JP2014516649A - 過負荷機構を備えたロック可能な取り出し装置 - Google Patents

過負荷機構を備えたロック可能な取り出し装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、ハート形に形成されたガイド路(3)内を移動可能な制御ピン(4)を備えた、可動家具部品(2)用のロック可能な取り出し装置(1)に関する。スロット付きガイド路(3)は、可動家具部品(2)が閉じられる際に制御ピン(4)が移動するところの閉じ部(3a)、制御ピン(4)がロック位置(VS)に保持されるところのラッチ凹部(5)を有してなるロック部(3b)、及び、可動家具部品(2)が開かれる際に制御ピン(4)が移動可能な開き部(3c)を有している。可動家具部品(2)の開き方向(OR)への移動時でもロック位置(VS)を解放可能とする過負荷機構(6)が、ロック部(3b)に配設されている。過負荷機構(6)は、作用力をかけられると共に制御ピン(4)用の過負荷路(W)を一時的に閉鎖するブロック要素(7)を備える。ブロック要素(7)は、少なくとも部分的に前記ロック部(3b)のラッチ凹部(5)を形成する。ブロック要素(7)によって閉鎖され得る前記過負荷路(W)は、通路壁によって区画された通路(チャンネル)を通っており、その通路を介して通じて制御ピン(4)は過負荷時に移動できる。前記通路(チャンネル)の前記閉じ部(3a)及び開き部(3c)対する空間関係は固定されており、その通路は開き部(3c)に開口している。前記ブロック要素(7)は、前記通路壁から分離して形成され、且つ前記通路内で移動可能である。
【選択図】図19

Description

本発明は、ハート形(心臓形)(cardioid-shaped)に形成されたスライドガイド路内を移動可能な制御ピンを備えた、可動家具部品用のロック可能な取り出し装置(エジェクト装置)に関するものである。ここで、前記スライドガイド路は、前記可動家具部品を閉じる際に制御ピンが移動するところの閉じ部(closing portion)、制御ピンがロック位置に保持されるところのラッチ凹部を有してなるロック部(locking portion)、及び、可動家具部品を開く際に制御ピンが移動可能な開き部(opening portion)を有している。更に、可動家具部品の開き方向への移動時でも前記ロック位置を解放可能とする過負荷機構(overload mechanism)が、ロック部に配設されており、その過負荷機構は、作用力をかけられると共に制御ピン用の過負荷路を一時的に閉鎖(ブロック)するブロック要素(blocking element)を有している。
ロック可能な取り出し装置(これはまた、タッチ・ラッチ(touch-latch)機構とも呼ばれる)は、とりわけ引き出し(drawer)に関連して利用されており、閉じた引き出しに対して圧力をかけたときに、引き出しがアンロック(ロック解除)され、引き出しの自動的な取り出し(エジェクト動作)又は開放が起きる、といったことをもたらす役割を担う。そのようなロック可能な取り出し装置の初期の設計では、取り出し(エジェクト動作)は、引き出しを押すこと(つまり、閉じ方向に過度に圧力をかけること)のみによって生じさせることができる。しかしながら、引き出しが閉じているときに、それが押されるのではなく、むしろ開き方向に引っ張られるならば、個々の構成部品は過負荷状態となり、破壊されるに至ることもある。
そういったことを回避するために、そのようなロック可能な取り出し装置には、過負荷機構が取り付けられていた。
そのような過負荷機構の例は、DE 20 2009 005 256 U1に見出される。そのケース(場合)においては、制御ピンがロック位置に配置される領域が、例えば開き方向への引き出しの動作時に回転(回動)され、あるいは、ハート形(cardioid)様のスライドガイド路の“ハート”の領域で過負荷通路が開かれる。また、異形もあり、それによれば、スライドガイド路自体が二つの部分から形成され、それらは過負荷状況で互いに対し変位される。上記に示した明細書によれば、全ての実施態様で、制御ピン用の通常の、ハート形形状の通路での変化があらねばならない。その結果として、実際のスライドガイド路の領域は、常に塞がれている。特に、そのような過負荷後において、移動部品がもはや適時に通常位置に後退しない(戻らない)ときには、その通常のハート形様の通路はもはや、制御ピンに通路全体を通過させることができない。それは、トリガープロセス(開始プロセス)を不完全なものにする。しかも、閉じ位置やロック位置がもはや正確に実現されないこともあり得る。
