JP2014510580A - 装飾スライドファスナー - Google Patents

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Abstract

【課題】
【解決手段】テープと当該テープの一方の長手エッジに取り付けられた結合エレメントの列とを各々が備える一対の第1および第2ストリンガーと、を備える、スライドファスナーであって、結合エレメントの各々が第1非接続部分と第2接続部分とを備え、第2接続部分がヘッド部分とボディー部分とを備え、第1非接続部分が、装飾エレメントを収容するために、溝に加えて陥入領域を備える。
【選択図】図1

Description

本発明はスライドファスナーに関連する。より詳しくは、装飾品が飾られたプラスチック材料で構成されるスライドファスナーに関連する。
ファッションおよび家庭用備品の産業において新たなデザインを生み出そうという常在する願望により、特定の衣服または製品のスライドファスナーまたはジッパーの性質は、完成品の見た目全体に大きな影響を与えることがある。結合エレメントからスライダーに及ぶスライドファスナーおよびスライドファスナー用引き手のあらゆる形態について、これが当てはまる。
しかし、魅力的な外観を必要とすることが多い一方で、スライドファスナーは、衣服、家庭用備品、または他の品物の良好な動作を保証する機能的な役割も依然として備えている。
スライドファスナーに関連する問題は、スライドファスナーの閉鎖機構を形成する結合エレメントまたは務歯に固有の、異物を取り込んでしまう性質である。異物の存在は、気づかれずに放置された場合、スライドファスナーの長さ方向に沿ったスライダーの移動を阻止することにより閉鎖機構を破損することがある。加えて、異物の除去が結合エレメントを破損させる結果となってスライドファスナーがもう閉じなくなることがある。
製造工程中に発生する不規則なプラスチック繊維の存在により破損しやすく、気づかれずに放置された場合に結合エレメントのエッジの磨食(abrading)につながることのあるプラスチック結合エレメントについては、特にこれが当てはまる。
この理由から、スライドファスナーの動作に耐えるのに充分な強度を持つプラスチック材料で構成されながらそれでも適当に魅力的な外観を持つ結合エレメントのさらなる補飾(embellishment)は、スライドファスナー製造者にとって大きな難題となっている。例えば、宝石またはビーズなどの装飾品を収容するための穴またはくぼみが設けられたプラスチック材料で構成される結合エレメントの成形は、装飾済みのスライドファスナーが数回使用されるまで務歯にプラスチック繊維が残る可能性を高める。結合エレメントの磨耗は、結合エレメントからの繊維の分離につながるが、同時に結合エレメントの間に繊維が挟まる可能性も高めることで破損を生じさせる。
加えて、ビーズおよびクリスタルなど、衣類ひいてはスライドファスナーを飾るのに使用される装飾エレメントは、取り扱いが難しいばかりでなく製造および利用に費用がかかる。従って、このようなクリスタルおよび装飾ビーズでスライドファスナーが補飾される時には、装飾エレメントがスライドファスナーの所定箇所に確実に保持されるばかりでなく、最終的には装飾エレメントが光沢を失うことにつながる過剰な磨耗および破損から装飾エレメントが保護されることが重要である。
そのため、結合エレメントがプラスチック材料で構成され、スライダーまたは引き手もプラスチック材料で構成され、スライドファスナーの様々な部分に魅力的な補飾が施された、不規則な繊維を発生させないスライドファスナーを用意する必要がある。スライドファスナーの様々な構成部分が装飾されるか飾られた状態で、例えば結合エレメントに凹凸のあるエッジを持たずに外観が魅力的であるとともに既存のスライドファスナーと比較して効率的な閉鎖機構を備えるスライドファスナーが装着された特定の衣服または室内装飾備品への過酷な日常的使用に耐えることのできるスライドファスナーを用意する必要もある。さらに、装飾エレメントがスライドファスナーに固定された状態で、装飾エレメントそのものが破損から保護されるスライドファスナーを用意する必要もある。
従来のスライドファスナーでは、通常、ファスナーテープの一方に取り付けられたスライダーをファスナーテープが通過する時に協働または係合することでスライドファスナーを適宜開閉する個々の結合エレメントによる列が取り付けられた一対のファスナーテープを備えている。
しかし、結合エレメントの係合は、スライドファスナーの目に見える外観に限定的な作用をもたらす。すなわち、スライドファスナーの充分な閉鎖を保証するのに必要とされる結合エレメントの必然的な相互接続ゆえに、結合エレメントがスライダーを通過する必要があるため、スライドファスナーの外観のデザインが完全にではないとしても厳密に制限されるのである。
