JP2014531510A - 誘電体材料の堆積速度および成長動態を高める多重周波数スパッタリング - Google Patents

誘電体材料の堆積速度および成長動態を高める多重周波数スパッタリング Download PDF

Info

Publication number
JP2014531510A
JP2014531510A JP2014529955A JP2014529955A JP2014531510A JP 2014531510 A JP2014531510 A JP 2014531510A JP 2014529955 A JP2014529955 A JP 2014529955A JP 2014529955 A JP2014529955 A JP 2014529955A JP 2014531510 A JP2014531510 A JP 2014531510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
power source
substrate
target
plasma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014529955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6192060B2 (ja
Inventor
チョン ジアン,
チョン ジアン,
ビョン ソン レオ クァク,
ビョン ソン レオ クァク,
マイケル ストウェル,
マイケル ストウェル,
カール アームストロング,
カール アームストロング,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Publication of JP2014531510A publication Critical patent/JP2014531510A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6192060B2 publication Critical patent/JP6192060B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • H01L21/02365Forming inorganic semiconducting materials on a substrate
    • H01L21/02612Formation types
    • H01L21/02617Deposition types
    • H01L21/02631Physical deposition at reduced pressure, e.g. MBE, sputtering, evaporation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3435Applying energy to the substrate during sputtering
    • C23C14/345Applying energy to the substrate during sputtering using substrate bias
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3471Introduction of auxiliary energy into the plasma
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/32137Radio frequency generated discharge controlling of the discharge by modulation of energy
    • H01J37/32155Frequency modulation
    • H01J37/32165Plural frequencies
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3402Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering using supplementary magnetic fields
    • H01J37/3405Magnetron sputtering

