JP2014080804A - 組立式消波ブロック及びそれを用いた防波堤 - Google Patents

組立式消波ブロック及びそれを用いた防波堤 Download PDF

Info

Publication number
JP2014080804A
JP2014080804A JP2012229883A JP2012229883A JP2014080804A JP 2014080804 A JP2014080804 A JP 2014080804A JP 2012229883 A JP2012229883 A JP 2012229883A JP 2012229883 A JP2012229883 A JP 2012229883A JP 2014080804 A JP2014080804 A JP 2014080804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
blocks
stacked
breakwater
wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012229883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5845491B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Nakanishi
裕之 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KEIWAN SYSTEM CO Ltd
Original Assignee
KEIWAN SYSTEM CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KEIWAN SYSTEM CO Ltd filed Critical KEIWAN SYSTEM CO Ltd
Priority to JP2012229883A priority Critical patent/JP5845491B2/ja
Publication of JP2014080804A publication Critical patent/JP2014080804A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5845491B2 publication Critical patent/JP5845491B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/11Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters

Abstract

【課題】設置する場所に適した消波を行うとともに設置、回収が容易な組立式消波ブロック及びそれを用いた防波堤を提供する。
【解決手段】ブロック3は、平面視で中心部に上下に貫通する、杭が貫通される貫通穴30と、上下面にあってブロック3が積み重ねられたときに互いに嵌合されブロックの回り止めとなる凹凸部31,32と、側面に向かって来る波を横方向に逃がして消去する曲面部34とを有する。この構成により、海底に打設された杭に複数のブロック3を異なる姿勢で積み重ね、互いに隣接する各ブロック3の曲面部34や平面部35で波を複数回反射させることにより、設置場所に適した波を減勢させる防波堤を構築することができる。また、使用後の各ブロック3の回収も容易である。
【選択図】図4