加えて、ファスナーの前部および後部にあるユーザから見える結合エレメントの相互接続は、閉位置におけるスライドファスナーの可撓性とともに対向ファスナーテープの個々のファスナーエレメントの間の分離も制限している。さらに、結合エレメントの効率的な閉鎖を保証する必要性は、例えば結合エレメントにおける装飾エレメントの配置の制約につながっている。
例えばスライドファスナーの結合エレメント、スライダー、または引き手の外観を補飾するには様々な試みが見られる。
例えば、US 3,028,647では、ジッパーのロックと務歯の両方が「ブリリアント」または宝石を装飾品として備えるジッパーまたはスライドファスナー用のロックが記載されている。しかし、結合部材の所定箇所にブリリアントがどのようにして固定または保持されるかについてUS 3,028,647には詳細が見られず、隣接の結合部材の開口部に収容されるとともに結合部材を破損させてその密封を阻止する各結合部材の小突起により、結合部材の係合が達成される。
US 5,511,292(Covi et al.)では、各バンドがエッジビードまたはウェブを備える第1および第2バンドに形成された第1および第2務歯列を備えるジッパーが開示されている。務歯は自由端部を有し、ジッパーが閉じられた時に第1務歯列の自由端部が第2列歯列の務歯の装着エリアに延出するかその逆が行われることにより溝部がエッジビードまたはウェブを収容するように、各々が溝部を有している。ジッパーはさらに、横材により接続された上部カバープレートおよび底部カバープレートを備えるスライダーを備え、広い前端部と狭い後端部とをスライダーが有し、スライダーの広い前端部に面する前端部と、スライダーの狭い後端部に面する後端部とを横材が有する。
加えて、務歯、そして引き手にも装飾ストーンが配設されている。しかし、務歯がどのようにして所定箇所に固定および維持されるかについての詳細は提示されていない。装飾ストーンは務歯に対して実質的に中央に載置され、務歯の平面から突出している。従って、ストーンが破損を受けやすい。
同じくCovi et al.によるUS 5,588,185には、装飾ストーンを有する務歯または結合エレメントをやはり含むジッパーが記載されている。務歯が相互にどのように嵌合するかと、装飾ストーンの直径に対する務歯の支持面および延出部のサイズについて、詳細が提示されている。同様に、各ストーンの埋設部が充分な量のプラスチック材料に囲繞されることを確実にする、務歯の方向に対して鋭角であるストーンの延出部によって、務歯の支持面が比較的小さい時でも、どのようにしてサイズと比べて狭い間隔で装飾ストーンが直線状に配設されるかについて、詳細が提示されている。しかし、US 5,588,185は、どのようにしてストーンが所定箇所に満足に固定されるかについては記しておらず、やはり、務歯の平面からストーンが突出しているにもかかわらず、ストーンの破損がどのように防止されるかについては言及されていない。
同じくCovi et al.によるUS 5,713,110には、各バンドがエッジビードを有する第1および第2バンドに形成された第1および第2のプラスチック務歯列で構成されるジッパーがまた記載されている。務歯は、自由端部と、バンドに固着された両側の後端部とを有する。務歯の後端部に近接して装飾ストーンが設けられ、各装飾ストーンは先端を備えるテーパ部分を有し、先端はそれぞれのバンドに面している。ストーンは射出成形中に務歯に形成されるが、ジッパーの閉鎖を実施するのに充分な量だけ務歯の前方エッジが嵌合できるように、務歯の後方エッジに近接して取り付けられている。ストーンは務歯の平面から突出しており、ストーンの破損がどのように防止されるかについての言及はない。
同じくCovi et al.によるUS 6,092,267には、第1および第2バンドに形成された第1および第2務歯列を含むジッパーファスナーが記載されている。各務歯は、溝部が形成された自由端部を有する。各溝部は凸形に湾曲した底部を有する。ジッパーは、ジッパーを開閉するための突起を備えるスライダーを含み、ストーンの間の間隔がストーンのサイズと比べて狭く、これに応じて務歯のストーン支持面が小さいままであることにより、装飾ストーンはジッパーに沿って直線状に配設される。同発明の構成により、各ストーンはプラスチック材料によって適切に囲繞されるにもかかわらず、連続するストーンの間隔は狭い。ストーンは務歯の実質的に中央に埋設されて、プラスチック務歯の両側に所在する突起の間の適当な接続を可能にする。ストーンがどのようにして破損から保護されるかについての言及はない。
しかし、上述した先行技術特許では、各ストーンは、それが装着された務歯の外面から大きく突出している。従って、ジッパーに存在するスライダーが、隆起したストーンを越えなければならず、これはスライダーの妨害およびその破損とともにストーンの破損につながり、光沢の低下という結果をもたらす。