Abstract

誘電体薄膜をスパッタ堆積させる方法は、プロセスチャンバ内の基板ペデスタル上に基板を提供し、スパッタターゲットに対向して基板を位置決めすることと、第1の電源からの第1のRF周波数および第2の電源からの第2のRF周波数をスパッタターゲットに同時に印加することと、スパッタターゲットをスパッタリングするため、プロセスチャンバ内で基板とスパッタターゲットとの間にプラズマを形成することとを含むことができ、第1のRF周波数は第2のRF周波数より小さく、第1のRF周波数は、プラズマのイオンエネルギーを制御するように選択され、第2のRF周波数は、プラズマのイオン密度を制御するように選択される。プロセスチャンバ内の表面の自己バイアスを選択することができ、これは、基板ペデスタルと接地との間に阻止キャパシタを接続することによって可能になる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、全体として参照により本明細書に組み込まれている2011年9月9日出願の米国仮特許出願第61/533,074号の利益を主張する。
本発明の実施形態は、一般に、誘電体薄膜を堆積させる機器に関し、より詳細には、スパッタターゲットに対する多重周波数電源を含む誘電体薄膜向けのスパッタリング機器に関する。
通常、LiPON(窒化リン酸リチウム)を形成するためのLiPOなどの誘電体材料は、主に導電性が非常に低いことから、薄膜堆積のための誘電体ターゲットの(PVD)スパッタリングを可能にするために高周波数電源(RF)を必要とする。さらに、これらの誘電体材料は通常、低い熱伝導性を有しており、そのため高周波数でのスパッタリングプロセスは、亀裂および粒子の生成を招きうるスパッタリングターゲット内の熱勾配誘導応力などの問題を回避するために、より低い電力密度領域に制限される。低い電力密度領域に制限される結果、堆積速度が比較的低くなり、それによって、より高いスループット能力を有するシステムを製造するための資本支出要件が高くなる。これらの制限にかかわらず、よりよい解決策がないため、薄膜電池(TFB)およびエレクトロクロミック(EC)デバイスなどの電気化学デバイスの大量製造プロセスで誘電体材料を堆積させるには、従来のRF PVD技法が使用されている。
スループットの高い電気化学デバイスの製造で誘電体堆積のコストを低減させる改善された機器および方法が必要とされていることは明らかである。さらに、通常は酸化物、窒化物、酸窒化物、リン酸塩、硫化物、セレン化物などの薄膜を含む誘電体薄膜に対する改善された堆積方法が必要とされている。またさらに、誘電体膜の結晶化度、形態、結晶粒構造などの制御を改善することが必要とされている。
本発明は、一般に、スパッタリング速度の改善、薄膜品質の改善、およびターゲット内の熱応力の低減のために二重周波数ターゲット電源を使用することを含む、誘電体薄膜の堆積を改善するシステムおよび方法に関する。二重RF周波数は、高い方の周波数のRFターゲット電源および低い方の周波数のRFターゲット電源をそれぞれ使用することによって、プラズマイオン密度およびイオンエネルギーの独立した制御を提供する。本発明は、一般に、誘電体材料のためのPVDスパッタ堆積ツールに適用することができる。特有の例は、リチウム含有電解質材料、たとえば、通常は窒素ガス雰囲気中でオルトリン酸リチウム(およびそのいくつかの変種)をスパッタリングすることによって形成される窒化リン酸リチウム(LiPON)である。そのような材料は、TFB(薄膜電池)およびECデバイス(エレクトロクロミックデバイス)などの電気化学デバイスで使用される。本発明を適用できる他の誘電体薄膜の例には、酸化物、窒化物、酸窒化物、リン酸塩、硫化物、およびセレン化物の薄膜が含まれる。本発明は、堆積される誘電体薄膜の結晶化度、形態、結晶粒構造などの制御を改善することができる。
本発明のいくつかの実施形態によれば、誘電体薄膜をスパッタ堆積させる方法は、プロセスチャンバ内の基板ペデスタル上に基板を提供し、スパッタターゲットに対向して基板を位置決めすることと、第1の電源からの第1のRF周波数および第2の電源からの第2のRF周波数をスパッタターゲットに同時に印加することと、スパッタターゲットをスパッタリングするため、プロセスチャンバ内で基板とスパッタターゲットとの間にプラズマを形成することとを含むことができ、第1のRF周波数は第2のRF周波数より小さく、第1のRF周波数は、プラズマのイオンエネルギーを制御するように選択され、第2のRF周波数は、プラズマのイオン密度を制御するように選択される。前記プロセスチャンバ内の表面の自己バイアスを選択することができ、これは、基板ペデスタルと接地との間に阻止キャパシタを接続することによって可能になる。さらに、二重RF電源と組み合わせて、または二重RF電源うちの1つの代わりに、DC源、パルスDC源、AC源、および/またはRF源を含む他の電源を、ターゲット、プラズマ、および/または基板に適用することもできる。
本明細書では、二重RF誘電体薄膜スパッタ堆積のための堆積機器のいくつかの実施形態について説明する。
本発明の上記その他の態様および特徴は、添付の図と併せて本発明の特有の実施形態に関する以下の説明を読めば、当業者には明らかになるであろう。
本発明のいくつかの実施形態による、二重周波数スパッタターゲット電源を有するプロセスチャンバの概略図である。 本発明のいくつかの実施形態による、複数の電源を有するプロセスチャンバの概略図である。 本発明のいくつかの実施形態による、複数の電源および回転式の円筒形ターゲットを有するプロセスチャンバの図である。 本発明のいくつかの実施形態による二重周波数スパッタターゲット電源の部分の切開図である。 従来技術のスパッタターゲット電源の部分の切開図である。 Werbanethらによるスパッタターゲット電源の周波数に対するイオンエネルギーおよびイオン密度の関係を示すグラフである。 本発明のいくつかの実施形態によるスパッタ堆積システム用のイオンエネルギーに対するスパッタ収率の関係を示すグラフである。 本発明のいくつかの実施形態によるスパッタ堆積システム用のイオン入射角に対するスパッタ収率の関係を示すグラフである。 吸着原子の配置に関する様々な可能性を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態による薄膜堆積クラスタツールの概略図である。 本発明のいくつかの実施形態による、複数のインラインツールを有する薄膜堆積システムの図である。 本発明のいくつかの実施形態によるインラインスパッタ堆積ツールの図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に次に説明する。これらの図面は、当業者が本発明を実行できるように本発明の例示として提供される。特に、これらの図および以下の例は、本発明の範囲を単一の実施形態に限定することを意味するものではなく、記載または図示の要素の一部またはすべてを入れ替えることによって、他の実施形態も可能である。さらに、既知の構成要素を使用して本発明の特定の要素を部分的または完全に実施できる場合、そのような既知の構成要素のうち、本発明の理解に必要な部分のみについて説明し、そのような既知の構成要素の他の部分に関する詳細な説明は、本発明を曖昧にしないために省略する。本明細書に別段の明示がない限り、本明細書では、単数の構成要素を示す一実施形態は限定的と見なされるべきではなく、むしろ本発明は、複数の同じ構成要素を含む他の実施形態を包含するものであり、逆も同様である。さらに、本出願人らは、そのように明示しない限り、本明細書または特許請求の範囲内のいかなる用語も、一般的でないまたは特殊な意味を有すると見なされることを意図しない。さらに、本発明は、本明細書に例示として引用する既知の構成要素に対する現在既知の均等物および将来知られることとなる均等物も包含する。
