JP2014532794A - 硬化性組成物 - Google Patents

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Abstract

(a)少なくとも1種類のジビニルアレーンジオキシド、(b)少なくとも1種類のポリオール、及び(c)少なくとも1種類の硬化触媒を含む硬化性組成物であって、前記硬化触媒がジビニルアレーンジオキシドとポリオールの反応を触媒するのに有効であり、かつ周囲温度及びより高温で活性であり、硬化性組成物が相溶性混合物を形成する、硬化性組成物、並びに硬化性組成物から調製される硬化組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、ジビニルアレーンジオキシド、ポリオール及び硬化触媒の相溶性混合物を含む硬化性組成物、並びにそれから得られる硬化組成物に関する。
ジビニルアレーンジオキシド、ポリオール及び触媒を含む硬化性組成物は当該技術分野で公知である。しかし、ジビニルアレーンジオキシド、特にジビニルベンゼンジオキシド(DVBDO)、ポリオール及び触媒の組合せでできた多くの公知組成物は非相溶性であり、かかる公知組成物は、かかる組成物の硬化前及び/又は硬化中に相分離して、硬化不十分な材料が生成する。ジビニルアレーンジオキシド、ポリオール及び触媒の非相溶性混合物は、不透明であり、不透明率(%)の値が比較的高い。さらに、ジビニルアレーンジオキシドとポリオールの混合物は、周囲温度又は高温で硬化するのに有効な触媒を必要とするが、公知触媒の多くは無効と判明した。
米国特許第2,924,580号(「‘580特許」)は、DVBDOと種々のポリオール、及びDVBDOと種々の触媒を含めて、種々のDVBDO組成物を教示している。しかし、‘580特許は、DVBDOと相溶性である、ポリオールと触媒の組合せを教示しておらず、かかる組成物の硬化に有効な触媒も教示していない。当業者が、DVBDOと相溶性である、ポリオールと触媒の組合せを予測するのは困難である。実際、‘580特許に教示されたDVBDO−ポリオール−触媒混合物の多くは非相溶性であり、‘580特許に教示された触媒の多くはDVBDO−ポリオール処方で不活性である。例えば、上記特許の実施例18は、‘580特許に開示された唯一のDVBDO−ポリオール例であり、トリエタノールアミンがポリオールとして使用され、硫酸水溶液が触媒であるが、かかるポリオール−触媒の組合せはDVBDOと非相溶性である。
本発明は、ジビニルアレーンジオキシドと相溶性であるポリオール−触媒の組合せを含む硬化性組成物、及び低不透明%値を有するジビニルアレーンジオキシド、ポリオール及び硬化触媒の硬化性組成物を対象とする。これらの硬化性組成物は、ブレンステッド酸、ルイス酸及び金属化合物から選択される触媒などの有効な周囲温度及び熱的に活性な硬化触媒を含む。
従来技術に優る本発明の効果の一つは、硬化前又は硬化中の相分離を防止するジビニルアレーンジオキシド、ポリオール及び硬化触媒の相溶性混合物の使用、並びにジビニルアレーンジオキシドとポリオールの反応を触媒するのに有効であり、かつ周囲温度(約−20℃から約40℃、最も典型的には約25℃)又はより高温で活性である触媒の使用である。共反応性(co−reactive)モノマーの相分離、及び/又は無効な触媒の使用が、有用な性質を有する硬化材料を与えないことは当該技術分野で周知である。
本発明の一実施形態は、(a)ジビニルアレーンジオキシド、(b)少なくとも1種類のポリオール、及び(c)少なくとも1種類の硬化触媒を含む硬化性組成物であって、前記触媒がジビニルアレーンジオキシドとポリオールの反応を触媒するのに有効であり、かつ周囲温度及びより高温で活性であり、組成物が相溶性混合物を形成する、硬化性組成物を対象とする。任意選択の硬化剤、任意選択の充填剤、任意選択の反応性希釈剤、任意選択の軟化剤、任意選択の加工助剤、任意選択の強化剤などの他の任意選択の材料を、別の実施形態において本発明の硬化性組成物に使用することができる。
一実施形態においては、本発明の硬化性組成物は、約90未満の低不透明%値を有するように処方され、該組成物は、組成物に使用される硬化触媒が硬化温度約−50℃から約200℃で24時間未満で硬化組成物を与えるように周囲温度以上で働くように処方される。
本明細書では「相溶性混合物」とは、不透明%が約90未満であるジビニルアレーンジオキシド、ポリオール及び触媒の混合物を意味する。かかる相溶性混合物は、著しく相分離することがなく、そのため、硬化して均一な性質を有する均一な硬化材料を形成することができる。逆に、非相溶性混合物は、著しく相分離し、そのため、硬化して、性質が材料中の位置によって大きく変動する不均一な硬化(より一般的には、部分的硬化にすぎない)材料を形成する。
その最も広い範囲においては、本発明は、(a)少なくとも1種類のジビニルアレーンジオキシド、(b)少なくとも1種類のポリオール、及び(c)例えばブレンステッド若しくはルイス酸、典型若しくは遷移金属錯体又はイミダゾリウム塩から選択される触媒などの触媒の混合物を含む硬化性組成物であって、ジビニルアレーンジオキシド、ポリオール及び触媒の混合物の不透明%が約90未満である、硬化性組成物を含む。上記本発明の硬化性組成物は、硬化性組成物を周囲温度又は高温に曝すことによって、硬化して硬化組成物又は熱硬化性物質を形成することができる。
一実施形態においては、本発明の硬化性組成物の調製に有用であるジビニルアレーンジオキシド、すなわち成分(a)は、例えば、任意の環位置に1個以上のビニル基を有する任意の置換又は非置換アレーン核を含むことができる。例えば、ジビニルアレーンジオキシドのアレーン部分は、ベンゼン、置換ベンゼン、(置換)環付加(ring−annulated)ベンゼン若しくは同族結合(homologously bonded)(置換)ベンゼン、又はその混合物からなることができる。ジビニルアレーンジオキシドのジビニルベンゼン部分は、オルト、メタ若しくはパラ異性体又は任意のその混合物とすることができる。付加された置換基は、飽和アルキル、アリール、ハロゲン、ニトロ、イソシアナート又はRO−(ここで、Rは飽和アルキル又はアリールとすることができる)を含むH耐性基からなることができる。環付加ベンゼンは、ナフタレン及びテトラヒドロナフタレンからなることができる。同族結合(置換)ベンゼンはビフェニル及びジフェニルエーテルからなることができる。
本発明の処方の調製に使用されるジビニルアレーンジオキシドは、以下のように一般化学構造I〜IVで表すことができる。
Figure 2014532794