WO 00/27237では、プラスチック製の支持ボディーへ宝石が挿入される宝飾品が開示されている。宝石は、平坦な支持ボディーの両側に配設される。同発明では、2回の連続的な射出成形プロセスで支持ボディーが製造され、第2の方法ステップ中に、第1の方法ステップで製造された射出成形部品にすべての宝石が載せられる。射出成形された表面の平面から宝石が突出し、これは宝石が破損を受けやすく、他の軟質材料との相互作用を通して破損を引き起こし得ることを意味する。
同様に、JP 30‐15033、JP 1031757、CN 3066227D、JP 265926、およびCN 2285075Yには、ジッパー用の務歯が開示され、そのすべてが、務歯の外面または上面から突出してそのための保護が為されていない宝石を備える。
CN 2293229Yには、突出ストーンを収容するための溝を備えるジッパー務歯または結合エレメントが開示され、ストーンの台も湾曲していることにより、ジッパーに沿ったスライダーのスムーズな移動にとって障害となっている。
そのため本発明は、スライドファスナーの前向きまたは外向き結合エレメントが魅力的な装飾品を備えながら、最新のスライドファスナーに必要とされる必然的な可撓性および強度を保持するとともに、光沢のある魅力的な外観のスライドファスナーを提供するという点で、先行技術によるジッパーおよび結合エレメントに関連する問題を克服しようとしている。加えて、ジッパーに沿ったスライダーのスムーズな移動にとって装飾品が障害とならず、装飾品は破損からも保護される。
驚くべきことに、本発明の発明者らは今回、充分に頑丈かつ効果的な方法で宝石および/またはビーズで上述の結合エレメントが補飾されながら、閉鎖機構を損なうことなく装飾品の保護も可能にすることを発見した。加えて、本発明による務歯への装飾品または宝石の挿入は、宝石が結合エレメントに任意で配置されることを可能にする。
本発明は、衣類または室内装飾備品の産業のための改良型スライドファスナーとしての特定用途を持つが、これに限定されるわけではない。
そのため本発明は、上に概説した問題に対処しようとしており、最新のスライドファスナーの厳しい要件および最新のデザインの美的要件を満たすことのできる改良型のスライドファスナーを提供する。
そのため、本発明の第一態様によれば、
テープと、当該テープの一方の長手エッジに取り付けられた結合エレメントの列とを各々が備える一対の第1および第2ストリンガーと、を備える、スライドファスナーであって、
結合エレメントの各々が第1非接続部分と第2接続部分とを備え、
第2接続部分がヘッド部分とボディー部分とを備え、
第1非接続部分が、装飾エレメントを収容するために、溝に加えて陥入領域を備える、スライドファスナーが提供される。
本発明によれば、結合エレメントはプラスチックで構成される。加えて、装飾エレメントはビーズまたはクリスタルを備え、結合エレメントの各々の平面から実質的に突出しない。
また本発明によれば、装飾エレメントが上部表面と底部表面とを備え、上部平面が実質的に平坦である。さらに、第1非接続部分は隆起または縁部分をさらに備える。この隆起または縁部分は、装飾エレメントを少なくとも部分的に囲繞している。しかし、代替実施形態として、隆起または縁部分が装飾エレメントを完全に囲繞してもよい。
さらに本発明によれば、装飾エレメントのための陥入領域は、結合エレメントの各々の第1非接続部分の凹部を備える。
必要であれば、磨耗によって装飾エレメントが欠損しないようにするため結合エレメントの各々の非接続部分に装飾エレメントが接着されてもよい。
さらに、スライドファスナーのスライダーが存在する時にはやはりプラスチック材料で構成されて装飾エレメントを備えることが好ましい。
スライダーが引き手を備える場合には、引き手はプラスチック材料で構成され、装飾エレメントを備えてもよい。
本発明の好適な第一実施形態では、第1非接続部分はテーパ状である。
やはり本発明によれば、第2接続部分を隣接の結合エレメントに収容して結合エレメントの密封を確実とするため、好ましくは第2接続部分がくぼみ領域と突出領域とを備える。
本発明の第二態様によれば、
プラスチック材料の射出成形により、スライドファスナーの各ストリンガーを形成するテープの対向側の長手方向長さに沿って一連の結合エレメントを固定するステップ、を備える、スライドファスナーの製作方法であって、
結合エレメントが、本発明の第一態様に関連して説明されたようなものであり、
一つ以上の装飾エレメントが一つ以上の結合エレメントに付着および固定される、スライドファスナーの製作方法が提供される。