図1は、真空チャンバ102と二重周波数RFターゲット電源(より低いRF周波数である1つの電源110、及び、より高いRF周波数ある他の電源112)とを有するスパッタ堆積ツール100を概略的に示す。これらのRF源は、整合ネットワーク114を通じてターゲット背板132に電気的に接続される。基板120がペデスタル122上に置かれる。ペデスタル122は、基板温度を調節し、電源124から基板へバイアス電力を印加することが可能である。ターゲット130は背板132に取り付けられており、可動磁石134を有するマグネトロンスパッタターゲットとして示されているが、本発明の手法は、スパッタターゲットの特有の構成にとらわれない。図1は、以下でより詳細に説明するように、プラズマ特性の制御を改善するために使用することで、不十分な導電性を有する誘電体ターゲットに対するスループットを高め、堆積された薄膜の品質を高めることができるターゲット電源構成を示す。さらに、電源124を阻止キャパシタに置き換えることができ、阻止キャパシタは、基板ペデスタルと接地との間に接続される。
本発明によるスパッタ堆積システムのより詳細な例を図2および図3に示す。これらのシステムは、図1を参照して上述した低周波数と高周波数のRF源の組合せなどの様々な異なる電源の組合せを用いることができるプラズマシステムである。図2は、本発明による堆積方法向けに構成された堆積ツール200の一例の概略図を示す。堆積ツール200は、真空チャンバ201と、スパッタターゲット202と、基板204を保持する基板ペデスタル203とを含む。(LiPON堆積に対して、ターゲット202をLiPOとすることができ、適した基板204を、すでに堆積およびパターン形成されている電流コレクタ層およびカソード層を有する、シリコン、Si上の窒化ケイ素、ガラス、PET(ポリエチレンテレフタレート)、マイカ、金属箔などとすることができる。)チャンバ201は、チャンバ内の圧力を制御する真空ポンプシステム205と、プロセスガス供給システム206とを有する。ターゲットには複数の電源を接続することができる。各ターゲット電源は、高周波数(RF)電源を取り扱う整合ネットワークを有する。同じターゲット/基板に接続されて異なる周波数で動作する2つの電源の使用を可能にするためにフィルタが使用され、フィルタは、低い方の周波数で動作するターゲット/基板電源を高い方の周波数の電力による損傷から保護するように作用する。同様に、基板に複数の電源を接続することができる。基板に接続された各電源は、高周波数(RF)電源を取り扱う整合ネットワークを有する。さらに、図1を参照して上述したように、異なるペデスタル/チャンバインピーダンスを誘導するために、基板ペデスタル203に阻止キャパシタを接続することができ、ターゲットおよび基板を含むプロセスチャンバ内の表面の自己バイアスを調節し、それによって、成長動態(growth kinetics)の調節のため、(1)ターゲット上の異なるスパッタリング収率を誘導し、(2)吸着原子の異なる運動エネルギーを誘導する。阻止キャパシタの静電容量は、プロセスチャンバ内の異なる表面で、重要なことには基板表面およびターゲット表面で、自己バイアスを変化させるように調整することができる。
図2は、水平な平面的ターゲットおよび基板を有するチャンバ構成を示すが、ターゲットおよび基板は、垂直の平面内で保持することもでき、この構成は、ターゲット自体が粒子を生成する場合に粒子の問題を緩和するのに役立つことができる。さらに、ターゲットおよび基板の位置を入れ替えることができ、その結果、基板はターゲットの上で保持される。またさらに、基板は可撓性を有することができ、リールツーリールシステムによってターゲットの前で動かすことができ、ターゲットを回転する、もしくは振動する円筒形ターゲットとすることができ、ターゲットを非平面とすることができ、および/または基板を非平面とすることができる。ここで、「振動する」という用語は、RF電力の伝送に適したターゲットへの固い電気接続に対応できるような任意の1方向における制限された回転運動を指すために使用される。さらに、各電源に対して、整合ボックスおよびフィルタを組み合わせて単一のユニットにすることができる。本発明のいくつかの実施形態による堆積ツールでは、これらの変形形態の1つまたは複数を利用することができる。
図3は、単一の回転可能なまたは振動する円筒形ターゲット302を有する堆積ツール300の一例を示す。二重の回転可能な円筒形ターゲットを使用することもできる。さらに、図3は、ターゲットの上に保持された基板を示す。さらに、図3は追加の電源307を示し、電源307は、基板もしくはターゲットに接続することができ、ターゲットと基板との間に接続することができ、または電極308を使用してチャンバ内のプラズマに直接結合することができる。後者の一例は、電源307を、アンテナ(電極308)を使用してプラズマに直接結合されたマイクロ波電源とすることであるが、遠隔プラズマ源など、多くの他の方法でプラズマにマイクロ波エネルギーを提供することもできる。プラズマと直接結合されるマイクロ波源は、電子サイクロトロン共鳴(ECR)源を含むことができる。
本発明の態様によれば、適当な電源を基板、ターゲット、および/またはプラズマに結合することによって、異なる組合せの電源を使用することができる。使用されるプラズマ堆積技法のタイプに応じて、基板およびターゲット電源は、DC源、パルスDC(pDC)源、AC源(周波数はRF未満、通常は1MHz未満)、RF源などから、それらの任意の組合せで選択することができる。追加の電源は、pDC、AC、RF、マイクロ波、遠隔プラズマ源などから選択することができる。RF電力は、連続波(CW)またはバーストモードで供給することができる。さらに、ターゲットは、HPPM(高出力パルスマグネトロン)として構成することができる。たとえば、組合せには、ターゲットに二重RF源、ターゲットにpDCおよびRFなどを含むことができる。(ターゲットに二重RFは絶縁性の誘電体ターゲット材料によく適しているが、ターゲットにpDCとRF、またはDCとRFを、導電性のターゲット材料に使用することもできる。さらに、基板バイアス電源のタイプは、基板ペデスタルが何を許容できるかならびに所望の効果に基づいて選択することができる。)
窒素またはアルゴン雰囲気中でLiPOターゲット(絶縁性のターゲット材料)を使用してTFBのLiPON電解質層を堆積させるための電源の組合せのいくつかの例を提供する(アルゴン雰囲気の場合、必要な窒素を提供するために窒素プラズマによる後処理が必要とされる)。(1)ターゲットに二重RF源(異なる周波数)、および基板にRFバイアス、RFバイアスの周波数は、ターゲットで使用される周波数とは異なる。(2)ターゲットに二重RF+マイクロ波プラズマ促進。(3)ターゲットに二重RF+マイクロ波プラズマ+RF基板バイアス、RFバイアスの周波数は、ターゲットに使用される周波数とは異なるものとすることができる。さらに、DCバイアスまたはpDCバイアスも基板に対する選択肢である。