本発明のジビニルアレーンジオキシドコモノマーの上記構造I、II、III及びIVにおいては、各R、R、R及びRは個々に水素、アルキル、シクロアルキル、アリール若しくはアラルキル基、又は例えばハロゲン、ニトロ、イソシアナート若しくはRO基(ここで、Rはアルキル、アリール又はアラルキルとすることができる)を含むH耐性基とすることができ、Xは0から4の整数とすることができ、yは2以上の整数とすることができ、x+yは6以下の整数とすることができ、zは0から6の整数とすることができ、z+yは8以下の整数とすることができ、Arは、例えば1,3−フェニレン基を含む、アレーン断片である。さらに、Rは、エポキシド、イソシアナート又は任意の反応基を含めた反応基(単数又は複数)とすることができ、Zは置換パターンに応じて0から6の整数とすることができる。
一実施形態においては、本発明に使用されるジビニルアレーンジオキシドは、例えば、参照により本明細書に援用するMarks他によって2008年12月30日に出願された米国仮特許出願第61/141457号に記載のプロセスによって製造することができる。本発明に有用であるジビニルアレーンジオキシド組成物は、例えば、参照により本明細書に援用する米国特許第2,924,580号にも開示されている。
別の一実施形態においては、本発明に有用であるジビニルアレーンジオキシドは、例えば、ジビニルベンゼンジオキシド、ジビニルナフタレンジオキシド、ジビニルビフェニルジオキシド、ジビニルジフェニルエーテルジオキシド、及びその混合物を含むことができる。
本発明の好ましい一実施形態においては、本発明の処方に使用されるジビニルアレーンジオキシドは、例えばジビニルベンゼンジオキシド(DVBDO)とすることができる。別の好ましい一実施形態においては、本発明に有用であるジビニルアレーンジオキシド成分としては、例えば、以下の構造Vの化学式で示されるDVBDOが挙げられる。
Figure 2014532794
上記DVBDO化合物の化学式は、以下、すなわちC1010とすることができ、このDVBDOの分子量は約162.2であり、DVBDOの元素分析は、およそC74.06、H6.21及びO19.73であり、エポキシド当量約81g/molである。
ジビニルアレーンジオキシド、特に例えばDVBDOなどのジビニルベンゼンから誘導されるものは、比較的低い液体粘度を有するが従来のエポキシ樹脂よりも高い剛性及び架橋密度を有するクラスのジエポキシドである。
下記構造VIは、本発明に有用であるDVBDOの化学構造の好ましい一実施形態である。
Figure 2014532794
下記構造VIIは、本発明に有用であるDVBDOの化学構造の別の好ましい一実施形態である。
Figure 2014532794
DVBDOが当該技術分野で公知のプロセスによって調製されるときには、オルト、メタ及びパラの3つの可能な異性体のうち一つを得ることができる。したがって、本発明は、上記構造のいずれか一つによって示されるDVBDOを個々に又はその混合物として含む。上記構造VI及びVIIは、DVBDOのそれぞれメタ(1,3−DVBDO)異性体及びパラ(1,4−DVBDO)異性体を示す。オルト異性体はまれであり、通常、DVBDOは、主に、一実施形態においてはメタ(構造VI)とパラ(構造VII)異性体の比約9:1から約1:9、別の一実施形態においては構造VIと構造VIIの比約6:1から約1:6、更に別の一実施形態においては構造VIと構造VIIの比約4:1から約1:4、更に別の一実施形態においては構造VIと構造VIIの比約2:1から約1:2の範囲で一般に製造される。
本発明の更に別の一実施形態においては、ジビニルアレーンジオキシドは、(例えば約20重量%未満などの)様々な量の置換アレーンを含み得る。置換アレーンの量及び構造は、ジビニルアレーンジオキシドのジビニルアレーン前駆体の調製に使用されるプロセスに依存する。例えば、ジエチルベンゼン(DEB)の脱水素によって調製されるジビニルベンゼンは、様々な量のエチルビニルベンゼン(EVB)及びDEBを含み得る。過酸化水素と反応すると、EVBはエチルビニルベンゼン一酸化物を生成し、一方、DEBは不変である。これらの化合物の存在は、ジビニルアレーンジオキシドのエポキシド当量を純粋な化合物のエポキシド当量よりも大きい値まで増加させ得るが、エポキシ樹脂部分の0から99%のレベルで利用することができる。
一実施形態においては、本発明に有用であるジビニルアレーンジオキシド、例えばDVBDOは、低粘度液体エポキシ樹脂を含む。例えば、本発明に使用されるジビニルアレーンジオキシドの粘度は、一般に、25℃において、一実施形態においては約0.001Pa sから約0.1Pa s、別の一実施形態においては約0.01Pa sから約0.05Pa s、更に別の一実施形態においては約0.01Pa sから約0.025Pa sの範囲である。
付加体反応生成組成物のエポキシ樹脂部分として本発明に使用されるジビニルアレーンオキシドの濃度は、一般に、反応生成組成物中の他の成分の割合に応じて、一実施形態においては約0.5重量%(wt%)から約100wt%、別の一実施形態においては約1wt%から約99wt%、更に別の一実施形態においては約2wt%から約98wt%、更に別の一実施形態においては約5wt%から約95wt%の範囲とすることができる。
本発明に有用であるジビニルアレーンジオキシドの一つの有利な性質は、その剛性である。ジビニルアレーンジオキシドの剛性は、デッカー(Dekker)著、「ポリマー特性の予測(Prediction of Polymer Properties)」、ニューヨーク、1993年に記載のBiceranoの方法を使用して、側鎖を除いたジオキシドの回転自由度の計算数によって測定される。本発明に使用されるジビニルアレーンジオキシドの剛性は、一般に、一実施形態においては約6から約10回転自由度、別の一実施形態においては約6から約9回転自由度、更に別の一実施形態においては約6から約8回転自由度の範囲とすることができる。
本発明の系の一実施形態においては、DVBDOは、全反応生成組成物の重量に基づいて約20wt%から80wt%の濃度で使用されるエポキシ樹脂成分である。
本発明の硬化性組成物に有用であるポリオール、すなわち成分(b)は、当該技術分野で公知の任意の従来のポリオール、特に2個以上のヒドロキシル基を含む任意の化合物又は化合物混合物を含むことができる。例えば、硬化性組成物に有用であるポリオールは、それだけに限定されないが、ジオール、グリコール、トリオール、テトラオール、ペンタオール、ヘキサオール及びその混合物から選択することができる。