Description

本発明は、港湾、岸壁、河川等で波を消波するために使用される消波ブロック及びそれを用いた防波堤に関する。
従来より、海から押し寄せる波を遮り施設を守るため、港湾、岸壁等に防波堤が設置されている。防波堤では波を消波するため、消波ブロック(特許文献1参照)が海底から水面まで不規則に積み上げられている。また、高波対策のため消波ブロックを必要な高さまで積み上げるには、多量の消波ブロックと大きな設置スペースが必要とされる。また、消波ブロックが高波で海水に浸されると、浮力と波によって消波ブロックが崩壊する虞があるため、消波ブロックを等間隔で連結した連結型の消波ブロックが存在する(特許文献2参照)。
特開2008−223373号公報 特開2007−303082号公報
しかしながら、特許文献2に記載された消波ブロックは、消波するブロックの形状が全て同じであるため、波の大小、波の周期などその場所に適した波を消波をすることができない。また、特許文献1と特許文献2に示された消波ブロックは、その設置に大掛かりな工事を必要とし、また、消波ブロックが一旦岸壁等に設置されると、その後に消波ブロックを回収することが困難である。
本発明は、上記課題を解決するものであって、消波ブロックを設置する場所に適した消波を行うとともに、簡単な工事で消波ブロックの設置ができ、しかも、使用後は容易にその回収ができる組立式消波ブロック及び防波堤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の組立式消波ブロックは、立設した杭に複数個が積み重ねられるようにして用いられる直方体状の組立式消波ブロックであって、前記ブロックの各々は、平面視で中心部に上下に貫通する、前記杭が貫通される貫通穴と、上下面にあって前記ブロックが積み重ねられたときに互いに嵌合され該ブロックの回り止めとなる凹凸部と、を有し、平面視で4側面のうち少なくとも1面が該側面に向かって来る波を横方向に逃がして消去する曲面とされている。
また、前記ブロックの曲面は、互いに対向する両側面に前記貫通穴を中心とした点対象に設けられ、該ブロックが前記貫通穴に対して左右互い違いに外方に延出されることにより翼部を構成していることが望ましい。
また、前記凹凸部は、前記ブロックが積み重ねられるとき、一方のブロックに対して他方のブロックを所定角度ずらして嵌合できるように設けられ、複数個の前記ブロックが積み重ねられたとき、各々の翼部が前記杭に沿ったスクリュー形状となることが望ましい。
また、前記ブロックは少なくとも2種類の形態を備えるブロックであって、前記一方のブロックは前記翼部が左右互い違いに外方に延出され、前記他方のブロックは前記翼部が前記一方のブロックとは反転した位置に延出されていることが望ましい。
また、立設した杭に複数個が積み重ねられるようにして用いられる直方体状の組立式消波ブロックであって、前記ブロックの各々は、平面視で中心部に上下に貫通する、前記杭が貫通される貫通穴と、上下面にあって前記ブロックが積み重ねられたときに互いに嵌合され該ブロックの回り止めとなる凹凸部と、を有し、平面視で4側面のうち少なくとも1面が該側面に向かって来る波を横方向に逃がして消去する曲面とされており、前記ブロックの曲面は、互いに対向する両側面に前記貫通穴を中心とした点対象に設けられ、該ブロックが前記貫通穴に対して左右互い違いに外方に延出されることにより翼部を構成しており、前記杭の各々に前記ブロックの貫通穴を差し込んで前記ブロックを複数個積み重ねてなることが望ましい。
また、前記複数のブロックの各々の積み重ね姿勢を異ならせることが望ましい。
また、海底に打設される前記杭の間隔及びその配列を変更して前記複数のブロックを積み重ねることが望ましい。
また、互いに隣接する複数の前記杭の各々に積み重ねられる前記ブロックの姿勢を異ならせることが望ましい。
本発明によれば、海底等に打設された杭に複数の消波ブロックを異なる姿勢で積み重ね、互いに隣接する各ブロックの曲面等で波を反射させることにより、設置場所に適した波を減勢させる防波堤を構築することができる。また、海底等に打設する杭の間隔を変更することにより、設置場所に適した波の透過率を有する防波堤を構築でき、使用後の各ブロックの回収も容易である。
本発明の第1の実施形態に係る組立式消波ブロックを使用した防波堤の斜視図。 (a)は第1の例のブロックの斜視図、(b)は同ブロックの上面図、(c)は同ブロックの正面図、(d)は同ブロックの右側面図。 (a)は第2の例のブロックの斜視図、(b)は同ブロックの上面図、(c)は同ブロックの正面図、(d)は同ブロックの右側面図。 (a)は第3の例のブロックの斜視図、(b)は同ブロックの上面図、(c)は同ブロックの正面図、(d)は同ブロックの右側面図。 第1の例と第2の例のブロックを杭に交互に挿入した斜視図。 第3の例のブロックを杭に挿入した斜視図。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る防波堤の防波堤面に使用される第3の例のブロックを用いた透過ブロック柱の上面図、(b)は(a)のA−A線に沿った側断面図。 (a)は同防波堤の防波堤面に使用される第1の例のブロックを用いた不透過ブロック柱の上面図、(b)は同防波堤の防波堤面に使用される第1の例のブロックと第2の例のブロックを用いた不透過ブロック柱の上面図、(c)は(a)(b)のA−A線に沿った側断面図。 (a)は同防波堤の防波堤面に使用される第1の例のブロックと第2の例のブロックを用いた不透過ブロック柱の上面図、(b)は(a)のA−A線に沿った側断面図。 