ECデバイスの酸化タングステンのカソード層堆積の場合、通常はタングステン(導電性のターゲット材料)のpDCスパッタリングを使用することができるが、ターゲットでpDCおよびRFを使用することによって堆積プロセスを促進することもできる。
図4は、本発明の二重周波数RFスパッタターゲット電源のいくつかの実施形態に対するハードウェア構成400の切開図を示す(比較のため、図5は従来のRFスパッタチャンバ電源のハードウェア構成500の切開図を示す)。図4では、電源は、堆積チャンバリッド406を通って接続され、堆積チャンバリッド406はまた、スパッタターゲット407を支持する(図5参照)。従来のRF電力供給403が、RF供給延長ロッド410および411とともに使用される。垂直延長ロッド410の端部には、整合ボックスコネクタ402によって二重周波数整合ボックス401が取り付けられる。構造的な支持は、アダプタ412および取付けブラケット405によって提供される。低周波数RF電源側には(たとえば、水平延長バー411に沿って)、高周波数RF源からの電力が導波管に沿って伝送されて低周波数RF電源を損傷するのを阻止するために必要な低域通過フィルタが提供される。低周波数RF電源も整合ボックスを有するが、整合ボックスおよびフィルタの機能を組み合わせて単一のユニットにすることもできる。ロッド403、410、および411は、銀でめっきした銅のRFロッドとすることができ、たとえばテフロンの絶縁体404を使用して、筐体から絶縁される。動作周波数のいくつかの例を提供する。(1)低い方の周波数のRF源は、500KHz〜2MHzで動作することができ、高い方の周波数のRF源は、13.56MHz以上で動作することができ、または(2)低い方の周波数のRF源は、2MHz、おそらく13.65MHzを超えて動作することができ、高い方の周波数のRF源は、60MHz以上で動作することができる。非導電性のターゲットの場合、プラズマ形成のためにターゲットを通って電力伝送を誘導するには、最低の周波数が必要とされ、計算では、典型的な誘電体スパッタターゲットの場合、最小値は500kHz〜1MHz付近であることが示唆される。高い方の周波数に対する上限は、より高周波数でチャンバ内の隅部および狭い間隙内で生じる浮遊プラズマ発生によって制限されることがあり、実際の限界はチャンバ設計に依存する。
低導電性のターゲット材料に対するスパッタ堆積速度を高めるために、本発明のいくつかの実施形態では、従来の単一周波数RF電源で実現できる制御に比べて、プラズマのイオン密度およびイオンエネルギー(自己バイアス)の制御をより独立して行うことのできる電源が使用される。以下で説明するように、ターゲットの加熱を低減させて堆積速度を速くするには、高いイオン密度と高いイオンエネルギーの両方が望ましいが、RF周波数が増大するにつれて、イオン密度は増大し、イオンエネルギーは低下する。図6は、従来の単一周波数RF電源によるRFプラズマに対するイオン密度およびイオンエネルギー(自己バイアス)の周波数依存性を、それぞれ曲線601および602で示す。(Werbaneth,P.、Hasan,Z.、Rajora,P.、およびRousey−Seidel,M.、「The Reactive Ion Etching of Au on GaAs Substrates in a High Density Plasma Etch Reactor」、The International Conference on Compound Semiconductor Manufacturing Technology、St Louis、1999からの図2。)本発明によって提供される解決策は、スパッタターゲットに対して二重周波数RF源を有することであり、低い方の周波数がイオンエネルギーを左右し、高い方の周波数がイオン密度を決定するために使用される。二重RF源内の低い方の周波数に対する高い方の周波数の比は、イオンエネルギーおよびプラズマ密度を最適化して、単一RF源で利用可能なものよりも優れたスパッタ速度を提供するために使用される。
電気抵抗性の高い誘電体材料のRFスパッタリングの基礎的かつ実験的な制限について、一例としてTFB材料を使用してより詳細に考察する。第1に、LiPOターゲットからLiPON電解質を堆積させるには、この材料は抵抗性が高く、約2×1014ohm−cmであるため、RFスパッタリングPVDプロセスが使用される。これにより、スパッタリング核種のイオンエネルギーが比較的小さくなり(より低い周波数でのスパッタリングと比較。図6参照)、スパッタリング速度が遅くなる(図7参照)。この制限を補償するために電力を増大させることができ、電源電力を増大させると、イオンエネルギー(または自己バイアス)とイオン密度との両方が増大する。しかし、これらの誘電体材料の熱伝導性が通常は低いため、スパッタリング表面からターゲットの深さを通して温度勾配が高くなり、したがってより高い電力で動作するときにターゲット内の熱応力が高くなる場合がある。この状況の結果、特定の周波数で印加できる電力の上限(ターゲット面積に正規化される)は、ターゲットの強度および熱伝導性に影響され、この上限を上回ると、スパッタリングターゲットが不安定になる。実際に、そのような制限とは独立してバイアス電圧またはイオンエネルギーを増大させることができる場合(RFは通常、13.56MHzで自己バイアスを50〜150Vのみ生成する。図6参照)、実験では、スパッタリング速度はイオンエネルギーまたは自己バイアスに対してほぼ線形に増大することが示された。また、これらのスパッタリングイオンの入射角には、スパッタリング収率を決定する役割があることも実験的に分かった。これらの2つの観察を図7および図8に示す。両図では、それぞれ、入ってくる核種のバイアス電圧(イオンエネルギー)および入射角に対するスパッタリング収率がプロットされている。図7および図8は、以下のターゲット材料およびプラズマ核種、すなわちLiPOおよびN、LiCoOおよびAr、ならびにLiCoOおよびO のシステムについてのデータを含む。他方では、図9を参照して以下でより詳細に論じるように、より広い観点から、特に成長動態を高める際、高密度イオンおよび他のエネルギー粒子の一部が成長膜にエネルギーを与えることができる場合、高い方の周波数のプラズマのイオン密度がより高いことが有益であり得る。二重周波数源は、それぞれ低周波数(LF)および高周波数(HF)のRF電源を使用することによって、イオンエネルギーおよびイオン密度を独立して調節するはずである。その際、二重周波数源は、単一周波数RF源と比較すると、与えられた総電源電力でより高いスパッタ収率を実現し、吸着原子の表面移動度を促進し、成長動態を改善すると予測される。
本発明のいくつかの実施形態は、特に二重周波数RFターゲット電源を有するスパッタ堆積源によって可能になるより速い堆積速度で、所望の微細構造および相(結晶粒寸法、結晶化度など)の形成がより容易に行われるように、誘電体薄膜堆積の成長動態を高めるツールおよび方法論を提供する。成長動態の制御は、結晶化度、結晶粒構造などを含めて、広い範囲の堆積された薄膜特性の制御を可能にすることができる。たとえば、成長動態の制御を使用して、堆積された薄膜内のピンホール密度を低減させることができる。