好ましい一実施形態においては、ポリオールは、例えばアルキル及びアルキルエーテルポリオール、ポリエーテルポリオール、(ポリカプロラクトンポリオールを含めた)ポリエステルポリオール、ポリカルボナートポリオール、ポリアルキリジンポリオールなどのポリマーポリオール、並びにその混合物を含むことができる。
一般に、使用されるポリオールの量は、エポキシ基と比較した当量に基づいて、化学量論バランスである、又はそれ以上若しくはそれ以下である。例えば、一般に、エポキシドとヒドロキシルの当量比rは、一実施形態においては約0.1から約100、別の一実施形態においては約0.5から50、更に別の一実施形態においては約1から約10とすることができる。
本発明の硬化性樹脂処方を調製する際、ジビニルアレーンジオキシド化合物とポリオールの反応を促進するために少なくとも1種類の硬化触媒を使用しなければならない。ジビニルアレーンジオキシドとポリオールの反応を触媒するのに有効であることに加えて、触媒は、好ましくは、周囲温度(約25℃)及びより高温、例えば、最高200℃で活性である。例えば、硬化触媒は、温度範囲−50℃から200℃で活性とすることができる。
本発明に有用である触媒としては、例えば、任意のブレンステッド若しくはルイス酸、典型若しくは遷移金属錯体、イミダゾリウム塩、又はその混合物が挙げられ、これらは、ジビニルアレーンジオキシドとポリオールの混合物を温度−50℃から200℃で24時間以内に硬化させる。
本発明に有用である触媒、すなわち成分(c)としては、例えば、硫酸、リン酸、置換又は非置換ベンゼンスルホン酸、その任意の組合せなどの当該技術分野で公知のブレンステッド酸触媒が挙げられる。
本発明に有用である触媒、すなわち成分(c)としては、例えば、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、アルミニウムt−ブトキシド−塩化水素錯体、アルミニウムt−ブトキシド−酢酸錯体、テトラフルオロほう酸銅(II)、塩化鉄(III)、塩化スズ(II)、塩化スズ(IV)、臭化アンチモン、酢酸アンチモン、アンチモンヘキサフルオロスルフィド、その任意の組合せなどの当該技術分野で公知のルイス酸触媒も挙げられる。
本発明に有用である触媒、すなわち成分(c)としては、さらに、例えば、ネオデカン酸ジメチルスズ、オクタン酸スズ(II)、ジカルボン酸モリブデン(II)、チタン−アミン錯体、亜鉛錯体、その任意の組合せなどのポリウレタン硬化の当該技術分野で周知である典型又は遷移金属錯体触媒も挙げられる。
本発明に有用である触媒、すなわち成分(c)としては、さらに、例えば、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムトリフルオロメタンスルホナート、1−メチル−3−n−オクチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート、1−メチル−3−n−プロピルイミダゾリウムヨウ化物、1−n−ブチル−2,3−ジメチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウム臭化物、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウム塩化物、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロアンチモナート、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスファート、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムメタンスルホナート、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムメチルスルファート、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムn−オクチルスルファート、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート、1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムトリフルオロメタンスルホナート、1−n−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウム塩化物、1−n−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスファート、1−n−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート、1,3、−ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)イミダゾリウム塩化物、1,3−ジイソプロピルイミダゾリウム塩化物、1,3−ジメシチルイミダゾリウム塩化物、1,3−ジメチルイミダゾリウムジメチルホスファート、1−アリル−3−メチルイミダゾリウム塩化物、1−ブチル−2,3−ジメチルイミダゾリウム塩化物、1−ブチル−2,3−ジメチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスファート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム臭化物、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム塩化物、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムジシアナミド、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムジエチルホスファート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムエチルスルファート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスファート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム硫酸水素塩、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムメタンスルホナート、その任意の組合せなどの当該技術分野で周知であるイミダゾリウム塩も挙げられる。