本発明の第二態様によれば、装飾エレメントの挿入の前に結合エレメントが再加熱される。さらに、接着によって装飾エレメントが結合エレメントにさらに固定されるとよい。
本発明の第二態様による方法では、装飾エレメントの挿入の前に音波または電波を用いて結合エレメントが再加熱される。これらの音波または電波は、例えば電波、マイクロ波、または音波の形でよい。
本発明の第三態様によれば、衣類および/または備品のために本発明の第一態様によるスライドファスナーを使用することが提供される。
発明のさらなる態様および好適な特徴は、以下の説明および添付の請求項から明らかになるだろう。
以下、添付図面を参照して本発明を例としてさらに説明する。
本発明によるスライドファスナーの実施形態の斜視図である。 本発明によるスライドファスナーの第一実施形態による結合エレメントおよび装飾エレメントの断面図である。 本発明によるスライドファスナーの第一実施形態による結合エレメントおよび装飾エレメントの斜視図である。 本発明によるスライドファスナーの第一実施形態による結合エレメントおよび装飾エレメントの上面図である。 本発明によるスライドファスナーの第二実施形態による結合エレメントおよび装飾エレメントの断面図である。 本発明によるスライドファスナーの第二実施形態による結合エレメントおよび装飾エレメントの斜視図である。 本発明によるスライドファスナーの第二実施形態による結合エレメントおよび装飾エレメントの上面図である。 本発明によるスライドファスナーの第三実施形態による結合エレメントおよび装飾エレメントの斜視図である。
図1を参照すると、本発明の第一実施形態によるスライドファスナー(10)が図示されている。図1において、スライダー(不図示)を通過する際の結合エレメントの係合を示す実質的な閉位置にスライドファスナーがある。
図1のスライドファスナー(10)は、一対の第1ストリンガー(2)と第2ストリンガー(3)とを備える。各ストリンガー(2,3)は、テープ(5a,5b)と、テープの一方の長手エッジに取り付けられた結合エレメント(7)の列で構成される。各テープのエッジにはテープの上下面から突出するとともに結合エレメント(7)が取り付けられるコード(6a,6b)を有する。スライダー(不図示)は好ましくは、ユーザが結合エレメントの列に沿ってスライダーを移動させられるようにし、そうすることで第1ストリンガーの結合エレメントと第2ストリンガーの結合エレメントを分離させてスライドファスナーを開放する、または第1ストリンガーの結合エレメントと第2ストリンガーの結合エレメントを係合させてスライドファスナーを閉鎖する引き手(不図示)を備える。
図1に図示されたスライドファスナーの実施形態では、結合エレメントはプラスチック材料で構成され、射出成形によって用意される。結合エレメントは、コード(6a,6b)に沿って取り付けられる。
ストリンガー(2,3)の一端部において、スライドファスナーの技術分野ではよく周知のようにストリンガー(2,3)が一緒に結合されるようにするために各テープ(5a,5b)に取り付けられる保持ボックスおよび挿入ピン(不図示)をスライドファスナーが備えるとよい。スライドファスナー(10)の第1および第2ストリンガー(2,3)は、当該技術分野で周知のように好ましくは分離可能である。
図に示されている本発明のスライドファスナーの主要特徴は、結合エレメント(7)の性質である。図1に見られるように、クリスタル、ビーズ、宝石、または以上の混合物である装飾エレメント(20)が、結合エレメントに嵌着される、つまりこれを飾ることである。装飾エレメントは、例えばガラスまたは着色プラスチック材料で構成されるとよい。しかし、装飾エレメントがクリスタルで構成されることが好ましい。
図1に示された実施形態では、装飾エレメント(20)は、テープエッジから離間した結合エレメントの外側エッジの方に設けられる。従って、スライダーがスライドファスナーに沿って移動して結合エレメントが係合する時に、装飾エレメントはスライダーの移動方向と並んで、実質的に直線状に配列される。
宝石、ビーズ、またはクリスタルの形の同じ装飾エレメントを、引き手も備えてもよい。
ビーズ、クリスタル、または宝石の形の装飾エレメント(20)が、装飾エレメントの紛失を防止するためプラスチック結合エレメントに固定される。
しかし、本発明の結合エレメントのさらなる主要特徴は、装飾エレメントが結合エレメントに陥入されるという事実である。装飾エレメントは結合エレメントの上面から少量だけ突出しているか、あるいは装飾エレメントのサイズに応じて装飾エレメントが限定量だけ延出しているが、スライドファスナーに沿ったスライダーの移動を妨害するほどではない。従って、装飾エレメントは、スライドファスナーに沿ったスライダーの移動に対して何の抵抗も発生させない。
