前記水底へ打ち込む前記工程は、複数の第2のモジュールを前記第2の距離の位置で前記水底へ打ち込むことを含み、該複数の第2のモジュールのうちの各モジュールが、次に隣り合うモジュールから横に離して配列される。
多くの示された例においては複数のパイルチューブ42が示されているが、多くの異なる形の複数のパイルを使用できる。モジュールを構成する複数のパイルは接続できる。この接続には、(溶接接続を含む)多くの選択肢がある。
以上の明細書、具体例、および、データは、発明の製造、使用、構成、および、方法を含む、発明の原理の完全な記述を提供する。ここに説明された原理を用いて多くの実施の形態が具現化することができる。

Claims (22)

  1. 水底と汀線を有する水域で、波に対する防波壁を建設するためのパイル配列であって、
    前記パイル配列は、
    (a) 前記汀線から第1の距離をおいた地点で前記水底に打ち込んだパイルからなる少なくとも第1のモジュールと、
    (b) 前記第1の距離よりも長い距離の、前記汀線から第2の距離をおいた地点で前記水底に打ち込んだパイルからなる少なくとも第2のモジュールを有することを特徴とするパイル配列。
  2. 請求項1に記載のパイル配列であって、
    (a) 前記第1の距離をおく地点は、前記水域の水面から前記水底までの深さが少なくとも10メートルであるあることを特徴とするパイル配列。
  3. 請求項1および2の何れか1項に記載のパイル配列であって、
    (a) 前記第1のモジュールと前記第2のモジュールの各パイルを、各パイルの少なくとも半分の長さが前記水底から延出するように打ち込むことを特徴とするパイル配列。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のパイル配列であって、
    (a) パイルからなる前記第2のモジュールを、前記第1のモジュールから少なくとも5メートルの距離をおいた地点に設置することを特徴とするパイル配列。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のパイル配列であって、
    (a) 前記第1の距離および第2の距離よりも長い距離である、前記汀線から第3の距離をおいた地点で前記水底に打ち込んだパイルからなる少なくとも第3のモジュールを更に有することを特徴とするパイル配列。
  6. 請求項5に記載のパイル配列であって、
    (a) パイルからなる前記第3のモジュールを、前記第2のモジュールから少なくとも10メートルの距離をおいた地点に設置することを特徴とするパイル配列。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のパイル配列であって、
    (a) 前記第1の距離をおいた地点に、パイルからなるモジュールで構成した第1の多元体を設置し、前記第1多元体中の各モジュールは、次に隣り合うモジュールから横に離して配置されており、
    (b) 前記第2の距離をおいた地点に、 パイルからなるモジュールで構成した第2の多元体を設置し、前記第2多元体中の各モジュールは、次に隣り合うモジュールから横に離して配置されていることを特徴とするパイル配列。
  8. 請求項7に記載のパイル配列であって、
    モジュールで構成した前記第2多元体の少なくとも一部を、前記第1多元体中の隣り合うモジュールどうしの間、外側の位置に設置することを特徴とするパイル配列。
  9. 請求項5に記載のパイル配列であって、
    (a) 前記第1の距離をおいた地点に、パイルからなるモジュールで構成した第1多元体を設置し、前記第1多元体中の各モジュールは、次に隣り合うモジュールから横に離して配置されており、
    (b) 前記第2の距離をおいた地点に、パイルからなるモジュールで構成した第2多元体を設置し、前記第2多元体中の各モジュールは、次に隣り合うモジュールから横に離して配置されており、
    (c) 前記第3の距離においた地点に、パイルからなるモジュールで構成した第3多元体を設置し、前記第3多元体中の各モジュールは、次に隣り合うモジュールから横に離して配置されていることを特徴とするパイル配列。
  10. 請求項9に記載のパイル配列であって、
    (a) モジュールからなる前記第2多元体の少なくとも一部を、前記第1多元体中の隣り合うモジュールどうしの間、外側の位置に設置し、
    (b) モジュールからなる前記第3多元体の少なくとも一部を、前記第2多元体中の隣り合うモジュールどうしの間、外側の位置に設置することを特徴とするパイル配列。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載のパイル配列であって、
    (a) 各モジュールは、
    (i) 直線状の1列、
    (ii) V字形、または、
    (iii) 少なくとも一部分がV字形になった列
    のいずれか1つの列として配置することを特徴とするパイル配列。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載のパイル配列であって、
    (a)各モジュールの前記パイルはシートパイルであることを特徴とするパイル配列。
  13. 請求項1〜12の何れか1項に記載のパイル配列であって、
    (a) 各モジュールの前記パイルはパイルチューブであることを特徴とするパイル配列。
  14. 請求項13に記載のパイル配列であって、
    (a) 各モジュールは、少なくとも5本のパイルチューブを含むことを特徴とするパイル配列。
  15. 請求項13および14の何れか1項に記載のパイル配列であって、
    (a) 前記パイルチューブは連続的に連結されることを特徴とするパイル配列。
  16. 請求項15に記載のパイル配列であって、
    (a) 前記パイルチューブは溶接接続によって1つに連結されることを特徴とするパイル配列。
  17. 請求項1〜12の何れか1項に記載のパイル配列であって、
    (a) 各モジュール中の前記パイルは連続的に連結されることを特徴とするパイル配列。
  18. 請求項17に記載のパイル配列であって、
    (a) 各モジュール中の前記パイルは溶接接続によって1つに連結されることを特徴とするパイル配列。
  19. 水底と汀線を有する水域における波に対する防波壁を建設する方法であって、
    前記方法は、
    (a) 前記汀線から第1の距離をおいた地点で、パイルからなる少なくとも第1のモジュールを前記水底に打ち込む工程と、
    (b) 前記第1の距離よりも長い距離である、前記汀線から第2の距離をおいた地点で、パイルからなる少なくとも第2のモジュールを前記水底に打ち込む工程を有することを特徴とする方法。
  20. 請求項19に記載の方法であって、
    (a) 前記汀線からの距離が5メートルの倍数で増加する距離となる地点で、パイルからなるモジュールで構成した多元体を前記水底に打ち込む工程を更に有することを特徴とする方法。
  21. 請求項19および20の何れか1項に記載の方法であって、
    (a) 前記汀線から第1の距離をおいた地点で、パイルからなる少なくとも第1モジュールを前記水底に打ち込む前記工程は、前記水域の水面から前記水底までの深さが少なくとも10メートルである前記第1の距離をおいた地点で、前記第1のモジュールを打ち込むことを含むことを特徴とする方法。
  22. 請求項19〜21の何れか1項に記載の方法であって、
    (a) 前記汀線から第1の距離をおいた地点で、パイルからなる少なくとも前記第1のモジュールを前記水底に打ち込む前記工程は、前記第1の距離をおいた地点で、モジュールで構成した第1多元体を前記水底に打ち込むことを含み、前記第1多元体中の各モジュールは、次に隣り合うモジュールから横に離して配列されており、
    (b) 前記汀線から第2の距離をおいた地点で、パイルからなる少なくとも前記第2のモジュールを前記水底に打ち込む前記工程は、前記第2の距離をおいた地点で、モジュールで構成した第2多元体を前記水底に打ち込むことを含み、前記第2多元体中の各モジュールは、次に隣り合うモジュールから横に離して配列されていることを特徴とする方法。
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