JP2014525267A - 分解性チューインガムおよびその製造方法 - Google Patents

分解性チューインガムおよびその製造方法 Download PDF

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    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/06Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G4/08Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds of the chewing gum base

Abstract

約5〜約90重量%の水−不溶性のガムベース、および約0.1〜約15重量%のC−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体を包含する分解性チューインガム組成物が開示された。当該交互共重合体は、不適切に処分されたチューインガムの食塊の環境での分解を容易にする。当該チューインガム組成物を調製する方法も開示されている。
【選択図】図1

Description

チューインガムは一般的に、水−不溶性のガムベース、甘味料またはフレーバーなどの追加成分を含有し、固有の感覚特性および物理的特性を有する。水−不溶性のガムベースは、チューインガムに所望の歯ごたえおよび粘着性の特性を与える。
不適切に処分されたチューインガムの食塊は、土地や他の表面に接着し得、それらは典型的には環境で分解されにくい。そのようなガムの廃棄物は不愉快なものであり、その除去は困難でありかつ費用がかかる。
チューインガムを咀嚼するとき、ガムがその粘弾性を維持するのが望ましい。しかしながら、その粘着性および弾性特性は、チューインガムが廃棄されるとき、望ましくない。ある研究者は、チューインガムの粘着特性は、ガムベースを作製するときにエラストマーを溶解するために用いられる溶媒に原因があり、ガムベースから溶媒を排除することを提案している。例えば、Abdel−Malikらによる特許文献1は、エラストマー溶剤をゼインなどの可塑化したタンパク質物質を含むエラストマーで置換して、エラストマー溶剤の必要性を取り除く。しかしながら、チューインガム製品中の可塑化タンパク質性物質の組み合わせは、食味を悪化させ、したがって、消費者受容性観点から望ましくないはずである。
さらに、歯または口腔器具にくっつかないガム製品がCherukuriらにより特許文献2に報告されているが、しかしながら、これらのガム製品は、廃棄されたチューインガムの食塊の問題をまだ解決してなく、環境表面に接着する十分な粘着性を有したままであり、分解が遅い。
米国特許第5,882,702号 米国特許第4,518,615号
それゆえ、チューインガム組成物は、湿気、雨および雪を包含する環境因子や足音ならびに他の物理的因子に曝されるときに分解する必要がある。また、上記問題を解決するために提案されるいずれの解決策も、チューインガム組成物の食味、咀嚼性質または放出プロファイルに悪影響を与えるべきではない。
一実施形態は、約5〜約90重量%の水−不溶性のガムベース、および約0.1〜約15重量%のC−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体を含む分解性チューインガム組成物であり、ここで、全重量%は、チューインガム組成物の総重量に基づく。
別の実施形態は、分解性チューインガムの調製方法であり、当該方法は、約5〜約90重量%の水−不溶性のガムベース、約0.1〜約15重量%のC−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体および甘味剤、フレーバー調節因子、フレーバー増強剤、香味料、芳香剤、冷却剤、温感剤、着色剤、呼気清涼化剤、口内湿潤化剤、湿潤剤、酸味料、緩衝剤、刺激剤、口腔ケア剤、咽頭ケア剤、医薬、抗酸化物質、防腐剤およびこれらの組み合わせからなる群から選択される約5〜約50重量%の1以上の追加成分、を混合する工程を含み、ここで全重量%は、チューインガム組成物の総重量に基づく。
これらの実施形態および他の実施形態は、以下に詳細に開示されている。
湿気のある室内のコンクリート平板上で、7日後の比較例のチューインガム(2つの左側の食塊)および本発明のチューインガム(2つの右側の食塊)の咀嚼された食塊のイメージ図である。 図1の右上のチューインガムの食塊を大きくしたイメージ図であって、いくつかのヒドロゲル形態が矢印で示される。 それぞれの時間点での実施例1のチューインガムの環境に曝した日数に応じて吸収された水のグラムのプロット図と、各時間点でのチューインガムの食塊のイメージ図である。 比較例1のチューインガムおよび実施例1のチューインガムの環境に曝した日数に応じて吸収された水のグラムのプロット図である。
本願明細書で使用する場合、用語「分解可能」は、雨、日光、霜などの環境因子の効果や気象条件の循環に起因して廃棄されたガムベースまたは咀嚼された食塊が環境中で分解する傾向を言及している。環境因子は、足音、掃除、洗浄工程および/または洗浄剤を包含もする分解に寄与する。
本発明者らは、驚くべきことに、チューインガム組成物中のアルケンおよび無水マレイン酸の交互共重合体の存在は、チューインガムに分解特性を与えることを見出した。発明者らは、約0.1〜約15重量%のC−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体を含むチューインガム組成物の咀嚼された食塊が、交互共重合体などを欠乏するチューインガムと比べて有意により多くの水を吸収することを見出した。大量の水を吸収したのち、咀嚼された食塊は、足音または掃除などの物理的な依存において分解しやすくなる。交互共重合体を含有するチューインガムは、交互共重合体を不足している普通のチューインガム製品よりより早く分解する。
いくつかの実施形態において、チューインガム組成物は、約5〜約90重量%の水−不溶性のガムベース、および約0.1〜約15重量%のC−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体を含み、ここで全重量%は、チューインガム組成物の総重量に基づく。
−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体は、チューインガムの咀嚼された食塊に分解特性を与えるのに十分な量で存在する。約0.1〜約15重量%の範囲で、共重合体の重量は約0.5〜約8重量%、特に共重合体の重量は約1〜約5重量%、より具体的には共重合体の重量は約2〜約4重量%であり得る。
−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体は、チューインガムの咀嚼された食塊に分解特性を与えるのに十分な好適な分子量でありうる。いくつかの実施形態において、チューインガムは、約10,000〜3,000,000原子質量単位の重量平均分子量を有するC−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体を含む。10,000〜3,000,000の範囲で、分子量は、50,000〜2,000,000原子質量単位であり得、具体的には分子量は100,000〜1,500,000原子質量単位であり得る。
−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体は、任意のC−C10アルケンの共重合体またはC−C10アルケンの共重合体であり得る。いくつかの実施形態において、チューインガムは、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されるアルケンの共重合体を含む。いくつかの実施形態において、交互共重合体はエチレンと無水マレイン酸との共重合体である。
いくつかの実施形態において、チューインガム組成物は、約1〜約5重量%の交互共重合体を含み、C−C10アルケンはエチレンを含む。
本願明細書で使用する場合、用語「交互共重合体」は、C−C10アルケンおよび無水マレイン酸由来の実質的に代替可能な残渣からなる共重合体を言及する。例えば、C−C10アルケンがエチレンであるとき、交互共重合体は、下記構造を有する複数の繰り返し単位を含むポリ(エチレン−alt−無水マレイン酸)である。
交互共重合体は、実質的に線状共重合体であり、従って分枝状コポリマーおよびグラフトコポリマーと区別されることが理解されるだろう。アルケンおよび無水マレイン酸の残渣は交互であるので、交互共重合体は、各塊は単純単量体の残渣を含有するブロック共重合体と区別もされる。
用語「交互共重合体」は、少量、例えば、最大約5mol%の無水マレイン酸残渣は、加水分解されて遊離酸形態または塩形態であるものを包含する。いくつかの実施形態において、加水分解された無水マレイン酸残渣の割合は、無水マレイン酸残渣のモル数に基づいて、最大約3mol%、具体的には最大約2mol%、より具体的には最大約1mol%である。
いくつかの実施形態において、C−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体は、ASTM D 1921−01により測定して平均粒径約1μm〜約100μmである粒子を含む粉末形態で存在する。1μm〜100μmの範囲で、平均粒径は、約2μm〜約80μm、具体的には約5μm〜60μm、より具体的には約10μm〜約40μmであり得る。いくつかの実施形態において、交互共重合体は、重量平均分子量100,000〜500,000であり、235℃の転移温度(T)を有する、Sigma−Aldrich社から粉末として入手可能なポリ(エチレン−alt−無水マレイン酸)(CAS番号9006−26−2)である。
いくつかの実施形態において、C−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体は封入形態で存在している。封入は、咀嚼前のチューインガムの早発分解を防止するので好ましいかもしれない。交互共重合体はLavoieらのPCT出願WO2004/064544号に開示されているマイクロカプセルまたはマイクロ粒子として封入されてよい(その全体を、参照により本願明細書に援用したものとする)。好適なカプセル材料は、これらに限定されないが、脂肪、ポリマー、炭水化物、およびこれらの組み合わせを包含する。特に好適なカプセル材はポリエチレンワックスであり、例えば、Honeywell Inc(ハネウェル社)から融点113℃である商標名A−C8A(登録商標)のポリエチレンワックスを入手できる。
一般的に、チューインガム組成物は、追加成分(添加剤としても知られる)を含む水−不溶性のガムベース部分およびバルク部分を含む。ガムベースは、所望の型、所望の硬さおよび組成物に用いられる他の成分のガムベースなど種々の因子に応じて大きく変更し得、最終的なチューインガム製品を生成する。いくつかの実施形態において、チューインガムベースは、チューインガム組成物の総重量に基づき、約5〜約90重量%の量で存在する。約5〜約90の範囲で、水−不溶性のガムベースは、約10〜約50重量%、特に約15〜約40重量%、より具体的には約20〜約30重量%の量で存在し得る。
本願明細書で使用する場合、用語「水溶性」は、25℃で少なくとも1g/Lの水溶性である化合物を含む。本願明細書で使用する場合、用語「水−不溶性」は、25℃で少なくとも1g/L未満の水溶性である化合物を含む。
