JP2014529739A5

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Publication number: JP2014529739A5
Application number: JP2014526540A
Authority: JP
Filing date: 2012-05-24
Publication date: 2016-02-18
Anticipated expiration: 2032-05-24

Claims

洗剤からタンパク質を分離するための組成物であって、
ａ）セルロース誘導体、及び
ｂ）環状オリゴマー
を含有する組成物。
前記環状オリゴマーが、環状オリゴ糖、カリックスアレーン、ククルビツリル及びピラーアレーンから選ばれる、請求項１に記載の組成物。
前記環状オリゴ糖が、シクロデキストリン、シクロデキストラン、シクロカードラン、シクロマンニン、シクロフルクチン及びシクロガラクチンから選ばれる、請求項２に記載の組成物。
前記環状オリゴマーが、シクロデキストリンである、請求項１に記載の組成物。
前記環状オリゴマーが、α−シクロデキストリンである、請求項１に記載の組成物。
前記環状オリゴマーが、０．１〜１０％ｗ／ｖの量で存在する、請求項１〜５のいずれか１項に記載の組成物。
前記セルロース誘導体が、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及びカルボキシメチルセルロースから選ばれる、請求項１〜６のいずれか１項に記載の組成物。
前記セルロース誘導体が、ヒドロキシエチルセルロースである、請求項７に記載の組成物。
前記セルロース誘導体が、２−ヒドロキシエチルセルロースである、請求項７または８に記載の組成物。
前記セルロース誘導体が、０．０５〜２％ｗ／ｖの量で存在する、請求項１〜９のいずれか１項に記載の組成物。
さらにアルコールを含む、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の組成物。
前記アルコールを０．５〜１０％ｗ／ｖの量で含む、請求項１１に記載の組成物。
前記アルコールがエタノールである、請求項１１または１２に記載の組成物。
前記アルコールが、変性エタノール又は絶対エタノールである、請求項１１〜１３のいずれか１項に記載の組成物。
前記エタノールが１〜３％ｗ／ｖの量で存在する、請求項１３または１４に記載の組成物。
さらにｐＫａが４以下の酸を含む、請求項１〜１５のいずれか１項に記載の組成物。
前記酸が、α−ヒドロキシカルボン酸である、請求項１６に記載の組成物。
前記酸が酒石酸である、請求項１７に記載の組成物。
タンパク質複合体形成色素を含まないことを特徴とする、請求項１〜１８のいずれか１項に記載の組成物。
水性溶液である、請求項１〜１９のいずれか１項に記載の組成物。
ｉ）請求項２０に記載の組成物を含む第一の溶液、及び
ｉｉ）タンパク質複合体形成色素を含む第二の溶液
を含有するキット。
タンパク質複合体形成色素がクマシー色素である、請求項２１に記載のキット。
第一又は第二の溶液のうち少なくとも一つが、ｐＫａが４以下の酸を含む、請求項２１又は２２に記載のキット。
第一及び第二の溶液がｐＫａが４以下の酸を含む、請求項２３に記載のキット。
前記酸が、α−ヒドロキシカルボン酸である、請求項２３又は２４に記載のキット。
前記酸が、酒石酸である、請求項２３〜２５のいずれか１項に記載のキット。
ｉ）タンパク質含有サンプルを環状オリゴマーを含む第一の溶液に接触させるステップ、
ｉｉ）タンパク質含有サンプルを、タンパク質複合体形成色素を含む第二の溶液に接触させるステップ、及び
ｉｉｉ）色素／タンパク質複合体の形成を検出及び／又は定量するステップ
を含む、タンパク質を検出及び／又は定量する方法。
前記タンパク質を含むサンプルがタンパク質を含む支持体の形態である、請求項２７に記載の方法。
前記支持体が電気泳動ゲルである、請求項２８に記載の方法。
前記タンパク質を含むサンプルが、ステップｉｉ）の前に第一の溶液から除去される、請求項２８又は２９に記載の方法。
ステップｉ）、ｉｉ）及びｉｉｉ）が
ａ）タンパク質を含むゲルを準備するステップ、