図7乃至図9に示されるブロック柱を使用した防波堤の上面図。 図10のA−A線に沿った側断面図。 図10のB−B線に沿った側断面図。 本発明の第3の実施形態に係る防波堤の上面図。 図13のA−A線に沿った側断面図。 図13のB−B線に沿った側断面図。 (a)本発明の第4の実施形態に係るブロック柱を形成する第3の例のブロックをそれぞれ3本の杭に挿入するときの1段目の同ブロックの上面図、(b)2段目の同ブロックの上面図、(c)3段目の同ブロックの上面図、(d)4段目の同ブロックの上面図、(e)積み重ねられた同ブロックの上面図。 (a)同実施形態において設置する杭の間隔を広げた場合の同ブロックをそれぞれ3本の杭に挿入するときの1段目の同ブロックの上面図、(b)2段目の同ブロックの上面図、(c)3段目の同ブロックの上面図、(d)4段目の同ブロックの上面図、(e)積み重ねられた同ブロックの上面図。 (a)本発明の第5の実施形態に係るブロック柱を形成する第3の例のブロックを2列の杭に挿入するときの1段目の同ブロックの上面図、(b)2段目の同ブロックの上面図、(c)3段目の同ブロックの上面図、(d)4段目の同ブロックの上面図、(e)積み重ねられた同ブロックの上面図。 (a)本発明の第6の実施形態に係るブロック柱を形成する第3の例のブロックを3列の杭に挿入するときの1段目の同ブロックの上面図、(b)2段目の同ブロックの上面図、(c)3段目の同ブロックの上面図、(d)4段目の同ブロックの上面図、(e)積み重ねられた同ブロックの上面図。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る第1、第2、第3の例による組立式消波ブロックについて、図1乃至図6を参照して説明する。ここでは、本実施形態の組立式消波ブロック1,2,3が、防波堤6の消波ブロック1,2,3として用いられる構成について説明する。
図1において、防波堤6は、直径300mmの鋼管杭4が複数本海底Sに打設され、組立式消波ブロック1,2,3が、それぞれ打設された鋼管杭4に挿入されて積み重ねられている。防波堤6の上部は、コンクリート5で覆われて、鋼管杭4が固定される構造となっている。防波堤6の先端部には、第1の例の組立式消波ブロック1と第2の例の組立式消波ブロック2が、海底Sに打設された4本の鋼管杭4に交互に挿入されている。また、防波堤6の正面には、第3の例の組立式消波ブロック3が、海底Sに打設された複数の鋼管杭4に挿入されている。これら第1乃至第3の各ブロックの詳細は以下に説明する通りである。
図2に示すように、第1の例(ここにA−0型という)の組立式消波ブロック1は、直方体であって、平面視で中心部に上下に貫通する貫通穴10を備える。この貫通穴10は、図1に示す鋼管杭4に挿入するための貫通穴である。
ブロック1を鋼管杭4に挿入して積み重ねたとき、上下のブロック1が回転しないように、ブロック1は、上面に台形状の回り止め凸部(凹凸部)11と底面に同じく台形状の回り止め凹部(凹凸部)12とを備える。ブロック1を複数個積み重ねと、下にあるブロック1の回り止め凸部11が上にあるブロック1の回り止め凹部12と嵌合する。そのため、ブロック1が貫通穴を中心に回転しない。
また、ブロック1は、平面視で4側面のうち2面が側面に向かって来る波を横方向に逃がして消去する曲面部14を備え、ブロック1の曲面部14は、互いに対向する両側面に貫通穴10を中心とした点対象に設けられ、ブロック1が貫通穴10に対して左右互い違いに外方に延出されることにより、翼部13を構成している。2つの曲面部14以外の2つの側面15は、平面から成る平面部15となっている。翼部13の先端部16は、円弧状の丸みが付けられている。本実施形態で示すブロック1の寸法は、X1=2500mm、X2=1000mm、X3=300mm、X4=550mmである。
図3に示すように、第2の例(ここにB−0型という)の組立式消波ブロック2は、その翼部23がブロック1とは反転した位置に延出されている。ブロック2は、ブロック1と同様に、中央部に貫通穴20、台形状の回り止め凸部21と回り止め凹部22、2つの曲面部24、平面部25を備え、翼部23の先端部26は、同様に円弧状の丸みが付けられている。なお、貫通穴20、台形状の回り止め凸部21及び回り止め凹部22は、ブロック1の相対する部分と同じ形状となっている。本実施形態で示すブロック2の寸法は、Y1=2500mm、Y2=1000mm、Y3=300mm、Y4=550mmである。
図4に示すように、第3の例(ここにA−45型という)の組立式消波ブロック3は、ブロック1と比べ、回り止め凸部31が回り止め凹部32に対して、貫通穴30を中心に45度時計回りに回転させた形状となっている。従って、ブロック3を積み重ねると、上に積み重ねられたブロック3は、下に積まれたブロック3に対して時計回りに45度回転した姿勢となる。それ以外の貫通穴30、翼部33、2つの曲面部34、平部面35及び先端部36は、ブロック1の対応する部分と同じ形状となっている。本実施形態で示すブロック3の寸法は、Z1=2500mm、Z2=1000mm、Z3=300mm、Z4=550mmである。すなわち、ブロック1,2,3は、X1=Y1=Z1,X2=Y2=Z2,X3=Y3=Z3,X4=Y4=Z4 という関係となっている。
以上のように、ブロック1,2,3の貫通穴10,20,30と回り止め凸部11,21、31と回り止め凹部12、22、32は、同じ形状である。従って、ブロック1,2,3を混在させて積み重ねた場合でも、上に積まれたブロック1,2,3の回り止め凹部12、22、32の位置を下に積まれたブロック1,2,3の回り止め凸部11,21、31の位置に合致させれば、回り止め凸部11,21、31は、回り止め凹部12、22、32に嵌合し、ブロック1,2,3は固定される。