ガムベースは、当該技術分野で公知の任意の水−不溶性のガムベースであり得、チューインガムおよび風船ガムに用いられるガムベースを包含しうる。ガムベースにおいて好適なポリマーの例示的な例は、天然エラストマーおよび合成エラストマーならびに天然ゴムおよび合成ゴム、例えば、チクル、クラウンガム、ニスペロ(nispero)、ロサジンハ(rosadinha)、ジェルトング(jelutong)、ペリーロ(perillo)、ニガーグッタ(niger gutta)、ツヌ(tunu)、バラタ(balata)、ガッタパーチャ(ガッタパーチャ(gutta−percha))、レチカプシ(lechi−capsi)、ソルヴァ(sorva)、グッタカイ(gutta kay)などの植物由来の物質、およびこれらの組み合わせなどを包含する。合成エラストマーは、高分子量および低分子量のエラストマーを包含する。有用な高分子量のエラストマーは、ブタジエン−スチレンコポリマー、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレンコポリマー、ポリエチレン、これらの組み合わせ、などを包含する。有用な低分子量エラストマーは、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリイソブチレン、およびこれらの組み合わせを包含する。好適なガムベースは、ビニル高分子エラストマー(ポリ(酢酸ビニル)(PVA)など)、ポリエチレン、ビニル共高分子エラストマー(酢酸ビニルおよびビニルラウレートのコポリマー、酢酸ビニルおよびステアリン酸ビニルのコポリマー、エチレンおよび酢酸ビニルのコポリマーなど)、ポリ(ビニルアルコール)およびこれらの組み合わせも包含しうる。用いる場合、ビニルポリマーの重量平均分子量は、約3,000〜約94,000原子質量単位の範囲でありうる。ビニルポリマー(ポリ(ビニルアルコール)およびポリ(酢酸ビニル)など)は、約8,000〜約65,000原子質量単位の重量平均分子量を有しうる。さらに、上述の高分子量および低分子量の天然エラストマーおよび合成エラストマーならびに天然ゴムおよび合成ゴムの組み合わせはガムベースとして用いられうる。ポリマーは、ガムベースの重量に基づいて約35〜約95重量%の量で存在しうる。
ガムベース組成物は、エラストマーベース成分を柔らかくするのに役立つ従来のエラストマー可塑剤を含有しうる。例えば、α−ピネン、β−ピネン、および/またはd−リモネン由来のポリマーなどのテルペン樹脂;ロジンまたは変性ロジンおよびガム(水素化ロジン、二量化ロジンもしくは重合ロジン、または上記樹脂のうちの少なくとも1つを含む組み合わせなど)のメチルエステル、グリセロールエステルまたはペンタエリスリトールエステル;部分的水素化ウッドロジンまたはガムロジンのペンタエリスリトールエステル;木材またはガムロジンのペンタエリスリトールエステル;木材ロジンのグリセロールエステル;部分的二量化ウッドロジンまたはガムロジンのグリセロールエステル;重合ウッドロジンまたはガムロジンのグリセロールエステル;トール油ロジンのグリセロールエステル;木材またはガムロジンのグリセロールエステル;部分的水素化ウッドロジンまたはガムロジン;木材またはロジンの部分的に水素化されたメチルエステル;などである。上記エラストマー可塑剤の任意の組み合わせは、エラストマーベース成分を柔らかくしまたは粘着性を調節するために使用されうる。エラストマー可塑剤は、ガムベースの約5〜約75重量%、具体的には約45〜約70重量%で用いられうる。
いくつかの実施形態において、チューインガム組成物は、さらにガムベース軟化剤を包含する。いくつかの実施形態において、軟化剤は、ガムベースの最大約30重量%、具体的にはガムベースの約3〜約20重量%で存在する。好適な軟化剤は、ラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、脂肪酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリルトリアセテート、グリセリルレシチン、グリセリルモノステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、モノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリド、アセチル化モノグリセリド、グリセリン、レシチン、ジアセチン、ならびにこれらの組み合わせを包含する。他の好適な軟化剤は、ワックスを包含する。ワックス(例えば、天然ワックスおよび合成ワックス、硬化植物油、石油ワックス、(ポリウレタンワックス、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、微結晶性ワックス、脂肪ワックス、ソルビタンモノステアレート、獣脂、カカオバター、プロピレングリコール、など))も、様々な所望の食感および粘稠度特性を得るためにガムベースに組み込まれうる。用いられうるワックスは約60℃未満、好ましくは約45〜55℃の融点を有する。低融点のワックスはパラフィンワックスであり得る。ワックスは、ガムベースの総量に基づいて、約6〜約10重量%、好ましくは約7〜約9.5重量%の量でガムベース中に存在しうる。低融点のワックスに加えて、高融点のワックスが、ガムベースの重量に基づいて最大約5重量%の量でガムベース中に用いられうる。そのような高融点のワックスは、ビーズワックス、植物性ワックス、米ぬかワックス、カンゲリラワックス、、カルナウバワックス、ポリエチレンワックス、ミクロクリスタリンワックス、石油ワックスなど、およびこれらの混合物を包含する。
ガムベースは、充填剤および食感付与剤としての機能を果たす、有効量の増量剤(無機質アジュバントなど)を包含しうる。好適な無機質アジュバントは、充填剤および質感付与剤として機能を果たす炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン酸三カルシウムなどを包含する。これらの充填剤またはアジュバントは、種々の量でガムベース中に用いられうる。用いられるとき、具体的には、充填剤は、ガムベースの重量に基づいて、約15〜約40重量%、具体的には約20〜約30重量%存在するだろう。
ガムベースおよび共重合体に加えて、チューインガム組成物は、甘味剤、フレーバー調節因子または増強剤、香味料、芳香剤、冷却剤、温感剤、着色剤、呼気清涼化剤、口内湿潤化剤、湿潤剤、酸味料、緩衝剤、刺激剤、口腔ケア剤、咽頭ケア剤、医薬、抗酸化物質、防腐剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される1以上の追加成分をさらに含んでよい。これらの追加成分のいくつかは、1以上の目的を提供しうる。例えば、スクロース、ソル日トール、他の糖アルコール、およびそれらの組み合わせも、増量剤としても作用しうる。上記追加成分の少なくとも1つを含む組み合わせはしばしば用いられる。
いくつかの実施形態において、チューインガムは、甘味剤を包含し、ガム組成物に甘味を与える。甘味剤は、砂糖甘味料、シュガーレス甘味料、高甘味度甘味料、またはこれら甘味剤の少なくとも2つ組み合わせを包含しうる。
砂糖甘味料は、一般的に糖類を包含する。好適な砂糖甘味料の例は、単糖類、二糖類および多糖類(これらに限定されないが、スクロース、デキストロース、マルトース、デキストリン、キシロース、リボース、グルコース、マンノース、ガラクトース、フルクトース(果糖)、ラクトース、転化糖、フラクトオリゴ糖シロップ、部分的に加水分解したデンプン、コーンシロップ固形物(ハイマルトースグルコースシロップなど)およびこれらの混合物など)を包含する。
好適なシュガーレス甘味剤は、糖アルコール(またはポリオール)(ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、マルチトール、水素化されたイソマルチュロース(イソマルト)、ラクチトール、エリスリトール、水素化デンプン加水分解物、ステビアおよびこれらの混合物など)を包含する。好適な水素化デンプン加水分解物は、Verwaerdeらにより米国特許第4,279,931号に開示されたものおよびソルビトール、水素化二糖類、より高水素化多糖類、またはこれらの混合物を含有する種々の水素化グルコースシロップおよび/または粉末を包含する。水素化デンプン加水分解物は、主に、コーンシロップの制御された接触水素化によって調製される。得られた水素化デンプン加水分解物は、単量体、二量体、および多量体の糖類の混合物である。これらの異なる糖類の割合は、異なる水素化デンプン加水分解物に異なる特性を与える。有用な水素化デンプン加水分解物の混合物は、水素化デンプン加水分解物の混合物(フランスのロケット・フルーレ(Roquette Freres)社の商標名リカジン(LYCASIN)(登録商標)および米国ニュージャーニー州フェアローンのロンザ(Lonza)社より、商標名ヒスター(HYSTAR)(登録商標)で販売されている、など)である。
本願明細書で使用する場合、「高甘味度甘味料」は、重量基準で砂糖(スクロース)の少なくとも100倍、具体的には重量基準で砂糖の少なくとも500倍の甘味を有する試薬を意味する。一実施形態において、高甘味度甘味料は、重量基準で砂糖の少なくとも1,000倍、より具体的には少なくとも5,000倍の甘味である。高甘味度甘味料は、水溶性の天然甘味料、水溶性の人工甘味料、水溶性甘味料の誘導体、ジペプチド系甘味料、およびタンパク質系甘味料を包含する広い範囲の物質から選択されうる。2以上の高甘味度甘味料を含む任意の組み合わせは使用され得る。1以上の高甘味度甘味料はさらに前述の甘味料または甘味剤の1以上を混合されうる。高甘味度甘味料は、様々な独特の物理的形態、例えば甘味の初期噴出および/または甘味の長期の感覚を与える当該技術分野で公知のものに用いられうる。限定されないが、そのような物理的形態は、遊離型(例えば、スプレードライまたは粉末)、ビーズ形状、カプセル封入型、およびこれらの組み合わせを包含する。
特定の甘味料に限定するものではないが、代表的なカテゴリーおよび例示物は、(1)水溶性甘味剤(ジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、レバウディオサイド(rebaudioside)A、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、グリチルリジン、ジヒドロフラベノール、および糖アルコール(ソルビトール、マンニトール、マルチトールなど)、およびL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミド(Zannoらの米国特許第4,619,834号明細書に開示されるものなど)、またはこれらの組み合わせなど);(2)水溶性の人工甘味料(サッカリン、溶解性サッカリン塩(すなわち、サッカリンナトリウムまたはサッカリンカルシウム)、シクラメート塩、アセサルフェーム塩(3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム塩、アンモニウム塩またはカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(アセサルフェーム−K)、サッカリンの遊離酸形態、およびこれらの組み合わせなど);(3)ジペプチド系甘味料(例えば、L−アスパラギン酸由来の甘味料(L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)およびSchlatterの米国特許第3,492,131号に記載の物質、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリシンおよびL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニルグリシンのメチルエステル、L−α−アスパルチル−L−フェニルグリシンメチルエステル、L−α−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニルグリシンメチルエステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン;L−α−アスパルチル−2,5−ジヒドロフェニルアラニンメチルエステル、L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニン、N−(N−(3,3−ジメチルブチル)−L−α−アスパルチル)−L−フェニルアラニンメチルエステル(ネオテーム)、またはこれらの組み合わせ;(4)水溶性甘味料の誘導体(ステビオシド、レバウディオサイドA、レバウディオサイドB、レバウディオサイドC、通常の砂糖(スクロース)の塩素化誘導体(例えば、クロロデオキシ糖誘導体(例えば、スクラロース誘導体として公知である、クロロデオキシスクロースまたはクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体)));クロロデオキシスクロースおよびクロロデオキシガラクトスクロース誘導体の例は、1−クロロ−1’−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、4,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース;1’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース;1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシル−4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシド;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、または4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、または4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース;6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、または4,6,1’,6’−テトラクロロ4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクトスクロース;4,6,1’,6’−テトラデオキシスクロース、またはこれらの組み合わせを包含する;(5)タンパク質系甘味料(タウマッコスダニエリ(thaumaoccous danielli)、タウマチン、タリン;またはこれらの組み合わせなど);ならびに(6)アミノ酸系甘味料を包含する。