好ましい一実施形態においては、本発明に有用である硬化触媒としては、ドデシルベンゼンスルホン酸、臭化アンチモン、酢酸アンチモン、塩化スズ(II)、塩化スズ(IV)、リン酸、塩化鉄、アンチモンヘキサフルオロスルフィド、塩化アルミニウム、アルミニウムt−ブトキシド−塩化水素錯体、アルミニウムt−ブトキシド−酢酸錯体、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、ネオデカン酸ジメチルスズ、オクタン酸スズ(II)、オクタン酸モリブデン、チタン−アミン錯体、亜鉛錯体、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムアセタート、及びその混合物が挙げられる。
本発明に使用される硬化触媒の濃度は、一般に、一実施形態においては約0.01wt%から約20wt%、別の一実施形態においては約0.1wt%から約10wt%、更に別の一実施形態においては約1wt%から約10wt%、更に別の一実施形態においては約2wt%から約10wt%の範囲とすることができる。
本発明の硬化性組成物に添加することができる任意選択の化合物としては、例えば、ジビニルアレーンジオキシドとは異なる別のエポキシ樹脂(例えば、芳香族及び脂肪族グリシジルエーテル、脂環式エポキシ樹脂)が挙げられる。例えば、ジビニルアレーンジオキシドとは異なるエポキシ樹脂は、任意のエポキシ樹脂成分、又は参照により本明細書に援用するリー、エイチ(Lee,H)及びネヴィル、ケー(Neville,K)著、「エポキシ樹脂ハンドブック(Handbook of Epoxy Resins)」、マグロウヒルブックカンパニー(McGraw−Hill Book Company)、ニューヨーク、1967年、第2章,p2−1−2−27に記載のエポキシ樹脂などの当該技術分野で公知の2種類以上のエポキシ樹脂の組合せとすることができる。
当該技術分野で公知の適切な別のエポキシ樹脂としては、例えば、多官能アルコール、フェノール、脂環式カルボン酸、芳香族アミン又はアミノフェノールとエピクロロヒドリンの反応生成物に基づくエポキシ樹脂が挙げられる。少数の非限定的実施形態としては、例えば、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、レソルシノールジグリシジルエーテル、及びパラ−アミノフェノールのトリグリシジルエーテルが挙げられる。当該技術分野で公知の別の適切なエポキシ樹脂としては、例えば、エピクロロヒドリンとo−クレゾールノボラック、炭化水素ノボラック及びフェノールノボラックの反応生成物が挙げられる。エポキシ樹脂は、例えば、ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(The Dow Chemical Company)から入手可能なD.E.R.331(登録商標)、D.E.R.332、D.E.R.354、D.E.R.580、D.E.N.425、D.E.N.431、D.E.N.438、D.E.R.736、D.E.R.732エポキシ樹脂などの市販品から選択することもできる。
一般に、本発明に使用されるときの別のエポキシ樹脂の量は、例えば、一実施形態においては約0当量%から約99当量%、別の一実施形態においては約0.1当量%から約95当量%、更に別の一実施形態においては約1当量%から約90当量%、更に別の一実施形態においては全エポキシドの約5当量%から約80当量%とすることができる。
本発明の硬化性組成物に有用である別の任意選択の化合物は、当該技術分野で公知の任意の従来の硬化剤を含むことができる。硬化性組成物に有用である(ハードナー又は架橋剤とも称される)硬化剤は、例えば、無水物、カルボン酸、アミン化合物、フェノール化合物、ポリメルカプタン又はその混合物を含めて、ただしそれだけに限定されない当該技術分野で周知の硬化剤から選択することができる。
本発明に有用である任意選択の硬化剤の例としては、エポキシ樹脂組成物の硬化に有用であることが知られている共反応性又は触媒作用性硬化材料のいずれかが挙げられる。かかる共反応性硬化剤としては、例えば、ポリアミン、ポリアミド、ポリアミノアミド、ジシアンジアミド、高分子チオール、ポリカルボン酸及び無水物、その任意の組合せなどが挙げられる。適切な触媒作用性硬化剤としては、第三級アミン、ハロゲン化第四級アンモニウム、三フッ化ホウ素などのルイス酸、その任意の組合せなどが挙げられる。共反応性硬化剤の別の具体例としては、ジアミノジフェニルスルホン、スチレン−マレイン酸無水物(SMA)コポリマー及びその任意の組合せが挙げられる。従来の共反応性エポキシ硬化剤の中でも、アミン類及びアミノ又はアミド含有樹脂及びフェノール類が好ましい。本発明の組成物に有用である更に別のクラスの任意選択の硬化剤としては、無水物、及び無水物と別の硬化剤の混合物が挙げられる。
一般に、本発明に使用されるときの任意選択の硬化剤の量は、例えば、一実施形態においては0当量%から約99当量%、別の一実施形態においては約0.1当量%から約90当量%、更に別の一実施形態においては約1当量%から約75当量%、更に別の一実施形態においては全硬化剤官能基(ポリオール及び任意選択の硬化剤)の約5当量%から約50当量%とすることができる。
本発明に有用であり得る別の任意選択の成分は、当業者に既知の樹脂処方に通常使用される成分である。例えば、任意選択の成分は、適用性(例えば、表面張力調節剤又は流動助剤)、信頼性(例えば、接着促進剤)、及び/又は触媒寿命を向上させるために組成物に添加することができる化合物を含むことができる。
例えば、他の硬化剤、充填剤、顔料、強化剤、流動調節剤、エポキシ樹脂及びジビニルアレーンジオキシドとは異なる別の樹脂、希釈剤、安定剤、充填剤、可塑剤、触媒不活性化剤、ハロゲン含有又はハロゲンフリー難燃剤;例えばアセトン、メチルエチルケトン、ダワノール(Dowanol)PMAを含めた加工性用溶媒(solvent for processability);改質オルガノシラン(エポキシ化、メタクリル、アミノ)、アセチルアセトナート(acytlacetonates)、硫黄含有分子などの接着促進剤;改質オルガノシランなどの湿潤助剤及び分散助剤;ポリフェニルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン(polyethersolufones)、ポリフッ化ビニリデン、ポリエーテルイミド、ポリフタルイミド(polypthalimide)、ポリベンゾイミダゾール(polybenzimidiazole)、アクリル、フェノキシ、ウレタンなどの反応性又は非反応性熱可塑性樹脂;ワックスなどの離型剤;イソシアナート、イソシアヌラート、シアン酸エステル、アリル含有分子又は他のエチレン性不飽和化合物、アクリラートなどのポリマー性質を改善する他の機能的添加剤又は予備反応(pre−reacted)生成物;並びにその混合物を含めて、一分類の他の添加剤を本発明の組成物又は処方に添加することができる。