図5において、ブロック1とブロック2は、交互に鋼管杭4に挿入され、規則正しく積み上げられ、半透過性ブロック柱1Aを成す。このブロック柱1Aは、防波堤6の先端部に設置される。半透過性ブロック柱1Aにおいて、一番下にあるブロック2は、これより上に積み上げられたブロック1,2の重みにより、その底面が海底Sと接した状態となる。従って、積み上げられたブロック1,2の全体が海底Sに固定される。
図6において、ブロック3は、鋼管杭4の下から時計回りに45度ずれて順次積み重ねられ、透過性ブロック柱1Bを成す。この透過性ブロック柱1Bは、防波堤6の正面に設置される。
以上のように、本実施形態の防波堤6は、半透過性ブロック柱1Aと透過性ブロック柱1Bから構築されている。防波堤6の正面は、波を正面から受け止める部分であるため、消波を行うブロック3の全体構造が複雑な形状になっている。透過性ブロック柱1Bが横方向に複数並べられ、波がブロック3の曲面部34及び平面部35と隣り合う透過性ブロック柱1Bのブロック3の曲面部34及び平面部35で幾度も反射される。この反射によって波のエネルギーが失われ、更には、波の位相が変えられ、後から押し寄せる波は反射された波と衝突し、防波堤6からの外部への波の反射は、ほとんど発生しない。また、隣合うブロック3には隙間があり、水がこの隙間から防波堤6の内部に流れ込み、防波堤6の内部が遊水部となる(図示せず)。この遊水部によっても、防波堤6からの波の反射が抑えられる。すなわち、防波堤6の正面の水位と遊水部との間で水位差が生じることにより、打ち寄せる波のエネルギーが減少される。
また、防波堤6の先端部は、半透過性ブロック柱1Aが並べられているため、正面とは異なった消波の構造となっている。防波堤6の先端部に打ち寄せられた波は、半透過性ブロック柱1Aのブロック1とブロック2の曲面部14、24及び平面部15,25で反射され、更に隣合うブロック1とブロック2の曲面部14、24及び平面部15,25で幾度も反射される。上述と同様に、この反射によって波のエネルギーが失われ、更には、波の位相が変えられて、後から押し寄せる波は反射された波と衝突し、防波堤6からの外部への波の反射は、ほとんど発生しない。
また、防波堤6の先端部に設置されている半透過性ブロック柱1Aは、平面視で上下及び左右に隣り合うブロック1,2との間に隙間はない。しかし、ブロック1とブロック2が交互に積み重ねられているため、ブロック1の翼部13と上下に積み重ねられたブロック2の翼部23との間には、斜め上方向と斜め下方向に隙間が生じ、水が遊水部に流れ込む構造となっている。この構造によっても、防波堤6からの外部への波の反射が抑えられる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る防波堤について、組立式消波ブロック1,2,3の複数の積み重ねパターンと、このように積み重ねた組立式消波ブロック1,2,3を防波堤面に使用する防波堤について、図7乃至図12を参照して説明する。
図7(a)(b)において、ブロック3は、順次鋼管杭4に貫通穴30が挿入されて積み重ねられ、透過性ブロック柱1Bを成す。この透過性ブロック柱1Bは、図6に示したものと同じである。各ブロック3の回り止め凸部31は、その上に積まれたブロック3の回り止め凹部32と嵌合し、上から見るとブロック3の各々の翼部33が鋼管杭4に沿ったスクリュー形状となっている。鋼管杭4に挿入されたブロック3は、下のブロック3に対して上のブロック3が45度ずれて積み重ねられるため、ブロック3の側面視の形状は、4種類となる。これにより、透過性ブロック柱1Bを横に複数本並べた場合、透過性ブロック柱1Bと透過性ブロック柱1Bとの間に、水が通過するための隙間が生ずる。
図8(a)において、ブロック1は順次鋼管杭4に貫通穴10が挿入されて積み重ねられ、不透過ブロック柱1Cを成す。この不透過ブロック柱1Cは、隣り合う不透過ブロック柱1Cとの間に半弓状の弧が生じる。図8(b)において、ブロック1は左側の鋼管杭4に積み重ねられ、その隣の鋼管杭4にブロック2が積み重ねられている。このブロック1の柱とブロック2の柱の組み合わせは、不透過ブロック柱1Dを成す。この不透過ブロック柱1Dは、中央に半円形の弧を有する。図8(c)において、不透過ブロック柱1Cと、不透過ブロック柱1Dを構成するブロック1とブロック2の柱の側面視の形状は同一であるため、隣り合う不透過ブロック柱1Cと透過ブロック柱1Cとの間及び隣り合う不透過ブロック柱1Dと透過ブロック柱1Dとの間には、水が通過するための隙間は生じない。
図9(a)(b)において、ブロック2は左側の鋼管杭4に積み重ねられ、その隣の鋼管杭4にブロック1が積み重ねられている。このブロック2の柱とブロック1の柱の組み合わせは、不透過ブロック柱1Eを成す。この不透過ブロック柱1Eは、不透過ブロック柱1Dと比べ、中央により大きな半円形の弧を有する。不透過ブロック柱1Eを構成するブロック1の柱とブロック2の柱の側面視の形状は同一であるため、隣り合う不透過ブロック柱1Eと不透過ブロック柱1Eとの間に、水が通過するための隙間は生じない。
上述のように、ブロック1,2,3の積み重ね方法は幾種類も存在する。このブロック1,2,3の積み重ね方法は、波の高さ、周期など防波堤40を設置する場所に合わせて、最も消波に適した方法が選択できる。
