JP2014511243A - マイクロニードルを有する経皮パッチ - Google Patents
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Abstract
制御された量の流体薬剤組成物を皮膚へ容易に送達させることができる経皮パッチが提供される。より具体的には、本発明の経皮パッチは、薬剤送達アセンブリと、前記薬剤送達アセンブリに流体連通して配置されるように構成されたマイクロニードルアセンブリを含む。マイクロニードルアセンブリは、支持体と、該支持体から外向きに延出する複数のマイクロニードルとを含む。マイクロニードルには、受動的な毛細管流動によって薬剤組成物の流動を誘起することができるような所定の寸法を有する1以上のチャンネルが形成されている。薬剤送達アセンブリは、薬剤組成物用の貯蔵部と、該貯蔵部に流体連通された流体制御膜とを含む。流体制御膜は、前記貯蔵部からの圧力降下を調節することによって、薬剤組成物の流量を制御することができる。また、リリース部材が、マイクロニードルアセンブリ及び薬剤送達アセンブリに隣接して配置されている。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、マイクロニードルを有する経皮パッチに関する。
患者への薬剤の送達は、従来、様々な方法により行われてきた。例えば、血管へ直接注射する静脈送達、腹膜へ注入する腹腔内送達、皮下への皮下送達、筋肉への筋肉内送達、及び口を介した経口送達など。薬剤送達または体液収集の最も簡単な方法の1つは、経皮的に行う方法である。皮膚は、角質層、顆粒層、有棘層及び基底層を有する表皮と、とりわけ毛細血管を有する真皮とを含む。角質層は、死んだ細胞組織から構成される丈夫なうろこ状の層であり、皮膚表面から約10〜20μmの厚さで存在しており、血液は供給されない。角質層の細胞密度に起因して、組成物を、皮膚を横断して体内または体外へ移動させることは非常に困難である。
局所薬剤の経皮的送達に関しての現在の技術には、ニードルまたは他の皮膚穿刺デバイスを使用する方法と、そのようなデバイスを使用しない方法が含まれる。ニードル等を使用しない方法としては、一般的に、(a)局所適用、(b)イオントフォレーシス(イオン浸透)、(c)エレクトロポレーション(電気穿孔)、(d)レーザ穿孔または改質、(e)角質層及び/または薬剤の化学的性質を改変する担体または媒体、(f)角質層の剥離などの皮膚の物理的治療(例えば、接着テープを繰り返し貼ったり剥がしたりする)、(g)ソノフォレーシス(超音波照射により角質層のバリア機能を改変する)がある。ニードルまたはランスなどを使用する侵襲的方法は、角質層のバリア機能を効果的に克服することができる。しかし、これらの方法には、痛み、局所的な皮膚損傷、出血、注射部位の感染危険性ニードルまたはランスが汚染されることとなるなどのいくつかの大きな問題がある。また、これらの方法は、通常は、訓練された者を必要とし、また、繰り返しての使用、長期間の使用、または制御された使用には適していない。加えて、経皮的な薬剤送達は、薬剤の投与位置及び投与量の両方において比較的不正確なものであった。さらに、投与中の患者の移動に関する問題、十分な投与量の送達に関する問題、同時に2以上の薬剤を投与するのが困難であるという問題及び、薬剤を皮膚の適切な部位へ送達するのが困難であるという問題も存在する。また、薬剤は、適切な用量の扱いを可能にするために、通常は希釈される。この希釈ステップは、保存並びに送達に関しての問題を引き起こす。したがって、小型であり、薬剤を正確な量で、迅速にまたは長期間にわたって皮膚を通じて送達することができることは有利であり得る。
この目的のために、マイクロニードルが提案されている。マイクロニードルは一般的に、従来の大型の医療用ニードルと同様の、薬剤組成物を送達可能な中空シャフトを有する。このようなデバイスを通じての薬剤組成物の流動を開始するために、様々な機構が用いられてきた。例えば、Prausnitz他による米国特許第6,611,707号(特許文献1)には、中空マイクロニードルのアレイを含むハウジングの上方に1以上の薬剤貯蔵部を有するデバイスが記載されている。例えば貯蔵部の頂部を押して、物理的な力を加えることにより、前記貯蔵部から薬剤が送達され、マイクロニードルを通じての薬剤の供給が引き起こされる。しかし、残念ながら、マイクロニードルのシャフトは、寸法が非常に小さいので、物理的な力が加えられたときに壊れるおそれがある。さらに、そのような物理的な力によって開始される薬剤組成物の送達は、制御された流量を実現するのには早すぎる場合もある。Angel他による米国特許第7,651,475号(特許文献2)には、貯蔵部と身体との間でニードルを通じて薬剤組成物をポンピングするアクチュエータを用いることにより、これらの問題を克服する1つの試みが記載されている。流動を引き起こすためのこのようなアクチュエータ(ポンプ)の使用は、制御された流量の実現できるかもしれないが、特に、医療専門家以外の者が使用することを意図している場合は、非常に高いコストがかかり、かつ過度に複雑になる。
したがって、ポンプなどの能動的な送達機構を用いることなく、薬剤組成物を容易に送達することができる経皮マイクロニードルデバイスが現在必要とされている。
本発明の一実施形態によれば、薬剤送達アセンブリと、マイクロニードルアセンブリとを含む経皮パッチが開示される。前記薬剤送達アセンブリは、薬剤組成物を保持するための貯蔵部と、前記貯蔵部に流体連通された流量制御膜とを含む。前記マイクロニードルアセンブリは、第1の面及び第2の面を有する支持体と、前記支持体の前記第1及び第2の面間に延在する孔とを含む。前記マイクロニードルアセンブリは、前記支持体の前記第2の面から外向きに延出する複数のマイクロニードルをさらに含む。前記複数のマイクロニードルのうちの少なくとも1本のマイクロニードルは、前記孔に流体連通され、かつ約1〜100マイクロメートルの断面寸法を有するチャンネルを有する。前記薬剤組成物に対して略不透過性であるリリース部材が、前記薬剤送達アセンブリの前記流量制御膜及び前記マイクロニードルアセンブリの前記支持体の前記第1の面に隣接して配置される。前記リリース部材は、経皮パッチをアクティブ形態にするときに、前記薬剤送達アセンブリの前記流量制御膜及び前記マイクロニードルアセンブリの前記支持体から少なくとも部分的に除去することができるように構成されている。