通常、スパッタリングされた誘電体核種は表面移動度が低く、これらの誘電体の薄膜内でピンホール形成の傾向が高くなる。電気化学デバイス内のピンホールは、デバイスの欠陥、またはさらに障害を招くことがある。そのような表面移動度を高めると、ピンホールのない共形の電解質層を実現し、より薄い厚さの薄膜に対してそれを行うことで、(1)製品の収率がより高くなり、(2)ツールのスループット/容量が高まり、(3)インピーダンスが低下し、したがってデバイスの性能が高まるため、市場で生き残れる電気化学デバイスおよび技術を実現しようとするのに役立つ。成長動態について、より詳細に次に考察する。
誘電体薄膜内の堆積現象およびピンホール形成の記述の中で、吸着原子の表面移動度を、Ehrlich−Schwoebelバリアエネルギーの点から説明することができる。図9の状況Cを参照すると、Ehrlich−Schwoebelバリアは、状況Bから状況Cへ移る場合のように、より高い表面からより低い表面への「矢印」の動きを誘導するのに必要な起動エネルギーである。そのような動きの影響は、平坦化、ピンホール密度の低減、およびよりよい共形性である。LiPON薄膜の場合、このバリアエネルギーは5〜25eVの範囲内であると推定される。図9を再び参照すると、入ってくる吸着原子901の最終の位置902に対する可能なシナリオの図が示されており、入ってくる吸着原子901に対する様々な可能なシナリオには、(A)吸着原子の最終の位置902が間隙を充填する所望の堆積、(B)第1の層内のすべての間隙が充填される前に最終の吸着原子の位置902が第2の層内にあるためにピンホールが生じうる望ましくない堆積、(C)衝突する吸着原子901がEhrlich−Schwoebelバリアを克服する(または克服するように誘導される)のに十分なエネルギーを有する結果、吸着原子が第2の層内の位置903に最初に位置付けられた場合でも、吸着原子が位置904および905を通ってから第1の層内の間隙内の最終の位置902に静止するのに十分なエネルギーがある、所望の堆積、ならびに(D)高いエネルギーを有する入ってくる吸着原子901によって引き起こされる吸着原子の再スパッタリングで位置906の原子が除去されることが含まれる。目標は、所望の結果である状況(A)に影響を与えないように十分なエネルギーを成長膜に加えること、状況(B)の場合は(C)を誘導するが、再スパッタリングプロセスである状況(D)を誘導するほど大きなエネルギーを加えないことである。所望の結果を実現するのに成長膜に追加のエネルギーを加える必要があるかどうかは、堆積速度および入ってくる吸着原子のエネルギーに依存する。基板を直接加熱することおよび/または基板プラズマを生じさせることによって、追加のエネルギーを加えることができる。後者に関して、基板/ペデスタルに結合された3次電源を使用して、(1)プラズマを形成し、二重スパッタリング源プラズマのイオン密度が基板に与える効果を促進すること、および(2)基板上に自己バイアスを形成して、入ってくる帯電吸着原子/プラズマ核種を加速させることを実現することができる。
図10は、本発明のいくつかの実施形態によるTFBまたはECデバイスなどの電気化学デバイスを製造する処理システム600の概略図である。処理システム600は、上述した誘電体薄膜スパッタ堆積チャンバを含むことができる反応プラズマ洗浄(RPC)および/またはスパッタ前洗浄(PC)チャンバならびにプロセスチャンバC1〜C4を備えるクラスタツールに対する標準的な機械インターフェース(SMIF)を含む。クラスタツールには、グローブボックスを取り付けることもできる。グローブボックスは、不活性環境内で(たとえば、He、Ne、またはArなどの希ガス下で)基板を貯蔵することができ、これは、アルカリ金属/アルカリ土類金属の堆積後に有用である。必要な場合、グローブボックスに対するアンティチャンバを使用することもでき、アンティチャンバは、グローブボックス内の不活性環境を汚染することなくグローブボックスとの間で基板を出し入れすることを可能にするガス交換チャンバ(不活性ガスから空気へ、またはその反対)である。(グローブボックスは、リチウム箔の製造者によって使用されるのに十分なほど露点が低い乾燥室雰囲気に置き換えることもできることに留意されたい。)チャンバC1〜C4は、上述したように、二重RF源堆積チャンバ内の電解質層の堆積(たとえば、N中でLiPOターゲットをRFスパッタリングすることによるLiPON)を含むことができる薄膜電池デバイスを製造するプロセスステップ向けに構成することができる。処理システム600に対するクラスタ構成が示されているが、移送チャンバなしで処理チャンバが直線に配置され、基板は1つのチャンバから次のチャンバへ連続して動く線形システムを利用することもできることを理解されたい。
図11は、本発明のいくつかの実施形態による、複数のインラインツール1110、1120、1130、1140などを有するインライン製造システム1100の図を示す。インラインツールは、TFBとエレクトロクロミックデバイスとの両方を含む電気化学デバイスのすべての層を堆積させるツールを含むことができる。さらに、インラインツールは、前調整および後調整チャンバを含むことができる。たとえば、ツール1110は、基板が真空エアロック1115を通って堆積ツール1120内へ動く前に真空を確立するポンプダウンチャンバとすることができる。インラインツールの一部またはすべては、真空エアロック1115によって分離された真空ツールとすることができる。プロセスライン内のプロセスツールおよび特有のプロセスツールの順序は、使用される特定の電気化学デバイス製造方法によって決まることに留意されたい。たとえば、インラインツールの1つまたは複数は、上述したように、二重RF周波数ターゲット源が使用される本発明のいくつかの実施形態による薄膜誘電体のスパッタ堆積専用とすることができる。さらに、基板は、水平または垂直に配向されたインライン製造システムを通って動かすことができる。
図11に示すようなインライン製造システムを通る基板の動きを説明するために、所定の場所に1つのインラインツール1110のみを有する基板コンベヤ1150を図12に示す。コンベヤ1150または同等のデバイス上には、基板1210を収容する基板ホルダ1155(基板ホルダは、基板を見ることができるように部分的に切開して示される)が取り付けられ、コンベヤ1150は、図示のように、インラインツール1110を通ってホルダおよび基板を動かす。垂直の基板構成を有する処理ツール1110に適したインラインプラットフォームは、Applied MaterialのNew Aristo(登録商標)である。水平の基板構成を有する処理ツール1110に適したインラインプラットフォームは、Applied MaterialのAton(登録商標)である。
本発明は、一般に、誘電体薄膜の堆積のためのスパッタ堆積ツールおよび方法論に適用することができる。窒素雰囲気中でLiPOターゲットをPVD RFスパッタリングしてLiPON薄膜を形成するプロセスの特有の例を提供したが、本発明のプロセスは、SiO、Al、ZrO、Si、SiON、TiOなどの薄膜など、他の誘電体薄膜の堆積に、より一般には酸化物、窒化物、酸窒化物、リン酸塩、硫化物、セレン化物などの薄膜に、適用することができる。
本発明について、本発明の特定の実施形態を参照して特に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細に変更および修正を加えることができることは、当業者には容易に明らかになるはずである。