図10乃至図12において、防波堤40は、海側に面した正面に透過ブロック柱1Bを複数用いた防波堤面Iと、それに対向する陸側に面した後側に不透過ブロック柱1Eを複数用いた防波堤面IIと、既設構造物7に対向する位置にある先端部に不透過ブロック柱1Dを複数用いた防波堤面IIIで構成されている。透過ブロック柱1Bは、防波堤40の正面、すなわち海側に面した位置に配置される。防波堤40は、その中央部分に遊水部41を備える。
図11において、防波堤面Iは、一番左の透過性ブロック柱1Bの一番下のブロック3が側面視で、その横の長さが最も長くなる状態で設置され、その上に順次45度ずれてブロック3が積み重ねられる。左から2番目の透過性ブロック柱1Bの一番下のブロック3が側面視で、その横の長さが最も短い状態、すなわち一番左の透過性ブロック柱1Bの一番左下のブロック3と90度ずれた姿勢で設置される。このように左右に隣り合うブロックは、90度ずれた状態になるようにブロック3が鋼管杭4に積み重ねられ、透過ブロック柱1Bは防波堤面Iを構成する。防波堤面Iは、透過性ブロック柱1Bと透過性ブロック柱1Bとの間に隙間Tを備え、水がこの隙間Tを通じて遊水部41に流れ込む構造となっている。このように、左右に隣り合うブロック3の積み重ね方法によって、隣り合う透過性ブロック柱1Bの間に生じる隙間Tの大きさは、任意に変更できる。従って、隙間Tを通じて水が遊水部41に流れ込む開口率は、変更が容易である。
防波堤面II,IIIは、不透過ブロック柱1E,1Dで構成されているため、隣り合う不透過ブロック柱1E,1Dとの間に隙間は生じない。従って、防波堤面II,IIIにおいては、水が防波堤40の遊水部41へ流れ込まない。
図12において、コンクリート5に覆われたH鋼9は、鋼管杭4に橋渡しがされ、H鋼9の端部は、鋼管杭4の上端部にそれぞれ溶接されて強固に固定されている。また、鋼管杭4は、海底Sの地中に深く打設されている。
本実施形態の防波堤40において、海の沖からの波は、スクリュー形状に積み重ねた透過ブロック柱1Bで構成される防波堤面Iでほとんど消波され、堤防40から反射する波はほとんど発生しない。すなわち、防波堤40に打ち寄せられる波は、透過ブロック柱1Bのブロック3の曲面部34又は平面部35に反射する。さらに、反射された波は、左右に隣り合う両側のブロック3の曲面部34又は平面部35にも複雑に反射して、波のエネルギーが減少する。また、波がブロック3に反射することにより、波の位相がずれて、後から打ち寄せられる波と、反射され位相がずれた波とぶつかり合う。このことによっても、打ち寄せる波のエネルギーは減少し、防波堤40からの波の反射がほとんどなくなる。
また、防波堤40は遊水部41を備えるため、遊水部41によっても、防波堤40に打ち寄せられる波のエネルギーは減少される。さらに、消波ブロック3での波の消波により、水に酸素が大きく溶け込むバッキ効果が生じる。これにより、消波ブロックに藻などが張り付き、本実施形態の消波ブロック1,2,3を用いた防波堤40の遊水部41は、魚が住むための漁礁にもなる。
なお、防波堤40の防波堤面IIと防波堤面IIIの不透過ブロック柱1E,1Dを構成するブロック1,2も同様に、ブロック1,2の曲面部14,24は波を反射し、反射された波は、波の位相がずれて、後から打ち寄せる波とぶつかり合い、防波堤40からの波の反射はほとんどなくなる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る組立式消波ブロック1,2,3について、図13乃至図15を参照して説明する。ここでは、第2の実施形態で説明した防波堤40の構造をさらに強化した防波堤50について説明する。
図13において、防波堤50と防波堤40との違いは、後側の防波堤面IIを2列とし、この防波堤面IIと防波堤面IIの間にコンクリート又は土砂を流し込んで、防波堤強化部52を設けたことである。この防波堤強化部52より、防波堤50は、波に対してさらに強固となる。防波堤強化部52が追加されたことにより、防波堤50の幅は、防波堤40と比べ少し長くなっている。図14において、防波堤50の正面の断面は、防波堤40の断面と同じであるため説明を省略する。図15において、防波堤面IIが1列増えたため、防波堤50の上部にあるH鋼9は、3本の鋼管杭4と溶接されている。
以上により、第3の実施形態に係る防波堤50は、防波堤40と比べ防波堤強化部52が、新たに設けられているため、より波の強い場所に適している。また、防波堤50の消波のアルゴリズム及びその効果は、防波堤40と同じであるためその説明を省略する。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る組立式消波ブロック3の積み重ねについて、図16と図17を参照して説明する。本実施形態は、第2の実施形態又は第3の実施形態で説明した防波堤40,50の防波堤面Iを構成する透過ブロック柱1Bのスクリュー形状に積み重ねたブロック3の配列及び鋼管杭4の間隔を変更した形態である。
図16において、鋼管杭4と鋼管杭4との間隔をA1(1782mm)とし、隣り合う左右の鋼管杭4に積み重ねられるブロック3との間に隙間がないように、(a)、(b)、(c)、(d)の順にブロック3は積み重ねられ、この積み重ねられた複数のブロック柱で半透過ブロック柱1Fが形成される。さらにブロック3を積み上げる場合は、同様に(a)、(b)、(c)、(d)の順で繰り返す。