好ましい実施形態において、甘味料は、ソルビトール、マンニトール、モナチン、アスパルテーム、アセサルフェームカリウム塩、およびこれらの混合物を包含する。
いくつかの実施形態において、甘味料は、ソルビトール、マンニトール、アスパルテーム、アセサルフェームカリウム塩、およびこれらの組み合わせを包含する。甘味料は、所望の甘味レベルに応じた好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、甘味料は、約35〜約80重量%のチューインガム組成物の量で存在する。約35〜約80の範囲で、当該量は約45〜約75重量%、具体的には、約50〜65重量%であり得る。
チューインガム製品において、甘味は、フレーバー調節因子もしくは増強剤から、および/または香味料からも発せられうる。フレーバー調節因子は、他の成分の特徴を補完するまたは無効にするそれ自身の特徴を備え得る。例えば、フレーバーは、バニラ、バニリン、エチルマルトール、フルフラール、プロピオン酸エチル、ラクトン、およびこれらの組み合わせなどのフレーバー調節因子または増強剤を包含することにより追加の甘い香気を有するように配合され得る。フレーバー調節因子は、用いられるアロマの所望の強度に応じてガム組成物の約0.01〜約30重量%の量で用いられうる。好ましくは、フレーバー調節因子の含有量はガム組成物の約0.2〜約3重量%の範囲である。
フレーバー増強剤は、特徴的な食味またはそれら自体の香りの認識を導入することなしに原材料の食味または香りまたは香りの認識を増感、補足、変性または増強する物質である。いくつかの実施形態において、フレーバー増強剤は、フレーバー、甘味、酸味、旨み、コクみ、塩味またはこれらの組み合わせの認識を増感、補足、変性または増強するようにデザインされている。フレーバー増強剤は、用いられるアロマの所望の強度に応じてガム組成物の約0.01〜約30重量%の量で用いられうる。好ましくは、フレーバー増強剤の含有量は、ガム組成物の約0.2〜約3重量%の範囲である。
例示となるフレーバー調節因子またはフレーバー増強剤は、グリチルリジン酸モノアンモニウム、甘草グリチルリジン酸、シトラスアウランチウム、アラピリダイン(alapyridaine)、アラピリダイン(N−(1−カルボキシエチル)−6−(ヒドロキシメチル)ピリジニウム−3−オール)分子内塩、ミラクリン、クルクリン、ストロジン、マビンリン、ギムネマ酸、シナリン、グルピリデイン、ピリジニウム−ベタイン化合物、ネオテーム、タウマチン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、タガトース、トレハロース、マルトール、エチルマルトール、バニラエキス、バニラオレオレジン、バニリン、甜菜エキス(アルコール抽出液)、サトウキビ葉エッセンス(アルコール抽出液)、Gタンパク質共役型受容体(T2RおよびT1R)に反応する化合物、およびこれらの組み合わせを包含する。いくつかの実施形態において、糖酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸水素ナトリウム、およびこれらの組み合わせの少なくとも1つが用いられる。他の実施形態において、フレーバー調節因子またはフレーバー増強剤は、グルタミン酸一ナトリウム、グルタミン酸一カリウムなどのグルタミン酸塩、加水分解植物性タンパク質、加水分解動物性タンパク質、酵母エキス、およびこれらの組み合わせから選択される。さらなる例は、アデノシン一リン酸(AMP)、グルタチオン、およびヌクレオチド(イノシン一リン酸、イノシン酸二ナトリウム、キサントシン一リン酸、グアニル酸一リン酸など)、ならびにこれらの組み合わせを包含する。コクみを与えるフレーバー増強剤組成物のさらなる例は、Kurodaらの米国特許第5,679,397号に包含されている。
使用され得る香料は、当該技術分野で公知の人工または天然の香料、例えば合成フレーバー油、天然の香味のある香味物質および/または油、オレオレジン、植物、葉、花、果実など由来のエキス、およびこれらの組み合わせを包含する。限定しない代表的な香料は、スペアミント油、シナモン油、ウィンターグリーンの油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、チョウジ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ニクズクの油、オールスパイス、セージの油、メース、クヘントウの油、ケイヒ油、および柑橘油(レモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、バニラを包含する)、フルーツエッセンス(リンゴ、西洋ナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤ、ハチミツレモンを包含する)などの油など、ならびにこれらの組み合わせを包含する。特定の香料は、ペパーミント、スペアミントなどのミント類、人工バニラ、シナモン誘導体、および種々のフルーツ香料である。
人工、天然、合成の果実の香味物質の例は、ココナツ、コーヒー、チョコレート、バニラ、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ライム、ユズ、スダチ、メントール、カンゾウ、キャラメル、ハチミツ、落花生、クルミ、カシュー、ヘーゼルナッツ、アーモンド、パイナップル、ストロベリー、ラズベリー、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、チェリー、シナモン、ペパーミント、ウィンターグリーン、スペアミント、ユーカリ、およびミント、リンゴ、西洋ナシ、モモ、ブドウ、ブルーベリー、ストロベリー、ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、アプリコット、ウメ、サクランボ、ラズベリー、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤのフルーツエッセンスなど、ならびにそれらの組み合わせを包含する。
他の種類の香料は、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアミソール(methylamisol)、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ(リコリス)、アニス)、ケイ皮酸アルデヒド(シナモン)、シトラール、すなわち、α−シトラール(レモン、ライム)、ネラール、すなわち、β−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわち、ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーなフルーツ様の風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(変性、多くの種類)、デカナール(シトラスフルーツ)、アルデヒドC−8(シトラスフルーツ)、アルデヒドC−9(シトラスフルーツ)、アルデヒドC−12(シトラスフルーツ)、2−エチルブチルアルデヒド(ベリーフルーツ)、ヘキセナール、すなわち、trans−2(ベリーフルーツ)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、すなわち、メロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタナール(緑色フルーツ)、および2−ドデセナール(シトラス、マンダリン)などの種々のアルデヒドおよびエステルを包含する。
放出プロファイルが管理されうる他の可能性のあるフレーバーは、ミルクフレーバー、バターフレーバー、チーズフレーバー、クリームフレーバー、ヨーグルトフレーバー、バニラフレーバー、ティーフレーバーまたはコーヒーフレーバー(緑茶フレーバー、ウーロン茶フレーバー、ココアフレーバー、チョコレートフレーバー、ミントフレーバー(ペパーミント、スペアミント、および和種はっか)など);香辛香料(アサフェティーダフレーバー、アジョワンフレーバー、アニスフレーバー、アンゼリカフレーバー、フェンネルフレーバー、オールスパイスフレーバー、シナモンフレーバー、カモミールフレーバー、マスタードフレーバー、カルダモンフレーバー、キャラウェーフレーバー、クミンフレーバー、チョウジフレーバー、コショウフレーバー、コリアンダーフレーバー、サッサフラスフレーバー、セイボリーフレーバー、山椒フレーバー、エゴマフレーバー、ジュニパーベリーフレーバー、ショウガフレーバー、スターアニスフレーバー、セイヨウワサビフレーバー、タイムフレーバー、タラゴンフレーバー、ディルフレーバー、トウガラシフレーバー、ナツメグフレーバー、バジルフレーバー、マジョラムフレーバー、ローズマリーフレーバー、ベイリーフフレーバー、およびワサビフレーバーなど);アルコール香料(ワインフレーバー、ウィスキーフレーバー、ブランディフレーバー、ラムフレーバー、ジンフレーバー、およびリキュールフレーバーなど);フローラル香料、ならびに植物香料(オニオンフレーバー、ガーリックフレーバー、キャベツフレーバー、ニンジンフレーバー、セロリフレーバー、マッシュルームフレーバー、およびトマトフレーバーなど)およびそれらの組み合わせを包含する。一般に使用される香味物質は、個々に用いられるかまたは混合物として用いられるかにかかわらずミント類(ペパーミント、メントール、スペアミント、人工バニラ、シナモン誘導体など)、および種々のフルーツ香料を包含する。フレーバー、特にこのミントフレーバーは、冷感剤と組み合わせて使用される場合、ブレス清涼剤をももたらしうる。いくつかの実施形態では、組成物はさらにフルーツジュースを包含しうる。
着香剤は、多くの独特の物理的形態において用いられうる。そのような物理的形態は、液体形態および/または乾燥形態を包含する。いくつかの実施形態において、着香剤は、遊離型(封入されていない)形態、スプレードライ形態、フリーズドライ形態、粉末形態、ビーズ形状、カプセル封入型、スライス型、ピース型およびこれらの混合物でありうる。スプレードライ形態で用いられるとき、好適な乾燥手段として噴霧乾燥などが用いられうる。あるいは、着香剤は、水溶性物質(セルロース、デンプン、砂糖、マルトデキストリン、アラビアガムその他、など)に吸収され得、または封入されうる。さらなる他の実施形態において、着香剤は、シリカ、ゼオライト、などに吸着されうる。香味物質の粒径は、粒子の最長の大きさとして計算して、3mm未満、2mm未満、好ましくは1mm未満でありうる。天然の着香剤は、約3μm〜約2mm、具体的には約4μm〜約1mmの粒径を有しうる。香味料は、用いられるアロマの所望の強度に応じて、ガム組成物の約0.01〜約30重量%の量で用いられうる。好ましくは、香味料の量は、ガム組成物の約0.2〜約3重量%の範囲である。