図1に見られるように、両側のテープの結合エレメントが、テープの長さ方向において相互にオフセットするように結合エレメントが配設されている。結合エレメントの形状は、スライドファスナーが閉じられた時に実質的に密封された構成を保証する。従って、スライドファスナーが閉じられた時に魅力的な外観とともに実質的に直線状に配列された装飾エレメントの構成を提供するため、同じテープの個々の結合エレメントと対向テープの結合エレメントとの間の間隙は、スライドファスナーが閉じられた時には特に小さい。
閉位置における結合エレメントの密封構成と、装飾エレメントの凹凸のないエッジと組み合わされた結合エレメントの丸いエッジとは、スライドファスナーが固定された材料が結合エレメントと装飾エレメントとの間に容易に挟まれないことを保証する。加えて、偶然にスライドファスナーの間に材料が挟まれても、結合エレメントにも装飾エレメントにも凹凸のある表面は存在しないので、結合エレメントおよび装飾エレメントが材料を破損することはない。
図1に図示されたスライドファスナーのスムーズで実質的に平坦な外観は、装飾エレメントと組み合わされて、視覚的にも触覚的にも美的に好ましいものである。図1に図示されているように、結合エレメントの構成から、衣類および家庭用備品に使用するための二重列の装飾エレメントが得られる。
図2a,2b,2cには、本発明の第一実施形態により装着された装飾エレメントを備える結合エレメントが図示されている。
図2aでは、結合エレメント(7)が断面で見られ、装飾エレメント(20)も断面で見られる。結合エレメント(7)は、結合エレメントの厚み方向(図2aの左右方向)を上下方向とし、上下方向の一方側に上面(22)を有し、他方側に下面(23)を有する。また、結合エレメント(7)は、結合エレメントの長さ方向(図2aの上下方向)を前後方向とし、前後方向の一方側に前面(24)を有し、他方側に後面(27)を有する。そして、結合エレメントの上面は、装飾エレメントの取付面となる。取付面は、上下方向の高さ位置が異なる第1面(22a)と第2面(22b)を有する。第1面(22a)と第2面(22b)は、結合エレメントの上下方向に設けた段差を境にして区別され、第1面が高い位置に有り、第2面が第1面よりも低い位置にある。図示例によれば、結合エレメントは、結合エレメントの下方へ向けてくぼむ凹部(36)と、相対的に結合エレメントの上方へ隆起する隆起部(34)を有する。隆起部の頂面が第1面となり、凹部の底面が第2面となる。凹部が装飾エレメントを収容する陥入領域となる。そして、凹部の底面には、結合エレメントの下面側へ向けてくぼむ溝(21)を有する。装飾エレメント(20)は、断面が台形状の上部(29)と、断面が三角形状の下部(28)を有する。この場合、上部の外形としては、円錐台形または角錐台形が採用できる。また、下部の外形としては、円錐形または角錐形が採用できる。装飾エレメント(20)は、結合エレメントの凹部(36)に配置されると共に、装飾エレメントの下部(28)が結合エレメントの溝(21)に所在している。すなわち、装飾エレメントは、第2面に取り付けられている。装飾エレメント(20)の上部(29)は結合エレメント(7)の第1面(22a)を超えて、上方へ突出しない。結合エレメントの上面(22)とは、テープの上面側に配置された面である。装飾エレメント(20)はまた、結合エレメントの前後方向において、結合エレメントの後面(27)から離間して、前面(24)に近づいて配置されている。結合エレメントの前面とは、結合エレメントが噛み合う時、噛み合い相手方の結合エレメントが取り付けられたストリンガーに対向する側の面である。
図2bでは、結合エレメント(7)が斜視図で図示され、装飾エレメント(20)が結合エレメントの所定位置に見られる。装飾エレメント(20)の上部(20a)の上面(25)が平坦であって結合エレメント(7)の第1面(22a)より上に突出していないことが分かる。加えて、隆起部(34)には、溝(21)に陥入した装飾エレメントの上部を少なくとも部分的に覆う縁部または保護エッジ(35)が設けられ、やはり装飾エレメント(20)を実質的に包囲する凹部(36)が設けられていることが分かる。
図2cでは、結合エレメント(7)の陥入位置にある装飾エレメント(20)をやはり図示している結合エレメント(7)の上面図が見られ、やはり装飾エレメント(20)を実質的に包囲する凹部(36)が設けられている。
また図2aおよび2bに見られるのは、プラスチック結合エレメントがスライドファスナーに成形される時にコード(6a,6b)を包み込むオリフィス(30)である。装飾エレメントは、オリフィスの真上に配置されることなく、オリフィスの真上よりも結合エレメントの前面(74)側に配置されている。これにより、装飾エレメントは、コードの上方を避けて配置されることになる。