この半透過ブロック柱1Fを防波堤40,50の防波堤面Iに応用した場合、半透過ブロック柱1Fを形成する隣り合うブロック柱の間に隙間が生じないため、隙間を通り遊水部41,51への波の透過率は、0に近い。しかし、半透過ブロック柱1Fを形成するブロック柱に積み重ねられたブロック3の翼部33とその上下に積み重ねられたブロック3の翼部33との間に隙間が生じるため、この半透過ブロック柱1Fに打ち寄せられた波の一部は、その隙間を通って遊水部41,51に流れ込む。
図17において、左右の隣り合う鋼管杭4に積み重ねられるブロック3との間に所定の隙間ができるように、鋼管杭4と鋼管杭4の間隔は図16のA1からA2(2500mm)に広げられている。この間隔が広げられた鋼管杭4に、ブロック3は(a)、(b)、(c)、(d)の順に積み重ねられ、この積み重ねられた複数のブロック柱で透過ブロック柱1Gが形成される。この透過ブロック柱1Gを防波堤40,50に応用した場合、透過ブロック柱1Gを形成する隣り合うブロック柱との間の隙間Uを通り、遊水部41,51への波の透過率は、30%程度となる。
このように、鋼管杭4の配置間隔を異ならせることにより、水が透過ブロック柱1Gの隙間Uを通過する開口率は変更され、遊水部41,51への波の透過率が変更される。なお、本実施形態は鋼管杭4を3本のみ例示したが、複数の鋼管杭4を配列して同じ順番でブロック3の積み重ねを繰り返すことにより、横に長い防波堤40,50が構築できることは言うまでもない。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る組立式消波ブロック3の積み重ねについて、図18を参照して説明する。図18において、1列目の鋼管杭4と鋼管杭4との間隔B1は2520mm、1列目と2列目の鋼管杭4の間隔B2は1260mmである。ブロック3は(a)、(b)、(c)、(d)の順に積み重ねられ、この積み重ねられた複数のブロック柱で半透過ブロック柱1Hが形成される。
この半透過ブロック柱1Hを防波堤40,50の防波堤面Iに応用した場合、半透過ブロック柱1Hを形成する1列目のブロック柱と2列目のブロック柱との間に隙間がないため、半透過ブロック柱1Hの隙間を通り遊水部41,51への波の透過率は、0に近い。しかし、半透過ブロック柱1Hを形成するブロック柱に積み重ねられたブロック3の翼部33とその上下に積み重ねられたブロック3の翼部33との間に隙間があるため、半透過ブロック柱1Hに打ち寄せられた波の一部は、その隙間を通って遊水部41,51に流れ込む。
本実施形態で示すように、スクリュー形状に積み重ねたブロック柱を2列設けることにより、打ち寄せる波が半透過ブロック柱1Hのブロック3の曲面部34と平面部35に何度も反射するため、実施形態4で示した構造よりも、より波の強い場所に設置するのに適しているといえる。
(第6の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係る組立式消波ブロック3の積み重ねについて、図19を参照して説明する。図19において、1列目の鋼管杭4と鋼管杭4との間隔C1は5420mm、2列目と3列目の鋼管杭4の間隔C2は2520mm、1列目と2列目と3列目の鋼管杭4の間隔C3はともに1260mmである。ブロック3は、(a)、(b)、(c)、(d)の順に行い、この積み重ねられた複数のブロック柱で半透過ブロック柱1Iを形成する。
この半透過ブロック柱1Iを防波堤40,50の防波堤面Iに応用した場合、半透過ブロック柱1Iを形成する隣り合う1列目と2列目と3列目のブロック柱との間に隙間がないため、半透過ブロック柱1Iの隙間を通り遊水部41,51への波の透過率は、0に近い。しかし、半透過ブロック柱1Iを形成するブロック柱に積み重ねられたブロック3の翼部33とその上下に積み重ねられたブロック3の翼部33との間で隙間ができるため、半透過ブロック柱1Iに打ち寄せられた波の一部は、その隙間部分を通って遊水部41,51に流れ込む。
本実施形態で示すように、スクリュー形状に積み重ねたブロック3のブロック柱を3列設けることにより、打ち寄せる波が半透過ブロック柱1Iのブロック3の曲面部34と平面部35に何度も反射するため、実施形態5で示した構造よりも、より波の強い場所に設置するのに適している。さらに、半透過ブロック柱1Iを形成するブロック柱に囲まれて三角形を形成する部分60は、遊水部の役割も果たす。
以上のように、本実施例に係るブロック1,2,3は、ブロック1,2,3を自由に配置できるため、波の強さに合わせて、そこに適した防波堤を構築することができる。また、ブロック1,2,3を鋼管杭4に挿入して積み重ねる工法であるため、新たな防波堤を構築する際には、撤去が容易であるとともに、撤去したブロック1,2,3を再利用することができる。
実施形態で示したブロック3の回り止め凸部31は、回り止め凹部32に対して貫通穴30を中心に45度時計回りに回転させた形状となっているが、これに限定されず、例えば、15度、30度又は90度時計回りに回転させた形状でもよい。ブロック1,2,3の大きさや、ブロック1,2,3を挿入するための鋼管杭4の太さや配置間隔を具体的に示したが、これに限定されない。ブロック1,2,3の側面のうち2面が曲面部14、24,34としたが、必ずしも2面を必要とせず、1面でも波の消波は可能である。
1 第1の例の組立式消波ブロック
2 第2の例の組立式消波ブロック
3 第3の例の組立式消波ブロック
4 鋼管杭(杭)
6,40,50 防波堤
10,20,30 貫通穴
11,21,31 回り止め凹部(凹凸部)
12,22,32 回り止め凸部(凹凸部)
13,23,33 翼部
14,24,34 曲面部(曲面)