本願明細書で使用されるフレーバー調節因子、フレーバー増強剤、および香味料の量は、最終の食品組成物の種類、個々のフレーバー、用いられる菓子ベースおよび所望のフレーバーの強度などのファクターの好みの問題でありうる。したがって、香味物質の量は、最終生成物における所望の結果を得るために変更され得、そのような変更は、過度の実験を必要としない当業者の能力の範囲内にある。
いくつかの実施形態において、チューインガムは、天然の野菜成分、香味物質芳香族および/または油、精油、エッセンス、エキス、粉末、食品等級酸、オレオレジンおよび植物、葉、花、果実、など由来のエキス、ならびにこれらの組み合わせなどの天然香味物質および合成香味物質を包含している芳香試薬および/または着香剤を含有し得る。芳香剤は液体形態または粉末形態であり得る。芳香剤は、用いられる芳香の所望の強度に応じて、ガム組成物の約0.01〜約30重量%の量で用いられうる。好ましくは、芳香剤は、ガム組成物の約0.2〜3重量%である。
冷却剤としても知られる冷感剤は、口腔中、鼻腔内、または皮膚上で、冷却または清涼感を与える添加剤である。本願明細書で使用する場合、メンチル系冷却剤は、メントールおよびメントール誘導体を包含する。メントール(2−(2−プロピル)−5−メチル−1−シクロヘキサノールとしても知られる)は、合成物またはペパーミント油など由来の天然物が用いられうる。メントール誘導体は、メンチルエステル系冷却化合物およびメンチルカルボキシアミド系冷却化合物(メンチルカルボキシアミドなど)、N−エチル−p−メンタンカルボキシアミド、モノコハク酸メンチル、モノメンチルメチルコハク酸塩、グルタル酸モノメンチル、メンチル2−ピロリドン−5−カルボキシレート、モノメンチル3−メチルマレイン酸塩、酢酸メンチル、乳酸メンチル、サリチル酸メンチル、2−イソプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール、3−L−メントキシプロパン−1,2−ジオール、メンタン、メントン、メントンケタール、メントングリセロールケタール、グルタル酸メンチルエステル、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキシアミド(WS−3)、およびこれらの組み合わせを包含する。追加のメンチルベースの冷却剤、具体的にはメンチルカルボキサミドは、Bardsleyらの米国特許第7,923,577号に開示されている。
組み合わせて用いられうるまたはメンチルベースの冷却剤の不存在下であり得る他の冷却剤は、例えば、2−メルカプトシクロデカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸、キシリトール、エリスリトール、コハク酸αジメチル、乳酸メンチル、非環状カルボキシアミド(N−2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミドなど)、およびこれらの組み合わせを包含する。追加の冷却剤は、Kazimierskiらの米国特許出願公開第2011/0070171(A1)号および2011/0070329(A1)号に開示されている1−tert−ブチルシクロヘキサンカルボキサミドを包含する。
第一冷却化合物、第二冷却化合物、および摂取可能な非極性溶媒を含む冷却組成物は、Furrerらの米国特許第公開第2011/0091531(A1)号に開示されている。冷却強度の所望の範囲に応じて、冷感剤は、好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、冷感剤はチューインガム組成物の約0.01〜約1.5重量%の量で存在する。約0.01〜約1.5重量%の範囲で、冷感剤は約0.05〜約1.25重量%、具体的には約0.1〜1重量%であり得る。
温感剤は、消費者に温感の感覚信号を与えることで公知の実に様々な化合物から選択されうる。これらの化合物は、特に口腔において温感を与え、フレーバー、甘味料および他の感覚受容性の成分の知覚をしばしば増強する。有用な温感化合物には、バニリルアルコールn−ブチルエーテル(TK−1000)(高砂香料工業株式会社製(日本、東京))、バニリルアルコールn−プロピルエーテル、バニリルアルコールイソプロピルエーテル、バニリルアルコールイソブチルエーテル、バニリルアルコールn−ペンチルエーテル、バニリルアルコールイソアミルエーテル、バニリルアルコールn−ヘキシルエーテル、バニリルアルコールメチルエーテル、バニリルアルコールエチルエーテル、ジンゲロール、ショウガオール、パラドール、ジンゲロン、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、エタノール、イソプロピルアルコール、イソアミルアルコール、ベンジルアルコール、グリセリン、およびこれらの組み合わせがある。温感剤は、温感強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、温感剤は、チューインガム組成物の約0.01〜約1.5重量%の量で存在する。約0.01〜約1.5重量%の範囲で、温感剤は約0.05〜約1.25重量%、具体的には約0.1〜1重量%でありうる。
着色剤(着色料)は、有効な量で用いられ、チューインガムに所望の色を与える。好適な着色剤は、色素を包含し、チューインガム組成物の最大約6重量%の量で組み込まれうる。例えば、二酸化チタンは、チューインガム組成物の約0.1重量%〜約2重量%、具体的には約0.15〜約1重量%で組み込まれ得る。好適な着色剤は、食品用途、薬品用途、および化粧品用途に好適な天然食品着色料および色素も包含する。
好適な着色料は、アナットーエキス(E160b)、ビキシン、ノルビキシン、アスタキサンチン、脱水ビート(ビート粉末)、赤色ビート根/ベタニン(E162)、ウルトラマリンブルー、カンタキサンチン(E161g)、クリプトキサンチン(E161c)、ルビキサンチン(E161d)、ビオランキサンチン(E161e)、ロドキサンチン(E161f)、キャラメル(E150(a−d))、β−アポ−8’−カロテナール(E160e)、β−カロチン(E160a)、α−カロチン、γ−カロチン、エチルβ−アポ−8−カロテナールのエステル(E160f)、フラボキサンチン(E161a)、ルテイン(E161b)、コチニールエキス(E120)、カルミン(E132)、カルモイシン/アゾルビン(E122)、銅クロロフィリンナトリウム(E141)、クロロフィル(E140)、焼成した部分的に脱脂した綿実粉、グルコン酸第一鉄、乳酸第一鉄、ブドウ色エキス、ブドウ果皮エキス(エノシアニナ)、アントシアニン(E163)、ヘマトコッカスアルガエ粗粉、人工酸化鉄、鉄酸化物および水酸化物(E172)、フルーツジュース、野菜ジュース、乾燥藻類粗粉、マンジュギク(アズテックマリーゴールド)粗粉、キャロット油、トウモロコシ胚乳油、パプリカ、パプリカオレオレジン、パフィア酵母、リボフラビン(E101)、サフラン、二酸化チタン、ウコン(E100)、ウコンオレオレジン、アマランサス(E123)、カプサンチン/カプソルビン(E160c)、リコピン(E160d)、FD&Cブルー♯1、FD&Cブルー♯2、FD&Cグリーン♯3、FD&Cレッド♯3、FD&Cレッド♯40、FD&Cイエロー♯5およびFD&Cイエロー♯6、タートラジン(E102)、キノリンイエロー(E104)、サンセットイエロー(E110)、紅色(E124)、エリスロシン(E127)、パテントブルーV(E131)、二酸化チタン(E171)、アルミニウム(E173)、銀(E174)、金(E175)、顔料ルビン/リソールルビンBK(E180)、炭酸カルシウム(E170)、カーボンブラック(E153)、ブラックPN/ブリリアントブラックBN(E151)、グリーンS/酸ブリリアントグリーンBS(E142)、FD&Cアルミニウムレーキ、およびこれらの組み合わせ、を包含する。着色剤は、着色強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、着色剤は、チューインガム組成物に約0.005〜約1.25重量%の量で存在する。約0.005〜約1重量%の範囲で、着色剤は、約0.01〜約1重量%、具体的には約0.02〜0.8重量%であり得る。
チューインガムに用いられうる例となるブレス清涼剤は、クエン酸亜鉛、酢酸亜鉛、フッ化亜鉛、硫酸亜鉛アンモニウム、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、亜鉛フルオロケイ酸塩、グルコン酸亜鉛、亜鉛酒石酸塩、コハク酸亜鉛、ギ酸亜鉛、クロム酸亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛、ジチオン酸亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸銀、サリチル酸亜鉛、グリセロリン酸亜鉛、硝酸銅、クロロフィル、銅クロロフィル、クロロフィリン、硬化綿実油、二酸化塩素、ベータシクロデキストリン、ゼオライト、シリカ系物質、炭素−系物質、酵素(ラッカーゼなど)、または上記のうちの少なくとも1つを含む混合物を包含する。ブレス清涼剤は、種々のアルデヒドおよびアルコールだけでなく精油を包含しうる。ブレス清涼剤として用いられる精油は、スペアミント、ペパーミント、ウィンターグリーン、サッサフラス、クロロフィル、シトラール、ゲラニオール、カルダモン、チョウジ、セージ、カルバクロール、ユーカリ、カルダモン、コウボクエキス、マジョラム、シナモン、レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジ、またはこれらの組み合わせの油を包含しうる。ケイ皮アルデヒドおよびサリチルアルデヒドなどのアルデヒドは、用いられうる。さらに、メントール、カルボン、イソガリゴール、およびアネトールなどの化学物質はブレス清涼剤として作用する。呼気清涼化剤は、強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、呼気清涼化剤は、チューインガム組成物の約0.01〜約2重量%の量で存在する。約0.01〜約2重量%の範囲で、呼気清涼化剤は約0.05〜約1.25重量%、具体的には約0.1〜1重量%であり得る。
例となる口内湿潤化剤は、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、および酒石酸を包含する酸および塩などの唾液刺激剤を包含する。口内湿潤化剤は、水和物かつ口腔表面に付着し、口内湿潤化の感覚を与える親水コロイド物質を包含しうる。親水コロイド物質は、植物滲出液、種子ガム、および海藻エキスなどの天然に存在する物質を包含し得、またはセルロース、デンプン、または天然ガム誘導体などの化学変性物質でありうる。さらに、親水コロイド物質は、ペクチン、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、寒天、カラゲナン、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ゼラチン、ジェランガム、ガラクトマンナン、トラガントガム、カラヤガム、カードラン、コンニャク、キトサン、キシログルカン、ベータグルカン、フルセララン、ガッティガム、タマリン、および細菌ガムを包含しうる。口内湿潤化剤は、プロピレングリコールアルギネート、カルボキシメチルローカストビーンガム、低メトキシルペクチン、またはこれらの組み合わせなどの変性天然ガムを包含しうる。微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、またはこれらの組み合わせなどが変性セルロースに包含されうる。口内湿潤化剤は、強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、口内湿潤化剤は、チューインガム組成物の約0.01〜約2重量%の量で存在する。約0.01〜約2重量%の範囲で、口内湿潤化剤は、約0.05〜約1.25重量%、具体的には、約0.1〜1重量%であり得る。