本発明に有用である任意選択の添加剤の濃度は、一般に、一実施形態においては0wt%から約90wt%、別の一実施形態においては約0.01wt%から約80wt%、更に別の一実施形態においては約0.1wt%から約65wt%、更に別の一実施形態においては約0.5wt%から約50wt%の範囲とすることができる。
エポキシ処方又は組成物を調製するプロセスは、(a)少なくとも1種類のジビニルアレーンジオキシド、(b)少なくとも1種類のポリオール、(c)少なくとも1種類の硬化触媒、及び(d)場合によっては、必要に応じて他の成分をブレンドする工程を含む。例えば、本発明の硬化性エポキシ樹脂処方の調製は、減圧を用いても用いなくても、ロス・ピーディー・ミキサ(Ross PD Mixer)チャールズ・ロス(Charles Ross)中でジビニルアレーンジオキシド、ポリオール、硬化触媒及び場合によっては任意の他の望ましい添加剤をブレンドすることによってなされる。上記任意選択の分類された処方添加剤のいずれか、例えば追加のエポキシ樹脂を、混合中又は混合前に組成物に添加して組成物を形成することもできる。
一実施形態においては、本発明の組成物を調製するプロセスは、(a)ポリオールと触媒を組み合わせてポリオール−触媒混合物(溶液又は懸濁液)を形成する工程、次いで(b)ポリオール−触媒混合物とジビニルアレーンジオキシドを組み合わせて相溶性混合物を形成する工程を含む。
エポキシ樹脂処方の全成分は、一般に、特定の用途に対して所望の性質バランスのとれた有効なエポキシ樹脂組成物の調製を可能にする温度で混合及び分散される。例えば、全成分の混合中の温度は、一般に、一実施形態においては約−10℃から約100℃、別の一実施形態においては約0℃から約50℃とすることができる。混合温度が低いほど、樹脂とポリオール成分の反応を最小限に抑えて、処方のポットライフを最大にするのに役立つ。
ブレンドされた化合物は、一般に、品質保持期間を最大にするために周囲温度以下で貯蔵される。許容される温度範囲は、例えば、一実施形態においては約−100℃から約25℃、別の一実施形態においては約−70℃から約10℃、更に別の一実施形態においては約−50℃から約0℃である。一実施形態の例として、ブレンドされた処方を貯蔵する温度を約−40℃とすることができる。
次いで、ブレンドされた処方を用途に応じて幾つかの方法で適用することができる。例えば、一般的な適用方法としては、注型、射出成形、押出、ロール及び噴霧が挙げられる。
本発明の硬化性組成物は、ジビニルアレーンジオキシド、ポリオール及び硬化触媒の組合せを含み、該硬化性組成物は、任意の任意選択の成分又は複数成分の添加前の不透明%が、一実施形態においては90未満、別の一実施形態においては0から80、更に別の一実施形態においては約0から約70である。
硬化性組成物は、有利には、一実施形態においては−50℃から200℃、別の一実施形態においては−10から175℃、更に別の一実施形態においては約0から約150℃の温度で硬化する。
硬化性組成物の硬化時間は、有利には、一実施形態においては24時間以内、別の一実施形態においては約0.1時間から24時間、更に別の一実施形態においては約0.2時間から約12時間である。
硬化性組成物の硬化は、組成物の硬化に十分な所定の温度及び所定の時間で実施することができ、硬化は、処方に使用されるハードナーに依存し得る。例えば、処方の硬化温度は、一般に、一実施形態においては約−50℃から約200℃、別の一実施形態においては約−10℃から約175℃、更に別の一実施形態においては約0℃から約150℃とすることができ、一般に硬化時間は一実施形態においては約1分から約24時間、別の一実施形態においては約5分から約12時間、更に別の一実施形態においては約10分から約6時間の間で選択することができる。約1分未満では、従来の加工条件下では時間が短すぎて十分な反応を保証することができない。約24時間を超えると、時間が長すぎて実際的でも経済的でもない。
本発明の硬化性組成物のエポキシ樹脂成分であるジビニルベンゼンジオキシド(DVBDO)などの本発明のジビニルアレーンジオキシドは、唯一の樹脂として使用して最終処方においてエポキシマトリックスを形成することができ、または、ジビニルアレーンジオキシド樹脂は、最終処方においてエポキシ成分としてジビニルアレーンジオキシドとは異なる別のエポキシ樹脂と併用することができる。例えば、異なるエポキシ樹脂を希釈添加剤として使用することができる。
一実施形態においては、DVBDOなどのジビニルベンゼンジオキシドの使用は、従来のグリシジルエーテル、グリシジルエステル又はグリシジルアミンエポキシ樹脂に優る改善された性質を硬化性組成物及び最終硬化生成物に付与する。未硬化状態の低粘度のDVBDOの独特の組合せ、並びに剛直なDVBDO分子構造に帰因する硬化後の高いTg、及び架橋密度の増加によって、処方者は新しい処方戦略を適用することができる。さらに、エポキシ樹脂を広範なハードナー範囲で硬化させる能力は、脂環式樹脂のエポキシ樹脂(例えば、以前はザ・ダウ・ケミカル・カンパニー製のERL−4221)などの別のタイプのエポキシ樹脂に優る大きく改善された処方範囲を処方者に提供するものである。
当該技術分野でよく知られているように、硬化性組成物は硬化すると液体、ペースト又は粉体処方から耐久性固体硬化組成物に変換される。得られる本発明の硬化組成物は、例えば、表面硬度などの優れた性質を示す。本発明の硬化組成物の性質は、硬化性処方の成分の性質に依存し得る。好ましい一実施形態においては、本発明の硬化組成物は、ショアA硬度値が約5から約100、別の一実施形態においては約10から約100、更に別の一実施形態においては約20から約100である。別の好ましい一実施形態においては、本発明の硬化組成物は、ショアD硬度値が約5から約100、別の一実施形態においては約10から約100、更に別の一実施形態においては約20から約100である。
本発明の硬化性組成物は、コーティング、フィルム、接着剤、結合剤、シーラント、積層体、複合体、電子器機及び注型品の製造に使用することができる。
以下の実施例及び比較例は、さらに本発明を詳細に説明するものであるが、その範囲を限定するものと解釈すべきではない。
以下の実施例に使用される種々の用語及び名称を以下に説明する。