同様のやり方において、(日本)特開2007−9507号公報、特にその図7は、ハート形様スライドガイド路の“ハート”の一部が過負荷状況で旋回可能になり、そのことにより、開き方向に制御ピン用の通路を開く過負荷機構を示す。この構成は、制御ピンの通常の通路がその旋回動作によって変位されるという不利益を被る。仮にその通路が再び適時にクリヤーされない(開けられない)ならば、上で既に言及したような問題が生じ得る。
WO2007/050737 A2は、制御ピンがラッチ(掛け金)的に係合するラッチ凹部における、ハート形形状のロック部を開示する。そのラッチ凹部の領域には、相対的に幅狭の過負荷通路が既にハート形形態の中に設けられている。ハート形を形成している部分はフレキシブル(柔軟な)材料からなるので、過負荷が生ずるとき、制御ピンはその柔軟な部分を介して力をかけられ得る。その点での不利益は、多くの(何度かの)過負荷動作で前記の柔軟材料が、それを介して制御ピンが力をかけられることのために磨り減ってしまい、そのことで通路の幅の好ましくない増大が起き得る、ということである。そのことは、普通程度の負荷が作用するときや僅かな過負荷に過ぎないときでさえ、望まないロック効果をもたらす結果となる。
DE 20 2009 005 256 U1 特開2007−9507号公報 WO2007/050737 A2
従って本発明の目的は、先行技術を超えて改良されたロック可能な取り出し装置(エジェクト装置)を提供することにある。特に、過負荷機構が、スライドガイド路における通常通路が出来得る限り悪影響を受けないような設計構造である、ものを提供することにある。
請求項1のおいて書きの特徴を有する取り出し装置について、その目的は次の構成によって達成される。即ち、
ブロック要素はまた、少なくとも部分的にロック部のラッチ凹部を形成しており、
前記ブロック要素によって閉鎖可能である過負荷路は、過負荷時に制御ピンが通過でき、且つ、通路壁によって区画され、且つ、閉じ部及び開き部と固定的な空間関係にあり、且つ、前記開き部に開口しているところの通路を通っており、
前記ブロック要素は、前記通路壁から分離して設けられ、且つ、前記通路内で移動可能であること。
換言すれば、これは、過負荷のときに、ブロック要素だけが、それ(制御ピン?)が開き方向に動くにつれて制御ピンによってスライドガイド路のロック部を移動可能であることを意味する。他の領域(閉じ部、開き部、および少なくとも部分的にロック部)は変化しないままである。加えて、ロック部は、ブロック要素によってダメージ・フリーなやり方で解放されることができる。本発明の更なる利点は、拡散(spreading)や強制が「ハート」を開くときに(従来例参照)、過負荷のセーフガードを提供するのは摩擦力ではなく、むしろそれは、正確な引っ張りトリガー(引き金)効果を許容するところの、ブロック要素に関して明確に定義され、精密に関連付けられた力の作用である、という点にある。
可動家具部品の開き方向への移動時に定義されたトリガー(引き金)通路を許容するためには、ロック位置にあるブロック要素が過負荷路の第1の部分をブロック(閉鎖)すると共に、過負荷状況においてブロック要素は、過負荷路を閉鎖する位置からのブロック要素の力の作用に抗して開き方向に制御ピンにより移動可能であり、過負荷路の第1の部分がクリヤーされる(開けられる)、ことが好ましい。
取り出し装置の取り出し(エジェクト動作)を許容すべく開き方向に突出されなければならない距離はまた、過負荷路の第1の部分の長さ(例えば2〜5mm)に依存する。従って、過負荷路の第1の部分がクリヤーされる(開けられる)とき、制御ピンが過負荷路の第2の部分の中に移動可能であり、当該第2の部分においては、当該取り出し装置がアンロック(ロック解除)されると共に、可動家具部品が当該取り出し装置のエジェクトばねによって開き方向に取り出されることができる、ことは好ましい。
