JP4982485B2 - 液体充填チューインガム組成物 - Google Patents

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Description

(関連出願)
本願は、2006年2月24日出願の米国仮特許出願第60/776641号、及び2005年5月23日出願の米国仮出願第60/683634号、及び2005年2月7日出願の米国仮出願第60/650768号の優先権を主張するものであって、2004年8月25日出願の米国特許公開第10/925822号の一部継続出願である、2005年8月24日出願の米国特許公開第11/210954号の一部継続出願であり、これらすべての内容を、本願に引用して援用する。
(技術分野)
本発明は多層液体中心充填チューインガムに用いる組成物であって、それにより相当な時間その流動性が維持されるものに関する。個々のガムピース(封入された成分などの液体中心を有する本発明の組成物を含む)は、ガム領域によって囲まれ、任意に外部のコーティング層によって更にコーティングしてもよい。
液体又は中心充填ガム及びその他菓子製品に対する広範囲な需要が今日存在する。一般に、これらの製品は固体状の外側部分と、軟質又は液体状の中心部分を有している。外側部分は、適切なタイプのチューインガム又はバブルガムとするこができ、一方、中心部分は一般にシロップ状の粘稠度を有する風味材料とすることができる。
外側にハードシュガー又はシュガーレス殻を有するチューインガム又はバブルガムコアを有する製品も存在する。これらの製品として、例えばChiclets(登録商標)、Clorets(登録商標)、及びDentyne−Ice(登録商標)の製品名で販売されている著名な粒ガム製品が挙げられる。液体充填ガム及びコーティングガム製品の両タイプとも広範囲な需要が存在する。
液体充填中心部分、その液体を取り囲むチューインガム又はバブルガム材料による第2層、及び硬質な外殻又はコーティングを有する従来の中心充填ガム製品では、ガムベース領域への液体の望ましくない移動が問題になる。その結果、許容できない不良品が生じることになる。中心充填材が失われると、ガムの初期官能性(すなわち初期の液体噴出)に影響を及ぼすだけでなく、製品の物理的外観及び全体的な製品の保存安定性にも影響を及ぼしうる。
中心充填材の液性喪失の原因として考えられるものの1つは、中心充填材からの、それを取り囲むガム層への水分の移動である。この問題は中心充填組成物の変更により対処することが最も多い。
特別に調製した中心充填組成物により流動性喪失に関する課題を克服した特許としては、水素化デンプン加水分解物を含む中心充填材(Cifreseらの特許文献1)、水と水素化デンプン加水分解物との組み合わせを含む中心充填材(Frielloの特許文献2)、並びにプロピレングリコール及びソルビトールを含む中心充填製剤(Terrevazziの特許文献3(「Terrevazzi」))が挙げられる。
流動性の喪失に対処する他の試みとして、中心充填材の水含有量を制御することを意図する製剤が提供されている。具体的には、Glassらの米国特許第4683138号では、低水分の液体中心充填ガム組成物が開示されている。
市販の中心充填ガム組成物に共通する要素の1つとして、ガムピースのサイズが挙げられる。Terravazziに開示のものをはじめとして、かかるチューインガムピースの重量は、平均して約5gである。本発明以前には、より小さな中心充填ガムピース、すなわち、1ピースあたり3g未満のものが提供されたことはなく、よってこのような小さいピースでは中心充填ガムに関わる問題は存在しなかった。2〜3gの大きさの小さいガムピース、及び粒ガムなどの構造は、液体充填材に対してより広い表面積を有し、このため、中心充填材の流動性の維持と、周りのガム領域への移動やこれを通過する移動を防止することが、より重要且つ有意義になる。
米国特許第4466983号公報 米国特許第4250196号公報 米国特許第4252829号公報
新規なガム組成物、特にハードコーティング又はクランチコーティングされたガム組成物であって、中心充填ガムと組み合わせて所望の硬質殻コーティング層を提供し、一方で流動性の喪失が少ないガム組成物に対するニーズが存在する。また、中心充填ガムであって、製造中及びその保存期間中にその液体中心が保持され、並びに液体状の中心充填材の特性を損なうことなく小さなピースサイズで調製できるものに対するニーズが存在する。更に、甘味及び風味強度などの官能特性が長続きする中心充填材チューインガムがより望ましい。
一実施形態では、液体中心充填組成物を含んでなる組成物及び生成物であって、時間経過後もそれらの流動性が保持され、液体中心充填材及び/又は中心充填材を囲む領域への時間経過による液体中心充填材の移動や凝固が防止されるものに関する。一実施形態の液体充填材は、少なくとも1つの調節放出成分を含んでもよい。
一実施形態では、中心充填材の流動性の低下を防止する中心充填組成物に関する。一実施形態では、組成物は中心充填組成物を囲むガム領域(ガムベースを含有する)を有してもよい。ガム領域は、25℃で72重量%未満の水溶性を有するポリオール組成物を含んでもよい。ガム領域を囲む硬質シェルコーティングを組成物に適用してもよい。
一実施形態では、中心充填組成物、前記中心充填組成物を囲むガム層及び前記ガム層を囲むコーティングを含むガム組成物であって、前記ガム層が高密度に充填された結晶構造を有するポリオール組成物を含んでなる水分バリア成分を含有するガム組成物に関する。
一実施形態では、多層中心充填材ガムを調製する方法は、次の工程を含む。
(a)前記ガム層に対して約30%〜約80重量%でマルチトールを含有するポリオールを含んでなるチューインガム層の液体充填ロープを押し出す工程と、
(b)前記ロープをサイズ調整する工程と、
(c)前記ロープを錠剤成形機に供給する工程と、
(d)前記ロープを冷却する工程と、
(e)前記液体充填ロープから個々のピースを形成する工程と、
(f)前記個々のピースを冷却する工程と、
(g)前記個々のピースをハードコーティングでコーティングする工程。
一実施形態では、ガム組成物を以下の通りに調製してもよい。
(a)前記ガム層に対して約30%〜約80重量%でマルチトールを含有するポリオールを含んでなるチューインガム層の液体充填ロープを押し出し、
(b)前記ロープをサイズ調整し、
(c)前記ロープを錠剤成形機に供給する工程と、
(d)前記ロープを冷却する工程と、
(e)前記液体充填ロープから個々のピースを形成する工程と、
(f)前記個々のピースを冷却する工程と、
(g)前記個々のピースをハードコーティングでコーティングする工程。
一実施形態では、ガム組成物は中心充填組成物及び前記中心充填組成物を囲むガム層を有し、前記ガム層はエリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、イソマルト、ラクチトール及びそれらの組み合わせから選択されるマルチトール及びポリオールを含有するポリオール組成物を含んでなり、前記のマルチトール及び他のポリオールは、25℃で前記組成物に72%未満の水溶性を提供するのに充分な量で含有される。
一実施形態では、組成物にはエリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、イソマルト、ラクチトール及びそれらの組み合わせから選択されるマルチトール及びポリオールが含有されてもよく、前記マルチトール及び前記他のポリオールは前記組成物に25℃で72%未満の水溶性を提供するために充分な量で含有される。
一実施形態では、ガム組成物には、前記チューインガム組成物に対して0超〜約10重量%で中心充填層、前記チューインガム組成物に対して約55%〜約65重量%でガム層、並びに前記チューインガム組成物に対して約25%〜約35重量%でコーティングが含有され、また前記ガム組成物には、約3g以下のガムピースが更に含有される。
一実施形態では、ガム組成物には、中心充填組成物、前記中心充填組成物を囲むガム層、前記ガム層を囲むコーティング層を有してもよく、前記中心充填組成物が前記ガム層より低い水分活性を有する。あるいは、実施形態によっては、中心充填材の水分活性が周囲のガム層より高くてもよい。
一実施形態では、ガム組成物には、中心充填組成物、前記中心充填組成物を囲むガム層、前記ガム層を囲むコーティング層を有してもよく、前記ガム層にはマルチトールを含有するポリオール組成物を含まれ、前記ガム領域にはスチレンブタジエンコポリマー(SBR)ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレンコポリマー、ポリエチレン、ポリビニルアセテート(PVA)及びそれらの組み合わせから選択されるガムベースが含まれる。
一実施形態にかかるガム組成物は、
(a)液体充填組成物、及び
(b)液体充填組成物を囲むガム領域(ガムベースを含有する)を有し、
前記ガム領域には更に25℃で72重量%未満の水溶性を有するポリオール組成物
(少なくとも1つのポリオールを含んでなる)が含有される。ガム領域は第1の水分活性を有し、液体充填組成物は第2の水分活性を有する。ガム組成物の所望の特徴に応じて、第1の水分活性は、第2の水分活性より大きくても、等しくても、又は小さくてもよい。
本明細書では、移行句「comprising(含んでいる)」(「including(含んでいる)」と同義で、「comprises」等も同様)、「containing(含有している)」又は「characterized by(特徴とする)」は、包括的すなわちオープンエンド型であり、クレームの前文又は本文のいずれかでの使用に関わらず付加的な、記載していない要素又は方法の工程を除外しない。
本明細書では、「バブルガム」及び「チューインガム」の用語は交換可能に用いられ、双方ともいかなるガム組成物も包含される。
本発明において、「第一部位」「液体充填材」及び「中心充填材」の用語が、交換可能に用いられ、組成物中の最も奥の領域を指す。「中心充填材」の用語は、ガムピースが必ずしも左右対称であることを意味せず、すなわち「中心充填材」は単にガムピース中の他の領域中に存在するに過ぎない。一実施形態では、複数の中心充填材又は液体充填材が存在してもよい。
本明細書では、「第2領域」及び「ガム領域」の用語は、中心充填材(又は最内領域)に隣接するか若しくは少なくとも部分的に中心充填材を取り囲みうる組成物の領域を指すのに交換可能に用いられる。
本明細書では、「第3領域」及び「コーティング」の用語は、組成物の最外領域を指すのに交換可能に用いられる。
本発明において、「液体」の用語は、常温常圧で一定に流動するか又は流体特性を維持する組成物を指す。
本明細書では、「成分」の用語、及び「構成成分」の用語は、一実施形態のガム組成物に含有させることができる添加剤、固定剤、物質、材料、薬剤、活性成分、要素、又は部分のいずれかを指す目的で交換可能に用いられる。
本願明細書に記載の実施態様では、少なくとも1つの液体充填領域及びガム領域(ガムベースを含有する)を含んでなる多成分組成物が提供される。個々のガムピースは外側のガム層又はシェルを有してもよく、それにより典型的に、最初に噛んだときの歯切れの良さがそのガムピースに付与される。個々のガムピースは、ペレット、タブレット、ボール、ピロー、チャンク、スティック及びスラブなどの様々な形状に形成してもよい。
一実施形態では、組成物の成分は、ガム組成物の所望の形状に応じて異なる組成としてもよい。1つ以上の液体充填材領域は、ガム領域に関して同心的な構造をとってもよく、又は層状の構造をとってもよい。同心的な構造は、ボール、ピロー又はペレット形状の場合に適用でき、一方層状の構造はスラブ又はスティック形状の場合に適用できる。
本明細書に記載の中心充填ガム組成物及び他の組成物は、Degadyらの米国特許第6280780号(「Degady」、その全開示内容が本願に援用される)に記載の方法を含め、当該技術分野で公知のいかなる技術で形成してもよい。Degadyは、中心充填ガムペレットを形成するための装置及び方法を記載している。その方法は、先ずチューインガム層の液体充填ロープを押し出し、そのロープを一連の対のプーリ状ローラ装置を含むサイジング機構に通すことを特徴とする。ローラ装置は、当該一連のローラが打錠機構に導入する際に望ましいサイズ及び形状となるように、ガム材料のローラ又はストランドの「サイズ」を調整する。
次いで、エンドレスチェーン機構であり、双方がモータ及びギア機構によって同じ速度で回転する一対の回転鎖ダイ部材を含む打錠機構にロープを導く。チェーン機構の各々は、ガム材料のピース(ペレット又は錠剤)が形成されるダイ空洞を対合、形成させる複数の開放湾曲ダイ溝部材を含む。Degadyの技術はペレット状又はタブレット状のピースの形成に限定されるが、ガムピースは前記のように他の形状であってもよい。ダイ溝部材の形状を変更し、任意の所望の形状としてもよい。
ガムを打錠機構に導入する前、打錠機構から出た後のいずれか、又はその両方において、任意に冷却トンネルを通過させてもよい。打錠機構に入れる前のロープの冷却は、個々のピースの反跳を妨げるのに有利であり、よって生産性の増大をもたらしうる。
ガム材料の冷却済ピースは次いで調整及び更なる処理用の保存容器内に供給される。この時点で、冷却済のガム材料のピースを回転トンネル機構などのコーティングトンネル機構へと直接供給することができる。
形成されたガム材の部分が、最初に保存されるか、貯蔵容器に輸送されるか、又は直接コーティングのトンネル又は装置に供給されるかに関わらず、ガム材の個々のピースはその後従来技術におけるシュガーコーティング又はシュガーレスコーティングプロセスに供され、液体充填されたガム材の表面に硬い外殻が形成される。このタイプのコーティングプロセス又は装置は公知である。通常コーティングは材料上に多層状に適用されて、それによりガム生成物上に均一なコーティングが形成され、良質な表面となる。ハードコーティング材(本願明細書に記載されている砂糖、マルチトール、ソルビトール又は他のいかなるポリオールなど、及び任意に風味材)を、ガム材のペレット上に、それらがコーティング装置又はコーティングトンネルを通過する際にスプレーし、転摩する。更に、調整されたエアーをコーティングトンネル又は装置中を循環又は圧入させ、生成物上に形成された各々の一連のコーティング層を乾燥させる。
コーティング組成物は、中心充填材、ガム領域及びコーティングを含めた個々のガムピースに対して約2〜約60重量%、より具体的には20〜約40重量%、更に具体的には25〜35重量%(更に具体的には約30重量%)で調節することができる。コーティングには、主成分として砂糖又はマルチトールのようなポリオールを含有させてもよく、また風味材、着色材などの、ガム領域に関して後述するものを含有させてもよい。
中心充填チューインガムでは、ガム領域に存在するポリオール組成物及びガムベース組成物を修飾することによって、中心充填材からガム領域までの水分の移動が防止される。これは、液体中心充填生成物の製造及び貯蔵性に関連する課題に完全に対処できなかった上述の従来法とは一線を画すものである。
本発明の一実施形態では、より小さなピースサイズの態様が包含される。例えば、これまで市販されてきたガムの最小のピースサイズのものは、通常ペレット形状である。これらのピースサイズは現在では約5〜7gである。一実施形態では、液体充填製品は、該液体がガム領域内又はコーティングを越えて移動したり、流動性を喪失したりすることなく、実質的に更に小さいピース、すなわち重量で50〜60%小さいピースとして作製されている。本発明に係る幾つかの実施形態では、硬質コーティングの殻を含め約0.5g超、更に具体的には1.5g超〜約3gの、液体充填ガムピースのサイズ範囲が提供される。更に、一実施形態では、ガムピースは中心充填材、ガムベースを含むガム領域、及び外側コーティングからなってもよい。このようなガムピースは1ピース当たり約2.2gの総重量であってよい。
液体充填材の実施形態に関し、このように小さなサイズのピース、特に液体自体の重量に対して比例的大きな液体−充填材表面積を有するガム形状又は構造では、異なる因子の相互作用に起因して中心の流動性が失われる傾向がより強いことが見出されている。一つの理論に限定されるのではないが、これらの要因としては液体充填材に直接接触するガム領域の面積に比して液体充填材の量が少ないこと、中心充填材とその型のエラストマーとの相互作用(すなわち、SBR対非SBR)、液体充填材成分とのガム領域成分の適合性、及びガム領域で用いるポリオールの潜在的毛管作用が挙げられる。例えば、米国でガム調製物に通例使用されているソルビトールは緻密な結晶構造を採らず、スポンジ様の外観を与える。したがって、約3g未満の中心充填ガムピースを提供するために、本発明の一実施形態では、ガム及びガムベースを変更して高密度かつ細密に充填された結晶構造を有するポリオール組成物を採用し、それにより従来のソルビトールによるガム領域の場合のスポンジ状構造と異なり、流動性の喪失の防止効果を向上させた中心充填ガムピースの提供が可能となる。
他の有用な中心充填材ガム、その中に使用される組成物及び/又は成分に関しては、以下の同時係属の特許出願を参照されたい(それらの全開示内容が本願明細書に援用される)。
米国特許出願第60/776,748号(代理人参照No.1421−5 CIP II/P)、2006年2月24日出願、「液体充填チューインガム組成物」;
米国特許出願第60/776,642号(代理人参照No.1421−5 CIP TLIfP)、2006年2月24日出願、「液体充填チューインガム組成物」;
米国特許出願第60/776,637号(代理人参照No.1421−5 CIP V/P)、2006年2月24日出願、「中心充填チューインガム組成物」;
米国特許出願第60/776,508号(代理人参照番号137 1421−P)、2006年2月24日出願、「バリヤー層を有する中心充填チューインガム」;
米国特許出願第60/776,382号(代理人参照番号138 1421−P)、2006年2月24日出願、「中心充填チューインガム組成物」;
そして、米国特許出願第60/776,699号(代理人参照番号139 1421−P)は、2006年2月24日出願、「マルチ−モダリティチューインガム組成物」。
ガム領域
ガム領域(請求項では第二部位と称する)は、液体充填材を包囲し、その液体が移動したり不完全な放出を防止するためのバリアとして機能する。液体中心充填材を収容するための1つ以上の空腔がガム領域に存在してもよい。空腔の形状は、主にチューインガムピースの最終的な構造に依存する。液体充填材の重量に対する所望の空腔表面領域の比率の選択によって、ガム領域への液体充填材の移動の減少を最適化できる。従来市販されているガムピースより実質的に小さいガムピースサイズとしたいときに、これは特に有用である。特に、ガムピース全体の重量が2〜3gのサイズの液体充填ペレットガムを得ることに成功した。また、更に小さいガムピース(約0.5g)としてもよい。
一実施形態では、ガム領域は不均な厚みを有してもよい。特に、層状構造の実施態様のガム領域では、ガムピースの側部よりも端部が薄くてもよい。
前述のとおり、一実施形態、特に液体充填材を用いる実施形態では、本明細書に記載のようなポリオールの少なくとも1つを含む修飾ポリオール組成物を添加するのが好適である。更に、修飾ポリオール組成物と組み合わせた、ガム領域への非SBRガムベースの採用は、安定な液体充填チューインガム組成物を得るのに特に有用であることが見出されている。
ガム領域はガムベースを含有してもよい。ガムベースはチューインガムの分野で公知のいかなる成分を含有してもよい。例えば、ガム領域はエラストマー、増量剤、ワックス、エラストマー溶剤、乳化剤、可塑剤、充填剤及びそれらの混合物を含有してもよい。中心充填材、ガム領域及びコーティング層を含む3成分組成物に含有させるガム領域の場合、ガム領域はチューインガムピースの約40重量%〜約97重量%、更に具体的には約55重量%〜約65重量%、更に具体的には約62重量%で含有されるのが好適である。
ガム領域には、前記ガム領域に対して約30〜約80重量%の、特に50〜約60重量%で少なくとも1つのポリオールを含んでなる特殊なポリオール組成物を含有させてもよい。ポリオール組成物としては、マルチトール、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、マンニトール、イソマルト、ラクチトール及びそれらの組み合わせが挙げられるがこれに限らず、公知技術のいかなるポリオールを用いてもよい。Lycasin(商標)(水素化された澱粉加水分解物、ソルビトール及びマルチトールを含有してもよい)を使用してもよい。
ガム領域で用いるポリオール組成物又はポリオール類の組み合わせの量は、ガムベースで用いるエラストマーのタイプ及び使用される当該特定のポリオールなどの多くの因子に依存する。例えば、ポリオール組成物の総量がガム領域の約40重量%〜約65重量%の範囲である場合、ガム領域の重量に対して、約0〜約10重量%までの量のソルビトールに加えてマルチトールの量が約40重量%〜約60重量%であるとよく、更に具体的には、ガム領域の重量に対して、約5重量%〜約10重量%のソルビトールと組み合わせたマルチトールの量は約45重量%〜約55重量%であってよい。
マルチトールは、飲料及び食品の調製における増量剤として有用な、甘味性の水溶性糖アルコールであり、米国特許第3708396号に更に詳細に記載されている(その開示内容は本願に援用される)。マルチトールは最も一般的な還元二糖であるマルトースの水素化によって製造され、デンプン及びその他天然産物中に含まれる。
1つ以上の異なるポリオールを含んでよいポリオール組成物は、遺伝子改変生物(「GMO」)又はGMO不含材料に由来するものであってよい。例えば、マルチトールはGMO不含マルチトールであってもよく、又は水素化デンプン加水分解物によって提供されてもよい。本発明において、「GMO不含」の用語は、遺伝子改変生物を利用しない工程に由来する組成物を指す。
一実施形態では、ソルビトールより結晶密度の大きいマルチトールを含むポリオール組成物を含有してもよい。ソルビトールより大きい結晶密度を呈する他のポリオールとしては、キシリトール及びマンニトールが挙げられる。ポリオールの結晶密度が大きいほどバリア特性は良好である。具体的には、結晶密度がより高いポリオールによって孔が少ない構造が得られ、液体充填材からガム領域への潜在的な水分又は流体の移動に対する表面積がより小さくなる。
砂糖(スクロース)はポリオールを含めた甘味料の比較に用いるベースラインとして一般に認知されているため、ポリオール組成物の幾つかの実施形態として同様に記載される。例えば、ポリオール組成物はスクロースの甘味の約50%を上回る甘味を有することもある。更に具体的には、本発明のポリオール組成物はスクロースの甘味の約70%を上回る甘味を有することもある。
一実施形態のポリオール組成物は、組成物の溶解性で表してもよい。ポリオール組成物の溶解性は、組成物に含まれる1つ以上のポリオールの溶解性に依存する。例えば、マルチトールがポリオール組成物に含まれる唯一のポリオールであれば、ポリオール組成物の水における溶解性は25℃で約60%であろう。
一実施形態において、異なるポリオールのブレンドを用いてもよい。有用なポリオールの例としては、エリスリトール、ラクチトール、キシリトール、マンニトール、マルチトール、ソルビトール、イソマルト及びそれらの組み合わせが挙げられる。1つ以上のポリオールのブレンドが使用される場合、ポリオール組成物の溶解性は、当該ブレンド中のポリオールの量の重量比、及び含まれる個々のポリオールの各々の溶解性に依存する。例えば、2種以上のポリオールの組み合わせ(25℃の水溶性が60%であるマルチトール、及び25℃の水溶性が約72%であるソルビトールを含む)の場合、約60%〜約72%の水溶性の範囲を有する。含まれる2種以上のポリオールに依存する他の好適な溶解性範囲は、25℃で約40%〜約60%の範囲、及び25℃で55%〜65%の範囲である。溶解性の範囲は、使用される特定のポリオールによって変化しうる。代替的な好適な溶解性のポリオールの組み合わせとして、スクロース(すなわち67%未満)を下回る溶解性を有するものが挙げられる。
一実施形態では、ポリオール組成物は種々のサイズの粒子を含有してもよい。具体的には、ポリオール組成物の平均粒子径は約30ミクロンから約600ミクロン、更に具体的には、約30ミクロンから約200ミクロンの範囲である。
ガム領域に含有させるガムベースの量は変化させることもできる。ガムベースは、ガム領域に対して約25%〜約45重量%までの量でガム領域に含有させることができる。ガムベースのより具体的な範囲は、ガム領域に対して約28%〜約42重量%まである。より具体的には、約28%〜約30%、又は約28%〜約35%であってもよい。
ガムベースに用いられるエラストマー(ゴム類)は、所望のガムベースのタイプ、所望のガム組成物の粘稠度、及び最終的なチューインガム製品を作るため組成物に使用される他の成分などの様々な要因に応じて柔軟に変化させてもよい。エラストマーは当該技術分野で公知の何れの水不溶性ポリマーでもよく、チューインガム及びバブルガムに利用されるようなガムポリマーが包含される。ガムベースに好適なポリマーとしては、天然及び合成エラストマーの双方が例示される。例えば、ガムベース組成物に好適なポリマーとしては、限定されないが、チクル、天然ゴム、クラウンガム、ニスペロ、ロシジンハ、ジェルトング、ペリーロ、ニガー グッタ、ツヌ、ブラータ、グッタペルチャ、レチ カプシ、ソルヴァ、グッタ カイなどの天然物(植物由来)等、及びそれらの組み合わせ等が挙げられる。合成エラストマーの例として、限定されないが、スチレン−ブタジエンコポリマー(SBR)、ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレンコポリマー、ポリエチレン、ポリ酢酸ビニル等、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
更なる有用なポリマーとして、架橋ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリレート、乳酸のコポリマー、ポリヒドロキシアルカノエート類、可塑化エチルセルロース、ポリ酢酸ビニルフタレート、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
ガムベースに用いるエラストマーの量は、使用するガムベースのタイプ、所望のガム組成物の粘稠度、及び最終的なチューインガム製品を作るために組成物中で使用する他の成分などの様々な因子に応じて変化させてもよい。通常、エラストマーはガム領域の約10重量%〜約60重量%、望ましくは約35重量%〜約40重量%の量でガムベース中に含有される。
一実施形態では、ガムベースはワックスを含有してもよい。これによりポリマーエラストマー混合物が軟化し、且つガムベースの弾力性が向上する。ワックスを用いる場合、約60℃未満、好ましくは約45℃から約55℃の間の融点を有する。低融点ワックスはパラフィンワックスであってよい。ワックスはガムベースの約6重量%〜約10重量%、好ましくは約7重量%〜約9.5重量%の量でガムベース中に含有させてもよい。
低融点ワックスに加えて、ガムベースの約5重量%を上限とする量で、高融点ワックスをガムベース中に用いてもよい。かかる高融点ワックスとして、ビーズワックス、植物性ワックス、カンデリラロウ、カルナウバロウ、多種の石油ワックス等、及びそれらの混合物が挙げられる。
上記の成分に加えて、ガムベースはエラストマー溶剤、乳化剤、可塑剤、充填剤、及びそれらの混合物から選択される成分など、種々の他の成分を含有してもよい。
ガムベースは、エラストマー成分の軟化を補助するエラストマー溶剤を含有してもよい。かかるエラストマー溶剤として、当該技術分野で公知のエラストマー溶剤、例えばα−ピネン又はβ−ピネンのポリマーなどのテルピネン樹脂、ロジンのメチル、グリセロール及びペンタエリスリトールエステル並びに水素化、二量化及び重合ロジンなどの修飾されたロジン及びガム、並びにそれらの混合物が挙げられる。本発明での使用に好適なエラストマー溶剤の例として、部分的に水素化したウッド及びガムロジンのペンタエリスリトールエステル、ウッド及びガムロジンのペンタエリスリトールエステル、ウッドロジンのグリセロールエステル、部分的に二量体化したウッド及びガムロジンのグリセロールエステル、重合したウッド及びガムロジンのグリセロールエステル、トール油ロジンのグリセロールエステル、ウッド及びガムロジン並びに部分的に水素化したウッド及びガムロジンのグリセロールエステル、並びにウッド及びロジンの部分的に水素化したメチルエステル等、並びにそれらの混合物が挙げられる。エラストマー溶剤はガムベースの約2重量%〜約15重量%、好ましくは約7重量%〜約11重量%の量でガムベースに用いてもよい。
ガムベースにはまた、単一安定系への非混和性成分の分散を補助する乳化剤を含有させてもよい。本発明で有用な乳化剤として、グリセリルモノステアレート、レシチン、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、プロピレングリコールモノステアレート等、及びそれらの混合物が挙げられる。乳化剤は、ガムベースの約2重量%〜約15重量%、更に具体的には、約7重量%〜約11重量%の量で用いてもよい。
ガムベースはまた、様々な望ましい食感と粘稠特性をもたらすように可塑剤又は軟化剤を含有させてもよいこれらの成分が低分子量であることから、可塑剤及び軟化剤はガムベースの基本構造に浸透でき、これを可塑性、且つ低粘度にすることになる。有用な可塑剤及び軟化剤としてラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリルトリアセテート、グリセリルレシチン、グリセリルモノステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、アセチル化モノグリセリド、グリセリン等、及びそれらの混合物が挙げられる。ワックス、例えば天然及び合成ワックス、水素化植物油、ポリウレタンワックスなどの石油ワックス、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、微結晶性ワックス、脂肪ワックス、ソルビタンモノステアレート、獣脂、プロピレングリコール、それらの混合物等をガムベースに添加してもよい。可塑剤及び軟化剤は通常、ガムベースの約20重量%までの量、更に具体的にはガムベースの約9重量%〜約17重量%の量でガムベースに用いられる。
可塑剤としては水素化植物油も挙げられ、これには大豆油及び綿実油が含まれ、それらを単独又は組み合わせて用いてもよい。これらの可塑剤により、ガムベースに良好な食感及び柔らかい噛感特性がもたらされる。これらの可塑剤及び軟化剤は通常、ガムベースの約5重量%〜約14重量%の量、更に具体的には約5重量%〜約13.5重量%の量で用いられる。
市販の米国薬局方(USP)等級などの無水グリセリンもまた、軟化剤として使用できる。グリセリンは好ましい甘味のシロップ状の液体であり、甘蔗糖の約60%の甘味を有する。グリセリンは吸湿性であるため、無水グリセリンはチューインガム組成物の調製期間中、無水条件下に保つのが好適である。
一実施形態では、本発明のガムベースは、充填剤及び食感向上剤として機能しうる無機質アジュバントなどの増量剤を有効量含有させてもよい。有用な無機質アジュバントとしては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン酸三カルシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム等、及びそれらの混合物が挙げられる。これらの充填剤又はアジュバントは、ガムベース組成物に対して様々な量で用いてもよい。充填剤の量は、ガムベースの約0〜約40重量%、更に具体的には約0〜約30重量%の量であってもよい。一実施形態では、充填剤の量は約0〜約15%、更に具体的には約3%〜約11%である。
着色剤、抗酸化剤、保存剤、風味剤などの様々な慣用の添加剤の有効量を、任意にガムベースに添加してもよい。例えば、二酸化チタン、並びにF.D.&C.染料として公知の食品、薬品及び化粧品用途に好適な他の染料を利用してもよい。ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピル、及びそれらの混合物などの酸化防止剤を添加してもよい。チューインガム技術の当業者に公知の他の従来のチューインガム添加物も、ガムベースに使用できる。ガム領域に、又は液体充填材領域若しくはコーティングに添加してよい種々の成分を、以下の「更なる成分」の表題のセクションで更に詳細に記載する。
一実施形態は、中心充填ガム組成物の製造方法に関する。ガムベース成分を混合する様式は限定的でなく、当業者に公知の標準的な技術及び装置を用いて実施される。代表的な方法において、エラストマーをエラストマー溶剤及び/又は可塑剤及び/又は乳化剤と混合して、1〜30分間撹拌する。低融点ワックスなどの残りの成分はその後、ガムベース混合物を再度1〜30分間混和しながら、まとめて又は少しずつ混合する。
ガム組成物には甘味剤(甘味料)、可塑剤、軟化剤、乳化剤、ワックス、充填剤、増量剤(担体、エクステンダー、増量甘味料)、無機質アジュバント、風味剤(風味料、着香料)、着色剤(着色料、発色料)、抗酸化剤、酸味料、増粘剤、薬品等、及びそれらの混合物からなる群より選択される従来の添加物を一定量含有させてもよい。これらの添加物の幾つかは、1つ以上の目的を果たすものであってもよい。例えば、シュガーレスガム組成物では、マルチトール又は他の糖アルコールなどの甘味料が増量剤として機能すると考えられる。
ガムベースでの使用に好適であるものとして前記した可塑剤、軟化剤、無機質アジュバント、ワックス及び抗酸化剤もまた、チューインガム組成物に使用できる。使用できる従来の他の添加物の例として、レシチン及びグリセリルモノステアレートなどの乳化剤、単独で又は他の軟化剤と組み合わせて用いられる、メチルセルロース、アルギネート、カラギーナン、キサンタンガム、ゼラチン、イナゴマメ、トラガント、ローカストビーンガム、ペクチン、アルギン酸塩、ガラクトマンナン、例えばグアーガム、イナゴマメガム、グルコマンナン、ゼラチン、デンプン、デンプン誘導体、デキストリン類、及びカルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体などの増粘剤、リンゴ酸、アジピン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、及びそれらの混合物などの酸味料、並びに、無機質アジュバントの項で前記したような充填剤が挙げられる。
一実施形態では、ガム領域に増量剤を含有させてもよい。好適な増量剤は水溶性であり、限定されないが単糖、二糖、多糖、糖アルコール類、及びそれらの混合物、ポリデキストロースとして公知の、商品名「Litesse」(登録商標)として市販されており、41−51 Brighton Road、Redhill、Surryey、RHl 6YS、イギリスのDanisco Sweeteners、Ltd.により製造されているポリマーなどの無秩序に結合したグルコースポリマー、イソマルト(Gotlieb−Daimler−Strause 12 a、68165 Mannheim、ドイツのPalatinit Sussungsmittel GmbHにより商品名PALATINITとして製造されているα−D−グルコピラノシル−1,6−マンニトール及びα−D−グルコピラノシル−1,6−ソルビトールのラセミ混合物)、マルトデキストリン類、水素化デンプン加水分解物、水素化ヘキソース類、水素化二糖、炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、リン酸二カルシウムなどのミネラル、セルロース類及びそれらの混合物から選択される甘味剤が挙げられる。
好適な糖増量剤として、単糖、二糖並びにキシロース、リブロース、グルコース(デキストロース)、乳糖、マンノース、ガラクトース、フルクトース(果糖)、スクロース(砂糖)、マルトース、転化糖、部分的に加水分解したデンプン及びコーンシロップ固体などの多糖、並びにそれらの混合物が挙げられる。
好適な糖アルコール増量剤として、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、ラクチトール、マルチトール、エリスリトール、イソマルト及びそれらの混合物が挙げられる。好適な水素化デンプン加水分解物としては、米国特許第4279931号に開示されたもの、並びに種々の水素化グルコースシロップ及び/又はソルビトール、マルチトール、水素化二糖、三糖以上の水素化多糖、若しくはそれらの混合物を含有する粉体が挙げられる。水素化デンプン加水分解物は主に、触媒によるコーンシロップの制御された水素化によって調製される。得られる水素化デンプン加水分解物は、モノマー、ダイマー及びポリマー(多糖)の混合物である。これらの糖類の異なる比によって、異なる性質の異なる水素化デンプン加水分解物が得られる。フランスのRoquette Freres製造の市販品LYCASIN(登録商標)、及びSPI Polyols,Inc社(New Castle,Delaware)製造の市販品HYSTAR(登録商標)などの、水素化デンプン加水分解物の混合物も有用である。
一実施形態の組成物に添加してよい甘味剤は、当該技術分野で公知の種々の甘味料のいずれであってもよい。これらは、以下の本明細書の「更なる成分」の項で更に詳細に記載するが、甘味の初期噴出及び/又は甘味の実感の長期化をもたらす、当該技術分野で公知の多くの別の物理的形態で用いてもよい。限定されないが、このような物理的形態としてスプレードライ、粉体、ビーズ形状などのフリー型、カプセル封入形態、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
望ましくは、甘味料はアスパルテーム、ネオテーム、スクラロース、及びアセサルフェームカリウム(Ace−K)などの高甘味度甘味料である。
一般的に、有効量の甘味料を利用して所望の甘味度としてもよく、この量を甘味料の選択によって変化させてもよい。一実施形態では、甘味料の量は使用する甘味料又は甘味料の組み合わせに応じて、ガム組成物の約0.001重量%〜約3重量%の量で調節する。各タイプの甘味料の量の正確な範囲は当業者によって選択され得る。
所望の色に着色するために着色剤を有効量で用いてもよい。着色剤として色素が挙げられ、これはガム組成物の重量に対して約6重量%を上限とする量で添加してもよい。例えば、二酸化チタンをガム組成物の約2重量%を上限とする量、好ましくは約1重量%未満の量で添加するのが好適である。着色剤としては、天然食品着色料、並びに食品、薬物及び化粧品での適用に好適な染料が包含される。これらの着色剤はF.D.&C.染料及びレーキ類として公知である。上記の使用に容認できる材料は好ましくは水溶性である。例示できる限定的でない例として、5,5−インジゴスズジスルホン酸の二ナトリウム塩である、F.D.&C.Blue No.2として知られるインジゴイド染料が挙げられる。同様に、F.D.&C.Green No.1として知られる染料には、トリフェニルメタン染料、すなわち4−[4−(N−エチル−p−スルホニウムベンジルアミノ)ジフェニルメチレン]−[1−(N−エチル−N−p−スルホニウムベンジル)−デルタ−2,5−シクロヘキサジエンイミン]の一ナトリウム塩がある。F.D.&C.着色剤、及びそれらの対応する化学構造の全ての完全な詳説は、Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、第5巻、857〜884頁に示され、この開示内容が本明細書に援用される。更なる着色成分については、以下の「更なる成分」のセクションに記載する。
ガム組成物で使用できる好適な油脂として、部分的に水素化された植物又は動物性脂肪、特にヤシ油、パーム核油、牛脂、及びラードなどが挙げられる。これらの成分を使用する場合、一般的にガム組成物の重量の約7重量%を上限とし、好ましくは約3.5重量%を上限とする量で含有させる。
一実施形態は、ガム領域の改良されたチューインガム組成物(チューインガム及びバブルガム組成物の双方が包含される)の調製方法に関する。チューインガム組成物は当業者に公知の標準的な技術及び装置を用いて調製してもよい。一実施形態にかかる有用な装置としては、チューインガム製造技術で公知の混合装置及び加温装置が挙げられ、ゆえに特定の装置の選択は当業者に自明である。
中心充填材層に関して、ガム領域は中心充填組成物の水分活性以上の水分活性を有するのが好適である。しかし、中心又は液体充填材の水分活性の方が高いことが望ましい組成物の場合には、中心充填組成物の水分活性がガム領域の水分活性より高くてもよい。水分含有量が高い場合、中心充填材中に含まれるキサンタンガム及びセルロースのような増粘剤の水和が補助される。
ガム領域の総水分含有量は、ガム領域重量の約14重量%であってもよく、更に具体的には約9重量%〜約14重量%の総水分含有量であり、並びに約5重量%未満の遊離水分含有量であってもよい。中心充填材は更に、前記中心充填材に対して、約0〜約35重量%、具体的には約22重量%の総水分(遊離及び固定水分を含む)を含有してもよい。
液体充填組成物
中心充填材又は液体充填組成物は、中心充填組成物による取り込みに使用される公知技術のいかなる成分を含有してもよい。具体的には、1つ以上の他のポリオールに加えて、全チューインガム組成物の重量(すなわち中心充填組成物、ガム領域及びコーティングを含めた重量)に対して0〜20重量%(より具体的には10重量%)の量でグリセリンを含有してもよい。さらに望ましくは、中心充填材は全チューインガム組成物の重量に対して約8重量%である。他のポリオール成分としては、望ましくはマルチトール、ソルビトール、キシリトール又はそれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、中心充填材領域は液体中心充填組成物で実質的又は完全に充填されてもよい。他の実施態様では、中心充填材領域は液体中心充填組成物で部分的に充填されるのみであってもよい。
一実施形態では、中心充填材領域には2つ以上の中心充填組成物が含まれてもよい。2つ以上の中心充填組成物は同じ形態であっても、異なる形態であってもよい。例えば一実施形態では、2つ以上の異なる液体の混合物が含まれてもよく、それらは混和性であってもなくてもよい。同様に、一実施形態では中心充填材領域に2つ以上の異なる固形物、半固体物又はガスが含まれてもよい。異なる形態の中心充填材の混合物も、一実施形態に含まれうる。例えば、液体及び固体を中心充填材領域に含めてもよい。2つ以上の液体が中心充填材領域において使用される一実施形態では、これらを同又は異なる量で含有させてもよく、またそれらは同様の又は異なる特徴を有してもよい。より具体的には、一実施形態では、2つ以上の中心充填組成物は、様々な特徴(例えば粘性、着色性、風味、味覚、知覚、成分、機能性成分、甘味料等)において異なってもよい。
一実施形態では、中心充填組成物には非液体状成分(例えばフレーバービーズ、フルーツ粒子、ナッツ片、調味料片、ゼラチン部分など)が含まれてもよい。
液体中心には、チューインガム及び菓子類技術で周知の上記のような一般的な成分(例えば香料、甘味剤など)及びそれらの混合物が含まれてもよい。菓子類添加物に加えて、液体中心には薬剤、呼気清涼化材、ビタミン、ミネラル、カフェイン、果汁などのような医薬用添加物、並びにそれらの混合物が含まれてもよい。菓子類及び医薬品を公知技術の多くの異なった物理的形態で用いて、甘さ及び味及び/又は治療効果のイニシアルバースト、又は風味の感覚及び/又は治療効果の長期にわたる持続が可能となる。この種の物理的形態は特に限定されないが、遊離型(例えば噴霧乾燥、粉末)、ビーズ形態及び封入形態、並びにそれらの混合形態が挙げられる。一実施形態の使用に適している液体中心に関する非限定的な例としては、米国特許第3894154号、第4156740号、第4157402号、第4316915号及び第4466983号において開示のものが挙げられ、全開示内容が本願明細書に援用される。適切な添加成分の具体的な例としては、タウリン、ガラナ、ビタミン、Actizol(商標)、クロロフィル、Recaldent(商標)の歯の漂白技術及びRetsyn(商標)が挙げられる。
更に一実施形態では、中心領域の物理的形態を変化させてもよい。一実施形態では、中心は製造時には固体で、その後時間の経過に従い液体になってもよい。一実施形態では、初期に固体である中心部分が基質−酵素混合物であってもよく、この場合酵素が基質に対して作用して固体を液化する。他の実施形態では、初期に固体である中心部分を、保存温度よりも低い温度で製造し、温度が保存温度に達すると中心が液化する固体としてもよい。一実施形態では、中心は液体の放出の際に破裂又は破壊されるまで固体のままである液体充填粒子である。一実施形態では、初期に固体である中心部分が遊離の水分を含むように構成された隣接領域と相互作用し、その結果中心部分が隣接領域から水分を吸引して液体になる構成としてもよい。
キサンタンガムを用いて、中心充填組成物の粘性を増加させるために用いることもできる。液体の粘度を上昇させることにより、液体のガムピース中への漏出を防止するという効果もある。キサンタンガムは、Keltrol(商標)の商品名でSignet Chemical Corporation社から市販されている。
一実施形態は、改良された中心充填チューインガム組成物の製造方法に関する。改良された組成物は、当業者に公知の標準的な技術及び装置を使用して調製してもよい。本明細書に記載の実施形態に係る有用な装置には、チューインガム製造技術で公知の混合・加温装置が含まれ、したがって具体的な装置選択は当業者に自明である。このような方法及び装置は例えば米国特許第3806290号及び第3857963号に記載されており、これらの開示を本願に引用して援用する。
コーティング組成物
コーティング組成物を中心充填組成物に含める場合、前記の方法を含め、当該技術分野で公知の何れの方法によって適用してもよい。コーティング組成物は、中心充填ガムピースの総重量の約2重量%〜約60重量%、更に具体的には約25重量%〜約35重量%、更に一層具体的にはガムピースの約30重量%の量で含有させてもよい。
外側コーティングは硬質、クランチ質又は軟質であってもよい。一般に、外側コーティングはソルビトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、イソマルト及び他の結晶化可能なポリオールを含んでよく、スクロースを用いてもよい。更に、コーティング自体を通してチューインガム組成物が見えなくなるように何層かの不透明層を含めてもよく、これらを美観目的、食感目的及び保護目的で更なる1つ以上の透明層を任意に被覆してもよい。外側コーティングはまた、少量の水及びアラビアゴムを含有してもよい。コーティングは更にワックスでコーティングしてもよい。コーティングはコーティング溶液の連続的な適用により各コーティングの間で乾燥させながら従来法にて適用してもよい。そのコーティングは通常乾燥するにつれ不透明になり、また普通白色となるが、他の着色剤を添加してもよい。ポリオールコーティングを更にワックスでコーティングしてもよい。コーティングに着色薄片又はスペックルを更に含有させてもよい。組成物にコーティングを含める場合、コーティング全体に1種以上の口腔ケア活性成分を分散させてもよい。これは、1種以上の口腔ケア活性成分が単一相組成物中で他の活性成分と非相溶性である場合に特に好ましい。風味料を添加して独自の製品特性を生じさせてもよい。
コーティングはガムピースの熱安定性の増大と、液体充填材の漏出防止を補助する態様で構成させてもよい。一実施形態では、コーティングにはゼラチン組成物を含有させてもよい。ゼラチン組成物は40重量%溶液として添加するとよく、コーティング組成物の約5重量%〜約10重量%、更に具体的には約7重量%〜約8重量%でコーティング組成物中に添加させるのが好適である。ゼラチンのゲル強度は、約130ブルーム〜約250ブルームであってよい。
所望の特性をもたらすために他の材料をコーティングに添加してもよい。これらの材料としては、限定されないがカルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ゼラチン、プルラン、アルギン酸塩、デンプン、カラギーナン、キサンタンガム、アラビアガム及びポリ酢酸ビニル(PVA)が挙げられる。
コーティング組成物には、任意の硬質コーティングに先駆けて個々のガムピースにプレコーティングを施してもよい。プレコーティングにはポリ酢酸ビニル(PVA)の適用が包含される。この場合、エチルアルコールなどの溶媒中のPVA溶液として適用してもよい。外側硬質コーティングが望ましい場合、PVAの適用は、総コーティングの約3重量%〜4重量%、又はガムピース(中心充填材、ガム領域及び硬質コーティングを含む)の総重量の約1重量%であってよい。
添加物成分
生理的冷感剤、咽頭鎮痛剤、香辛料、温感剤、歯の漂白剤、呼気清涼化剤、ビタミン、ミネラル、カフェイン、薬物及び他の活性成分などの更なる添加物を、チューインガム組成物のいずれか又は全体の部分若しくは領域にも添加してもよい。このような成分は、それらの意図した効果が得られるのに充分な量で用いる。
本明細書に示す更なる成分のいずれも、放出調節型、及び/又は非放出調節型(「遊離」型成分と称する場合もある)にて、中心充填材チューインガム組成物のいずれの領域に添加してもよい。一実施形態では、例えば単一の成分を放出調節型、及び遊離型で中心充填材チューインガムに添加してもよい。放出調節成分及び遊離成分は、中心充填材チューインガムの同じ領域に一緒に添加してもよく、又は一実施形態では2種の成分をガムの異なる領域に添加してもよい。
幾つかの他の実施形態では、例えば同じ機能性をもたらす2種の異なる成分(例えば2種の異なる風味、甘味、味、感覚等)を、中心充填材チューインガムに添加してもよい。一実施形態では、両成分が放出調節特性を有してもよい。あるいは、一実施形態では、成分の1つが放出調節型であってよく、一方他の成分が遊離型であってもよい。2種の成分を中心充填材チューインガムの同じ又は異なる領域に添加してもよい。
チューインガム組成物から任意に制御放出させようとする個々の成分のタイプとしては、限定されないが甘味料、風味料、活性成分、発泡成分、食欲抑制薬、呼気清涼化剤、歯科ケア成分、乳化剤、風味増強剤、脆性マスキング又はブロッキング成分、食用酸、微量栄養素、感覚剤、口内湿潤化成分、咽頭ケア成分、着色料、及びそれらの組み合わせが、挙げられる。上記成分は、例えば液状形態、スプレードライ形態又は結晶形態などの様々な形態としてもよい。一実施形態では、輸送システム又はチューインガム組成物は、同じタイプの成分を異なる形態で含有してもよい。例えば、チューインガム組成物はある液体状の風味料と、スプレードライ状の同じ風味料とを含有してもよい。一実施形態では、上記成分はその遊離又は封入形状であってもよく、また中心充填材、ガム領域又はコーティングなどのガム組成物のいずれの領域に存在させてもよい。
一実施形態では、消費者がそのチューインガムを噛む際に、風味若しくは甘味を知覚する時間が長くなったと感じる態様で、及び/又は長期間にわたって成分が放出若しくはその他利用できる態様で、成分の放出を調節する。放出調節は、封入などの当該技術分野で公知のいずれの方法によって実施してもよい。放出調節を封入により実施する場合、スプレーコーティング又は押出などの様々な手段によって実施してもよい。
更に、成分の初期放出及び長期放出を希望する場合、チューインガム組成物には非放出調節成分(場合により「遊離」成分と称する)と共に放出調節成分を含有させる。一実施形態では、遊離成分を用いて、成分(例えば風味料、冷感剤)の初期量若しくは「ヒット」を輸送してもよく、又は成分によって生じる初期の感覚若しくは効果(例えば風味、鼻への作用、冷感、温感、刺激(tingling)、唾液産生、呼気清涼化、歯の白色化、咽頭の鎮痛、口内湿潤化等)を輸送してもよい。一実施形態では、同じ成分を放出調節特性で提供して、同様の感覚又は効果を付加的に又は遅延的に提供できる。遊離成分と放出調節成分の双方を用いることによって、その成分に起因する感覚若しくは効果が長期間にわたって提供し、及び/又は消費者による感覚若しくは効果の知覚を改善してもよい。また、一実施形態では、成分の初期量又は「ヒット」により、そのチューインガム組成物の消費者の口又は知覚を指向させたり慣らしてもよい。
別の例として、一実施形態では、時間の経過に従いチューインガム組成物の成分が徐放されることが望ましいと考えられる。徐放性を付与するには、高濃度の成分が短期間放出されるのではなく、長期間にわたって低濃度の成分が放出されるよう、成分を調節するとよい。成分の徐放は、高濃度の成分により苦み又は他の悪い風味を呈する場合に好都合であると考えられる。成分の徐放はまた、短期間に高濃度で成分を放出することが結果的に、消費者に適切に輸送される成分の量の低下を引き起こす場合にも好都合であると考えられる。例えば、歯の白色化又は呼気清涼化成分の場合、成分を過量に速やかに提供し過ぎると、成分が消費者の歯、粘膜、及び/又は歯科充填材と相互作用する機会を持つ前に成分の大部分を消費者が嚥下するという結果ともなりえ、それによりチューインガム組成物の成分が無駄になるか、又は少なくとも成分による得られる効果が低減することとなる。
成分放出制御
異なる実施形態では、様々な技術、成分及び/又は輸送システムを用いて、チューインガム組成物の1つ以上の成分放出を制御してもよい。一実施形態では、1つ以上の上記技術、成分及び/又は輸送システムを用いてもよい。
一実施形態では、成分の封入によって引き起こされるチューインガム組成物の成分の利用又はその他放出の遅延は、全体的又は部分的に、以下の1つ以上の特徴に基づくものであってよい。すなわち、封入材料のタイプ、封入材料の分子量、成分を含有する輸送システムの引張強度、封入材料の疎水性、チューインガム組成物中の他の材料(例えば引張強度修飾剤、乳化剤)の存在、輸送システム中の1つ以上の成分の量の輸送システム中の封入材料の量に対する比、封入材料の層の数、所望の食感、風味、有効期限又はチューインガム組成物の他の特徴、封入されるべき材料の成分比等である。すなわち、輸送システム又はチューインガム組成物のこれらの特徴の1つ以上を変更又は制御することによって、チューインガム組成物の摂食の際のチューインガム組成物中の1つ以上の成分の放出をより効果的に制御でき、及び/又は輸送システム若しくはガム組成物中の1つ以上の成分に対する望ましい放出プロファイルが得られると考えられる。これは、チューインガム組成物の摂食の際のより肯定的な感覚又は消費者の実感、チューインガム組成物の摂食の際のこのような1つ以上の成分のより効果的な放出、必要となる成分の低減化(例えば成分のより効果的な放出によるチューインガム組成物中の成分量の低減が可能となる)、消費者にもたらされる治療的又は他の機能的効果の増大等をもたらすと考えられる。更に、一実施形態では、放出速度又はプロファイルを、特定の消費者群に適合する形に調節することもできる。
封入
一実施形態では、1つ以上の成分を封入材料で封入して、成分の放出プロファイルを調節してもよい。一般に、チューインガム組成物に用いる成分を封入材料で部分的又は完全に封入することにより、チューインガム組成物の摂食の際の成分の放出を遅延させることが可能となり、これにより、消費者の口、咽頭及び/又は胃の中で成分が利用可能になる時期、成分が利用可能になって別の成分と反応若しくは混合する時期、及び/又は成分が利用可能となり、幾つかの感覚及び/又は機能的若しくは治療的効果をもたらす時期が遅延することになる。これは、成分が水溶性であるか、又は少なくとも部分的に水溶性である場合に特に該当する可能性が高い。
一実施形態では、成分の放出を調節するのではなく、封入手段を採用し、成分に対して、又は成分からのバリア保護を設けてもよい。例えば、チューインガム組成物中の他の成分への酸の曝露を制限することが望ましい場合が多い。他の成分へのこのような酸の曝露を制限するために封入してもよいし、又は別の手段としては、チューインガム組成物中の他の成分を封入して、当該酸への曝露を制限してもよい。
成分の封入に用いる材料としては、成分による又は成分に対する保護バリアとして強固なマトリックス、固体コーティング又は膜を形成できる、水不溶性のポリマー、コポリマー又は他の材料が挙げられる。一実施形態では、封入材料は成分を完全に包囲、コーティング、被覆又は封入してもよい。他の実施形態では、封入材料は成分を部分的にのみ包囲、コーティング、被覆又は封入してもよい。様々な封入材料により、封入された成分の様々な放出速度又は放出プロファイルが提供されると考えられる。一実施形態では、輸送システムで用いる封入材料として、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、架橋ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリレート、ポリ乳酸、ポリヒドロキシアルカノエート、エチルセルロース、ポリ酢酸ビニルフタレート、ポリエチレングリコールエステル、メタクリル酸−コ−メチルメタクリレート、エチレン−酢酸ビニル(EVA)コポリマー等、及びそれらの組み合わせのうちの1つ以上が挙げられる。
一実施形態では、封入材料で封入する前に成分を前処理してもよい。例えば、成分との混和性を有しないか、又は少なくとも、封入材料と成分との混和性と比較して成分との混和性が低い「コーティング材料」で成分をコーティングしてもよい。
一実施形態では、同じチューインガム組成物に様々な成分を個々に封入するよう、封入材料を用いてもよい。例えば、輸送システムとしては、ポリ酢酸ビニルで封入されたアスパルテームが挙げられる。別の輸送システムとしては、ポリ酢酸ビニルで封入されたace−kが挙げられる。両輸送システムを、同じチューインガム又は他のチューインガム組成物の成分として用いてもよい。更なる例として、「Methods and Delivery Systems for Managing Release of One or More Ingredients in an Edible Composition」の発明の名称で、2005年5月23日に出願された、米国特許出願第60/683634号を参照されたい(その全開示内容が本願に援用される)。
一実施形態では、様々な封入材料を用いて、同じチューインガム組成物で用いる様々な成分を個々に封入してもよい。例えば、輸送システムとしては、ポリ酢酸ビニルで封入されたアスパルテームが挙げられる。別の輸送システムとしては、ポリ酢酸ビニルで封入されたace−kが挙げられる。両輸送システムを、同じチューインガム又は他のチューインガム組成物の成分として用いてもよい。多種の封入材料を用いて成分を封入した例として、「Process for Manufacturing a Delivery System for Active Components as Part of an Edible Composition」の発明の名称で2005年2月25日に出願された、米国特許出願番号第60/655894号に見出すことができる(その全開示内容が本願に援用される)。
封入方法
封入材料で1つ以上の成分を封入する多くの方法が公知である。例えば、一実施形態では、シグマブレード又はBanbury(登録商標)型ミキサーを用いてもよい。他の実施形態では、押出機又は他の型の連続ミキサーを用いてもよい。一実施形態では、スプレーコーティング、スプレー冷却、吸収、吸着、複合封入(例えば、風味料/シクロデキストリン複合体の作製)、コアセルベーション、流動層コーティング又は他の工程を用いて封入材料で成分を封入してもよい。
成分の封入の例としては、「Process for Manufacturing a Delivery System for Active Components as Part of an Edible Composition」の発明の名称で、2005年2月25日に出願された、米国特許出願番号第60/655894号が挙げられる(その全開示内容が本願に援用される)。成分封入の他の例としては、「Encapsulated Compositions and Methods of Preparation」の発明の名称で、2004年9月30日に出願された、米国特許出願番号第10/955255号が挙げられる(その全開示内容が本願に援用される)。成分封入の更なる例としては、「Thermally Stable High Tensile Strength Encapsulation Compositions for Actives」の発明の名称で、2004年9月30日に出願された、米国特許出願番号第10/955149号が挙げられる(その全開示内容が本願に援用される)。成分封入の更に別の例としては、「Stable Tooth Whitening Gum with Reactive Components」の発明の名称で、2005年2月7日に出願された、米国特許出願番号第11/052672号が挙げられる(その全開示内容が本願に援用される)。更なる封入技術及びそれにより得られる輸送システムとしては、米国特許第6770308号、第6759066号、第6692778号、第6592912号、第6586023号、第6555145号、第6479071号、第6472000号、第6444241号、第6365209号、第6174514号、第5693334号、第4711784号、第4816265号及び第4384004号が挙げられる(その全開示内容が本願に援用される)。
一実施形態では、輸送システムを、チューインガム組成物の成分として使用する際の具体的なサイズの粉体材料に粉砕加工してもよい。例えば、一実施形態では、均一な混合物を作製するために、他のチューインガム成分とほぼ同じ粒子径になるまで成分を粉砕してもよい。一実施形態では、輸送システムは、例えば約4〜約100メッシュ、約8〜約25メッシュ、又は約12〜約20メッシュなどの平均粒子径を有する粉体材料に粉砕してもよい。
引張強度
一実施形態では、1つ以上の成分に用いる封入材料の選択は、得られる輸送システムに必要となる引張強度に基づいて行ってもよい。例えば、一実施形態では、輸送システムは、予め選択した、或いは望ましい引張強度を採用することで、成分の放出の遅延又は他の制御をもたらす。
一実施形態では、輸送システムの引張強度の増大により、輸送システムの成分の放出の遅延又は延長を促進してもよい。輸送システムに対する引張強度は、輸送システム用に封入される1つ以上の成分のタイプ、用いる封入材料、輸送システム及び/又はチューインガム組成物(成分としてその輸送システムを有する)に組み込まれる他の添加物、成分の放出の所望の速度等に従って選択される、望ましい放出速度と適合するとよい。一実施形態では、輸送システムの引張強度は、少なくとも6,500psi(7,500、10,000、20,000、30,000、40,000、50,000、60,000、70,000、80,000、90,000、100,000、125,000、135,000、150,000、165,000、175,000、180,000、195,000、200,000psi並びにその間のあらゆる範囲及び部分的範囲)であってもよく、例えば6,500〜200,000psiの引張強度範囲が挙げられる。
一実施形態では、1つ以上の成分に対する輸送システムを、標準的な場合と比較して特殊な引張強度を有する輸送システムの引張強度に基づいて提供してもよい。すなわち、輸送システムの設計は、輸送システムを作製するのに用いる特定の材料(例えば封入材料)の特定の特徴(例えば分子量)に焦点を合わせてなされるものではない。この場合、輸送システムは1つ以上の成分、封入材料、添加物、1つ以上の成分の量、封入材料の量、封入材料に対する1つ以上の成分の相対的な量等の具体的な選択によって引張強度を調整又は改変することにより、所望の放出プロファイルを発現するように構成できる。輸送システムに関して所望の引張強度を選択するときは、所望の引張強度を有するいずれの輸送システムを用いてもよく、特定の封入材料及びその分子量に限定されない。調合工程では、標準的な輸送システムの一部を形成する封入材料と同様の物理的及び化学的特性を有する封入材料を用いてもよい。
一実施形態では、成分のタイプ及び量、並びに成分の望ましい放出速度に基づき、成分の効果的な徐放を確保できる態様で成分を輸送するためのシステムを調合してもよい。例えば、25〜30分間にわたってチューインガムから高強度甘味料を徐放させ、消費者にとり時には不快感を与えかねない甘味の迅速な噴出を確実に防止することが望ましい場合もある。医薬品又は治療剤などの他のタイプの成分の場合、より短い徐放時間が望ましいと考えられ、成分ごとに別々の輸送システムを用い、同じチューインガム組成物に取り込ませてもよい。スタンダードに基づく放出速度の範囲を考慮しながら、特定の引張強度の輸送システムを調合してもよい。スタンダードとして、例えば低引張強度値から高引張強度値にわたる範囲に及ぶ引張強度を有する一連の既知の輸送システムを含めてもよい。そのスタンダードとしての各輸送システムは、特定の放出速度又は放出速度の範囲を示す。以上より、例えば比較的高い引張強度を有する輸送システムを製造することによって、比較的遅い放出速度を有する輸送システムとして調合できる。逆に、低い引張強度の組成物は、比較的速い放出速度となる傾向がある。
一実施形態では、輸送システムの封入材料は、チューインガム組成物の総重量に対して約0.2重量%〜10重量%の量(0.3、0.5、0.7、0.9、1.0、1.25、1.4、1.7、1.9、2.2、2.45、2.75、3.0、3.5、4.0、4.25、4.8、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.25、7.75、8.0、8.3、8.7、9.0、9.25、9.5、9.8%並びにその間のあらゆる数値及び範囲)で含まれてもよく、例えば1重量%〜5重量%が挙げられる。封入材料の量は、封入される1つ以上の成分の量に部分的に依存しうる。輸送システムの重量に対する封入材料の量は、約30%〜99%(35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、95、97%、並びにその間のあらゆる数値及び範囲)であり、例えば約60%〜90重量%が挙げられる。
一実施形態では、輸送システムの成分の放出速度を比較的遅くしたい場合、輸送システムの引張強度を比較的高い引張強度で選択してもよく、また輸送システムの成分の放出速度を比較的速くしたい場合には、比較的低い引張強度で選択してもよい。よって、輸送システムに50,000psiの引張強度を用いる場合、成分の放出速度は通常、選択した封入材料のタイプ(例えばポリ酢酸ビニル)に関わらず、10,000psiの引張強度による輸送システムの成分の放出速度よりも遅くなる。
一実施形態では、輸送システムに用いる封入材料はポリ酢酸ビニルである。本発明の封入材料としての使用に好適なポリ酢酸ビニル系材料の代表的な例は、Wacker Polymer Systems社(Adrian,Michigan)から市販されているVinnapas(登録商標)B100である。ポリ酢酸ビニルを利用した輸送システムは、充分量のポリ酢酸ビニルを、約65℃〜120℃の温度で短時間、例えば5分間融解することによって調製してもよい。融解温度はポリ酢酸ビニル封入材料のタイプと引張強度に依存し、その場合高い引張強度を有する材料は通常融点が高い。封入材料を融解させた後、好適な量の成分(例えばアスパルテームなどの高強度甘味料)を、更に短時間で溶融させた材料に完全に添加・混合する。こうして得られる混合物は半固体状であり、次いでこれを冷却(例えば0℃)して固体状とし、その後、米国規格における約30〜200の篩サイズ(600〜75ミクロン)に粉砕する。得られた輸送システムの引張強度はASTM−D638に従って容易に試験できる。
1つ以上の成分を制御放出する際の、輸送システムの引張強度の選択に関する更なる情報については、「A Delivery System for Active Components as Part of an Edible Composition Having Preselected Tensile Strength」発明の名称で2005年3月21日に出願された、米国特許出願第11/083968号、及び「A Delivery System for Active Components as Part of an Edible Composition」の発明の名称で2003年11月21日に出願された、米国特許出願番号第10/719298号(双方の全開示内容が本願に援用される)を参照されたい。
疎水性
一実施形態では、輸送システムからの1つ以上の成分の放出は、1つ以上の引張強度に依存してもよい。例えば、成分の放出は、輸送システムの引張強度、及び封入ポリマー又は他の材料の疎水性(すなわち耐水性)に直接関連してもよい。
更に具体的な例として、輸送システムをチューインガムで用いる場合、そのチューインガムの咀嚼及び噛砕の際に、封入された1つ以上の成分に水分が吸収されてもよい。これにより、封入材料の軟化と、チューインガムの咀嚼及び噛砕の際の1つ以上の成分の放出とがなされてもよい。封入材料の軟化は、封入材料として用いたポリマーの疎水性に依存する。一般に、ポリマーの疎水性が高いほど、ポリマーの軟化に必要な咀嚼時間は長くなる。
一例として、エチレン−酢酸ビニル(EVA)コポリマーなどの高疎水性ポリマーを使用して、封入物からの成分(例えば、甘味料)放出時間を増大あるいは制御できる。疎水性の程度は、コポリマー中のエチレンと酢酸ビニルの比を調整することによって制御できる。一般的に、エチレンの酢酸ビニルに対する比が高いほど、封入粒子を軟化させるのに食する時間が長くなり、成分の放出速度はより遅くなる。エチレンの酢酸ビニルに対する比が低いほど、封入粒子を軟化させるのに食する時間が短くなり、成分の放出速度はより速くなる。
以上の記載で例示したように一実施形態では、輸送システムからの成分の放出は、封入材料の疎水性に基づいて輸送システムを構成すること(例えば成分に対するポリマーの比率)によって制御できる。高疎水性ポリマーを用いて、成分の放出時間を長くしたり遅延させたりすることができる。同様に、疎水性の低い封入材料を用いて、成分をより迅速に、又はより早期に放出させることができる。
ポリマーの疎水性は、ASTM D570−98に従って求められる相対吸水性によって定量できる。こうして、比較的低い吸水性を有する輸送システムに対して1つ以上の封入材料を選択し、それをミキサーに添加することによって調製した輸送システムに含まれる成分の放出を、高い吸水特性を有する封入材料の場合に比べて遅延させることができる。
一実施形態では、約50〜100%までの吸水性(ASTM D570−98に従って測定)のポリマーを使用できる。更に、相対的な輸送速度を減少させるために、吸水性が約15%〜約50%(ASTM D570−98に従って測定)となるように封入材料を選択できる。更に、別の実施形態では、封入材料の吸水特性が0.0%〜約5%、又は約15%まで(ASTM D570−98に従って測定)となるように選択できる。別の実施形態では、異なる吸水特性を有する封入材料で構成した2種以上の輸送システムの組み合わせを使用し、順次チューインガム組成物に添加してもよい。
輸送システムに用いてもよい好適な疎水性のポリマーとしては、例えば酢酸ビニル、ビニルアルコール、エチレン、アクリル酸、メタクリレート、メタクリル酸その他のホモポリマー及びコポリマーが挙げられる。好適な疎水性コポリマーとしては、限定されないが、酢酸ビニル/ビニルアルコールコポリマー、エチレン/ビニルアルコールコポリマー、エチレン/アクリル酸コポリマー、エチレン/メタクリレートコポリマー、エチレン/メタクリル酸コポリマーが例示される。
幾つかの例としては、輸送システムの疎水性封入材料は、輸送システムを含むチューインガム組成物の総重量に対して約0.2%〜10重量%(0.3、0.5、0.7、0.9、1.0、1.25、1.4、1.7、1.9、2.2、2.45、2.75、3.0、3.5、4.0、4.25、4.8、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.25、7.75、8.0、8.3、8.7、9.0、9.25、9.5、9.8並びにその間のあらゆる数値及び範囲)、例えば1%〜5重量%である。封入材料の量は当然、封入される成分の量に一部依存する。輸送システムの重量に対する封入材料の量は、約30%〜99%(35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、95、97並びにその間のあらゆる数値及び範囲)、例えば約60%〜90重量%である。
封入材料の疎水性の選択基準に基づき輸送システムを構成する際に、封入される成分を封入材料内に完全に封入してもよく、又は封入材料内に不完全に封入してもよいが、得られる輸送システムが前記の基準を満たす必要がある。不完全な封入は、製造工程を改変及び/又は調整し、成分を部分的に被覆させることによりなされる。
例えば、エチレン−酢酸ビニルがある成分に対する封入材料である場合、疎水性の程度は、コポリマーにおけるエチレンと酢酸ビニルの比を調整することによって調節できる。エチレンの酢酸ビニルに対する比が高いほど、成分の放出が遅くなる。酢酸ビニル/エチレンコポリマーを例として用いると、コポリマー中の酢酸ビニル/エチレンの比は、約1〜約60%(2.5、5、7.5、9、12、18、23、25、28、30、35、42、47、52、55、58.5%)の比、並びにその間のあらゆる数値及び範囲であってもよい。
一実施形態では、チューインガム組成物中に添加する成分を含有させる標的輸送システムの選択方法は、封入材料の輸送システム中の成分に対する疎水性に基づく。その方法は通常、予備選択した又は所望の疎水性を有する封入材料と共に、封入する成分、封入材料及び任意の添加物を含有する標的化輸送システムを調製することを含んでなる。標的化輸送システムに用いる封入材料の疎水性は、成分の所望の放出速度を提供するように選択できる。封入材料のこの選択は、同じ成分又は類似の成分を有する試料輸送システムの疎水性、及びその成分の既知放出速度に基づく。より好ましい本発明の別の実施形態では、前記方法は、(a)少なくとも1つの成分、少なくとも1種の封入材料、及び任意添加物を含む複数の試料輸送システムであって、当該輸送システムの各々が異なる疎水性を有する異なる封入材料で調製されるシステムを得ることと、(b)試料輸送システムを試験して、1つ以上の成分のそれぞれの放出速度を求めることと、並びに(c)得られた試料輸送システムに基づく1つ以上の成分の望ましい放出速度に対応する疎水性封入材料を用いて、同じ1つ以上の成分を含有する標的輸送システムを構成することを含んでなる。
チューインガム組成物に添加するのに好適な少なくとも1種の輸送システムを選択する方法は、好ましくは成分(すなわち第1有効成分)の望ましい放出速度を確定することから開始してもよい。望ましい放出速度の確定は既知の先行技術文献に従ってもよく、又はインビトロ又はインビボ試験に従ってもよい。望ましい放出速度を測定したとき、所望の放出にて第1有効成分を放出できる輸送システム(すなわち第1輸送システム)のための封入材料(すなわち第1疎水性封入材料)の望ましい疎水性を確定できる。必要となる第1有効成分を輸送できる輸送システムが一旦得られれば、更にそれをチューインガム組成物中に最終的に添加するものとして選択できる。
更に以上に記載の方法を、好適な輸送システムの確定及び選択を行った上で、前記のように第2の有効成分及び更なる有効成分に対して繰り返してもよい。
封入材料の疎水性と、輸送システムからの成分の放出の関係に関する更なる情報については、「Methods and Delivery Systems for Managing Release of One or More Ingredients in an Edible Composition」の発明名称で、2005年5月23日に米国特許商標庁に出願された、米国特許出願番号第60/683634号(その全開示内容が本願に援用される)を参照されたい。
輸送システム中の成分の、封入材料に対する成分の比
成分をチューインガム組成物に用いる場合、通常輸送システム中への成分の「ローディング量」が成分の放出プロファイルに影響しうる。ローディング量とは、封入材料の量に対する、輸送システム中に含有される1つ以上の成分の量をいう。更に詳細には、輸送システム中の封入材料の量に対する、輸送システム中の1つ以上の成分の量の比が、当該1つ以上の成分の放出速度に影響しうる。例えば、輸送システム中の1つ以上の成分の量の、輸送システム中の封入材料の量に対する比又はローディング量が低いほど、輸送システムからの1つ以上の成分の放出が長期化又は遅延する。輸送システム中の1つ以上の成分の量の、輸送システム中の封入材料の量に対する比又はローディング量が高いほど、輸送システムからの1つ以上の成分の放出が迅速化又は早期化する。この原理を更に利用して、早期放出用に設計された成分の高ローディング量と、遅延放出用に設計された成分の低ローディング量とを組み合わせて用いることによって、1つ以上の成分の放出プロファイルを制御できる。一実施形態では、1つ以上の成分は同じであっても異なってもよい。
更なる具体例として、ポリ酢酸ビニル及び脂肪で封入したアスパルテームを含む3種の輸送システムを、従来の混合工程(ポリ酢酸ビニルを先ずミキサー内で融解する)を用いて作製した。次いでアスパルテーム及び脂肪を添加し、3成分を混合して均一な混合物を作製した。輸送システムを、アスパルテーム:ポリビニル:脂肪の比=(1)5:90:5、(2)15:80:5、(3)30:65:5を有するものとした。融解した輸送システムを冷却し、粉砕した粉末を420ミクロンのスクリーンに通してサイズ調整した。異なる輸送システムを各々使用して、3種のチューインガムを作製した。成分の第1の比を用いたチューインガムのアスパルテームの放出は、成分の第2若しくは第3の比を用いたチューインガムの放出よりも遅いことを確認した。同様に、第2の比を用いたガムのアスパルテームの放出は、成分の第3の比を用いたチューインガムの放出よりも遅かった。
輸送システム中の1つ以上の成分の量の、輸送システム中の封入材料の量に対する比の輸送システムからの成分の放出との関係に関する更なる情報については、「A Delivery System For Active Components as Part of and Edible Composition Including a Ratio of Encapsulating Material and Active Component」の発明の名称で、2005年5月23日に米国特許商標庁に出願された、米国特許出願番号第11/134371号(その全開示内容が本願に援用される)を参照されたい。
チューインガム組成物からの成分放出調節が望ましい成分には、多くのタイプのものが存在する。更に、チューインガム組成物からの一群の成分の放出制御が望ましい場合における、2種以上の成分からなる群が多く存在する。
一実施形態では、使用できる香味料としては、天然及び人工香料など、当業者にそれらの風味が既知であるものが挙げられる。これらの風味料は、合成香油及び着香芳香剤及び/又は油分、植物、葉、花、フルーツ等由来のオレオレジン及びエキス、並びにこれらの組み合わせから選択してもよい。非限定的な代表的な香油分としては、スペアミント油、シナモン油、ウィンターグリーンの油(メチルサリチレート)、ペパーミント油、和種はっか油、チョウジ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ニクズクの油、オールスパイス、セージの油、メース、クヘントウの油、及びケイヒ油が挙げられる。更に有用な風味料としては、バニラ、及びレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、ユズ、スダチを含む柑橘類油分、及びアップル、西洋ナシ、モモ、グレープ、ブルーベリー、ストロベリー、ラズベリー、チェリー、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、アプリコット、ウメ、チェリー、ラズベリー、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤ等を含むフルーツエッセンスなどの人工、天然由来及び合成のフルーティー系香料が挙げられる。放出プロファイルを制御できる他の風味料として、ミルクフレーバー、バターフレーバー、チーズフレーバー、クリームフレーバー、及びヨーグルトフレーバー、バニラフレーバー、緑茶フレーバー、ウーロン茶フレーバー、紅茶フレーバー、ココアフレーバー、チョコレートフレーバー、及びコーヒーフレーバーなどのティ又はコーヒー風味料、ペパーミントフレーバー、スペアミントフレーバー、及び和種はっかフレーバーなどのミント風味料、アサフェティーダフレーバー、アジョワンフレーバー、アニスフレーバー、アンゼリカフレーバー、フェンネルフレーバー、オールスパイスフレーバー、シナモンフレーバー、カモミールフレーバー、マスタードフレーバー、カルダモンフレーバー、キャラウェーフレーバー、クミンフレーバー、チョウジフレーバー、コショウフレーバー、コリアンダーフレーバー、サッサフラスフレーバー、キダチハッカフレーバー、山椒フレーバー、エゴマフレーバー、ジュニパーベリーフレーバー、ショウガフレーバー、スターアニスフレーバー、セイヨウワサビフレーバー、タイムフレーバー、タラゴンフレーバー、ディルフレーバー、トウガラシフレーバー、ナツメグフレーバー、バジルフレーバー、マジョラムフレーバー、ローズマリーフレーバー、ベイリーフフレーバー、及びワサビ(日本ワサビ)フレーバーなどの香辛風味料、ワインフレーバー、ウィスキーフレーバー、ブランディフレーバー、ラムフレーバー、ジンフレーバー、及びリキュールフレーバーなどのアルコール風味料、フローラル風味料、並びに、オニオンフレーバー、ガーリックフレーバー、キャベツフレーバー、キャロットフレーバー、セロリフレーバー、マッシュルームフレーバー、及びトマトフレーバーなどの植物風味料が挙げられる。これらの風味剤は液体又は固体形状で用いてよく、個々に又は混合物として用いてもよい。頻繁に用いられる風味料として、ペパーミント、メントール、スペアミントなどのミント、人工バニラ、シナモン誘導体、及び様々なフルーツ風味料が挙げられ、個々に又は混合物として用いられる。特にミント風味料などの風味料を、以下に記載する冷感剤と組み合わせて用い、呼気を清涼化する作用をもたらしてもよい。
一実施形態では、他の風味剤として使用できるものとして、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアミソール(amisol)などの、アルデヒド及びエステルが挙げられる。通常、National Academy of SciencesによるChemicals Used in Food Processing出版1274、63−258頁に記載のような風味料又は食品添加剤を任意に用いてもよい。この出版物は、本願に引用して援用する。これらには、天然香料や合成香料が含まれてもよい。
アルデヒド風味剤の更なる例として、限定されないがアセトアルデヒド(アップル)、ベンズアルデヒド(チェリー、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ、アニス)、ケイヒアルデヒド(シナモン)、シトラール、すなわち、アルファ−シトラール(レモン、ライム)、ネラール、すなわち、ベータ−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわち、ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、アルファ−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーなフルーツ様の風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(修飾、多くの型)、デカナール(シトラスフルーツ)、アルデヒドC−8(シトラスフルーツ)、アルデヒドC−9(シトラスフルーツ)、アルデヒドC−12(シトラスフルーツ)、2−エチルブチルアルデヒド(ベリーフルーツ)、ヘキサナール、すなわち、トランス−2(ベリーフルーツ)、トリルアルデヒド(チェリー、アーモンド)、ベラトル(veratr)アルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプタナール、すなわち、メロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタナール(緑色フルーツ)、及び2−ドデセナール(シトラス、マンダリン)、チェリー、グレープ、ブルーベリー、ブラックベリー、ストロベリーショートケーキ、及びそれらの混合物が挙げられる。
一実施形態では、風味剤は液体形状及び/又は乾燥形状のものを用いてもよい。後者の形状で用いる場合、液体をスプレードライなどの好適な乾燥手段で処理したものを用いてもよい。あるいは、風味剤はセルロース、デンプン、砂糖、マルトデキストリン、アラビアガム等の水溶性材料に吸収させても、又は封入してもよい。更に別の実施形態では、風味剤はシリカ、ゼオライト等に吸収させてもよい。
一実施形態では、風味剤は多様な物理的形態で用いてもよい。限定されないが、このような物理的形態としては、スプレードライ、粉体、ビーズ形状などの遊離形状、封入形状、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
封入するその他の更なる風味料や成分は、本明細書に記載の実施例中に例示する。通常、成分の封入の結果、封入された成分を、例えば、チューインガム組成物に成分として添加された輸送システムの一部として含むチューインガム組成物を摂食する間、成分の過半量の放出が遅延される。一実施形態では、成分、該成分を含有する輸送システム、及び/若しくは輸送システムを含有するチューインガム組成物の様々な特性、及び/又は輸送システムの製造法を制御することによって、成分(例えば風味料、甘味料等)の放出プロファイルを制御できる。例えば、特性としては、輸送システムの引張強度、成分の水溶性、封入材料の水溶性、輸送システムの水溶性、輸送システム中の成分に対する封入材料の比、成分の平均又は最大粒子径、粉砕した輸送システムの平均又は最大粒子径、成分又は輸送システムのチューインガム組成物中の量、1つ以上の成分の封入に用いる各ポリマーの比、1つ以上の成分の封入に用いる1つ以上のポリマーの疎水性、輸送システムの疎水性、輸送システムのコーティングのタイプ又は量、成分封入前における成分へのコーティングのタイプ又は量、等の1種以上が含まれると考えられる。
甘味成分
添加される甘味料は、水可溶性甘味料、水可溶性人工甘味料、天然の水可溶性甘味料由来の水可溶性甘味料、ジペプチド系甘味料、及び蛋白質系甘味料、並びにこれらの混合物など、広範囲の材料から選択してもよい。特定の甘味料に限定されないが、代表的な分類及び例として以下のものが挙げられる。
(a)ジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、グリチルリジン、ジヒドロフラベノールなどの水可溶性甘味剤、及びソルビトール、マンニトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトールなどの糖アルコール類、並びにL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミドで、米国特許第4619834号に開示のものなど(この開示は本願に引用して援用する)、並びにこれらの混合物、
(b)可溶性サッカリン塩などの水可溶性人工甘味料、すなわち、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム又はカルシウムサッカリン塩、シクラメート塩、ナトリウム、アンモニウム又はカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(アセスルフェーム−K)など、サッカリンの遊離酸型、及びこれらの混合物、
(c)L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)、N−[N−(3,3−ジメチルブチル)−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニン1−メチルエステル(ネオテーム)及び米国特許第3492131号に記載の物質などのL−アスパラギン酸由来甘味料、L−アルファアスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリセリン及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニル−グリシンのメチルエステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン、L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニン、及びこれらの混合物などのジペプチド系甘味料、
(d)天然由来の水可溶性甘味料由来の水可溶性甘味料、普通の砂糖(スクロース)の塩素化誘導体、例えば、スクラロースの品名で公知の、例えばクロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体などといったクロロデオキシ糖誘導体、クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体の例として、限定されないが、以下のものが挙げられる:1−クロロ−1’−デオキシスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−アルファ−D−フラクトフラノシド、又は4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−ベータ−D−フラクトフラノシド、又は4,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース、1’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース、4−クロロ−4−デオキシ−アルファ−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−ベータ−D−フラクトフラノシド、又は4、1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース、4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−ベータ−D−フラクトフラノシド、又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース、6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース、4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−アルファ−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−ベータ−D−フラクトフラノシド、又は4,6,1’,6’−テトラクロロ−4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクト−スクロース、及び4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロース、及びこれらの混合物、
(e)thaumaoccous danielli(タウマチンI及びII)及びタリンなどの蛋白質系甘味料、並びに
(f)甘味料モナチン(2−ヒドロキシ−2−(インドール−3−イルメチル)−4−アミノグルタル酸)及びその誘導体。
強化甘味剤は、当該技術分野で公知の様々な物理的形態で用いて、初期の甘味成分の噴出及び/又は甘味の感覚の長期化を提供する態様としてもよい。限定されないが、かかる物理的形態としては、遊離型、スプレードライ型、粉体型、ビーズ型、封入形態、及びこれらの混合形態が挙げられる。一実施形態では、甘味料はアスパルテーム、スクラロース、及びアセスルフェームカリウム(例えばAce−K)などの高強度甘味料である。
一実施形態では、甘味料はポリオールであってよい。ポリオールとしては、限定されないがグリセロール、ソルビトール、マルチトール、マルチトールシロップ、マンニトール、イソマルト、エリスリトール、キシリトール、水素化デンプン加水分解物、ポリグリシトールシロップ、ポリグリシトール粉体、ラクチトール、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
輸送システムの一部をなす有効成分(例えば甘味料)は、有効成分の使用に伴う望ましい効果(例えば甘味)を与えるのに必要な量にて用いてもよい。通常、有効量の強化甘味料を利用して所望のレベルの甘味をもたらしてもよく、この量は選択した甘味料に応じて調製してもよい。強化甘味料は、使用する甘味料又は甘味料の組み合わせに応じ、組成物の約0.001重量%〜約3重量%の量にて添加してもよい。各タイプの甘味料の量の適切な範囲は当業者によって適宜調節できる。
感覚成分(センセート)
センセートとしては、冷感剤、温感剤、刺激剤、発泡剤、及びそれらの組み合わせが挙げられる。様々な周知の冷感剤を用いてもよい。例えば、とりわけ有用な冷感剤として、キシリトール、エリスリトール、デキストロース、ソルビトール、メンタン、メントン、ケタール、メントンケタール、メントングリセロールケタール、置換p−メンタン、非環状カルボキサミド、モノメンチルグルタレート、置換シクロヘキサミド、置換シクロヘキサンカルボキサミド、置換ウレア及びスルホンアミド、置換メンタノール、p−メンタンのヒドロキシメチル及びヒドロキシメチル誘導体、2−メルカプト−シクロ−デカノン、2〜6の炭素数のヒドロキシカルボン酸、シクロヘキサミド、メンチルアセテート、サリチル酸メンチル、N,2,3−トリメチル−2−イソプロピルブタンアミド(WS−23)、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド(WS−3)、イソプレゴール、3−(1−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール、3−(1−メントキシ)−2−メチルプロパン−1,2−ジオール、p−メンタン−2,3−ジオール、p−メンタン−3,8−ジオール、6−イソプロピル−9−メチル−1,4−ジオキサスピロ[4,5]デカン−2−メタノール、メンチルスクシネート及びそのアルカリ土類金属塩、トリメチルシクロヘキサノール、N−エチル−2−イソプロピル−5−メチルシクロヘキサンカルボキサミド、和種はっか油、ペパーミント油、3−(1−メントキシ)エタン−1−オール、3−(1−メントキシ)プロパン−1−オール、3−(1−メントキシ)ブタン−1−オール、1−メンチル酢酸N−エチルアミド、1−メンチル−4−ヒドロキシペンタノエート、1−メンチル−3−ヒドロキシブチレート、N,2,3−トリメチル−2−(1−メチルエチル)−ブタンアミド、n−エチル−t−2−c−6ノナジエンアミド、N,N−ジメチルメンチルスクシンアミド、置換p−メンタン、置換p−メンタン−カルボキサミド、2−イソプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール(Hisamitsu Pharmaceuticals、以下「イソプレゴール」)、メントングリセロールケタール(FEMA 3807、商品名FRESCOLAT(登録商標)タイプMGA)、3−1−メントキシプロパン−1,2−ジオール(Takasago、FEMA 3784)、及びメンチルラクテート、(Haarman & Reimer、FEMA 3748、商品名FRESCOLAT(登録商標)タイプML)、WS−30、WS−14、ユーカリエキス(p−メンタ−3,8−ジオール)、メントール(その天然又は合成誘導体)、メントールPGカーボネート、メントールEGカーボネート、メントールグリセリルエーテル、N−tertブチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、P−メンタン−3−カルボン酸グリセロールエステル、メチル−2−イソプリル−ビシクロ(2.2.1)、ヘプタン−2−カルボキサミド、及びメントールメチルエーテル、及びメンチルピロリドンカルボキシレートが挙げられる。これらの冷感剤や他の好適な冷感剤は、米国特許第4230688号、第4032661号、第4459425号、第、4136163号、第5266592号、第6627233号に更に記載されており、それらの全開示内容が本願に援用される。
一実施形態では、温感成分は、使用者に温感をもたらすことが公知の多種多様な化合物から選択してもよい。これらの化合物は、特に口腔内での暖かみのある感覚を与え、風味料、甘味料、及びその他の感覚受容性成分の認知を増強させることが多い。一実施形態では、有用な温感化合物として、Takasago Perfumary Company Limited社(東京、日本)から市販されているバニリルアルコールn−ブチルエーテル(TK−1000)や、バニリルアルコールn−プロピルエーテル、バニリルアルコールイソプロピルエーテル、バニリルアルコールイソブチルエーテル、バニリルアルコールn−アミノエーテル、バニリルアルコールイソアミルエーテル、バニリルアルコールn−ヘキシルエーテル、バニリルアルコールメチルエーテル、バニリルアルコールエチルエーテル、ジンゲロール、ショウガオール、パラドール、ジンゲロン、カプサイシン、ジヒドロカプサイシン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、エタノール、イソプロピルアルコール、イソ−アミルアルコール、ベンジルアルコール、グリセリン、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、刺激性(tingling)の感覚をもたらしてもよい。このような刺激感覚の1つは、幾つかの例としてジャンブー、オレオレジン、又はスピラントールを添加することによってもたらすことができる。一実施形態では、ジャンブー又はサンショールなどの材料から抽出したアルキルアミドが挙げられる。更に、一実施形態では、発泡に起因する感覚を提供する態様としてもよい。このような発泡は、塩基性物質を酸性物質と反応させることによって生じる。一実施形態では、塩基性物質としてアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸水素塩及びそれらの混合物などを用いる。一実施形態では、酸性物質として酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸及びそれらの組み合わせなどを用いる。「刺激」型センセートの例は米国特許第6780443号に記載が存在し、その全開示内容が本願に援用される。
センセート成分は、本願に引用して援用する米国特許公開第2005/0202118号に開示されるようなど、「三叉神経刺激剤」と称することもある。三叉神経刺激剤は、三叉神経を刺激する経口摂食製品又は物質として定義される。三叉神経刺激剤である冷感剤の例として、メントール、WS−3、N−置換p−メンタンカルボキサミド、WS−23を含む非環状カルボキサミド、メチルスクシネート、メントングリセロールケタール、キシリトール、エリスリトール、デキストロース、及びソルビトールなどの増量甘味料、並びにそれらの組み合わせが挙げられる。三叉神経刺激剤は、風味料、刺激剤、ジャンブーエキス、バニリルn−ブチルエーテルなどのバニリルアルキルエーテル、スピラントール、エキナセアエキス、キタサンショウ(Northern Prickly Ash)エキス、カプサイシン、トウガラシオレオレジン、赤コショウオレオレジン、黒コショウオレオレジン、ピペリン、ショウガオレオレジン、ジンゲロール、ショウガオール、シナモンオレオレジン、ケイヒオレオレジン、シンナムアルデヒド、オイゲノール、バニリン及びメントールグリセリンエーテルの環状アセタール、不飽和アミド、並びにそれらの組み合わせが挙げられる。
呼気清涼化成分
呼気清涼化剤としては、精油、様々なアルデヒド、アルコールなどが挙げられる。一実施形態では、精油としてスペアミント、ペパーミント、ウィンターグリーン、サッサフラス、クロロフィル、シトラール、ゲラニオール、カルダモン、チョウジ、セージ、カルバクロール、ユーカリ、カルダモン、コウボクエキス、マジョラム、シナモン、レモン、ライム、グレープフルーツ、及びオレンジのオイルが挙げられる。一実施形態では、シンナムアルデヒド及びサリチルアルデヒドなどのアルデヒドを用いてもよい。更に、メントール、カルボン、イソ−ガリコール、及びアネトールなどの化学物質を呼気清涼化剤として機能させてもよい。これらのうち、最もよく用いられるのはペパーミント、スペアミント及びクロロフィルのオイルである。
一実施形態では、呼気清涼化剤として、精油及びそれら由来の化学物質に加えて、限定されないがクエン酸亜鉛、酢酸亜鉛、フッ化亜鉛、硫酸亜鉛アンモニウム、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、フルオロケイ酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、酒石酸亜鉛、コハク酸亜鉛、ギ酸亜鉛、クロム酸亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛、ジチオン酸亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸銀、サリチル酸亜鉛、グリセロリン酸亜鉛、硝酸銅、クロロフィル、銅クロロフィル、クロロフィリン、硬化綿実油、二酸化塩素、ベータシクロデキストリン、ゼオライト、シリカ系物質、炭素系物質、ラッカーゼなどの酵素、及びそれらの組み合わせを含有させてもよい。一実施形態では、限定されないがBacillus coagulans、Bacillus subtilis、Bacillus laterosporus、Bacillus laevolacticus、Sporolactobacillus inulinus、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus curvatus、Lactobacillus plantarum、Lactobacillus jenseni、Lactobacillus casei、Lactobacillus fermentum、Lactococcus lactis、Pedioccocus acidilacti、Pedioccocus pentosaceus、Pedioccocus urinae、Leuconostoc mesenteroides、Bacillus coagulans、Bacillus subtilis、Bacillus laterosporus、Bacillus laevolacticus、Sporolactobacillus inulinus及びそれらの混合物などの乳酸を生産する微生物をガムに添加して、プロバイオティクスの放出プロファイルを制御してもよい。呼気清涼化剤は、Retsyn(登録商標)、Actizol、(登録商標)及びNutrazin(登録商標)の商品名で公知である。口臭制御組成物の例としては、Staplerらの米国特許第5300305号、及び米国特許出願公開第2003/0215417号及び第2004/0081713号にも挙げられ、これらの全開示内容が本願に援用される。
デンタルケア成分
デンタルケア成分(口腔ケア成分としても知られる)としては、限定されないが、歯の漂白剤、汚れ除去剤、口腔洗浄剤、漂白剤、減感剤、歯科再石灰化剤、抗菌剤、虫歯予防剤、プラーク酸緩衝剤、界面活性剤及び歯石予防剤が挙げられる。このような成分の非限定例としては、タンパク質分解酵素を含む加水分解剤、水和シリカ、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム及びアルミナなどの研磨剤、限定されないがステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、硫酸化ブチルオレート、ナトリウムオレート、フマル酸の塩、グリセロール、ヒドロキシル化レシチン、ラウリル硫酸ナトリウムなどの陰イオン界面活性剤を含む表面活性剤、及び一般に歯石コントロール成分として用いられるポリリン酸塩などのキレート剤などといった他の活性汚れ除去成分が挙げられる。一実施形態では、デンタルケア成分として、ピロリン酸四ナトリウム及びトリ−ポリリン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ピロリン酸二水素二ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、キシリトール、ヘキサメタリン酸ナトリウムもまた挙げられる。
一実施形態では、過酸化カルバミド、過酸化カルシウム、過酸化マグネシウム、過酸化ナトリウム、過酸化水素及びペルオキシジホスフェートなどの過酸化物が挙げられる。一実施形態では、硝酸カリウム及びクエン酸カリウムが挙げられる。他の例として、カゼイングリコマクロペプチド、カルシウムカゼインペプトン−リン酸カルシウム、カゼインホスホペプチド、カゼインホスホペプチド−非晶質リン酸カルシウム(CPP−ACP)、及び非晶質リン酸カルシウムが挙げられる。更に他の例として、パパイン、クリラーゼ、ペプシン、トリプシン、リゾチーム、デキストラナーゼ、ミュータナーゼ、グリコアミラーゼ、アミラーゼ、グルコースオキシダーゼ、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
更なる例として、一実施形態で予防効果を高め、またデンタルケア成分を更に美容的に利用できるようにするために用いる、ステアリン酸ナトリウム、リシノール酸ナトリウム、及びラウリル硫酸ナトリウム界面活性剤などの界面活性剤が挙げられる。界面活性剤は、好ましくは組成物に洗浄性及び発泡特性を付与する洗浄性物質であってもよい。界面活性剤の具体例としては、硬化ココナッツ油脂肪酸のモノ硫酸化モノグリセリドのナトリウム塩などの高級脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸の水溶性塩、ラウリル硫酸ナトリウムなどの高級アルキル硫酸塩、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネートなどのアルキルアリールスルホン酸塩、ナトリウムラウリルスルホアセテートなどの高級アルキルスルホ酢酸塩、1,2−ジヒドロキシプロパンスルホネートの高級脂肪酸エステル、及び炭素数12〜16の脂肪酸、アルキル又はアシル基を有するものなど、低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽和した高級脂肪族アシルアミド等が挙げられる。最後に、アミドの例として、N−ラウロイルサルコシン、及びN−ラウロイル、N−ミリストイル、又はN−パルミトイルサルコシンのナトリウム、カリウム及びエタノールアミン塩が挙げられる。
界面活性剤に加えて、デンタルケア成分として、限定されないが、トリクロサン、クロルヘキシジン、硝酸亜鉛、硝酸銀、銅、リモネン、及び塩化セチルピリジニウムなどの抗菌剤を含有させてもよい。一実施形態では、更なる虫歯予防剤は、フッ化物イオン又は無機フッ化物塩などのフッ素付与成分を含有させてもよい。一実施形態では、可溶性アルカリ金属塩、例えばフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、モノフルオロリン酸ナトリウムや、フッ化第1スズ及び塩化第1スズなどのフッ化スズを添加してもよい。一実施形態では、例えば、酸中でのエナメル溶解性の減少、及び齲食における歯の保護など、口腔のケア及び衛生に対して有益な効果を持つフッ素含有化合物を成分として添加してもよい。それらの例として、フッ化ナトリウム、フッ化第1スズ、フッ化カリウム、フッ化第1スズカリウム(SnF−KF)、ヘキサフルオロ第2スズナトリウム、塩化第1スズ、フルオロジルコン酸ナトリウム、及びモノフルオロリン酸ナトリウムが挙げられる。一実施形態では、尿素を添加する。
更なる例としては以下の米国特許、及び米国公開特許出願に記載されており、それらの全開示内容を本願に援用する:米国特許(Reynoldsの第5227154号、Greenbergの第5378131号、Luoらの第6846500号、Luoらの第6733818号、Luoらの第6696044号、Holmeらの第6685916号、Luoらの第6485739号、Holmeらの第6479071号、Luoらの第6471945号)、米国特許公開(Holmeらの第20050025721号、Gebreselassieらの第2005008732号、及びHolmeらの第20040136928号)。
活性成分
活性成分とは一般に、所望の有益な結果をユーザにもたらすために、輸送システム及び/又はチューインガム組成物に添加する成分をいう。一実施形態では、活性成分としては薬品、栄養素、栄養補助食品、薬草、栄養補給剤、医薬品、薬物等、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
有用な薬物の例としてはアンギオテンシン変換酵素阻害剤、抗狭心症薬、抗不整脈薬、抗喘息薬、抗高コレステロール血症薬、鎮痛薬、麻酔薬、抗痙攣薬、抗うつ薬、抗糖尿病薬、止瀉薬調剤、解毒薬、抗ヒスタミン薬、降圧薬物、抗炎症薬、抗脂質薬、抗躁薬、制吐薬、抗卒中薬、抗甲状腺薬製剤、抗腫瘍薬、抗ウイルス薬、挫創薬、アルカロイド、アミノ酸調剤、鎮咳薬、抗尿酸血症薬、抗ウイルス薬、アナボリック調剤、全身及び非全身抗感染薬、抗移植的新組織形成薬、抗パーキンソン病薬、抗リウマチ薬、食欲刺激剤、生物学的応答修飾剤、血液修飾薬、骨代謝調節剤、心血管薬、中枢神経系刺激剤、コリンエステラーゼ阻害剤、避妊薬、鬱血除去薬、栄養補助食品、ドーパミンレセプター作用薬、子宮内膜症制御薬、酵素、シルデナフィルクエン酸塩などの勃起機能障害治療薬(現在、Viagra(登録商標)として流通)、不妊治療薬、胃腸薬、ホメオパシー治療薬、ホルモン、高カルシウム血症及び低カルシウム血症制御薬、免疫変調薬、免疫抑制薬、片頭痛薬調剤、動揺病治療薬、筋肉弛緩薬、肥満制御薬、骨粗鬆症薬調剤、子宮収縮薬、副交感神経遮断薬、副交感神経作動薬、プロスタグランジン、精神治療薬、呼吸器作用薬、鎮静薬、ブロモクリプチン又はニコチンなどの禁煙補助薬、交感神経遮断薬、振戦薬調剤、尿管作用薬、血管拡張薬、緩下薬、制酸薬、イオン交換樹脂、抗発熱薬、食欲抑制薬、去痰薬、抗不安薬、抗潰瘍薬、抗炎症性物質、冠動脈拡張薬、脳拡張薬、末梢血管拡張薬、向精神薬、刺激薬、抗高血圧薬、血管収縮薬、片頭痛治療薬、抗生物質、精神安定薬、抗精神病薬、抗腫瘍薬、抗凝固薬、抗血栓薬、睡眠薬、鎮吐薬、抗嘔吐薬、抗痙攣薬、神経筋肉作用薬、高糖血症及び低糖血症薬、甲状腺及び抗甲状腺薬調剤、利尿薬、鎮痙薬、子宮弛緩薬(terine relaxant)、肥満抑制薬、赤血球生成薬、抗喘息薬、鎮咳剤、粘液溶解薬、DNA及び遺伝的修飾薬、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
本発明での使用が企図される有効成分の例として、制酸剤、H2−アンタゴニスト、及び鎮痛剤を挙げることもできる。例えば、制酸剤は、成分の炭酸カルシウムを単独で、又は水酸化マグネシウム、及び/若しくは水酸化アルミニウムと組み合わせて用いて調製してもよい。更に、制酸剤とH2−アンタゴニストを組み合わせて用いてもよい。
鎮痛剤としては、Oxycontin(登録商標)などのオピエート及びオピエート誘導体、イブプロフェン、アスピリン、アセトアミノフェン、及びそれらの組み合わせ(任意にカフェインを含めてもよい)が挙げられる。
実施形態で使用する他の薬物成分としては、Immodium(登録商標)ADなどの止瀉薬、抗ヒスタミン薬、鎮咳薬、鬱血除去薬、ビタミン及び呼気清涼化剤が挙げられる。本発明での使用が企図されるものとして、Xanax(登録商標)などの抗不安薬、Clozaril(登録商標)及びHaldol(登録商標)などの抗精神病薬、イブプロフェン、ナプロキセンナトリウム、Voltaren(登録商標)及びLodine(登録商標)などの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)、Claritin(登録商標)、Hismanal(登録商標)、Relafen(登録商標)、及びTavist(登録商標)などの抗ヒスタミン薬、Kytril(登録商標)及びCesamet(登録商標)などの鎮吐薬、Bentolin(登録商標)、Proventil(登録商標)などの気管支拡張薬、Prozac(登録商標)、Zoloft(登録商標)、及びPaxil(登録商標)などの抗うつ薬、Imigra(登録商標)などの抗片頭痛薬、Vasotec(登録商標)、Capoten(登録商標)及びZestril(登録商標)などのアンギオテンシン変換酵素阻害剤、Nicergoline(登録商標)などの抗アルツハイマー病薬、及びProcardia(登録商標)、Adalat(登録商標)、及びCalan(登録商標)などのCaH−アンタゴニストが挙げられる。
本発明での使用が企図される一般的なH2−アンタゴニストとしては、シメチジン、ランチジン塩酸塩、ファモチジン、ニザチジン(nizatidien)、エブロチジン、ミフェンチジン、ロキサチジン、ピスタチジン及びアセロキサチジンが挙げられる。
有効な制酸剤成分としては、限定されないが、水酸化アルミニウム、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、アミノ酢酸、リン酸アルミニウム、炭酸ジヒドロキシアルミニウムナトリウム、炭酸水素、アルミン酸ビスマス、炭酸ビスマス、オキシ炭酸ビスマス、次没食子酸ビスマス、次硝酸ビスマス、次シリル酸ビスマス、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、クエン酸イオン(酸又は塩)、アミノ酢酸、アルミン酸硫酸マグネシウム水和物、マガルドレート、アルミノケイ酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、三ケイ酸マグネシウム、ミルク固体、一又は二塩基性リン酸カルシウムアルミニウム、リン酸三カルシウム、炭酸水素カリウム、酒石酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、酒石酸及び塩が挙げられる。
種々の栄養補給剤(あらゆるビタミン又はミネラルも含まれる)を有効成分として用いてもよい。例えばビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB、ビタミンB12、チアミン、リボフラビン、ビオチン、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、鉄、銅、ヨウ素、亜鉛、セレン、マンガン、コリン、クロム、モリブデン、フッ素、コバルト及びそれらの組み合わせを用いてもよい。
有効成分として使用できる栄養補給剤の例は米国特許出願公開第2003/0157213 A1号、第2003/0206993号及び第2003/0099741 A1号に開示されており、その全開示内容が本願に援用される。
様々な薬草類(薬用としての性質、又は栄養補助食品としての性質を有するものなど)を有効成分として用いてもよい。上記薬草類は通常、薬用途又は風味付与用途に使用できる、芳香性の植物若しくは植物の一部、及び/又はそのエキスである。好適な薬草を単独で、又は様々な混合物として用いてもよい。通常使用されるハーブとしては、エキナセア、ゴールデンシール、カレンデュラ、ローズマリー、タイム、カバカバ、アロエ、ブラッドルート、グレープフルーツシードエキス、ブラックコホシュ、ジンセン、ガラナ、クランベリー、ギンコビロバ(イチョウ葉)、セントジョーンズワート、イブニングプリムローズ油、ヨヒンベバーク、リョクチャ、マファン、マカ、ビルベリー、ルテイン、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
発泡システム成分
発泡システムとしては、1つ以上の食用酸及び1つ以上の食用塩基性材料を含有するものが挙げられる。すなわち1つ以上の食用酸及び1つ以上の食用塩基性材料が反応して発泡する。
一実施形態では、1つ以上の塩基性材料は、限定されないがアルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸水素塩、及びそれらの組み合わせから選択してもよい。1つ以上の食用酸は、限定されないがクエン酸、リン酸、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、及びそれらの組み合わせから選択してもよい。一実施形態では、発泡システムには例えば、二酸化炭素、口腔ケア成分、香味剤等の1つ以上の他の成分を含有させてもよい。
チューインガムでの発泡システムの使用の例については、「Effervescent Pressed Gum Tablet Compositions」の発明の名称で、2004年10月13日に出願の米国仮特許第60/618222号(その開示内容が本願に援用される)を参照されたい。他の例は米国特許第6235318号に記載が存在し、その開示内容は本願に援用される。
食欲抑制成分
食欲抑制剤は、食品を摂取したいという欲求を抑圧するように機能する、繊維及び蛋白質などの成分であってもよい。食欲抑制剤にはまた、ベンズフェタミン、ジエチルプロピオン、マジンドール、フェンジメトラジン、フェンテルミン、フーディア(P57)、オリーブラ、(登録商標)エフェドラ、カフェイン及びそれらの組み合わせも包含される。食欲抑制剤はまた、Adipex、(登録商標)、Adipost、(登録商標)、Bontril(登録商標)、PDM、Bontril(登録商標)、Slow Release、Didrex、(登録商標)、Fastin、(登録商標)、Ionamin、(登録商標)、Mazanor、(登録商標)、Melfiat、(登録商標)、Obenix、(登録商標)、Phendiet、(登録商標)、Phendiet−105(登録商標)、Phentercot(登録商標)、Phentride(登録商標)、Plegine(登録商標)、Prelu−2(登録商標)、Pro−Fast(登録商標)、PT 105(登録商標)、Sanorex(登録商標)、Tenuate(登録商標)、Sanorex(登録商標)、Tenuate(登録商標)、Tenuate Dospan(登録商標)、Tepanil Ten−Tab(登録商標)、Teramine(登録商標)及びZantryl(登録商標)などの商品名としても公知である。以上及びその他の好適な食欲抑制剤は更に、Portmanの米国特許第6838431号、Portmanの米国特許第6716815号、Portmanの米国特許第6558690号、Portmanの米国特許第6468962号、Portmanの米国特許第6436899号などの米国特許に記載されており、全開示内容が本願に援用される。
増強成分
それら自体の特徴的な食味及び/又は芳香の知覚を与えることなく、他の原材料の食味及び/又は芳香の知覚を増感、補充、修飾又は増強できる物質で増強剤を構成してもよい。一実施形態では、風味、甘味、酸味、旨み、コクみ、塩味及びそれらの組み合わせの知覚を増感、補充、修飾又は増強するように調整された増強剤を含有させてもよい。
一実施形態では、好適な増強剤(食味増強剤としても公知)の例として、限定されないがネオヘスペリジンジヒドロカルコン、クロロゲン酸、アラピリデイン、シナリン、ミラクリン、グルピリデイン、ピリジニウム−ベタイン化合物、グルタミン酸一ナトリウム、グルタミン酸一カリウムなどのグルタミン酸塩、ネオテーム、タウマチン、タガトース、トレハロース、塩化ナトリウムなどの塩、グリチルリジン酸モノアンモニウム、バニラエキス(エチルアルコール中)、糖酸、塩化カリウム、重硫酸ナトリウム、加水分解植物性蛋白質、加水分解動物蛋白質、酵母エキス、アデノシン一リン酸(AMP)、グルタチオン、イノシン一リン酸、イノシン酸二ナトリウム、キサントシン一リン酸、グアニル酸一リン酸、アラピリデイン(N−(1−カルボキシエチル)−6−(ヒドロキシメチル)ピリジニウム−3−オール分子内塩などのヌクレオチド、甜菜エキス(アルコールのエキス)、サトウキビ葉エッセンス(アルコールのエキス)、クルクリン、ストロジン、マビンリン、ギムネマ酸、3−ヒドロ安息香酸、2,4−ジヒドロ安息香酸、シトラスアウランチウム、バニラオレオレジン、サトウキビ葉エッセンス、マルトール、エチルマルトール、バニリン、甘草グリチルリジン酸、G−蛋白質結合性受容体(T2Rs及びT1Rs)に応答する化合物、並びにコクみを付与する、クロダらの米国特許第5679397号(本願に引用してその全体を援用する)に開示された食味増強剤組成物が挙げられる。「コクみ」物質とは、「広がり」及び「こく」を付与する物質をいう。
食味増強剤の1種である甘味増強剤は、甘味を強化する。一実施形態では、典型的な甘味料増強剤として、限定されないがグリチルリジン酸モノアンモニウム、甘草グリチルリジン酸、シトラスアウランチウム、アラピリデイン、アラピリデイン(N−(1−カルボキシエチル)−6−(ヒドロキシメチル)ピリジニウム−3−オール)分子内塩、ミラクリン、クルクリン、ステアストロジン、マビンリン、ギムネマ酸、シナリン、グルピリデイン、ピリジニウム−ベタイン化合物、甜菜エキス、ネオテーム、タウマチン、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、タガトース、トレハロース、マルトール、エチルマルトール、バニラエキス、バニラオレオレジン、バニリン、甜菜エキス(アルコールのエキス)、サトウキビ葉エッセンス(アルコールのエキス)、G−蛋白質結合性受容体(T2Rs及びT1Rs)に応答する化合物、並びにそれらの組み合わせが挙げられる。
塩味を増強するための増強剤の更なる例としては、本願に引用して援用する、米国特許第6974597号に開示されるような酸性ペプチドが挙げられる。酸性ペプチドとしては、リジン、アルギニン及びヒスチジンなどの塩基性アミノ酸を含むペプチド、更にはアスパラギン酸及びグルタミン酸などの酸性アミノ酸を含むペプチドが挙げられる。酸性ペプチドは、ペプチド合成や、あるいはエンドペプチダーゼを用いて蛋白質を加水分解し、必要に応じ脱アミド化することによって得られる。酸性ペプチド、又は蛋白質を加水分解及び脱アミド化してペプチドを調製する際に使用できる好適な蛋白質としては、植物蛋白質、(例えば小麦グルテン、トウモロコシ蛋白質(例えば、ゼイン及びグルテンミール)、大豆蛋白質単離物)、動物蛋白質(例えば、ミミルクカゼイン及びミルク乳清蛋白質などのミルク蛋白質、食肉蛋白質及び魚肉蛋白質などの筋肉蛋白質、卵白蛋白質及びコラーゲン)、並びに微生物蛋白質(例えば、微生物細胞蛋白質及び微生物により産生されるポリペプチド)が挙げられる。
温感又は冷感の効果は、本願に全開示内容を援用する米国特許出願公開第2003/0072842 A1号に記載のように、疎水性甘味料の添加によっても延長できる。例えば、このような疎水性甘味料としては、以下に示すような式Iから式XIのいずれかの化合物が挙げられる。
Figure 0004982485
式中、X、Y及びZはCH、O及びSからなる群より選択される。
Figure 0004982485
式中、X及びYはS及びOからなる群より選択される。
Figure 0004982485
式中、XはS又はOであり、YはO又はCHであり、ZはCH、SO又はSであり、RはOCH、OH又はHであり、RはSH又はOHであり、RはH又はOHである。
Figure 0004982485
式中、XはC又はSであり、RはOH又はHであり、RはOCH又はOHである。
Figure 0004982485
式中、R、R及びRはOH又はHであり、RはH又はCOOHである。
Figure 0004982485
式中、XはO又はCHであり、RはCOOH又はHである。
Figure 0004982485
式中、RはCHCH、OH、N(CH3)又はClである。
Figure 0004982485
Figure 0004982485
Figure 0004982485
Figure 0004982485
本願に全開示内容を援用する、米国特許第6159509号に記載のとおりにペリラルチンを添加してもよい。
食用酸成分
上記の酸としては、限定されないが酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸及びそれらの組み合わせが挙げられる。
微量栄養素成分
微量栄養素としては、所望の効果をもたらすのに、蛋白質、炭水化物、及び脂肪などの多量栄養素よりも生物学的要求量が少なく、それでも生物の栄養状態に対して影響を及ぼすあらゆる物質が挙げられる。微量栄養素としては、限定されないがビタミン、ミネラル、酵素、植物由来化学物質、抗酸化物、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、及びビタミンK及びそれらの組み合わせなどの脂溶性ビタミンが挙げられる。一実施形態では、ビタミンC(アスコルビン酸)、B型ビタミン(チアミン即ちビタミンB、リボフラビン即ちビタミンB、ナイアシン即ちビタミンB、ピリドキシン即ちビタミンB、葉酸即ちビタミンB、シアノコバラミン即ちビタミンB12、パントテン酸、ビオチン)、及びそれらの組み合わせなどの水溶性ビタミンなどが挙げられる。
一実施形態では、限定されないがナトリウム、マグネシウム、クロム、ヨウ素、鉄、マンガン、カルシウム、銅、フッ化物、カリウム、リン、モリブデン、セレン、亜鉛、及びそれらの組み合わせなどのミネラルが挙げられる。
一実施形態では、限定されないがL−カルニチン、コリン、コエンザイムQ10、α−リポ酸、ω3−脂肪酸、ペプシン、フィターゼ、トリプシン、リパーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ及びそれらの組み合わせなどの微量栄養素が挙げられる。
抗酸化物として、フリーラジカルを補足除去する物質を含有させてもよい。一実施形態では、抗酸化物として、限定されないがアスコルビン酸、クエン酸、ローズマリー油、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンEホスフェート、トコフェロール、ジ−α−トコフェリルホスフェート、トコトリエノール、αリポ酸、ジヒドロリポ酸、キサントフィル、ベータクリプトキサンチン、リコピン、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、βカロチン、カロチン、混合カロテノイド、ポリフェノール、フラボノイド及びそれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、植物由来の生化学物質を含有させてもよく、限定されないがカロテノイド、クロロフィル、クロロフィリン、繊維、フラボノイド、アントシアニン、シアニジン、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴニジン、ペオニジン、ペチュニジン、フラバノール、カテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、テアフラビン、テアルビジン、プロアントシアニン、フラボノール、ケルセチン、ケンフェロール、ミリセチン、イソラムネチン、フラボノンシェスペレチン(flavononeshesperetin)、ナリンゲニン、エリオジクチオール、タンゲレチン、フラボン、アピゲニン、ルテオリン、リグナン、フィトエストロゲン、レスベラトロール、イソフラボン、ダイゼイン、ゲニステイン、グリシテイン、ダイズイソフラボン、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
口内湿潤化成分
口内湿潤剤としては、限定されないが酸及び塩並びにそれらの組み合わせなどの唾液刺激剤が挙げられる。一実施形態では、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸及びそれらの組み合わせなどの酸が挙げられる。
口内湿潤剤としては、水和して口腔表面に付着し、口内湿潤化の感覚をもたらしうる親水コロイド材も挙げられる。親水コロイド材としては、植物滲出液、種子ガム、及び海藻エキスなどの天然由来の材料などが挙げられ、又はセルロース、デンプン又は天然ガム誘導体などの化学的に修飾された物質であってもよい。一実施形態では、親水コロイド材料としてペクチン、アラビアガム、アカシアガム、アルギン酸塩、寒天、カラギーナン、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ゼラチン、ジェランガム、ガラクトマンナン、トラガントガム、カラヤガム、カードラン、コンニャク、キトサン、キシログルカン、ベータグルカン、フルセララン、ガッティガム、タマリン、細菌由来のガム及びそれらの組み合わせなどを用いてもよい。更なる一実施形態では、プロピレングリコールアルギネート、カルボキシメチルローカストビーンガム、低メトキシルペクチン、及びそれらの組み合わせなどの、修飾した天然ガム類を用いてもよい。一実施形態では、微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPCM)、及びヒドロキシプロピルセルロース(MPC)、及びそれらの組み合わせなどの修飾セルロースなどを用いてもよい。
口内が湿潤した知覚を催させうるその他の湿潤剤を用いてもよい。かかる湿潤剤としては、限定されないがグリセロール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、エリスリトール、及びキシリトールなどが挙げられる。更なる実施形態では、脂肪分を用いて口内湿潤化を知覚させてもよい。このような脂肪としては中鎖トリグリセリド、植物油、魚油、鉱油、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
咽頭ケア成分
咽頭鎮静成分として鎮痛剤、麻酔薬、粘滑薬、防腐剤、及びそれらの組み合わせを含有してもよい。一実施形態では、鎮痛剤/麻酔薬としてはメントール、フェノール、ヘキシルレゾルシノール、ベンゾカイン、ジクロニン塩酸塩、ベンジルアルコール、サリチルアルコール及びそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、粘滑薬として限定されないがスリッペリーニレ樹皮、ペクチン、ゼラチン及びそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、防腐剤成分として塩化セチルピリジニウム、臭化ドミフェン、塩化デカリニウム及びそれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、クロフェジアノール塩酸塩、コデイン、リン酸コデイン、硫酸コデイン、デキストロメトルファン、デキストロメトルファン臭化水素酸塩、ジフェンヒドラミンクエン酸塩及びジフェンヒドラミン塩酸塩、並びにそれらの組み合わせなどの鎮咳成分を含有させてもよい。
一実施形態では、ハチミツ、プロポリス、アロエベラ、グリセリン、メントール及びそれらの組み合わせなどの咽頭鎮静物質を含有させてもよい。更に別の実施形態では、咳止め剤を含有させてもよい。このような咳止め剤は、粘液溶解薬及び去痰薬など、痰の粘稠度や産生量を変化させるもの、並びに、コデイン(麻薬性鎮咳剤)、抗ヒスタミン薬、デキストロメトルファン及びイソプロテレノール(非麻薬性鎮咳剤)などの咳反射を抑制するものの2群に分類できる。一実施形態では、上記の片方又は両方の群の成分を含有させてもよい。
更に別の実施形態では、咳止め薬として、限定されないがコデイン、デキストロメトルファン、デキストロファン、ジフェニルヒドラミン、ヒドロコドン、ノスカピン、オキシコドン、ペントキシベリン及びそれらの組み合わせからなる群が挙げられる。一実施形態では、抗ヒスタミン薬として、限定されないがアクリバスタチンアクリバスタチン、アザタジン、ブロモフェニラミン、クロロフェニラミン、クレマスチン、シプロヘプタジン、デキスブロモフェニラミン、ジメンヒドリナート、ジフェンヒドラミン、ドキシルアミン、ヒドロキシジン、メクリジン、フェニンダミン、フェニルトロキサミン、プロメタジン、ピリラミン、トリペレナミン、トリプロリジン及びそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、非鎮痛性の抗ヒスタミン薬として、限定されないがアステミゾール、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン、ロラチジン、トレフェナジン及びそれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、去痰薬として、限定されないが塩化アンモニウム、グアイフェネシン、トコンエキス、ヨウ化カリウム及びそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、粘液溶解薬として、限定されないがアセチルシステイン、アンブロキソール、ブロモヘキシン及びそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、鎮痛、解熱及び抗炎症薬として、限定されないがアセトアミノフェン、アスピリン、ジクロフェナク、ジフルニサル、エトドラク、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ケトロラク、ナブメトン、ナプロキセン、ピロキシカム、カフェイン及びそれらの混合物が挙げられる。一実施形態では、局所麻酔薬として、限定されないがリドカイン、ベンゾカイン、フェノール、ジクロニン、ベンゾノテート及びそれらの混合物が挙げられる。
一実施形態では、鼻腔内が浄化された知覚をもたらす鼻腔鬱血除去剤及び成分を添加してもよい。一実施形態では、鼻腔鬱血除去剤として、限定されないがフェニルプロパノールアミン、シュードエフェドリン、エフェドリン、フェニレフリン、オキシメタゾリン、及びそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、鼻腔内浄化知覚をもたらす成分として、限定されないがメントール、カンファー、ボルネオール、エフェドリン、ユーカリ油、ペパーミント油、サリチル酸メチル、酢酸ボルニル、ラベンダー油、ワサビエキス、セイヨウワサビエキス及びそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、鼻腔内が浄化された知覚を、木、ガム、花及び他の植物、樹脂、動物分泌物、及び合成芳香族物質からのエキス、並びに芳香性精油によって提供することができる。
一実施形態では、1つ以上の着色料を含有させてもよい。米国の連邦食品薬品化粧品法(21C.F.R.73)によって分類されるように、着色料として、認可免除着色料(合成により製造できても、「天然」着色料と称する場合がある)及び認可着色料(「人工」着色料と称する場合がある)、又はそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、認可免除又は天然着色料として、限定されないがアナットーエキス、(E160b)、ビキシン、ノルビキシン、アスタキサンチン、脱水ビーツ(ビート粉末)、赤色ビート根/ベタニン(E162)、ウルトラマリンブルー、カンタキサンチン(E161g)、クリプトキサンチン(E161c)、ルビキサンチン(E161d)、ビオランキサンチン(E161e)、ロドキサンチン(E161f)、キャラメル(E150(a−d))、β−アポ−8’−カロテナール(E160e)、β−カロチン(E160a)、αカロチン、γカロチン、β−アポ−8−カロテナール(E160f)のエチルエステル、フラボキサンチン(E161a)、ルテイン(E161b)、コチニールエキス(E120)、カルミン(E132)、カルモイシン/アゾルビン(E122)、ナトリウム銅クロロフィリン(E141)、クロロフィル(E140)、焼成し部分的に脱脂し加熱した綿実小麦粉、グルコン酸第1鉄、乳酸第1鉄、ブドウ色エキス、ブドウ果皮エキス(エノシアニナ)、アントシアニン(E163)、ヘマトコッカスアルガエ(haematococcus algae)粗粉、合成鉄酸化物、鉄酸化物及び水酸化物(E172)、フルーツジュース、植物ジュース、乾燥藻類粗粉、マンジュギク(Aztec marigold)粗粉及びエキス、キャロット油、トウモロコシ胚乳油、パプリカ、パプリカオレオレジン、パフィア(phaffia)酵母、リボフラビン(E101)、サフラン、二酸化チタン、ウコン(E100)、ウコンオレオレジン、アマランサス(E123)、カプサンチン/カプソルビン(E160c)、リコピン(E160d)及びそれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、認定着色料として、限定されないがFD&Cブルー#1、FD&Cブルー#2、FD&Cグリーン#3、FD&Cレッド#3、FD&Cレッド#40、FD&Cイエロー#5及びFD&Cイエロー#6、タートラジン(E102)、キノリンイエロー(E104)、サンセットイエロー(E110)、紅色(E124)、エリスロシン(E127)、パテントブルーV(E131)、二酸化チタン(E171)、アルミニウム(E173)、銀(E174)、金(E175)、顔料ルビン/リソールルビンBK(E180)、炭酸カルシウム(E170)、カーボンブラック(E153)、ブラックPN/ブリリアントブラックBN(E151)、グリーンS/酸ブリリアントグリーンBS(E142)及びそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、認定着色料としてFD&Cアルミニウムレーキが挙げられる。これらは、アルミナ水和物の不溶性基質上に付着させたアルミニウム塩FD&C染料からなる。更に、一実施形態では、認定着色料として、カルシウム塩を添加してもよい。
複数成分
一実施形態では、輸送システム又はチューインガム中に、チューインガムの摂食中にチューインガムからの放出調節しようとする2種以上の成分を含有させてもよい。一実施形態では、各成分をそれぞれ異なる輸送システムに別々に包接又は封入してもよい。あるいは、一実施形態では、各成分を同じ輸送システムに包接又は封入してもよい。別の方法として、1つ以上の成分を遊離状態とし(例えば非封入)、1つ以上の他の成分を封入してもよい。
チューインガムには、チューインガムの摂食中に放出調節しようとする成分を一群として含有させてもよい。チューインガムの摂食中にチューインガムから放出調節しようとする、2種以上の成分からなる群としては、限定されないが着色料及び風味料、複数の風味料、複数の着色料、冷感剤及び風味料、温感剤及び風味料、冷感剤及び温感剤、冷感剤及び高強度甘味料、温感剤及び高強度甘味料、複数の冷感剤(例えば、WS−3及びWS−23、WS−3及びメンチルスクシネート)、メントール及び1つ以上の冷感剤、メントール及び1つ以上の温感剤、複数の温感剤、高強度甘味料(単数種又は複数種)及び歯の白色化活性1つ以上の成分、高強度甘味料(単数種又は複数種)及び呼気清涼化活性1つ以上の成分、何らかの苦味がある成分と、その成分に対する苦味抑制剤、複数の高強度甘味料(例えばace−k及びアスパルテーム)、複数の歯の白色化活性成分(例えば研磨剤成分及び抗微生物成分、パーオキサイド及び硝酸塩、温感剤及びポリオール、冷感剤及びポリオール、複数のポリオール、温感剤及び微量栄養素、冷感剤及び微量栄養素、温感剤及び口内湿潤化剤、冷感剤及び口内湿潤化剤、温感剤及び咽頭ケア剤、冷感剤及び咽頭ケア剤、温感剤及び食用酸、冷感剤及び食用酸、温感剤及び乳化剤/界面活性剤、冷感剤及び乳化剤/界面活性剤、温感剤及び着色料、冷感剤及び着色料、温感剤及び風味増強剤、冷感剤及び風味増強剤、甘味増強剤と温感剤、甘味増強剤と冷感剤、温感剤及び食欲抑制剤、冷感剤及び食欲抑制剤、高強度甘味料及び風味料、冷感剤及び歯の漂白剤、温感剤及び歯の漂白剤、温感剤及び呼気清涼化剤、冷感剤及び呼気清涼化剤、冷感剤及び発泡システム、温感剤及び発泡システム、温感剤及び抗微生物剤、冷感剤及び抗微生物剤、複数の歯石予防成分、複数の再石灰化成分、複数の界面活性剤、鉱質除去成分と再石灰化成分、酸緩衝成分と酸性成分、抗菌成分と歯石予防成分、歯石予防成分と再石灰化成分、抗菌成分と再石灰化成分と歯石予防成分、歯石予防成分と界面活性剤成分、抗菌成分と界面活性剤成分、再石灰化成分と界面活性剤成分、抗菌成分と歯石予防成分と界面活性剤、複数のタイプのビタミン又はミネラル、複数の微量栄養素、複数の酸、複数の抗微生物成分、複数の呼気清涼化成分、呼気清涼化成分及び抗微生物成分、複数の食欲抑制剤、反応して発泡する酸及び塩基、高強度甘味料と苦味化合物、冷感剤及び食欲抑制剤、温感剤及び食欲抑制剤、高強度甘味料及び食欲抑制剤、酸と高強度甘味料、プロバイオテック成分及びプレバイオテック成分、ビタミン及びミネラル、多量栄養素と代謝増強成分、微量栄養素と代謝増強成分、基質と酵素、甘味増強剤と高強度甘味料、冷却化合物と冷却増強剤、風味料と風味増強剤、温感化合物と温感増強剤、風味料と塩、高強度甘味料と塩、酸と塩、冷却化合物と塩、温感化合物と塩、風味料と界面活性剤、渋味化合物と湿潤感をもたらす成分等が挙げられる。一実施形態では、複数の成分は同じ輸送システムの一部であってもよく、又はそれぞれ別の輸送システムの一部であってもよい。別の輸送システムを用いるときは、同じ封入材料を用いてもよく、異なる封入材料を用いてもよい。
複数の成分を封入する例は、本明細書に示す実施例に記載する。典型的には、複数の成分の封入の結果、例えばチューインガムに、一成分として添加される輸送システムの一部として封入された複数の成分を含むチューインガムの摂食中に、その複数の成分の多くの放出が遅延する。これは、成分を別々に封入することにより異なる放出プロファイルにてそれらが放出される場合には、特に有益であると考えられる。例えば、高強度甘味料の種類により水溶性又は他の性質が異なるため、それらを用いて異なる放出プロファイルを有する態様としてもよい。またそれらを一緒に封入することで、同時期にそれらを放出させることも可能となる。
一実施形態では、複数の成分、複数の成分を含有する輸送システム、及び/若しくは輸送システムを含有するチューインガムの様々な特性、並びに/又は前記したような方法でどのように輸送システムを作製するかを適宜調節することによって、ガムとしての複数成分の放出プロファイルを制御できる。
前記したような添加成分を、必要に応じて、中心充填材内、ガム領域内又はコーティング内など、ガム組成物のいずれの領域で用いてもよい。添加成分の好適な量を、以下の表1に示す。表1に示す量は、通常、遊離型すなわち未封入形態でガム組成物に添加してよい場合の、各々の添加成分を指す。添加成分が封入形態で用いられる実施形態では、添加成分の放出プロファイルが変更されるため、表1に示すそれらの量よりも多い量を用いてもよい。また、表1に示す添加成分の多くは任意成分であるため、それらの量は、これらの成分を組成物中に添加するよう選択した場合に用いる量を表す。言い換えると、添加成分が任意の成分であっても、0%の下限は含まれない。
以下の表1に列挙する成分は、それらの封入及び/又は未封入形態にて、他の任意の成分の何れかとの組み合わせにて中心充填ガムの任意の領域に添加してもよい。例えば、単一の成分をその封入形態及び未封入形態で中心充填ガムに添加してもよい。あるいは異なる2種の型の成分を、同じ量又は異なる量で、中心充填ガムの同じ又は異なる領域に添加してもよい。
一実施形態では、同じ成分を2種以上の異なる封入形態に分けて添加してもよい。特に、2種以上の異なる封入材料(異なるポリマーなど)を用いて、同じ成分を2種以上に分けて別々の部分として封入してもよい。同じ成分の分割封入は、同じ量又は異なる量で、中心充填ガムの同じ領域又は異なる領域に添加してもよい。更に、一実施形態では、同じ成分を、1つの未封入形態を、他の2つ以上の封入形態とで組み合わせて添加してもよい。未封入形態の成分を、封入形態の成分と同じか又は異なる量で、中心充填ガムの何れの領域に添加してもよい。更なる実施形態では、2種以上の異なる封入形態と組み合わせて、同じ成分を封入形態として添加してもよい。例えば、同じ甘味料の2種の異なる封入形態と、異なる甘味料の未封入形態とで組み合わせて用いてもよい。
一実施形態では、以下の表1からの2種以上の異なる成分の組み合わせを採用してもよい。一実施形態では、成分の少なくとも1つが封入形態であってもよく、また成分の少なくとも1つが未封入形態であってもよい。複数の成分は、例えば同じタイプの成分(例えば2種の異なる甘味料)であってもよいし、又は別の種類の成分(例えば甘味料と温感剤)であってもよい。各成分は、同じ量又は異なる量で、中心充填ガムの同じか又は異なる領域に添加してもよい。
一実施形態は、以下の表1から選択した多種類の成分(各々封入されている)を包含してもよい。封入される多種類の成分を、同じ量又は異なる量で、ガムの同じか又は異なる領域に添加してもよい。封入される多種類の成分は、同じタイプの成分であってもよく、又は別の異なるタイプのものであってもよい。
多種類の封入成分を中心充填ガム組成物に添加する実施形態では、複数の成分を一緒に封入してもよく、また別々に封入してもよい。複数の成分を一緒に封入する実施形態では、成分を一度に混合し、同じ封入材料で封入してもよい。複数の成分を別々に封入する実施形態では、成分の封入に用いる材料は同じでも異なってもよい。成分の添加量は、成分が含有させる具体的な領域に依存する。
Figure 0004982485
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Figure 0004982485
表2から10に記載の以下の実施例AからXは、本発明の実施形態のガム組成物に関するものである。その他の実施例1から78は、ガム組成物(液体充填材領域、ガム領域又はコーティングのいずれか)に添加してもよい任意の調節放出成分に関する。
<実施例AからH>
表2:ガム領域組成物
Figure 0004982485
※ガムベースにはタルク、リン酸二カリウムなどの充填材が3〜11重量%含有される(ガムベース中の充填材の量はガム領域組成に対する重量パーセントで表し、例えば、上記組成物AからHにおいて、ガム領域組成物が5%の充填材を含む場合、ガムベースの量は、テーブルに記載された範囲よりも5%少ない量、すなわち23〜37%となる)。
表3:液体充填組成物
Figure 0004982485
表4:コーティング組成物
Figure 0004982485
3つの領域(液体充填材、ガム領域及びコーティング)を含んでなるガムピースは、組成AからHに対応する成分に関して、各領域について上記表2から表4それぞれの組成に従って調製される。
ガム領域の組成物の調製は、最初に約85℃の加熱下で、ガムベースとタルクを混合することから開始する。次いでこの組合せを、マルチトール、レシチン及び他のポリオールと6分間混合する。風味材及び冷却剤のプレミックスを含むフレーバーブレンドを添加し、1分間混合する。最後に酸及び高甘味度甘味料を添加し、5分間混合する。
次いで液体充填組成物の調製は、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、グリセリン及びポリオールのプレミックスを調製することから開始する。次いでこのプレミックスを着色剤、風味材、冷却剤、酸及び高甘味度甘味料と混合する。
更にガム領域と液体充填組成物を共に押し出し成型し、上記[0031]から[0034]に記載の方法で錠剤を形成する。ガムピースは各々約2.2gの重量となる。最終的なガムピースでは、ガム領域が約62重量%であり、液体充填材が約8重量%であり、コーティングが約30重量%である。
上記の液体充填材、ガム領域及びコーティング組成物において使用する着色材、風味材、冷却剤、酸及び甘味料は、具体的には本願明細書の表1に示される成分のいずれかから選択してもよい。更に、これらの部品のいずれかを、封入形態及び/又は非封入形態で使用してもよい。
組成物AからHとして調製されたガムピースは、37℃で3週間エージング処理を行った後も、液体充填材の流動性の顕著な低下を示さない。
<実施例IからP>
表5:ガム領域組成物
Figure 0004982485
表6:液体充填組成物
Figure 0004982485
表7:コーティング組成物
Figure 0004982485
3つの領域(液体充填材、ガム領域及びコーティング)を含んでなるガムピースは、組成IからPに対応する成分に関して、各領域について上記表5から表7それぞれの組成に従って調製される。
実施例IからPのガムピースは、実施例AからH(上記)に示したのと同じ方法で、以下のように変化させて調製する。個々のガムピースは約2.2gである。
実施例J及びMの場合、CMC、グリセリン及びポリオールを含むカルボキシルメチルセルロースナトリウム(CMC)プレミックスの一部として、液体充填材にキサンタンガムを添加してもよい。
実施例L及びNの場合、カフェイン及びビタミンCをそれぞれ添加し、マルチトール、レシチン及び他のポリオールと混合してもよい。
実施例Oの場合、混合前に、臭化水素酸デキストロメトルファンを、着色剤、風味材、冷却剤、酸及び高甘味度甘味料と共に添加してもよい。
実施例K及びPの場合、ポリビニルアセテート(PVA)を添加してプレコーティングし、その後でその他のコーティング成分を添加してもよい。これにより形成されたPVAの層はガム領域と直接接触し、それを完全に包み込む。
上記の液体充填材、ガム領域及びコーティング組成物において使用する着色材、風味材、冷却剤、酸及び甘味料は、具体的には本願明細書の表1に示される成分のいずれかから選択してもよい。更に、これらの部品のいずれかを、封入形態及び/又は非封入形態で使用してもよい。
これらのガムピースは、組成物AからHの場合と同様の安定性を呈する。
表8:ガム領域組成物
Figure 0004982485
※ガムベースにはタルク、リン酸二カリウムなどの充填材が3〜11重量%含有される(ガムベース中の充填材の量はガム領域組成に対する重量パーセントで表し、例えば、上記組成物AからHにおいて、ガム領域組成物が5%の充填材を含む場合、ガムベースの量は、テーブルに記載された範囲よりも5%少ない量、すなわち23〜37%となる)。
表9(1):液体充填組成物
Figure 0004982485
1:ペパーミント、スペアミント、ウィンターグリーン
表9(2):液体充填組成物
Figure 0004982485
1:ライム、ブラックベリー
表10:コーティング組成物
Figure 0004982485
3つの領域(液体充填材、ガム領域及びコーティング)を含んでなるガムピースは、組成QからXに対応する成分に関して、各領域について上記表8から表10それぞれの組成に従って調製される(液体充填組成物は表9(1)又は表9(2)から選択される)。
実施例QからXのガムピースは、実施例AからH(上記)に示したのと同じ方法で、以下のように変化させて調製する。個々のガムピースは約2.2gとなる。
上記の液体充填材、ガム領域及びコーティング組成物において使用する着色材、風味材、冷却剤、酸及び甘味料は、具体的には本願明細書の表1に示される成分のいずれかから選択してもよい。更に、これらの部品のいずれかを、封入形態及び/又は非封入形態で使用してもよい。
これらのガムピースは、組成物AからHの場合と同様の安定性を呈する。
以下の実施例1から78において、ガム組成物のいかなる領域においても使用できる様々な単一成分輸送システムの実施形態を記載する。すなわち、それらの放出調節成分を中心充填材ガムの中心充填材、ガム領域及び/又はコーティングに添加してもよい。例えば、実施例1から78の成分を上記の実施例AからXの液体充填材、ガム領域又はコーティング組成物のいずれかに添加し、放出調節特性を有する中心充填材チューインガムを形成してもよい。
幾つかの例として、中心充填ガムの同じ領域又は異なる領域に、実施例1〜78の複数の放出調節成分を含めてもよい。複数の放出調節成分を中心充填ガムに用いる場合、成分を、例えば複数の放出調節甘味料(実施例29)のように同じタイプとしてもよく、又は例えば放出調節甘味料と放出調節冷感剤(実施例31)のように異なるタイプとしてもよい。更に、幾つかの例として、実施例1〜78からの放出調節成分の1つ以上を、その遊離形態すなわち非封入形態の同じ成分と組み合わせた形で、中心充填ガムの何れの領域に添加してもよい。遊離形態の成分、及び放出調節形態の成分を、中心充填ガムの同じ領域又は異なる領域に添加してもよい。例えば、下記実施例8のスプレードライしたストロベリー風味料を、未封入のストロベリー風味料を含有するガム領域と組み合わせて、中心充填組成物に添加してもよい。
成分例
輸送システムの単一成分の成分例
<実施例1>:グリチルリジン−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
グリチルリジン 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にグリチルリジンを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。グリチルリジンマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例2>:キシリトール−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
キシリトール 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にキシリトールを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。キシリトールマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例3>:エリスリトールの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
エリスリトール 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にエリスリトールを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。エリスリトールマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例4>:アジピン酸−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 60.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アジピン酸 35.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアジピン酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入されたアジピン酸マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例5>:クエン酸−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
クエン酸 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にクエン酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入したクエン酸マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例6>:リンゴ酸−ポリビニルアセテートの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
リンゴ酸 40.00%
計 100.0%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にリンゴ酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。リンゴ酸封入マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例7>:スプレードライペパーミントフレーバー−ポリビニルアセテートの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
スプレードライペパーミントフレーバー 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスプレードライペパーミントフレーバーを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。ポリビニルアセテートマトリックスに封入したペパーミントフレーバーは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例8>:スプレードライストロベリーフレーバー−ポリビニルアセテートの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
スプレードライストロベリーフレーバー 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスプレードライストロベリーフレーバーを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入したスプレードライストロベリーフレーバーは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例9>:グルタミン酸一ナトリウムの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
グルタミン酸一ナトリウム 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にグルタミン酸一ナトリウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例10>:塩−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 60.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
塩化ナトリウム 35.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に塩化ナトリウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入したマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例11>:重硫酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
重硫酸ナトリウム 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に重硫酸ナトリウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例12>:ポリビニルアセテート中のWS−3の封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
冷感剤WS−3 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にWS−3を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填封入メルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。リンゴ酸封入マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例13>:WS−23−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
冷感剤WS−23 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にWS−23を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例14>:メントール−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
メントール 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にメントール結晶を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。メントールマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例15>:カフェイン−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
カフェイン 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にカフェインを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。カフェインマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例16>: アスコルビン酸−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスコルビン酸 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスコルビン酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。アスコルビン酸マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例17>:乳酸カルシウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
乳酸カルシウム 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に乳酸カルシウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。乳酸カルシウムマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例18>:クエン酸亜鉛−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
クエン酸亜鉛 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にクエン酸亜鉛を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。クエン酸亜鉛マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例19>:ナイアシン−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ナイアシン 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にナイアシンを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。ナイアシンマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例20>:ピリドキシン−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ピリドキシン 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にピリドキシンを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。亜鉛ピリドキシンマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例21>:チアミン−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
チアミン 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にチアミンを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。チアミンマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例22>:リボフラビン−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
リボフラビン 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にリボフラビンを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。リボフラビンマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例23>:スクラロース−ポリビニルアセテートマトリックスの封入(スクラロース20%)
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 77.00%
硬化油 3.00%
スクラロース 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約85℃の温度で融解する。次いで硬化油を、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスクラロースを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、590ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。スクラロースマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例24>:スクラロース/ポリビニルアセテートマトリックスの多層封入(実施例23より)
組成:
成分 重量(g)
中心コア
スクラロース/ポリマーマトリックス(実施例23より) 700.0
コーティング溶液
精製水 1168.0
アラビアゴム 293.0
コーティング溶液合計 1461.0
手順:Wursterプロセスを用いて、スクラロース/ポリマーマトリックスを封入する。前記配合を用いるコーティング溶液を、水、及びガムを35℃で2時間撹拌することにより調製する。通常はスプレーノズルの正面で循環流を提供する流動式空気流中に、700gのスクラロース//ポリマーマトリックスを懸濁化させる。スプレーノズルが、1461gのコーティング溶液の霧状流を115分間噴霧する。コーティングした粒子は、次いで流動化チャンバーで50分間乾燥させて、乾燥条件下に35℃未満で保管する。
<実施例25A>:高引張強度アスパルテーム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入(アスパルテーム30%)、粒子径:420ミクロン未満
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテームを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた高引張強度/低脂質含量封入物を冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。
<実施例25B>:低引張強度アスパルテーム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入(アスパルテーム30%)
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 50.00%
硬化油 10.00%
グリセロールモノステアレート 10.00%
アスパルテーム 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテームを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた低引張強度封入物を冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。
<実施例25C>:高引張強度アスパルテーム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入(アスパルテーム30%)、粒子径:177ミクロン未満
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテームを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた高引張強度/低脂質含量封入物を冷却して粉砕し、177ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。
<実施例26>:Ace−K−ポリビニルアセテートマトリックスの封入(Ace−K:30%)
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
Ace−K 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にAce−Kを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。Ace−Kマトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例27>:ネオテーム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入(ネオテーム10%)
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 10.00%
グリセロールモノステアレート 5.00%
ネオテーム 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にネオテームを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入されたネオテームポリマー封入粒子は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例28>:ポリビニルアセテートマトリックス中のペクチンの封入(ペクチン30%).
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ペクチン 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にペクチンを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入されたペクチンポリマー封入粒子は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
複数成分の輸送システムの成分例
<実施例29>:アスパルテーム、Ace−K、及びスクラロースの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 20.00%
Ace−K 10.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム、Ace−K及びスクラロースを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入した甘味料は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例30>:アスパルテーム、Ace−K、及びグリチルリジンの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 20.00%
Ace−K 10.00%
グリチルリジン 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム、Ace−K及びグリチルリジンを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入した甘味料は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例31>:アスパルテーム、Ace−K、及びメントールの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 20.00%
Ace−K 10.00%
メントール 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム、Ace−K及びメントールを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入した甘味料は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例32>:アスパルテーム、Ace−K、及びアジピン酸の封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 10.00%
Ace−K 5.00%
アジピン酸 25.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム、Ace−K及びアジピン酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入した甘味料は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例33>:アジピン酸、クエン酸及びリンゴ酸の封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アジピン酸 10.00%
クエン酸 20.00%
リンゴ酸 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアジピン酸、クエン酸及びリンゴ酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入した酸は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例34>:スクラロース、及びクエン酸の封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
スクラロース 10.00%
クエン酸 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスクラロース及びクエン酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例35>:スクラロース及びアジピン酸の封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
スクラロース 10.00%
アジピン酸 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスクラロース及びアジピン酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例36>:アスパルテーム及び塩の封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 20.00%
塩 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム及び塩を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例37>:アスパルテームとWS−3の封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 20.00%
WS−3 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム及びWS−3を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例38>:スクラロースとWS−23の封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
スクラロース 10.00%
WS−23 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスクラロース及びWS−23を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例39>:スクラロース及びメントールの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 70.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
スクラロース 10.00%
メントール 15.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスクラロース及びメントールを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例40>:アスパルテーム及びネオテームの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 60.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 30.00%
ネオテーム 5.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム及びネオテームを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例41>:アスパルテーム及びアデノシンモノホスフェート(苦味阻害剤)の封入
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 20.00%
アデノシンモノホスフェート(AMP) 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム及びAMPを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例42>:アスパルテーム及びカフェインの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 60.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 20.00%
カフェイン 15.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム及びカフェインを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例43>:スクラロース及び乳酸カルシウムの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
スクラロース 10.00%
乳酸カルシウム 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスクラロース及び乳酸カルシウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例44>:スクラロース及びビタミンCの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
スクラロース 10.00%
アスコルビン酸(ビタミンC) 20.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスクラロース及びアスコルビン酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例45>:アスパルテーム及びナイアシンの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 15.00%
ナイアシン 15.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム及びナイアシンを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例46>:スクラロース及び葉酸の封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 75.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
スクラロース 10.00%
葉酸 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約90℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にスクラロース及び葉酸を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例47>:アスパルテーム及びAce−K−ポリビニルアセテートマトリックスの封入(活性物=30%)
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 21.00%
Ace−K 9.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム及びAce−K(60/40)を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物は35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例48>:WS−3及びWS−23混合物−ポリビニルアセテートマトリックスの封入.
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
冷感剤WS−3 15.00%
冷感剤WS−23 15.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にWS−3及びWS−23を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。混合WS− 3及びWS− 23封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例49>:アスパルテーム及び炭酸カルシウム混合物−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 60.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 20.00%
炭酸カルシウム 15.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム及び炭酸カルシウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。混合アスパルテーム及び炭酸カルシウム封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例50>:アスパルテーム及びタルク混合物−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 60.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
アスパルテーム 20.00%
タルク 15.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にアスパルテーム及びタルクを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。混合アスパルテーム及びタルク封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
単一口腔ケア成分の輸送システムの成分例
<実施例51>:トリポリリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
トリポリリン酸ナトリウム 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にトリポリリン酸ナトリウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例52>:フッ化ナトリウム(NaF)−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
フッ化ナトリウム 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にNaFを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例53>:過酸化カルシウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
過酸化カルシウム 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に過酸化カルシウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例54>:塩化亜鉛−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 65.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
塩化亜鉛 30.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に塩化亜鉛を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例55>:過酸化カルバミド−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
過酸化カルバミド 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に過酸化カルバミドを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例56>:硝酸カリウム(KNO)−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
硝酸カリウム(KNO) 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にKNOを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例57>:クロルヘキシジン−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
クロルヘキシジン 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にクロロヘキシジンを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例58>:ステアリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ステアリン酸ナトリウム 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にステアリン酸ナトリウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例59>:炭酸水素ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
炭酸水素ナトリウム 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にNaHCOを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例60>:塩化セチルピリジニウム(CPC)−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
塩化セチルピリジニウム 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にCPCを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例61>:カルシウムカゼインペプトン−カルシウムホスフェートCCP−CP(リカルデント)−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
リカルデント 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にリカルデントを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例62>:ナトリウムリシノレート−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ナトリウムリシノレート 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にリシノール酸ナトリウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例63>:ヘキサメタリン酸ナトリウム(ナトリウムヘキサメタホスフェート)−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ヘキサメタリン酸ナトリウム 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にヘキサメタリン酸ナトリウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例64>:ウレア−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ウレア 40.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にウレアを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
複数の口腔ケア成分の輸送システムの成分例
<実施例65>:トリポリリン酸ナトリウム(STP)及びステアリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
トリポリリン酸ナトリウム 20.00%
ステアリン酸ナトリウム 10.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例66>:フッ化ナトリウム及びトリポリリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 57.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
トリポリリン酸ナトリウム 25.00%
フッ化ナトリウム 3.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例67>:過酸化カルシウム及びヘキサメタリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
過酸化カルシウム 7.00%
ヘキサメタリン酸ナトリウム 23.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例68>:塩化亜鉛及びトリポリリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 57.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
塩化亜鉛 4.00%
トリポリリン酸ナトリウム 26.00%
アスパルテーム 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例69>:ポリビニルアセテート封入物中の過酸化カルバミド及びトリポリリン酸ナトリウムの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
トリポリリン酸ナトリウム 20.00%
過酸化カルバミド 10.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例70>:硝酸カリウム(KNO)及びトリポリリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
硝酸カリウム 10.00%
トリポリリン酸ナトリウム 20.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例71>:クロルヘキシジン、トリポリリン酸ナトリウム及びフッ化ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
クロルヘキシジン 4.00%
トリポリリン酸ナトリウム 23.00%
フッ化ナトリウム 3.00%
アスパルテーム 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例72>:ステアリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム及びメントール−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ステアリン酸ナトリウム 4.00%
トリポリリン酸ナトリウム 19.00%
メントール 7.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例73>:炭酸水素ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム及びステアリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ステアリン酸ナトリウム 4.00%
トリポリリン酸ナトリウム 19.00%
炭酸水素ナトリウム 7.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例74>:塩化セチルピリジニウム(CPC)、フッ化ナトリウム及びトリポリリン酸ナトリウム及びメントール−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
塩化セチルピリジニウム 4.00%
トリポリリン酸ナトリウム 23.00%
フッ化ナトリウム 3.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例75>:カルシウムカゼインペプトン−カルシウムホスフェートCCP−CP(リカルデント)及びトリポリリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
リカルデント 10.00%
トリポリリン酸ナトリウム 20.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例76>:ナトリウムリシノレート及びトリポリリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ナトリウムリシノレート 4.00%
トリポリリン酸ナトリウム 26.00%
アスパルテーム 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例77>:ヘキサメタリン酸ナトリウム(SHMP)及びステアリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ヘキサメタリン酸ナトリウム 26.00%
ステアリン酸ナトリウム 4.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約110℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物にヘキサメタリン酸ナトリウムを添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
<実施例78>:ウレア及びトリポリリン酸ナトリウム−ポリビニルアセテートマトリックスの封入
組成:
成分 重量%
ポリビニルアセテート 55.00%
硬化油 3.75%
グリセロールモノステアレート 1.25%
ウレア 10.00%
トリポリリン酸ナトリウム 20.00%
スクラロース 10.00%
計 100.00%
手順:ポリビニルアセテートを、押出機(一軸若しくは二軸)又はシグマ若しくはバンバリミキサーなどの高剪断ミキサーで約80℃の温度で融解する。次いで硬化油及びグリセロールモノステアレートを、融解したポリビニルアセテートに添加する。その後、得られた混合物に活性物を添加して高剪断下に混合し、成分を完全に分散させる。こうして得られた充填ポリマーメルトを冷却して粉砕し、420ミクロン未満の粒子径を有する粉体材料を調製する。封入物マトリックスは35℃未満の低湿度下に密封容器内で保存する。
現在のところ好ましいと考えられる本発明の実施形態を記載しているが、当業者であれば、本発明の趣旨から逸脱することなくそれに変更及び修飾を行ってよいこと、ならびにそのような変更及び修飾の全てが本発明の技術的範囲に含まれることを理解する。

Claims (5)

  1. 液体充填組成物と、
    前記液体充填組成物を囲む、ガムベースを含有するガム領域とを含んでなる組成物であって、
    前記ガム領域には、ポリオール組成物が前記ガム領域の重量に対して50〜60重量%含まれ、
    前記ポリオール組成物は、複数のポリオールから構成され、
    前記ガム領域には、結晶型のソルビトールが前記ガム領域の重量に対して0〜10重量%含まれるとともに、結晶型のマルチトールが前記ガム領域の重量に対して40〜60重量%含まれ
    前記液体充填組成物は、少なくとも1つの放出調節成分を含む組成物。
  2. 請求項1記載の組成物であって、
    前記結晶型のソルビトールの量は、前記ガム領域の重量に対して5〜10重量%であり、
    前記結晶型のマルチトールの量は、前記ガム領域の重量に対して45〜55重量%である組成物。
  3. 請求項1又は2記載の組成物であって、
    ゼラチン組成物を含有する第3領域を更に含み、前記第3領域により前記ガム領域の少なくとも一部が囲まれる組成物。
  4. 3g以下のガムピースであって、
    前記ガムピースの重量に対して0超〜10重量%の中心充填材と、
    前記中心充填材を囲む、前記ガムピースの重量に対して55〜65重量%のガム領域組成物と、
    前記ガムピースの重量に対して25〜35重量%のコーティングを含み、
    前記ガム領域組成物には、ポリオール組成物が前記ガム領域組成物の重量に対して50〜60重量%含まれ、
    前記ポリオール組成物は、複数のポリオールから構成され、
    前記ガム領域組成物には、結晶型のソルビトールが前記ガム領域組成物の重量に対して0〜10重量%含まれるとともに、結晶型のマルチトールが前記ガム領域組成物の重量に対して40〜60重量%含まれ
    前記中心充填材は、少なくとも1つの放出調節成分を含むガムピース。
  5. 請求項4記載のガムピースであって、
    前記コーティングにゼラチン組成物を含有するガムピース。
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