「DVBDO」はジビニルベンゼンジオキシドを表す。国際公開第2010077483号は、DVBDOを調製する一連の方法のうち一つを記述している。
「BDO」は1,4−ブタンジオールを表す。
「室温」は約20℃から25℃である。
CAPA3031は、ヒドロキシル当量(HEW)が100g/当量であるパーストープ社(Perstorp Corp.)のポリカプロラクトントリオールである。
Terathane250、650及び1000は、HEWがそれぞれ125、325及び500g/当量であるインビスタ(Invista)製ポリテトラメチレンポリオールである。
Voranol225は、HEW=83g/当量であるザ・ダウ・ケミカル・カンパニーのポリ(プロピレンオキシド)ポリオールである。
Tone0301、0305及び0310は、HEWがそれぞれ100、180及び300g/当量であるザ・ダウ・ケミカル・カンパニーのポリカプロラクトントリオールである。
PCPO1000及び2000は、HEWがそれぞれ500及び1000g/当量であるザ・ダウ・ケミカル・カンパニーのヘキサンジオールポリカルボナートジオールである。
Fomrez44−160、55−225及び55−112は、HEWがそれぞれ350、250及び500g/当量であるケムチュラ社(Chemtura,Inc.)のポリエステルポリオールである。
DMP−30は、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(エアープロダクツ社(Air Products)のアンカミン(Ancamine)K54)である。
Cycat600は、サイテック社(Cytec,Inc.)のドデシルベンゼンスルホン酸の70wt%イソプロパノール溶液である。
K−KAT XK−614は、所有権のあるキングインダストリーズ社(King Industries,Inc.)の亜鉛錯体である。
UL−28は、モメンティブ社(Momentive,Inc.)のネオデカン酸ジメチルスズである。
Snapcure2130は、所有権のあるジョンソン・マッセイ社(Johnson Matthey)のチタン錯体である。
EMAは1−エチル−3−メチルイミダゾリウムアセタートである。
以下の標準分析装置及び方法を実施例で使用する。
混合物の不透明率(%)は、ハンターラブ社(Hunter lab)のカラークエストエックスティー(Color Quest XT)光学分析機を用いて室温(20℃〜25℃)で測定した。
ガラス転移温度(Tg)は、ティー・エイ・インスツルメント社(TA Instruments)の熱分析装置Q200型を温度掃引10℃/分で操作して示差走査熱量測定(DSC:differential scanning calorimetry)により測定した。
ショア硬度は、ピー・ティー・シー・インスツルメント社(PTC Instruments)製A型硬度計又はショアーインストロン社(Shore−Instron Inc.)製D型硬度計を用いてASTM D2240に従って測定した。
実施例1〜6及び比較例A〜G:DVBDO、ポリオール及び触媒の相溶性
表Iに示したDVBDOとポリオールを、等価なエポキシド・ヒドロキシル含有量(r=1)を与える量で室温(20℃〜25℃)で混合した。試料を十分混合し、非相溶性混合物の相分離前に分析した。混合物非相溶性は、不透明度>90%によって示される。実施例1〜6は光学的に無色透明であったが、比較例A〜Eは白色不透明であった。
Figure 2014532794
上記表Iの例によれば、(1)種々の化学量論比の非相溶性DVBDO−ポリオール混合物は、選択された触媒の存在によって相溶性にすることができ、(2)相溶性DVBDO−ポリオール混合物は、選択された触媒の存在によって非相溶性にすることができるが、選択された別の触媒の存在下で相溶性を維持することもできる。比較例Dは、米国特許第2,924,580号に記載の実施例18と同じである。
実施例7及び比較例H〜J:DVBDOとVoranol225ポリオールの熱硬化における触媒の活性
20mLバイアルにDVBDO2.00g及びVoranol225 2.05g(エポキシド/ヒドロキシル当量比r=1.0)を添加し、混合して無色溶液を形成した。次いで、表IIに示した化合物0.05gを添加し、内容物を混合し、次いで5.1cmアルミニウム(Al)皿に注いだ。処方を空気循環オーブンで100℃に加熱し、30分間(min)保持した。その結果、DVBDOとポリオールの相溶性混合物は、選択された触媒の存在下でのみ硬化する。
Figure 2014532794
実施例8〜10:過剰エポキシドを増加させたDVBDOとVoranol225ポリオールの熱硬化
Cycat600を触媒として使用し、r値を増加させるより多量のDVBDOを使用して、実施例7の手順を繰り返した。これらの処方を100℃で1時間(hr)硬化させて、表IIIに示した性質を有する非粘着固体を得た。実施例7の結果を比較のために追加した。それによれば、過剰エポキシド量の増加に伴い硬化Tg及び硬度も増加する。
Figure 2014532794
実施例11〜14:Cycat600触媒を用いたDVBDOと種々のジオールの熱硬化
触媒としての0.05mL Cycat600、DVBDO及び種々のジオールを用いてr=1.6で実施例7の手順を繰り返した。実施例11、13及び14の処方成分を室温で混合して無色溶液を得た。実施例12においては、DVBDOとジオールを約60℃で混合して、無色溶液を形成し、約30℃に冷却後それに触媒を添加した。処方を60℃及び100℃で各1時間硬化させて、表IVに示した性質を有する非粘着固体を得た。
Figure 2014532794
実施例15〜17:Cycat600触媒を用いたDVBDOとToneポリカプロラクトントリオールの熱硬化
触媒としての0.05mL Cycat600、DVBDO及び種々のToneポリカプロラクトンポリオールを用いてr=1.6で実施例7の手順を繰り返した。ポリオールを約60℃に加熱して、DVBDOと組み合わせる前に溶融及び/又は減粘させた。処方成分を室温で混合して、無色溶液を得た。処方を100℃で2時間硬化させて、表Vに示した性質を有する非粘着固体を得た。
Figure 2014532794
実施例18〜22:過剰エポキシド及びCycat600触媒を増加させたDVBDOとTone0310ポリカプロラクトントリオールの熱硬化
触媒としての0.1mL Cycat600、DVBDO及び(約60℃で溶融させた)Tone0310ポリカプロラクトンポリオールを種々のr値で用いて、実施例7の手順を繰り返した。処方成分を室温で混合して、無色溶液を得た。処方を100℃で2時間硬化させて、表VIに示した性質を有する非粘着固体を得た。