結合エレメントが上方部分(40)と下方部分(41)とを備えることと、装飾エレメント(20)が結合エレメントの上方部分(40)に陥入されていることとが、やはり図2bから分かる。上方部分は、テープに固定される上ボディー部分(82)と、結合エレメントの前方側へ向けて、結合エレメントの左右方向(上下方向及び前後方向と直交する方向)の幅寸法が徐々に減少するようにテーパした上ヘッド部(81)を有する。一方、下方部分は、テープに固定される下ボディー部分(92)と、結合エレメントの左右方向に膨大する下ヘッド部(91)と、下ボディー部と下ヘッド部とを連結すると共に、下ボディー部及び下ヘッド部よりも左右方向の幅寸法が狭くなったくぼみ領域(93)とを有する。上方部分は第1非接続部分であり、上ヘッド部は、結合エレメント同士が係合するとき、係合相手方の結合エレメントと接続できない先細領域である。一方、下方部分は第2接続領域であり、下ヘッド部は、係合相手方の結合エレメントと接続できる突出領域である。
図3aには、結合エレメント(57)の上面(65)に対して装飾エレメント(60)がやはり陥入している本発明の第二態様による結合エレメント(57)の断面図が図示されている。結合エレメントは、上述した第一実施形態と同様に、結合エレメントの上面が装飾エレメントの取付面となる。取付面は、上下方向の位置が異なる第1面(65a)と第2面(65b)を有する。第1面(65a)と第2面(65b)は、結合エレメントの上下方向に設けた段差を境にして区別され、第1面が高い位置に有り、第2面が低い位置にある。図示例によれば、結合エレメントは、結合エレメントの下方へ向けてくぼむ凹部(96)と、相対的に結合エレメントの上方へ隆起する隆起部(61)を有する。隆起部の頂面が第1面となり、凹部の底面が第2面となる。従って、装飾エレメント(60)の凹凸のない上面(66)は結合エレメントの第1面(65a)と整合されているか、限定的な程度のみ第1面を超えて延出している。加えて、装飾エレメントは、オリフィス(75)の真上に配置されており、装飾エレメント(60)の下部(68)が、図3a,3bにそれぞれ見られるオリフィス(75)へ突出していることが分かる。オリフィス(75)は、スライドファスナーのコード(6a,6b)を包み込み、コードへ結合エレメント(57)が固定されるようにするための手段である。
図3bには、本発明の第二態様による結合エレメント(57)の斜視図が図示されている。この結合エレメントでは、装飾エレメント(60)が結合エレメントの後面(77)の方に、つまりスライドファスナーの前面(74)から離間して配置されていることが分かる。結合エレメント(57)は、上方部分(80)と下方部分(81)の二つの部分で構成されることが分かる。装飾エレメント(60)は、結合エレメントの上方部分(80)に陥入構成で所在している。装飾エレメント(60)の上部(69)または上面(66)が結合エレメント(57)の第1面(65a)の平面から大きく突出していないことも図3bから分かる。加えて、隆起部(61)には、陥入した装飾エレメント(60)を実質的に覆う縁部または保護エッジ(95)が設けられて、やはり装飾エレメント(60)を実質的に包囲する凹部(96)が設けられていることが分かる。
最後に、図3cには、本発明による結合エレメント(57)の上面図が図示されており、装飾エレメント(60)は結合エレメントの後部の方に、結合エレメント(57)の前面(74)から離間するように配置されている。
図4には、装飾エレメント(120)が取り付けられた本発明の第三態様による結合エレメント(107)の斜視図が図示されている。結合エレメント(107)は、装飾エレメント(120)のための取付面として機能する上面(122)を有する。取付面は、結合エレメント(107)の上下方向における高さが異なる第1面(122a)および第2面(122b)を有する。第1面(122a)は第2面(122b)より高い。図示態様では、上面(122)の他の部分と比べて上方に隆起している隆起部(134)が、上面(122)に設けられている。隆起部の頂面は第1面(122a)に相当し、他の部分の頂面は第2面(122b)に相当する。
装飾エレメント(120)は、第2面(122b)に載置される。装飾エレメント(120)の上面(125)は平坦である。図示態様において、装飾エレメント(120)の上面(125)は第1面(122a)よりも上方に突出していない。装飾エレメント(120)の上面(125)は、第1面(122a)と整合されているとよい。いくつかの態様では、装飾エレメント(120)の上面(125)が限定的な程度のみ第1面(122a)よりも上方に延出することが許容されてもよい。装飾エレメント(120)は、本発明の第一態様による装飾エレメント(20)と同じ構造を有するとよい。