その目的のために、ブロック要素がばねによる力にさらされること、そして当該ばねが圧縮ばねの形態をなすことは、更に好ましい。
ロック位置における制御ピンは、エジェクトばね及びブロック要素ばねの双方と力作用的に連結された関係にあるため、ブロック要素のばねのばね力が前記エジェクトばねのばね力よりも大きい、ことは好ましい。そのことは、ブロック要素がエジェクトばね自体によっては解放されないが、可動家具部品を引っ張り出すことによりユーザ(使用者)によって追加の力が付与された場合にのみ解放される、ことを保証する。
本発明の好ましい一実施態様では、ロック位置での制御ピンは、ブロック要素に対してだけもたれかかる、つまり、ラッチ凹部の大部分又は全体がブロック要素それ自体によって形成されている。
基本的に、取り出し装置(エジェクト装置)は、例えば特許文献1及び特許文献2に示されるように、所望の構成であることができ、所望のやり方で準備されることができる。唯一の本質的な考慮点は、本発明に従うところの過負荷機構が存在することである。それにもかかわらず、好ましい一実施態様は、
前記スライドガイド路が設けられたハウジングと、
前記ハウジングに沿って移動可能なスライダーと、
前記エジェクトばねが、その一端部で前記スライダーに連結されると共に、その他端部で前記ハウジングに連結されていることと、
前記スライダーに旋回可能に取り付けられていると共に、前記スライドガイド路に係合する前記制御ピンが配置されているところの制御レバーと、
前記スライダー上に配置され且つ好ましくは旋回可能に取り付けられているところの、可動家具部品用のエジェクト要素と、を含むものである。
そのような取り出し装置の場合においてロック位置の調節を行うために、前記ハウジングが、深さ調節装置によって移動可能であると共に前記スライドガイド路が設けられている部分(移動可能部)を有する、ことは好ましい。
発明の保護は、家具製品についても求められており、その家具製品は、家具カーカスと、可動家具部品(特に、引き出し)と、請求項1〜9のいずれか一項に記載のロック可能な取り出し装置と、を備えている。
そのような家具製品の場合において、取り出し装置(エジェクト装置)が家具カーカスと関連し、且つ可動家具部品と関連した同調部材上で作動することは、可能である。しかしながら、本発明の一実施態様では、これとは反対に次のことが提供される、即ち:
可動家具部品が、当該可動家具部品に接続され又は接続され得る引き出しレール、任意的にはセンターレール、及び、家具カーカスに接続されたカーカスレールによって前記家具カーカスに移動可能に取り付けられており、
取り出し装置は、引き出しレール又は可動家具部品に配置されており、
可動家具部品の少なくとも閉じ位置において、前記エジェクト要素は、好ましくは、前記家具カーカスまたはカーカスレール上にそれぞれ配置された同調部材と積極的なロック関係で接続されていること。
本発明の本質的(基本的)な観念はまた、引き出しを過度に押すことだけでなく、引き出しを引くことによっても、可動家具部品の取り出し(エジェクト)が有効になされることを提供する。その目的のために、好ましくは次のことが提供される、即ち:
可動家具部品を閉じ位置から、当該閉じ位置の後ろの位置に過押圧することにより、あるいは、可動家具部品を前記閉じ位置から開き方向に引っ張ることにより、前記制御ピンがロック部から、開き部内にあるいは過負荷路の第2の部分内に進入して、取り出し装置がアンロック(ロック解除)され、
取り出し装置がアンロック(ロック解除)されるときに負荷解除され得るエジェクトばねは、可動家具部品に連結されたハウジングが、家具カーカスに対して固定されている前記同調部材に保持されたスライダーに対して移動可能であることを提供し、
そして、前記可動家具部品は開き方向に取り出されることができること。
本発明の更なる詳細及び利点は、図面に示された事例により実施形態を参照した具体的説明によって、これ以後、更に十分に説明される。