Figure 2014532794
実施例23〜25 Cycat600触媒を用いたDVBDOとTerathaneポリオールの熱硬化
触媒としての0.05mL Cycat600、DVBDO及び種々のTerathaneポリオールを用いてr=1.6で実施例7の手順を繰り返した。ポリオールを約60℃に加熱して、DVBDOと組み合わせる前に溶融及び/又は減粘させた。処方成分を室温で混合して、無色溶液を得た。処方を60℃及び100℃で各1時間硬化させて、表VIIに示した性質を有する非粘着固体を得た。
Figure 2014532794
実施例26〜29:Cycat600触媒を用いたDVBDOとポリカルボナートポリオール又はポリエステルポリオールの熱硬化
触媒としての0.1mL Cycat600、DVBDO及び種々のポリオールを用いてr=1.6で実施例7の手順を繰り返した。ポリオールを約60℃に加熱して、DVBDOと組み合わせる前に溶融及び/又は減粘させた。処方成分を室温で混合して、無色溶液を得た。処方を60℃及び100℃で各1時間硬化させて、表VIIIに示した性質を有する非粘着固体を得た。実施例27は、室温で24時間静置後、一部結晶化した。
Figure 2014532794
実施例30〜32:Cycat600触媒を用いたDVBDO、Tone0310ポリカプロラクトントリオール及び1,4−ブタンジオールの熱硬化
触媒としての0.1mL Cycat600、DVBDO、(約60℃で溶融させた)Tone0310ポリカプロラクトンポリオール、及び種々の量の1,4−ブタンジオール(BDO)をr=1.6で用いて、実施例7の手順を繰り返した。DVBDOとBDO単体は非相溶性混合物を形成した。処方成分を室温で混合して、無色溶液を得た。処方を60℃、100℃及び150℃で各30分間硬化させて、表IXに示した性質を有する非粘着固体を得た。
Figure 2014532794
実施例33〜35:Cycat600触媒を用いたDVBDO、Tone0310ポリカプロラクトントリオール及びトリメチロールプロパンの熱硬化
触媒としての0.1mL Cycat600、DVBDO、(約60℃で溶融させた)Tone0310ポリカプロラクトンポリオール、及び種々の量のトリメチロールプロパン(TMP)をr=1.6で用いて、実施例7の手順を繰り返した。DVBDOとTMP単体は非相溶性混合物を形成した。Tone0310ポリオール中10、20及び30wt%TMPの混合物を60℃で調製して、室温に冷却して無色溶液を得た。次いで、ポリオール溶液とDVBDOを室温で混合して無色溶液を得た。処方を60℃、100℃及び150℃で各30分間硬化させて、表Xに示した性質を有する非粘着固体を得た。
Figure 2014532794
実施例36:Cycat600触媒を用いたDVBDO、Tone0310ポリカプロラクトントリオール及びグリセロールの熱硬化
触媒としての0.1mL Cycat600、DVBDO、(約60℃で溶融させた)Tone0310ポリカプロラクトンポリオール、及びグリセロール(GLY)をr=1.6で用いて、実施例7の手順を繰り返した。DVBDOとGLY単体は非相溶性混合物を形成した。Tone0310ポリオール中10wt%、20wt%及び30wt%GLYの混合物を室温で調製して、無色溶液を得た。次いで、10%ポリオール溶液とDVBDOを室温(20〜25℃)で混合して無色溶液を得た。一方、20%及び30%ポリオール溶液はDVBDOと非相溶であった。10%処方を60℃、100℃及び150℃で各30分間硬化させて、Tg−18℃及びショアD硬度30の非粘着固体を得た。
実施例37:Cycat600触媒を用いたDVBDOとポリエチレングリコールの熱硬化
DVBDO3.01g、ポリエチレングリコール(M=200)2.32g、及び触媒としての0.1mL Cycat600をr=1.6で用いて、実施例7の手順を繰り返した。処方成分を室温で混合して、無色溶液を得た。それを60℃及び100℃で各1時間硬化させて、Tg2℃及びショアD硬度54の非粘着固体を得た。
実施例38〜40:Cycat600触媒を用いたDVBDOとジプロピレングリコールの周囲温度及び熱硬化
DVBDO、様々な量のジプロピレングリコール(DPG)、及び触媒としての0.1mL Cycat600を用いて、実施例7の手順を繰り返した。混合してDVBDO−ポリオール溶液にした後、処方をAl皿に注ぎ、室温で4日間静置して、非粘着固体を得た。実施例39及び40の一部を200℃に加熱して後硬化させた。処方及び硬化後の性質を表XIに示す。
Figure 2014532794
実施例41:H SO 触媒を用いたDVBDOとVoranol225ポリオールの周囲温度硬化
添加化合物として0.1mL濃HSOを用いて、実施例7の手順を繰り返した。混合してDVBDO−ポリオール溶液にした後、処方をAl皿に注ぎ、室温で18時間静置して、Tg14℃及びショアA硬度75の非粘着固体を得た。
実施例42:Al (SO 触媒を用いたDVBDOと1,2−プロピレングリコールの周囲温度硬化
0.5wt%Al(SO・6HOの1,2−プロピレングリコール(PG)溶液を調製した。DVBDO4.0g及び上記PG溶液1.0g(r=1.6)を20mLバイアルに添加し、混合して無色溶液を形成した。処方をAl皿に注ぎ、室温で18時間静置して、Tg50℃及びショアA硬度84の非粘着固体を得た。
実施例43〜57:種々の触媒を用いたDVBDOと1,2−プロピレングリコールの熱硬化
種々の触媒の溶液又は懸濁液を1,2−プロピレングリコール中5wt%で調製した。ただし、実施例52については0.5wt%で調製した。酸活性化Al(O−t−Bu)触媒を、示した濃酸を5wt%で用いて調製した。DVBDO4.0g及び触媒溶液1.0g(r=1.6及び1wt%触媒、又は実施例52では0.1wt%)を用いて、実施例7の手順を繰り返し、処方を60℃及び100℃で各30分間、次いで150℃で2時間硬化させて、表XIIに示したTg値の非粘着固体を得た。
Figure 2014532794
実施例58〜61:DVBDO、Fomrez55−225ポリエステルポリオール及び分類された触媒の硬化
必要量の触媒(反応物に対して1wt%)を秤量し、それにポリオール及びDVBDOを添加した。試料を高速混合機で2350回転/分(rpm)で30秒間(s)混合した。次いで、試料を異なる温度に供して、処方を硬化させて、表XIIIに示したTg値の固体を得た。
Figure 2014532794