本発明の第三態様による結合エレメント(107)は、上方部分(140)と下方部分(141)とで構成されている。上方部分(140)は実質的に方形の形状を有して、第1非接続部分として機能する。取付面は上方部分(140)の上面に相当するので、取付面(つまり結合エレメント(107)の上面(122))も実質的に方形の形状を有する。下方部分(141)は、テープに装着されるボディー部分と、結合エレメント(107)の左右方向に膨大するヘッド部分と、ボディー部分とヘッド部分とを接続して、ボディー部分およびヘッド部分と比べて左右方向の幅寸法が狭くなっている陥入領域とを有する。ヘッド部分は、結合エレメントが係合した時(つまりスライドファスナーが閉じられた時)に対向の結合エレメントと嵌合できる突出領域であり、ゆえに下方部分(141)は第2接続部分として機能する。下方部分(141)は、本発明の第一態様による下方部分(41)と同じ構造を有するとよい。下方部分(141)のヘッド部分の上面が外側に露出されるように、上方部分(141)はボディー部分および陥入領域の上に置かれている。したがって、第一態様による装飾エレメント(20)と比較すると、結合エレメント(107)の前後方向において結合エレメント(107)の後面(127)の近くに装飾エレメント(120)が配置されている。
本発明の第三態様による結合エレメント(107)は、結合エレメント(107)がテープに成形される時にコード(6aまたは6b)を包み込むオリフィス(130)を有する。オリフィスは、結合エレメント(107)の後面(127)に形成されている。装飾エレメント(120)はオリフィス(130)の真上に配置されており、ゆえに装飾エレメント(120)の一部がオリフィス(130)に突出してもよい。
隆起部(134)は、方形の取付面の一つの角部に配置されている。図示態様では、結合エレメント(107)の左右方向の片側で結合エレメント(107)の前面(124)の近くに隆起部(134)が配置されている。
第三態様による結合エレメント(107)は、第一態様による結合エレメント(7)および第二態様による結合エレメント(57)と、以下の点で異なっている。
(1)上方部分(140)が実質的に方形の形状を有して、結合エレメントの前側に向かって先細形状を有するヘッド部分を有していない。
(2)隆起部(134)が方形の形状の取付面(上面(122))の一つの角部に載置され、装飾エレメント(120)を囲繞していない。
(3)第一または第二態様による凹領域を形成する凹部(36または96)に相当する領域が、取付面に存在しない。
本発明によれば、またそれぞれ図2b,3bおよび4の第一から第三実施形態に図示されているように、装飾エレメントが結合エレメント(7,57,107)の上方部分(40,80,140)にそれぞれ陥入していることが分かる。
これはいくつかの方法で達成可能である。例えば、射出成形による結合エレメントの形成の前に、平坦なプラスチック材料の部品から始めると、結合エレメントが射出成形される時に溶融プラスチックが結合エレメントの上部表面にある装飾エレメントを囲繞して閉じ込めるように、平坦な開始材料の上部表面に装飾エレメントが載置されるとよい。射出成形による結合エレメントの形成と、これに続いて結合エレメントの形成の後に予備成形された溝への装飾エレメントの挿入とによってもこの手順が達成可能であることを、当該技術分野の当業者であれば理解するだろう。
代替的に、結合エレメントが射出成形され、溶融プラスチックがまだ可鍛状態である間に、装飾エレメントが結合エレメントの所定位置へ「沈降」するように装飾エレメントが可鍛プラスチックの所定位置に載置されるとよい。あらゆるケースにおいて、結合エレメントが冷却されてしまうと、プラスチックリップまたはシールが装飾エレメントのエッジの周りに形成され、装飾エレメントが所定箇所に確実に保持される。
結合エレメントの成形が行われた後で結合エレメントにクリスタルが挿入される場合には、装飾エレメントが所定箇所に確実に保持されるように接着剤が使用されることも可能である。
成形されたプラスチック結合エレメントを製造するのに代替方法を使用することが可能である。例を挙げると、例えば電波、音波、マイクロ波などの音波または電波により結合エレメントが処理または加熱されてもよい。代替的に、様々な熱源がプラスチックに印加されて所望の結合エレメント形状にプラスチックを溶融してもよい。
必要に応じて装飾エレメントを結合エレメントに組み込むのにこの技術が適用されるばかりでなく、所望のスライドファスナーと調和するように必要な装飾エレメントが付着されるプラスチックスライダー、プラスチック引き手、およびプラスチックエンドストップまたはトップストップにも同じ技術が適用されてもよいことも、当該技術分野の当業者には理解されるだろう。