図1は、閉じた引き出し及び開いた引き出しと共に家具製品を模式的に示す。 図2は、引き出し側壁および家具カーカス(家具本体の枠組み)と共に、引き出し伸長ガイドの外観を示す。 図3は、伸長ガイドを伴った引き出し側壁の一部を示す。 図4は、図3に取り出し装置が取り付けられた状態を示す。 図5〜図7は、家具カーカスレールに対する可動家具部品の異なる位置を示す。 図5〜図7は、家具カーカスレールに対する可動家具部品の異なる位置を示す。 図5〜図7は、家具カーカスレールに対する可動家具部品の異なる位置を示す。 図8〜図12は、異なる位置にある取り出し装置の側面を示す。 図8〜図12は、異なる位置にある取り出し装置の側面を示す。 図8〜図12は、異なる位置にある取り出し装置の側面を示す。 図8〜図12は、異なる位置にある取り出し装置の側面を示す。 図8〜図12は、異なる位置にある取り出し装置の側面を示す。 図13は、構造ユニット(構造単位)の形態にある取り出し装置を示す。 図14及び図15は、二つの異なる側から見た、取り出し装置の分解図を示す。 図14及び図15は、二つの異なる側から見た、取り出し装置の分解図を示す。 図16及び図17は、ブロック要素を伴ったハウジングの移動可能部の3次元視を示す。 図16及び図17は、ブロック要素を伴ったハウジングの移動可能部の3次元視を示す。 図18は、過度に押されたときのスライドガイド路における制御ピンの異なる位置を模式的に示す。 図18aは、図18に対応したスプリング(ばね)に関する力の変動を示す。 図19は、過負荷状況でのスライドガイド路における制御ピンの配置を模式的に示す。 図19aは、図19に対応したスプリング(ばね)に関する力の変動を示す。 図20〜図25は、スライドガイド路における制御ピンの異なる位置での三次元視およびその詳細(部分拡大図)を示す。 図20〜図25は、スライドガイド路における制御ピンの異なる位置での三次元視およびその詳細(部分拡大図)を示す。 図20〜図25は、スライドガイド路における制御ピンの異なる位置での三次元視およびその詳細(部分拡大図)を示す。 図20〜図25は、スライドガイド路における制御ピンの異なる位置での三次元視およびその詳細(部分拡大図)を示す。 図20〜図25は、スライドガイド路における制御ピンの異なる位置での三次元視およびその詳細(部分拡大図)を示す。 図20〜図25は、スライドガイド路における制御ピンの異なる位置での三次元視およびその詳細(部分拡大図)を示す。
図1は、家具カーカス(家具本体の枠組み)16および二つの可動家具部品2を含む家具製品15を示す。この場合、上側の可動家具部品2は閉じ位置SSにあり、ここで制御ピン4は、ロック位置VSにてスライドガイド路3に保持されている。制御ピン4は、制御レバー12を介して、ハウジング10(ここでは模式的に示す)内で変位可能なスライダー11に連結されている。スライダー11は、エジェクトばね8を介してハウジング10に連結され、そのエジェクトばね8(引張ばね)は当該ロック位置VSでストレス(負荷)を加えられている。取り出し装置(エジェクト装置)1は、引き出しレール17に取り付けられている。そして、引き出しレール17はカーカスレール18に対してロックされ、それ故、引き出しレール17が取り出し装置1及びそのエジェクト要素13(ロック用フックを具備)を介してカーカスレール18の同調部材19に保持されているとき、引き出しレール17は変位(移動)可能ではない。
もし今、図1の下側の可動家具部品2に関して示されているように、トリガー操作(開始操作)が付与される(それは、可動家具部品2を過度に押すこと、引くことの両方で可能)ならば、そのときには、制御ピン4がスライドガイド路3のロック部3bの外側を通過する。すると、スライダー11はもはやスライドガイド路3ではロックされず、エジェクトばね8は縮むことができ、このことにより、取り出し装置1のハウジング10が、それに取り付けられている可動家具部品2と共に開き方向ORに動かされる。スライダー11それ自体は依然として、エジェクト要素13を介して同調部材19に積極的なロック関係で連結されているため、スライダー11に対してハウジング10の変位(移動)が起こり、可動家具部品2は開き位置OSに移る。