本発明の範囲から逸脱することなく上記方法にある変更を成し得ることは当業者に自明であろう。したがって、本明細書に開示した事項はすべて単なる説明のためのものであって求める保護範囲を限定するものではないと解釈されることが意図される。さらに、本発明のプロセスは、参照した表も含めた上記具体例によって限定されるべきではない。その代わり、これらの実施例及び参照した表は、本発明のプロセスの説明的なものである。
以下の実施例に使用される種々の用語及び名称を以下に説明する。
「DVBDO」はジビニルベンゼンジオキシドを表す。国際公開第2010077483号は、DVBDOを調製する一連の方法のうち一つを記述している。
「BDO」は1,4−ブタンジオールを表す。
「室温」は約20℃から25℃である。
CAPA3031は、ヒドロキシル当量(HEW)が100g/当量であるパーストープ社(Perstorp Corp.)のポリカプロラクトントリオールである。
Terathane250、650及び1000は、HEWがそれぞれ125、325及び500g/当量であるインビスタ(Invista)製ポリテトラメチレンポリオールである。
Voranol225は、HEW=83g/当量であるザ・ダウ・ケミカル・カンパニーのポリ(プロピレンオキシド)ポリオールである。
Tone0301、0305及び0310は、HEWがそれぞれ100、180及び300g/当量であるザ・ダウ・ケミカル・カンパニーのポリカプロラクトントリオールである。
PCPO1000及び2000は、HEWがそれぞれ500及び1000g/当量であるザ・ダウ・ケミカル・カンパニーのヘキサンジオールポリカルボナートジオールである。
Fomrez44−160、55−225及び55−112は、HEWがそれぞれ350、250及び500g/当量であるケムチュラ社(Chemtura,Inc.)のポリエステルポリオールである。
DMP−30は、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(エアープロダクツ社(Air Products)のアンカミン(Ancamine)K54)である。
Cycat600は、サイテック社(Cytec,Inc.)のドデシルベンゼンスルホン酸の70wt%イソプロパノール溶液である。
K−KAT XK−614は、所有権のあるキングインダストリーズ社(King Industries,Inc.)の亜鉛錯体である。
UL−28は、モメンティブ社(Momentive,Inc.)のネオデカン酸ジメチルスズである。
Snapcure2130は、所有権のあるジョンソン・マッセイ社(Johnson Matthey)のチタン錯体である。
EMAは1−エチル−3−メチルイミダゾリウムアセタートである。
以下の標準分析装置及び方法を実施例で使用する。
混合物の不透明率(%)は、ハンターラブ社(Hunter lab)のカラークエストエックスティー(Color Quest XT)光学分析機を用いて室温(20℃〜25℃)で測定した。
ガラス転移温度(Tg)は、ティー・エイ・インスツルメント社(TA Instruments)の熱分析装置Q200型を温度掃引10℃/分で操作して示差走査熱量測定(DSC:differential scanning calorimetry)により測定した。
ショア硬度は、ピー・ティー・シー・インスツルメント社(PTC Instruments)製A型硬度計又はショアーインストロン社(Shore−Instron Inc.)製D型硬度計を用いてASTM D2240に従って測定した。
実施例1〜3:比較例4〜6及び比較例A〜G:DVBDO、ポリオール及び触媒の相溶性
表Iに示したDVBDOとポリオールを、等価なエポキシド・ヒドロキシル含有量(r=1)を与える量で室温(20℃〜25℃)で混合した。試料を十分混合し、非相溶性混合物の相分離前に分析した。混合物非相溶性は、不透明度>90%によって示される。実施例1〜3は光学的に無色透明であったが、比較例4〜6及び比較例A〜Eは白色不透明であった。
Figure 2014532794
上記表Iの例によれば、(1)種々の化学量論比の非相溶性DVBDO−ポリオール混合物は、選択された触媒の存在によって相溶性にすることができ、(2)相溶性DVBDO−ポリオール混合物は、選択された触媒の存在によって非相溶性にすることができるが、選択された別の触媒の存在下で相溶性を維持することもできる。比較例Dは、米国特許第2,924,580号に記載の実施例18と同じである。

Claims (10)

  1. (a)少なくとも1種類のジビニルアレーンジオキシド、(b)少なくとも1種類のポリオール、及び(c)少なくとも1種類の硬化触媒を含む硬化性組成物であって、前記硬化触媒が前記ジビニルアレーンジオキシドと前記ポリオールの反応を触媒するのに有効であり、かつ周囲温度以上で活性であり、前記硬化性組成物が相溶性混合物である、硬化性組成物。
  2. 前記少なくとも1種類のジビニルアレーンジオキシドがジビニルベンゼンジオキシドを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記少なくとも1種類のポリオールが、ジオール、グリコール、トリオール、テトラオール、ペンタオール、ヘキサオール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカルボナートポリオール、ポリアルキリジンポリオール、又はその混合物を含む、請求項1に記載の組成物。
  4. 前記少なくとも1種類の硬化触媒が、ブレンステッド酸、ルイス酸、典型若しくは遷移金属錯体、イミダゾリウム塩、又はその混合物を含む、請求項1に記載の組成物。
  5. 不透明率が90未満である、請求項1に記載の組成物。
  6. 充填剤、反応性希釈剤、軟化剤、加工助剤、強化剤、又はその混合物を含む、請求項1に記載の組成物。
  7. 前記硬化触媒が前記硬化性組成物を−50から200℃の温度で硬化させる、請求項1に記載の組成物。
  8. (a)少なくとも1種類のジビニルアレーンジオキシド、(b)少なくとも1種類のポリオール、及び(c)少なくとも1種類の硬化触媒を混合する工程を含む硬化性組成物を調製するプロセスであって、前記硬化触媒が前記ジビニルアレーンジオキシドと前記ポリオールの反応を触媒するのに有効であり、かつ周囲温度及びより高温で活性であり、前記硬化性組成物が相溶性混合物である、プロセス。
  9. 請求項1に記載の組成物を硬化させる工程を含む、硬化組成物を調製するプロセス。
  10. 請求項9に記載のプロセスによって調製された硬化品。
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