Claims (15)

  1. 誘電体薄膜をスパッタ堆積させる方法であって、
    プロセスチャンバ内の基板ペデスタル上に基板を提供し、スパッタターゲットに対向して前記基板を位置決めすることと、
    第1の電源からの第1のRF周波数および第2の電源からの第2のRF周波数を前記スパッタターゲットに同時に印加することと、
    前記スパッタターゲットをスパッタリングするため、前記プロセスチャンバ内で前記基板と前記スパッタターゲットとの間にプラズマを形成することとを含み、
    前記第1のRF周波数が前記第2のRF周波数より小さく、前記第1のRF周波数が前記プラズマのイオンエネルギーを制御するように選択され、前記第2のRF周波数が前記プラズマのイオン密度を制御するように選択される、方法。
  2. 前記スパッタターゲットが絶縁材料からなる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記絶縁材料がオルトリン酸リチウムである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のRF周波数が500kHzより大きい、請求項2に記載の方法。
  5. 前記第1のRF周波数が500kHz〜2MHzの範囲内であり、前記第2のRF周波数が13.56MHz以上である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のRF周波数が2MHzより大きく、前記第2のRF周波数が60MHz以上である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記スパッタ堆積中に、第3の電源から前記基板ペデスタルにRFバイアスを印加することをさらに含み、前記RFバイアスの周波数が、前記第1のRF周波数および前記第2のRF周波数とは異なる、請求項1に記載の方法。
  8. 前記プロセスチャンバ内の表面の自己バイアスを選択することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記自己バイアスが、前記基板ペデスタルと接地との間に接続された阻止キャパシタの静電容量を調整することによって選択される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記基板の表面の自己バイアスが選択される、請求項8に記載の方法。
  11. 誘電体薄膜をスパッタ堆積させるプロセスシステムであって、
    プロセスチャンバと、
    前記プロセスチャンバ内のスパッタターゲットと、
    前記スパッタターゲットに対向して基板を保持するよう構成された、前記プロセスチャンバ内の基板ペデスタルと、
    前記スパッタターゲットに第1のRF周波数を提供する第1の電源および第2のRF周波数を提供する第2の電源であり、前記第1のRF周波数が前記第2のRF周波数より小さく、前記第1のRF周波数が、前記プロセスチャンバ内の前記ターゲットと前記基板との間でプラズマのイオンエネルギーを制御するように選択され、前記第2のRF周波数が、前記プラズマのイオン密度を制御するように選択される、第1の電源および第2の電源と、
    前記第1の電源と前記第2の電源との間ならびに前記第1の電源および前記第2の電源のうちの1つと前記ターゲットとの間に接続され、前記第1のRF周波数および前記第2のRF周波数が異なるようにするよう構成されたフィルタとを備えるプロセスシステム。
  12. 前記基板ペデスタルと接地との間に接続され、前記プロセスチャンバ内の表面の自己バイアスの選択を可能にする調整可能な阻止キャパシタをさらに備える、請求項11に記載のプロセスシステム。
  13. 前記プラズマに結合された追加の電源をさらに備える、請求項11に記載のプロセスシステム。
  14. 前記追加の電源がマイクロ波電源であり、前記マイクロ波電源がアンテナによって前記プラズマに結合される、請求項13に記載のプロセスシステム。
  15. 前記基板ペデスタルにRFバイアスを提供する第3の電源をさらに備え、前記RFバイアスの周波数が、前記第1のRF周波数および前記第2のRF周波数とは異なる、請求項11に記載のプロセスシステム。
JP2014529955A 2011-09-09 2012-09-10 誘電体材料の堆積速度および成長動態を高める多重周波数スパッタリング Expired - Fee Related JP6192060B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161533074P 2011-09-09 2011-09-09
US61/533,074 2011-09-09
PCT/US2012/054501 WO2013036953A2 (en) 2011-09-09 2012-09-10 Multiple frequency sputtering for enhancement in deposition rate and growth kinetics dielectric materials