図2は、可動家具部品2の一側壁、及び、引き出しレール17(この図では見づらい)に保持されたコンテナレール20を示す。取り出し装置1は、引き出しレール17の下、即ちコンテナレール20の下に取り付けられている。
図3は、引き出し側壁21を示す。同調部材19が取り付け要素22を介してカーカスレール18に取り付けられている。
図4は、引き出しレール17に取り付けられた取り出し装置1と一緒になった引き出し側壁21を示す。この場合、もう一方の引き出し側壁(図示略)と関連する第2の取り出し装置と同期をとるための連結要素23、及び、深さ調節装置14が見て取れる。
図5では、ハウジングカバー10cが取り出し装置1から取り除かれており、よって取り出し装置1の中を見ることができる。そこでわかるように、エジェクト要素13(ロック用フック)が積極的なロック関係で同調部材19に連結されている。そのエジェクト要素13はガイド路24内で動く。エジェクトばね8、及び、ブロック要素7用のばね9も示されている。
図6では、引き出し側壁21と共に可動家具部品2が開き方向ORに更に動かされ、その場合には、エジェクト要素13がガイド路24の傾斜した端部領域に進入し、それによりスライダー11に対して旋回し同調部材19を解除する(release)。その瞬間から又はその位置から、可動家具部品2は開き方向ORに自由に動かされることができる(図7も参照されたし)。
図8は、可動家具部品の中央から取り出し装置1を見たところを示す。この場合、ハウジングカバー10cは全体的に取り除かれている。加えて、移動可能部10aの一部が切り取られて、移動可能部10aにおけるスライドガイド路3を見えるようにしている。図8では、制御ピン4がロック位置VSにあり、ブロック要素7上のラッチ凹部5に配置されている。
図9では、制御ピン4は、過度押圧位置Uに示されており、ロック部3bから開き部3cへ行く(図18も参照されたし)。
図10では、エジェクトばね8の作用が既に開始されており、それにより、スライダー11自体がエジェクト要素13(ロック用フックを具備)によって同調部材19にひいては家具カーカス16に保持されているので、ハウジング10のマウント部10bがスライダー11に対して開き方向ORに動く。制御ピン4は分岐要素25を通り過ぎる少し前を示されており、制御ピン4は、ばね荷重がかけられた分岐要素25を下に押し、(分岐要素25は)制御ピンがそこを通過した後に再び開始位置にもどる。その後に(それに引き続いて)閉じ方向SRへの制御ピンの移動時、そのことは、制御ピン4が開き部3cの中にではなく閉じ部3aの中に進む又はそらされることを許容する。
図11では、エジェクトばね8は全く負荷をかけられておらず(つまり、収縮されており)、スライダー11はエジェクト要素13をガイド路24の傾斜した端部に動かし、その結果、エジェクト要素13は旋回させられて、エジェクト要素13と同調部材19との間の積極的なロック結合が解除される。
図12では、取り出し装置1はもはや同調部材19には保持されておらず、よって可動家具部品2の全体が自由に移動可能となっている。
図13は、組み立て状態での、幅狭で長尺な取り出し装置1を示す。
図14及び図15は、異なる側からの取り出し装置1の分解図を示す。取り出し装置1は、その大きな構成部品として、マウント部10b、ハウジングカバー10cおよび移動可能部10aを備えてなるハウジング10を有している。取り出し装置1は、マウント部10bによって可動家具部品2または引き出しレール17に接続される。ハウジングカバー10cは、伝統的な連結手段を介してマウント部10bに固定的に接続されている。移動可能部10aは、それら二つの部品の間に配置されており、引き出し全体のロック位置の配置及び深さは、深さ調節装置14によって調節され得る。その回転可能な深さ調節装置14は、その下側において、移動可能部10aに設けられたラッチ手段14aに対応する螺旋ウォーム14bを有している。移動可能部10aにはスライドガイド路3が設けられており、スライドガイド路3のラッチ凹部5がブロック要素7によって形成される。ブロック要素7は、ガイド29内に移動可能に取り付けられており(図16,17参照)、ばね9(圧縮ばね)の力を受ける。