本発明の別の実施形態によれば、薬剤組成物を経皮送達させるための方法が開示される。本発明の方法は、薬剤組成物を保持する貯蔵部及び流量制御膜を含む薬剤送達アセンブリ、孔を有する支持体、前記支持体から外向きに延出する複数のマイクロニードル及び、前記マイクロニードルに形成され、かつ前記支持体の前記孔に流体連通するチャンネルを含むマイクロニードルアセンブリ並びに、前記薬剤組成物に対して略不透過性であり、かつ前記流量制御膜及び前記支持体に隣接配置されたリリース部材を含む経皮パッチを皮膚に隣接して配置するステップを含む。前記経皮パッチをアクティブ化することにより、前記貯蔵部から前記薬剤組成物を、前記流量制御膜及び前記支持体の前記孔を介して前記マイクロニードルの前記チャンネルへ放出することができる。前記経皮パッチのアクティブ化は、前記リリース部材を前記流量制御膜及び前記支持体から少なくとも部分的に除去することを含む。
本発明の他の特徴及び態様は、以下により詳細に説明する。
当業者を対象にした本発明の完全かつ実現可能な開示(ベストモードを含む)は、以下の添付図面の参照を含む本明細書の残りの部分により詳しく説明されている。
本明細書及び図面において繰り返し用いられている参照符号は、本発明の同一または類似の機構または要素を表すことを意図している。
以下、本発明の様々な実施形態について詳細に説明し、1以上の実施例を以下に示す。各実施例は、説明のために与えられるものであり、本発明を限定するためのものではない。実際には、本発明の範囲及び要旨から逸脱しない範囲で本発明の様々な変更及び変形が可能であることは、当業者には明らかであろう。例えば、或る実施形態の一部として説明または図示された特徴を別の実施形態に適用することにより、さらなる別の実施形態を創出することができる。したがって、本発明は、このような変更及び変形を包含することを意図している。
概して言えば、本発明は、制御された量の流体薬剤組成物を皮膚へ容易に送達することができる経皮パッチに関する。より具体的には、本発明の経皮パッチは、薬剤送達アセンブリと、薬剤送達アセンブリに流体連通して配置されるように構成されたマイクロニードルアセンブリとを含む。マイクロニードルアセンブリは、支持体と、支持体から外側に向かって延出する複数のマイクロニードルとを含む。マイクロニードルには、受動的な毛細管流動によって薬剤組成物を流動可能にすべく、所定の寸法を有する1以上のチャンネルが形成されている。薬剤送達システムは、薬剤組成物用の貯蔵部と、貯蔵部に流体連通された流量制御膜とを含む。流量制御膜は、該膜の貯蔵部の下流側の圧力を調節することにより、薬剤組成物の流量を制御する。また、リリース部材が、マイクロニードル及び薬剤送達アセンブリに隣接して配置されている。使用前は、リリース部材は、薬剤組成物の流動に対するバリアとしての役割を果たし、早まった漏出を阻止する。このようにして、本発明の経皮パッチは、最初は、薬剤組成物を確実に保持する「インアクティブな」構造を提供することができる。薬剤組成物の放出が所望されるときは、リリース部材を薬剤送達アセンブリから少なくとも部分的に除去(例えば、分離または破壊)させることにより、本発明の経皮パッチを容易にアクティブにすることができる。注目すべきことに、上述した構成要素の相乗的な組み合わせによって、薬剤組成物の流動を「受動的に」、すなわち従来の能動的な送達機構(例えば、液体ポンプ、アクチュエータ、プランジャ、指圧など)を用いることなく誘起することができる。このことは、経皮パッチをアクティブ化する前に該経皮パッチを皮膚上に配置することを可能にし、それにより、薬剤組成物の漏出の可能性が制限される。薬剤組成物のこのような受動的な送達は、簡単かつ使用が容易なので、医療専門家だけでなく、幅広い様々な消費者による使用を可能にする。以下、本発明の実施形態についてより詳細に説明する。
I.薬剤送達アセンブリ
A.貯蔵部
上述したように、経皮パッチの薬剤送達アセンブリは、最初は薬剤組成物を保持することができる貯蔵部を含む。「貯蔵部」なる用語は、流体薬剤組成物を保持するように構成された指定領域またはチャンバを指す。貯蔵部は、所定の空容積を有する空間、ゲル、固体構造体などであり得る。それにもかかわらず、ほとんどの実施形態では、貯蔵部は、それを通じて薬剤組成物を流動することが可能な固体マトリックスである。前記固体マトリックスとしての望ましい材料は一般的に、目的とする薬剤組成物の溶解度及び拡散率ならびに求められる放出時間に基づいて選択される。一実施形態では、前記固体マトリックスは一般的に、薬剤組成物に対して略不透過性であり、前記マトリックスの作製に用いられる材料は、それを通じて薬剤組成物が拡散可能な材料が選択される。しかしながら、別の実施形態では、前記固体マトリックスは、該マトリックスに形成された孔を通じて薬剤組成物が単純に流動することができるように、薬剤組成物に対して透過性または半透過性であり得る。そのような固体マトリックスの例には、多孔質繊維ウェブ(例えば、織布または不織布)、有孔フィルム、発泡体、スポンジなどが含まれる。その特定の形態に関わらず、固体マトリックスの作製には多くの場合はポリマー材料が用いられる。そのようなポリマー材料には、例えば、シリコーン、アクリル樹脂、酢酸コポリマー(例えばエチレン酢酸ビニル)、可塑化ポリ酢酸ビニル/ポリ塩化ビニル樹脂、可塑化加水分解ポリビニルアルコール、ゴムベース接着剤(例えば、鉱油などの溶剤で希釈したポリイソブチレン)、可塑化ポリ塩化ビニル、様々な分子量のポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコール、セルロースエステル、ポリオレフィンなどがある。