同様に、口に水の知覚を与えうる湿潤剤は包含されうる。そのような湿潤剤は、グリセロール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、エリスリトール、キシリトール、またはこれらの組み合わせを包含しうる。さらに、いくつかの実施形態において、脂肪は、口内湿潤化の知覚を与えうる。そのような脂肪は、中鎖トリグリセリド、植物油、魚油、鉱油、またはこれらの組み合わせを包含しうる。湿潤剤は、強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、湿潤剤は、チューインガム組成物の約0.01〜約2重量%の量で存在する。約0.01〜約2重量%の範囲で、湿潤剤は、約0.05〜約1.25重量%、具体的には、約0.1〜1重量%であり得る。
適切な酸味料は、例示として、酢酸、クエン酸、フマル酸、塩化水素酸、乳酸および硝酸、ならびにクエン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムおよび炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムまたはリン酸カリウムおよび酸化マグネシウム、メタリン酸カリウム、酢酸ナトリウム、ならびにこれらの組み合わせを包含する。酸味料は、強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、酸味料は、チューインガム組成物の約0.1〜約3重量%の量で存在する。約0.1〜約3重量%の範囲で、酸味料は、約0.5〜約2.5重量%、具体的には、約0.75〜2重量%であり得る。
例示となる緩衝剤は、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム、スズ酸ナトリウム、トリエタノールアミン、クエン酸、塩化水素酸、クエン酸ナトリウム、およびこれらの組み合わせを包含する。緩衝剤は、強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、緩衝剤は、チューインガム組成物の約0.01〜約2重量%の量で存在する。約0.01〜約2重量%の範囲で、緩衝剤は、約0.05〜約1.25重量%、具体的には、約0.1〜1重量%であり得る。
いくつかの実施形態において、刺激感覚は提供され得る。刺激剤は、ジャンブーおよびジャンブーまたはサンショオールなどの物質から抽出されるアルキルアミドを包含する。刺激剤は、強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、刺激剤は、約0.01〜約2重量%のチューインガム組成物の量で存在する。約0.01〜約2重量%の範囲で、刺激剤は、約0.05〜約1.25重量%、具体的には約0.1〜1重量%であり得る。
好適な口腔ケア剤は、ブレス清涼剤、トゥースホワイトニング剤、抗菌薬、トゥース鉱化剤、歯の腐敗抑制剤、局所の麻酔薬、粘膜保護剤、汚れ除去剤、口腔洗浄剤、漂白剤、減感剤、歯科再石灰化剤、抗菌剤、虫歯予防剤、プラーク酸緩衝剤、界面活性剤および歯石予防剤、およびこれらの組み合わせを包含する。そのような成分の具体例は、タンパク質分解酵素、研磨剤(水和シリカ、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウムおよびアルミナなど)、アニオン性界面活性剤(ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、硫酸化ブチルオレート、オレイン酸ナトリウム、フマル酸塩、グリセロール、ヒドロキシル化レシチン、ラウリル硫酸ナトリウムなどおよびキレート剤(ポリリン酸塩など)を包含する他の活性ステイン除去構成成分(表面活性剤など)を包含し、典型的には、歯石コントロール成分として用いられる。口腔ケア成分は、ピロリン酸四ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ピロリン酸二水素二ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、キシリトール、ヘキサメタリン酸ナトリウム、およびこれらの混合物も包含しうる。
加えて、好適な口腔ケア剤は、過酸化物(過酸化カルバミド、過酸化カルシウム、過酸化マグネシウム、過酸化ナトリウム、過酸化水素、およびペルオキシドホスフェートならびにそれらの組み合わせなど)を包含する。いくつかの実施形態において、硝酸カリウムおよびクエン酸カリウムが包含される、他の具体例は、カゼイングリコマクロペプチド、カルシウムカゼインペプトン−リン酸カルシウム、カゼインホスホペプチド、カゼインリン酸化ペプチド−非晶リン酸カルシウム(CPP−ACP)、および非晶リン酸カルシウムを包含しうる。まだ他の例は、パパイン、クリラーゼ、ペプシン、トリプシン、リゾチーム、デキストラナーゼ、ミュータナーゼ、グリコアミラーゼ、アミラーゼ、グルコースオキシダーゼ、およびこれらの組み合わせを包含しうる。
好適な口腔ケア剤は、増加した予防的作用を達成し、口腔ケア成分をより美容上許容できるようにする界面活性剤を包含する。口腔ケア剤として用いられる界面活性剤は、組成物の洗浄特性および発泡特性を示す洗剤を包含する。好適な界面活性剤は、ステアリン酸ナトリウム、リシノール酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、高級脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸の水溶性塩(硬化ココナッツ油のモノ硫酸化モノグリセリド脂肪酸のナトリウム塩など)、高級アルキルスルフェート(ラウリル硫酸ナトリウムなど)、アルキルアリールスルホネート(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなど)、高級アルキルスルホアセテート、ナトリウムラウリルスルホアセテート、1,2−ジヒドロキシプロパンスルホネートの高級脂肪酸エステル、および低級脂肪族アミノカルボン酸化合物(脂肪酸に12〜16個の炭素を有するなど)の実質的に飽和高級脂肪族アシルアミド、アルキルまたはアシルラジカル、などを包含する。新たに述べたアミドの具体例は、N−ラウロイルサルコシン、ならびにN−ラウロイルサルコシン、N−ミリストイルサルコシン、またはN−パルミトイルサルコシンのナトリウム塩、カリウム塩、およびエタノールアンモニウム塩である。
界面活性剤に加えて、口腔ケア成分は、トリクロサン、クロルヘキシジン、クエン酸亜鉛、硝酸銀、銅、リモネン、塩化セチルピリジニウム、およびこれらの組み合わせなどの抗菌剤を包含しうる。
虫歯予防剤は、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一スズ、フッ化第一スズカリウム、ヘキサフルオロ第二スズ酸ナトリウム、塩化フッ化第一スズ、およびこれらの組み合わせなどのフッ化物イオン源を包含する。
虫歯予防剤のさらなる例は、Reynoldの米国特許第5,227,154号、Greenbergの米国特許第5,378,131号、およびHolmeらの米国特許第6,685,916号に包含されている。口腔ケア剤は、ケア強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、口腔ケア剤は、約0.01〜約2重量%のチューインガム組成物の量で存在する。約0.01〜約2重量%の範囲で、口腔ケア剤は約0.05〜約1.25重量%、具体的には、約0.1〜1重量%であり得る。
咽頭ケアまたは咽頭無痛化成分は、鎮痛剤、抗ヒスタミン薬、麻酔薬、粘滑薬、粘液溶解薬、去痰剤、咳止剤、防腐剤、およびこれらの組み合わせを包含する。いくつかの実施形態において、ハチミツ、プロポリス、アロエベラ、グリセリン、メントール、またはこれらの組み合わせなどの咽頭無痛化剤は用いられる。咽頭ケア剤は、ケア強度の所望のレベルに応じて好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、咽頭ケア剤は、チューインガム組成物の約0.01〜約2重量%の量で存在する。約0.01〜約2重量%の範囲で、咽頭ケア剤は約0.05〜約1.25重量%、具体的には、約0.1〜1重量%であり得る。
医薬品を、菓子またはチューインガム組成物に含めることができる。限定しない例示的なカテゴリーおよび具体例は、抗ヒスタミン薬、充血除去剤(交感神経模倣薬)、鎮咳薬(鎮咳剤)、抗炎症薬、ホメオパシー薬、去痰剤、麻酔薬、粘滑薬、鎮痛剤、抗コリン作動薬、咽頭無痛化薬、抗菌剤、抗ウイルス薬、抗真菌薬、制酸剤、制嘔吐剤(antinauseants)、カフェイン、化学療法薬、利尿薬、精神治療薬、心血管作動薬、種々のアルカロイド、緩下剤、食欲抑制薬、ACE阻害剤、抗喘息薬、高コレステロール血症治療薬(anti−cholesterolemic)、抗うつ剤、下痢止め、血圧降下薬、抗高脂血症薬(anti−lipid agent)、座瘡抑制薬、アミノ酸製剤、抗尿酸血薬、同化製剤(anabolic preparation)、食欲刺激薬、骨代謝調節物質、避妊薬、子宮内膜症管理薬(endometriosis management agent)、酵素、勃起不全治療薬(クエン酸シルデナフィルなど)、排卵誘発剤、胃腸薬、同種療法、ホルモン、乗り物酔い治療薬、筋肉弛緩剤、骨粗しょう症製剤、子宮収縮薬、副交感神経遮断薬、副交感神経興奮薬、プロスタグランジン、呼吸器官用薬、鎮静剤、禁煙補助薬(ブロモクリプチンまたはニコチンなど)、抗振戦製剤(tremor preparation)、尿路用薬、抗潰瘍薬、制吐剤(anti−emetic)、血糖上昇薬および血糖降下薬、甲状腺用製剤および抗甲状腺製剤、テリン弛緩剤(terine relaxant)、赤血球増殖剤、粘液溶解薬、DNA修飾因子および遺伝子修飾因子、および栄養補給剤(栄養補助食品、微量栄養素、ビタミンおよび補酵素を含む)を包含する。これらの医薬品の薬学的に許容できる塩およびプロドラッグも、特段の記載がない限り含まれる。これらの医薬品のうちのいくつかは、複数の目的を果たす可能性がある。前述の種類の任意の医薬品の組み合わせを使用することができる。同じまたは異なる症状に対して活性を有する2以上の医薬品を組み合わせて一緒に使用することができる。
咳、または風邪もしくはインフルエンザの症候を治療するための医薬は、咳、または風邪もしくはインフルエンザの症候と一般的に関連する少なくとも1つの症状の改善に用いられるまたは有用であると知られている元素、化合物または物質を、単独または組み合わせを包含する。「咳、または風邪もしくはインフルエンザの症候の治療用医薬」は、(アレルギー、悪環境の条件など)他の原因から生じる風邪やインフルエンザのような症状の治療に有用でもある医薬を包含するということを理解されたい。本願明細書で使用する場合、風邪、風邪のような症候、インフルエンザ、およびインフルエンザのような症候は、咳、鼻風邪、鼻詰まり、上気道感染、アレルギー性鼻炎、耳炎、副鼻腔炎、くしゃみ、およびその不快症状、疼痛、熱および風邪に伴う全身倦怠感、インフルエンザ、アレルギー、悪環境の条件などを包含する。
咳、または風邪もしくはインフルエンザの症候の治療用の医薬の一般的なカテゴリーの例は、抗ヒスタミン薬、鬱血除去薬(交感神経様作用薬)、咳止め(鎮咳剤)、抗炎症薬、ホメオパシー薬、去痰剤、麻酔薬、粘滑薬、鎮痛剤、抗コリン作動薬、咽頭無痛化剤、抗菌剤、および抗ウイルス薬を包含する。これらの医薬のいくつかは、複数の目的を果たしうる。医薬の薬学的に許容できる塩およびプロドラッグも他に特段の記載がない限り包含される。風邪または咳の同じまたは異なる症状に対する活性を有する2以上の医薬は、ともに組み合わせて使用され得る。
例となる抗ヒスタミン薬は、アザタジン、ブロモジフェンヒドラミン、ブロモフェニラミン、マレイン酸ブロモフェニラミン、カルビノキサミン、マレイン酸カルビノキサミン、シメチジン、クロロフェニラミン、マレイン酸クロロフェニラミン、デキスクロルフェニルアミン、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、ドキシルアミン、フェニンダミン、フェニラミン、フェニルトロキサミン、ピリラミン、プロメタジン、トリプロリジン、ロラタジン、ラニチジン、クロルシクリジン、テルフェナジン、フマル酸クレマスチン、ジメンヒドリナート、ピリラミン(prilamine)マレイン酸塩、塩酸トリペレナミン、クエン酸トリペレナミン、パモ酸ヒドロキシジン、塩酸ヒドロキシジン、乳酸シクリジン、塩酸シクリジン、塩酸メクリジン、アクリバスチン、塩酸セチリジン、アステミゾール、レボカバスチン塩酸塩、セチリジンおよびこれらの組み合わせを包含する。
例となる鬱血除去薬は、ナプシル酸レボプロポキシフェン、ノスカピン、カルベタペンタン、カラミフェン、クロフェディアノール、シュードエフェドリン塩酸塩、フェニレフリン、フェニルプロパノールアミン、ジフェンヒドラミン、グラウシン、フォルコジン、ベンゾナテート、エフェドリン、エピネフリン、レボデスオキシエフェドリン、オキシメタゾリン、ナファゾリン、プロピルヘキセドリン、キシロメタゾリン、およびこれらの組み合わせなどの試薬を包含する。
鎮咳薬は咳嗽をやわらげるのを助ける。鎮咳薬の例は、コデイン、ジヒドロコデイン、ヒドロコドンおよびヒドロモルホン、カルベタペンタン、カラミフェン、ヒドロコドン酸性酒石酸塩、クロフェディアノール(chlorphediano)、ノスカピン(noscarpine)、デキストロメトルファン、およびこれらの組み合わせを包含する。
去痰剤は、グアイフェネシン、アニシード、赤根草、フキタンポポ、エルダーフラワー、ゴールデンシール、グリンデリア、ヒソップ、ラングワート、バーバスカム、セネガ、クロベ属(Thuja)、タイム、バーべイン、グリセリルグアヤコレート、テルピン水和物、N−アセチルシステイン、ブロムヘキシン、アンブロキソール、ドミオドール、3−ヨード−1,2−プロパンジオールおよび山桜、塩化アンモニウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化グリセロール、グアヤコールスルホン酸カリウム、ヨウ化カリウム、クエン酸ナトリウム、ならびにこれらの組み合わせを包含する。
麻酔薬は、エトミデート、ケタミン、プロポフォール、およびベンゾジアザピン(benodiazapines)(例えば、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、クロラゼプ酸(clorezepate)、ハラゼパム、フルラゼパム、クアゼパム、エスタゾラム、トリアゾラム、アルプラゾラム(alprozolm)、ミダゾラム、テマゼパム、オキサゼパム、ロラゼパム)、ベンゾカイン、ジクロニン、ブピバカイン、エチドカイン、リドカイン、メピバカイン、プラモキシン(promoxine)、プリロカイン、プロカイン、プロパラカイン(proparcaine)、ロピバカイン、テトラカイン、およびこれらの組み合わせを包含する。他の有用な試薬は、アモバルビタール(amobartital)、アプロバルビタール、ブタバルビタール、ブタルビタール、メチルフェノバルビタール、メトヘキシタール、ペントバルビタール、フェノバルビタール、セコバルビタール、チオペンタール、パラール(paral)、クロラール水和物、エトクロルビノール、グルテチミド(clutethimide)、メスプリロン、エチナメート、メプロバメート、ならびにこれらの組み合わせを包含しうる。
鎮痛剤は、モルヒネ、メピジン(mepidine)、デンタニル、スフェントラニル(sufentranil)、アルフェンタニル、アスピリン、サリチルアミド、サリチル酸ナトリウム、アセトアミノフェン、イブプロフェン、インドメタシン、ナプロキセン、アトリン、イソカム、ミドリン、アキソタール、フィリナール、フレニリン、エルゴットおよびエルゴット誘導体(ウイグレイン、カフェルゴット、エルゴスタット、エルゴマル、ジヒドロエルゴタミン)、イミトレックス、ならびにこれらの組み合わせを包含しうる。
抗コリン作動薬は、ホマトロピン、アトロピン、スコポラミン臭化水素、L−ヒヨスチアミン、ベラドンナのL−アルカロイド、ベラドンナアルカロイドのチンキ剤、ホマトロピン臭化水素、ホマトロピン臭化メチル、メトスコポラミン、アニソトロピン、フェノバルビタールを伴うアニソトロピン、クリジニウム(clindinium)、グリコピロレート、ヘキソサイクリム(hexocyclim)、イソプロパミド、メペンゾレート、メタンテリン、オキシフェンサイクリミン、プロパンテリン、トリジヘキセチル、ジサイクロミン、スコポラミン、アトロピン、ジサイクロミン、フラボキセート、イプラトロピウム、オキシブチニン、ピレンゼピン、チオトロピウム、トルテロジン、トロピカミド、トリメタファン、アトラクリウム、ドキサクリウム、ミバクリウム、パンクロニウム、ツボクラリン、ベクロニウム、スキサメトニウム塩化物、およびこれらの組み合わせを包含する。
粘滑薬は、フキタンポポ、コンフリー、トウモロコシの毛、シバムギ、アマニン、アイルランドゴケ、ラングワート、リコリッシュ、ゼニアオイ、マシュマロ、バーバスカム、オートミール、パセリピアート、アカニレ、およびこれらの組み合わせを包含する。
抗菌剤は、アミノグリコシド類、セファロスポリン類、マクロライド類、ペニシリン類、キノロン類、スルホンアミド類、およびテトラサイクリン類の抗生物質類に包含される。具体的な、例となる抗生物質剤は、ナフシリン(naficillin)、オキサシリン、バンコマイシン、クリンダマイシン、エリスロマイシン、トリメトプリム−スルファメトキサゾール、リファンピン、シプロフロキサシン、広域スペクトルペニシリン、アモキシシリン、ゲンタマイシン、セフトリアゾキソン(セフトリアゾキソン)、セフォタキシム、クロラムフェニコール、クラブラン酸エステル、スルバクタム、プロベネシド、ドキシサイクリン、スペクチノマイシン、セフィキシム、ペニシリンG、ミノサイクリン、β−ラクタマーゼ阻害剤、メズロシリン、ピペラシリン、アズトレオナム、ノルフロキサシン、トリメトプリム、セフタジジム、ダプソン、ネオマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、アモキシシリン、シプロフロキサシン、およびバンコマイシンを包含する。
抗ウイルス薬は、特にまたは一般的に、ピコルナウイルス、インフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、単純ヘルペス、帯状疱疹、エンテロウイルス、水痘およびライノウイルスなど、風邪と関連するウイルスの生物活性を調節する。例となる抗ウイルス薬は、アシクロビア、トリフルリジン、イドクスウリジン(idoxorudine)、フォスカルネット、ガンシクロビル、ジドブジン、ジデオキシシトシン、ジデオキシイノシン、ジピリダモール、スタブジン、シドフォビル、ファムシクロビル、バラシクロビル、バルガンシクロビル、アシクロビア、ジダノシン、ザルシタビン、リフィマンタジン、サクイナビル、インジナビル、リトナビル、リババリン、ネルフィナビル、アデフォビル、ネビラピン、デラビルジン、エファビレンツ、アバカビル、アマンタジン、エムトリシタビン、エンテカビル、テノホビル、ザナミビル、オセルタミビル、ICI130,685、インパルシン(impulsin)、プレコナリル、ペンシクロビル、ビダラビン、サイトカイン、およびこれらの組み合わせを包含する。
抗炎症薬は、アスピリンを包含しているサリチル酸誘導体、アセトアミノフェンを包含しているパラアミノフェノール(paraminophenol)誘導体、インドメタシン、スリンダクおよびエトドラックを包含しているインドールおよびインデン酢酸、トルメチンジクロフェナクおよびケトロラクを包含しているヘテロアリール酢酸、ブプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、フェノプレン(fenopren)、ケトロラック(ketorlac)、カルプロフェン、オキサプロジン(oxaprozine)を包含しているアリールプロピオン酸誘導体、メフェナム酸、メクロフェン(meclofen)アミド酸を包含しているアンスラニル酸、ピロキシカム、テノキシカム、フェニルブタゾンおよびオキシフェンタトラゾンを包含するエノール酸を包含する。
制酸剤は、シメチジン、ラニチジン、ニザチジン、ファモチジン、オメプラゾール、ビスマス制酸剤、メトロニダゾール制酸剤、テトラサイクリン制酸剤、クラリスロマイシン(clarthromycin)制酸剤、アルミニウムのヒドロキシド、マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、重炭酸カルシウムおよび他の炭酸塩、ケイ酸塩、ホスフェート、およびこれらの組み合わせを包含する。
抗真菌薬は、例えば、ケトコナゾール、フルコナゾール、ニスタチン、イトラコナゾール、クロミトラゾール(clomitrazole)、ナタマイシン、エコナゾール、イソコナゾール、オキシコナゾール、チアベンダゾール、チアコナゾール(tiaconazole)、ボリコナゾール、テルビナフィン、アモロルフィン、ミカファンギン(micfungin)、アンホテリシンB、およびこれらの組み合わせを包含する。
化学療法薬製剤は、シスプラチン(CDDP)、プロカルバジン、メクロレタミン、シクロホスファミド、カンプトテシン、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ビスフファン(bisulfan)、ニトロスウレア(nitrosurea)、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、ブレオマイシン、プリコマイシン(plicomycin)、マイトマイシン、エトポシド(VP16)、タモキシフェン、タキソール、トランスプラチナム(transplatinum)、5−フルオロウラシル、ビンクリスチン、ビンブラスチンおよびメトトレキサートおよび類似体またはそれらの変形した誘導体、ならびにこれらの組み合わせを包含する。
利尿薬は、これらに限定されないが、アセタゾラミド、ジクロルフェナミド、メタゾラミド、フロセミド、ブメタニド、エタクリン酸トルセミド、アゾセミド、ムゾリミン、ピレタニド、トリパミド、ベンドロフルメサイアザイド、ベンズチアジド、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフルメチアジド、メチクロチアジド、ポリチアジド、トリクロルメチアジド、インダパミド、メトラゾン、キネサゾン、アミロライド、トリアムテレン、スピロノラクトン、カンレノン、カンレノン酸カリウム、およびこれらの組み合わせを包含する。
精神治療薬は、トラジン(thorazine)、セレンチル(serentil)、メラリル(mellaril)、ミラジン(millazine)、チンダル(tindal)、パーミティル(permitil)、プロリキシン(prolixin)、トリラホン(trilafon)、ステラジン(stelazine)、スプラジン(suprazine)、タラクタン(taractan)、ナバン(navan)、クロザリル(Clozaril)、ハルドール(Haldol)、ハルペロン(halperon)、ロキシタン(loxitane)、モバン(moban)、オラップ(orap)、リスペリダール(risperdal)、アルプラゾラム(alprazolam)、クロルジアゼポキシド(chlordiaepoxide)、クローンゼパン(clonezepam)、クロラゼプ酸(clorezepate)、ジアゼパン(diazepam)、ハラゼパム(halazepam)、ロラゼパム(lorazepam)、オキサゼパム(oxazepam)、プラゼパム(prazepam)、ブスピロン(buspirone)、エルバビル(elvavil)、ナナフラニル(anafranil)、アダピン(adapin)、シネカン(sinequan)、トフラニール(tofranil)、サーモンティル(surmontil)、アセンジン(asendin)、ノルプラミン(norpramin)、ペルトフラン(pertofrane)、ルジオミル(ludiomil)、パメラー(pamelor)、ビバクチル(vivactil)、プロザック(Prozac)、ルボックス(luvox)、パキシル(Paxil)、ゾロフト(Zoloft)、エフェクサー(effexor)、ウェルブトリン(welibutrin)、セルゾーン(serzone)、デシレール(desyrel)、ナーディル(nardil)、パルネート(parnate)、エルデプリル(eldepryl)、およびこれらの組み合わせを包含する。
食欲抑制薬は、ベンズフェタミン、ジエチルプロピオン、マジンドール、フェンジメトラジン、フェンテルミン、フーディア、エフェドラ、およびカフェインを包含する。追加の食欲抑制薬は、以下の商標名で購入可能である:アジペックス(Adipex)、アジポスト(Adipost)、ボントリル(Bontril)PDM、ボントリルスロー(Bontril Slow)、ジドレックス(Didrex)、ファスティン(Fastin)、ロナミン(Ionamin)、マザノール(Mazanor)、メルフィアト(Melfiat)、オベニックス(Obenix)、フェンダイエット(Phendiet)、フェンダイエット−105、Pヘンターコット(hentercot)、フェントライド(Phentride)、プレジン(Plegine)、プレリュー(Prelu)−2、プロファスト(Pro−Fast)、PT105、サノレックス(Sanorex)、テニュエート(Tenuate)、サノレックス(Sanorex)、テニュエート、テニュエートドスパン(Dospan)、テパニル(Tepanil)10−タブ、テラミン(Teramine)、ザントリル(Zantryl)およびこれらの組み合わせ。
栄養補助食品および微量栄養素は、アロエ、ビルベリー、ブラッドルート、キンセンカ、トウガラシ、カモミール、キャッツクロー、エキナセア、ニンニク、ショウガ、イチョウ、ヒドラスチス、種々の朝鮮人参、緑茶、ゴールデンシール、ガラナ、カバカバ、ルテイン、イラクサ、トケイソウ、ローズマリー、ノコギリヤシ、セイヨウオトギリソウ、タイム、カノコソウ、およびこれらの組み合わせなどのハーブおよび植物性物質を包含する。カルシウム、銅、ヨウ素、鉄、マグネシウム、マンガン、モリブデン、亜リン酸、亜鉛、セレン、およびこれらの組み合わせなどのミネラル補給剤も包含される。他の添加され得る栄養補助食品は、ピコリン酸クロムおよびフェニルプロパノールアミンなどの体重減少試薬と同様のフラクトオリゴ糖、グルコサミン、ブドウ種子エキス、コーラエキス、ガラナ、エフェドラ、イヌリン、フィトステロール、植生化学物質、カテキン類、エピカテキン、エピカテキンガラート、エピガロカテキン、没食子酸エピガロカテキン、イソフラボン、レシチン、リコピン、オリゴフルクトース、ポリフェノール、フラバノイド、フラバノール、フラボノール、およびオオバコを包含する。ビタミンおよびコエンザイムは、チアミン、リボフラビン、ニコチン酸、ピリドキシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、フラビン、コリン、イノシトールおよびパラアミノ安息香酸、カルニチン、ビタミンC、ビタミンDおよびそれらの類似体、ビタミンAおよびカロテノイド、レチノイン酸、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB、ビタミンB12、ならびにこれらの組み合わせなどの水溶性または脂溶性ビタミンを包含する。
使用され得る具体的な、任意の追加医薬は、カフェイン、シメチジン、ラニチジン、ファモチジン、オメプラゾール、ジクロニン、ニコチン、およびこれらの組み合わせを包含する。
医薬は、所望の目的用の投薬量の好適なレベルに応じた好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、医薬は、チューインガム組成物の約0.01〜約2重量%の量で存在する。約0.01〜約2重量%の範囲で、医薬は、約0.05〜約1.25重量%、具体的には、約0.1〜1重量%である。
酸化防止剤は、β−カロチン、酸味料(例えば、ビタミンC)、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、ビタミンE、カルノシン酸、ロスマノール、ロスマリジフェノールなどのような天然および人工の酸化防止剤を包含する。酸化防止剤は、所望の目的に応じた好適な量で存在しうる。いくつかの実施形態において、酸化防止剤は、チューインガム組成物の約0.01〜約2重量%の量で存在する。約0.01〜約2重量%の範囲内で、抗酸化物質は、約0.05〜約1.25重量%、具体的には、約0.1〜1重量%であり得る。
防腐剤は、チューインガム製品の保存可能期間を改善する天然および合成の防腐剤を包含する。好適な防腐剤は、プロパン酸、安息香酸、およびソルビン酸を包含する。
チューインガム組成物の各成分の相対的な量は、所望のチューインガム組成物のふれーばーだけでなく、チューインガム組成物の特定の成分の同一性に応じ、当業者に容易に決定される。
本願明細書に開示されるガム組成物は、被覆されまたは被覆されてなく、およびスラブ、スティック、ペレット、ボールなどの形態でありうる。ガム組成物の異なる形態の組成物は、同様であるが、成分の割合に関して変更しうる。例えば、被覆されたガム組成物は、より低い割合の軟化剤を含有しうる。ペレットおよびボールは、ハードシェルを形成するために、砂糖溶液またはシュガーレス溶液のいずれかで被覆されているチューインガム核を有しうる。スラブおよびスティックは、通常、チューインガム核より食感において柔らかくなるように形成されている。ある場合には、ヒドロキシ脂肪酸塩または他の界面活性剤活性物は、ガムベースにおいて柔らかくする効果を有しうる。界面活性剤活性物がガムベースにおいて有しうる潜在的な望ましくない柔らかくする効果を調整するために、通常、より硬い食感を有するスラブまたは板ガムを形成するのが有効でありうる(すなわち、典型的に用いられるより少ない従来の軟化剤を用いる)。
中心充填ガムは別の一般的なガム形態である。そのガム部分は上記のものと同様の組成物および製造方法である。しかしながら、中心充填物は、典型的には、水溶性液体またはゲルであり、加工中にガムの中心に注入される。封入食品等級酸は、充填物の製造中に中心充填物に組み込まれ、全ガム組成物のチューインガム部分に直接組み込まれ、または中心充填物およびチューインガム部分の両方に組み込まれうる。中心充填ガムも任意に被覆され得、およびロリポップの形態などの種々の形態で調製されうる。
いくつかの実施形態において、チューインガムを調製する方法が提供され、その方法は、約5〜約90重量%の水−不溶性のガムベース、−C10アルケンおよび無水マレイン酸の約0.1〜約15重量%の交互共重合体の、および甘味剤、フレーバー調節因子または増強剤、香味料、芳香剤、冷却剤、温感剤、着色剤、医薬、口腔ケア剤、咽頭ケア剤、呼気清涼化剤、無機質アジュバント、増量剤、酸味料、緩衝剤、温感剤、刺激剤、口内湿潤化剤、フレーバー増強組成物、抗酸化物質、防腐剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される約5〜約50重量%の1以上の追加成分を混合する工程を含み、ここで全重量%は、チューインガム組成物の総重量に基づく。約5〜約90重量%の範囲内で、水−不溶性のガムベースの量は、約10〜約50重量%、特に約15〜約40重量%、およびより具体的には、約20〜約30重量%であり得る。水−不溶性のガムベースは、約5〜約90重量%の量で存在し得、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85および90重量%を包含しうる。約0.1〜約15重量%の範囲内で、交互共重合体の量は、約0.5〜約8重量%、具体的には約1〜約6重量%、およびより具体的には約2〜約4重量%でありうる。交互共重合体は、約0.1〜約15重量%の量で存在し得、0.5、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14および15重量%を包含している。約5〜約50重量%の範囲内で、1以上の追加成分の量は、約10〜約40重量%、具体的には約15〜約30重量%であり得る。追加成分は、約5〜約50重量%の量で存在し得、5、10、15、20、25、30、35、40、45および50重量%の量を包含している。
いくつかの実施形態において、チューインガム組成物を調製する方法は、ガムベースおよび交互共重合体を事前に混合しガムベースの事前ブレンドを形成する工程、およびガムベースの事前ブレンドおよび追加成分を混合する工程を含む。いくつかの他の実施形態において、チューインガム組成物の調製方法は、追加成分および交互共重合体を事前に混合し、追加成分の事前ブレンドを形成する工程、および、追加成分の事前ブレンドおよびガムベースを混合する工程を含む。追加成分の事前ブレンドをまず調製し、次いで、それをガムベースと混合するのが好ましい。本発明者らは、追加成分の事前ブレンドおよびガムベースを混合することにより調製されたチューインガム組成物が、ガムベース事前ブレンドおよび追加成分を混合することにより調製されたチューインガム組成物と比べて増強された分解特性を有することを見出した。理論に縛られないが、交互共重合体は追加成分と事前ブレンドされたとき、交互共重合体はチューインガム組成物により均一に分散され、したがって増強された分解特性を与えると考えられる。
分解性チューインガムを調製する方法のいくつかの実施形態において、交互共重合体は、約1μm〜約100μm(ASTM D 1921−01で測定)の平均粒径を有する粒子を含む粉末形態で提供される。1μm〜100μmの範囲内で、粒子の球相当径は、約2μm〜約80μmであり得、具体的には約5μm〜60μm、より具体的には約10μm〜約40μmであり得る。いくつかの実施形態において、交互共重合体は、上記のとおり封入形態で提供される。
チューインガム組成物は、当業者に公知の標準技法および装置を用いて調製されうる。いくつかの実施形態において、有用な装置は、チューインガム製造技術において公知の混合装置および加熱装置を包含し、それゆえ特定の装置の選択は、当業者に明確であるだろう。
いくつかの実施形態において、ガムピースは、当該技術分野で公知の任意の方法で利用される水性コーティング組成物で被覆されうる。コーティング組成物は、全ガムピースの約10〜約50重量%存在しうる。約10〜約50重量%の範囲内で、コーティング組成物の量は、約20〜約40重量%、具体的には約25〜35重量%であり得る。
外側コーティングは、硬質またはクランチ質でありうる。いくつかの実施形態において、外側コーティングは、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、イソマルト、または別の結晶性ポリオールを包含する。スクロースも用いられうる。香味料も、添加され、独特の製品特性を産出しうる。
存在する場合、コーティングは、様々な不透明な層を包含し得、そのため、チューインガム組成物は、美感、食感および保護目的のためにさらに1以上の透明な層で任意に保護されうるコーティングそのものを通してみることはできない。外側コーティングは、少量の水およびアラビアガムも含有しうる。コーティングは、さらにワックスで被覆され得る。コーティングは、各膜の間にコーティング溶液の連続的に塗布して乾燥する従来の手段で塗布されうる。他の着色料を添加しうるが、コーティングは乾燥すると、通常不透明で、通常白くなる。ポリオールコーティングは、さらにワックスで被覆されうる。コーティングは、さらに着色された薄片またはスペックルを包含する。
ガム製品が中心充填ガムである場合、コーティングはガムピースの熱安定性を増加させ、液体の充填物の漏れを予防することを補助するために形成されうる。いくつかの実施形態において、コーティングは、ゼラチン組成物を包含しうる。ゼラチン組成物は、40重量%溶液として添加され、コーティング組成物の約5〜約10重量%で存在し得、より具体的にはコーティング溶液の約7〜約8重量%で存在しうる。ゼラチンのゲル強度は約130ブルーム〜約250ブルームでありうる。
上述および他の実施形態は、さらに以下の実施例により詳細に説明されるが、請求項の効果的な範囲を限定するものではない。実施例ならびに明細書および請求項の全体にわたる全部分および割合は、特段の記載がない限り、最終組成物の重量に基づく。
実施例1および比較例1−調製および分解特性用試験
以下に記載される実験は、アルケンおよび無水マレイン酸の共重合体のチューインガムへの添加がチューインガムの分解特性を提供するという驚くべき知見を示す。
代替のアルケン−無水マレイン酸共重合体を含むチューインガム組成物および代替のアルケン−無水マレイン酸共重合体を含まないチューインガム組成物を調製した。当該チューインガム組成物を事前ブレンドとまず調製することにより調製した。当該事前ブレンドを、エチレン無水マレイン酸交互共重合体と表1に示す追加成分とを混合することにより調製した。比較例1のチューインガムは、いかなる交互共重合体を包含しないので、事前に混合する工程は必要なかった。後に、ガムベースを約175℃で溶融させた。ガムベースを溶融し、標準ミキサーに配置して、事前ブレンドを添加して約20分間十分に混合した。比較例1を調製するため、上記溶融したガムベースを上記追加成分と混合した。その後、得られた混合物を押出により所望の最終形態に成形し、次いで、錠剤形態に圧縮した。
組成物を表1にまとめる。約100,000〜500,000原子質量単位の重量平均分子量を輸するエチレンおよび無水マレイン酸の交互共重合体をAldrich社から得た。
実施例1および比較例1の完成したガム製品それぞれの個々のかけらを、Erweka DRT−1チューインガム装置の2つのナイロンネットの間に配置した。顎の間の空間を2.5mmに設定した。それから、かけらをpH8(口内のpHを模倣)でリン酸ナトリウム緩衝液(0.1mol/liter)20mL中、30分間、40ストローク/分で機械的に噛み、食塊を形成した。その後、上記ピース型をpH8.0(口内のpHを模倣)で0.1mol/Lのリン酸ナトリウム緩衝液の20mL中、30分間、40ストローク/分で機械的に咀嚼して、食塊を形成した。
実施例1および比較例1の咀嚼後のガムの食塊は、7日間、湿気のある室内のコンクリート平板に残っていた。湿気のある室内のコンクリート平板は環境条件を模倣する。当該平板を25℃、40〜55%の相対湿度で保存した。1日当たり150mLの水を、平板に均等に噴霧した。平板は15個のチューインガムの食塊サンプルを有し、それぞれの食塊サンプルを毎日およそ10mLの水に曝した。
図1は、湿気のある室内のコンクリート平板上で7日後の実施例1および比較例1の咀嚼された食塊を示す。右側の2つのサンプルは実施例1の咀嚼された食塊であり、左側の2つのサンプルは比較例1の咀嚼された食塊である。実施例1の咀嚼された食塊は、比較例1の咀嚼された食塊より実質的に多くの水を吸収していることが図1から明らかにわかる。図2は、実施例1の咀嚼された食塊の拡大像を示す。このチューインガムの食塊は、図2で観察され得るヒドロゲルの形態を示す。いくつかのヒドロゲルの領域を、図中矢印で示す。ヒドロゲル含有食塊は、その粘弾性の特性をはるかに喪失し、緩やかな物理的力で容易に破壊される。そのようなヒドロゲルの形態は、比較例1のチューインガムの食塊では観測されない。比較例のチューインガムの食塊は、その粘弾性の特性を維持し、粘着性を保持し続ける。
実施例1のガムの水分吸収特性をさらに示すため、実施例1のガムの別の咀嚼された食塊を9日間模倣環境条件に曝した。環境のシミュレーションを、上記のとおり湿気のある室内のコンクリート平板に食塊サンプルを配置することにより実施した。各食塊サンプルを毎日約10mLの水に曝した。
図3は、実施例1の咀嚼された食塊により、時間とともに吸収された水の量を、各時間点でのチューインガムの食塊の画像と共に示す。7日で、食塊は3g超の水を吸収し、ヒドロゲルの形成を示した。食塊を穏やかな物理的力(例えば、足音)で分解することが分かった。
本発明のチューインガムの水分吸収特性を定量化するため、別の実験を行った。比較例1および実施例1のチューインガムの食塊は、上記のとおり機械的に咀嚼された。両方のチューインガムの食塊を、吸収材表面に配置し、毎日10mLの水に晒し、当該食塊および吸収材表面を過剰の水を排水し、毎日重さを測定した。図4は、試験時間超で各実施例の型の4つの食塊の平均の水の量をプロットする。当該結果は、実施例1のチューインガムの食塊が約3.5gの水または0.5gの初期の食塊の重量に基づき約700重量%の水を吸収したことを示す。
実施例2〜7および比較例2:シュガーレスチューインガム組成物
7つの代表的なシュガーレスチューインガム組成物を表2にまとめる。6つの組成物(実施例2〜7)は、アルケンおよび無水マレイン酸の交互共重合体を含有する発明の組成物である。7つ目の組成物(比較例2)は、アルケンおよび無水マレイン酸のいかなる交互共重合体を包含しない比較例の組成物である。
チューインガム組成物を、まず事前ブレンドを調製することにより調製する。当該事前ブレンドは、アルケンおよび無水マレイン酸の交互共重合体と追加成分とを混合することにより調製され、ガムベースを約150〜175℃の温度で溶解させる。融解し、標準ミキサーに入れて、事前ブレンドを約1〜約20分間完全に混合する。その後得られた混合物を、従来の技術(例えば、とりわけ、押出、ローリングおよび棒に切断、ペレットに流し込み、次いで任意に塗布し、または錠剤に圧縮する)を用いて所望の最終形態に形成する。
実施例H〜N:砂糖で甘くしたチューインガム組成物
7つの代表的な砂糖で甘くしたチューインガム組成物を表3にまとめる。当該組成物の6つは、アルケンおよび無水マレイン酸の交互共重合体を含有する本発明の組成物である。7つ目の組成物(N)は、いかなるアルケンおよび無水マレイン酸の交互共重合体を含まない比較例の組成物である。
チューインガム組成物を、例えば2〜7に記載されるように調製する。
この書面による説明は、本発明を開示するため、またいずれの当業者も製造および本発明を使用することができるようにするための例(最良の態様を含む)を使用する。本発明の特許を受けることができる範囲は特許請求の範囲によって画定され、そして当業者に思い浮かぶ他の実施例を包含しうる。このような他の実施例は、特許請求の範囲の文字通りの文言と異ならない構造的要素を有する場合、またはこのような他の実施例が、特許請求の範囲の文字通りの文言からごくわずかな差異しか有しない均等な構造的要素を含む場合、特許請求の範囲の範囲内にあることが意図されている。
すべての引用された特許、特許出願、および他の参考文献は、参照によりその全体を本願明細書に援用したものとする。しかしながら、本願の用語が援用された参考文献の用語と相反するかまたは矛盾する場合、援用された参考文献からの矛盾する用語よりも本願からの用語が優先する。
本願明細書に開示されるすべての範囲は端点を包含し、端点は、独立に、互いに組み合わせることができる。
本発明を記載することに関する(とりわけ添付の特許請求の範囲に関する)、用語「1つの(a)」および「1つの(an)」および「その、当該、前記(the)」および類似の指示語の使用は、本願明細書に特段の記載がない限り、または文脈と明らかに相反しない限り、単数および複数の両方を包含するというように解釈されたい。さらには、用語「第1の」、「第2の」などは、本願明細書では、順序、品質、または重要性を何ら表さず、むしろ1つの要素を別の要素から区別するために使用されるということにさらに留意されたい。量に関連して使用される修飾語句「約」は、明記された値を含み、文脈によって明らかに理解される意味を有する(例えば、明記された量は、特定の量の測定に伴う誤差の程度を含む)。

Claims (18)

  1. 約5〜約90重量%の水−不溶性のガムベース、および約0.1〜約15重量%のC−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体、を含み、
    ここで全重量%は、チューインガム組成物の総重量に基づく、分解性チューインガム組成物。
  2. 約10〜約50重量%の前記水−不溶性のガムベースを含む、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  3. 約1〜約5重量%の前記交互共重合体を含む、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  4. 前記C−C10アルケンが、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  5. 前記C−C10アルケンがエチレンである、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  6. 前記交互共重合体が、約10,000〜約3,000,000原子質量単位の重量平均分子量を有する、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  7. 前記交互共重合体が、ASTM D 1921−01により測定して約1μm〜約100μmの平均粒径を有する粒子を含む粉末形態中に存在する、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  8. 前記交互共重合体が、ASTM D 1921−01により測定して約10μm〜約40μmの平均粒径を有する粒子を含む粉末形態中に存在する、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  9. 前記交互共重合体が、封入形態で存在する、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  10. 約1〜約5重量%の前記交互共重合体を含み、ここで、前記C−C10アルケンがエチレンを含む、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  11. 甘味剤、フレーバー調節因子、フレーバー増強剤、香味料、芳香剤、冷却剤、温感剤、着色剤、呼気清涼化剤、口内湿潤化剤、湿潤剤、酸味料、緩衝剤、刺激剤、口腔ケア剤、咽頭ケア剤、医薬、無機質アジュバント、増量剤、抗酸化物質、防腐剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される約5〜約50重量%の1以上の追加成分をさらに含む、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  12. Erweka DRT−1チューインガム装置により、pH8でリン酸ナトリウム緩衝液(0.1mol/liter)20mL中、30分間、40ストローク/分で噛んだ際に、前記チューインガム組成物の食塊はそれ自身の重量の少なくとも5倍の量の水を吸収する、請求項1に記載のチューインガム組成物。
  13. 約5〜約90重量%の水−不溶性のガムベース、約0.1〜約15重量%のC−C10アルケンと無水マレイン酸との交互共重合体、ならびに
    甘味剤、フレーバー調節因子、フレーバー増強剤、香味料、芳香剤、冷却剤、温感剤、着色剤、呼気清涼化剤、口内湿潤化剤、湿潤剤、酸味料、緩衝剤、刺激剤、口腔ケア剤、咽頭ケア剤、医薬、無機質アジュバント、増量剤、抗酸化物質、防腐剤、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される約5〜約50重量%の1以上の追加成分、
    を混合する工程を含むチューインガム組成物のチューインガム組成物の分解可能な調製方法。
  14. 前記混合工程が、前記ガムベースと前記交互共重合体とを事前混合し、ガムベース事前ブレンドを形成する工程、および前記ガムベース事前ブレンドと追加成分とを混合する工程を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記追加成分と前記交互共重合体とを事前混合し、追加成分の事前ブレンドを形成する工程、および追加成分の事前ブレンドと前記ガムベースとを混合する工程を含む、請求項13に記載の方法。
  16. 前記交互共重合体が、ASTM D1921−01により測定して約1μm〜約100μmの平均粒径を有する粒子を含む粉末形態中に存在する、請求項13に記載の方法。
  17. 前記交互共重合体が、ASTM D1921−01により測定して約10μm〜約40μmの平均粒径を有する粒子を含む粉末形態中に存在する、請求項13に記載の方法。
  18. 前記交互共重合体が封入形態で提供される、請求項13に記載の方法。


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