ｂ）該ゲルに電場を印加するステップ、
ｃ）該ゲルを第一の溶液に晒すステップ、
ｄ）必要に応じて、該ゲルを第一の溶液から取り出すステップ、
ｅ）タンパク質複合体形成色素を含む第二の溶液にタンパク質含有サンプルを晒すステップ、及び
ｆ）色素／タンパク質複合体の形成を検出及び／又は定量するステップ
を含む、請求項２９に記載の方法。
前記ゲルを、ステップｂ）の後であってステップｃ）の前に洗浄しない、請求項３１に記載の方法。
前記検出及び／又は定量するステップが、吸収スペクトル又は発光スペクトルにおける色素／タンパク質複合体の変化を検出及び／又は定量するステップを含む、請求項２７〜３２のいずれか１項に記載の方法。
前記変化が色変化である、請求項３３に記載の方法。
前記変化が５９５ｎｍでの色変化である、請求項３３または３４に記載の方法。
前記第一の溶液がセルロース誘導体を含む、請求項２７〜３５のいずれか１項に記載の方法。
第一又は第二の溶液の少なくとも片方がｐＫａが４以下の酸を含む、請求項２７〜３６のいずれか１項に記載の方法。
第一又は第二の溶液の両方が、ｐＫａが４以下の酸を含む、請求項２７〜３６のいずれか１項に記載の方法。
タンパク質複合体形成色素を含む酸性溶液中の沈殿物の量を低減するためのα−ヒドロキシカルボン酸の使用。
タンパク質複合体形成色素を含む酸性溶液中の沈殿物の量を低減するための酒石酸の使用。
色素／タンパク質複合体の染色を向上させるためのセルロース誘導体の使用。
色素／タンパク質複合体の染色を向上させるためのヒドロキシエチルセルロースの使用。
色素／タンパク質複合体の染色を向上させるための２−ヒドロキシエチルセルロースの使用。
色素／タンパク質複合体の染色を向上させるための、α−ヒドロキシカルボン酸と、セルロース誘導体とを組み合わせた使用。
色素／タンパク質複合体の染色を向上させるための、酒石酸と、ヒドロキシエチルセルロースとを組み合わせた使用。
前記色素／タンパク質複合体が、タンパク質複合体形成色素にさらされたゲル中に含まれ、前記向上が色素／タンパク質複合体を含むゲル領域と、タンパク質を含まない領域との間のコントラストを改善することによってなされる、請求項４４または４５に記載の使用。
洗剤からタンパク質を分離する方法であって、
１）タンパク質及び洗剤を含むサンプルを、ａ）セルロース誘導体及びｂ）環状オリゴマーを含む溶液に接触させるステップ、及び
２）該洗剤からタンパク質を分離するステップを含む方法。
ａ）タンパク質複合体形成色素
ｂ）環状オリゴマー、及び
ｃ）ヒドロキシカルボン酸
を含むタンパク質を検出するための組成物。
前記ヒドロキシカルボン酸が酒石酸である、請求項４８に記載の組成物。
さらにセルロース誘導体を含む、請求項４８又は４９に記載の組成物。
さらに２−ヒドロキシエチルセルロースを含む、請求項４８又は４９に記載の組成物。
前記２−ヒドロキシエチルセルロースが０．１〜０．５％ｗ／ｖの量で存在する、請求項５１に記載の組成物。
前記環状オリゴマーが、α−シクロデキストリンである、請求項４８〜５２のいずれか１項に記載の組成物。
前記α−シクロデキストリンが１〜３％ｗ／ｖの量で存在する、請求項５３に記載の組成物。
さらにアルコールを含む、請求項４８〜５４のいずれか１項に記載の組成物。
前記アルコールがエタノールである、請求項５５に記載の組成物。
前記エタノールが１〜３％ｗ／ｖの量で存在する、請求項５６に記載の組成物。
タンパク質含有サンプルを請求項４８〜５７のいずれか１項に記載の組成物に接触させるステップと、色素／タンパク質複合体の形成を検出及び／又は定量するステップとを含む、タンパク質を検出及び／又は定量する方法。
前記タンパク質を含むサンプルがタンパク質を含む支持体の形態である、請求項５８に記載の方法。
前記支持体が電気泳動ゲルである、請求項５９に記載の方法。
ｉ）タンパク質を含むゲルを準備するステップ、
ｉｉ）該ゲルに電場を印加するステップ、
ｉｉｉ）該ゲルを本発明の組成物に晒すステップ、及び
ｉｖ）色素／タンパク質複合体の形成を検出及び／又は定量するステップ
を含む、請求項６０に記載の方法。
前記ゲルを、ステップｉｉ）の後であってステップｉｉｉ）の前に洗浄しない、請求項６１に記載の方法。