貯蔵部内に保持し、本発明のパッチに用いることができる薬剤組成物は、特に限定されない。適切な薬剤組成物には、例えば、タンパク質化合物(インスリン、免疫グロブリン(例えば、IgG、IgM、IgA、IgE)、TNF−α、抗ウイルス薬など)、ポリヌクレオチド薬(プラスミド、siRNA、RNAi、ヌクレオシド抗癌薬、ワクチンなど)、低分子薬剤(アルカロイド、グリコシド、フェノールなど)、抗感染薬、ホルモン剤、心筋活動または血流を調整する薬剤、及び疼痛管理薬などが含まれ得る。薬剤組成物の非限定的な例としては、抗血管新生薬、抗鬱薬、抗糖尿病薬、抗ヒスタミン薬、抗炎症薬、ブトルファノール、カルシトニン及びその類似体、COX−II阻害薬、皮膚病薬、ドーパミンアゴニスト及びアンタゴニスト、エンケファリン及び他のオピオイドペプチド、上皮成長因子、エリトロポエチン及びその類似体、卵胞刺激ホルモン、グルカゴン、成長ホルモン及びその類似体(成長ホルモン放出ホルモンなど)、成長ホルモンアンタゴニスト、ヘパリン、ヒルジン及びヒルジン類似体(ヒルログなど)、IgE抑制因子及び他のタンパク質阻害薬、免疫抑制薬、インスリン、インシュリノトロピン及びその類似体、インターフェロン、インターロイキン、黄体形成ホルモン、黄体形成ホルモン放出ホルモン及びその類似体、モノクローナル抗体またはポリクローナル抗体、乗り物酔い止め製剤、筋肉弛緩薬、麻薬性鎮痛薬、ニコチン、非ステロイド系抗炎症薬、オリゴ糖、副甲状腺ホルモン及びその類似体、副甲状腺ホルモンアンタゴニスト、プロスタグランジンアンタゴニスト、プロスタグランジン、スコポラミン、鎮静薬、セロトニンアゴニスト及びアンタゴニスト、性機能低下薬、組織プラスミノーゲン活性化因子、精神安定薬、担体/アジュバント含有または不含ワクチン、血管拡張薬、主要診断薬(ツベルクリン及び米国特許第6,569,143号(参照により本明細書に援用されるものとする)に記載されているもののような他の過敏症薬など)が挙げられる。ワクチン製剤には、ヒト病原体または他のウイルス病原体に対する免疫応答を誘起可能な抗原または抗原組成物が含まれ得る。
本発明のパッチは、その制御された毛細管流動に起因して、従来の経皮送達方法では送達が困難であった高分子量の薬剤組成物の送達において特に有益であり得る。「高分子量」なる用語は、一般的に、約1キロダルトン(kDa)またはそれ以上、いくつかの実施形態では約10kDaまたはそれ以上、いくつかの実施形態では約20〜250kDa、いくつかの実施形態では約40〜150kDaの分子量を有する化合物を指す。このような高分子量化合物の例には、タンパク質治療薬が含まれる。タンパク質治療薬は、任意の生物学的に活性なタンパク質化合物を指し、これらに限定しないが、天然化合物、合成化合物、組み換え化合物、融合タンパク質、キメラなど、あるいは、20個の標準的アミノ酸及び/または合成アミノ酸を含む化合物が挙げられる。好適な一実施形態では、本発明のパッチは、関節リウマチ(RA)などの慢性疾患の治療において、薬剤の定常流を、それを必要とする対象部位へ送達するのに用いることができる。RA薬剤組成物には、症状抑制化合物、例えば鎮痛薬及び抗炎症薬(ステロイド系抗炎症薬及び非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の両方を含む)、並びに疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)が含まれ得る。本発明のパッチは、鎮痛薬及び抗炎症薬などの症状抑制化合物、並びに生物学的DMARDsなどのDMARDsを保持し送達することができる。本発明の経皮パッチを使用することにより、RA薬を定常濃度で、かつ所定の持続期間にわたって送達することができる。また、本発明のパッチは、経口送達や注射などの従来公知のRA薬送達方法を用いた場合に一般的に見られる濃度の初期バーストを防止することができる。
本発明のパッチに組み込まれ得るRA薬には、これらに限定しないが、1以上の鎮痛薬、抗炎症薬、DMARDs、ハーブをベースにした薬剤、及びそれらの組み合わせが含まれ得る。当然ながら、特定の化合物は、大まかに、本明細書で説明される1以上の一般的なカテゴリに分類することができる。例えば、多くの化合物は、鎮痛薬と抗炎症薬の両方の機能を果たす。同様に、ハーブをベースにした薬剤は、DMARD並びに抗炎症薬の機能を果たす。さらに、単一カテゴリに分類され得る複数の化合物を、本発明のパッチに組み込むこともできる。例えば、本発明のパッチは、アセトアミノフェンとコデインとの組み合わせ、またはアセトアミノフェンとヒドロコドン(バイコディン)との組み合わせなどの複数の鎮痛薬を含むことができる。鎮痛薬及び/またはNSAIDsの例には、薬局で入手可能な(OTC)比較的低用量の鎮痛薬が含まれ、そのようなものとしては、アセトアミド(アセトアミノフェンまたはパラセタモール)、アセチルサリチル酸(アスピリン)、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウムなどが挙げられる。処方鎮痛薬及び/または抗炎症薬には、これらに限定しないが、処方を要する濃度のOTC鎮痛薬、セレコキシブ、スリンダク、オキサプロジン、サルサラート、ピロキシカム、インドメタシン、エトドラク、メロキシカム、ナブメトン、ケトロラック及びケトロラックトロメタミン、トルメチン、ジクロフェナク、ジプロクァロン、ジフルニサルが含まれ得る。麻薬性鎮痛薬には、コデイン、ヒドロコドン、オキシコドン、フェンタニル、及びプロポキシフェンが含まれ得る。
DMARDsには、低分子薬剤及び生物学的薬剤の両方が包含され得る。DMARDsは、化学的に合成してもよいし、または遺伝子工学プロセス(例えば組み換え技術)によって作製してもよい。本明細書に包含される化学的に合成されるDMARDsには、これらに限定しないが、アザチオプリン、シクロスポリン(シクロスポリン、シクロスポリンA)、D−ペニシラミン、金塩(例えば、オーラノフィン、アウロチオマレイン酸ナトリウム(Myocrism))、クロロキン、ヒドロキシクロロキン、レフルノミド、メトトレキサート、ミノサイクリン、スルファサラジン、シクロホスファミドが含まれる。生物学的DMARDsには、これらに限定しないが、TNFα阻害薬、例えば、エタネルセプト(エンブレル(登録商標))、インフリキシマブ(レミケード(登録商標))、アダリムマブ(ヒュミラ(登録商標))、セルトリズマブペゴール(シムジア(登録商標))、ゴリムマブ(シンポニー(商標商標));IL−1阻害薬、例えばアナキンラ(キネレット(登録商標));B細胞に対するモノクローナル抗体、例えば、リツキシマブ(リツキサン(登録商標));T細胞副刺激阻害薬、例えばアバタセプト(オレンシア(登録商標));IL−6阻害薬、例えばトシリズマブ(ロアクテムラ(登録商標)、アクテムラ(登録商標));カルシニューリン阻害薬、例えばタクロリムス(プログラフ(登録商標))が含まれる。本発明のパッチには、複数のRA薬が組み込まれ得る。例えば、本発明のパッチは、鎮痛薬及び/または抗炎症薬に加えて、DMARDsの組み合わせを含むことができる。DMARDsの一般的な組み合わせには、例えば、メトトレキサートとヒドロキシクロロキンとの組み合わせ、メトトレキサートとスルファサラジンとの組み合わせ、スルファサラジンとヒドロキシクロロキンとの組み合わせ、またはこれらの3つのDMARDsの全ての組み合わせ(すなわち、メトトレキサートとスルファサラジンとヒドロキシクロロキンとの組み合わせ)が含まれる。
所望であれば、本発明のパッチは、複数の被送達薬剤を貯蔵するために複数の貯蔵部を用いることができる。前記貯蔵部は、垂直方向または水平方向に、互いに隣接して配置され得る。例えば、第1の貯蔵部に薬剤組成物を収容し、第2の貯蔵部に賦形剤(例えば、送達担体(アルコール、水など)や緩衝剤など)を収容することができる。特定の一実施形態では、第1の貯蔵部に薬剤組成物(例えばRA薬)の凍結乾燥粉末を収容し、第2の貯蔵部に前記粉末をもどすための水溶液を収容することができる。あるいは、各々が薬剤組成物を収容する複数の貯蔵部を用いてもよい。いずれの場合でも、上記の互いに異なる薬剤は、送達前に互いに混合され得る。
B.流量制御膜
本発明の薬剤送達アセンブリはまた、貯蔵部に流体連通された流量制御膜を含む。流量制御膜は、薬剤組成物の放出時に、該組成物の流速を落とすことができる。具体的には、薬剤貯蔵部からマイクロニードルアセンブリへ流動する流体薬剤組成物は圧力降下を受けて減速する。この圧力差が非常に大きい場合、マイクロ流体チャンネルを流動する薬剤組成物の流動を妨げ、毛細菅圧に打ち勝つおそれがある背圧が生じ得る。したがって、流量制御膜を使用することにより、この圧力差を緩和し、薬剤組成物をマイクロニードルへより良く制御された流速で導入することが可能となる。流量制御膜の材料や厚さなどは、薬剤組成物の粘性や所望する送達時間などの様々な因子に基づいて変更され得る。
流量制御膜は、薬剤組成物の流速を制御することができ、かつ透過エンハンサーに対する透過率が薬剤貯蔵部の透過エンハンサーに対する透過率よりも小さいことが当分野で知られている、透過性、半透過性、または多孔性材料から製造することができる。例えば、流量制御膜の作製に使用される材料は、約50nm〜5μm、いくつかの実施形態では約100nm〜2μm、またはいくつかの実施形態では約300nm〜1μm(例えば約600nm)の平均孔径を有し得る。適切な膜材料には、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアセテート、エチレンnブチルアセテート、及びエチレンビニルアセテートコポリマーなどのポリマーから作製された、繊維ウェブ(例えば、織布ウェブまたは不織布ウェブ)、有孔フィルム、発泡体、スポンジなどが含まれる。このような膜材料はまた、米国特許第3,797,494号、同第4,031,894号、同第4,201,211号、同第4,379,454号、同第4,436,741号、同第4,588,580号、同第4,615,699号、同第4,661,105号、同第4,681,584号、同第4,698,062号、同第4,725,272号、同第4,832,953号、同第4,908,027号、同第5,004,610号、同第5,310,559号、同第5,342,623号、同第5,344,656号、同第5,364,630号、及び同第6,375,978号により詳細に記載されている(これらの特許文献は、参照により本明細書に援用されるものとする)。特に好適な膜材料は、ローマン・テラピーシステーメ(Lohmann Therapie-Systeme)社から入手可能なものである。
C.その他の層
所望であれば、本発明の薬剤送達アセンブリは、作製された経皮パッチに対して様々な利益を提供する追加的な層または材料を含むことができる。一実施形態では、例えば、本発明のアセンブリは、本発明の経皮パッチの使用時に、該パッチのユーザの皮膚への結合を容易にするための接着層を含む。必須ではないが、接着層は、多くの場合、貯蔵部の上側に配置される。接着層は、一般的に、バッキング材料上にコーティングされた接着剤を用いる。前記バッキング材料は、薬剤組成物に対して実質的に不透過の材料、例えばポリマーや金属箔などから作製することができる。好適なポリマーには、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエステルなどが含まれる。前記接着剤には、当分野で知られている感圧接着剤(粘着剤)であり得る。好適な接着剤には、例えば、溶剤型アクリル系接着剤、溶剤型ゴム系接着剤、シリコーン接着剤などが含まれ得る。
II.マイクロニードルアセンブリ
本発明の経皮パッチはまた、上述した前記薬剤送達アセンブリに流体連通させて配置可能なマイクロニードルアセンブリを含む。マイクロニードルアセンブリは、支持体と、該支持体から外向きに延出する複数のマイクロニードルとを含む。例えば、図13及び図14を参照すると、支持体312と、該支持体から延出する複数のマイクロニードル318とを含むマイクロニードルアセンブリ310の特定の一実施形態が示されている。支持体312は、金属、セラミック、プラスチックまたは他の材料からなる、剛性またはフレキシブルなシートから作製することができる。支持体20の厚さは、本発明の経皮パッチのニーズに満たすために様々であり得、例えば、約1000μm以下、いくつかの実施形態では約1〜500μm、いくつかの実施形態では約10〜200μmであり得る。どのように作製した場合も、支持体312の第1の面314から第2の面316まで延在する孔328が形成される。図13及び図14に図示した実施形態では、マイクロニードル318は第2の面318から延出しているが、別の実施形態では、マイクロニードル318が第1の面314または他の部分から延出するようにしてもよい。
図示したマイクロニードル318の数は、例示目的のためにすぎないことを理解されたい。本発明のパッチに使用されるマイクロニードルの実際の数は、例えば、約500〜10000本、いくつかの実施形態では約2000〜8000本、いくつかの実施形態では約4000〜6000本の範囲であり得る。また、マイクロニードル318の寸法及び形状も所望に応じて様々であり得る。例えば、図13及び図14のマイクロニードル318は、円錐形の全体形状を有する。一方、別の実施形態では、マイクロニードル318は、図17及び図18に示すような、ピラミッド形の全体形状、または円筒部分及びその上に配置されかつ先端を有する円錐状部分からなる全体形状を有し得る。いずれの場合でも、マイクロニードル318は、一般的に、基部320と先端部322とを含む。図13に示すように、基部320は、マイクロニードル318における、支持体312の第2の面316に隣接する部分である。マイクロニードル318の先端部322は、マイクロニードル318における、基部320から最も遠い部分である。先端部322は様々な形状に形成することができるが、一般的に、約1μm以下の半径を有し得る。痛みを最小限に抑えることが望ましい用途では、マイクロニードル318の長さは一般的に、角質層を貫通して表皮に入ることができるが、表皮を貫通して真皮に入らないような長さである。いくつかの実施形態では、マイクロニードルの長さ(先端部322から基部320までの長さ)は、約500μm以下、いくつかの実施形態では約1〜400μm、いくつかの実施形態では約50〜350μmである。
マイクロニードル318は、基板上に様々なパターンで配置することができ、前記パターンは特定の用途のために設計することができる。例えば、マイクロニードルは、長方形グリッド、正方形グリッドまたは同心円などの一定のパターンで、互いに離間して配置され得る。マイクロニードル間の間隔は、マイクロニードル318の高さや幅、並びにマイクロニードルを介して送達する薬剤の量または種類などの様々な因子に依存し得る。マイクロニードルの様々な配置が有用であるが、マイクロニードル318の「先端間」の距離が約50μm以上、いくつかの実施形態では約100〜800μm、いくつかの実施形態では約200〜600μmとなるマイクロニードルの配置が特に有用である。マイクロニードル318は、例えば、ポリマー、セラミック及び金属などの様々な材料から作製することができる。本発明によるマイクロニードルは様々な方法を用いて製造することができるが、好適な製造システムは、MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)技術及び微細加工技術である。MEMSは、エッチング、マイクロマシニングまたは他の方法などの微細加工方法を用いて、微小機械や他の要素(例えば半導体)を単一のシリコーン基板上に作製することができる。支持体312は、シリコーンから作製することができ、その後、マイクロエッチング法によりマイクロニードルが作製される。また、マイクロモールディング技術を用いて、マイクロニードル318及び支持体312を作製してもよい。
マイクロニードルは、その特定の構造に関わらず、一般的に、支持体に形成された孔の少なくとも一部に流体連通される少なくとも1つのチャンネルを有する。本発明では、チャンネルの寸法は、具体的には、薬剤組成物の毛細管流動を誘起するように選択され得る。毛細管流動は一般的に、流体のチャンネル壁部に対する接着力が液体分子間の凝集力を上回ったときに起こる。具体的には、毛細管圧は、チャンネルの断面寸法に反比例し、かつ、液体の表面張力に前記液体とチャンネル形成材料との接触角度の余弦を乗じた値に正比例する。したがって、チャンネルの断面寸法(例えば、幅や直径など)を選択的に調節することにより、パッチにおける毛細管流動を促進することができる。一般的に、チャンネルの断面寸法を小さくすると、毛細管圧力は大きくなる。例えば、いくつかの実施形態では、チャンネルの断面寸法は、一般的に約1〜100μm、いくつかの実施形態では約5〜50μm、いくつかの実施形態では約10〜30μmである。チャンネルの断面寸法は、一定であってもよいし、またはチャンネルの長さ方向において変化するようにしてもよい。また、チャンネルの長さも、薬剤組成物の体積、流速、ドウェル時間に応じて変更可能である。例えば、チャンネルの長さは、約10〜800μm、いくつかの実施形態では約50〜500μm、いくつかの実施形態では約100〜300μmであり得る。また、チャンネルの断面積も変更可能である。例えば、チャンネルの断面積は、約50〜1000平方μm、いくつかの実施形態では約100〜500平方μm、いくつかの実施形態では約150〜350平方μmであり得る。さらに、チャンネルのアスペクト比(長さ/断面寸法)は、約1〜50、いくつかの実施形態では約5〜40、いくつかの実施形態では約10〜20の範囲であり得る。チャンネルの断面寸法(例えば、幅や直径など)及び/または長さがチャンネルの長さに沿って変化する場合、チャンネルのアスペクト比はチャンネルの断面寸法及び/または長さの平均から求めることができる。
図13及び図14を参照して、例えば、図示したマイクロニードル318は、少なくとも1つのチャンネル330を有している。前記チャンネルは、様々な位置、例えばマイクロニードルの内部または外面などに形成することができる。例えば、図13及び図14に示した実施形態では、チャンネル330は、マイクロニードル318の外面324に形成されている。例えば、図15及び図16に示したチャンネル330は、実質的にU字形である。チャンネル330は、弓形、またはそれを通じて薬剤を移動させるのに適した任意の他の形状(例えば、V字形やC字形)を有し得る。いずれの場合でも、第2の表面316と略同一面に位置する接続部332において互いに整合するチャンネル330及び孔328によって経路326を形成することができる。図14に示すように、各マイクロニードル318は、経路326を介して、皮膚へ薬剤組成物を送達するかまたは皮膚から薬剤組成物を抽出することができる。経路326は、薬剤組成物が、第1の面314から入って、孔328及び接続部332を通って流動し、チャンネル330から出ることを可能にする。薬剤組成物が支持体312を通ってチャンネル330へ直接的に流入するようにすることにより、被送達物質の送達位置及び量をより精密に制御することができる。
いくつかの実施形態では、図17に示すように、1つの孔328が、接続部322を介して、1つのチャンネル330と互いに整合されている。あるいは、他の図に示すように、1つの孔328が、2以上の別個のチャンネル330に連通されている。
図13及び図14に示すように、チャンネル330は、マイクロニードルの基部320に位置する接続部332から先端322まで延在し得る。別の実施形態では、チャンネル330は、マイクロニードル318の全長にわたって延在しておらず、先端322まで延びていない。図17〜19の実施形態に見られるように、各マイクロニードル318は、2以上のチャンネル330を有し得る。別の実施形態では、所望であれば、より多くの数のチャンネルを有し得る。チャンネル330は、マイクロニードルの外面324の様々な位置に形成することができ、基部320から先端322へ向かう実質的に直線的な経路を形成してもよいし、あるいは、外面324に沿って曲がりくねったまたは遠回りする経路を形成してもよい。2以上のチャンネルを有するマイクロニードルでは、2以上のチャンネル330は、マイクロニードル318の外面に、対称的または非対称的な態様で互いに離間して形成され得る。
図16は、マイクロニードルアセンブリ310を第1の面314から見た図であり、孔28及びチャンネル330が互いに整合することによって経路326内に形成された接続部332が示されている。図15は、マイクロニードル318を第2の面316から見た図であり、マイクロニードルアセンブリ310におけるユーザの皮膚と接触する部分から見た接続部332が示されている。接続部332の面積は、マイクロニードル318の経路326によって異なり得、また、マイクロニードルアセンブリ310のマイクロニードル318によっても異なり得る。接続部332の面積は様々であり得、例えば、マイクロニードル318の直径、経路26を通じて移動させる物質の粘度、被送達物質の量などの様々な要因に依存し得る。いくつかの実施形態では、第2の面316に位置する接続部332の断面積は、約100平方μm以上である。なお、それよりも小さい断面積も本発明での使用に許容され得る。別の実施形態では、第2の面316に位置する接続部332の断面積は、約150平方μm以上であり得る。
図17に示す実施形態のマイクロニードル318では、孔328の側面及びチャンネル330の側面が互いに連続的に延在しているだけでなく、経路326の長さに沿って少なくとも或る距離で平面的であり得る。図18及び図19は、1つの孔328が、1つの特定のマイクロニードル318に形成された2以上のチャンネル330と互いに整合されている実施形態を示す。図20は、図19に示したマイクロニードルアセンブリ310を第2の面316から見た図であり、マイクロニードル318、チャンネル330、孔328及び接続部332の整合を示している。
III.リリース部材
上述の通り、リリース部材は、最初は、マイクロニードルアセンブリの支持体及び薬剤送達アセンブリの流量制御膜に隣接するようにマイクロニードルアセンブリ及び薬剤送達アセンブリに隣接して配置されている。しかしながら、リリース層はそれらの層に接触している必要はなく、実際には、リリース部材と支持体及び/または流量制御膜との間に他の層が配置され得ることを理解されたい。いずれの場合でも、リリース部材は、薬剤組成物に対して実質的に不透過性の材料、例えばポリマー材料や金属などから作製される。前記材料はまた、疎水性であることが望ましい。好適なポリマー材料には、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエステル、金属箔などが含まれる。リリース部材は略不透過性なので、最初は支持体の孔をシールすることができ、それにより前記孔を通じての薬剤組成物の流動を制限する。パッチの使用が所望されるとき、リリース部材を少なくとも部分的に除去して前記シールを破壊するために、ユーザにより力が加えられる。
リリース部材の除去は、様々な方法によって実現することができる。例えば、リリース部材の一部を単純に破壊してもよい。破壊可能層を形成するための様々な公知の作製技術を、本発明に用いることができる。一実施形態では、例えば、リリース部材は、その周縁部が結合される。前記結合の強度は、引張力を加えたときに前記基板の内部が破壊されるが結合された周縁部が無傷で残るように、リリース部材の引張強度を上回るようにする。
別の実施形態では、前記除去は、リリース部材の部分的または完全な除去により実現することができる。例えば、図1〜6は、薬剤組成物の流動を開始させるために、経皮パッチから除去することができるように構成されたリリース部材の一実施形を示す。より具体的には、図1〜2は、薬剤送達アセンブリ170とマイクロニードルアセンブリ180とを含む経皮パッチ100を示す。上述したように、薬剤送達アセンブリ170は、流量制御膜108に隣接して配置された貯蔵部106を含む。任意選択ではあるが、薬剤送達アセンブリ170はまた、貯蔵部106に隣接して設けられた接着層104を含む。また、上述したように、マイクロニードルアセンブリ180は支持体112を含み、支持体112からは、チャンネル131を有する複数のマイクロニードル130が延出している。薬剤送達アセンブリ170の層及び/またはマイクロニードルアセンブリ180の層は、所望に応じて、接着結合、熱結合、超音波結合などの任意の公知の結合技術を用いて互いに結合させることができる。
用いられる特定の構造に関わらず、パッチ100はまた、薬剤送達アセンブリ170とマイクロニードルアセンブリ180との間に配置されるリリース部材110を含む。リリース部材110は、任意選択で、該リリース部材に隣接する支持体112及び/または流量制御膜108に対して結合させることができるが、その場合でも、パッチ100から容易に除去することができるように、弱く結合させることが一般的に望ましい。所望であれば、リリース部材110はまた、ユーザがリリース部材を掴んで所望の方向へ引き出すのを容易にするために、パッチ100の外周部を少なくとも部分的に越えて延出しているタブ部分171(図1〜2)を含むことができる。図1〜2に示すような「インアクティブ(inactive)」な形態では、パッチ100の薬剤送達アセンブリ170は、薬剤組成物107がマイクロニードル130へ流入しないように、薬剤組成物107を確実に保持する。上述したように、リリース部材に対して単純に力を加えてパッチからリリース部材を除去することにより、パッチは「アクティブ(active)」な状態になる。図3〜4を参照して、パッチ100をアクティブにするための一実施形態が示されており、リリース部材110が長手方向に引っ張られている。リリース部材110は、図5〜6に示すように完全に除去されるか、または、図3〜4に示すように単に部分的に除去される。なお、いずれの場合でも、リリース部材110と支持体112の孔(図示せず)との間に事前に形成されたシールが破壊される。このようにして、薬剤送達アセンブリ170から流薬剤組成物107を流出させ、支持体112を介してマイクロニードル130のチャンネル131へ流入させることを開始することができる。薬剤組成物107が貯蔵部106からチャンネル131へどのように流れるかについての例示的な説明は、図5〜6に示されている。注目すべきは、薬剤組成物107の流動は受動的に開始され、能動的な送達機構(例えばポンプ)を必要としないことである。
上述した図1〜6に示した実施形態では、薬剤送達アセンブリはマイクロニードルアセンブリと流体連通するように予め配置されているので、リリース部材を除去すると、薬剤組成物のマイクロニードルへの流動が即座に開始される。なお、いくつかの実施形態では、薬剤組成物の放出タイミングについてのより多様な制御をユーザに提供することが望ましい。このことは、マイクロニードルアセンブリが薬剤送達アセンブリと流体連通するように予め配置されていないパッチ構造を用いることにより実現される。このようなパッチの使用が所望される場合、ユーザは、前記2つの別個のアセンブリを物理的に操作することによって互いに流体連通させる。リリース部材は、そのような物理的操作を行う前または行った後に除去される。
図7〜12を参照して、例えば、パッチ200の特定の一実施形態が示されている。図7〜8は、パッチ200の使用前の状態を示し、マイクロニードルアセンブリ280により形成された第1の部分250と、薬剤送達アセンブリ270により形成された第2の部分260とを示す。上述したように、薬剤送達アセンブリ270は、流量制御膜208に隣接して配置された貯蔵部206を含む。任意選択ではあるが、薬剤送達アセンブリ270はまた、貯蔵部206に隣接して配置された接着層204を含むことができる。また、上述したように、マイクロニードルアセンブリ280は支持体212を含み、支持体212からは、チャンネル231を有する複数のマイクロニードル230が延出している。
この実施形態では、最初は、支持体212及び流量制御膜208は水平方向に互いに隣接して配置されており、リリース部材210は支持体212及び流量制御膜208の上側に延在している。この特別な実施形態では一般的に、リリース部材210は、接着剤(例えば感圧接着剤)によって、支持体212及び流量制御膜208に除去可能に結合されていることが望ましい。図7〜8に示すような「インアクティブ」な形態では、パッチ200の薬剤送達アセンブリ270は、薬剤組成物207がマイクロニードル230へ流入しないように、薬剤組成物207を確実に保持する。パッチを「アクティブ」な状態にすることが所望されたときは、図9〜10に示すように、リリース部材210を引き剥がして除去し、それにより、リリース部材210と支持体212の孔(図示せず)と間に事前に形成されたシールを破壊する。その後、流量制御膜208が支持体212に対して垂直方向に積層配置され、かつ支持体212と流体連通されるように、図11の矢印方向で示すように、第2の部分260を折り畳み線「F」に沿って折り畳む。その代わりに、第1の部分250を折り畳んでもよい。いずれの場合でも、第1の部分250及び/または第2の部分260を折り畳むことによって、支持体212(図12参照)を介しての薬剤送達アセンブリ270からマイクロニードル230のチャンネル231への薬剤組成物207の流動が開始される。
上述した実施形態は、リリース部材を1つだけ含む。しかし、様々な目的を実現するために、本発明において、追加的なリリース部材を用いることもできることを理解されたい。例えば、図21を参照すると、薬剤送達アセンブリ470及びマイクロニードルアセンブリ480を用いたパッチ400の特定の一実施形態が示されている。この実施形態では、薬剤送達アセンブリ470は、上述したような2つの別個の貯蔵部406a及び406bを含む。第2の貯蔵部406bは、例えば、粉末状の薬剤組成物407(例えばRA薬)を収容し、第1の貯蔵部406aは、前記粉末をもどすための溶液(図示せず)を収容する。薬剤組成物の長期的な安定性を高めるために、最初は、前記溶液及び薬剤組成物は第1のリリース部材410bによって互いに隔てられている。そして、使用するときに、貯蔵部406a及び406bを互いに隔てている第1のリリース部材410bを、例えばリリース部材を破壊するかまたはリリース部材を図21に示した矢印の方向に引っ張るなどの上述したいずれかの技術によって除去する。いずれの場合でも、第1のリリース部材410bを除去することにより、両貯蔵部内に収容されている両成分が互いに混合し、溶液形態の薬剤組成物が形成される。その後、流量制御膜40と、マイクロニードルアセンブリ480の支持体412とを互いに隔てている第2のリリース部材410aを除去する。このことにより、流量制御膜408からマイクロニードル430のチャンネル431への薬剤組成物の流動が引き起こされる。任意選択ではあるが、パッチ400はまた、該パッチをユーザの皮膚へ接着させるための接着層404を含み得る。
用いられる特定の様態に関わらず、本願発明者は、リリース部材により、作製される経皮パッチに対して様々な利益を提供することができることを見出した。例えば、リリース部材は容易に除去可能なので、必ずしも医療専門家の助けを必要とせずに、ユーザによって薬剤組成物の流動を開始させることができる。さらに、リリース部材は除去可能に構成されるので、リリース部材を隣接層に対して結合させる場合でも、前記結合の程度は一般的に最小限に抑えられる。このように弱く結合されたリリース部材は、該リリース部材をそれに隣接する層から(部分的にまたは完全に)除去したときに、前記隣接する層間に小さな空間を残すことができる。注目すべきことに、本願発明者は、この小さな空間が、マイクロニードルアセンブリに流入する前の薬剤組成物を保持するマイクロ貯蔵部を形成することを見出した。とりわけ、このマイクロ貯蔵部は、マイクロニードルのチャンネルを通じた毛細管流動にさらに役立つと考えられる。一例として、このようなマイクロ貯蔵部の一実施形態が、図5〜6に要素190として詳細に示されている。マイクロ貯蔵部190の厚さは、様々であり得るが、一般的に約50nm〜50μm、いくつかの実施形態では約100nm〜10μm、いくつかの実施形態では約200nm〜1μmであり得る。
本発明をその特定の実施形態に関して詳細に説明したが、上述についての理解が得られれば、当業者であれば、これらの実施形態に対する代替物、変形物及び均等物を容易に想起できるであろうことを理解されたい。加えて、本明細書に記載されているあらゆる数値範囲は、その範囲内の全ての値を含むことを意図していることに注意されたい。例えば、45〜90という範囲は、50〜90;45〜80;46〜89なども含む。したがって、本発明の範囲は、添付された特許請求の範囲及びその均等物の範囲として理解されるべきである。
Claims (20)
- 経皮パッチであって、
薬剤組成物を保持するための貯蔵部及び前記貯蔵部に流体連通された流量制御膜を含む薬剤送達アセンブリと、
第1の面及び第2の面を有する支持体、前記支持体の前記第1及び第2の面間に延在する孔、前記支持体の前記第2の面から外向きに延出する複数のマイクロニードル及び、前記複数のマイクロニードルのうちの少なくとも1本のマイクロニードルに形成され、前記孔に流体連通され、かつ約1〜100マイクロメートルの断面寸法を有するチャンネルを含むマイクロニードルアセンブリと、
前記薬剤組成物に対して略不透過性であり、前記薬剤送達アセンブリの前記流量制御膜及び前記マイクロニードルアセンブリの前記支持体の前記第1の面に隣接配置され、かつ当該パッチをアクティブ形態にするときに、前記薬剤送達アセンブリの前記流量制御膜及び前記マイクロニードルアセンブリの前記支持体から少なくとも部分的に除去可能に構成されたリリース部材とを含むことを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項1に記載の経皮パッチであって、
前記薬剤送達アセンブリが接着層をさらに含み、
前記貯蔵部が、前記接着層と前記流量制御膜との間に配置されていることを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項1または2に記載の経皮パッチであって、
前記マイクロニードルが、前記支持体の前記第2の面から延出する基部と、該基部から延びる先端部とを有することを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項3に記載の経皮パッチであって、
前記チャンネルが、前記基部の外面に形成されていることを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項3または4に記載の経皮パッチであって、
前記チャンネルが前記孔の少なくとも一部と互いに整合しており、それにより、前記薬剤組成物が通過可能な接続部が、前記マイクロニードルの前記基部に、前記支持体の前記第2の面と同一平面に形成されていることを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項3ないし5のいずれか一項に記載の経皮パッチであって、
前記チャンネルが、前記基部から前記先端部まで実質的に線形の経路を形成していることを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の経皮パッチであって、
前記支持体に前記孔が複数形成されており、
前記複数の孔のうちの1つの孔の少なくとも一部が、前記チャンネルと整合されていることを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の経皮パッチであって、
前記リリース部材が、前記流量制御膜と前記支持体との間に配置されていることを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項8に記載の経皮パッチであって、
前記リリース部材が、当該経皮パッチの周縁部を少なくとも部分的に越えて延出するタブ部分を有していることを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の経皮パッチであって、
前記支持体が、前記流量制御膜に対して水平方向に隣接配置されていることを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項1ないし10のいずれか一項に記載の経皮パッチであって、
前記薬剤送達アセンブリが第1の貯蔵部及び第2の貯蔵部を有しており、前記第2の貯蔵部が前記薬剤組成物を保持するように構成されていることを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項11に記載の経皮パッチであって、
前記第1の貯蔵部が、溶液を保持するように構成されており、
前記第1及び第2の貯蔵部間に配置され、かつ前記溶液及び前記薬剤組成物の混合を開始させるべく前記両貯蔵部から少なくとも部分的に除去可能に構成された別のリリース部材をさらに含むことを特徴とする経皮パッチ。 - 請求項1ないし12のいずれか一項に記載の経皮パッチであって、
前記リリース部材を除去したときに、前記流量制御膜と前記支持体との間にマイクロ貯蔵部が形成されるように構成したことを特徴とする経皮パッチ。 - 薬剤組成物を経皮送達させるための方法であって、
薬剤組成物を保持する貯蔵部及び流量制御膜を含む薬剤送達アセンブリ、孔を有する支持体、前記支持体から外向きに延出する複数のマイクロニードル及び、前記マイクロニードルに形成され、かつ前記支持体の前記孔に流体連通するチャンネルを含むマイクロニードルアセンブリ並びに、前記薬剤組成物に対して略不透過性であり、かつ前記流量制御膜及び前記支持体に隣接配置されたリリース部材を含む経皮パッチを皮膚に隣接して配置するステップと、
前記薬剤組成物を、前記貯蔵部から前記マイクロニードルの前記チャンネルへ前記流量制御膜及び前記支持体の前記孔を介して放出すべく、前記経皮パッチをアクティブ化するステップとを含み、
前記経皮パッチをアクティブ化するステップが、前記リリース部材を前記流量制御膜及び前記支持体から少なくとも部分的に除去するステップを含むことを特徴とする方法。 - 請求項14に記載の方法であって、
前記薬剤化合物が約20〜250kDaの分子量を有することを特徴とする方法。 - 請求項14または15に記載の方法であって、
前記薬剤化合物が、関節リウマチ治療用の薬剤組成物であることを特徴とする方法。 - 請求項14ないし16のいずれか一項に記載の方法であって、
前記経皮パッチをアクティブ化する前は、前記リリース部材が前記流量制御膜と前記支持体との間に配置されていることを特徴とする方法。 - 請求項14ないし17のいずれか一項に記載の方法であって、
前記リリース部材を前記経皮パッチから引き出すことにより、前記薬剤組成物が前記流量制御膜から前記支持体へ流動可能になるようにしたことを特徴とする方法。 - 請求項14ないし18のいずれか一項に記載の方法であって、
前記経皮パッチをアクティブ化する前は、前記支持体が、前記流量制御膜に対して水平方向に隣接配置されていることを特徴とする方法。 - 請求項14ないし19のいずれか一項に記載の方法であって、
前記経皮パッチをアクティブ化するステップが、前記リリース部材を前記支持体及び前記流量制御膜から引き剥がした後に、前記支持体が前記流量制御膜に垂直方向に隣接配置されるように前記経皮パッチを折り畳むステップを含むことを特徴とする方法。
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