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017101132A Division JP2017201061A (ja) 2011-09-09 2017-05-22 誘電体材料の堆積速度および成長動態を高める多重周波数スパッタリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014531510A true JP2014531510A (ja) 2014-11-27
JP6192060B2 JP6192060B2 (ja) 2017-09-06

Family

ID=47832817

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014529955A Expired - Fee Related JP6192060B2 (ja) 2011-09-09 2012-09-10 誘電体材料の堆積速度および成長動態を高める多重周波数スパッタリング
JP2017101132A Pending JP2017201061A (ja) 2011-09-09 2017-05-22 誘電体材料の堆積速度および成長動態を高める多重周波数スパッタリング

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017101132A Pending JP2017201061A (ja) 2011-09-09 2017-05-22 誘電体材料の堆積速度および成長動態を高める多重周波数スパッタリング

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20130248352A1 (ja)
JP (2) JP6192060B2 (ja)
KR (1) KR20140063781A (ja)
CN (1) CN103814431B (ja)
WO (1) WO2013036953A2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150096756A (ko) 2012-12-19 2015-08-25 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 수직 박막 배터리들의 마스크-리스 제조
CN104746026A (zh) * 2013-12-29 2015-07-01 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 薄膜沉积设备
WO2016033475A1 (en) * 2014-08-29 2016-03-03 Sputtering Components, Inc. Dual power feed rotary sputtering cathode
US9633839B2 (en) 2015-06-19 2017-04-25 Applied Materials, Inc. Methods for depositing dielectric films via physical vapor deposition processes
US9767991B2 (en) * 2015-11-04 2017-09-19 Lam Research Corporation Methods and systems for independent control of radical density, ion density, and ion energy in pulsed plasma semiconductor device fabrication
KR101842127B1 (ko) 2016-07-29 2018-03-27 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
US10858727B2 (en) 2016-08-19 2020-12-08 Applied Materials, Inc. High density, low stress amorphous carbon film, and process and equipment for its deposition
CN108712813B (zh) * 2018-09-13 2019-01-04 中微半导体设备(上海)有限公司 一种可切换匹配网络及电感耦合等离子处理器
CN113774342A (zh) * 2020-06-09 2021-12-10 江苏菲沃泰纳米科技股份有限公司 溅射镀膜设备及其电极装置和镀膜方法
US20230022359A1 (en) * 2021-07-22 2023-01-26 Applied Materials, Inc. Methods, apparatus, and systems for maintaining film modulus within a predetermined modulus range

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57150943U (ja) * 1981-03-18 1982-09-22
JPH05125537A (ja) * 1991-10-31 1993-05-21 Canon Inc 真空成膜装置
JP2000156374A (ja) * 1998-06-01 2000-06-06 Anelva Corp スパッタ処理応用のプラズマ処理装置
JP2001262336A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Anelva Corp スパッタリング装置及び薄膜形成方法
US20020033330A1 (en) * 2000-08-07 2002-03-21 Demaray Richard E. Planar optical devices and methods for their manufacture
JP2003073801A (ja) * 2001-08-27 2003-03-12 Toshiba Corp スパッタ装置およびその方法
US20060073283A1 (en) * 2004-10-05 2006-04-06 Applied Materials, Inc. Apparatus for metal plasma vapor deposition and re-sputter with source and bias power frequencies applied through the workpiece
US20070131651A1 (en) * 2003-11-11 2007-06-14 Toshio Goto Radical generating method, etching method and apparatus for use in these methods
US20080173542A1 (en) * 2006-11-07 2008-07-24 Neudecker Bernd J SPUTTERING TARGET OF Li3PO4 AND METHOD FOR PRODUCING SAME
JP2009179867A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Ulvac Japan Ltd 平行平板型マグネトロンスパッタ装置、固体電解質薄膜の製造方法、及び薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法
US20090288943A1 (en) * 2008-05-21 2009-11-26 Byung Sung Kwak Thin film batteries and methods for manufacturing same
US20090314636A1 (en) * 2006-07-14 2009-12-24 Michio Ishikawa Capacitive-coupled magnetic neutral loop plasma sputtering system
US20100012480A1 (en) * 2008-07-15 2010-01-21 Applied Materials, Inc. Method for controlling radial distribution of plasma ion density and ion energy at a workpiece surface by multi-frequency rf impedance tuning
US20100206713A1 (en) * 2009-02-19 2010-08-19 Fujifilm Corporation PZT Depositing Using Vapor Deposition
US7837838B2 (en) * 2006-03-09 2010-11-23 Applied Materials, Inc. Method of fabricating a high dielectric constant transistor gate using a low energy plasma apparatus