スライダー11はハウジング10全体に対してスライド可能又は変位可能に取り付けられている。制御レバー12は、スライダー11に対して旋回可能に取り付けられると共に、一端において、スライドガイド路3に係合する制御ピン4を有している。加えて、エジェクト要素13がスライダー11の一端部に旋回可能に取り付けられている。スライダー11は更に、連結要素23に対応する同調歯(群)26を有しており、当該連結要素23には、引き出しの他側における別の取り出し装置(エジェクト装置)との連結用の同調バー(図示略)を設けることができる。取り出し装置1は更に、ハウジングカバー10c上のばねホルダー27と、スライダー11のばねホルダー28との間に保持されたエジェクトばね8を有している。
図18は、スライドガイド路3における制御ピン4の通路(経路)を模式的に示す。それに対応して、図18aは、エジェクトばね8のばね力F8と、ブロック要素7用のばね9のばね力F9とをそれぞれ示す。全体の手順は、可動家具部品2の開き位置OSから閉じ方向SRに向けた移動で始まる。この場合、制御ピン4は先ずポジションIに移動する。その領域では、エジェクトばね8、ひいてはそのばね力F8が、既に加圧されている。ポジションIIに到達することで、エジェクトばね8の最高のばね力F8を与える。ポジションIIはまた、スライドガイド路3の閉じ部3aとロック部3bとの間の遷移部を表す。ロック部3bでは、制御ピン4は、当該ピン4がラッチ部5ひいてはブロック要素7にもたれかかるポジションIIIに達する。それはロック位置VSを表し、可動家具部品2の閉じ位置SSに対応する。家具部品が閉じ位置SSから閉じ方向SRに動かされるとき(過押圧時)、制御ピン4はポジションIV(ロック部3bと開き部3cとの間の遷移部)に移る。制御ピン4が開き部3cに達するや否や、ロック位置VSが解放され、エジェクトばね8はそのばね力F8を展開して可動家具部品2をエジェクトする。このエジェクトプロセス時には、制御ピン4はポジションVおよびVIに達し、分岐要素25を通過する。
これに対し図19及び19aは、模式的な手順、及び、スライドガイド路3または過負荷路Wにおける制御ピン4の位置を示す。過負荷路Wは、通路壁によって区切られた心臓形(ハート形)(cardioid)の通路を通り抜けている。その通路は、部位3a,3b,3cと固定した空間的関連にある。再度、ポジションIで可動家具部品2の閉じ(動作)が始まると、閉じ部3aでの制御ピン4の動きがポジションIIに達する。その領域では、エジェクトばね8及びそのばね力F8は加圧される。ロック部3bに到達後、制御ピン4は、ロック位置VSに対応するポジションIIIに入る。図18とは対照的に、可動家具部品2には閉じ方向SRにアクション(動作)は付与されないが、引っ張り力が可動家具部品2に開き方向ORにかけられる。その結果として、過負荷機構6が作動を開始し、ポジションIVに移動することで制御ピン4がブロック要素7を押圧し、それによってばね9を圧縮する。その場合、制御ピン4は、ブロック要素7によってブロック(閉鎖)され得る過負荷路Wの第1の部分W1に配置される。過負荷路Wの第1部分の端では、制御ピン4が傾斜した偏向部31によって左の方に移動させられ、ポジションVに進む。そのポジションVでは、ブロック要素のばね9のばね力F9が最大となる。同時に、エジェクトばね8のばね力F8はまた、既に僅かに緩和(解放)される。制御ピン4がブロック要素7の延長部32を全体的に押したときだけ、ブロック要素7のばね9のばね力F9が克服され、制御ピン4が過負荷路Wの第2の部分W2に進入し、そこではロック位置VSが無効にされてエジェクトばね8が作用を開始し、それにより、制御ピン4がポジションVIおよびVIIに達する。ばね9が再びストレスを解かれて、ブロック要素7を再び図18に示す位置に復帰させるのは、左手側の延長部32を通り過ぎた直後である。
この設計の利点は、ブロック要素7が、スライドガイド路3のハート30を通り抜けるいわゆるバイパス線を形成する点にある。ブロック要素7は、その過負荷路Wを閉鎖すると共に、過負荷状況の場合にだけそれをクリヤーにする(開けさせる、閉鎖を解く)。これに対して、スライドガイド路の各部位3a,3b,3cは変化しないままであり、閉鎖可能な過負荷路Wと常に一定の空間的関連(性)を保っている。結果として、素早い開閉動作のときでさえ、お互いに空間的に固定された関係にあるところのスライドガイド路3の各部3a,3b,3cにおいて制御ピン4のジャミング(jamming)はあり得ない。
図20は、ブロック要素7のラッチ凹部5にもたれかかった、ロック位置VSにおける制御ピン4の三次元視を示す。それに関して、過負荷路Wが通り抜けている通路が、当該過負荷路Wに沿ってほぼ同じ(幅の)ままであり且つ当該過負荷路Wで移動可能な制御ピン4の直径Dよりも僅かに大きいところの通路壁の幅Bを有することは、好ましい。換言すれば、制御ピン4は、その通路によって形成される過負荷路Wであって、第1の部分W1が幾分相対的に大きい幅Bの状態にある過負荷路Wを正確に通り抜ける。
図21〜23は、制御ピン4用の過負荷路Wを示しており、これらの図面は図19に対応する。他方、図24及び25は、位置U(過度押圧位置U)における制御ピン4の過度押圧での通常経路を示し、これらは実質的に図18に対応する。
1 取り出し装置(エジェクト装置)
2 可動家具部品
3 スライドガイド路
3a スライドガイド路の閉じ部
3b スライドガイド路のロック部
3c スライドガイド路の開き部
4 制御ピン
5 ラッチ凹部
6 過負荷機構
7 ブロック要素
8 エジェクトばね
9 ブロック要素用のばね
10 ハウジング
10a 移動可能部
11 スライダー
12 制御レバー
13 エジェクト要素
W 過負荷路
W1 過負荷路の第1の部分
W2 過負荷路の第2の部分

Claims (12)

  1. ハート形に形成されたスライドガイド路(3)内を移動可能な制御ピン(4)を備えた、可動家具部品(2)用のロック可能な取り出し装置(1)であって、
    前記スライドガイド路(3)は、
    前記可動家具部品(2)を閉じる際に前記制御ピン(4)が移動するところの閉じ部(3a)、
    前記制御ピン(4)がロック位置(VS)に保持されるところのラッチ凹部(5)を有してなるロック部(3b)、及び、
    前記可動家具部品(2)を開く際に前記制御ピン(4)が移動可能な開き部(3c)を有しており、
    可動家具部品(2)の開き方向(OR)への移動時でも前記ロック位置(VS)を解放可能とする過負荷機構(6)が、ロック部(3b)に配設されており、
    前記過負荷機構(6)は、作用力をかけられると共に前記制御ピン(4)用の過負荷路(W)を一時的に閉鎖するブロック要素(7)を有している、
    ロック可能な取り出し装置(1)において、
    前記ブロック要素(7)は、少なくとも部分的に前記ロック部(3b)のラッチ凹部(5)を形成し、
    前記ブロック要素(7)によって閉鎖可能である前記過負荷路(W)は、過負荷時に前記制御ピン(4)が通過でき、且つ、通路壁によって区画され、且つ、前記閉じ部(3a)及び開き部(3c)と固定的な空間関係にあり、且つ、前記開き部(3c)に開口しているところの通路を通っており、
    前記ブロック要素(7)は、前記通路壁から分離して設けられ、且つ、前記通路内で移動可能である、
    ことを特徴とする可動家具部品用のロック可能な取り出し装置。
  2. 前記制御ピン(4)は、ロック位置(VS)において前記ブロック要素(7)に対してもたれかかる、ことを特徴とする請求項1に記載の取り出し装置。
  3. ロック位置(VS)での前記ブロック要素(7)は、過負荷路(W)の第1の部分(W1)を閉鎖し、
    過負荷状況においては、ブロック要素(7)は、過負荷路(W)を閉鎖する位置から、ブロック要素(7)の力の作用に抗して開き方向(OR)に制御ピン(4)によって移動可能であり、過負荷路(W)の第1の部分(W1)が開けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の取り出し装置。
  4. 過負荷路(W)の第1の部分(W1)が開けられたとき、前記制御ピン(4)は過負荷路(W)の第2の部分(W2)の中に移動可能であり、当該第2の部分においては、当該取り出し装置(1)はアンロック(ロック解除)されると共に、可動家具部品(2)は当該取り出し装置(1)のエジェクトばね(8)によって開き方向(OR)に取り出されることができる、ことを特徴とする請求項3に記載の取り出し装置。
  5. 前記ブロック要素(7)は、ばね(9)による力にさらされる、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の取り出し装置。
  6. ブロック要素(7)のばね(9)のばね力(F9)は、前記エジェクトばね(8)のばね力(F8)よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項5に記載の取り出し装置。
  7. 前記過負荷路(W)は、当該過負荷路(W)に沿ってほぼ同じ幅を維持すると共に、当該過負荷路(W)を移動可能な前記制御ピン(4)の直径(D)よりも僅かに大きい幅(B)を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の取り出し装置。
  8. 前記スライドガイド路(3)が設けられたハウジング(10)と、
    前記ハウジング(10)に沿って移動可能なスライダー(11)と、
    前記エジェクトばね(8)が、その一端部で前記スライダー(11)に連結されると共に、その他端部で前記ハウジング(10)に連結されていることと、
    前記スライダー(11)に旋回可能に取り付けられていると共に、前記スライドガイド路(3)に係合する前記制御ピン(4)が配置されているところの制御レバー(12)と、
    前記スライダー(11)上に配置され且つ好ましくは旋回可能に取り付けられているところの、可動家具部品(2)用のエジェクト要素(13)と、
    によって特徴付けられた請求項1〜7のいずれか一項に記載の取り出し装置。
  9. 前記ハウジング(10)は、深さ調節装置(14)によって移動可能であると共に前記スライドガイド路(3)が設けられている部分(10a)を有している、
    ことを特徴とする請求項8に記載の取り出し装置。
  10. 家具カーカス(16)と、
    可動家具部品(2)、特に引き出しと、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載のロック可能な取り出し装置(1)と、
    を備えた家具製品(15)。
  11. 前記可動家具部品(2)は、当該可動家具部品(2)に接続され又は接続され得る引き出しレール(17)、任意的にはセンターレール、及び、前記家具カーカス(16)に接続されたカーカスレール(18)によって前記家具カーカス(16)に移動可能に取り付けられており、
    前記取り出し装置(1)は、前記引き出しレール(17)又は可動家具部品(2)に配置されており、
    前記可動家具部品(2)の少なくとも閉じ位置(SS)において、前記エジェクト要素(13)は、好ましくは、前記家具カーカス(16)又はカーカスレール(18)上にそれぞれ配置された同調部材(19)と積極的なロック関係で接続されている、
    ことを特徴とする請求項10に記載の家具製品。
  12. 前記可動家具部品(2)を閉じ位置(SS)から、当該閉じ位置(SS)の後ろの位置に過押圧することにより、あるいは、前記可動家具部品(2)を前記閉じ位置(SS)から開き方向(OR)に引っ張ることにより、前記制御ピン(4)がロック部(3b)から、開き部(3c)内に、あるいは、取り出し装置(1)がロック解除される過負荷路(W)の第2の部分(W2)内に進入し、
    前記取り出し装置(1)がロック解除されるときに負荷解除され得るエジェクトばね(8)は、可動家具部品(2)に連結された前記ハウジング(10)が、家具カーカスに対して固定されている前記同調部材(19)に保持されたスライダー(11)に対して移動可能であることを提供し、
    そして、前記可動家具部品(2)は開き方向(OR)に取り出されることができる、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の家具製品。
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