スライドファスナーの閉鎖に関して、以下のように提案させていただく。図2bに見られるように、結合エレメント(7)は第1非接続部分(上方部分)(40)と第2接続部分(下方部分)(41)とを備えている。第1非接続部分(40)が結合エレメントの前面(74)へ向けて先細形状の性質が明らかである。上述のように、第2接続部分は、くぼみ領域(93)で連結されたヘッド部分(91)とボディー部分(92)とを備えている。ヘッド部分(91)はくぼみ領域に比べて膨大形状である。スライドファスナーが閉位置にある時には、個々の結合エレメントのヘッド部分(91)が、対向テープの隣接する結合エレメントにより形成されるくぼみ(93)の間に嵌合する。係合している第2接続部分は密封構成で接続されるため、隣接の結合エレメントの第1非接続部分も相互に密着して当接する。
驚いたことに発明者らは、例えば図2bの結合エレメント(7)が第1非接続部分(40)と第2接続部分(41)とを備えて、閉じたスライドファスナーにおいて係合するのは結合エレメントの第2接続部分(41)のみであるにも関わらず、スライドファスナーが閉位置にある時には結合エレメントの装着の強度はやはり驚くほど高いことを発見した。事実上は各結合エレメントの半分のみが閉鎖スライドファスナーでの係合に関与するので、これは驚くべきことである。それにも関わらず、閉鎖またはロック位置にある時に係合している結合エレメントを分離するのは驚くほど困難であることが分かった。さらに、スライドファスナーが閉位置にある時には、閉じたスライドファスナーがファスナーの長手方向長さに沿って固定されていても、結合エレメントが容易に分離しないように、嵌合した結合エレメントがスライドファスナーに高い可撓性を与えることが分かった。

Claims (16)

  1. テープと、当該テープの一方の長手エッジに取り付けられた結合エレメントの列とを各々が備える一対の第1および第2ストリンガーと、を備える、スライドファスナーであって、
    前記結合エレメントの各々が第1非接続部分と第2接続部分とを備え、前記第2接続部分がヘッド部分とボディー部分とを備え、
    前記第1非接続部分が、装飾エレメントを取り付ける取付面を備え、取付面は、第1面と、第1面よりも低い第2面を有し、
    装飾エレメントは、第2面に取り付けられている。
  2. 前記結合エレメントがプラスチックで構成される、請求項1に記載のスライドファスナー。
  3. 前記装飾エレメントがビーズまたはクリスタルを備える、請求項1または2に記載のスライドファスナー。
  4. 前記装飾エレメントが前記結合エレメントの各々の第1面を超えて突出しない、請求項1、2または3に記載のスライドファスナー。
  5. 前記装飾エレメントが上部と下部とを備え、前記上部の表面が実質的に平坦である、前出請求項のいずれかに記載のスライドファスナー。
  6. 前記第1非接続部分が隆起部を備え、隆起部が第1面を備える、前出請求項のいずれかに記載のスライドファスナー。
  7. 前記隆起部が前記装飾エレメントを少なくとも部分的に囲繞する、請求項6に記載のスライドファスナー。
  8. 前記第1非接続部分は、装飾エレメントを収容するために、溝に加えて陥入領域を備える、前出請求項のいずれかに記載のスライドファスナー。
  9. 前記陥入領域が、凹部を備え、凹部が第2面を備える、請求項8に記載のスライドファスナー。
  10. 前記第1非接続部分が先細領域を備える、前出請求項のいずれかに記載のスライドファスナー。
  11. 前記第2接続部分が、隣接する結合エレメントを係合させるためのくぼみ領域と突出領域を備える、前出請求項のいずれかに記載のスライドファスナー。
  12. プラスチック材料の射出成形により、スライドファスナーの各ストリンガーを形成するテープの対向側の長手方向長さに沿って一連の結合エレメントを固定するステップ、を備える、スライドファスナーの製作方法であって、
    前記結合エレメントが請求項1乃至11に関連して記載されたものであり、
    一つ以上の装飾エレメントが一つ以上の前記結合エレメントに付着および固定される、スライドファスナーの製作方法。
  13. 前記装飾エレメントの挿入の前に前記結合エレメントが再加熱される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記装飾エレメントがさらに、接着剤によって前記結合エレメントに固定される、請求項12または13に記載のスライドファスナーの製作方法。
  15. 前記装飾エレメントの挿入の前に音波または電波を用いて前記結合エレメントが再加熱される、請求項13に記載のスライドファスナーの製作方法。
  16. 衣類および/または備品のための、請求項1乃至11のいずれかに記載のスライドファスナーの使用。
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