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09111460A (ja) * 1995-10-11 1997-04-28 Anelva Corp チタン系導電性薄膜の作製方法
KR100273326B1 (ko) * 1998-12-04 2000-12-15 김영환 고주파 스퍼터링 장치 및 이를 이용한 박막형성방법
US20060278524A1 (en) * 2005-06-14 2006-12-14 Stowell Michael W System and method for modulating power signals to control sputtering
JP4642789B2 (ja) * 2006-07-14 2011-03-02 セイコーエプソン株式会社 成膜装置及び成膜方法
JP4619450B2 (ja) * 2007-10-04 2011-01-26 キヤノンアネルバ株式会社 真空薄膜形成加工装置
JP2011023718A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Asm Japan Kk PEALDによってSi−N結合を有するストレス調節された誘電体膜を形成する方法

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57150943U (ja) * 1981-03-18 1982-09-22
JPH05125537A (ja) * 1991-10-31 1993-05-21 Canon Inc 真空成膜装置
JP2000156374A (ja) * 1998-06-01 2000-06-06 Anelva Corp スパッタ処理応用のプラズマ処理装置
JP2001262336A (ja) * 2000-03-23 2001-09-26 Anelva Corp スパッタリング装置及び薄膜形成方法
US20020033330A1 (en) * 2000-08-07 2002-03-21 Demaray Richard E. Planar optical devices and methods for their manufacture
JP2003073801A (ja) * 2001-08-27 2003-03-12 Toshiba Corp スパッタ装置およびその方法
US20070131651A1 (en) * 2003-11-11 2007-06-14 Toshio Goto Radical generating method, etching method and apparatus for use in these methods
US20060073283A1 (en) * 2004-10-05 2006-04-06 Applied Materials, Inc. Apparatus for metal plasma vapor deposition and re-sputter with source and bias power frequencies applied through the workpiece
US7837838B2 (en) * 2006-03-09 2010-11-23 Applied Materials, Inc. Method of fabricating a high dielectric constant transistor gate using a low energy plasma apparatus
US20090314636A1 (en) * 2006-07-14 2009-12-24 Michio Ishikawa Capacitive-coupled magnetic neutral loop plasma sputtering system
US20080173542A1 (en) * 2006-11-07 2008-07-24 Neudecker Bernd J SPUTTERING TARGET OF Li3PO4 AND METHOD FOR PRODUCING SAME
JP2009179867A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Ulvac Japan Ltd 平行平板型マグネトロンスパッタ装置、固体電解質薄膜の製造方法、及び薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法
US20090288943A1 (en) * 2008-05-21 2009-11-26 Byung Sung Kwak Thin film batteries and methods for manufacturing same
JP2011521433A (ja) * 2008-05-21 2011-07-21 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 薄膜電池及びその製造方法
US20100012480A1 (en) * 2008-07-15 2010-01-21 Applied Materials, Inc. Method for controlling radial distribution of plasma ion density and ion energy at a workpiece surface by multi-frequency rf impedance tuning
US20100206713A1 (en) * 2009-02-19 2010-08-19 Fujifilm Corporation PZT Depositing Using Vapor Deposition

Also Published As

Publication number Publication date
CN103814431A (zh) 2014-05-21
JP6192060B2 (ja) 2017-09-06
KR20140063781A (ko) 2014-05-27
US20130248352A1 (en) 2013-09-26
JP2017201061A (ja) 2017-11-09
WO2013036953A3 (en) 2013-05-02
WO2013036953A2 (en) 2013-03-14
CN103814431B (zh) 2017-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6192060B2 (ja) 誘電体材料の堆積速度および成長動態を高める多重周波数スパッタリング
US9593405B2 (en) Pinhole-free dielectric thin film fabrication
JP4892227B2 (ja) 大面積基板のため改良型マグネトロンスパッタリングシステム
US6863699B1 (en) Sputter deposition of lithium phosphorous oxynitride material
CN102439697B (zh) 高压rf-dc溅射及改善此工艺的膜均匀性和阶梯覆盖率的方法
EP2257964B1 (en) Reactive sputtering with hipims
US10266940B2 (en) Auto capacitance tuner current compensation to control one or more film properties through target life
JPH07188917A (ja) コリメーション装置
WO2012015656A2 (en) Methods for depositing metal in high aspect ratio features
WO2011002058A1 (ja) 薄膜の成膜方法
TW201538769A (zh) 鋰金屬上之固態電解質及阻障層以及其方法
WO2014062318A1 (en) Lithium battery having low leakage anode
JP2009179867A (ja) 平行平板型マグネトロンスパッタ装置、固体電解質薄膜の製造方法、及び薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法
US20150079481A1 (en) Solid state electrolyte and barrier on lithium metal and its methods
US9611539B2 (en) Crystalline orientation and overhang control in collision based RF plasmas
EP1101834A2 (en) Method of depositing materials on substrates
KR20210021105A (ko) 니켈 실리사이드 재료들을 형성하는 방법
CN102449741B (zh) 覆膜表面处理方法
WO2010045026A2 (en) Control of erosion profile on a dielectric rf sputter target
CN111733391A (zh) 物理气相沉积装置
US20140110248A1 (en) Chamber pasting method in a pvd chamber for reactive re-sputtering dielectric material
CN106575797A (zh) 用于增加LiPON离子电导率以及TFB制造产率的专用LiPON掩模
KR20140046284A (ko) 고효율 박막 제조용 듀얼 스퍼터링 장치
JP2012153983A (ja) 固体電解質薄膜の製造方法、及び薄膜固体リチウムイオン2次電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160920

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170522

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6192060

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees