JP2014521782A5 - - Google Patents
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Description
幾つかの態様では、本発明は、5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライド(TCl)の残基を含むポリマークラムの製造方法であって、(a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、無機塩が有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および(b)工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させてポリマーを含む生成物を生成する工程を含み、yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法に関する。幾つかの実施形態では、b×cは、300以上または350以上である。
他の態様では、本発明は、5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライド(TCl)の残基を含むポリマーに関し、ポリマーは、(a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、無機塩が有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および(b)工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させてポリマーを含む生成物を生成する工程を含み、yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法で製造される。幾つかの実施形態では、b×cは、300以上または350以上である。
幾つかの態様では、本発明は、5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライド(TCl)の残基を含むポリマークラムの製造方法であって、(a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、無機塩が有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および(b)工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させてポリマーを含む生成物を生成する工程を含み、yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法に関する。他の態様では、本発明は、5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライド(TCl)の残基を含むポリマークラムに関し、ポリマーは、(a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、無機塩が有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および(b)工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させてポリマーを含む生成物を生成する工程を含み、yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法により製造される。
溶媒からポリマーを単離することができ、幾つかの実施形態では、本発明は、5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン、およびテレフタロイルジクロライドの残基を含むポリマー粉末に関する。幾つかの実施形態では、ポリマー粉末の固有粘度は4dl/g以上である。幾つかの好ましい実施形態では、ポリマーの固有粘度は4〜8dl/gであり;幾つかの実施形態では、ポリマーの固有粘度は6dl/g以上である。
実施例6
実施例1および実施例2のポリマーを個々に、(1)硫酸含有溶媒、または(2)N−メチル−2−ピロリドン(NMP)もしくはジメチルアセトアミド(DMAC)と無機塩とを含有する溶媒、のいずれかと混合する。ポリマーが溶媒に十分に溶解し、繊維の紡糸に好適な溶液が形成されるまで、必要に応じて冷却して温度を制御しながら、混合物を撹拌する。溶液を紡糸口金から押し出し、エアギャップ紡糸し、凝固させてフィラメントにし、それを洗浄し、乾燥し、ボビンに巻き取る。
次に、本発明の態様を示す。
1. 5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライドの残基を含むポリマークラムの製造方法であって、
a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、前記無機塩が前記有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および
b)前記工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させて前記ポリマーを含む生成物を生成する工程;
を含み、
yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法。
2. 前記(b×c)の積が300以上である、上記1に記載の方法。
3. 前記(b×c)の積が350以上である、上記2に記載の方法。
4. 前記工程b)におけるテレフタロイルジクロライドの添加が少なくとも3段階で行われる、上記1〜3のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記スラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させる前に、前記工程a)で得たスラリーを20℃以下の温度に冷却する、上記1〜4のいずれか一項に記載の方法。
6. 最後の添加の前に、工程b)でテレフタロイルジクロライドを添加した後毎回、前記生成物を15℃以下の温度に冷却する、上記4に記載の方法。
7. 前記有機溶媒がN−メチル−2−ピロリドン(NMP)またはジメチルアセトアミド(DMAC)である、上記1〜6のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記無機塩がLiClまたはCaCl 2 である、上記1〜7のいずれか一項に記載の方法。
9. 前記有機溶媒がNMPであり、前記無機塩がCaCl 2 である、上記1〜8のいずれか一項に記載の方法。
10. 工程b)が撹拌下で行われる、上記1〜9のいずれか一項に記載の方法。
11. 前記ポリマーを前記溶媒系から単離する工程をさらに含む、上記1〜10のいずれか一項に記載の方法。
12. 前記ポリマーを粉砕する工程をさらに含む、上記11に記載の方法。
13. 前記ポリマーを1つ以上の洗浄工程、中和工程、またはその両方で処理することをさらに含む、上記11に記載の方法。
14. 前記ポリマーを1つ以上の洗浄工程、中和工程、またはその両方で処理することをさらに含む、上記12に記載の方法。
15. 前記ポリマーを乾燥した後、硫酸を含む溶媒に溶解し、繊維の紡糸に好適な溶液を形成する工程をさらに含む、上記13に記載の方法。
16. 前記ポリマーを乾燥した後、硫酸を含む溶媒に溶解し、繊維の紡糸に好適な溶液を形成する工程をさらに含む、上記14に記載の方法。
17. DAPBIとPPDが0.25〜4.0の範囲のモル比で存在する、上記1〜16のいずれか一項に記載の方法。
18. 前記溶媒の無機塩重量パーセントが5.0〜10%の範囲である、上記1〜17のいずれか一項に記載の方法。
19. 前記工程(a)のスラリーの形成に使用されるDAPBIの量が2〜9重量%の範囲である、上記1〜18のいずれか一項に記載の方法。
20. 前記工程(a)でp−フェニレンジアミンを0.8〜6.0重量%含む、上記1〜19のいずれか一項に記載の方法。
21. 前記生成物中の固形分の重量パーセントがポリマー基準で12〜15%である、上記1〜20のいずれか一項に記載の方法。
22. 前記生成物中の固形分の重量パーセントがモノマー基準で14〜25%である、上記1〜21のいずれか一項に記載の方法。
23. 前記生成物中の固形分の重量パーセントがモノマー基準で14〜19%である、上記22に記載の方法。
24. 前記重合のゲル化点の前に1回のテレフタロイルジクロライドの添加につき添加されるテレフタロイルジクロライドが10パーセント以下である、上記4に記載の方法。
25. 5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライド(TCl)の残基を含むポリマーであって、
(a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、前記無機塩が前記有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および
(b)前記工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させてポリマーを含む生成物を生成する工程;
を含み、
yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法で製造されるポリマー。
26. b×cが300以上である、上記25に記載のポリマー。
27. b×cが350以上である、上記26に記載のポリマー。
28. 前記工程b)におけるテレフタロイルジクロライドの添加が少なくとも3段階で行われる、上記25〜27のいずれか一項に記載のポリマー。
29. 前記スラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させる前に、前記工程a)で得たスラリーを20℃以下の温度に冷却する、上記25〜28のいずれか一項に記載のポリマー。
30. 最後の添加の前に、工程b)でテレフタロイルジクロライドを添加した後毎回、前記生成物を15℃以下の温度に冷却する、上記25〜29のいずれか一項に記載のポリマー。
31. 前記有機溶媒がN−メチル−2−ピロリドン(NMP)またはジメチルアセトアミド(DMAC)である、上記25〜30のいずれか一項に記載のポリマー。
32. 前記無機塩がLiClまたはCaCl 2 である、上記25〜31のいずれか一項に記載のポリマー。
実施例1および実施例2のポリマーを個々に、(1)硫酸含有溶媒、または(2)N−メチル−2−ピロリドン(NMP)もしくはジメチルアセトアミド(DMAC)と無機塩とを含有する溶媒、のいずれかと混合する。ポリマーが溶媒に十分に溶解し、繊維の紡糸に好適な溶液が形成されるまで、必要に応じて冷却して温度を制御しながら、混合物を撹拌する。溶液を紡糸口金から押し出し、エアギャップ紡糸し、凝固させてフィラメントにし、それを洗浄し、乾燥し、ボビンに巻き取る。
次に、本発明の態様を示す。
1. 5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライドの残基を含むポリマークラムの製造方法であって、
a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、前記無機塩が前記有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および
b)前記工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させて前記ポリマーを含む生成物を生成する工程;
を含み、
yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法。
2. 前記(b×c)の積が300以上である、上記1に記載の方法。
3. 前記(b×c)の積が350以上である、上記2に記載の方法。
4. 前記工程b)におけるテレフタロイルジクロライドの添加が少なくとも3段階で行われる、上記1〜3のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記スラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させる前に、前記工程a)で得たスラリーを20℃以下の温度に冷却する、上記1〜4のいずれか一項に記載の方法。
6. 最後の添加の前に、工程b)でテレフタロイルジクロライドを添加した後毎回、前記生成物を15℃以下の温度に冷却する、上記4に記載の方法。
7. 前記有機溶媒がN−メチル−2−ピロリドン(NMP)またはジメチルアセトアミド(DMAC)である、上記1〜6のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記無機塩がLiClまたはCaCl 2 である、上記1〜7のいずれか一項に記載の方法。
9. 前記有機溶媒がNMPであり、前記無機塩がCaCl 2 である、上記1〜8のいずれか一項に記載の方法。
10. 工程b)が撹拌下で行われる、上記1〜9のいずれか一項に記載の方法。
11. 前記ポリマーを前記溶媒系から単離する工程をさらに含む、上記1〜10のいずれか一項に記載の方法。
12. 前記ポリマーを粉砕する工程をさらに含む、上記11に記載の方法。
13. 前記ポリマーを1つ以上の洗浄工程、中和工程、またはその両方で処理することをさらに含む、上記11に記載の方法。
14. 前記ポリマーを1つ以上の洗浄工程、中和工程、またはその両方で処理することをさらに含む、上記12に記載の方法。
15. 前記ポリマーを乾燥した後、硫酸を含む溶媒に溶解し、繊維の紡糸に好適な溶液を形成する工程をさらに含む、上記13に記載の方法。
16. 前記ポリマーを乾燥した後、硫酸を含む溶媒に溶解し、繊維の紡糸に好適な溶液を形成する工程をさらに含む、上記14に記載の方法。
17. DAPBIとPPDが0.25〜4.0の範囲のモル比で存在する、上記1〜16のいずれか一項に記載の方法。
18. 前記溶媒の無機塩重量パーセントが5.0〜10%の範囲である、上記1〜17のいずれか一項に記載の方法。
19. 前記工程(a)のスラリーの形成に使用されるDAPBIの量が2〜9重量%の範囲である、上記1〜18のいずれか一項に記載の方法。
20. 前記工程(a)でp−フェニレンジアミンを0.8〜6.0重量%含む、上記1〜19のいずれか一項に記載の方法。
21. 前記生成物中の固形分の重量パーセントがポリマー基準で12〜15%である、上記1〜20のいずれか一項に記載の方法。
22. 前記生成物中の固形分の重量パーセントがモノマー基準で14〜25%である、上記1〜21のいずれか一項に記載の方法。
23. 前記生成物中の固形分の重量パーセントがモノマー基準で14〜19%である、上記22に記載の方法。
24. 前記重合のゲル化点の前に1回のテレフタロイルジクロライドの添加につき添加されるテレフタロイルジクロライドが10パーセント以下である、上記4に記載の方法。
25. 5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライド(TCl)の残基を含むポリマーであって、
(a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、前記無機塩が前記有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および
(b)前記工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させてポリマーを含む生成物を生成する工程;
を含み、
yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法で製造されるポリマー。
26. b×cが300以上である、上記25に記載のポリマー。
27. b×cが350以上である、上記26に記載のポリマー。
28. 前記工程b)におけるテレフタロイルジクロライドの添加が少なくとも3段階で行われる、上記25〜27のいずれか一項に記載のポリマー。
29. 前記スラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させる前に、前記工程a)で得たスラリーを20℃以下の温度に冷却する、上記25〜28のいずれか一項に記載のポリマー。
30. 最後の添加の前に、工程b)でテレフタロイルジクロライドを添加した後毎回、前記生成物を15℃以下の温度に冷却する、上記25〜29のいずれか一項に記載のポリマー。
31. 前記有機溶媒がN−メチル−2−ピロリドン(NMP)またはジメチルアセトアミド(DMAC)である、上記25〜30のいずれか一項に記載のポリマー。
32. 前記無機塩がLiClまたはCaCl 2 である、上記25〜31のいずれか一項に記載のポリマー。
Claims (2)
- 5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライドの残基を含むポリマークラムの製造方法であって、
a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、前記無機塩が前記有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および
b)前記工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させて前記ポリマーを含む生成物を生成する工程;
を含み、
yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法。 - 5(6)−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンズイミダゾール(DAPBI)、p−フェニレンジアミン(PPD)、およびテレフタロイルジクロライド(TCl)の残基を含むポリマーであって、
(a)有機溶媒と無機塩c重量パーセントとを含む溶媒系に、bモルパーセントのDAPBIおよびyモルパーセントのPPDを懸濁したスラリーを形成する工程であって、前記無機塩が前記有機溶媒の少なくとも5重量パーセントの量で存在し、DAPBIとPPDが、ポリマー基準で12パーセント以上の固形分の重量パーセントを有するポリマー溶液を提供するのに十分な量で存在する工程;および
(b)前記工程a)のスラリーを化学量論量のテレフタロイルジクロライドと接触させてポリマーを含む生成物を生成する工程;
を含み、
yとbの合計が100であり、b×cの積が225以上である方法で製造されるポリマー。
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