Claims (8)

  1. 立設した杭に複数個が積み重ねられるようにして用いられる直方体状の組立式消波ブロックであって、
    前記ブロックの各々は、
    平面視で中心部に上下に貫通する、前記杭が貫通される貫通穴と、
    上下面にあって前記ブロックが積み重ねられたときに互いに嵌合され該ブロックの回り止めとなる凹凸部と、を有し、
    平面視で4側面のうち少なくとも1面が該側面に向かって来る波を横方向に逃がして消去する曲面とされていることを特徴とする組立式消波ブロック。
  2. 前記ブロックの曲面は、互いに対向する両側面に前記貫通穴を中心とした点対象に設けられ、該ブロックが前記貫通穴に対して左右互い違いに外方に延出されることにより翼部を構成していることを特徴とする請求項1に記載の組立式消波ブロック。
  3. 前記凹凸部は、前記ブロックが積み重ねられるとき、一方のブロックに対して他方のブロックを所定角度ずらして嵌合できるように設けられ、
    複数個の前記ブロックが積み重ねられたとき、各々の翼部が前記杭に沿ったスクリュー形状となることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立式消波ブロック。
  4. 前記ブロックは少なくとも2種類の形態を備えるブロックであって、前記一方のブロックは前記翼部が左右互い違いに外方に延出され、前記他方のブロックは前記翼部が前記一方のブロックとは反転した位置に延出されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立式消波ブロック。
  5. 立設した杭に複数個が積み重ねられるようにして用いられる直方体状の組立式消波ブロックであって、
    前記ブロックの各々は、
    平面視で中心部に上下に貫通する、前記杭が貫通される貫通穴と、
    上下面にあって前記ブロックが積み重ねられたときに互いに嵌合され該ブロックの回り止めとなる凹凸部と、を有し、
    平面視で4側面のうち少なくとも1面が該側面に向かって来る波を横方向に逃がして消去する曲面とされており、
    前記ブロックの曲面は、互いに対向する両側面に前記貫通穴を中心とした点対象に設けられ、該ブロックが前記貫通穴に対して左右互い違いに外方に延出されることにより翼部を構成しており、
    前記杭の各々に前記ブロックの貫通穴を差し込んで前記ブロックを複数個積み重ねてなることを特徴とする防波堤。
  6. 前記複数のブロックの各々の積み重ね姿勢を異ならせることを特徴とする請求項5に記載の防波堤。
  7. 海底に打設される前記杭の間隔及びその配列を変更して前記複数のブロックを積み重ねることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の防波堤。
  8. 互いに隣接する複数の前記杭の各々に積み重ねられる前記ブロックの姿勢を異ならせることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の防波堤。
JP2012229883A 2012-10-17 2012-10-17 組立式消波ブロック及びそれを用いた防波堤 Active JP5845491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229883A JP5845491B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 組立式消波ブロック及びそれを用いた防波堤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229883A JP5845491B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 組立式消波ブロック及びそれを用いた防波堤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014080804A true JP2014080804A (ja) 2014-05-08
JP5845491B2 JP5845491B2 (ja) 2016-01-20

Family

ID=50785228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012229883A Active JP5845491B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 組立式消波ブロック及びそれを用いた防波堤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5845491B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112900354A (zh) * 2021-01-22 2021-06-04 张笑帅 一种防波堤结构及其控制方法
CN115450163A (zh) * 2022-07-25 2022-12-09 中国港湾工程有限责任公司 岛式防波堤

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111455929B (zh) * 2020-04-18 2021-08-20 金迪(聊城市)知识产权运营有限公司 一种海岸边坡防浪护栏装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5042637A (ja) * 1973-08-18 1975-04-17
JPS5883711A (ja) * 1981-11-11 1983-05-19 Hisato Owaki 離岸堤の施工法
JPS603308A (ja) * 1983-06-21 1985-01-09 Masaaki Kanai 杭打ち連結ブロツク工法
JPH01318610A (ja) * 1988-06-20 1989-12-25 Kazuma Itoi 構築用ブロック及びブロック構造体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5042637A (ja) * 1973-08-18 1975-04-17
JPS5883711A (ja) * 1981-11-11 1983-05-19 Hisato Owaki 離岸堤の施工法
JPS603308A (ja) * 1983-06-21 1985-01-09 Masaaki Kanai 杭打ち連結ブロツク工法
JPH01318610A (ja) * 1988-06-20 1989-12-25 Kazuma Itoi 構築用ブロック及びブロック構造体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112900354A (zh) * 2021-01-22 2021-06-04 张笑帅 一种防波堤结构及其控制方法
CN115450163A (zh) * 2022-07-25 2022-12-09 中国港湾工程有限责任公司 岛式防波堤

Also Published As

Publication number Publication date
JP5845491B2 (ja) 2016-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9624636B2 (en) Multi-stage suspended wave screen and coastal protection system
JP5845491B2 (ja) 組立式消波ブロック及びそれを用いた防波堤
KR101169689B1 (ko) 방파제
ES2222087A1 (es) Dique modular para la proteccion de costas.
JP2008038451A (ja) 波浪防護構造物
CN104912028A (zh) 一种圆形浮式防波堤
JP5587489B1 (ja) 防波ブロック及び防波ブロック構造体及びその構築方法
KR100677056B1 (ko) 친환경 타원형 돌망태 및 그 설치구조
KR100769940B1 (ko) 친환경성 하천 제방용 호안블록
JP5822351B2 (ja) 消波ブロック
KR200447682Y1 (ko) 세굴방지용 식생블럭
KR200426901Y1 (ko) 하천 시설용 다용도 블록
KR100523320B1 (ko) 수중 생태계 보호를 위한 하천 제방용 호안블록 구조
KR100892375B1 (ko) 조립식 호안블록
KR200386495Y1 (ko) 식생이 가능한 호안블럭
KR200438636Y1 (ko) 마름모꼴 격벽을 갖춘 돌망태
KR200286236Y1 (ko) 하천 생태계 보호를 위한 원통형 물고기 집 블록을이용한 제방축대 설치구조
KR200350402Y1 (ko) 하천생태계 보호를 위한 육각형 생태블록 설치구조
KR200408221Y1 (ko) 친환경적인 하천 호안 시설물
JP5291841B1 (ja) 波力減衰ブロック
KR200286235Y1 (ko) 수중 생태계 보호를 위한 하천 제방용 호안블록 구조
KR101082407B1 (ko) 인공어초 형성 또는 침식과 모래 유실의 원인인 파랑 에너지 저감을 위한 프리캐스트 콘크리트 판 구조물
JP2010209528A (ja) 側方流動対策構造
KR200410821Y1 (ko) 하천바닥 세굴방지용 수중보 설치구조
KR100620572B1 (ko) 식생형 축조블록

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151006

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20151023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20151023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5845491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250